JPH03274474A - 故障表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、発電所、変電所または開閉所などの電気所を
構成する遮断器、断路器、変圧器などの各機器の故障を
表示する装置に関するもので、特に電気所や遠方の制御
所などに設置されて、電気所構成機器の常時監視データ
を表示し、異常発生時にはその内容及び対処方法などを
表示する装置に係る。

（従来の技術） 最近では、電気所構成機器の監視診断システムとして、
例えば計算機のＣＲＴの様な画面に監視機器の状態を常
時表示しておき、異常検出時には、単に異常機器の特定
や数値としての監視データを表示するだけではなく、知
識工学的手法を採用することにより、監視データに応じ
て故障発生の原因、その原因を特定した理由、判定結果
の信頼性、当該機器の継続運転可否及び対処方法なとの
診断結果までも表示するものが提案されている。

この様なシステムにおいては、従来の監視システムに比
較して、画面に表示される情報量が格段に多くなるので
、表示装置の一画面に納まらない場合が生じる。その場
合には、複数のＣＲＴを用意するか、或いは各情報を複
数の画面に別け、つのＣＲＴ上で画面を順次切換えるこ
とによって表示するか、やむを得ず表示内容を削減する
かしていた。

（発明が解決しようとする課題） ところが、上記の従来技術の様に複数のＣＲＴを用意す
ることは、システム構成機器の増加及び複雑化に繋がり
好ましい手段ではなかった。特に、この種の監視診断シ
ステムは、異常のない状態では表示内容も少ないので、
はとんどの場合異常診断時用のＣＲＴは使用されること
がなく、無駄になっている欠点があった。

また、表示内容を削減することは、故障に対する正確な
情報を欠く恐れもあり、この様な手段を採用することは
、極力避けるべき性質のものであった。

この様な理由から、一般には、通常は監視データを表示
し、異常発生時には診断結果を表示するというように、
一つのＣＲＴ上に複数の画面を順番に切換えて表示する
ことが従来から行われていた。しかし、この様な表示装
置では、監視データと診断結果を同時に見ることができ
ず、例えば、電気所の運転者が監視データから経験的に
判断する診断結果と、計算機によって判断された診断結
果とを比較検討したり、診断結果に基づいてシステムを
操作した場合の当該機器の状況の変化を監視データから
逐次把握することができない、などの不都合が生じる。

また、立て続けに発生した複数の異常に対して、一つの
ＣＲＴ上に同時に複数の診断結果を表示することができ
ず、複数の異常が同時に発生した場合の対処が困難であ
り、場合によっては後の異常に気付くのが遅れることが
あった。

この様に、従来の表示装置では、監視診断システムの高
度化、複雑化に伴い、表示すべき内容が一画面に納まら
ない場合には、複数の画面に別けて順次表示するか、表
示内容を削減しなければならず、システムの診断機能を
十分生かすことができない問題があった。

本発明は、上記のような従来の表示装置の問題点を解決
するために提案されたもので、一画面上に多量の情報を
表示することができるようにして、機器の故障発生時に
より多くの必要な情報を的確かつ認知しやすい形態で表
示することにより、電気所の運転者が早急な対応を取る
ための一助となる情報を与える故障表示装置を提供する
ことを目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明の故障表示装置は
、電気所を構成する機器の状態を監視してそのデータを
表示し、異常発生時には故障診断を行ないその診断結果
を表示する装置において、前記監視データ及び診断結果
を小画面の組合わせにより一画面に複合表示することを
構成上の特徴とするものである。

（作用） 上記のような構成を有する本発明においては、監視デー
タ及び各種の診断結果をく一画面上に複合表示された小
画面の組合わせにより同時に表示することが可能となる
ので、多量の情報の表示が可能となると共に、同時並行
的に発生した複数の異常にも適切に対応できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。

図面において、表示画面ｌは監視診断システムを構成す
る計算機のＣＲＴの画面である。この表示画面１は、Ａ
−Ｄの４つの画面表示領域を有しており、このうちＡ−
Ｃの３領域は、第１〜第３の監視データ表示領域に、ま
たＤの領域は、診断結果表示領域に割り当てられている
。そして、通常の監視状態においては、第１〜第３監視
データ表示領域Ａ〜Ｃには、それぞれ第１〜第３監視デ
ータ表示小画面２８〜２Ｃが表示され、また診断結果表
示領域りには何も表示されていない。これらの監視デー
タ表示小画面２ａ〜２Ｃには、システムに予め設定され
たメニュー選択方式を使用して、機器の状態や運転経歴
、カメラによる監視画面などの監視データが適宜表示さ
れている。なお、本実施例では、各監視データ表示領域
Ａ−Ｃに表示される小画面の数はそれぞれ一つであるが
、更に小画面を分割したり、サイズを変更して複数の小
画面を表示させることもできる。

次に、機器に異常が発生しシステムがその診断を行った
場合には、診断結果表示領域りに、得られた診断結果の
数に応じて診断結果表示小画面が表示される。図面は、
３種の診断結果が得られた場合で、診断結果表示小画面
３ａ〜３Ｃが診断結果表示領域りに表示されている。こ
の時、故障の重要度に応じて小画面３ａ〜３Ｃを重ねる
順番を変え、重大な事故はど上に重ねて表示するように
処理することができる。また、異常の有る監視データや
重要な診断結果については、表示の色を変えたり、表示
を点滅させることもできる。

この様に本実施例によれば、ＣＲＴの一画面上を、監視
データ表示領域Ａ−Ｃと診断結果表示領域りとに区分し
て、それぞれに小画面を表示させる様に構成したので、
監視データと診断結果とを同時に表示させることが可能
となる。また、監視データについても同時に複数の機器
を監視したり、各機器の現状のデータと過去の記録の様
に種々のデータを複合表示することもでき、監視精度を
向上させることができる。

（他の実施例） なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、複数の機器に故障が同時発生した場合には、監視デ
ータ表示領域の一つまたは複数を他の異常の有る機器の
診断結果表示用に切換えて使用することも可能である。

また、故障の重要度や対応する処理方法の数に応じて、
診断結果表示領域を監視データ表示領域よりも大きくと
ることもできるし、通常の監視状態では、監視データの
みを複数の小画面に表示しておき、異常発生時には、異
常の発生した監視データのみを一つの小画面に表示し、
他の複数の小画面に診断結果などを表示させても良い。

更に、各小画面をそれに対応した記号に変換して保存し
ておき、診断結果や表示された故障機器などに応じて、
前記記号を参照して再表示させることもできる。

［発明の効果コ 以上の実施例に示す通り、本発明によれば、つの画面上
に複数の小画面を複合表示することにより、診断結果の
表示が監視データの表示の妨げとならず、また、監視デ
ータや診断結果表示に当たっても多くの情報を簡単に表
示することができるので、運転者により多くの情報を見
易く提供することが可能な故障表示装置を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の故障表示装置における表示画面の一実
施例を示す正面図である。 １・・・表示画面、２ａ〜２Ｃ・・・監視データ表示小
画面、３ａ〜３Ｃ・・・診断結果表示小画面、Ａ−Ｃ・
・監視データ表示領域、Ｄ・・・診断結果表示領域。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電気所を構成する機器の状態を監視してそのデータを表
   示し、異常発生時には故障診断を行ないその診断結果を
   表示する故障表示装置において、前記監視データ及び診
   断結果を小画面の組合わせにより一画面に複合表示する
   ことを特徴とする故障表示装置。