JPH03277242A - アルテミアの栄養強化飼料 - Google Patents
アルテミアの栄養強化飼料Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）産業上の利用分野
本発明は、オメガ３高度不飽和脂肪ＩＩ（ω３ＨＵＦＡ
と略す）、特にドコサヘキサエンＩＩ （ＤＨＡと略す
）に富んだアルテミアを飼育することのできる、アルテ
ミア栄養強化飼料とその培養方法に関するものである。
と略す）、特にドコサヘキサエンＩＩ （ＤＨＡと略す
）に富んだアルテミアを飼育することのできる、アルテ
ミア栄養強化飼料とその培養方法に関するものである。
（ロ）従来の技術
近年の魚介類の人工種苗生産技術の発達と普及により、
栽培漁業、養殖業は急速な発展を遂げ、収穫量も年々増
加の一途をたどっている。
栽培漁業、養殖業は急速な発展を遂げ、収穫量も年々増
加の一途をたどっている。
これら人工種苗生産において、生きた動物プランクトン
であるアルテミア（Ａｒｔｅｍｉａ ５ａｌｉｎａに
代表されるアルテミア属の動物プランクトン、）、シオ
ミズツボワムシ、その他の微細甲最類、又クロレラ、珪
藻などのいわゆる生物飼料が主なる初期飼料として用い
られ、量的には比較的安定した生産が行われている。
であるアルテミア（Ａｒｔｅｍｉａ ５ａｌｉｎａに
代表されるアルテミア属の動物プランクトン、）、シオ
ミズツボワムシ、その他の微細甲最類、又クロレラ、珪
藻などのいわゆる生物飼料が主なる初期飼料として用い
られ、量的には比較的安定した生産が行われている。
現状の種苗生産において、重要な難点は、健全な種苗の
発育をもたらすことの出来る、栄養価の高い良質な初期
生物飼料の確保である。
発育をもたらすことの出来る、栄養価の高い良質な初期
生物飼料の確保である。
初期生物飼料として１種苗が補食しやすい等多くの長所
を持つアルテミアは乾燥卵の形で広く市販されており、
簡単にこの乾燥卵を海水中で評化させてアルテミア（ノ
ープリウス・鼾化アルテミア）が得られることから、比
較的容易に大量に生産することができる。
を持つアルテミアは乾燥卵の形で広く市販されており、
簡単にこの乾燥卵を海水中で評化させてアルテミア（ノ
ープリウス・鼾化アルテミア）が得られることから、比
較的容易に大量に生産することができる。
しかし、通常の卿化アルテミアには、種苗が健全な発育
に必要とするω３ＨＵＦＡ等がほとんど含まれていない
点で、種苗の飼料としては質的に問題がある。つまり、
このような質的に欠陥のあるアルテミアで種苗生産する
と、必須脂肪酸欠乏症による発育阻害、変形点等の発生
、場合によっては種苗の大量へい死が発生する。特に、
ヒラメ・イシダイ・イシガキダイ・シマアジ等の種苗の
ように、発育中にω３ＨＵＦＡ、中でもＤＨＡを多量に
必要とする魚種の種苗では、こうした問題が顕著に見ら
れる。
に必要とするω３ＨＵＦＡ等がほとんど含まれていない
点で、種苗の飼料としては質的に問題がある。つまり、
このような質的に欠陥のあるアルテミアで種苗生産する
と、必須脂肪酸欠乏症による発育阻害、変形点等の発生
、場合によっては種苗の大量へい死が発生する。特に、
ヒラメ・イシダイ・イシガキダイ・シマアジ等の種苗の
ように、発育中にω３ＨＵＦＡ、中でもＤＨＡを多量に
必要とする魚種の種苗では、こうした問題が顕著に見ら
れる。
母にω３ＨＵＦＡを多く含む油脂を添加した栄養強化酵
母を投与して培養を行い、ω３ＨＵＦＡを消化、吸収さ
せて、アルテミアの栄養価を改善することが行われてい
るが、必ずしも充分な改善効果が得られない上、数日間
の培養を要する等の問題がある。
母を投与して培養を行い、ω３ＨＵＦＡを消化、吸収さ
せて、アルテミアの栄養価を改善することが行われてい
るが、必ずしも充分な改善効果が得られない上、数日間
の培養を要する等の問題がある。
又、ω３ＨＵＦＡを多く含んだ魚油等を乳化剤とともに
投与した培養液で卿化アルテミアを培養し、体内に不飽
和脂肪酸を吸取させてアルテミアの栄養価を改善するこ
とも行われているが、この場合、油脂を添加したことに
よる培養液の水質の悪化とそれに伴うアルテミアの生産
不良という間層がある。
投与した培養液で卿化アルテミアを培養し、体内に不飽
和脂肪酸を吸取させてアルテミアの栄養価を改善するこ
とも行われているが、この場合、油脂を添加したことに
よる培養液の水質の悪化とそれに伴うアルテミアの生産
不良という間層がある。
こうしたことから、ω３ＨＵＦＡ、特にＤＨＡを豊富に
含有するアルテミアを短時間で培養できる飼料、培養方
法の出現が望まれている。
含有するアルテミアを短時間で培養できる飼料、培養方
法の出現が望まれている。
（ハ）発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、従来の胛化アルテミア・培養アルテミ
アでは不充分であった、ω３ＨＵＦＡ、特にＤＨＡを豊
富に含有したアルテミアを飼育できるアルテミア栄養強
化飼料とその培養方法を提供することである。
アでは不充分であった、ω３ＨＵＦＡ、特にＤＨＡを豊
富に含有したアルテミアを飼育できるアルテミア栄養強
化飼料とその培養方法を提供することである。
（ニ）問題点を解決する為の手段
本発明者等は、鋭意研究の結果、Ｗ（ぴルテミアが摂餌
出来る大きさ（１０ｕｍ以下）の藻類微ｔＪｓ乾燥物に
、エイコサペンタエン！Ｉ！（ＥＰＡと略す）・ＤＨＡ
等ω３ＨＵＦＡを豊富に含有する海産動物油を１５−４
０％添加、均一に分散処理したワムシ栄養強化飼料を、
アルテミアを採取する２−６時間前に投与することによ
り、ω３ＨＵＦＡ、特にＤＨＡを豊富に含有するアルテ
ミアが得られることを発見した。
出来る大きさ（１０ｕｍ以下）の藻類微ｔＪｓ乾燥物に
、エイコサペンタエン！Ｉ！（ＥＰＡと略す）・ＤＨＡ
等ω３ＨＵＦＡを豊富に含有する海産動物油を１５−４
０％添加、均一に分散処理したワムシ栄養強化飼料を、
アルテミアを採取する２−６時間前に投与することによ
り、ω３ＨＵＦＡ、特にＤＨＡを豊富に含有するアルテ
ミアが得られることを発見した。
すなわち、天然海水を満たした畔化槽に、所定の数のア
ルテミア乾燥卵（４千万−３億／ ｔ ｏ ｎ ）０．
０５−１．、Ｏｇ／アルテミア１００万、投与して２−
６時間さらに養成培養することにより、ω３ＨＵＦＡ、
特にＤＨＡを豊富に含んだアルテミアを容易に得ること
が出来た。
ルテミア乾燥卵（４千万−３億／ ｔ ｏ ｎ ）０．
０５−１．、Ｏｇ／アルテミア１００万、投与して２−
６時間さらに養成培養することにより、ω３ＨＵＦＡ、
特にＤＨＡを豊富に含んだアルテミアを容易に得ること
が出来た。
栄養強化飼料に供する藻類微／Ｊｌ乾燥物としては、珪
藻・藍藻など種々の単細胞藻類の微小乾燥物が使用でき
るが、汽水性藻類であるスピルリナ（スピルリナ属／５
ｐｉｒｕｌｉｎａ、ｓｐの藻類）、とドウナリエラ（ド
ウナリエラ属／ Ｄ ｕ ｎ ａ ｌ １ｅｌｌａ、ｓ
ｐの藻類）の微小乾燥物、もしくは両者の混合物が吸油
性、栄養価などの点で最も適している。又、海産動物油
としては、ω３ＨＵＦＡを豊富に含む物であれば全て使
用８来るが、特にイカ肝油、タラ肝油の使用で優れた栄
養強化の効果が得られる。
藻・藍藻など種々の単細胞藻類の微小乾燥物が使用でき
るが、汽水性藻類であるスピルリナ（スピルリナ属／５
ｐｉｒｕｌｉｎａ、ｓｐの藻類）、とドウナリエラ（ド
ウナリエラ属／ Ｄ ｕ ｎ ａ ｌ １ｅｌｌａ、ｓ
ｐの藻類）の微小乾燥物、もしくは両者の混合物が吸油
性、栄養価などの点で最も適している。又、海産動物油
としては、ω３ＨＵＦＡを豊富に含む物であれば全て使
用８来るが、特にイカ肝油、タラ肝油の使用で優れた栄
養強化の効果が得られる。
本発明である栄養強化飼料では、油脂は基体である藻類
微小乾繰物に吸収・固定され、経口的にアルテミアの体
内に取り込まれて、ワムシの栄養価を改善するので、投
与された栄養強化飼料からの油脂の溶は出しによる培養
液の水質悪化はない。
微小乾繰物に吸収・固定され、経口的にアルテミアの体
内に取り込まれて、ワムシの栄養価を改善するので、投
与された栄養強化飼料からの油脂の溶は出しによる培養
液の水質悪化はない。
又、経口的に油脂が体内に取り込まれることにより、短
時間でアルテミア体内にω３ＨＵＦＡが多実施例１゜ スピルリナの微小乾燥物（市販品）にイカ肝油を添加し
、均一に分散処理したアルテミア栄養強化飼料を得た。
時間でアルテミア体内にω３ＨＵＦＡが多実施例１゜ スピルリナの微小乾燥物（市販品）にイカ肝油を添加し
、均一に分散処理したアルテミア栄養強化飼料を得た。
組成はスピルリナ７０％、イカ肝油３０％とした。
４２時間の鼾化培養で鼾化したアルテミア（９子方１０
．５ｔｏｎ）に対して、このアルテミア栄養強化飼料を
１００ｇ （アルテミア１００万に対して０．１１ｇ）
を投与し６時間養成培養した。
．５ｔｏｎ）に対して、このアルテミア栄養強化飼料を
１００ｇ （アルテミア１００万に対して０．１１ｇ）
を投与し６時間養成培養した。
養成培養後にアルテミアのみを採取して、投与前後のＥ
ＰＡ −ＤＨＡ−総ω３ＨＵＦＡ量を比較した。 アル
テミア栄養強化飼料による養成培養でω３ＨＵＦＡ量、
特にＤＨＡ量が飛躍的に増加した。
ＰＡ −ＤＨＡ−総ω３ＨＵＦＡ量を比較した。 アル
テミア栄養強化飼料による養成培養でω３ＨＵＦＡ量、
特にＤＨＡ量が飛躍的に増加した。
結果を表−１に示す。
表−１
栄養強化時間におけるアルテミアの脂肪酸組成の変化
卿化直後（％） ６時間強化後
１４：０ １．０ ０．８１６：０
１３． ６ １１＝ ６：１
４．２ ３．８１８：０
５．２ ４．８：１ω９ ２９．６
２４．４：２ω６ ５． ３ ４． ５
＝３ω３ ２４．７ ２１．３２０＝１ω９
０． ５ １． ３：３ω３＋４ω６
１．２ １．３ その他 ９．４１２．２ Σ ω ３ＨＵＦＡ ５．３
１３．５Ｔ。
１３． ６ １１＝ ６：１
４．２ ３．８１８：０
５．２ ４．８：１ω９ ２９．６
２４．４：２ω６ ５． ３ ４． ５
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０． ５ １． ３：３ω３＋４ω６
１．２ １．３ その他 ９．４１２．２ Σ ω ３ＨＵＦＡ ５．３
１３．５Ｔ。
ＩＰＩＤ
１７゜
１８゜
表−２
栄養強化時間におけるアルテミアの脂肪酸組成の変化
１５時間強化後 ２４時間強化後
１４：ＯＯ，８０，８
１６：０ １２．６ １２．７：１
４．０ ３．５１８：０
４．３ ５．３：１ω９． ２３，９
２５．６＝２ω６ ４． ５ ４．
９：３ω３ ２５．０ １８．８２０＝１
ω９ １． ５ １． ５＝３ω３＋４
ω６１．２ １．９ その他 １３．２ １５．４ Σ ω ３ＨＵＦＡ ９．
５ ９． ６Ｔ。
４．０ ３．５１８：０
４．３ ５．３：１ω９． ２３，９
２５．６＝２ω６ ４． ５ ４．
９：３ω３ ２５．０ １８．８２０＝１
ω９ １． ５ １． ５＝３ω３＋４
ω６１．２ １．９ その他 １３．２ １５．４ Σ ω ３ＨＵＦＡ ９．
５ ９． ６Ｔ。
ＩＰＩＤ
１９゜
１８゜
表−３
アルテミ
ア
ｇ中のΣ
ＨＵ
ＦＡの含有量
単位ｇ
Claims (2)
- （１）藻類の微小乾燥物にオメガ３高度不飽和脂肪酸を
豊富に含有する海産動物油を添加し、均一に分散処理し
たアルテミアの栄養強化飼料。 - （２）特許請求の範囲第（１）項記載のアルテミアの栄
養強化飼料を投与して、オメガ３高度不飽和脂肪酸、特
にドコサヘキサエン酸に富んだアルテミアを培養する方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075293A JPH03277242A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アルテミアの栄養強化飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075293A JPH03277242A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アルテミアの栄養強化飼料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03277242A true JPH03277242A (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=13572052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2075293A Pending JPH03277242A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | アルテミアの栄養強化飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03277242A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5066775A (en) * | 1989-02-16 | 1991-11-19 | Bayer Aktiengesellschaft | Copoly arylene/alkylene sulfide |
| US5547699A (en) * | 1993-04-30 | 1996-08-20 | Kawasaki Steel Corporation | Marine micro-algae food material containing docosahexaenoic acid, food containing the same and manufacturing method therefor |
| WO2001050884A1 (en) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Baldur Hjaltason | Marine lipid composition for feeding aquatic organisms |
| WO2001050880A3 (en) * | 2000-01-14 | 2001-10-25 | Baldur Hjaltason | Cultivation of dha-rich prey organisms for aquatic species |
| US6959663B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-11-01 | Baldur Hjaltason | Rearing of aquatic species with DHA-rich prey organisms |
| CN106841519A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-06-13 | 浙江海洋大学 | 一种虎斑乌贼开口饵料营养强化剂的筛选方法及其应用 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2075293A patent/JPH03277242A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5066775A (en) * | 1989-02-16 | 1991-11-19 | Bayer Aktiengesellschaft | Copoly arylene/alkylene sulfide |
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| US7063855B2 (en) | 2000-01-14 | 2006-06-20 | Baldur Hjaltason | Composition for feeding prey organisms in aquaculture |
| CN106841519A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-06-13 | 浙江海洋大学 | 一种虎斑乌贼开口饵料营养强化剂的筛选方法及其应用 |
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