JPH03277390A - 弾球遊技機の球発射装置 - Google Patents

弾球遊技機の球発射装置

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JPH03277390A
JPH03277390A JP7823090A JP7823090A JPH03277390A JP H03277390 A JPH03277390 A JP H03277390A JP 7823090 A JP7823090 A JP 7823090A JP 7823090 A JP7823090 A JP 7823090A JP H03277390 A JPH03277390 A JP H03277390A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は回動操作手段の回動操作に基づいて球を発射
させる球発射装置に関する。
[従来の技術] 従来、パチンコ遊技機などで、回動操作手段(ダイヤル
)の回動操作に基づいてモータなどの駆動手段を駆動さ
せ、その駆動力によって発射レバーを発射バネの力に抗
してその打撃部側が後退する方向に回動させてから、そ
の発射バネによってその打撃部側が前進する方向に急激
に回動復帰させ、その打撃部で発射部の球を打撃して発
射させる球発射装置が知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来の球発射装置においては、それによ
って発射される球の飛距離を一定に維持させようとして
、回動操作手段(ダイヤル)と隣接する隙間部分にコイ
ンやマツチ棒などを挾んで固定しているが、コイン等に
よりその隙間の縁部分に傷が付いたり、マツチ棒が折れ
てその隙間部分に挾まって回動操作手段(ダイヤル)の
回動を渋くしてしまうことがある。
また、そのようにコインやマツチ棒等でダイヤルを固定
しても、特別遊技(大当り)発生時の負荷増大に伴う電
圧降下や、夕方からの一般家庭の電力消費の増加による
供給電圧の低下などに伴って発射装置への供給電圧が変
動して球の飛距離を一定に保てなくなってしまうことが
ある。
また、たとえ発射装置への供給電圧が一定に保たれてい
たとしても、時間の経過に伴って発射装置が発熱しそれ
によって発射力が変化して飛距離が変化してしまうこと
がある。
上記のように、回動操作手段と隣接する隙間部分にコイ
ン等が挾まれてその隙間部分に傷が付いたりその回動が
渋くなったりするとそれを修理しなければならなくなっ
て遊技店に不利益をもたらすという問題点があり、一方
、発射球の飛距離を遊技者の意思に従って一定に保てな
いといらいらして遊技に対する興趣が低下してしまうと
いう問題点がある。
この発明はこれら問題点を解決するためになされたもの
で、回動操作手段(ダイヤル)と隣接する隙間部分にコ
イン等を挾まなくても、また、発射装置への供給電圧が
変化しても発射球の飛距離を遊技者の意思に従って常時
路一定に保てるようにした球発射装置を提供することを
目的とする。
[課題を達成させるための手段] この発明の球発射装置は、上記課題を達成させるため、
回動操作手段と、該回動操作手段の回転角度を検出する
回転角検出手段と、該回転角検出手段による回転角の検
出信号に応じて駆動用電源を変化させる可変駆動電源手
段と、該可変駆動電源手段から電気を供給されて駆動し
て発射部の球を発射させる発射手段と、該発射手段によ
って発射された球を検出する発射球検出手段と、該発射
球検出手段からの球の検出信号に基づいて発射球の速度
を算出する発射速度算出手段と、前記回動操作手段の操
作に基づいて作動して球を発射する発射手段による発射
速度の固定および解除を行うための発射速度設定スイッ
チと、該発射速度設定スイッチが操作されたときにおけ
る前記発射速度算出手段の発射速度を設定値として記憶
する発射速度設定手段と、該発射速度設定手段に記憶さ
れた発射速度設定値と前記発射速度算出手段により算出
された発射球の速度の値とを比較演算して前記発射手段
による発射速度を前記発射速度設定値に修正するための
補正信号を前記可変駆動電圧手段に送る発射速度比較手
段とを備えた構成とした。
[作用コ 回動操作手段(ダイヤル)を電気的に固定するようにし
ているので、発射される球の飛距離を一定に維持させよ
うとして、回動操作手段(ダイヤル)と隣接する隙間部
分にコインやマツチ棒などを挾むといったことが回避さ
れ、コイン等の挾み込みによる損傷やマツチ棒等が折れ
て残ることによる回動操作手段(ダイヤル)の操作性の
低下を未然に防止することができる。
また、負荷増大に伴う電圧降下や供給電圧の変動、ある
いは、発射装置の発熱があった場合であってもこれらの
要因による発射力の変化は自動的に調整されるので、遊
技者の意志通りの箇所に打球を発射することが可能にな
り遊技に対する興趣を高めることができる。
[実施例] 第1図はこの発明が適用されたパチンコ遊技機1の前面
側の構成例を示すもので、該パチンコ遊技機1は前枠1
0を備え、該前枠10を開閉自在に保持する機枠100
を介して遊技店の島設備(図示省略)に着脱可能に設置
されるようになっている。
このパチンコ遊技機1の前面には、透明なガラス窓22
1を保持する金枠222、および打球発射部(後述)に
遊技球を供給する供給皿223を備えた前面パネル22
0が開閉自在に取り付けられ、前記前面パネル220は
前記金枠222を開放してからでないと開放できないよ
うになっている。
また、ガラス窓221の内方には遊技盤1が設置されて
いる。
この遊技盤1の前面には発射された遊技球をその上方部
まで案内するガイドレール212によって囲まれた遊技
領域213が設けられている。そして、この遊技領域2
13には、多数の障害釘(図示省略)、風車と呼ばれる
複数の転勤誘導部材214、ポケット形式やチューリッ
プ形式の複数の一般入賞口215および始動入賞口21
6、始動入賞口216への入賞に基づいて左右の翼23
1.231が1回又は2回開く予備遊技状態に変換しそ
の予備遊技時に一定条件が成立することによって大当り
の遊技状態に変換する変動入賞装置230等が設置され
、その最下位置にアウト球を回収するアウト孔217が
設けられている。
このパチンコ遊技機lの前面側下部゛には、前記供給皿
223から溢れた賞品球としての遊技球を収容する受皿
242が設置されている。また、その前面側下部の右寄
り位置にはタッチプレートの機能を備えた把手部材34
0、および回動操作部材320を有する発射操作装置3
00が設置されている。
このパチンコ遊技機lは概略上記のように構成されてい
て、遊技者が発射装置300のタッチプレートの機能を
備えた把手部材301を握り(触れ)ながら回動操作部
材320を回動操作すれば、パチンコ遊技機l内部の打
球発射装置420(後述)が作動して遊技球が遊技領域
213中に発射されて、それによって、遊技が行なわれ
るようになっている。
そして、このパチンコ遊技機1の場合、特に、把手部材
340を握りながら回動操作部材320を回動操作する
と、後述する内部構成によって遊技球が直ぐに発射され
る。また、回動操作部材320の回動操作前に発射部4
10に遊技球が既に供給されていたとしてもその球をス
ムーズに発射されることができる。さらに、把手部材3
40や回動操作部材320等に弾発時の衝動が伝わらな
い等の優れた効果が得られるようになっている。
第2図には機枠100に対し前枠10部分を介して開閉
自在に取付けられたパチンコ遊技機lの裏側斜視図を示
す。
このパチンコ遊技機1は、その前枠10部分の左端の上
下部が機枠100に回動自在に軸支されることによって
、機枠100に対し開閉自在となっている。そして、そ
の裏側下部には、前記供給皿223および受皿242中
の賞品球が満杯となって賞球排出ができなくなったオー
バーフロー状態を検出するオーバーフロー検出器(SW
)250が設置されている。このオーバーフロー検出器
(SW)250は賞品球がオーバーフローしたときにそ
の状態を検出してオンとなるようになっている。
また、機枠100の右側下部にはパチンコ遊技機lが機
枠100に対して開かれたことを検出する遊技機開放検
出器260が設置されていて、そのパチンコ遊技機1が
開かれたときにそΦ状態を検出してオンとなるようにな
っている。
第3図には遊技機開放検出器260の機枠100への取
付は方を機枠100の部分斜視図として示す。
遊技機開放検出器260はその内部の付勢用スプリング
(図示省略)によって前方への付勢力を与えられた検出
ロッド261を備え、取付プレート110を介して機枠
100に取り付けられている。
第4図には遊技機開放検出器260によるパチンコ遊技
機1の開放の検出の仕方をパチンコ遊技機1および機枠
lOOの部分縦断側面図として示す。
同図に示すように、パチンコ遊技機1が機枠100に対
して閉められた状態にあるときにはその前枠10の裏側
部分で遊技機開放検出器260の検出ロッド261が前
記付勢用スプリング(図示省略)の付勢力に抗して後方
側に押されて引っ込んだ状態となって遊技機開放検出器
260がオフ(OFF)状態となっている。
が、パチンコ遊技機1が機枠100に対し開放されると
、遊技機開放検出器260の検出ロンド261が前記付
勢用スプリング(図示省略)の付勢力によって前方に突
出した状態となって遊技機開放検出器260がオン(O
N)となるようになっている。
第5図には発射操作装置300の分解斜視図を示す。
発射操作装置300は、同図に示すように、非導電性材
質で作られた、取付部材310、回動操作部材320、
軸受盤330および把手部材340等を具え、前記把手
部材340にはタッチプレートとしての機能を持たせる
ため導電性の金属メツキ340a (以下、タッチプレ
ートという)が施されている。
前記取付部材310は発射操作装置300をパチンコ遊
技機1の下部の発射操作装置基板120に取り付けるた
めのもので、発射操作装置基板120の前面右側下部に
回転不能な状態で取り付けられている。
この取付部材310は後側小径部311と前側大径部3
12とからなり、その中心部には前後方向に貫通する軸
通し穴313が設けられている。
そして、その軸通し穴313の下部にはキー溝314が
その軸線方向に沿って設けられている。
方、発射操作装置基板120の前面右側下部に取付凹部
121が設けられている。この取付凹部121中の中央
には中心部に貫通軸受穴124を有する取付軸122が
前方に突出して設けられ、該取付軸122の下側にはそ
の軸線方向に沿って係止キー123が一体に設けられて
いる。そして、その取付部材310がその取付軸122
に外嵌されてその後側小径部311が発射操作装置基板
120の取付凹部121中に入り込んだ状態にされてい
る。そして、その状態で取付軸122の係止キー123
が軸通し穴313のキー溝314中に入り込んで、取付
部材310が回転できない状態となり、その状態でその
取付部材310が図示省略のボルト等の止着手段によっ
て発射操作装置基板120に取り付けられている。
また、この取付部材310の前記大径部312の前面側
には凹状のバネ収容部315が設けられ、該バネ収容部
315中にコイル状の復帰バネ381がその後端を固定
された状態で収容されている。
前記回動操作部材320はその回動操作によってパチン
コ遊技機l内部の打球発射装置(後述)を作動させるた
めのもので、前記取付部材310の前側に回動自在に取
り付けられている。
この回動操作部材320の中心部には該中心部を前後に
貫通した状態で回動軸321が一体的に取り付けられ、
その裏側外周縁寄り部分にはそれと同心円状に凹状溝3
22が形成されている。二〇回動操作部材320が取付
部材310の前側に取り付けられた状態において、その
裏側の凹状溝322を取付部材31○の大径部の外周縁
部313が包み込んだ如く被さった状態となるとともに
、その回転軸321が発射操作装置基板120の取付軸
122の貫通軸受穴124中に回動自在に挿通した状態
となる。そして、その回動軸321を軸芯として、その
回動操作部材320が回動操作可能となっている。また
、この回動操作部材320の裏側には前記復帰用バネ3
81の前端が取り付けられ、該復帰用バネ381の回動
復帰力によって、回動操作部材320が常時定常の回動
角度に回動復帰するようになっている。
前記軸受盤330は前記回動操作部材320の回動軸3
21の前端部を回動自在に支持するもので、回動操作部
材320の前側から該回動操作部材320の回動を妨げ
ないようにして前記取付部材310の前側に一体的に取
り付けられている。
この軸受盤330の中心部には軸受穴331が設けられ
ている。また、その裏側の外周寄り部分には1対の取付
支柱332,333と回動量規制柱334がそれぞれ後
方に突出した状態で設けられている。これら取付支柱3
32,3:33および回動量規制柱334が回動操作部
材320に設けられた円弧状孔323,324を介して
その裏側に至ってそれらの後端部がスクリュー等の止着
手段(図示省略)を用いて的記取付部材310に取り付
けられている。
このように、軸受盤330が取付部材310に取り付け
られた状態において、その軸受孔331中に前記回動操
作部材320の回動軸321の前橋部が回動自在に挿通
された状態となって、回動操作部材320が回動操作自
在となっている。そして、この回動操作部材320の回
動範囲はその円弧状孔324の円周方向の長さと前記回
動量規制柱334との関係によって一定角度範囲に規制
されている。
前記把手部材340は前記回動操作部材320を回動操
作し易くするように遊技者に握らせる機能とタッチプレ
ートとしての機能を有する部分で、前記軸受盤330に
、スクリュー等の止着手段(図示省略)を用いて一体的
に取り付けられている。
この把手部材340はプラスチックで蓋形に作られ、そ
の全体に導電性の金属メツキ340a(タッチプレート
)が施されるとともに、その前壁部に開口窓341が設
けられている。また、この把手部材340の内周壁部に
は前記取付部材310の裏側からスクリュー等の止着手
段(図示省略)を通してこの把手部材340を前記軸受
盤330に一体的に取り付けるためのねじ受は穴342
が複数設けられている。
そして、それらねじ受は穴342の1つと取付は用スク
リュー(図示省略)の通される前記回動量規制柱334
の前端部との間に、リード線350の接続端子351が
その取付孔352中に前記取付部材310の裏側から取
付用スクリュー(図示省略)が通されることによってそ
のねじ受は穴342の後端面の金属メツキ340a (
タッチプレート)部分に接触された状態で取り付けられ
ている。
このリード線350は人体から把手部材340の金属メ
ツキ340a (タッチプレート)に供給給された電荷
(Cex)を後述のタッチ検出手段(タッチ検出回路)
720に導くためのもので、その後端側が前記回動量規
制柱334のリード線通し孔335、回動操作部材32
0の円弧状孔324、復帰用バネ381、取付部材31
0のリード線通し孔316および発射操作装置基板12
0の前記取付凹部121内の開口孔126中を介して発
射装置基板120の裏側に導かれ、その後端の接続端子
355がタッチ検出手段(タッチ検出回路)720に取
り付けられている。
また、前記把手部材340の開口窓341の外周縁部の
後壁部分と前記軸受盤330の前側に一体に設けられた
円筒形保持部338の前端面との間には透明板360と
その裏側の図柄板(図示省略)がそれらの間に挾持され
た状態で配設されている。
一方、発射操作装置基板120の裏側には前記取付部材
310を発射操作装置基板120に取り付けるための補
強板130があてがわれ、この補強板130の通孔13
1、および発射操作装置基板120の取付凹部121中
に設けられた通孔128中にスクリュー等の止着手段(
図示省略)を通しその先端を取付部材310のねじ穴3
16中にねじ込ませることによって、取付部材310が
発射操作装置基板120に強固に取り付jすられている
また、発射操作装置基板120の上部右側には後述する
発射速度設定スイッチ400 (第10図、第14図)
を操作するための設定ボタン401が取り付けられてい
る。また、発射操作装置基板120の上部中央部分には
半透光性部材からなる設定完了表示部406が取り付け
られている。
第6図には前面パネル220を開いたパチンコ遊技機1
00の前面側斜視図を示す。
前面パネル220の裏側下部の自由端側内部には、その
裏側に設けられた供給口224を介して後述の打球発射
部410に遊技球を供給する発射球供給機構500(後
で詳しく述べる)が配設されている。
また、前面パネル2’20を開いたパチンコ遊技機1内
部の右下部には発射球供給機構500(後述)から供給
される遊技球を一時的に待機させる発射部410、該発
射部410に待機された遊技球を発射させる打球発射装
置420、および該打球発射装置420によって発射さ
れた打球(遊技球)をガイドレール212方向に案内す
る発射レール430が配設され、その発射レール430
の上方にはその発射レール430に沿って発射された打
球を検出する発射球検出器440が配設されている。
また、前面パネル220には金枠222が前面パネル2
20に対して開かれたことを検出する金棒開放検出器2
70が設置されていてその金枠222が開かれたときに
その状態を検出してオンとなるようになっている。
第7図にはパチンコ遊技機100の前面側内部の部分拡
大正面図を示す。
前記発射レール4.30は、同図に示すように、前記ガ
イドレール212の始端部方向に向けてその始端部と略
同じ位の傾斜状態に設置されていて、その上面部には打
球を案内する凹状溝431がその長手方向に沿って設け
られている。
前記発射部410は前記発射レール430の始端部に発
射球を保持する保持枠411が取り付けられて構成され
ている。この保持枠411の上流側は開放状態となって
いて、その下流側には中央に遊技球より小さい発射孔の
開いた保持部(図示省略)が設けられている。
前記発射装置420は発射ロッド423を備えた発射ソ
レノイド421によって構成され、その発射ロッド42
3の先端部には先端側が細くなった円錐台状の打撃部4
24が設けられている。この発射ソレノイド421は常
時は消磁されていて、その発射ロッド423が復帰用ス
プリング422の力で後退してその先端の打撃部424
が同図に示すように発射部410の後方に若干離れた位
置にある。そして、この発射ソレノイド421が励磁さ
れると、その発射ロッド423が復帰用スプリング42
2の力に抗して急激に前進してその先端の打撃部424
の先端部が前記発射部410の発射孔(図示省略)中に
入り込んで、その発射部410中に待機している遊技球
B1をガイドレール212に向けて発射するようになっ
ている。
前記発射球検出器440は前記発射レール430の上流
部の上方位置に発射球B、が通過できる間隔を開けて設
置されていて、そこを通過する発射球B1を検出するよ
うになっている。
第8図には前記前面パネル220の内部に設置された発
射球供給機構500を裏側から見た図を示す。
発射球供給機構500は供給皿223から取り入れられ
る遊技球を1個ずつ前記発射部410に送る機構で、前
記供給皿223から取り入れられた遊技球を一時的に待
機させる待機通路510と、該待機通路510に待機し
ている遊技球を1つずつ分離して前記発射部410に供
給する球供給部材520と、該球供給部材520を動作
させる球供給ソレノイド530とから構成されている。
前記待機通路5]0の上流側には前記供給球皿223か
ら遊技球を採り入れる球採り入れ口224が設けられ、
下流部には球待ち部511が設けられている。
この待機通路510の直下には、該待機通路510中の
遊技球を前記受皿242中に回収させる球抜き樋540
が設けられ、鉄球抜き樋540の入口部には該入口を開
閉する流路切換部材515が前面パネル220内に設け
られたスライド案内部518中に挿通された状態で矢印
a方向に前進および後退が可能自在に設置されている。
この流路切換部材515は、図示省略の復帰バネによっ
て、常時は球抜き樋540の入口を塞いだ状態まで前進
していて、球採り入れ口224から採り入れた遊技球を
その上面部を介して球待ち部511方向に案内するよう
になっている。そして、この流路切換部材515は、こ
れと一体的に設けられた操作レバー225(第1図)が
前記供給皿223の一側に外部操作可能に突出して設け
られていて、その操作レバー225を操作することによ
って、進退操作されるようになっている。
前記球供給部材520はその先端側にコ字状球誘導部5
21を備え、その基部がピン522によって回動自在に
支持されることにより、その回動に伴って、その先端の
球誘導部521が昇降されるようになっている。
前記球供給ソレノイド530は、その消磁時に復帰用ス
プリング531の力によって昇降復帰するとともに励磁
時にその復帰用スプリング531の力に抗して下降する
作動ロッド532を備え、該作動ロッド532の下端に
一体に設けられた円板状の作動部533の下面部が前記
球供給部材520の基部側延長部の上向きに設けられた
作動接触部523の上端部と接触した状態となっている
この球供給機構500は上記のように構成されていて、
常時は球供給ソレノイド530が消磁されてその作動ロ
ッド520が上昇復帰した状態になっていて、球供給部
材520はその先端の球誘導部521側が下降した状態
となっている。そして、その下降した状態にある球誘導
部521の上端制止部521aで球待ち部511上にあ
る遊技球B、をその上に制止させた状態となっている。
この状態で、後述のように発射装置420による発射動
作が行なわれると、その1回の発射動作ごとに後述の発
射間隔制御手段710によって球供給ソレノイド530
が所定時間ずつ励磁されてその作動ロッド532が第9
図に実線で示すように下降する。
その作動ロッド532の下降によって、その下端の作動
部533で球供給部材521の基部側延長部が押し下げ
られて、その先端の誘導部521側が上昇し、その上昇
した誘導部521中に、球待ち部511上に待機してい
る遊技球B1が1個流入する。そして、球供給ソレノイ
ド530が消磁されてその作動ロッド532が上昇復帰
することによって、第9図に鎖線で示すように、球供給
部材521の誘導部521がその自重で下降した状態に
戻ったときにその誘導部521中の遊技球がその下部側
の傾斜部521b上(同図中、手前側が低くなるように
傾斜している)から前記発射部410に流下される一方
、その後の遊技球B。
が球待ち部511上に至ったところで、第9図に示すよ
うに、その下降復帰した球誘導部521の上端制止部5
21aに当って制止(待機)された状態となる。
このようにして、打球発射装置420による発射動作が
行なわれるごとに遊技球が1個ずつ発射部410に送ら
れるようになっている。
遊技球を回収したいときには、供給皿223に設置され
た球抜きレバー255を操作して流路切換部材515を
後退させて球抜き樋540の入口を開放させれば、その
入口が開放された球抜き樋540を介して供給皿223
中の遊技球が受皿242中に流下されるようになってい
る。
また、前面パネル220中の前記球供給機構500の、
E方には、第8図に示すように、球ロック機構550が
設置されている。
この球ロック機構550は、パチンコ遊技機1裏側の球
貯留タンク11(第2図)中の有無を機械的に検出して
作動するリンク機構(図示省略)により打止めのときな
どに、前記待機通路510中の遊技球Bが前記発射部4
10に供給されないようにロックするものである。この
球ロック機構550はパチンコ遊技機1裏側の球貯留タ
ンク11 (第2図)中の有無を機械的に検出して作動
するリンク機構(図示省略)によってビン563を軸芯
として回動される動力伝達レバー564と、該動力伝達
レバー564にリンク部材565により連結されていて
そのレバー564と連動してピン566を軸芯として回
動するロック部材567とから構成されている。そして
、前記動力伝達レバー564の自由端側には該レバー5
64に同図中時計方向への回動復帰力を与える重錘部5
64aが一体に設けられ、前記ロック部材567の先端
部には該先端部側が下降したとき待機通路510中に入
り込んで該待機通路510中の遊技球Bが前記発射部4
10に供給されないようにロックするロック爪567a
が設けられている。
この球ロック機構550は上記のように構成されていて
、球貯留タンク11中に球が満たされているときには前
記リンク機構(図示省略)により動力伝達レバー564
が反時計方向に、また、これとリンク結合されたロック
レバ−567がそれと同方向(反時計方向)に回動され
た状態となっている。それによって、そのロックレバ−
567の先端のロック爪567aが待機通路510中か
ら脱した状態となっていて、待機通路510中の遊技球
Bがその下流側の球供給部材520によって前記発射部
410に供給され得る状態にある。
が、球貯留タンク1】 (第2図)中の球が空になった
ときにはそれを検出して動作する前記リンク機構(図示
省略)によって動力伝達レバー564がその自由端側か
下がる方向(同図中、時計方向)に回動し、それに伴っ
て、ロックレバ−567がそれと同じ方向(時計方向)
に回動しその先端のロック爪567aが待機通路510
中に入り込んでその中の遊技球Bを発射部410に供給
しないようにロックした状態となる。
第10図には発射装置300が設置された発射操作装置
基板120の裏面図を、第11図にはその分解斜視図を
示す。
この発射操作装置基板1.20の裏側には次のような発
射制御機構1000が設けられている。
即ち、発射操作装置基板120の裏側に至った、前記回
動操作部材320の回動軸321の後端部には裏側に起
動スイッチ押圧用突起371を有する駆動プーリー37
0が取り付けられている。
そして、その駆動プーリー370の直後には回転角度検
出装置380が取付支柱120a、12Oaによって支
持された状態で設置されている。
この回転角検出装置380は前記駆動プーリー370と
一体的に回転して前記回動操作部材320の回転角度を
検出するもので、その前側に回転角検出軸381を備え
ている。この回転角検出軸置380は、例えばアブソリ
ュート形ロータリエンコーダにより構成される。そして
、この回転角検出軸381が、前記駆動プーリー370
の裏側中心部の軸穴372中に、その駆動プーリー37
0と一体的に回転するように嵌入されている。
また、この駆動プーリー370の周りには、外部操作や
前記駆動プーリー370のスイッチ押圧用突起371に
よって回動操作される単発打ち操作部材390と、該単
発打ちソレノイド操作部材390によってオン(ON)
 、オフ(OFF)の切換え操作がなされる起動検出器
395等が設置されている。
前記単発打ち操作部材390は発射操作装置基板120
の一部に設けられた開口部120bを介して外部に突出
した操作部391、前記駆動プーリー370のスイッチ
抑圧用突起371と接触し得る作動接触部392、およ
び前記起動検出器395の接片396と接触し得る切換
え接触部393を備え、発射操作装置基板120の裏側
にビン399によって回動自在に支持されている。
前記起動検出器395は前記回動操作部材320の回動
操作や単発打ち操作部材390の操作によってオン(O
N)、オフ(OFF)されて前記発射装置420を作動
不能な状態と作動可能な状態とに変換させるもので、そ
の下側には前記単発打ち操作部材390の作動接触部3
92と接触し得る接片396を備えている。
また発射操作装置基板120の裏側上部位置には回動操
作部材320の固定(球の飛距離の固定)および解除を
設定するための発射速度設定スイッチ400と、該設定
完了を知らせる設定完了表示ランプ405,405が設
置されている。前記発射速度設定スイッチ400は発射
操作装置基板120の上部右側に設けられた設定ボタン
40.1の操作によって該設定ボタン401が押された
ときに後述する発射制御装置700に所定の立上り信号
を送出するもので、その設定完了状態は前記設定完了表
示ランプ405,405によって前記設定完了表示部4
06を介して表示される。
発射制御機構1000は上記のように構成されていて、
常時は前記復帰用バネ381 (第5図)による復帰力
で回動操作部材320が定角度位置に回動復帰されてい
る。そして、その回動軸321に取り付けられた駆動プ
ーリー370のスイッチ押圧用突起37】が同図に示す
ように上昇した状態となっていて、その先端部が単発打
ち操作部材390の作動接触部392に上昇力を付与し
た状態に接触し、それによってその作動接触部392側
が上昇する方向に単発打ち操作部材390が回動された
状態となっている。そして、その先端側の切換接触部3
93によって起動検出器395の接片396の自由端側
か押し上げられてオフ(OFF)状態となることにより
、前記打球発射装置420が停止された状態となってい
る。
この状態で、回動操作部材320が前側から見て時計方
向(第10図中においては反時計方向)に回動されると
、駆動プーリー370がそれと一体的に回転されてその
スイッチ押圧用突起371が下降する。それによって、
そのスイッチ押圧用突起371による単発打ち操作部材
390の作動接触部392側の押上刃が解除される。そ
の押上刃の解除に伴って、単発打ち操作部材390がそ
の自重で、作動接触部392側が下がる方向に回動する
。その回動により、その切換接触部393による起動検
出器395の接片396の押上刃が解除され、それによ
ってその起動検出器395がオン(0’N )となり、
打球発射装置420の作動が前記タッチプレートの機能
を備えた把手部材301への人体の接触を条件として作
動されて発射部410の遊技球を発射するようになる。
前記回動操作部材320の回動操作に伴うその回動角度
が前記回転角検出装置380に検出され、その検出信号
が後述の電圧可変手段75−0に入力されてその回転角
度が大きくなるに連れて遊技球の発射速度が大きくなる
ように制御される。
このようにして行なわれる遊技球の発射を停止させたい
ときには、その回動操作部材320から手を放せば、そ
の回動操作部材320が前記復帰用バネ381によって
定角度位置に回動復帰されて遊技球の発射が停止される
が、回動操作部材320の回転角度をその程良い発射状
態に保ったままで遊技球の発射を一時的に止めたい場合
には、操作部391を押圧操作すれば、単発打ち操作部
材390がその切換接触部393が上昇する方向に回動
してその切換接触部393で起動検出器395の接片3
96を押し上げてその起動検出器395をオフ(OFF
)にさせ、それによって発射装置420の作動が停止さ
れる。そして、再び遊技球を発射させたくなったときに
は、その操作部材391の押圧操作を解除すれば、単発
打ち操作部材390がその切換接触部393側が下′降
する方向に回動してその切換接触部393による起動検
出器395の接片396の押圧を解除してその起動検出
器395をオンにさせて発射装置420を作動状態に戻
し、それによって遊技球の発射が再び開始されることと
なる。
そして、そのように回動操作部材320の回転角度をそ
の程好い発射状態に保ったままで、単発打ち操作部材3
90の操作部391を適宜押圧してその押圧を解除する
操作を繰り返せば、その操作部だけの単発打ちが行なわ
れることとなる。
第12図には、上記のように構成されたパチンコ遊技機
に設置された発射ソレノイド421および球供給ソレノ
イド530を制御する発射制御装置700の制御ブロッ
ク図の一例を示す。
同図において、符号700を付して示すものは遊技球を
発射する発射ソレノイド421および球供給ソレノイド
530を制御する発射制御装置であり、発射制御装置7
00は、遊技球の発射、球送りの間隔および球発射速度
を制御するため発射制御手段710、前記把手部材34
0の金属メツキ部分340a (タッチプレートという
)への人体の接触を検出するタッチ検量手段72−0、
発射制御手段710の出力側に接続されたドライバ73
0.740,750.前記回転角検出装置(ロータリー
エンコーダ)380からのディジタル信号に基づいて前
記発射ソレノイド421に供給される供給電圧を基準電
圧に対して可変するとともに、後述する発射速度比較手
段850からの補正信号により供給電圧を変化させる可
変駆動電源手段760および外部電源から供給された電
源を作動用電源に変換して発射制御手段710、タッチ
検出手段720、可変駆動電源手段760等の各作動部
に供給する電源回路770等からなる。
前記発射制御手段710は、遊技球の発射制御や球供給
間隔の制御および発射速度の制御を行なうためのもので
、マイクロコンピュータ等により構成され、−具体的に
は、各検出器の出力に基づいて遊技球の発射開始条件を
検出する発射開始条件検量手段810、遊技球の発射制
御や球供給間隔の制御を行なう発射間隔制御手段820
、前記発射間隔制御手段820からの発射信号と前記発
射球検出器440からの球の検出信号とにより発射され
た球の速度を算出する発射速度算出手段830、前記発
射速度設定スイッチ400が押された時点の発射速度を
設定値として記憶する発射速度設定手段840、前記発
射速度設定手段840に記憶された発射速度設定値と前
記発射速度算出手段830で算出された発射速度の値と
を比較演算して発射ソレノイド421による発射速度を
前記発射速度設定値に修正するための補正信号を前記可
変駆動電源手段760に出力する発射速度比較手段85
0からなる。
前記発射開始条件検出手段810には、起動検出器39
5を介して接続された前記タッチプレート340aへの
人体の接触の有無を検出するタッチ検出手段720、シ
ステム全体を管理する管理装置2o00、金枠開放検出
器270、遊技機開放検出器260およびオーバーフロ
ー検出器250がそれぞれ接続されている。
また、前記発射間隔制御手段820内部にはマイクロコ
ンピュータの動作の基準時間を作り出す発振器821が
設置され、該発射間隔制御手段820には、ドライバ7
30,740を介して、遊技球を弾発する駆動源となる
発射ソレノイド421および遊技球を1個宛発射部41
0に供給するための駆動源となる球供給ソレノイド53
0が接続されている。
また、発射速度記憶手段840には、ドライバ750を
介して設定完了を知らせる設定完了表示ランプ405が
接続されている。
一方、前記可変駆動電源手段760は前記発射ソレノイ
ド421に供給される電圧を基準電圧に対して可変し2
、また、その供給電圧を前記補正信号により変化させて
該発射ソレノイド4210弾発力を変えるためのもので
、D/Aコンバータ761等により構成される。そして
、前記可変駆動電源手段760の入力側には回転操作部
材320の回転角度を検出しデジタル信号として出力す
る回転角検出装置380が接続され、その出力側には前
記発射ソレノイド421に電圧を供給するための電源端
子が接続されている。
また、前記電源回路770は外部電源(図示省略)から
供給される交流24Vを作動用電源として整流後一定電
圧に安定化して発射制御手段710、球供給ソレノイド
530等に供給するとともに、前記D/Aコンバータ7
61に所定の基準電圧を供給する。
第13図には、上記発射制御袋ff1700の回路図を
示す。
この発射制御装置700は、前記発射制御手段710、
その入力側に接続された前記タッチ検出手段720、ロ
ーパスフィルタ900およびフォトカプラ910、前記
発射制御手段71.0の出力側に接続されたドライバ7
30,740,750、°前記ローパスフィルタ900
を通して入力された前記回転角検出装置380からのデ
ィジタル信号に基づいて前記発射ソレノイド421に供
給される供給電圧を可変および前記補正信号に基づいて
変化させる可変駆動電源手段760、および発射118
手段71.0等の各作動部に所定の電源を供給する電源
回路770等からなる。
前記タッチ検出手段720は、所定の周波数を発振させ
る発振回路721および該発振回路721の出力を基に
タッチプレート340aに人体が接触したか否かを検出
するタッチ入力検出回路722から構成されている。前
記発振回路721は、所定の発振周波数の信号を発振さ
せ、該発振信号に基づくパルス信号を後段のタッチ入力
検出回路722に出力するもので、具体的には、シュミ
ット・トリガ723、コンデンサC1および抵抗Rから
なるシュミット・トリガ発振部724と、該発振部72
4の出力をパルス信号に波形整形するシュミット・トリ
ガ725と、トランジスタTr5、抵抗RIjl R,
、およびスピードアップ・コンデンサC11,コンデン
サCI 6とからなるトランジスタ・スイッチ部726
とにより構成されている。前記トランジスタTr、のコ
レクタは発振回路721の出力側として前記タッチ入力
検出回路722の入力側に接続されている。前記タッチ
入力検出回路722は、前記シュミット・トリガ発振部
724の発振によるパルス信号に対応してそのパルス信
号がLレベルのときオンするスイッチ機能と人体の容量
(Cex)の電荷を蓄える出力コンデンサ等を有するも
ので、具体的には、スイッチング用のPNP トランジ
スタTr、、出力コンデンサC0、コンデンサCill
 c、、、ダイオードD 、外部より印加される高電圧
から内部回路を保護するための保護ダイオードD 12
1 D、、、抵抗Rl l〜R1,およびシュミット・
トリガ727゜728から構成されている。ここで、前
記ダイオードD I 1、コンデンサCI +および抵
抗R8,〜Rl 4は前記トランジスタTr、の動作に
応じて前記PNPトランジスタTr、を適切にオン/オ
フさせるためのものである。また、前記トランジスタT
rのコレクタ(すなわち、前記発振回路721の出力側
)は抵抗Rf l、ダイオードD + +および抵抗R
I mを通してスイッチ用のPNP トランジスタTr
、のエミッタに接続されており、このダイオードD と
抵抗RI tとの間には入力保護用の抵抗R11、直流
分カット用のコンデンサCt tおよび起動検出器39
5を介して人体が接触し得るタッチプレート340aが
接続されている。また、前記PNPhランジスタTr、
のコレクタには出力コンデンサC0が接続され、該出力
コンデンサC6はPNP hランジスタTr、のオン動
作により前記タッチプレート340a、起動検出器39
5、コンデンサC21、抵抗R1B! R11およびP
NPトランジスタTr、を通して人体より移動してきた
電荷を蓄える。また、前記PNPトランジスタTr、の
コレクタは抵抗R3,および波形整形用のシュミット・
トリガ727,728を通して前記発射制御手段710
に接続されていて、前記出力コンデンサC0に電荷がチ
ャージされて前記トランジスタTr、のコレクタ電位が
上昇すると前記発射制御手段710はその電位変化に基
づいてタッチプレート340aへの人体の接触を判定し
遊技球の発射制御等の制御を行なう。
このような構成によると、タッチプレート340aに人
体が接触されない場合には、PNPトランジスタTr、
がオンしたときであっても、タッチプレート340aか
らコンデンサC0への電荷のチャージはなく、またタッ
チプレート340aに人体が接触された場合には、PN
P トランジスタTr、のオン動作に伴ってタッチプレ
ート340a、起動検出器395およびPNPトランジ
スタTr、を経由してコンデンサC,端部の電圧を上昇
させ、その電圧変化に基づいて前記発射制御手段710
により人体の接触の有無が判定される。
前記発射制御手段710は、CPU711.ROM71
2.RAM713および動作の基準時間を作り出す発振
器821等を具えている。
これらのうち、CPU711はROM712に書き込ま
れているプログラムに従って図示しない■/○ボートよ
り必要とする外部データを取り込んだり、またRAM5
13との間でデータの授受を行なったりしながら人体の
接触の判定や球発射停止制御、球供給間隔の制御および
球発射速度の制御等に必要な処理値(発射速度等)を演
算し、処理したデータをI10ボートを介して発射ソレ
ノイド421、球供給ソレノイド530、設定完了表示
ランプ405等へ出力する。
ROM712は読出し専用の不揮発性メモリであり、所
定の記憶領域には前記マイクロプログラムが機械命令語
の形で組み込まれているとともに、球の発射および停止
パターン、球供給間隔パターン等、各種固定データが記
憶されている。
また、RAM713は書込みと読出しが可能な揮発性メ
モリであり、演算に使用するデータや演算結果等を一時
的に記憶するいわゆるワーキングメモリである。具体的
には、RAM7]、3には、タッチ検出手段720で検
出されたタッチプレート340aへの人体の接触状態を
表わす信号やローパスフィルタ900を介して送られて
くる各種検出器、即ち金枠開放検出器270、遊技機開
放検出器260、オーバーフロー検出器250、発射球
検出器440からの検出信号、発射速度設定スイッチ4
00の操作信号、フォトカプラ910で電気的に絶縁(
アイソレーション)されローパスフィルタ900を介し
て送られてくる管理装置2000からの打止信号、およ
び算出した発射速度や設定値等を一時的に記憶する記憶
領域、ソフトタイマを構成するレジスタ領域およびマイ
クロコンピュータの作動領域(ワークエリア)等が設け
られている。
また、前記ローパスフィルタ900は、コンアンサC1
,と抵抗Rl lにより構成されるフィルタ部901と
プルアップ抵抗R8,とからなっており、それらフィル
タ部901が前記各スイッチ250゜260.270,
400,440および回転角検出装置380の各出力端
子等とそれぞれ一対一に接続されている。
一方、前記可変駆動電源手段760は、ローパスフィル
タ900を介して送られてくる回転角検出装置380か
らのディジタル信号を基準電圧を基にしてアナログ信号
に変換する8ビツトD/Aコンバータ761、その出力
信号を増幅するトランジスタT r l +、発射ソレ
ノイド421の基本電圧(該ソレノイド421を駆動す
るのに最低限必要な電圧)を確保するためのツェナーダ
イオードD t +および抵抗R41等から構成されて
いる。
そして、前記発射ソレノイド421および前記球供給ソ
レノイド530はドライバ73−0.740を介して前
記発射制御手段710に接続され、前記可変駆動電源手
段760は前記発射ソレノイド421の電源として接続
される。また、設定完了表示ランプ405はドライバ7
50を介して前記発射制御手段710に接続されている
前記ドライバ730は、前記発射制御手段710の出力
信号を増幅するトランジスタTr、、、保護用ダイオー
ドD I +および抵抗RI lから構成され、また、
前記ドライバ740は、前記発射制御手段710の出力
信号を増幅するトランジスタTr、、、保護用のダイオ
ードD 41および抵抗R11から構成されている。ま
た、前記ドライバ750は、前記発射制御手段710の
出力信号を増幅するトランジスタTr4.、および抵抗
Rl 1から構成されている。
前記を源回路770は、低電圧交流電源(例えば、24
v)から供給される交流を直流に整流する整流回路77
1と該整流回路771によって整流された直流電源を安
定させる電圧安定化回路772とにより構成されている
。前記整流回路771は供給される交流24Vを直流に
整流するためのブリッジ・ダイオード763、ダイオー
ドD51および平滑用コンデンサC41等を備えている
また、前記電圧安定化回路772は負荷の変動や入力電
圧の変動に対して一定電圧を供給する安定化電源(例え
ば、3端子レギユレータ)774、平滑用コンデンサC
4! T C4!、ノイズ除去用コンデンサC44およ
び抵抗R11等を備えている。
発射制御装置700は、上記のように構成されていて、
回転角検出装置380から前記回動操作部材320の回
転角度に対応するディジタル信号がローパスフィルタ9
00を通して可変駆動電源手段760に送られてくると
、可変駆動電源手段760がそのディジタル信号に対応
したアナログ出力電圧を発射ソレノイド421に供給し
て、前記回動操作部材320の回転角度に応じた弾発力
となるように発射ソレノイド421を駆動可能にする。
また、タッチ検出手段?20からの検出信号、或いは各
種検出器250,260,270および管理装置200
0からの打止信号がローパスフィルタ900を介して発
射開始条件検出手段81Oに送られてくると、発射開始
条件検出手段81Oはその送られてきた信号に基づいて
球の発射開始条件を検出して発射間隔制御手段820に
送る。発射間隔制御手段820は発射開始条件検出手段
810が送られてきた信号に基づいて球の発射・停止処
理および球の供給間隔の制御処理を行なってその処理信
号をドライバ730,740に送って球供給ソレノイド
530、発射ソレノイド421を作動させたり、その作
動を停止させたりする。
また、発射間隔制御手段820からの発射信号および発
射球検出器440からの発射球の検出信号は発射速度算
出手段830に入力されており、発射速度算出手段83
0はこれらの信号に基づいて球が発射されてから発射球
検出器440を通過するまでの時間を計測して発射され
た球の速度を算出し発射速度記憶値として記憶する。こ
の場合、球発射毎に該記憶値は更新される。
発射速度設定スイッチ400が押されてオンとなり立上
り信号がローパスフィルタ900を介して発射速度設定
手段840に送られてくると、発射速度設定手段840
は発射速度設定スイッチ4oOが押された時点の前記発
射速度記憶値を設定値として記憶するとともに、設定完
了表示信号をドライバ750に送って設定完了表示ラン
プ405を点灯させる。そして、発射速度比較手段84
0は発射速度算出手段830により発射毎に算出された
発射速度記憶値と発射速度記憶手段840に記憶された
設定値とを比較演算して発射ソレノイド421による発
射速度を前記発射速度設定値に修正するための補正信号
を可変駆動電源手段760に送る。
可変駆動電源手段760は回転角検出装置380からの
信号に基づいて発射ソレノイド駆動電源を基準電圧に対
して可変する。一方、発射速度設定スイッチ400が押
された場合にはその時点の発射ソレノイド駆動電源電圧
を記憶し発射速度比較手段840からの補正信号により
供給電圧を変化させる。
第14図(A)、(B)、(C)は上記発射制御手段7
10によって行なわれる遊技球の発射制御処理手順のプ
ログラムを示すフローチャートであり、本プログラムは
所定期間(例えば、l0m5)毎に一度実行される。同
図中、Sn (n=1.2゜・・・・)はフローの各ス
テップを示している。
先ず、パチンコ遊技機に電源が投入されると、ステップ
S10では発射ソレノイド421、球供給ソレノイド5
30をオフ、発射間隔フラグ、ソレノイドフラグ、発射
速度設定フラグを降ろす(発射間隔フラグ←O,ソレノ
イドフラグ←0、発射速度設定フラグ−〇)等するなど
の初期設定を行なってからステップSllに移行する。
ステップSllでは、管理装置2000からの打止信号
が入力されたか否かを判定し、打止信号が入力されなか
ったと判定したときにはステップS12で金枠開放検出
器270のオフ状態に基づいて金枠222が前枠10に
対して開かれているか否かを判定する。その結果、金枠
222が開かれていないと判定したときにはステップS
13に移行し、ステップS13で遊技機開放検出器26
0のオフ状態に基づいてパチンコ遊技機1が機枠100
に対して開かれたか否かを判定する。パチンコ遊技機l
が機枠100に対して開かれていないと判定したときに
はステップS14に移行し、ステップS14で遊技者が
タッチプレート340aに接触してタッチ検出手段?2
0の検出信号出力が接触状態を表わすオン状態となった
か否かを判定する。タッチ検出手段720からの検出信
号出力がオン状態となったときには遊技者がタッチプレ
ート340a機能を備えた把手部材340に接触しなか
ら回動操作部材320を回動操作していると判断してス
テップ523(第14図(B))に移行する。
一方、ステップSllで管理袋g2000から打止信号
が入力されたと判定したとき、ステップS 1.2で金
枠222が開いていると判定したとき、ステップS13
でパチンコ遊技機1が機枠100に対して開かれている
と判定したとき、あるいはステップS14で人体がタッ
チプレート340aに接触していないことを現わす検出
信号が出力されたときの何れか一つ以上の条件を満たし
たときは球発射および球供給を続行する条件下にないと
判断してステップS15に移行する。ステップS15で
はダイヤル(飛距離)固定を示す設定フラグが「IJと
なっているか(発射速度設定フラグ1か)否かを判定す
る。発射速度設定フラグが「1」となっていると判定し
たときは飛距離設定が済んでいると判断してステップS
16に移行し、ステップS16で発射速度設定スイッチ
400が押されて立上り信号が出力されたか否かを判定
する。この状態で発射速度設定スイッチ400が押され
て立上り信号が出力されたと判定したときには遊技者が
ダイヤル(飛距離)の固定を解除しようとしていると判
断してステップS17に移行し、ステップS17で設定
フラグを降ろしく設定フラグ←0)、ステップS18で
設定完了表示ランプ405をオフ(消灯)してステップ
S19に移行する。また、ステップS15で発射速度設
定フラグがrljとなっていないとき(すなわち、発射
速度設定フラグ=Oのとき)は飛距離を自由に可変可能
な飛距離未設定状態にあると判断してそのままステップ
S19に移行し、またステップS16で発射速度設定ス
イッチ400から立上り信号が出力されていないと判定
したときにはダイヤルの固定および解除の変更はないと
判断してそのままステップS19に移行する。ステップ
S19では発射間隔制御手段820から球供給ソレノイ
ド530に作動停止信号を出力して球供給ソレノイド5
30を停止させ、ステップS20で発射間隔制御手段8
20から発射ソレノイド421に作動停止信号を出力し
て発射ソレノイド421を停止させる(第15図参照)
。次いで、ステップS21で発射間隔フラグを降ろしく
発射間隔フラグ−O)、ステップS22でソレノイドフ
ラグを降ろしくソレノイドフラグ←O)でステップSl
lに戻る。
ステップS23では、発射速度設定フラグが「IJとな
っているか否かを判定し、発射速度設定フラグがrl」
となっていないとき(発射速度設定フラグ;Oのとき)
は飛距離が未設定であると判断してステップS24で発
射速度設定スイッチ400から立上り信号が出力されて
いるか否かを判定する。発射速度設定スイッチ400が
押され立上り信号が出力されたと判定したときには遊技
者が現時点の打球の飛距離を保持するものと判断してス
テップS25でこの時点の発射タイマ記憶値を発射タイ
マ設定値として記憶する。この発射タイマ記憶値は球が
発射(発射ソレノイド421がオン)されてから発射球
検品器440を通過する時間がカウントされたもので、
該時間を計測することにより打球の飛距離が算出される
。次いで、ステップS26で飛距離設定が済んだことを
示すため発射速度設定フラグを立て(発射速度設定フラ
グ←1)、ステップS27で設定完了表示ランプ405
をオン(点灯)させて遊技者にダイヤルが固定されたこ
とを知らせる。一方、ステップS23で発射速度設定フ
ラグがrlJになっていると判定したときは既に飛距離
設定が済んでいると判断してステップ328で発射速度
設定スイッチ400から立上り信号が出力されているか
否かを判定する。この状態で発射速度設定スイッチ40
0が押され立上り信号が出力されたと判定したときには
遊技者が飛距離の固定を解除するために設定ボタン40
1を押したと判断してステップS29で発射速度設定フ
ラグを降ろして(発射速度設定フラグ←0)ダイヤルで
飛距離が可変可能な飛距離未設定状態にし、ステップS
30で設定完了表示ランプ405をオフ(消灯)してス
テップS31に移行する。一方、ステップS24および
ステップ328で発射速度設定スイッチ400から立上
り信号が出力されていないと判定したと°きにはダイヤ
ル(飛距離)の固定および解除に変更はないものと判断
してそのままステップS31に移行する。
ステップS31では、発射間隔フラグが「1」となって
いるか(発射間隔フラグ=1か)否かを判定する。その
結果、発射間隔フラグが「1」となっていないとき(す
なわち、発射間隔フラグが降ろされているとき)は発射
開始要求が出されており球の発射および球の供給が可能
であると判断してステップS32に移行し、ステップS
32で発射速度設定フラグが「1」となっているか否か
を判定する。その結果、発射速度設定フラグが「l」と
なっていないときく発射速度設定フラグ0のとき)はダ
イヤル固定ではないと判断してステップS33に移行し
、ステップS33で回転角検出装置380から送出され
た回動操作部材320の回転角度(回転量)を読み込み
、ステップS34で前記回転角度に対応した発射ソレノ
イド421用電源電圧を選定する。また、ステップS3
2で発射速度設定フラグが「1」となっていると判定し
たときには、ダイヤル(飛距離)設定済みであって、発
射速度設定値に発射速度記憶値を一致させる必要がある
と判断してステップS35に移行する。ステップS35
では発射速度設定値としての発射タイマ設定値から発射
速度記憶値としての発射タイマ記憶値を減算し、ステッ
プ836でその差により発射ソレノイド421用電源電
圧を補正する。
ステップS37 (第14図(C))では発射間隔制御
手段820から発射ソレノイド421に作動指令信号を
出力して発射ソレノイド421を作動(第15図参照)
させ、ステップ338で発射タイマをスタートさせる。
これにより、発射部410に供給された球が発射ソレノ
イド421励磁時の発射ロッド423の前進力によって
打撃・発射される。このように回動操作部材320の回
転角度を電気的に検出しその信号に基づいて発射ソレノ
イド421の弾発力を可変しているため、弾発的に握手
部材340に対して直接振動が伝わることがなく遊技が
快適に行なわれる。
次いで、ステップS39で発射間隔制御手段820から
球供給ソレノイド530に作動指令信号を出力して球供
給ソレノイド530を作動させる(第15図参照)。そ
して、打球発射装置420による発射動作が行なわれる
毎に遊技球が1個ずつ発射部410に送られる。
ステップS40では、発射開始済みであることを示すた
め発射間隔フラグを立て(発射間隔フラグ←1)、ステ
ップS41で発射間隔の時間を計測するための間隔タイ
マをスタートさせた後、ステップS42でソレノイドの
オン時間用のソレノイドタイマをスタートさせて再びス
テップ5ll(第14図(A))に戻る。
一方、ステップS31 (第14図(B))で発射間隔
フラグが「1」となっているときは既に発射開始済みで
あると判断してステップS43に移行し、ステップS4
3で発射球検出器40がオンとなったか否かを判定する
。その結果、発射球検出器440がオンとなったと判定
したときはステップS44でその時点の発射タイマ値を
記憶してステップS45に移行する。また、発射球検出
器440がオンとなっていないと判定したときは発射タ
イマ値を記憶する条件にないと判断してそのままステッ
プS45に移行する。ステップS45では、ソレノイド
フラグが「1」となっているか(ソレノイドフラグ=1
か)否かを判定する。その結果、ソレノイドフラグがr
IJとなっていないとき(すなわち、ソレノイドフラグ
が降ろされているとき)はステップS46に進み、ステ
ップS46で前記ステップS42で設定したソレノイド
タイマがタイムアツプしたか否かを判定する。
その結果、ソレノイドタイマがタイムアツプしていない
と判定したときは発射ソレノイド421および球供給ソ
レノイド530が未だ動作途中であると判断してステッ
プ31.1に戻る。ソレノイドタイマがタイムアツプし
たと判定したときにはステップS47で発射間隔制御手
段820から球供給ソレノイド530に作動停止信号を
出力して球供給ソレノイド530を停止させ、ステップ
S48で発射間隔制御手段820から発射ソレノイド4
21に作動停止信号を出力して発射ソレノイド421を
停止させる。次いで、ステップS49でソレノイドフラ
グを立てて(ソレノイドフラグ←1)ステップSllに
戻る。
ステップS45でソレノイドフラグが「IJとなってい
るときにはステップS50に移行し、ステップS50で
前記ステップS41で設定した間隔タイマがタイムアツ
プしたか否かを判定する。
その結果、間隔タイマがタイムアツプしていないと判定
したときはステップSllに戻り、タイムアツプしたと
判定したときには適当な発射間隔が確保されたと判断し
てステップS51で発射間隔フラグを降ろしく発射間隔
フラグ←0)、ステップS52でソレノイドフラグを降
ろしくソレノイドフラグ←0)でステップSllに戻る
この実施例に係るパチンコ遊技機1内部の球発射装置4
20およびその発射制御装置700は、遊技者によって
回動操作される回動操作部材320と、該回動操作部材
320の回転角度を検出する回転角検出装置380と、
該回転角検出装置380の角度検出信号に応じて駆動用
電源を変化させる可変駆動電源手段760と、発射部4
10に球を供給する発射球供給機構500と、可変駆動
電源手段760から電気を供給されて駆動して発射部4
10に供給された遊技球を励磁時の前進力によって発射
させる発射ロッド423を有する発射ソレノイド421
と、発射ソレノイド421によって発射された球を検出
する発射球検出器440と、発射球検出器440からの
球の検量信号に基づいて発射球の速度を算出する発射速
度算出手段830と、回動操作部材320の操作に基づ
いて作動して球を発射する発射ソレノイド410による
発射速度の固定および解除を行うための発射速度設定ス
イッチ400と、発射速度設定スイッチ400が操作さ
れたときにおける発射速度算出手段830の発射速度を
設定値として記憶する発射速度設定手段840と、該発
射速度設定手段に記憶された発射速度設定値と前記発射
速度算出手段830により算出された発射球の速度の値
とを比較演算して発射ソレノイド410による発射速度
を発射速度設定値に修正するための補正信号を可変駆動
電源手段に送る発射速度比較手段850とを備えた構成
としたので、回動操作部材320を固定するためにコイ
ンやマツチ棒などを使わずボタン操作により固定可能と
なり、傷をつけたり操作部の回動を渋くしたるすること
がなくなることにより、機械の美観を損なうことや操作
性の低下を防ぐことができる。
また、供給電圧の変化および、遊技機内の負荷の変化に
伴う電圧変動により発射装置420への供給電圧の変動
があった場合や弾発駆動源(発射ソレノイド421等)
の発熱に影響されず飛距離を一定に保つように発射装置
420自身が自動調整するため、遊技店内の遊技機設置
箇所や個々の遊技機の持つ特性にとられれることなく遊
技者に均一な性能の遊技機を提供することができ、遊技
者も自分の意志通りの箇所へ打球を発射可能になる。ま
た、上記自動調整は発射ソレノイド421によって発射
された球が実際に発射球検出器440を通過するまでの
物理的な結果に対して行なわれる電気的なフィードバッ
クであるため、変動の要因がいかなるものであろうとも
発射速度を適切に修正可能である。
なお、上記実施例では、発射装置をタッチ検出手段72
0や各種検出機395,250,260゜270等を備
えたパチンコ遊技機1に適用した例を示したが、これに
は限定されず、回動操作手段の回動操作に基づいて球を
発射させるものであれば上記検出器等は必須のものでな
いことは言うまでもない。
また、上記実施例では、発射された球を検出する発射球
検出器440を発射レール430上方に設置するように
しているが、要は遊技部に到るまでの位置にあればどこ
に設置してもよく、例えばガイドレール212の最上部
に設けるようにしてもよい。発射球検出器440をこの
ガイドレール212最」二部に設置するようにすれば球
が発射されてから発射球検出器440を通過するまでの
時間的変化をより大きく検出することができ制御精度を
高めることができる。
また、上記実施例では発射速度を球が発射されてから発
射球検出器440を通過するまでの時間に基づいて算出
しているが、要は発射速度が検出できるものであれば何
でもよく、例えば速度センサを用いて発射速度を検出す
るようにしてもよい。
また、上記回転角検出手段として、回転角度に対応する
ディジタル信号を出力する回転角検出手段380 (ロ
ータリーエンコーダ)を用いるようにしているが、要は
回転角度に対応して発射ソレノイド421に供給される
供給電源が変化すればよく回転角度に対応して電気的、
磁気的高力が変化するものであれば、上記実施例のもの
に限定されない。
また、上記可変電源供給手段として、供給電圧を変更さ
せる例を示したが、これに限らず、供給電流を可変する
ものであってもよいことは勿論である。
U発明の効果コ 回動操作手段と、該回動操作手段の回転角度を検出する
回転角検出手段と、該回転角検出手段による回転角の検
出信号に応じて駆動用電源を変化させる可変駆動電源手
段と、該可変駆動電源手段から電気を供給されて駆動し
て発射部の球を発射させる発射手段と、該発射手段によ
って発射された球を検出する発射球検出手段と、該発射
球検出手段からの球の検出信号に基づいて発射球の速度
を算出する発射速度算出手段と、前記回動操作手段の操
作に基づいて作動して球を発射する発射手段による発射
速度の固定および解除を行うための発射速度設定スイッ
チと、該発射速度設定スイッチが操作されたときにおけ
る前記発射速度算出手段の発射速度を設定値として記憶
する発射速度設定手段と、該発射速度設定手段に記憶さ
れた発射速度設定値と前記発射速度算出手段により算出
された発射球の速度の値とを比較演算して前記発射手段
による発射速度を前記発射速度設定値に修正するための
補正信号を前記可変駆動電圧手段に送る発射速度比較手
段□とを備えた構成としたので、回動操作手段(ダイヤ
ル)を電気的に固定するようにしているので、発射され
る球の飛距離を一定に維持させようとして、回動操作手
段(ダイヤル)と隣接する隙間部分にコインやマツチ棒
などを挾むといったことが回避され、コイン等の挾み込
みによる損傷やマツチ棒等が折れて残ることにより回動
操作手段(ダイヤル)の操作性の低下を未然に防止する
ことができる。
また、負荷増大に伴う電圧降下や供給電圧の変動、ある
いは、発射装置の発熱があった場合であってもこれらの
要因による発射力の変化は自動的に調整されるので、遊
技者の意志通りの箇所に打球を発射することが可能にな
り遊技に対する興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第15図はこの発明の実施例を示すもので、そ
れらのうち、 第1図はパチンコ遊技機の正面図、 第2図はパチンコ遊技機の裏面斜視図、第3図は機枠の
部分斜視図、 第4図はパチンコ遊技機および機枠の部分縦断側面図、 第5図は発射操作装置の分解斜視図、 第6図はパチンコ遊技機の前面側斜視図、第7図はパチ
ンコ遊技機の前面側内部の部分拡大正面図、 第8図は発射供給機構を裏側から見た図、第9図は発射
球供給機構の作動状態を説明するための図、 第10図は発射装置装置基板の裏面図、第11図は発射
操作装置基板の分解斜視図、第12図は発射制御装置の
制御ブロック図、第13図は発射制御装置の回路図、 第14図(A)、(B)、(C)は発射制御処理手順の
プログラムを示すフローチャート、第15図は発射ソレ
ノイドおよび球供給ソレノイドの作動タイミングを示す
タイミングチャートである。 1・・・・パチンコ遊技機、300・・・・発射操作装
置、320・・・・回動操作部材(回動操作手段)、3
80・・・・回転角検出装置(回転角検出手段)、40
0・・・・発射速度設定スイッチ、410・・・・発射
部、421・・・・発射ソレノイド、440・・・発射
球検出器、700・・・・発射制御装置、760・・・
・可変駆動電源手段、820・・・・発射間隔制御手段
、830・・・・発射速度算出手段、840・・・・発
射速度設定手段、850・・・・発射速度比較手段、1
000・・・・発射制御機構。 第 図 第 4 図 第 図 00 第14図 (C) 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回動操作手段と、該回動操作手段の回転角度を検出する
    回転角検出手段と、該回転角検出手段による回転角の検
    出信号に応じて駆動用電源を変化させる可変駆動電源手
    段と、該可変駆動電源手段から電気を供給されて駆動し
    て発射部の球を発射させる発射手段と、該発射手段によ
    って発射された球を検出する発射球検出手段と、該発射
    球検出手段からの球の検出信号に基づいて発射球の速度
    を算出する発射速度算出手段と、前記回動操作手段の操
    作に基づいて作動して球を発射する発射手段による発射
    速度の固定および解除を行うための発射速度設定スイッ
    チと、該発射速度設定スイッチが操作されたときにおけ
    る前記発射速度算出手段の発射速度を設定値として記憶
    する発射速度設定手段と、該発射速度設定手段に記憶さ
    れた発射速度設定値と前記発射速度算出手段により算出
    された発射球の速度の値とを比較演算して前記発射手段
    による発射速度を前記発射速度設定値に修正するための
    補正信号を前記可変駆動電圧手段に送る発射速度比較手
    段とを備えた球発射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043363A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Newgin Kk 遊技機における駆動用の電動機器の制御検知表示装置
JP2007044127A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Kita Denshi Corp 遊技球の通過状態検出装置、遊技機及び遊技情報管理システム
JP2008062095A (ja) * 2007-11-28 2008-03-21 Takeya Co Ltd パチンコ球発射装置

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