JPH0327532Y2 - - Google Patents

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JPH0327532Y2
JPH0327532Y2 JP1983057240U JP5724083U JPH0327532Y2 JP H0327532 Y2 JPH0327532 Y2 JP H0327532Y2 JP 1983057240 U JP1983057240 U JP 1983057240U JP 5724083 U JP5724083 U JP 5724083U JP H0327532 Y2 JPH0327532 Y2 JP H0327532Y2
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JP
Japan
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lid
protrusion
bottle
shaft
applicator brush
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983057240U
Other languages
English (en)
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JPS59162811U (ja
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Publication date
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Priority to JP5724083U priority Critical patent/JPS59162811U/ja
Publication of JPS59162811U publication Critical patent/JPS59162811U/ja
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Publication of JPH0327532Y2 publication Critical patent/JPH0327532Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマスカラ、アイライナ、マニキユア等
の収納に使用される塗布ブラシ付き容器に関す
る。
この種の容器は一般に塗布ブラシが取付けられ
た蓋と、口部にこの塗布ブラシの軸を払拭し、か
つシールするパツキン体を有する瓶とからなる。
この容器では、塗布ブラシを瓶内に挿入する際、
塗布ブラシに付着している内容液がパツキン体の
上面に付着し、これが塗布ブラシの挿入のたびご
とに蓄積され、やがて口部から溢れ出す。
この現象を防止するため、パツキン体を弾性材
よりなる筒状部と、この下部に設けられ、塗布ブ
ラシの軸に密着する孔を有する弾性膜体とからな
るものとし、前記軸に、蓋を瓶に冠着する際、前
記筒状部の内周面に付着した内容液を拭つて押し
下げ膜体上まで進む突出部を設けることが行われ
ている。こうすると確かに内容液がパツキン体上
に蓄積することにより溢出は防止されるが、突出
部を筒状部内に押し込む際、突出部下端と膜体上
方との間の空間の圧力が上昇するため、この空間
内にある内容液の一部は、膜体と軸との間から瓶
内に押し込まれる代りに、突出部と筒状部との間
を通り外部へ飛び出す。
本考案はこの不都合を防止するために、この圧
力の上昇を逃がすよう構成したものである。
すなわち本考案は突出部下面と蓋奥部に設けら
れた空間部とを連通させ、蓋冠着時の、突出部下
端と膜体との間の圧力上昇を逃がす連通路を軸に
設けたことを特徴とする塗布ブラシ付き容器であ
る。
次に本考案を図示する実施例により具体的に説
明する。この容器10は塗布ブラシ12が取付け
られた蓋14と、口部にパツキン体16を有する
瓶18とからなる。パツキン体16はゴム等の弾
性材を一体成形してなるものであつて、筒状部2
0とこの下部に設けられた膜体22とを有してい
る。この膜体22には孔24に形成され、この孔
24は塗布ブラシ12の軸26に密着して、軸2
6外周に付着した内容液を払拭し、また瓶18を
密封シールする。軸26の根元近くの部分には段
状の突出部28が形成され、蓋14を瓶18に冠
着する際、筒状部20の内周面に摺接し、ここに
付着した内容液を拭つて押し上げ膜体上まで進
む。蓋14の奥部には、瓶18の口部に冠着する
雌ネジ部材30との間に空間部32が設けられて
いる。突出部28の下端とこの空間部32は、断
面円環状の連通路34により連通されている。な
お軸26のうち、連通路34の内側部分は蓋14
の奥部に、外側部分は雌ネジ部材30に取付けら
れている。空間部32には、瓶18の口部へ向つ
て開口し、蓋14冠着時に瓶18の口部により外
気と遮断される小孔36が形成されている。この
小孔36の空間部32側の開口部は、スポンジ等
の多孔質体38により被われている。軸26の膜
体22の孔24と接する部分は膜体22の劣化変
形を防止するため細部40となつている。
この容器10は以上の構成であるから、蓋14
を瓶18に冠着し、突出部28がパツキン体16
の筒状部20の内周面を擦つて、ここに付着した
内容液を押し上げる際、突出部28下端と膜体2
2との間の空気は、連通路34を通り大容積の空
間部32に逃がされ、高圧になることはない。し
たがつて内容液が外部へ飛び出すことなく、膜体
22と軸26との間から瓶18内へ押し込まれ
る。なおこの実施例では空間部32は小孔36に
より外気と連通しているので、より一層良好に圧
力上昇を防止することができる。小孔36を設け
ると、蓋14冠着時に連通路34を通して空間部
32内に空気とともに一部の内容液が侵入し、こ
れが外部へ流出することが考えられるが、小孔3
6は多孔質体38で被われているため、内容液は
この多孔質体38に吸収され流出しない。また、
この小孔36は蓋14を冠着した後は外気と遮断
されるので、仮りに膜体22と軸26との密着が
悪く、シールが不十分であつても、瓶18内の内
容液が気化することはない。
空間部は上述のように突出部下部の圧力上昇を
吸収するものであるから、十分な容積があれば、
それだけで十分であるが、上記例のように外気と
連通しているとより効果的である。また空間部と
外気とを連通させる小孔の位置も任意であるが、
上記例のように外気と遮断される位置とするとシ
ール効果の点でより好ましい。なお空間部は完全
中空である必要はなく、全体に多孔質体等が充填
されていてもよいことはいうまでもない。
さらに突出部の形状も、本例のような段状のも
ののほか、瘤状のものであつてもよく、また通気
路の形状も任意であり、例えば第3図〜第5図に
示す連通路34′のように2個の断面半円形のも
のを合わせた形状、あるいは第6図、第7図に示
す連通路34″のように断面円形状で突出部28
下端に小孔で連通するもの等とすることができ
る。
本考案は上述のようにして突出部下部の圧力上
昇を防ぎ、内容液の飛散を防止するので、突出部
自体による内容液の口部からの溢出防止作用と共
働し、内容液の洩出による瓶外部、手などの汚れ
を完全に防止する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正断
面図、第2図は蓋の前図の−線断面図であ
る。第3図〜第4図は他の実施例の蓋を示し、第
3図は正断面図、第4図は側断面図、第5図は第
3図の−線断面図である。第6図、第7図は
さらに別の実施例の蓋を示し、第6図は正断面
図、第7図は前図の−線断面図である。 10……容器、12……塗布ブラシ、14……
蓋、16……パツキン体、18……瓶、20……
筒状部、22……膜体、24……孔、26……
軸、28……突出部、32……空間部、34,3
4′,34″……連通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗布ブラシは取付けられた蓋と、口部にこの塗
    布ブラシの軸を払拭し、かつシールするパツキン
    体を有する瓶とから成る容器において、パツキン
    体を弾性材よりなる筒状部と、この下部に設けら
    れ、塗布ブラシの軸に密着する孔を有する弾性膜
    体とからなるものとし、前記軸に、蓋を瓶に冠着
    する際、前記筒状部の内周面に付着した内容液を
    拭つて押し下げ膜体上まで進む突出部を設け、こ
    の突出部下面と蓋奥部に設けられた空間部とを連
    通させ、蓋冠着時の突出部下端と膜体との間の圧
    力上昇を逃す連通路を前記軸に設けたことを特徴
    とする塗布ブラシ付き容器。
JP5724083U 1983-04-16 1983-04-16 塗布ブラシ付き容器 Granted JPS59162811U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5724083U JPS59162811U (ja) 1983-04-16 1983-04-16 塗布ブラシ付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5724083U JPS59162811U (ja) 1983-04-16 1983-04-16 塗布ブラシ付き容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59162811U JPS59162811U (ja) 1984-10-31
JPH0327532Y2 true JPH0327532Y2 (ja) 1991-06-14

Family

ID=30187550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5724083U Granted JPS59162811U (ja) 1983-04-16 1983-04-16 塗布ブラシ付き容器

Country Status (1)

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JP (1) JPS59162811U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153863A (en) * 1981-03-10 1982-09-22 Tokyo Parts Kk Vessel for viscous liquid with cover having brush
JPS5826408B2 (ja) * 1979-12-27 1983-06-02 日本鋼管株式会社 加工性の優れた低降伏比高張力熱延鋼板の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033868Y2 (ja) * 1981-08-14 1985-10-08 東京パ−ツ株式会社 ブラシ付蓋を有する粘性液用容器

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826408B2 (ja) * 1979-12-27 1983-06-02 日本鋼管株式会社 加工性の優れた低降伏比高張力熱延鋼板の製造方法
JPS57153863A (en) * 1981-03-10 1982-09-22 Tokyo Parts Kk Vessel for viscous liquid with cover having brush

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59162811U (ja) 1984-10-31

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