JPH03273101A - 走査形トンネル顕微鏡による測定方法 - Google Patents

走査形トンネル顕微鏡による測定方法

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JPH03273101A
JPH03273101A JP2075162A JP7516290A JPH03273101A JP H03273101 A JPH03273101 A JP H03273101A JP 2075162 A JP2075162 A JP 2075162A JP 7516290 A JP7516290 A JP 7516290A JP H03273101 A JPH03273101 A JP H03273101A
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JP
Japan
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probe
sample
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measurement
fine
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JP2075162A
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Noboru Ebara
江原 襄
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 一? 本発明は、極めて高感度で数nm(10m)以」二の形
状分解能をもつこともできる走査形トンネル顕微鏡を効
率よく使用して微細パターンの測定を行なう走査形トン
ネル顕微鏡(STM)による測定方法に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 微細加工技術の進歩から、μm以下の微細な形状測定が
必要なことが多くな−ている。従来、このような微細形
状は2次電子顕微鏡(SEM)、探針接触型粗さ計(粗
さ計)を用いていた。
更に最近は、探針を極めて近接させ試料の仕事関数より
低い電圧のトンネル電流を一定にする間隔で走査するS
TMも用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉 SEMは、試料を高真空槽内に設置して測定するため測
定迄の準備に時間がかかる、試料の大きさが制限され、
かつ、深さ方向の測定は難しい、及び、電子ビーム照射
により損傷する試料は測定できないなどの問題がある。
又、前記粗さ計(商品名のタリサーフなど)は先端がダ
イヤモンドの探針を、粗さ計が感知できる圧力で測定物
の表面に接触させて走査するため測定物の表面に引っか
き傷をつけ、又、破壊測定になることもあるという欠点
があった。
又、STMは大気中や液中でも測定できる特徴があるが
、現在のSTMは探針の先端を測定物との間にトンネル
電流が流れる極めて微小な間隔を保−て走査し、その探
針の先端の移動から形状を測定しているが、この探針の
先端を極めて尖鋭にしているのでその探針の作製と取扱
が難しく、かつ測定に時間がかかるという問題があ−た
本発明は、以上のような現在の測定物表面の機運δの変
化に対するトンネル電流の変化を示したのが第4図であ
る。
即ち、トンネル電流■は次の式で表わされる。
を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はSTMを用いて、原理的に非接触・非破壊の表
面微細形状の測定を行なうものである。
STMは、原理的には第8図のび要因のようになってい
る。第8図に於て、探針lは先端の曲率半径がRの金属
で、電気伝導体の試料2との間に微小電圧を印加して両
者を接近させると、直接接触する前にその狭い間隙δを
トンネル効果で流れる電流lが流れるようになる。この
トンネル電流は微小な間隙のわずかの変化にも大きく変
わる特性がある。
一例の白金(Pt)の探針1と、金(Au)の試料の間
に0.9Vの電圧を印加し、両者の間の距・・−・・(
1) (1)式で、hニブランクの定数、δ:探針と試料の間
隙、φ二試料の仕事関数0m:電子の質量。
■:印加電圧である。
以上のようにトンネ/L’電流はδ、7の値のわずかの
変化で大幅に変化する。従って、試料10表面のφが一
定であれば、前記第8図に示した探針lを水平方向に移
動させる圧電素子Px 8とPi4により水平移動させ
、垂直方向を圧電素子Pz5に印加する電圧を制御して
Iが一定になるようにすれば、試料表面のφが一定のと
き、それぞれの圧電素子に印加した電圧値で、試料表面
の凹凸に対応する値を示すことになる。
本発明では探針の先端を衝めで鋭くすると、その先端か
ら試料表面迄の電気力線がその表面の局部に集中して表
面の1原子程度の凹凸からのトンネ/L/@流も検出で
きるSTMの探針の先端を、atII定する対欧に応じ
加工を簡単にして一定の曲率半径をもつ形状にすること
で、取扱いも簡単にし、かつ測定した曲線が滑らかにな
ることから、測定時間も短縮させるものである。
以、Eの探針の先端に曲率半径をもたせたことによる表
面形状測定の分解能の不足分を、あらかじめ基準にした
標準品を、使用する探針による測定値と、他の先端を極
めて尖鋭にしたSTM、又はSEMによる精密な測定を
並べた校正図との比較によ)補正することで補う測定法
である。
直接には表面の微細形状の測定ができない太さの先端の
曲率半径にした探針を用いて近似的な測定を行ない、こ
の測定値をあらかじめ作製した校正図によシ補正するこ
とで、目的の微細表面構造の測定を行なうことができる
く実施例〉 精密加工技術の進歩により、微細な加工面の高説11J
1する。
実施例に使用した探針は次の2種である。
(イ) 白金とロジウム(Pt−Ph)の合金探針直径
Q、 5 asのpt−ph合金線の先端を機械的に研
磨したものである。この研磨の方法は、回転する研磨板
に、研磨する合金線もその軸を中心に回転させながら接
触させるものである。
(ロ)タングステン(W)の電解研磨による探針直径0
.5藺のW線をKOHの1襲溶液を用いて電解研磨によ
シ作製したものである。
以上で作製した探針の先端形状をSEMで拡大したのが
第5図である。第5図talは機械的研磨によるPt−
Ph探針、第5図[blは電解研磨にょるW探針金示し
ている。
本実施例に於てはPi−Ph探針が大気中で酸化が少な
く、又、試料との間での放電などの損傷が少ないなど使
用上の利点があった。
以トにより作製した探針により回折格子を走査したST
M11!I定像を示したのが第6図であり、この第6図
の測定像の右下方に測定像の座標軸と、寸法を示した。
以上で測定した回折格子は1鰭に1200本の格子線を
刻んでいるが、三角波の形状が、このSTM像から見る
ことができる。
従来のSEMで回折格子を測定するときは、まず回折格
子のレプリカを作製した上、そのレプリカの切断面をS
EMで観測することにより、深みのある格子の三角形状
を測定していたので、本実施例のSTMによる方法が短
時間で格段に精度のよい測定ができ、簡便であることが
判る。
上記のSTMによる測定像は極めi説な先端の探針を用
いて低電圧の印加により探針と測定面の迄のトンネルギ
ヤIプを約10 nrnにしたのでこのトンネルギヤ・
ノブは表面測定精度に対してはていて、その半球の曲率
半径をRとして、Rの大きさを変えた探針で凹凸をもつ
表面を測定するとその凹凸の大きさに対してRが小さい
ときは測定誤差も小さいが、その凹凸の大きさに対して
Rが大きくなるに従い測定の誤差が大きくなった。以上
の測定形状の大きさに対する探針の先端部のRの関係を
系統的にまとめたのが第1図である。
第1図は三角波状、つまり鋸歯状の格子による回折格子
で、格子間隔がd、立ち上シ角のθが30°、頂角のψ
が90°のものを、測定に用いた探針の先端の曲率半径
Rが、格子間隔dに対する比のr(=R/d)を0.0
75から1.0迄の間で変えた7本の探針による測定値
を系統的に並べたものである。
第10図から判るように測定波形がその左側に記載した
r (= R/d )が0.1以下のとき紘はば゛格子
の原形を示す波形になっているが、rが0.5近くにな
ると格子の頂角近くに曲率半径の大きい円弧形の波形状
になシかつ円弧形の部分が多くなっている。更にrが1
.0になると測定波形の直線部がなくな−てしまう。こ
の第1図に於て格子の底角部を破線をVで示し、かつ、
その頂角部が円弧になる範囲を破線M及びNで示してい
る。
次の第2図で示した測定値は、格子の頂角を80°にし
た以外は第1図で説明した回折格子と同じように測定し
た表示にしている。第2図も第1図とほぼ同じ測定波形
にな−ているが、頂角が80°と小さくなったため立ち
上がシの直線部分は、rが1.5の付近まで残−ている
など、測定値からは直接には正確な形状の測定ができな
いRの探針1を用いた測定でも測定値を比較することで
識別することが可能になることを示している。
実施例の如き回折格子に於ては、一般に格子間隔dが0
.8から0,7μ編程度になることが多く、又、探針l
の先端半径Rは0.1から0.05程度に作製されるこ
とが多い。従って、これらの比であるr(−R/d)は
0,8から0.07程度の範囲内になるので比較的正確
に格子の表面構造を測定することができ、微細な変化に
ついても検出が可能になる。
以上で説明した、STMの探針1の先端の曲率半径Rと
測定する回折格子の格子の間隔dと立ち上がり角θの関
連からの、測定できる値を示したのが第1表である。
第1表 探針先端部半径と三角波状回折格子の可測値の関連(回
折格子の頂角φが90’のとき) 上記でRは探針先端部半径、dは回折格子の溝間隔、θ
は立上り角、φは頂角、θは底角、Aは立上シ面、Bは
立下がシ面。C以上は探針の移行方向を基準としたもの
。) なお、以上で本発明の特徴であるSTMの探針の先端部
に、測定対象に応じた一定の曲率半径をもたせた半球状
に形成することで、探針の作製も容易にし、取扱いや測
定中に破損することも少なく、かつ、その先端部の半球
形から移動の曲線も滑らかになシ走査も容易で短時間の
測定を可能にするものである。上記のように探針の先端
を半球状にしたことで低下するSTMの分解能はあらか
じめ標準試料によυ作製した校正表によ−て補うもので
ある。従って、実施例の回折格子以外にも測定の対象に
応じた標準試料による校正表を作製しておくことで、本
発明による簡単で短時間にできるSTMの測定が可能に
なる。
なお、実施例の説明では、本発明の主要部を説明したが
、本発明のSTMによる測定に於てもマイクロメータ等
による粗動機構によシ迅速に測定位置合せができる。試
料の表面の汚れや酸化、又は、ガス等の吸着による測定
誤差の発生や、湿度や急激な温度変化、及び、雑音や振
動による誤差発生を防止することなどは、従来のSTM
による測定と同じである。
〈発明の効果〉 本発明は、従来の極めて微細な原子像の表面パ一定の曲
率半径をもたせた先端の探針にして、探針の作製と、そ
の探針を用いたSTM測定を容易にし、探針先端の曲率
による測定の分解能低下をあらかじめ作製した校正表に
よ−て補正して目的のSTM測定像を得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の回路格子のSTM測定に
おける探針先端の曲率半径の大きさの影響を示す図、第
2図は本発明の第2実施例の回折格喝 子の影響を示す図、第8図はSTMでの測定原理を示す
図、第4図はトンネル電流値の探針と試料間距離依存度
を示す図、第5図は探針の先端部形状を示す電子顕微鏡
図、第6図はSTMによる回折格子測定の一実施例を示
す擬示三次元表示図である。 1・・・探針、  2・・・試料、  8,4,5.・
・・圧電素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、使用した探針の先端形状に起因する誤差を含む走査
    型トンネル顕微鏡による測定値を、あらかじめ標準試料
    を前記探針を用いて測定することにより作製した校正図
    により、前記探針を用いた測定値から前記誤差を補正す
    ることを特徴とする走査形トンネル顕微鏡による測定方
    法。
JP2075162A 1990-03-23 1990-03-23 走査形トンネル顕微鏡による測定方法 Pending JPH03273101A (ja)

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JP2075162A JPH03273101A (ja) 1990-03-23 1990-03-23 走査形トンネル顕微鏡による測定方法

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JPH03273101A true JPH03273101A (ja) 1991-12-04

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JP2075162A Pending JPH03273101A (ja) 1990-03-23 1990-03-23 走査形トンネル顕微鏡による測定方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703448A1 (fr) * 1993-03-31 1994-10-07 Attm Standard de calibration.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703448A1 (fr) * 1993-03-31 1994-10-07 Attm Standard de calibration.

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