JPH059538B2 - - Google Patents

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JPH059538B2
JPH059538B2 JP14015789A JP14015789A JPH059538B2 JP H059538 B2 JPH059538 B2 JP H059538B2 JP 14015789 A JP14015789 A JP 14015789A JP 14015789 A JP14015789 A JP 14015789A JP H059538 B2 JPH059538 B2 JP H059538B2
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Takeshi Takada
Masahiko Kamyama
Kan Ootsu
Masahiro Sawamura
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、布帛の蒸気処理工程における蒸気処
理方法及び蒸気処理装置に関するものである。 〔従来の技術〕 毛織編物、毛−合繊混織編物の布帛には、仕上
加工工程にて寸法安定性や風合、光沢を向上させ
るために蒸気処理を施すことが一般的である。 この蒸気処理は、通常第3図に示すような蒸気
釜1内で行われる。即ち、被処理布帛は、蒸気釜
1外で予めラツピングクロスと呼ばれる綿布と面
圧をかけて重ね合わされながら多数の蒸気噴出孔
3を有するシリンダー2に巻き込まれて巻き層4
に形成され、蒸気釜1内に装填される。このとき
シリンダー2の開放されている端2aは、蒸気供
給源9及び真空ポンプ16に夫々所定のバルブを
介して連通されている。また、蒸気釜1内には多
数の蒸気噴出孔6を有する蒸気パイプ5が挿入さ
れていて、その開放端5aは蒸気供給源9及び真
空ポンプ16に夫々所定のバルブを介して連通さ
れている。 然して、供給源9から供給される蒸気が、バル
ブ7からシリンダー2に入りその噴出孔3を通つ
て巻き層4の芯部から外表部へ流通するか、ある
いはバルブ8を経て蒸気パイプ5の蒸気噴出孔6
から釜1内に送入され巻き層4の外表部から芯部
へ流通することにより巻き層4の加熱が行われる
のである。 しかしながら、このような方法では巻き層4
内、即ち外表部と芯部との温度分布が不均一とな
り、布帛に対して不均一な処理を施すことを免れ
なかつた。 そこで、布帛に均一な蒸気処理を施すことを目
的として様々な開発が進められた中に、特公昭47
−42547号公報に記載された蒸気処理方法等があ
る。これは断熱圧縮による加熱方法を適用したも
のであつて、蒸気処理工程を、 (ア) 布帛内及び蒸気釜内空気を減少させる前真空
工程と、 (イ) 蒸気セツト温度より低い温度にて蒸気と残留
空気との置換を行う蒸気浸透工程と、 (ウ) 蒸気を積極的に流通せしめる蒸気送入及びセ
ツト工程と、 (エ) 蒸気排出工程、の4工程で構成したものであ
る。 後述する本発明は、この4工程からなる蒸気処
理方法を基盤としてなされたものであるため、こ
こで、第3図を参照しながら各工程について詳し
く説明する。 (ア):前真空工程 蒸気釜1内に布帛巻き層4を装填し、蒸気釜1
を密閉し、バルブ7,8及び14を閉じてバルブ
10,11及び13を開き、真空ポンプ16を駆
動して蒸気釜1内の空気を排出し、蒸気釜内圧力
を−600mmHg以下の高真空圧にする。この操作に
より布帛巻き層4内に含まれる空気の相当量が排
除され巻き層4内への蒸気の流通が容易になる。 (イ):蒸気浸透工程 バルブ11を閉じてバルブ8を開き、蒸気供給
源9より蒸気パイプ5の噴出孔6を介して蒸気を
蒸気釜1内に送入する。この送入された蒸気は、
布帛巻き層4を貫いて流通し噴出孔3からシリン
ダー2内に入り、真空ポンプ16の作動によつて
バルブ10及び13を経て蒸気釜1外に排出され
る。蒸気釜1内に送入された蒸気は布帛巻き層4
を貫いて流通する間に熱交換を行い布帛を加熱す
るが、その温度はセツト時の所望の処理温度より
も低くなるように蒸気送入量及び/または排出量
を調節する。即ち、蒸気釜内圧力が所定の圧力上
限値よりも高くなつたとき(温度が上昇し過ぎた
とき)、バルブ8を閉じて蒸気の送入を停止し、
真空ポンプ16の排出操作により蒸気釜内圧力を
低下させる。また、蒸気釜内圧力が所定の圧力下
限値よりも低くなつたとき(温度が低下し過ぎた
とき)、バルブ10を閉じて蒸気の排出を停止し
蒸気釜内圧力を上昇させる。 そして、この圧力が所定の圧力下限値と圧力上
限値との範囲を外れたとき、再びバルブ8あるい
は10を開き蒸気を送入または排出する。この操
作を所定時間繰り返すことにより巻き層4内の空
気は完全に蒸気によつて置換される。この蒸気浸
透工程に要する時間は、一般に30秒から180秒間
である。 (ウ):蒸気送入及びセツト工程 バルブ10及び13を閉じて真空ポンプ16を
停止し、バルブ7及び8を開いて、布帛巻き層4
の内外両側から蒸気送入を行う。そして、蒸気釜
1内の温度が所定の温度まで上昇したらバルブ7
及び8を閉じて蒸気送入を停止し、この温度で所
定時間(一般に1分から10分間)処理を継続す
る。 (エ):蒸気排出工程 バルブ10,11及び14を開き、蒸気釜1内
の蒸気を排出して蒸気釜1内の圧力を大気圧と等
しくした後、巻き層4をシリンダー2と共に蒸気
釜1外に取り出す。 以上の4つの工程からなる布帛の蒸気処理方法
は、上述のように最初の前真空工程において高い
真空能力(時間3分程度で大気圧より−600mmHg
以下に到達)を必要とし、次の蒸気浸透工程にお
いては布帛内の蒸気流通時間を長くして十分な熱
交換を行うために低い真空能力を必要とするもの
である。 従来は、これに対し、能力の異なる真空ポンプ
を2台設けたり、あるいは、前真空工程用の高真
空圧力、蒸気浸透工程用の低真空圧力を夫々設定
し、1台の真空ポンプでバルブのON−OFF制御
を行うことにより対応していた。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、前者の如く1つの処理装置に対
して真空ポンプを2台設けることは、価格面、設
置面積等の問題があり、後者のようにバルブの
ON−OFF制御を行うことが一般的であつた。 ところが、この方法で蒸気処理を施した布帛に
ついて厳密に寸法安定性、風合、光沢等を調べた
ところ、必ずしも完全に均一なセツトがなされて
いないことが判明した。そこで、本発明者らは、
その原因を追及すべく鋭意検討の結果、セツトの
不均一は蒸気浸透工程における予熱温度の不均一
に起因するものであるとの知見を得た。 このことは、蒸気処理工程における布帛巻き層
の温度変化を示す第4図より明らかになる。同図
において、3本の曲線は、夫々に布帛巻き層外表
面近辺t−1、巻き層中間部t−2、及び巻き層
芯部t−3の温度変化を表している。即ち、まず
前真空工程アにおいて蒸気釜内減圧操作を行い、
次に蒸気浸透工程イにおいて蒸気の蒸気釜内への
送入、蒸気釜外への排出を繰り返すことにより、
巻き層内部の温度を上昇せしめる。そこで、この
工程における布帛巻き層内各部の温度上昇を詳細
に検討すると、布帛巻き層外表面近辺t−1の温
度がまず急激に上昇して短時間に所定の予熱温度
に到達するが、巻き層中間部t−2、巻き層芯部
t−3との温度上昇速度が異なるために温度差が
生じ、この温度差がセツト工程においてセツト性
の不均一を引き起こす原因となつていることが判
明した。 また、蒸気浸透工程における布帛巻き層各部の
温度差をセツト性の不均一を引き起こさない範囲
内にするために、蒸気浸透工程時間を長くすると
いう解決方法があるが、蒸気処理工程に要する時
間が長くなり、生産性がひどく低下することを免
れない。 本発明は、このような実情に鑑みなされたもの
であつて、布帛の蒸気処理工程において、1台の
真空ポンプにて所望の蒸気浸透時間で効率的に均
一な蒸気処理を施しうる布帛の蒸気処理方法及び
それに用いる装置の提供を目的とするものであ
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的は、本発明方法、即ち、密閉蒸気釜
内に布帛巻き層を装填してこれに蒸気処理を施す
方法において、 蒸気釜と真空ポンプとの間で空気排出用配管
を経由せしめて蒸気釜内の空気を排出し、蒸気
釜内の圧力を高真空圧にする工程と、 蒸気を前記布帛巻き層を貫いて流通させ、こ
の流通した蒸気を、蒸気釜と真空ポンプとの間
で前記工程における空気排出用配管の口径よ
り小なる口径の空気排出用配管を経由せしめて
排出することによつて、布帛巻き層内の温度を
所望の処理温度より低い温度で保持して蒸気と
残留空気との置換を行う工程と、 布帛巻き層の外表部と芯部との両側から蒸気
送入を行い、前記所望の処理温度で所定時間セ
ツトする工程と、 からなることを要旨とする布帛の蒸気処理方法に
よつて達成される。 そして、上記の方法は、装填された布帛巻き層
に蒸気処理を施す蒸気釜と、この蒸気釜に連結さ
れて蒸気の供給及び空気の排出を行う2本の配管
A,Bと、蒸気供給源と、前記2本の配管A,B
から夫々分岐して蒸気供給源に連結される2本の
蒸気供給用配管A1,B1及び夫々の配管A1,
B1に設けられたバルブと、前記2本の配管A,
Bから夫々分岐して空気排出部または空気、蒸気
排出用真空ポンプに連結される2本の空気排出用
配管A2,B2及び夫々の配管A2,B2に設け
られたバルブと、この2本の配管A2,B2から
夫々分岐して空気排出部に連結される空気排出用
配管C及びこの配管Cに設けられたバルブと、同
じく前記2本の配管A2,B2から夫々分岐して
空気、蒸気排出用真空ポンプに連結される2本の
空気排出用配管D,E及び夫々の配管D,Eに設
けられたバルブとを設けてなり、且つ前記2本の
配管D,Eにおいて、いずれか一方の配管の口径
を他方より小としたことを要旨とする布帛の蒸気
処理装置により実現することができる。 〔作用〕 上記のような構成をとる本発明方法によれば、
密閉された蒸気釜内に充填された巻き層状の布帛
に対し、1台の真空ポンプにて所望の蒸気浸透時
間で効率的に、均一な蒸気処理を施しうる。即
ち、蒸気浸透工程において、前真空工程よりも小
口径の配管を経由せしめて蒸気の排出を行うこと
により、布帛巻き層内に蒸気を充分に流通させる
ことができ、その外表部においても芯部において
も均一な蒸気処理を施すことが可能となるのであ
る。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。 第1図は本発明装置の一実施例を示し、1から
11,13から16は第3図に基づき説明した従
来方法を実施する装置と同様であり、同一部分も
しくは相当部分に同一符号を記している。よつ
て、これらの部分の詳細説明は省略する。 然して、本発明装置の特徴はその配管系にあ
り、特に、蒸気釜1と真空ポンプ16との間に架
設された配管Eと並行に、配管Eより口径の小な
る配管D及びこの配管Dにおけるバルブ12を設
けたところにある。以後、配管Dを小口径の配管
D、配管Eを大口径の配管Eと呼ぶ。 この小口径の配管Dと大口径の配管Eとの口径
比率は、両配管D,E内の流体の流量比率を決定
するものである。 そこで、口径比率と流量比率の関係を求めるた
め、流体力学におけるBernoulliの定理、連続の
式をもとに、単位長さあたりの損失ヘツドはすべ
て管路損失(管摩擦損失+バルブにおける損失)、
管摩擦係数はBlasiusの実験式、バルブにおける
損失係数は口径によらず一定であるとして、下記
の式をたて、計算を行つた。 〈Bernoulliの定理〉 小口径側:V1in2/2g+P1in/γ+Z1in=
V1out2/2g+P1out/γ+Z1out+h1 大口径側:V2in2/2g+P2in/γ+Z2in=
V2out2/2g+P2out/γ+Z2out+h2 〈連続の式〉 小口径側:V1inA1in=V1outA1out 大口径側:V2inA2in=V2outA2out ただし、V:流速 P:圧力 Z:位置ヘツド
d:口径 A:断面積 h:損失ヘツド
g:重力加速度 γ:比重量 添字は、in:入口側 out:出口側 1:小口
径側 2:大口径側 を表す。 まず、入口側と出口側とで夫々の口径は等しい
ので、 式においてA1in=A1outよりV1in=V1out=V1 式においてA2in=A2outよりV2in=V2out=V2 また、入口側と出口側とで夫々の配管の傾きは
ないから 式において Z1in=Z1outよりh1=P1in/γ−
P1out/γ 式において Z2in=Z2outよりh2=P2in/γ−
P2out/γ 夫々の配管において入口側と出口側との圧力差
は等しいので、h1=h2が導ける。損失ヘツドは、
h=(λ*1/d+ζ)*V2/2g(λ:管摩擦損
失係数 ζ:バルブ損失係数 1:管路長さ)で
表され、h1=h2より次式が成立する。 (λ1*11/d1+ζ1)*V1 2/2g=(λ2*12/d2
ζ2)*V2 2/2g この式より、V1とV2との関係を計算した。
その結果を表に示す。
〔具体例〕
上述の本実施例の装置に、小口径の配管として
2インチ管、大口径の配管として3インチ管(真
空ポンプ吸い込み側口径)を用いた。このときの
流量比率は、約4:10である。 この装置を用いて、純毛織物及び合繊混毛織物
の処理を以下のように実施した。 (ア):前真空工程 蒸気釜1内に布帛巻き層4を装填して蒸気釜1
を密閉し、7,8及び14を閉じてバルブ10,
11及び13、あるいはバルブ10,11,13
及び12を開き、真空ポンプ16を駆動して蒸気
釜1内の空気を排出し、蒸気釜内圧力を−600mm
Hg以下の高真空圧にする。この圧力については、
被処理布帛の種類等によつて適宜設定されうる
が、−700mmHg以下とすることにより、巻き層内
への蒸気の流通が一層スムーズになり好適であ
る。 (イ):蒸気浸透工程 バルブ11及び13を閉じてバルブ8を開き、
蒸気供給源9より蒸気パイプ5の噴出孔6を介し
て蒸気を蒸気釜1内に送入する。この送入された
蒸気は布帛巻き層4を貫いて流通し、噴出孔3か
らシリンダー2内に入り、真空ポンプ16の作動
によつてバルブ10及び小口径の配管Dに設けら
れたバルブ12を経て蒸気釜1外に排出される。
このとき、蒸気釜1内に送入された蒸気は布帛巻
き層4を貫いて流通する間に布帛を加熱するが、
その温度は所望のセツト時の処理温度よりも低く
なるように蒸気送入量及び/または排出量をバル
ブ8あるいは12を開くことにより調節する。小
口径のバイパス配管Dに設けられているバルブ1
2は、釜内圧力が所定の圧力上限値を越えたとき
の蒸気排出時の排出速度を低下させる。これによ
り、布帛巻き層4内を蒸気が流通する時間の不足
がなくなる。 (ウ):蒸気送入及びセツト工程 バルブ10及び12を閉じて真空ポンプ16を
停止しバルブ7及び8を開き、布帛巻き層4の内
外両側から蒸気送入を行う。 そして蒸気釜1内の温度が所定の温度に上昇し
たならばバルブ7及び8を閉じて蒸気送入を停止
し、この温度で所定時間(一般に1分から10分
間)処理を継続する。 (エ):蒸気排出工程 バルブ10,11及び14を開き蒸気釜1内の
蒸気を排出し蒸気釜1内の圧力を大気圧と等しく
した後、巻き層4をシリンダー2と共に蒸気釜1
外に取り出す。 以上のように処理を行うと、第2図に基づき前
述した如く蒸気浸透工程において巻き層中間部t
−2及び巻き層芯部t−3についても均一に温度
が上昇し、温度差によるセツト性の不均一の問題
が解消されることとなり、その結果、この処理を
施した純毛織物、合繊混毛織物がともに寸法安定
性及び風合に優れ、且つ美しい光沢を有するもの
となることが確認された。 〔発明の効果〕 以上述べた通り、本発明方法によれば、布帛の
蒸気処理工程において、1台の真空ポンプのみを
用い、所望の蒸気浸透時間にて均一な蒸気セツト
を施すことが可能となる。 また、本発明装置は、従来方法に用いていた装
置に対し特に複雑な機構を設けることを必要とせ
ず、設備コストも安価で、確実に本発明の蒸気処
理方法を実現しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す概略説明
図、第2図は本発明方法における布帛巻き層各部
の温度変化を示す図、第3図は従来の蒸気処理方
法を実施する装置の一例を示す概略説明図、第4
図は従来方法における布帛巻き層各部の温度変化
を示す図である。 1…蒸気釜、2…シリンダー、4…布帛巻き
層、5…蒸気パイプ、12…小口径配管における
バルブ、16…真空ポンプ、D…小口径配管、E
…大口径配管、ア…前真空工程、イ…蒸気浸透工
程、ウ…蒸気送入及びセツト工程、エ…蒸気排出
工程。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 密閉蒸気釜内に布帛巻き層を装填してこれに
    蒸気処理を施す方法において、 蒸気釜と真空ポンプとの間で空気排出用配管
    を経由せしめて蒸気釜内の空気を排出し、蒸気
    釜内の圧力を高真空圧にする工程と、 蒸気を前記布帛巻き層を貫いて流通させ、こ
    の流通した蒸気を、蒸気釜と真空ポンプとの間
    で前記工程における空気排出用配管の口径よ
    り小なる口径の空気排出用配管を経由せしめて
    排出することによつて、布帛巻き層内の温度を
    所望の処理温度より低い温度で保持して蒸気と
    残留空気との置換を行う工程と、 布帛巻き層の外表部と芯部との両側から蒸気
    送入を行い、前記所望の処理温度で所定時間セ
    ツトする工程と、 からなることを特徴とする布帛の蒸気処理方法。 2 装填された布帛巻き層4に蒸気処理を施す蒸
    気釜1と、この蒸気釜1に連結されて蒸気の供給
    及び空気の排出を行う2本の配管A,Bと、蒸気
    供給源9と、前記2本の配管A,Bから夫々分岐
    して蒸気供給源9に連結される2本の蒸気供給用
    配管A1,B1及び夫々の配管A1,B1に設け
    られたバルブ7,8と、前記2本の配管A,Bか
    ら夫々分岐して空気排出部15または空気、蒸気
    排出用真空ポンプ16に連結される2本の空気排
    出用配管A2,B2及び夫々の配管A2,B2に
    設けられたバルブ10,11と、この2本の配管
    A2,B2から夫々分岐して空気排出部15に連
    結される空気排出用配管C及びこの配管Cに設け
    られたバルブ14と、同じく前記2本の配管A
    2,B2から夫々分岐して空気、蒸気排出用真空
    ポンプ16に連結される2本の空気排出用配管
    D,E及び夫々の配管D,Eに設けられたバルブ
    12,13とを設けてなり、且つ前記2本の配管
    D,Eにおいて、いずれか一方の配管の口径を他
    方より小としたことを特徴とする布帛の蒸気処理
    装置。
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