JPH03275683A - ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法 - Google Patents

ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法

Info

Publication number
JPH03275683A
JPH03275683A JP7566790A JP7566790A JPH03275683A JP H03275683 A JPH03275683 A JP H03275683A JP 7566790 A JP7566790 A JP 7566790A JP 7566790 A JP7566790 A JP 7566790A JP H03275683 A JPH03275683 A JP H03275683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catechol
aprotic solvent
solution
mol
dioxole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7566790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2797211B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Araki
荒木 義博
Masayuki Umeno
正行 梅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP7566790A priority Critical patent/JP2797211B2/ja
Publication of JPH03275683A publication Critical patent/JPH03275683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2797211B2 publication Critical patent/JP2797211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)&見立1迦 (産業上の利用分野) 本発明は香料、殺虫剤などの中間体として有用なベンゾ
−1,3−ジオキソールの改良製造方法に関する。
(従来の技術) 従来のベンゾ−1,3−ジオキソールの製造方法につい
ては非プロトン性溶媒、メチレンフロラ1;、イド溶液
中に固形のカセイアルカリと固形のカテコールを別々の
滴下口から同時に滴下する方法(英国特許第10972
7号公報、ジャーナルオフ ケミカル ソサエテ4− 
(J、Chem、Soc、(C))第1202頁〜第1
204頁 (1969))+またはこの方法のうち、カ
セイアルカリを水溶液の状態で使用し、反応系外に水を
逐次追い出す方法(特開昭51−13773号公報)お
よびカテコールと適量の塩基をジメチルスルホキシド(
DMSO)と水の混合溶媒に入れ、80〜l OO’C
に加熱溶解し、この加熱したシアニオン溶液を加熱した
メチレンシバライト、DMSOを含む混合溶液に滴下し
て反応中に共存する水を逐次反応系外に追い出すことな
く、高収率て目的物を得る方法(米国特許第40827
74号明細書)などが知られている。
しかし、これらのいずれの方法においても目的物の安定
した収率を得るには、操作面において十分な注意を必要
とする。
(明が  しようとする課 ) ベンゾ−1,3−ジオキソールの製造方法は前記したよ
うに種々の方法が提案されているか、工業的規模て実施
するには操作性や収率に麹点かある。したかって、これ
らの合成法に代わる有効なベンゾ−1,3−ジオキソー
ルの製造方法の開発か望まれている。
本発明は、容易な操作でベンゾ−1,3−ジオキソール
を高純度、高収率て得る製造方法を提供することにある
本発明者らは、かかる問題点を解決すべく鋭意検討をか
さねた。その結果、工業的に極めて有利なベンゾ−1,
3−ジオキソールの製造方法を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨とするところは、固形のカセイ
アルカリを非プロトン性溶媒に加熱溶解後、この溶液に
、非ブロントン性溶媒に溶解したカテコールとハロゲン
化メチレン混合溶液を滴下して反応させることを特徴と
する、ベンゾ−1゜3−ジオキソールの製造方法に関す
る。
次に、本発明の製造方法について具体的に説明する。
本発明て使用する非プロトン性溶媒は極性の大きい溶媒
かよく、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド、スルホランなどか挙げられる
か、ジメチルスルホキシドか最適である。
非プロトン性溶媒の使用量は、カテコール1モルに対し
て10100O〜1500mMか好ましく、この量より
減らすと、副生酸物(二量体〉の生成量か増え、目的物
の収率の低下をまねく。
ハロゲン化メチレンの好適な例には、塩化メチレン、臭
化メチレン、塩化臭化メチレン、ヨウ化メチレンなどが
ある。
また、使用できるカセイアルカリは、アルカリ金属また
はアルカリ土金属の水酸化物であり、その中でも特に好
適なのは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムである。
これらはフレークとして使用するのかよい。
好適な反応割合は、カテコール1モルに対して、カセイ
アルカリ2.0モル〜2.5モル、好ましくは2.1モ
ル、ハロケン化メチレン1.0モル〜2.5モル、好ま
しくは1.1モル〜1.5モルである。
本発明の好ましい反応操作は、非プロトン性溶媒に固形
のカセイアルカリを添加し、加温してカセイアルカリを
溶解した後、この溶液に、非プロトン性溶媒に溶解した
カテコールとハロゲン化メチレンの混合溶液を滴下する
方法である。しかし、後記比較例1に示すように非プロ
トン性溶媒に固形のカセイアルカリ、ハロゲン化メチレ
ンを添加した後、加温してカテコールを滴下する方法て
はヘンシー1.3−ジオキソールの収率か若干低下する
。また、後記比較例2に示すように非プロトン性溶媒に
固形のカセイアルカリ、カテコールを添加した後、加温
してハロゲン化メチレンを滴下する方法ては、副生酸物
(二量体〉の生成量が上記の二つの方法に比べて増加し
、収率はさらに低くなる。
本発明の反応は、100〜150℃、好ましくは130
〜140℃の温度で円滑に進み、通常は2〜3時間て容
易に完結てきる。
次に、本発明の実施例を示して本発明の製造方法を具体
的に説明する。
(実施例1) 1文の4径フラスコに攪拌機および還流コンデンサーを
取り付け、フラスコ内を乾燥して窒素置換し、水酸化ナ
トリウム 42.Og (1,05モル)を入れ、これ
にジメチルスルホキシトロ00m1を加えて130℃に
なるまて加温する。
次に、130℃になった時点て加温をやめ、この溶液に
、カテコール 55g (0,5モル)と塩化メチレン
46.7g (0,55モル)をジメチルスルホキシド
 150mJlに溶解した溶液を130〜140℃に保
ちながら約30分間を要して発熱に注意して滴下し、さ
らに同湿度で2時間攪拌を続けた。
一部のサンプルを分取して注水分解後、ガスクロマドク
ラフィーにより分析すると、カテコールからベンゾ−1
,3−ジオキソールの転換率は100%てあった。
次いて、反応液に水 300nJLとベンゼン300m
uを加えて有機層を分液し、この有機層を減圧条件て蒸
留して沸点77〜78℃/30mmHgの留分としてベ
ンゾ−1,3−ジオキソール 59.0g (収率96
.6%〉を得た。このもののガスクロマトグラフィーに
よる分析純度は100%であった。
(実施例2) カセイアルカリとして水酸化カリウム 58゜9g (
1,05モル)を用いて実施例1に準じて行った。目的
物としてベンゾ−1,3−ジオキンール 58.3g(
収率95.5%〉を得た。
このもののガスクロマトグラフィーによる分析純度は1
00%であった。
(実施例3) ハロゲン化メチレンとして臭化メチレン95.6g (
0,55モル)を用いて実施例1に準して行った。目的
物としてベンゾ−1,3−ジオキソール 56.2g 
(収率92.0%)を得た。このもののガスクロマドク
ラフィーによる分析純度は100%てあった。
(比較製造例1) 1Mの4径フラスコに攪拌aおよび還流コンデンサーを
取り付け、フラスコ内を乾燥して窒素置換し、水酸化ナ
トリウム 42.0g (1,06モル)、塩化メチレ
ン 46.7g (0,55モル)を入れ、これにジメ
チルスルホキシド 600nJLを入れ、130℃にな
るまて加温した。
次に、130℃になった時点て加温をやめ、この溶液に
、カテコール 55g (0,5モル)をジメチルスル
ホキシド 150nJLに溶解した溶液を130〜14
0℃に保ちながら約30分間を要して発熱に注意して滴
下し、さらに同温度で2時間攪拌を続けた。
一部のサンプルを分取して注水分解後、ガスクロマトグ
ラフィーにより分析すると、カテコールからベンゾ−1
,3−ジオキソールの転!l!I率は98.2%てあっ
た。
次いて、反応液に水 300nJLとベンゼン300 
m lを加えて有機層を減圧条件て蒸留して沸点77〜
78℃/ 30 m m Hgの留分としてベンソー1
,3−ジオキソール 52.4g (収率85.8%)
を得た。このもののガスクロマトグラフィーによる分析
純度は100%てあった。
(比較製造例2) 11の4径フラスコに攪拌機および還流コンデンサーを
取り付け、フラスコ内を乾燥して窒素置換し、水酸化ナ
トリウム 42.0g (1,05モル)、カテコール
 55g (0,5モル〉を入れ、これにジメチルスル
ホキシド 600nJLを入れ、130°Cになるまて
加温した。
次に、130℃になった時点で加温をやめ、この溶液に
、塩化メチレン 46.7g (0,55モル)をジメ
チルスルホキシド 150 m lに溶解した溶液を1
30〜140℃に保ちながら約30分肌を要して発熱に
注意して滴下し、さらに同温度て2時間攪拌を続けた。
一部のサンプルを分取して注水分解後、ガスクロマトグ
ラフィー(より分析すると、カテコールからベンゾ−1
,3−ジオキソールの転換率は100%てあった。
次いて、反応液に水 300nJLとベンゼン300m
Jlを加えて有機層を減圧条件て蒸留して沸点77〜7
8℃/ 30 m m Hgの留分としてベンゾ−1,
3−ジオキソール 37.9g (収率62.0%)を
得た。このもののガスクロマトグラフィーによる分析純
度は100%てあった。
ハ)発明の効果 本発明の方法によれば、固形のカセイアルカリを非プロ
トン性溶媒に添加して加熱溶解することにより、共沸脱
水の必要もなく、この溶液にカテコールとハロゲン化メ
チレンのモル比を調製した混合溶液を滴下するたけてよ
く、従来の製法に比べて操作性も非常に簡便てあり、安
定して高い収率か得られる。しかも、本発明はスケール
アップしても容易に安定した収率か得られるため、工業
的合成法として有利な製造法である。
北興化学工業棟式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固形のカセイアルカリを非プロトン性溶媒に加熱溶解後
    、この溶液に、非プロトン性溶媒に溶解したカテコール
    とハロゲン化メチレンの混合溶液を滴下して反応させる
    ことを特徴とする、ベンゾ−1,3−ジオキソールの製
    造方法。
JP7566790A 1990-03-27 1990-03-27 ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法 Expired - Lifetime JP2797211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7566790A JP2797211B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7566790A JP2797211B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03275683A true JPH03275683A (ja) 1991-12-06
JP2797211B2 JP2797211B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=13582790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7566790A Expired - Lifetime JP2797211B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2797211B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106397387A (zh) * 2016-09-20 2017-02-15 苏州弘森药业股份有限公司 一种胡椒环制备方法
CN110563693A (zh) * 2019-09-30 2019-12-13 苏州弘森药业股份有限公司 一种胡椒环制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106397387A (zh) * 2016-09-20 2017-02-15 苏州弘森药业股份有限公司 一种胡椒环制备方法
CN110563693A (zh) * 2019-09-30 2019-12-13 苏州弘森药业股份有限公司 一种胡椒环制备方法
CN110563693B (zh) * 2019-09-30 2022-10-21 苏州弘森药业股份有限公司 一种胡椒环制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2797211B2 (ja) 1998-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3337728B2 (ja) 2‐アセチルベンゾ[b]チオフェンの製造方法
CN104557957A (zh) 螺-氧化吲哚环氧乙烷衍生物的合成方法
JPH03275683A (ja) ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法
JPH0643356B2 (ja) ポリハロゲン化カルビノール
JPH024580B2 (ja)
JPS59122456A (ja) ジシクロヘキシルジスルフイドの製造法
JPH0390057A (ja) クロロフルオロベンゾニトリル及びその製造方法
JPS6056126B2 (ja) ジフルオロハロアセチルフルオリドの製造方法
JPH0149253B2 (ja)
JPH10212281A (ja) 3−カランエポキシドの製造法
JPS62108839A (ja) 3−フルオロ安息香酸類の製造方法
KR20200139699A (ko) 함불소 술파이드 화합물의 제조 방법
CN113754602B (zh) 一种5,5-二甲基-4,5-二氢异噁唑-3-酮的合成方法
US4788012A (en) Process for the preparation of benzyl trifluoromethyl sulfide
FR2602766A1 (fr) Composes dichlorotrifluoromethylnitrotoluenes et procede de preparation d'aminotrifluoromethyltoluenes a partir de ces composes
EP0504285B1 (en) Fluorocarbon compounds and processes for preparation thereof
JP2000026350A (ja) 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン誘導体の製造方法
JPS6116252B2 (ja)
JPH0672987A (ja) メタンスルホニルフルオライド誘導体の製造方法
JPH0368019B2 (ja)
JP4022929B2 (ja) 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ニトロベンゼンの製造法
JPH01249752A (ja) ビス(トリフルオロアセチル)ペルオキシドの製造法
JPH05345739A (ja) 3,4’−ジクロロジフェニルエーテルの製造方法
CA2160994A1 (en) N-fluorosulphonimides, method of preparing them, and their use as fluorination agents
JP3225361B2 (ja) 芳香族フッ素化合物の製造方法、及びその原料となる含フッ素ベンゼンスルフィン酸誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090703

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100703

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100703

Year of fee payment: 12