JPH0327666Y2 - - Google Patents

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JPH0327666Y2
JPH0327666Y2 JP1982075812U JP7581282U JPH0327666Y2 JP H0327666 Y2 JPH0327666 Y2 JP H0327666Y2 JP 1982075812 U JP1982075812 U JP 1982075812U JP 7581282 U JP7581282 U JP 7581282U JP H0327666 Y2 JPH0327666 Y2 JP H0327666Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボール運びゲーム装置に関し、とくに
手元操作によりボールを垂直なゲーム盤面に沿つ
て上昇させるもので、このときのボールの動作は
あたかも岩登りに似ていてスリルに富むボール運
びゲーム装置である。
[従来の技術] 従来、ほぼ平らなゲーム盤面に各種のボール移
送部材、例えばシーソー部材、橋渡し部材、突き
上げ部材等を連続的に配設し、各ボール移送部材
を手元操作で動作させ、それによりボールを前の
移送部材から次の移送部材に受け渡し、該ボール
をスタート地点からゴール地点まで落下させない
で移送させるようにしたいわゆるボール運びゲー
ム装置は既に知られている。しかし、従来のこの
種のボール運びゲーム装置におけるボールの移動
は、若干の上下方向の動きはあるものの基本的に
は、ゲーム盤面がほぼ平面的に配設してあること
からして、その動きもほぼ水平的であり、それな
りの面白さはあるものの、スリルに欠ける点があ
つた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記事情に鑑み、ボールをゲーム盤
の下部から上部へと移動させる、従来にない興味
とスリルに富んだものを提供するものである。
[課題を解決するための手段] ゲーム盤面を垂直に設け、この垂直なゲーム盤
面に電動駆動機構によつて作動する複数の電動駆
動式ボール送り部材を配設するとともに、該送り
部材の中間部に手動式のボール送り部材を介在さ
せる。
より具体的には、ベース1に山形のハウジング
15を立設してその正面に垂直ゲーム盤15aを
形成するとともに、ベース1内にモータ78と複
数の伝達歯車から構成される電動駆動機構を設
け、前記垂直ゲーム盤15aの裏面に、前記電動
駆動機構と連係して上下方向へ昇降作動する作動
板96及び該作動板96と係合して上下動する昇
降枠98を配設するとともに、該昇降板98と係
合して揺動可能に第1、第2、第3揺動板45,
18,14を枢支し、第3揺動板14にはボール
12を吸着する永久磁石14bを取付ける一方、
手動で操作する押圧部材4と連係する昇降板60
を配設し、該昇降板60には複数の突き上げ部材
を突設し、前記垂直ゲーム盤15aの正面に、押
圧部材4及びそれと連係してボール12を打ち出
すスタート地点5並びに前記電動駆動機構と連係
して作動する可動階段7、第1揺動板45と連動
して左右方向へ交互に揺動する一対の可動橋3
2,33及び第2揺動板18と連係して垂直ゲー
ム盤15aの上下方向へ昇降自在な昇降移送部材
67をそれぞれ配設するとともに、昇降板60と
連係して揺動可能なシーソー板25並びに棒状の
回動送り部材62をそれぞれ枢支し、該棒状の回
動送り部材62の一方の端部に重り62bを取り
付け、他方の端部にボール12を吸着するマグネ
ツト吸着部62aを取付け、前記垂直ゲーム盤1
5aの頂部に、電動駆動機構と連係して回転する
水平回転移送部材19からなる電動駆動式ボール
送り部材を設け、該水平回転移送部材19にマグ
ネツト吸着部19aを取付けるとともに、該マグ
ネツト吸着部の回転円周上にゴール地点となるボ
ール落下孔73を穿設し、押圧部材4を手動で操
作してボールをスタート地点5からスタートさ
せ、ボール落下孔73まで下部から上部に向けて
転送できるように構成した。
[作用] 手元操作により手動のボール移送部材を動作さ
せ、ボールを下方にあるスタート地点から上方に
向け運び上げてゴール地点に移送する。このと
き、電動駆動式のボール移送部材が介在して自動
的に作動しているので、その動きに合わせてボー
ルを移動させなければ途中でスタート地点に逆戻
りする。そして、ボールの動きは一見して垂直に
そそり立つ岩壁を登つているロツククライミング
の観を呈するものであつて、きわめてスリルに富
み、かつ興味を惹かせる。
[実施例] 以下、本考案についてその実施の一例を示した
添附図面を参照して詳細に説明する。
本考案に係るゲーム装置の外観は第1図の斜視
図に示してある。1は箱状のベースであり、この
ベース1に同じく箱状断面で、かつ前方からみて
高くそそり立つ山の観を呈するハウジング15を
立設してあり、ハウジング15の前面を垂直ゲー
ム盤15aとなしてあつて、この垂直ゲーム盤1
5aに複数のボール移送部材を設けてある。
なお、ここで説明すると、上記複数のボール移
送部材のうちのある部材はベース1に設けた手動
操作部材の一例としての押圧部材4の押圧により
動作できるとともに、他の移送部材はハウジング
15に内蔵するモータを使用した電動駆動機構に
よつて所定の繰返し動作を行うものであり、これ
ら駆動手段を異にする複数の移送部材によりボー
ルをスタート地点からゴール地点まで運ぶのであ
る。
第1図、第4図において、2はベース1の上面
に設けた囲いフレームで、その内側はスタート地
点5としてあつて、そこに開口28を形成してあ
り、開口28からはボール12の突き上げ部材2
6が出没自在に設けてある。突き上げ部材26
は、ベース1に設けた操作部材の一例としての押
圧部材4の押下げにより持上がり、第3図、第4
図に示すように突上げ部材26の一側面に設けた
玉乗せ段部26cに乗せたボール12を第3図の
円弧矢印方向に投げ出して、スタート通路5bに
投げ出す。
ここで、第3図、第4図を参照して押圧部材4
と突き上げ部材26の構成を説明する。押圧部材
4は支軸4cによつて支持されており、その先端
側に延びる突き上げ板4aは第3図に示す昇降板
60の下端61を突き上げるが、その詳細は後に
説明する。そして、支軸4cの手前に延びる押圧
部4bの下面は、筒軸26dに挿通する支軸によ
り枢支されている突上げ部材26の揺動部26a
の他端を押下げ得るようになつている。したがつ
て、押圧部材4の押下げにより突上げ部材26が
揺動し、その起立部26bに設けた玉乗せ段部2
6cのボールを上述のように矢印方向に打出すの
である。
しかして、このボールが打出されるスタート地
点5は、仕切壁5dによつて、その一側を手前側
が下り傾斜したボールの戻し通路5aとし、その
反対側を先方が下り傾斜した上記スタート通路5
bとに分岐させており、上記突き上げ部材26が
出没する開口28は戻し通路5aの一番手前の低
い位置に設けてある。しかして、突上げ部材26
が下降しているときは、その玉乗せ段部26cが
開口28面とほぼ同じ高さにあつて、この玉乗せ
段部26cに乗つたボールは上述のように押圧部
材4の押下げによりスタート通路5b側に移され
る。このスタート通路5bに移されたボール12
は自重で転動して先方に転がり、可動段階7の一
番下の玉乗せステツプ7aに乗る。すなわち、可
動階段7は昇降式ボール移送部材の一例として示
したもので、これはモータ駆動によつて昇降する
もので、その具体的構造及び持上げ手段について
は後で詳細に説明する。
上記可動階段7の最上段の玉乗せステツプ7d
につづいて、先端が下り傾斜したU字通路8が接
続している。このU字状通路8の先端部にはボー
ル12の下部が嵌り得る開口31が形成してあ
る。この開口31にはボールの突上げ部材21
が、押圧部材4の押下げに連動して押上げられる
ように設けてある。そして、押圧部材4の押下げ
により、U字通路8の下り傾斜面を転動して開口
31に嵌つているボール12を上記突上げ部材2
1により突き上げて、左右一対の可動橋32,3
3の右側に送り出す。
左右の可動橋32と33はそれぞれの基端側が
枢支されていて、ハウジング15に内蔵するモー
タ駆動機構により交互に上下に揺動するもので、
右側の可動橋32からのボールを送りだしタイミ
ングが良いと、このボールは左右の可動橋32と
33の先端が接合した位置で右側から左側に乗り
移り、左側の可動橋33の基端において階段部9
に送り込まれる。段階部9の各ステツプ9a,9
b,9cには第4図に示すようにそれぞれ開口4
9,50,52が形成されてあつて、各開口に後
に第3図について説明するところの突き上げ杆が
設けてあつて、押圧部材4の押圧操作により最上
段ステツプ9cまで持上げ得るように構成してあ
る。
そして、最上段ステツプ9cまで持上げられた
ボールは、そこでさらに突上げ杆55によつて打
上げられ、その隣の傾斜通路53(第4図)へ送
られる。この傾斜通路53は前側が下り傾斜して
いるのでさらに第1受け台24に自重で転動す
る。この第1受け台24の底面には、第4図で示
す開口56が形成してあつて、そこにボール12
の下部が嵌合できるものであり、かつこの開口5
6からは、後に第3図で説明するように押圧部材
4によつて作動する突上げ部材23が突出して、
該ボール12を上方に突き上げるようになつてい
る。そして、このボール12をその上方に位置す
る回動送り部材62の一端に設けたマグネツト吸
着部62aに打上げ吸着させることができるもの
である。
回動送り部材62は棒状をなしていて、その中
間からやや外れた位置を、垂直ゲーム盤15aか
ら突出した岩の形をしている隆起部材63の先端
部に設けた傾斜軸64によつて回動自在に枢支し
ている。そして、傾斜軸64から短い方の端部に
重り62bを取り付け、かつ傾斜軸64から長い
方の端部に上記マグネツト吸着部62aを設けて
ある。通常は重り62bの方に重心があつて、第
1図の仮想線状態に回動送り部材62は回動位置
している。この状態において、下方の第1受け台
24の開口56にあるボール12が突上げ部材に
よつて上げられたとき、その打上げ強さが適切で
あると、上記マグネツト吸着部62aに吸着され
る。それにより、マグネツト吸着部62aは、ボ
ール16の重なりが加わることによつて重り62
bの側よりも重くなり、したがつて、回動送り部
材62は第1図において反時計方向に回動し、上
方にあつたマグネツト吸着部62aはボール12
を吸着したまま下方に移動し、下方の受け部65
上に移す。(第1図実線状態) つぎにマグネツト吸着部62aからボール受け
部65へのボール12の落下手段は任意でよく、
実施例の場合マグネツト吸着部62aが垂直ゲー
ム盤15aにぶつかつたとき、その勢いでマグネ
ツト吸着面から離れて受け台65上に移動するよ
うに設けてある。そして、ボール12がマグネツ
ト吸着部62aから離れると、重り62bの側が
重くなるので、回動送り部材62は傾斜軸64を
回転軸として再び時計方向に半回転して元の位置
に回転復帰する。なお、傾斜軸64は、垂直ゲー
ム盤15aから十分離間していて、重り62bが
ゲーム盤面にぶつかることがない。
つぎに、上記受け台65の底面にもボール12
の下部が嵌る開口65aを有していて、そこに嵌
つたボール12を押圧部材4によつて作動する突
上げ部材110(後に説明する)により突き上げ
て、この受け部65につづく傾斜面66に送り出
し得るように設けてある。この傾斜面66に隣接
して昇降移送部材67が設けてある。昇降移送部
材67は気球にゴンドラを吊り下げた外形にあつ
て、側面コ字形のボール乗せ部67aを有してい
て垂直ゲーム盤15aに沿つて垂直に昇降移動し
ており、その駆動はハウジング15に内蔵したモ
ータによつて行うが、その詳細については後に説
明する。
しかして、上記昇降移送部材67の玉乗せ部6
7aにより持上げられたボール12は、さらに垂
直ゲーム盤15aの前面に両端が開口している通
路の一端68から入つて該垂直ゲーム盤15aの
裏側を通つて出口69に出てくる。この出口69
の前面には揺動移送部材の1例としてのシーソー
板25が位置している。
このシーソー板25は、長手方向中央部に仕切
壁25aがありその周囲を通路としてあつて、そ
の右端側を支点としてハウジング15に内蔵した
モータ駆動により左端側を上下動させ、、上記通
路の出口69から転がり出て、このシーソー板2
5上に乗つたボールは、右側に移動するとき、そ
の右移動タイミングが良いときは、シーソー板2
5から離れて、第1図の垂直ゲーム盤15aの前
面に磁力で吸着され、かつ2点鎖線で示す円弧状
通路70に沿つて上昇する。ボール12がこのよ
うに動作をするのは、垂直ゲーム盤15aの裏面
において、モータ駆動により円弧状通路70に沿
つて永久磁石が円弧運動をするからである。な
お、その詳細は後に説明する。
上記円弧状通路70に沿つて垂直ゲーム盤15
aの前面を上昇するボール12は常にスムーズに
円弧状上端まで運ばれるとは限らず、非常に微妙
なボール12への作用により落下することもあ
り、そのときはシーソー板25上に落下するので
再びその位置からやり直す。つぎに、円弧状通路
70を上端まで移動したときは、ボール12は、
第2ボール受け台20上に移される。
この第2ボール受け台20も、第1ボール受け
台24と全く同様に、そのボール受け面にボール
の下部が嵌合できる程度の開口20aを有し、押
圧部材4により打上げられる後述の突上げ部材が
この開口20aに嵌つているボールを打上げ、そ
の打上げ強度が適切であるときは、その上方の水
平回転移送部材19の先端下部に設けたマグネツ
ト吸着部19aに吸着される。そして、この水平
回転移送部材19aはハウジング15に内蔵され
たモータ駆動部により回転せられるもので、第1
図図示の反時計方向に回転している。そして、下
方の第2受け台20から打上げられたボール12
は、マグネツト吸着部19aに吸着されて回転す
るとき、ハウジング15の上端面に設けた起立壁
72によつてかき落され、該ボール12はハウジ
ングの上端面で、上記起立壁72の内側に設けた
ボール落下孔73に落下する。この落下孔73は
ハウジング15内に設けた落下通路に通じてお
り、その下端に設けたボール転出口10に通じて
おり、このボール転出口10がゴール71に臨ん
でいる。
以上のように、押圧部材4の操作と、ハウジン
グ15に内蔵したモータの駆動操作により、垂直
ゲーム盤15aに所定の道順で配設した複数のボ
ール移送部材を動作させて、ボールをスタート地
点から垂直上方に持上げて遊ぶものであるが、つ
ぎにその作動機構と、上記各ボール移送部材との
連動関係を第1図及び第2図以下を参照して説明
する。
まず、第2図において、77はバツテリボツク
スで、背面板30の側面下部に取付けてある。バ
ツテリボツクス77に収納したバツテリの両極は
リード線74,74を介してモータ33と接続さ
れている。リード線74の途中にはスイツチ片7
5,76が開閉自在に設けてある。モータ78の
ピニオン78aにはクラウンギヤア79が噛合し
ており、その軸80に軸着した歯車81はさらに
歯車82と噛合している。歯車82の軸83先端
には回転板84が設けてあり、その偏心ピン85
が、可動階段7に設けた横長孔7jに嵌合してい
る。したがつてモータ78によつて偏心ピン41
が回転するに伴い可動階段7は上下動する。
しかして、可動階段7において、各ボール乗せ
ステツプ7a……7dは、図では表れない程度に
ごく僅かであるが、第2図図示の右側に下り傾斜
している。一方、可動階段7の各起立部7e〜7
hを嵌合させるためにハウジング15の前面下部
に階段状に設けてあり、これも右側に若干下り傾
斜した開口6a……は、ボール12の下部が少し
嵌合できる程度の大きさに設けてある。したがつ
て、可動階段7が昇降し、その起立部7e……の
上端のボール乗せステツプ7a……が階段状の開
口6a……を出没するとき、下段側のボール乗せ
ステツプ7a……の上に乗つたボール12が上昇
限に至つて上段側の開口6aと同じ高さになつた
とき、該ボール乗せステツプ7aの傾斜により、
ボールは上段側の開口6aに移動して、そこに保
持される。そして、可動階段7が一旦下降して再
び上昇するとき、その上段側の開口6aに移送さ
れたボール12は再びボール乗せステツプ7b…
…に乗つて、さらに上段段の開口6aに持ち上げ
られ、このような動作の繰返しにより、ボール1
2は階段を登つて行く。
再び第2図において、歯車82は大小の中間歯
車86,87を介して、別の歯車88に駆動力を
伝達している。その軸90には、小歯車89と回
転板91が軸着してある。回転板91に設けた偏
心ピン92は、作動板96に形成した横長孔96
aに遊嵌している。したがつて、モータ78によ
つて偏心ピン92が回転するのに伴つて、作動板
96は所定の位置を昇降動作する。作動板96に
よる各部材の動きは後で説明する。
しかして、上記小歯車89はさらに中間の歯車
93,94を介して歯車97と噛合している。こ
の歯車97を軸着した歯車軸には突出部材95a
を設けてあつて、モータ78の電気回路を形成す
るスイツチ片75,76を開閉する。13は突出
部材85aと同軸に設けた回転つまみで、これの
回転角度によつてモータ78の作動時間を任意に
設定することができる。
つぎに、第2図〜第4図を参照してモータ78
によつて動作する各ボール移送部材の駆動系統を
説明する。まず、第3図に示す昇降枠98は、そ
の下端一側に係合部98aを隆起して設けてあ
り、この係合部98aを、第2図に示す作動板9
6の上部一側に設けた係合部96bが押上げるよ
うに設けてある。それにより、モータ78の回転
により作動板96が昇降すると、それに伴つて昇
降枠98が昇降するのである。
しかして、第3図において、45は第1揺動
板、18は第2揺動板、14は第3揺動板であ
り、いずれも上記昇降枠98によつて揺動する。
そして、各揺動板45,18,14の一端部また
は、やや中間寄りの位置にはそれぞれ軸孔45
a,18a,14aが設けてあり、各軸孔には、
軸100,101,102、を挿入する。これら
軸100,101,102はいずれも昇降板60
を避けた位置において、垂直ゲーム盤15aの裏
面に突設した筒軸に挿入支持される。
第1揺動部材45をさらに説明すると、軸孔4
5aを挟んで両端寄りの位置に2つの長孔46,
47を有し、かつその一端裏面からはピン48が
突出している。このピン48は、昇降枠98の下
端一側に設けた横長孔98bに嵌合している。し
たがつて昇降枠98が昇降すると、第1揺動板4
5は軸100を支点として揺動する。この第1揺
動板45は、垂直ゲーム盤15aの下部に配設し
た左右の可動橋32,33を動作させる。
すなわち、第4図において可動橋32,33
は、それぞれの端部に軸孔34,35を有してお
り、これに垂直ゲーム盤15aの前面から突出し
た支軸36,37を挿入して揺動自在に支持して
いる。そして、可動橋32,33の裏側で、上記
支軸36,37から離れた位置より後方に向けて
軸38,39が突出しており、これが、垂直ゲー
ム盤15aに設けた円弧孔40,41に挿入した
うえ、上記第3図に示す第1揺動板45の長孔4
6,47に嵌合している。したがつて、第1揺動
板45が揺動すると、左右の可動橋32,33は
交互に上下に揺動し、既述のように左右の可動橋
32,33の先端が合致したとき、ボール12が
該先端を通過するようにタイミングよく転動させ
ると一方の可動橋32から他方の可動橋33に該
ボール12を移動させることができ、図示左側の
階段部9の最下段ステツプ9aに移送させること
ができる。
なお、ボール12の転動タイミングが悪いと
き、つまり、左側の可動橋34が持上がつて、右
側の可動橋33が下がつている状態でボール12
が可動橋33の先端を通過するときは、該ボール
12は落下し、第4図に示す傾斜路面99から転
動して下方のボール戻し通路5aに戻り、最初の
スタートからやり直すことになる。
再び第3図に戻つて、第2揺動板18の横長孔
18bには昇降枠98の前面から突出したピン1
04が嵌合しており、昇降枠98の昇降に伴つて
第2揺動板18は上下に揺動する。この第2揺動
板18は第1図、第4図に示す昇降移送部材67
を昇降させる。すなわち、昇降移送部材67は既
述のように側面からみてコ字状に開いたボール乗
せ部67aを有するとともに、その上部に気球部
材37bを着脱自在に取付けてあり、その下部か
ら裏側にピン67cを突出している。
上記ピン67cは、垂直ゲーム盤15aに上下
方向に長く設けた長孔103を通つて後方に突出
させてあり、このピン67cを第3図に示す第2
揺動板18の先端部に形成した横長孔18cに嵌
合している。したがつて、第2揺動板18が上下
に揺動するのに伴つて昇降移送部材67は、その
ピン67cが、上記たて方向の長孔103の上下
端に近ずく範囲で昇降する。
そして、第1図で示す回動移送部材62のマグ
ネツト吸着部62aに吸着されたボール12が、
受け部65に落下した後、これにつづく傾斜転道
路66上に打出されて、その先端に到達したと
き、昇降移送部材67がタイミングよく下降して
いるときは、ボール12はコ字状で側面が開いて
いるボール乗せ部67aに乗り移る。なおこのと
き、垂直ゲーム盤15aから突出している遮蔽板
104がボール乗せ部67aの他方の開口を閉じ
ているので、ボールが転動の勢いでボール乗せ部
67の他方の開口から飛び出すことはない。
このようにして昇降移送部材67のボール乗せ
部67aにうまく乗り移つたボールは、あたかも
気球に乗つた状態でゆつくりと上昇し、上端まで
達したとき、ボール12はボール乗せ部67aの
傾斜面から自重で転がり出て、垂直ゲーム盤15
aの前面に開口した通路の一端68からその後方
の通路105に転動する。ボール乗せ部67cか
らその自重でボール12を通路の一端68に転動
させる手段としては、コ字状のボール乗せ部67
aの底面に垂直ゲーム盤15a側が僅かに下るよ
うに傾斜させておけばよい。なお、ボール12が
傾斜転動路66の先端に到達したとき、タイミン
グ悪く、昇降移送部材67が上方にあるときは、
ボールは下方に落下し、右側の可動橋32の上に
落ちて、再び左側の可動橋33に乗り移り、そこ
からゲームをやり直すか、又はさらに下方の傾斜
路面99に落下し、戻し通路5aからスタート地
点5に戻つて最初からやり直すかのいずれかとな
る。
しかして、上記通路の一端68から入つたボー
ル12は、垂直ゲーム盤15aの裏側において傾
斜通路105を転動して他端69から前方に転出
し、垂直ゲーム盤15aの前面において、シーソ
ー板25の上面に移動する。ここでシーソー板2
5を説明すると、周壁を有するとともに、中央に
仕切壁25aを有しており、かつ垂直ゲーム盤1
5aと接する側が開口している。さらに、このシ
ーソー板25の一端側から後方に突出した支軸5
bが、垂直ゲーム盤15aの軸孔106に嵌つて
揺動自在に枢支されており、同じく支軸25bと
反対の端部に設けたピン25cが垂直ゲーム盤1
5aに設けた円弧孔107に嵌合していて、後方
に突出している。
そして、上記のピン25cのくびれ部は、垂直
ゲーム盤15aの後側において、第3図に示す昇
降板60の係合孔109に係合していている。し
たがつて、押圧部材4を押すことにより、昇降板
60が持ち上げられるときシーソー板25は、そ
の左端側が支軸25bを支点として持ち上がつて
ボール12を右側に寄せることができるものであ
る。
しかして、ボール12がシーソー板25の右側
に移動したとき、その移動タイミングがよいと該
ボール12を磁石の力で垂直ゲーム盤15aの円
弧状通路70に吸着するのが、第3図に示す第3
揺動板14の先端前面に設けた永久磁石14bで
ある。すなわち、第3揺動板14の横長孔14c
には昇降枠98の前部から突出しているピン10
8が嵌合しているので、該昇降枠98が昇降する
とき、第3揺動板14は軸穴14aに嵌着した軸
102を支点として揺動し、先端の永久磁石14
bは垂直ゲーム盤15aの裏面に近接して円弧運
動をし、該永久磁石14bが円弧状通路70の下
端にあるとき、タイミングよく、その前面、つま
りシーソー板25の右端にボール12が移動した
ときは、このシーソー板25の右端にあるボール
12が上記永久磁石14bに吸着されて垂直ゲー
ム盤15aの前面の円弧通路70を上昇するもの
である。円弧状通路70の上端まで移送されたボ
ール12はつぎに垂直ゲーム盤15aの上面に突
設した突起(図示しない)に係合して落下し、第
2ボール受け台20に入れられる。
しかして、第2ボール受け台20の底部にもボ
ール12の下部が少し嵌る開口20aが形成して
あり、後に説明する突き上げ部材で上方に突き上
げられ、突上げのタイミングがよく、かつその強
さも適切であるときは、上方でゆつくりと回動し
ている回動移送部材19のマグネツト吸着部19
aに吸着されて水平回転し、その途中で起立壁7
2にボール12がぶつかりかき落されてボール落
下孔73に落下する。このボール落下孔73は下
方のゴール71に臨んでいるボール転出口10と
連通していることは既述のとおりである。
上記水平回転移送部材19は、カツプリング1
9bと17aを介して、ハウジング15の頂面の
孔108を挿通して立ち上がつている垂直回転軸
17の上端と連結している。垂直回転軸17の下
端にはピニオン17bが軸着してあつて、第2図
の歯車82の一側面に設けたクラウンギア(但
し、図では現れない)と噛合させる。したがつ
て、モータ78が駆動するとき垂直回転軸17を
介して水平回転移送部材19は回動できるのであ
る。
つぎに、押圧部材4によつて昇降する昇降板6
0の前面には第1〜第7の突上げ部材21,2
2,54,55,23,110,260が設けて
あり、それぞれの上面にはボール突上げ面21
a,22a,54a,55a,23a,110
a,260aが所定の打出し方向に向けて傾斜さ
せ、または傾斜させないで設けてある。
そして、先ず第1の突上げ部材21は第4図に
示す垂直ゲーム盤15aに設けた開口31から出
没自在になつており、この開口31に嵌つている
ボール12を右側の可動橋32上に打出す。ま
た、第2、第3の突上げ部材22,54は垂直ゲ
ーム盤15aの階段部9の第1、第2ステツプ9
a,9bに設けた開口49,50から出没自在で
あり、それぞれの開口49,50に嵌つているボ
ール12を一段上のステツプに打上げる。さらに
第4の突上げ部材53は、上記のようにして階段
部9の最上段ステツプ9cにまで持上げられたボ
ール12がその開口52に嵌つているとき、この
ボール12をその隣の斜面通路53に打出すもの
である。この斜面通路53に打出されたボール1
2は第1受け台24に転動して入る。
さらに、第5の突上げ部材23は、第1受け台
24の開口56から出没自在であり、該ボール1
2を真上に打上げて、上方にある回動送り部材6
2の一端のマグネツト吸着部62aに吸着させる
ものである。第6の突上げ部材110はボール受
け部65の開口65aにその下部が嵌つているボ
ール12をその隣の傾斜転道路66に打出すもの
である。第7の突上げ部材260は、第2ボール
受け台20において、その開口20aに下部が嵌
つているボール12を真上に打上げるものであ
る。このとき、そのタイミングや突上げの強が適
切であると、上方に位置する水平回動送り部材1
9の一端のマグネツト吸着部19aに吸着させる
ことができる。なお、昇降板60や昇降枠98に
開設した複数のたて長孔42,43……などに
は、ガイド軸が挿入されるもので、それにより上
記各部材は所定の位置で昇降することができるの
である。また、第1図において、水平回動移送板
19には、各種のキヤラクターなどを表示した絵
板19bが取り付けてある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係るボール運び
ゲーム装置は、垂直ゲーム盤に設けた複数の部材
が電動駆動機構により、ゲームをする者の意図に
無関係で自動的に作動する一方、その機械的な動
きにタイミングを合わせて手動による押圧部材の
操作により、ボールをゲーム盤下部のスタート地
点から受け渡ししながら、ジグザグの道順に沿つ
て上部のゴール地点へと上昇させ、ボールの動き
は一見して垂直にそそり立つ岩壁を登つているロ
ツククライミングの観を呈する一方、ボールの受
け渡しに失敗すると、該ボールは垂直に落下し
て、再びそこからゲームをやり直すもので、ボー
ルが上から下に転落するありふれた常識に反する
興味が沸くため、ゲーム操作がスリルに富み、そ
の手元操作もテクニツクを要するなど極めて興味
深いゲーム装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボール運びゲーム装置の
一実施例の斜視図、第2図は駆動機構を示す斜視
図、第3図は同じく内部機構の斜視図、第4図は
全体の分解斜視図である。 4……押圧部材、5……スタート地点、7……
可動階段、12……ボール、14……第3揺動
板、15……ハウジング、15a……垂直ゲーム
盤、18……第2揺動板、19……水平回転移送
部材、25……シーソー板、32,33……可動
橋、45……第1揺動板、62……回動ボール送
り部材、60……昇降板、67……昇降移送部
材、71……ゴール、78……モーター、96…
…作動板、98……昇降枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベース1に山形のハウジング15を立設してそ
    の正面に垂直ゲーム盤15aを形成するととも
    に、ベース1内にモータ78と複数の伝達歯車か
    ら構成される電動駆動機構を設け、 前記垂直ゲーム盤15aの裏面に、前記電動駆
    動機構と連係して上下方向へ昇降作動する作動板
    96及び該作動板96と係合して上下動する昇降
    枠98を配設するとともに、該昇降枠98と係合
    して揺動可能に第1、第2、第3揺動板45,1
    8,14を枢支し、第3揺動板14にはボール1
    2を吸着する永久磁石14bを取付ける一方、手
    動で操作する押圧部材4と連係する昇降板60を
    配設し、該昇降板60には複数の突き上げ部材を
    突設し、 前記垂直ゲーム盤15aの正面に、押圧部材4
    及びそれと連係してボール12を打ち出すスター
    ト地点5並びに前記電動駆動機構と連係して作動
    する可動階段7、第1揺動板45と連動して左右
    方向へ交互に揺動する一対の可動橋32,33及
    び第2揺動板18と連係して垂直ゲーム盤15a
    の上下方向へ昇降自在な昇降移送部材67をそれ
    ぞれ配設するとともに、昇降板60と連係して揺
    動可能なシーソー板25並びに棒状の回動送り部
    材62をそれぞれ枢支し、該棒状の回動送り部材
    62の一方の端部に重り62bを取り付け、他方
    の端部にボール12を吸着するマグネツト吸着部
    62aを取付け、 前記垂直ゲーム盤15aの頂部に、電動駆動機
    構と連係して回転する水平回転移送部材19から
    なる電動駆動式ボール送り部材を設け、該水平回
    転移送部材19にマグネツト吸着部19aを取付
    けるとともに、該マグネツト吸着部の回転円周上
    にゴール地点となるボール落下孔73を穿設し、
    押圧部材4を手動で操作してボールをスタート地
    点5からスタートさせ、ボール落下孔73まで下
    部から上部に向けて転送できるように構成したこ
    とを特徴とするボール運びゲーム装置。
JP7581282U 1982-05-24 1982-05-24 ボ−ル運びゲ−ム装置 Granted JPS58179175U (ja)

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JP7581282U JPS58179175U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ボ−ル運びゲ−ム装置

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JP7581282U JPS58179175U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ボ−ル運びゲ−ム装置

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Publication Number Publication Date
JPS58179175U JPS58179175U (ja) 1983-11-30
JPH0327666Y2 true JPH0327666Y2 (ja) 1991-06-14

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ID=30085148

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724138Y2 (ja) * 1990-11-30 1995-06-05 株式会社トミー ボール運びゲーム装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515009U (ja) * 1974-06-28 1976-01-14

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