JPH03274178A - インクジェットプリンタ用の記録材及びその製造方法 - Google Patents
インクジェットプリンタ用の記録材及びその製造方法Info
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- JPH03274178A JPH03274178A JP2075925A JP7592590A JPH03274178A JP H03274178 A JPH03274178 A JP H03274178A JP 2075925 A JP2075925 A JP 2075925A JP 7592590 A JP7592590 A JP 7592590A JP H03274178 A JPH03274178 A JP H03274178A
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Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、プリンタ用記録材に係り、特にインクジェッ
トプリンタに用いられる記録材及びその製造方法に関す
る。
トプリンタに用いられる記録材及びその製造方法に関す
る。
従来から、インク滴をノズルから噴射させて記録材に直
接付着させるインクジェットプリンタが広く用いられて
いる。
接付着させるインクジェットプリンタが広く用いられて
いる。
このようなインクジェットプリンタに用いられる記録材
としては、インク受容層として基材上に形成された多孔
質層によって、インクが吸収されることにより定着が行
われるものと、特開昭６１−１９３８７９号に開示され
ているように、基材上に形成されたインク受容層として
の樹脂屑が溶解、膨潤することによりインクを吸収する
ものがある。そして、前者はインクの定着速度が高く、
後者は透光性、表面光沢性が高いという利点を有する。
としては、インク受容層として基材上に形成された多孔
質層によって、インクが吸収されることにより定着が行
われるものと、特開昭６１−１９３８７９号に開示され
ているように、基材上に形成されたインク受容層として
の樹脂屑が溶解、膨潤することによりインクを吸収する
ものがある。そして、前者はインクの定着速度が高く、
後者は透光性、表面光沢性が高いという利点を有する。
しかしながら、印字表面が多孔質になっているインクジ
ェットプリンタ用の記録材は多孔質層自体が不透明性を
帯びるため、記録材の透明性を必要とする場合には使用
することができないという問題がある。また、記録材表
面が多孔質であるため印字画像として光沢性がないとい
う問題もある。
ェットプリンタ用の記録材は多孔質層自体が不透明性を
帯びるため、記録材の透明性を必要とする場合には使用
することができないという問題がある。また、記録材表
面が多孔質であるため印字画像として光沢性がないとい
う問題もある。
一方、基材に樹脂屑を形成したインクジェットプリンタ
用の記録材は透明性、光沢性には優れるが、多孔質層を
有する記録材に比べて印字速度が遅くなり、また、樹脂
層内においてインクが定着せず印字画像の乱れが生じや
すいという問題がある。
用の記録材は透明性、光沢性には優れるが、多孔質層を
有する記録材に比べて印字速度が遅くなり、また、樹脂
層内においてインクが定着せず印字画像の乱れが生じや
すいという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、透明性、光沢性に優れるとともに、印字され
たインクの滲みが発生せず、インクの定着性の高いイン
クジェットプリンタ用の記録材、及びこのような記録材
の製造方法を提供することを目的とする。
のであり、透明性、光沢性に優れるとともに、印字され
たインクの滲みが発生せず、インクの定着性の高いイン
クジェットプリンタ用の記録材、及びこのような記録材
の製造方法を提供することを目的とする。
この目的を遠戚するため本発明は、基材と、基材の少な
（とも片面に形成されたインク受容層とを有するインク
ジェットプリンタ用の記録材において、前記インク受容
層は水溶性・親水性樹脂が多数の独立したドツト形状に
形成されたインク受容ドツトで構成されているように構
成した。
（とも片面に形成されたインク受容層とを有するインク
ジェットプリンタ用の記録材において、前記インク受容
層は水溶性・親水性樹脂が多数の独立したドツト形状に
形成されたインク受容ドツトで構成されているように構
成した。
また、上述のインク受容層をグラビアロール版を用いた
グラビアコーティングにより形成するように構成した。
グラビアコーティングにより形成するように構成した。
上記の構成を有する本発明のインクジェットプリンタ用
の記録材によれば、インクジェットプリンタから吹き付
けられたインクは、基材上で独立したドツト形状に形成
された水溶性・親水性樹脂からなるインク受容層におい
て、各インク受容ドツト間に分散され、またインク受容
ドツト間にはインクが移動する屑が存在しないため、分
散された各インク受容ドツトにおいて吸収定着される。
の記録材によれば、インクジェットプリンタから吹き付
けられたインクは、基材上で独立したドツト形状に形成
された水溶性・親水性樹脂からなるインク受容層におい
て、各インク受容ドツト間に分散され、またインク受容
ドツト間にはインクが移動する屑が存在しないため、分
散された各インク受容ドツトにおいて吸収定着される。
これによって、インクの滲みが発生せず、印字画像が明
瞭で、インクの定着性が高いインクジェットプリンタ用
の記録材が実現される。
瞭で、インクの定着性が高いインクジェットプリンタ用
の記録材が実現される。
また、本発明のインクジェットプリンタ用の記録材の製
造方法によれば、多数の独立したドツト形状のインク受
容層がグラビアロール版を用いたグラビアコーティング
によって基板上に形成されるので、記録材を容易に製造
することができる。
造方法によれば、多数の独立したドツト形状のインク受
容層がグラビアロール版を用いたグラビアコーティング
によって基板上に形成されるので、記録材を容易に製造
することができる。
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第工図及び第２図は本発明に係るインクジェットプリン
タ用の記録材を示す。
タ用の記録材を示す。
第１図及び第２図において、インクジェット記録材上０
は基材１工と、基材１１表面に相互に独立して形成され
た多数のインク受容ドツト１２ａからなるインク受容Ｎ
１２とを有している。
は基材１工と、基材１１表面に相互に独立して形成され
た多数のインク受容ドツト１２ａからなるインク受容Ｎ
１２とを有している。
基材１１は、従来から公知である種々の材料で形成され
る。基材１１としては、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリプロピレン、セロファン、ナイロン、ポリカーボネ
イト、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリエチレン等の
プラスチックフィルムあるいはこれらの積層フィルム又
は合成紙等を用いることができるが、特に、表面平滑性
の高いものか加工上望ましい。また、基材１１の厚さは
、インクジェットプリンタに対する適性から各材料毎に
適宜決定できるが、一般に１〜１０００μｍ、特に５０
〜１２５μｍであることが望ましい。
る。基材１１としては、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリプロピレン、セロファン、ナイロン、ポリカーボネ
イト、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリエチレン等の
プラスチックフィルムあるいはこれらの積層フィルム又
は合成紙等を用いることができるが、特に、表面平滑性
の高いものか加工上望ましい。また、基材１１の厚さは
、インクジェットプリンタに対する適性から各材料毎に
適宜決定できるが、一般に１〜１０００μｍ、特に５０
〜１２５μｍであることが望ましい。
インク受容ドツト１２ａを構成する材料としては、水溶
性かつ親水性を有する樹脂がよく、例えば、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミ
ン、カルボキシメチルセルロース等の合成樹脂が用いら
れる。このように、インク受容ドツト１２ａを相互に独
立するように多数形成したことにより、連続する平滑な
面に形成された従来のインク受容層に比ベインク定着が
格段に向上する。すなわち、インク受容ドツト１２ａが
独立して多数形成されていることにより、インクジェッ
トプリンタのノズルから噴射されたインクは各インク受
容ドット１２ａ間で分散し、また、各インク受容ドット
１２ａ間にはインクが移動する屑が存在しないため、噴
射されたインクは各インク受容ドツト１２ａにおいて定
着する。
性かつ親水性を有する樹脂がよく、例えば、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミ
ン、カルボキシメチルセルロース等の合成樹脂が用いら
れる。このように、インク受容ドツト１２ａを相互に独
立するように多数形成したことにより、連続する平滑な
面に形成された従来のインク受容層に比ベインク定着が
格段に向上する。すなわち、インク受容ドツト１２ａが
独立して多数形成されていることにより、インクジェッ
トプリンタのノズルから噴射されたインクは各インク受
容ドット１２ａ間で分散し、また、各インク受容ドット
１２ａ間にはインクが移動する屑が存在しないため、噴
射されたインクは各インク受容ドツト１２ａにおいて定
着する。
ただし、各インク受容ドツト１２ａのサイズが大きすぎ
ると形成された文字や図形が変形するおそれがある。こ
のため、インク受容ドツト１２のサイズとしては、一般
的なプリンタの規格である１ｍｍあたり１６〜６４ドツ
ト （１ドツトあたり１５〜６４μｍ）が挙げられるが
、逆にインク受容ドツト１２ａのサイズが小さすぎると
インク受容ドツト１２ａの形成が困難になるという問題
が生じるため、ｌドツトのサイズは５０〜１００μｍが
好ましい。
ると形成された文字や図形が変形するおそれがある。こ
のため、インク受容ドツト１２のサイズとしては、一般
的なプリンタの規格である１ｍｍあたり１６〜６４ドツ
ト （１ドツトあたり１５〜６４μｍ）が挙げられるが
、逆にインク受容ドツト１２ａのサイズが小さすぎると
インク受容ドツト１２ａの形成が困難になるという問題
が生じるため、ｌドツトのサイズは５０〜１００μｍが
好ましい。
このようなインクジェットプリンタ用の記録材１０を製
造する方法としては、グラビアロール版を用いたグラビ
アコーティングが有用である。この場合、グラビアロー
ル版には、インク受容ドツト１２ａを基材１１上に形成
するための所定の大きさのセルが所定の間隔をなすよう
に相互に独立して設けられている。各セルの形状は格子
状、ピラミッド状等の幾何学的模様であり、このような
セルは相互に独立して連続的かつ規則的に配設されてい
る。そして各セルの面積の総和は、グラビアロールの全
面積の１０〜７０％であることが好ましい。
造する方法としては、グラビアロール版を用いたグラビ
アコーティングが有用である。この場合、グラビアロー
ル版には、インク受容ドツト１２ａを基材１１上に形成
するための所定の大きさのセルが所定の間隔をなすよう
に相互に独立して設けられている。各セルの形状は格子
状、ピラミッド状等の幾何学的模様であり、このような
セルは相互に独立して連続的かつ規則的に配設されてい
る。そして各セルの面積の総和は、グラビアロールの全
面積の１０〜７０％であることが好ましい。
次に、実験例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実験例１
基材として厚さ７５μｍのポリエステルフィルム（東し
■製Ｔ−６０）を用い、インク受容ドツト形成用のグラ
ビアインクとしてポリビニルアルコール（クラレ■製Ｒ
−２１５０）９重量部と、コロイダルシリカ（日産化学
■製スノーテックス−０）１重量部を水に溶解して固形
分が５％になるように調整した液を用いて下記のグラビ
アロール版にてグラビアコーティングを行い記録材を形
成した。
■製Ｔ−６０）を用い、インク受容ドツト形成用のグラ
ビアインクとしてポリビニルアルコール（クラレ■製Ｒ
−２１５０）９重量部と、コロイダルシリカ（日産化学
■製スノーテックス−０）１重量部を水に溶解して固形
分が５％になるように調整した液を用いて下記のグラビ
アロール版にてグラビアコーティングを行い記録材を形
成した。
グラビアロール版：
セル形状・・・格子形状
セル数−２００個／２５．４ｍｍ中
セル間隔・・・１２７μｍ
ロール版の全面積に対するセルの面積・・・１５％
実験例２
グラビアロール版として下記の版を使用した他は実験例
上と同一の条件で記録材を製造した。
上と同一の条件で記録材を製造した。
グラビアロール版：
セル形状・・・ピラミッド形状
セル数−２００個／２５．４ｍｍ中
セル間隔・・・１２７μｍ
ロール版の全面積に対するセルの面積・・・７５％
比較例
実験例１と同一のグラビアロール版を用いてリバースコ
ーングを行い、インク受容層として連続する平滑な眉に
形成した以外は実験例上と同一の条件で記録材を製造し
た。
ーングを行い、インク受容層として連続する平滑な眉に
形成した以外は実験例上と同一の条件で記録材を製造し
た。
上述のようにして製造されたインクジェットプリンタ用
の各記録材にインクシェドプリンタ（シャープ製Ｉ Ｏ
−７３０）を用いて印字を行い、印字ドツトの大きさ及
び形状を観察した。その結果、実験例１及び実験例２に
おいては、印字ドツトの大きさがそれぞれ６０μｍ、１
１０μｍになり、形状はほぼ均一で、かつ、グラビアロ
ール版のセルの形状に対応した形状であり、良好な画像
が形成された。これに対して、比較例においては、印字
ドツトの大きさが１５０μｍであり、滲みが発生し良好
な画像を得ることができなかった。
の各記録材にインクシェドプリンタ（シャープ製Ｉ Ｏ
−７３０）を用いて印字を行い、印字ドツトの大きさ及
び形状を観察した。その結果、実験例１及び実験例２に
おいては、印字ドツトの大きさがそれぞれ６０μｍ、１
１０μｍになり、形状はほぼ均一で、かつ、グラビアロ
ール版のセルの形状に対応した形状であり、良好な画像
が形成された。これに対して、比較例においては、印字
ドツトの大きさが１５０μｍであり、滲みが発生し良好
な画像を得ることができなかった。
以上の実験例から、本発明によれば、インクジェットプ
リンタから噴射されたインクはインク受容ドツト間にお
いて分散して各インク受容ドツトに吸収定着され、隣接
する他のインク受容ドツトにまで拡散しないことが判り
、本発明の効果は明らかであった。
リンタから噴射されたインクはインク受容ドツト間にお
いて分散して各インク受容ドツトに吸収定着され、隣接
する他のインク受容ドツトにまで拡散しないことが判り
、本発明の効果は明らかであった。
以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、印字部のドツト形状がよく、滲みが発生せず、インク
の定着性の高いインクジェットプリンタ用の記録材が可
能になり、また、この記録部材を容易に製造することが
できるという効果が奏される。
、印字部のドツト形状がよく、滲みが発生せず、インク
の定着性の高いインクジェットプリンタ用の記録材が可
能になり、また、この記録部材を容易に製造することが
できるという効果が奏される。
第１図は本発明に係るインクジェットプリンタ用の記録
材の部分断面図、第２図は同平面図である。 １０・・・インクジェット記録材、１１・・・基材、１
２・・・インク受容層、１２ａ・・・インク受容ドツト
。
材の部分断面図、第２図は同平面図である。 １０・・・インクジェット記録材、１１・・・基材、１
２・・・インク受容層、１２ａ・・・インク受容ドツト
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、基材と、基材の少なくとも片面に形成されたインク
受容層とを有するインクジェットプリンタ用の記録材に
おいて、前記インク受容層は水溶性・親水性樹脂が多数
の独立したドット形状に形成されたインク受容ドットで
構成されていることを特徴とするインクジェットプリン
タ用の記録材。 ２、グラビアロール版を用いたグラビアコーティングに
よりインク受容層を形成することを特徴とする請求項１
記載のインクジェットプリンタ用の記録材の製造方法。 ３、前記グラビアロール版はドットを形成するための幾
何学形状のセルが規則的に多数配列されており、前記セ
ルの総面積が前記グラビアロールの全面積の１０〜７０
％であることを特徴とする請求項２記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075925A JPH03274178A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | インクジェットプリンタ用の記録材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2075925A JPH03274178A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | インクジェットプリンタ用の記録材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03274178A true JPH03274178A (ja) | 1991-12-05 |
Family
ID=13590358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2075925A Pending JPH03274178A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | インクジェットプリンタ用の記録材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03274178A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008183846A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Iwatsu Electric Co Ltd | コーティング組成物及びオフセット印刷原版 |
-
1990
- 1990-03-26 JP JP2075925A patent/JPH03274178A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008183846A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Iwatsu Electric Co Ltd | コーティング組成物及びオフセット印刷原版 |
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