JPH03273021A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH03273021A
JPH03273021A JP23269890A JP23269890A JPH03273021A JP H03273021 A JPH03273021 A JP H03273021A JP 23269890 A JP23269890 A JP 23269890A JP 23269890 A JP23269890 A JP 23269890A JP H03273021 A JPH03273021 A JP H03273021A
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JP
Japan
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polysulfide
epoxy resin
weight
parts
skeleton
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Pending
Application number
JP23269890A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Kuramoto
蔵本 博義
Katsumi Ono
大野 勝巳
Katsuhiko Katsuhata
勝畑 勝彦
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Toray Thiokol Co Ltd
Original Assignee
Toray Thiokol Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエポキシ樹脂組成物に関し、特に各種被着体に
強力に接着し、弾性に優れ、適度な強さをもつので弾性
接着剤組成物として有用であり、しかも室温を中心とし
た幅広い温度範囲で高層建築物なとの振動を効果的に防
止する制振材用組成物として有用であるエポキシ樹脂組
成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕エポキ
シ樹脂は、接着性、耐薬品性、耐久性などに優れ、しか
も各種の被着体との濡れ性か良いことから、金属、プラ
スチック、木材、ガラス、コンクリートなとの接着剤と
して広く用いられている。
温度変化や吸湿度の変化による被着体自体あるいは被着
体とうし間の伸縮や、風圧、地震、機械などによる振動
変形か発生するところに使用される弾性接着剤は、被着
体によく接着し、しかもいろいろな被着体の動きに追従
する必要かあるので、接着性かよく伸びか大きなものか
必要とされる。
しかしながら、通常のビスフェノール型エポキシ樹脂を
使用した接着剤は、硬化後、伸びの少ない硬化物となる
ので、伸びの大きな接着剤を得ることは困難である。
また、被着体として、耐候性鋼なとの表面仕上げをした
金属、あるいは、コンクリート、プレキャストコンクリ
ート、ALCパネルなどを使用する場合、接着剤の強度
か大きすぎると、接着強度か被着体の局部の引張り強さ
より大きくなり、被着体の表面または被着体の一部か破
壊する。従って、弾性接着剤の場合、強度は余り大きす
ぎないことか必要とされる。
一方、風圧、地震、機械などによる構造物の振動、変形
等を効果的に吸収する目的で各種の制振材(例えば通常
のビスフェノール型エポキシ樹脂をベースとしたもの等
)が検討されている。しかし、通常のビスフェノール型
エポキシ樹脂をペースとした制振材では、損失係数か一
定値以上となる温度範囲は限られており、制振材の使用
温度範囲が狭く、室温付近での損失係数か低く、十分な
割振性を発揮できないという問題かある。
従って、本発明の目的は、各種被着体に対する接着力か
非常に強く、弾性に優れるとともに、適度な強度をもっ
た弾性接着剤として好適な性能を有し、しかも、室温付
近での制振特性に優れた制振材として良好な性能を有す
るエポキシ樹脂組成物を提供することである。
本発明のもう一つの目的はかかるエポキシ樹脂組成物か
らなる弾性接着剤組成物及び制振材用組成物を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、特定の
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂、末端にメルカプタ
ン基を有するポリサルファイド化合物及びアミン類を含
むエポキシ樹脂組成物は、各種被着体に強力に接着し、
弾性に優れているとともに、適度な強さを持ち、しかも
、広い温度範囲で高い損失係数を存することを見出し、
本発明に想到した。
すなわち、本発明のエポキシ樹脂組成物は、Ta)−形
式 (ただし、R1及びR3はヒスフェノール骨格を含むを
機基であり、R2は−(CH2CH20CH20CH2
CH2−3、)。−て示されるポリサルファイド骨格(
たたし、mは1〜3て、ポリサルファイド骨格中のSの
平均含有量を表し、nは1〜50て、1分子中における
ポリサルファイド骨格の平均含有量を表す。)である。
)で示されるポリサルファイド変性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
化合物、及び (C)アミン類 を含有することを特徴とする。
また、本発明の弾性接着剤組成物は、 (ただし、R3及びR8はビスフェノール骨格を含む有
機基であり、R2は−(CH2CH20CH20CH2
CH2−3、)7−て示されるポリサルファイド骨格(
たたし、mは1〜3て、ポリサルファイド骨格中のSの
平均含有量を表し、nは1〜50て、1分子中における
ポリサルファイド骨格の平均含有量を表す。)である。
)で示されるポリサルファイド変性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
化合物、及び (C)アミン類 を含有することを特徴とする。
さらに、本発明の制振材用組成物は、 (a)−形式 (ただし、R1及びR3はビスフェノール骨格を含む有
機基であり、R2は−(CH,CH20CH20C1(
2C)12−3、)。−で示されるポリサルファイド骨
格(ただし、mは1〜3で、ポリサルファイド骨格中の
Sの平均含有量を表し、nは1〜50で、1分子中にお
けるポリサルファイド骨格の平均含有量を表す。)であ
る。)で示されるポリサルファイド変性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
化合物、及び (C)アミン類 を含有することを特徴とする。
本発明を以下詳細に説明する。
本発明において使用する(a)ポリサルファイド変性エ
ポキシ樹脂は、下記−形式(1)により表されるもので
ある。
上記−形式(1)中のR1及びR3はビスフェノール骨
格を含む有機基てあり、R2はポリサルファイド骨格で
ある。
上記ビスフェノール骨格を含む有機基R1、R3として
は、例えばヒスフェノールA型エポキシ樹脂、ヒスフェ
ノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキ
シ樹脂、ハロゲン化ヒスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ハロゲン化ヒスフェ
ノールF型エポキシ樹脂などと同様または類似の分子構
造を含むものを挙げることかできる。
また、上記ポリサルファイド骨格R2は下記−形式(2
)により示される。
(CH2CH20CH20CH2Ci(。−8,)、−
・・・(2)上記−形式(2)において、Sの平均含有
量mの範囲は1〜3であり、好ましくは1.5〜2.5
である。
さらにポリサルファイド骨格の平均含有量nの範囲は1
〜50てあり、好ましくは2〜30である。ポリサルフ
ァイド骨格の平均含有量nか1未満であると、通常のヒ
スフェノール型エポキシ樹脂と同等になり、またnか5
0を超えると粘度か高くなり、使用しづらくなる。
このようなポリサルファイド変性エポキシ樹脂としては
、25°Cにおける粘度か3000ボイズ以下のものか
好ましく、例えば、東しチオコール■製rFLEP−1
0J、rFLEP−50J、rFt、EP−60J、r
FLEP−80J等を挙げることかできる。
本発明では、上述したポリサルファイド変性エポキシ樹
脂の他に、末端にメルカプタン基を有するポリサルファ
イド化合物及びアミン類か配合される。
本発明で使用される(b)末端にメルカプタン基を有す
るポリサルファイド化合物は、通常、下記の化学構造式
(3)で表される。
1(S−(R,−3,−)、R,−5)l   ・・(
3)(ここでXの平均値は1〜3であり、yは1〜50
である。またR4は、エーテル基を1つ以上含む炭素数
が1〜10の有機残基である。)好ましくは、上記一般
式(3)中のR4は下記一般式(4)により示されるア
ルキレンエーテル基である。
−C!H40CH10C!H,−・・・(4)このよう
なポリサルファイド化合物としては、25℃における粘
度が2000ボイズ以下のものが好ましく、例えば、東
しチオコール■製「チオコールLP−70J、[チオコ
ールLP−3J、「チオコールLP−56」、「チオコ
ールLP−554、「チオコールLP−12」、「チオ
コールLP−32J、「チオコールLP−2」、「チオ
コールLP−31J等を挙げることかできる。
本発明において、上記(b)ポリサルファイド化合物の
使用量は、その種類により変化するか、(a)ポリサル
ファイド変性エポキシ樹脂100重量部に対して5〜2
00重量部であるのか好ましい。ポリサルファイド化合
物の使用量か5重量部未満の場合、伸びが少なく硬い硬
化物となるので好ましくない。
またポリサルファイド化合物の使用量か200重量部を
超えると、組成物の粘度か低下し、組成物の自重による
垂れか発生するのて好ましくない。
本発明て使用する(C)アミン類としては、例えば、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、ペンタエチレンへキサミン、イソ
フオロンジアミン、l、3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、m−キシレンジアミン、1.2−アミノシ
クロヘキサン、シクロヘキシルアミン、ビス(4−アミ
ノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、m−フェニレ
ンジアミン、N−シアノエチルキシリレンジアミン、N
−アミノエチルピペラジン、N−ベンジルエチレンジア
ミン、I−(2−アミノエチル)ピペラジン、ジメチル
アミノメチルフェノール、2.4.6− トリス (ジ
メチルアミノメチル)フェノール、N−シアノエチルキ
シリレンジアミン、メンタンジアミン、エポキシ樹脂を
過剰なアミンと反応させて製造されるポリアミンエポキ
シ樹脂アダクト、ポリアミン−エチレンオキサイドアダ
クト、ポリアミン−プロピレンオキサイドアダクト、シ
アノエチル化ポリアミン、主鎖かシリコンであるジアミ
ン、または、ポリアミン類とフェノール類及びアルデヒ
ド類等とを反応させて得られる脱水縮合物、2−エチル
−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類、変性
ポリアミン等力く挙げられる。変性ポリアミンとしては
、例えば旭電化工業■製の「アデカハードナーEf(−
220」、「アデカハードナーE)1−227」、「ア
デカハードナーEH−230ノ及び「アデカハードナー
EH−531J 、エイ・シー・アイ・ジャパン・リミ
テッド製の[アンカミンMCAJ 、日本チバガイギー
■製の「アラルダイトX1101 J 、油化シェルエ
ポキシ■製の「エビキュア3012」、 [エボメー)
 B−002Wノ、 [エボメートN001」及び[エ
ボメー)RX−3J 、住人化学工業■製の[スミキュ
アーAFJ 、大部産業■製の「ダイトフラール)ID
−801CBJ、「ダイトフラールU−4075J1 
[ダイトフラールX−14364、「ダイトフラールX
−1942J及び「ダイトフラールX−2392J 、
富士化成工業(体製の「フジキュア# 5420J及び
[フジキュア#5001J 、三洋化成工業■製の[リ
アク) CA−101J及び「リアクトCA−681」
などが挙げられる。
本発明において、上記(C)アミン類の使用量は、アミ
ン類の活性水素当量により変化する。アミン類の使用量
は、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂のエポキシ当量
とアミン類の活性水素当量とから計算される化学当量(
エポキシ基1モル当りアミン類の活性水素1モル)の0
.5〜2.0倍か好ましい。上記化学当量の2倍を超え
るアミン類を使用した場合、あるいは、化学当量の0.
5倍未満のアミン類を使用した場合は、ポリサルファイ
ド変性エポキシ樹脂とアミン類との反応か不完全となり
、接着性、耐薬品性などが悪化するので好ましくない。
本発明の弾性接着剤組成物は、上述の(a+ポリサルフ
ァイド変性エポキシ樹脂、fb)ポリサルファイド化合
物、fclアミン類の他に、さらに必要に応じてfd)
末端にエポキシ基を有する反応性希釈剤を含有すること
がてきる。
末端にエポキシ基を有する反応性希釈剤は、好ましくは
、25°Cにおける粘度か5ボイズ以下のものである。
このような反応性希釈剤としては、例えば1−ブチルグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エ
チルへキシルグリシジルエーテル、スチレンオキサイド
、フェニルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエ
ーテル、ブチルフェニルグリシジルエーテル、グリシジ
ルメタクリレート、ジグリシジルエーテル、ビニルシク
ロヘキセンモノエポキサイド、ポリエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル、ビニルシクロヘキセンジエボキサイド、ネオペンチ
ルグリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジルアニ
リン、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル
、グリセリントリグリシジルエーテル、旭電化工業側製
の「アデカグリシロールED−501J、「アデカグリ
シロールED−502J、「アデカグリシロールED−
503」、[アデカグリシロールED−505J及び「
アデカグリシロールED−506J 、油化シェルエポ
キシ■製の「カーデュラE」等か挙げられる。
上記反応性希釈剤の使用量は、反応性希釈剤の種類によ
り変化するか、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂10
0重量部に対して50重量部以下か好ましい。反応性希
釈剤の使用量か50重量部を超えると、組成物の粘度が
低下し、組成物の自重による垂れが発生するので好まし
くない。
本発明の弾性接着剤組成物は、上記各成分以外に、さら
に必要に応じて、珪砂、アルニミウム粉、カーボンブラ
ック、ウオラストナイト、カオリン、クレー、酸化チタ
ン、酸化鉄、シリカ、シアニンブルー コールタール、
タルク、炭酸カルシウム、亜鉛華、ベントナイト、ポリ
エチレン粉末、マイカ、クロム酸鉛、ベンガラ、ニッケ
ルスラグ、水酸化アルニミウム、有機ベントナイト、雲
母粉、黄鉛、亜鉛、群青、酸化クロム、ステアリン酸亜
鉛、石英粉、マイカ、沈澱性硫酸バリウム、鉄黒、鱗片
状酸化鉄なとの充填材、増量材、補強材、顔料、たれ止
め剤、難燃剤なとを添加することかできる。
〔作 用〕
上述したように、本発明のエポキシ樹脂組成物は、(a
lポリサルファイド変性エポキシ樹脂と、(bl末端に
メルカプタン基を有するポリサルファイド化合物と、(
C)アミン類とを配合しているため、ポリサルファイド
変性エポキシ樹脂のもつ良好な耐薬品性、接着性及び濡
れ性を有するとともに、ポリサルファイド化合物の働き
により弾性が向上し、さらにポリサルファイド変性エポ
キシ樹脂とポリサルファイド化合物の相乗効果により、
室温を中心とした広い温度範囲にわたって大きな制振効
果を発揮する。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチすコール■
製、”F L E P −50”)91重量部と、ポリ
サルファイド化合物(東しチオコール■製、 ゛チオコ
ールLP−3“> 50重量部と、変性ポリアミン(大
部産業■製、“ダイトフラールX −2392”)24
重量部と、反応性稀釈剤としてフェニルグリシジルエー
テル(長瀬産業■製、“ブナコールEX−141“)9
重量部と、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、
有機ベントナイト10重量部と、カーホン1重量部とを
混合して、エポキシ樹脂組成物とした。
実施例2 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製、“PLEP−50″)83重量部と、ポリサルファ
イド化合物(東しチオコール■製、 ゛°チオコールL
P−3”)50重量部と、変性ポリアミン(大部産業■
製、“ダイトフラールX −2392”)26重量部と
、反応性希釈剤(旭電化工業■製、“アデカグリシロー
ルED−502“)17重量部と、添加剤として炭酸カ
ルシウム40重量部と、有機ベントナイト10重量部と
、カーボン1重量部とを混合して、エポキシ樹脂組成物
とした。
実施例3 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製、“FLEP−50“)100重量部と、ポリサルフ
ァイド化合物(東しチオコール■製、 “チオコールL
P−3”)100重量部と、変性ポリアミン(油化ンエ
ルエボキシ■製、“エボメートN−001″)33重量
部と、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機
ヘントナイト10重量部と、カーホン1重量部とを混合
して、エポキシ樹脂組成物とした。
実施例4 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール相
製、“FLEP−50”)100重量部と、ポリサルフ
ァイド化合物(東しチオコール■製、 “チオコールL
P−3”)100重量部と、変性ポリアミン(大部産業
■製、“ダイトフラールX −2392”)22重量部
と、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機ベ
ントナイト10重量部と、カーボン1重量部とを混合し
て、エポキシ樹脂組成とした。
実施例5 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製、“FLEP−10”)83重量部と、ポリサルファ
イド化合物(東しチオコール■製、 ゛チオコールLP
−3“)50重量部と、変性ポリアミン(大部産業■製
、“ダイトフラールX −2392”)26重量部と、
反応性稀釈剤としてフェニルグリシジルエーテル(長面
産業■製、“チオコールEX−141“)17重量部と
、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機ベン
トナイト10重量部と、カーホン1重量部とを混合して
、エポキシ樹脂組成物とした。
実施例6 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製、“FLEP−60”) 91重量部と、ポリサルフ
ァイド化合物(東しチオコール■製、 ゛チオコールL
P−3”)50重量部と、変性ポリアミン(大部産業■
製、“ダイトフラールX −2392“)30重量部と
、反応性稀釈剤としてフェニルグリシジルエーテル(長
面産業■製、“チオコールEX−141”)9重量部と
、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機ヘン
トナイト10重量部と、カーホン1重量部とを混合して
、エポキシ樹脂組成物とした。
実施例7 ポリサルファイト変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製、”FLEP−50“)91重量部と、ポリサルファ
イド化合物(東しチオコール■製、 ゛チオコールLP
−55″)50重量部と、変性ポリアミン(大部産業相
製、“ダイトフラールX −2392”)24重量部と
、反応性稀釈剤としてフェニルグリシジルエーテル(長
面産業■製、“チオコールEX−141”)9重量部と
、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機ベン
トナイト10重量部と、カーボン1重量部とを混合して
、エポキシ樹脂組成物とした。
比較例1 ヒスフェノールA型エポキシ樹脂(油化・ノエルエボキ
ソ■製、“エピコート828”)83重量部と、変性ポ
リアミン(大部産業■製、“ダイトフラールX −23
92ジ40重量部と、フェニルグリシジルエーテル (
長面産業■製、“チオコールEX−141″)17重量
部と、添加剤として炭酸カルシウム40重量部と、有機
ベントナイト10重量部と、カーボン1重量部とを混合
して、エポキシ樹脂組成物とした。
比較例2 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製“FLEP−50”)100重量部と、変性ポリアミ
ン(大部産業■製、“タイトクラールX −2392“
)22重量部と、添加剤として炭酸カルシウム40重量
部と、有機ベントナイト10重量部と、カーホン1重量
部とを混合して、エポキシ樹脂組成物とした。
比較例3 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製“FLEP−50” 000重量部と、変性ポリアミ
ン(油化シェルエポキン(株)製、°”エボメートN0
01“)33重量部と、添加剤として炭酸カルシウム4
0重量部と、有機ヘントナイト10重量部と、カホン1
重量部とを混合して、エポキシ樹脂組成物とした。
比較例4 ポリサルファイド変性エポキシ樹脂(東しチオコール■
製“FLEP−50”)91重量部と、変性ポリアミン
(大部産業■製、“ダイトフラールX −2392”)
24重量部と、フェニルグリシジルエーテル(長瀬産業
■製、“ブナコールEX−141“)9重量部と、添加
剤として炭酸力ルシウム40重量部と、有機ベントナイ
ト10重量部と、カーホン1重量部とを混合して、エポ
キシ樹脂組成物とした。
引張り物性(H型物性)の測定 上記各実施例及び比較例のエポキシ樹脂組成物の引張り
物性(H型物性)を評価するために、被着体として、J
IS A 5758(1986) r建築用シーリング
材」で規定されたアルニミウム板を用意した。
この2枚の被着体とスペーサーとを組み合わせて、12
mmX 12mmX 50mmのスペースをつくり、弾
性接着剤組成物て2枚の被着体を接着した(接着面積、
12mmX50闘)。20°Cて7日間硬化させた後に
、引張り物性(H型物性)の測定を行った。測定は、J
IS A 5758(1986) r建築用シーリング
材」に準拠して行った。
測定結果をエポキシ樹脂組成物の組成ととともに第1表
に示す。
なお、第1表の破壊状態のうち、凝集破壊とは弾性接着
剤が破壊したことを示す。凝集破壊の場合は、弾性接着
剤と被着体との界面で剥離した場合(これを接着破壊と
いう)に比較して、接着性か良好なことを示している。
一般に、接着剤の性能か悪い場合には、被着体を接着後
、早期に接着剤と被着体との界面から剥離するのに対し
、接着剤の性能か良い場合には、長期間の使用によって
も接着剤と被着体との界面から剥離しない。さらに動き
のある被着体でも相当な年月を経ない限り、凝集破壊か
発生することはない。
第1表より明らかなように、本発明のエポキシ樹脂組成
物は硬化物の伸びか100%以上あり、比較例1〜3の
硬化物に比べて伸びか大きく、しかも凝集破壊となるこ
とか示すように接着性か良好であるので、いろいろな被
着体の動きに追従することがてきる。また、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物は硬化物の強度か4〜25kg/cl
]fであり、比較例2〜4の組成物の硬化物のように硬
化物の強度か強すぎないので、被着体の表面又は被着体
の一部か破壊するおそれかない。
割振特性の評価(損失係数の測定) 実施例1.3及び5のエポキシ樹脂組成物の制振特性を
評価するために、損失係数を下記の方法により測定した
実施例1.3及び5のエポキシ樹脂組成物を20°Cで
7日間硬化させた後に、硬化物から幅8 mm。
長さ約40m+nの試験片を切出し、−100°C〜+
50°Cの温度範囲での動的粘弾性を、オリエンティク
■製“Rheovibron DDV −m−EA”を
用いて、周波数iiQ Hz 、昇温速度2°C/分の
条件で測定し、損失係数(tanδ)を求めた。また、
比較例1のエポキシ樹脂組成物の損失係数を室温〜+1
50℃の温度範囲において、同様の方法により測定した
測定結果をエポキシ樹脂組成物の組成とともに第2表に
示す。
第2表に示したように、実施例1,3及び5のエポキシ
樹脂組成物においては、損失係数(tanδ)が0.2
以上の範囲か、−30°C〜+40°Cより広かった。
特に室温付近(+10°C〜+30°C)では、損失係
数(tanδ)が0.4以上という高い値を示し、後述
の比較例1と比へて室温で高い損失係数(ta、nδ)
の値を示すのがわかる。
これに対し、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる従来の制
振材組成物(比較例1)においては、損失係数(tan
δ)が0.2以上の温度範囲が+53〜十99°Cであ
り、室温付近(+10℃〜+30°C)での損失係数(
tanδ)は0.1未満であった。
〔発明の効果〕
以上に詳述した通り、本発明のエポキシ樹脂組成物は、
ポリサルファイド骨格を有するエポキシ樹脂と、ポリサ
ルファイド化合物と、アミン類とを含有しているため、
各種被着体に対して強力な接着力を有するとともに、耐
薬品性、耐久性、水密性、気密性に優れている。
また、本発明のエポキシ樹脂組成物は、弾性に優れてい
るので、温度変化や吸湿度の変化による被着体の伸び縮
みや、風圧、地震、機械なとによる振動変形に追従する
ことかできる。
さらに、本発明のエポキシ樹脂組成物は、適度の強度を
持っているので、被着体の表面又は被着体の一部を破壊
するおそれかない。
さらに、本発明のエポキシ樹脂組成物は、室温を中心と
した幅広い温度範囲で高い損失係数を存するので、幅広
い温度範囲て高層建築物なとの振動を硬化的に防止する
ことかできる。
このような本発明のエポキシ樹脂組成物は、アルニミウ
ム、ステンレス、硫酸アルマイト、電解着色アルニミウ
ム、耐候性鋼などの金属や、ガラス、タイル、石材、コ
ンクリート、プレキャストコンクリート、ALCパネル
、セラミックスなどの無機材料の接着剤として、また土
木・建築用等の各種のシーリング材なととして、好適で
ある。
また本発明のエポキシ樹脂組成物は、建築用制振材のみ
ならず、スポーツ用品用制振材、楽器用制振材、自動車
用制振材、船舶用割振材、精密機器用制振材、工業用制
振材、土木建築用制振材なと各種用途に使用することか
できる。
出 願 人 東レチ才コール株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1及びR_3はビスフェノール骨格を含
    む有機基であり、R_2は−(CH_2CH_2OCH
    _2OCH_2CH_2−S_m)_n−で示されるポ
    リサルファイド骨格(ただし、mは1〜3で、ポリサル
    ファイド骨格中のSの平均含有量を表し、nは1〜50
    で、1分子中におけるポリサルファイド骨格の平均含有
    量を表す。)である。)で示されるポリサルファイド変
    性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
    化合物、及び (C)アミン類 を含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. (2)請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物において、
    さらに(d)末端にエポキシ基を有する反応性稀釈剤を
    含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  3. (3)(a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1及びR_2はビスフェノール骨格を含
    む有機基であり、R_2は−(CH_2CH_2OCH
    _2OCH_2CH_2−S_m)_n−で示されるポ
    リサルファイド骨格(ただし、mは1〜3で、ポリサル
    ファイド骨格中のSの平均含有量を表し、nは1〜50
    で、1分子中におけるポリサルファイド骨格の平均含有
    量を表す。)である。)で示されるポリサルファイド変
    性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
    化合物、及び (c)アミン類 を含有することを特徴とする弾性接着剤組成物。
  4. (4)(a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1及びR_2はビスフェノール骨格を含
    む有機基であり、R_2は−(CH_2CH_2OCH
    _2OCH_2CH_2−S_m)_n−で示されるポ
    リサルファイド骨格(ただし、mは1〜3で、ポリサル
    ファイド骨格中のSの平均含有量を表し、nは1〜50
    で、1分子中におけるポリサルファイド骨格の平均含有
    量を表す。)である。)で示されるポリサルファイド変
    性エポキシ樹脂、 (b)末端にメルカプタン基を有するポリサルファイド
    化合物、及び (c)アミン類 を含有することを特徴とする制振材用組成物。
JP23269890A 1990-02-15 1990-09-03 エポキシ樹脂組成物 Pending JPH03273021A (ja)

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