JPH03275922A

JPH03275922A - 排ガス処理方法

Info

Publication number: JPH03275922A
Application number: JP2073877A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Tamaura; 裕玉浦; Norio Shiyutou; 首頭　矩生
Original assignee: ALPHA CREST KK; Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: ALPHA CREST KK; Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1990-03-23
Filing date: 1990-03-23
Publication date: 1991-12-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、排ガス中の窒素酸化物の低減を図る排ガス
処理方法に関する。

（従来技術）産業の発達に関連して産業機械や施設や自動車等から排
出される排ガスが、空気を汚し、動植物の成育や人の健
崖に悪影響を与えることが明らかになっている。そこで
、これに対応するために世界的に排ガスの規制手段がと
られている。しかしながら、人的及び社会環境の向上を
図るためにさらに厳しくした排ガス規制の実施が世界的
に要請されている。

そして、技術的には排ガスの中で特に空気中の窒素と酸
素が高温にさらされて反応して生成される窒素酸化物の
低減が重要な問題となっている。

そこで、かかる窒素酸化物の低減を図るために。

例えばディーゼルエンジンにおいては燃料噴射時期の調
節等によるエンジン自体を改良するいわゆるエンジンモ
デイフィケーションや排ガスの一部を循環する手段等が
考えられている。

（この発明が解決しようとする問題点）しかしながら、
第１番目の手段では一般に燃焼が悪化し、出力や熱効率
の低下等を生じ易く、また第２番目の手段では排ガスに
含まれている亜硫酸ガスが硫酸化してエンジンの腐蝕を
引起こすことがある。

（問題点を解決するための手段）この発明は、排ガスの処理を効率良く行ない得る排ガス
処理方法を提供するものであって、つぎの技術的手段を
講じた。

すなわち、少なくともすすと窒素酸化物を含む排ガスを
鉄酸化物又はフェライトに所定温度で接触反応させたこ
とを特徴とする排ガス処理方法とする。

（作用）所定温度に設けた反応室３の内部ではつぎの反応が起こ
る。

（１）排ガスに含まれている酸素（０，、）（排ガス中
に酸素が含まれている場合）はマグネタイト（ドｅ　ｘ
　Ｏ４）に接触反応してマグヘマイト（γＦｅ。

Ｏ３）が生成する。これを化学式で示すとっぎの通りで
ある。

２Ｆｅ、Ｏ，＋１／２０．　　→３ｙＦｅ、Ｏ。

（２）マグヘマイト（γＦｅ、０１）と排ガスに含まれ
ており加熱室１で加熱されたすす（Ｃ）は反応してマグ
ネタイト（Ｆｅ１０４）と−酸化炭＃（ＣＯ）が生成す
る。これを化学式で示すとつぎの通りである。

Ｃ＋　　３　　’／　　Ｆ’　　ｅ　２０　ｘ　　　　
→　　　ＣＯ＋　　２　　Ｆ　ｅ　ｘ　Ｏａ（３）　　
マグヘマイト（γＦｅ２Ｏ３）と−酸化炭素（ＣＯ）は
反応してマグネタイト（Ｆｅ、Ｏ，）と二酸化炭素（Ｃ
ｏ、）が生成する。これを化学式で刀さすとつぎの通り
である。

ＣＯ＋３ｙ　　Ｆ　ｅ　２０ｔ　　　　４　　　　ＣＣ
Ｌ　＋　２ＦｅｔＯａ（４）窒素酸化物（ＮＯ，）と−
酸化炭素（ＣＯ）が反応して窒素（Ｎ２）と二酸化炭ａ
　（Ｃｏ、）が生成する。これを化学式でホすとつぎの
通りである。

２ＮＯ，＋４ＧＯ−）　　Ｎ、＋４ＧＯ。

（効果）排ガスに含まれている窒素酸化物を低減できるので大気
汚染の改善を図れる。また、エンジンにおいては出力の
改善や腐蝕の防止を期待することができる。

（実施例）以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、その構成について説明すると、加熱室１は中空形
状の管体に形成している。そして、該加熱室１にはＯ℃
〜１０００℃の範囲で調節することができる発熱体４を
設けている。また、該加熱室１の人口は排ガス発生装置
（実施例ではディーゼルエンジンを使用している〉５の
排ガス排出路（図示せず）連通可能に設けており、出口
は反応室３に連通可能に設けている。そして、該反応室
３は中空の管状に形成して鉄酸化物又はフェライト（例
えば、マグネタイトやマグネタイト等）を充填すること
ができ、また、該反応室３の外方にはこの室内温度をＯ
℃〜１０００℃にｉ節することができる加熱器（実施例
では電気炉である）６を設けている。

なお、前記発熱体４と加熱器６の手段は、加熱電工及び
反応室３の室内温度を前記した範囲にすることができれ
ばよく、この実施例の手段に限定されるものでない。

つぎに、その作用について説明する。

まず、マグネタイト（Ｆａ、Ｏ，）２を反応室内に充填
する。つぎに、発熱体４により加熱室１の室内温度を約
り５０℃〜約６００℃に維持し、加熱室６により反応室
３の室内温度を約り５０℃〜約６００℃に維持する。

そして、エンジン５から排出されたすす、窒素酸化物等
、酸素等を含む排ガスを過賞の手段を介して加熱室１に
送り込むと、該排ガスは加熱室ｌから反応室３の室内を
通り抜ける。

この間、排出ガスに含まれている酸素（０２）は反応室
３のマグネタイト（？’ｅ、Ｏ，）に接触反応してマグ
ヘマイト（γＦｅ７０．）が生成される。

化学式はつぎの通りである。

２　Ｆ　ｅ、ｏ、＋　１　／　２０゜３γＬ’ｅｔ○１・・・（１）また、マグヘマイト（γＦｅ２０ｊは排ガスに含まれて
おり加熱室で加熱されたすす（Ｃ）と反応し、マグネタ
イト（Ｆｅｔｏｊと一酸化炭素（ＧＯ）が生成される。

化学式はつぎの通りである。

ＣＯ＋γＦｅ、０１ＣＯ＋２Ｆｅ１０４・・・（２）また、マグヘマイト（γＦｅ、ＯＪと一酸化炭素（Ｃｏ
）は反応してマグネタイト（ｐｅ、ｏＪと二酸化炭素（
ＣＯ，）が生成する。化学式は次の通りである。

ＣＯ＋　　３　　γ　）’　　ｅ　、０．。

ＣＯ２＋　２　ド　ｅ、０４　・　　・　　・　（３）
また、窒素酸化物（Ｎｏ、、）と−酸化炭素（ＣＯ）が
反応し、窒素（Ｎ７）と二酸化炭素（Ｃｏ、）が生成す
る。反応式を示すとつぎの通りである。

２ＮＯ，＋４Ｃ〇−−一→Ｎ、＋４ＧＯ・・・（４）こ
れらの反応は、反応室３に設けられたマグネタイト（Ｆ
　ｅ、Ｏ，）の表面上で効率的に進む。

第１表り窒素酸化物濃度が変化するが、反応室３で処理を行な
ったガスは２０〜２５ｐｐｍまでその濃度の低減を図れ
た。また１反応室３で中間的に生成する一酸化炭素（Ｃ
Ｏ）は排ガス中に検出されなかった・なお、該実験例では反応室３にマグネタイト（Ｆｅ、Ｏ
，）を充填したが、このマグネタイトに加えてマグネタ
イト（γＦ　ｅ　２０　Ｎ　）を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すものであって、第１図
は正断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

少なくともすすと窒素酸化物を含む排ガスを鉄酸化物又
はフェライトに所定温度で接触反応させたことを特徴と
する排ガス処理方法。