JPH03274103A - 多孔質素材の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

多孔質素材の真空加圧含浸方法およびそれに用いる装置

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JPH03274103A
JPH03274103A JP7452690A JP7452690A JPH03274103A JP H03274103 A JPH03274103 A JP H03274103A JP 7452690 A JP7452690 A JP 7452690A JP 7452690 A JP7452690 A JP 7452690A JP H03274103 A JPH03274103 A JP H03274103A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木材を繊維状に粉砕して得られる木材繊維や
不織布用繊維素材、あるいはセラミックスチップ等の多
孔質素材に、二液反応型の処理液を含浸させてその改質
を行う多孔質素材の真空加圧含浸方法およびそれに用い
る装置に関するものである。
〔従来の技術〕
木材片を爆砕等によって繊維状に粉砕した木材繊維は、
板状に底形され建材や家具材等に汎用されているが、建
材等に用いるには、一定の難燃性が要求されるため、成
形前の木材繊維に難燃剤を含浸させることが行われてい
る。また、鋳物やセラミックス等のチップに一定の強度
をもたせるために補強剤を含浸させること等も行われて
いる。
このような含浸処理に用いられる処理液としては、従来
は一液型のものが汎用されていたが、最近、2種類の薬
液を順次被処理物に含浸させ、両液を被処理物内部で反
応させる二液反応型のもの(例えば塩化バリウム液とリ
ン酸水素二アンモニウム液とを組み合わせた難燃剤や、
二液硬化型エマルジョンからなる補強剤等)が使用され
ている。このような二液反応型の処理液を木材繊維等に
含浸させる方法としては、例えばつぎのような方法が一
般的である。すなわち、まず、第5図に示すように、網
地からなる袋に木材繊維を充填し、開口部を閉じて塊状
体1とする。この塊状体1を、第6図に示すように、ま
ず第1液が収容された第1の処理槽2内に浸漬し、その
状態を所定時間だけ保持して木材繊維に第1液を含浸さ
せ、ついでこの塊状体1を処理槽2から引き上げてスノ
コ3に載せ所定時間放置して液切りを行う。つぎに、こ
の塊状体1を、第2液が収容された第2の処理槽4内に
所定時間浸漬して第2液を含浸させ、木材繊維内部で、
予め含浸された第1液とこの第2液とを反応させ反応層
を形成させる。そこで、塊状体1を処理槽4から引き上
げて袋内から木材繊維を取り出して乾燥することにより
、難燃処理等が施された木材繊維を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような含浸方法では、木材繊維を
いちいち袋に入れ、あるいは袋から取り出すという煩雑
な作業が必要なため非常に生産効率が悪いという問題が
あった。また、木材繊維を塊状化し、常圧下で処理液中
に単に浸漬するだけであるため、木材繊維全体に処理液
を充分にゆきわたらせるのに時間がかかり、かつ、その
処理液が木材繊維内部に浸透しにくい。したがって、両
液をともに多量に使用するにもかかわらず、両液の反応
によって得られる反応層は薄く、木材繊維に充分な難燃
効果等を付与することができなかった。また、第1液含
浸後の液切りを、液の自然滴下にまかせているため、短
時間の液切りでは第1液除去が不充分となり、第1液が
木材繊維表面に残留して第2液との反応が木材繊維表面
上で過剰に進行して反応層が不均一となる。このため、
液切りを長時間行わなければならず、生産効率の悪いも
のであった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、上記
木材繊維のような多孔質素材の内部に二液反応型の処理
液を順次含浸させて多孔質素材内部で反応させる場合に
、単一の処理槽で、少量の処理液で処理でき、しかも処
理液の含浸および液切りが短時間で均一に行われるよう
な方法およびそれに用いる装置の提供をその目的とする
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、繊維状またはチ
ップ状の多孔質素材に第1液と第2液からなる二液反応
型の処理液を含浸させる方法であって、処理槽内に多孔
質素材を充填した内槽を装填して一定時間真空脱気した
後、第1液を供給し、強制循環しながら加圧含浸させる
工程と、上記第1液を回収後、上記内槽内外間を遮断し
て上記処理槽内を一定の高圧に保持したのち内部空間と
連通ずる排気弁を開放し処理槽内と内槽内部空間との間
に瞬間的な圧力差を生じさせ内槽内の多孔質素材中に急
激な空気流動を作用させて多孔質素材に付着する余剰第
1液を脱液する工程と、上記処理槽内に第2液を供給し
、強制循環しながら加圧含浸させ第1液と反応させる工
程とを備えた多孔質素材の真空加圧含浸方法を第1の要
旨とし、繊維状またはチップ状の多孔質素材に第1液と
第2液からなる二液反応型の処理液を含浸させる方法で
あって、処理槽内に多孔質素材を充填した内槽を装填し
一定時間真空脱気した後、第1液を供給し、強制循環し
ながら加圧含浸させる工程と、上記第1液を回収後、上
記処理槽内から取り出した内槽を遠心脱水機に装填し、
高速回転を与えて多孔質素材に付着する余剰第1液を脱
液する工程と、上記遠心脱水機から取り出した内槽を前
記処理槽内に戻し、第2液を供給し、強制循環しながら
加圧含浸させ第1液と反応させる工程とを備えた多孔質
素材の真空加圧含浸方法を第2の要旨とし、繊維状また
はチップ状の多孔質素材に第1液と第2′/Fj、から
なる二液反応型の処理液を含浸させる装置であって、上
記多孔質素材を充填した内槽が装填される処理槽と、上
記処理槽内と内槽内部空間とが循環ポンプおよび仕切り
弁を介して連通ずるよう構成された処理液循環路と、上
記内槽内部空間と上記仕切り弁との間に付設される排気
弁と、上記処理槽内に処理液を供給し回収する第1液供
給・回収手段および第2液供給・回収手段と、上記処理
槽内を減圧あるいは加圧する圧力調節手段とを備えた多
孔質素材の真空加圧含浸装置を第3の要旨とし、繊維状
またはチップ状の多孔質素材に第1液と第2液からなる
二液反応型の処理液を含浸させる装置であって、上記多
孔質素材を充填した内槽が装填される処理槽と、上記処
理槽内と内槽内部空間とが循環ポンプを介して連通ずる
よう構成された処理液循環路と、上記処理槽内に処理液
を供給し回収する第1液供給・回収手段および第2液供
給・回収手段と、上記処理槽内を減圧あるいは加圧する
圧力調節手段とからなる処理装置と、上記処理槽から取
り出された内槽を遠心脱水する遠心脱水機とを組み合わ
せた多孔質素材の真空加圧含浸装置を第4の要旨とする
〔作用〕
すなわち、本発明は、木材繊維等の多孔質素材に二液反
応型処理液を含浸させる際に、従来のように多孔質素材
を単に処理液に浸漬するのではなく、まず多孔質素材を
装填した処理槽内を真空脱気して多孔質素材内部の空気
や塵等を除去した上で第1液を強制循環して多孔質素材
に加圧含浸させて多孔質素材の内部に深く浸透させるよ
うにし、また第2液についても同様に強制循環して多孔
質素材内部に深く浸透させるようにしたものである。し
たがって、短時間で均一かつ充分な第1液および第2液
の含浸を達成することができる。このため、第1液と第
2液の反応によって得られる反応層が、多孔質素材内部
の奥深くまで均一に形成され、高品質の含浸処理品を得
ることができる、また、第1液含浸処理後の液切りを、
圧力脱水もしくは遠心脱水によって強制的に行うように
したため、多孔質素材に付着した余剰の第1液を短時間
で効果的に除去することができる。したがって、処理効
率の大幅な向上を実現することができる。
つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の含浸処理装置の一実施例を示している
。図において、11は竪型円筒形の処理槽で、底部側に
コイル式のヒータ12が配設されている。13は上記処
理槽11の底部中央から植立する処理液循環配管で、上
端部に内槽量は台14が形成されている。そして、上記
内槽量は台14には、底面中央部に穴15を有した有底
円筒状の内槽16が、その底部側に設けられたテーパ状
の係合部17を上記内槽量は台14に嵌合させた状態で
装填されるようになっている。この内槽16は、底面中
央部から植立する内筒18を有し、この内筒18と内槽
16の周面に多数の処理液流通用多孔19が分布形成さ
れている。2oは上記処理液循環配管13の上端部から
植立して上記内筒17の中空部を軸方向に挿通するシャ
フトで、この上端部に、内槽16の上面開口を蓋する押
さえ蓋21を固定する押さえねし20aから合するよう
になっている。一方、上記処理液循環配管13の下部は
処理槽11外に延びて、仕切り弁28を介して循環ポン
プ22に連通しており、上記循環ポンプ22の作動によ
り、この処理液循環配管13に供給される処理液が矢印
のように循環するようになっている。また、23は上記
処理槽11の底部の側部から上記循環ポンプ22に延び
る処理液循環配管で、第1液供給槽32から延びる第1
液供給配管24と、第2液供給槽33から延びる第2液
供給配管25とが、それぞれ開閉弁26.27を介して
接続されている。なお、前記処理液循環配管13には、
排気弁34を介して排液配管35が接続されている。
一方、処理槽11の上部には圧力調節配管40が連通さ
れており、加圧弁41によって開閉しコンプレッサ等の
圧縮空気挿入手段(図示せず)に連通される加圧配管4
2と、脱気弁45によって開閉される脱気路46と、真
空弁47によって開閉され真空ポンプ48に連通される
減圧配管49とが接続されている。また、上記圧力調節
配管40には、安全弁53.圧力センサー54.真空セ
ンサー55が設けられている。
上記装置を用い、例えばっぎのようにして多孔質素材に
二液反応型処理液を含浸させることができる。すなわち
、ます内槽16内に木材繊維等の多孔質素材31を直接
充填し、この内槽16を処理槽ll内に装填する。そし
て、上記処理槽11の開閉蓋11aを閉して処理111
内を密封し、真空ポンプ48を作動させ真空弁47を開
いて処理Wll内を減圧して所定時間維持する。これに
よって木材繊維内部の空気や塵、油分等を除去すること
ができる。つぎに、第1液供給配管24の開閉弁26を
開き、差圧を利用して所定量の第1液を処理液循環路中
に供給して開閉弁26を閉じる。供給された第1液の液
面を、第1図においてAで示す。この液量は、従来の液
量(浴比l:15程度)の略半分(浴比1:8程度)で
ある。つぎに、真空弁47を閉し真空ポンプ48を停止
させ、処理液循環配管13に設けられた循環ポンプ22
を作動させて矢印で示すように第1液を循環させる。す
なわち、第1液は、循環ポンプ22から内槽16の底部
の穴15とシャフト20の隙間を上昇し、円筒18の流
通用穴I9を通って内槽16内に入る(上記流通用穴1
9はごく小径に形成されていて、循環ポンプ22によっ
て加圧流体が吐出されると内筒18内の上端部まで液が
到達するように設定されている)。そして、上記第■液
は、内槽16に充填された多孔質素材31の隙間を通っ
て内槽16の外側に流出し、処理槽11の底部から処理
液循環配管23を通って循環ポンプ22の吸い込み側に
還流する。この循環を繰り返して、第1液は徐々に多孔
質素材31の多孔内に浸透して含浸処理が進行する。こ
の状態を一定時間保持したのち加圧弁41を開き、処理
槽11内を昇圧して、上記多孔質素材31内に浸透した
第1液をより深く内部まで浸透させる。つぎに、開閉弁
26を開いて上記処理槽11内に残留する第1液を、差
圧を利用して第1液供給槽32内に回収する。
処理槽11内が空になった時点で、仕切り弁28を閉じ
るとともに各開閉弁26,27.34を閉じ、加圧弁4
1から処理槽11内に高圧空気(3〜10kg/c−j
)を供給して加圧弁41を閉しる。この状、態を所定時
間保ったのち、前記排液配管35の排気弁34を一気に
開は放すことにより、処理槽11内と内槽16内部との
間に瞬間的な圧力差を生じさせ、圧縮空気を内槽16外
側から内槽16内部に向かって急激に流動させる。この
圧縮空気の流動によって多孔質素材31表面に付着する
余剰第1液が一気に配管35に向かって流出し、多孔質
素材31が強制的に脱液される。なお、この配管35に
流入した第1液は回収して再利用に供することができる
つぎに、排液配管35の開閉弁34を閉し、前記第1液
含浸の場合と同様にして、処理槽11内を減圧し、つい
で第2液供給133から処理槽11内に第2液を所定量
だけ供給し、循環ポンプ22を作動させて第2液を循環
させて多孔質素材31内に含浸させる。これにより、多
孔質素材31内に予め形威されている第1液含浸層に、
徐々に第2液が反応して内部まで反応層を形成する。こ
の第2液循環を所定時間繰り返したのち、第1液含浸後
と同様にして、処理槽11内を加圧して第2液をより内
部まで浸透させる。つぎに、開閉弁27を開けて、差圧
を利用して処理槽11内に残留する未反応の第2液を第
2液供給槽33内に回収する。そして、内槽16内の多
孔質素材31を常法に従って乾燥することにより、目的
とする含浸処理品を得ることができる。上記一連の処理
工程の進行を簡単に示すと、第2図(a)に示すように
なる。
このように、上記含浸方法によれば、循環する第1液、
第2液によって内槽内の多孔質素材31が均一に処理さ
れるため、短時間で均一かつ充分な第1液含浸および第
2液含浸を達成することができる。また、第1液含浸処
理後の液切りを強制的な圧力脱水によって行っているた
め、多孔質素材31に付着した余剰の第1液を同一処理
槽11内で短時間かつ効果的に除去することができる。
したがって、全処理工程に要する時間が短時間であるに
もかかわらず、第1液と第2液の反応によって得られる
反応層が、多孔質素材内部の奥深くまで均一に形成され
、高品質の含浸処理品を得ることができる。ちなみに、
上記の方法に従って木材繊維に対し難燃処理(難燃剤:
塩化バリウム液+リン酸水素二アンモニウム液)を施し
たところ、JIS−A  1321にもとづく難燃性評
価が難燃3級のものを得ることができた。これに対し、
第5図に示す従来の方法で難燃処理を施しても、上記J
IS−A  1321にもとづく難燃性の級位は得られ
なかった。
なお、上記実施例では内槽16および内筒18の周面に
処理液流通用多孔19を形威して、処理液が内槽16の
中心側から円周方向に向かつてに循環させるようにして
いるが、第3図に示すように、内槽16として、二重底
構造のものを用い、この二重底のうち上側の底面16a
に処理液流通用多孔19を形威し、かつ内槽16を蓋す
る押さえ!21にも処理液流通用多孔19aを形威し、
この内槽16を第3図に示すようにして処理槽11に取
り付けて、処理液が、矢印で示すように上下に層流状態
で移動するようにしてもよい。このようにすると、多孔
質素材31と処理液とがより均一に接触するため、−層
均一な含浸処理品が得られる。
また、上記実施例では、第1液の含浸処理後、処理槽l
l内で引き続き圧力脱水を行って余剰第1液の除去を行
うようにしているが、これに代えて、処理槽11内から
内槽16を取り出し、公知の遠心脱水機に装填し、内槽
16を高速回転させて多孔質素材31を遠心脱水するよ
うにしてもよい。この場合は、第4図に示すように、含
浸処理を行うための、処理FIs11を中心とする一連
の装置(第1図と同一であり、同一部分に同一番号を付
している)の外、上記処理槽11から取り出された内槽
16に対し遠心脱水を行う遠心脱水機60が必要となる
。もちろん、この遠心脱水機60において脱水された余
剰の第1液は、上記遠心脱水機60の排液配管から回収
して再利用に供することができる。このようにして脱水
を行うと、旦内槽16を処理槽11から取り出し、脱水
後に再度処理槽11内に装填する手間を要するが、それ
以外の点では前記実施例と同様の作用効果を有し、従来
の方法に比べて優れている。なお、上記遠心脱水を利用
する一連の処理工程の進行を簡単に示すと、第2図(b
)に示すようになる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、第1液を強制循環して
多孔質素材に加圧含浸させて多孔質素材の内部に深く浸
透させるようにし、また第2液についても同様に強制循
環して多孔質素材内部に深く浸透させるようにしている
ため、短時間で均一かつ充分な第1液および第2液の含
浸を遠戚することができる。したがって、含浸された第
1液と第2液の反応が、多孔質素材内部の奥深くまで均
一に行われ、高品質の含浸処理品を得ることができる。
また、第■液含浸処理後の液切りを、圧力脱水もしくは
遠心脱水によって強制的に行うようにしたため、多孔質
素材に付着した余剰の第1液を短時間で効果的に除去す
ることができる。したがって、処理効率の大幅な向上を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の含浸装置の一実施例を示す構成図、第
2図(a)は上記実施例の工程を示す工程図、同図(b
)は他の実施例の含浸方法の工程を示す工程図、第3図
は上記含浸装置の変形例を示す部分的な構成図、第4図
は他の実施例の含浸装置を示す構成図、第5図は従来の
多孔質素材の含浸時の態様を示す斜視図、第6図は従来
の多孔質素材の含浸方法の説明図である。 11・・・処理槽 11a・・・開閉蓋 13.23・
・・処理液循環配管 16・・・内槽 24・−・第1
液供給配管 25・−・第2液供給配管 28−・−仕
切り弁31・・・多孔質素材 32・・・第1液供給槽
 34・・−排気弁 35・・・排液配管 43.44
・・・加圧配管49・・・減圧配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維状またはチップ状の多孔質素材に第1液と第
    2液からなる二液反応型の処理液を含浸させる方法であ
    つて、 処理槽内に多孔質素材を充填した内槽を装填して一定時
    間真空脱気した後、第1液を供給し、強制循環しながら
    加圧含浸させる工程と、 第1液を回収後、上記内槽内外間を遮断して上記処理槽
    内を一定の高圧に保持したのち内部空間と連通する排気
    弁を開放し処理槽内と内槽内部空間との間に瞬間的な圧
    力差を生じさせ内槽内の多孔質素材中に急激な空気流動
    を作用させて多孔質素材に付着する余剰第1液を脱液す
    る工程と、上記処理槽内に第2液を供給し、強制循環し
    ながら加圧含浸させ第1液と反応させる工程とを備えた
    ことを特徴とする多孔質素材の真空加圧含浸方法。
  2. (2)繊維状またはチップ状の多孔質素材に第1液と第
    2液からなる二液反応型の処理液を含浸させる方法であ
    つて、 処理槽内に多孔質素材を充填した内槽を装填し一定時間
    真空脱気した後、第1液を供給し、強制循環しながら加
    圧含浸させる工程と、 上記第1液を回収後、上記処理槽内から取り出した内槽
    を遠心脱水機に装填し、高速回転を与えて多孔質素材に
    付着する余剰第1液を脱液する工程と、 上記遠心脱水機から取り出した内槽を前記処理槽内に戻
    し、第2液を供給し、強制循環しながら加圧含浸させ第
    1液と反応させる工程とを備えたことを特徴とする多孔
    質素材の真空加圧含浸方法。
  3. (3)繊維状またはチップ状の多孔質素材に第1液と第
    2液からなる二液反応型の処理液を含浸させる装置であ
    つて、 上記多孔質素材を充填した内槽が装填される処理槽と、 上記処理槽内と内槽内部空間とが循環ポンプおよび仕切
    り弁を介して連通するよう構成された処理液循環路と、 上記内槽内部空間と上記仕切り弁との間に付設される排
    気弁と、 上記処理槽内に処理液を供給し回収する第1液供給・回
    収手段および第2液供給・回収手段と、上記処理槽内を
    減圧あるいは加圧する圧力調節手段と を備えたことを特徴とする多孔質素材の真空加圧含浸装
    置。
  4. (4)繊維状またはチップ状の多孔質素材に第1液と第
    2液からなる二液反応型の処理液を含浸させる装置であ
    つて、 上記多孔質素材を充填した内槽が装填される処理槽と、 上記処理槽内と内槽内部空間とが循環ポンプを介して連
    通するよう構成された処理液循環路と、上記処理槽内に
    処理液を供給し回収する第1液供給・回収手段および第
    2液供給・回収手段と、上記処理槽内を減圧あるいは加
    圧する圧力調節手段とからなる処理装置と、 上記処理槽から取り出された内槽を遠心脱水する遠心脱
    水機と を組み合わせたことを特徴とする多孔質素材の真空加圧
    含浸装置。
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