JPH03272630A - 活魚槽の気泡分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野コ この発明は水槽の浄化法とその装置、とくに水産増養殖
における活魚槽の水の浄化法とその装置に関する。

［発明の背景］ 水産増養殖のために種苗あるいは稚魚などを飼育するに
当って、人造池あるいは水槽（以下、「活魚槽」という
）を使用する。一般に、なるべく少量の水で多量の魚を
飼育すること、および水温の調節などを考慮して、活魚
槽の水を浄化して循環して再利用する。

この循環方式においては、活魚槽の水質が魚類の排泄物
や残餌、あるいはそこに繁殖する微生物（タンパク質分
解菌や硝化細菌など）の微生物の汚物が生成される。

これら汚物による活魚槽内の魚類の飼育に対する影響を
避けるために、活魚槽の水の循環過程に生物濾過槽を設
けて活魚槽に還流される用水から汚物を除去することが
一般におこなわれている。

しかしながら、こうした従来技術によると、活魚槽から
送り出される排水中の汚物が極めて多量なために、生’
ｌｙｒ濾過による除去の負荷が大きく、生物濾過槽の占
有面積を広くするなど、多くの不利益がある。

［発明の目的］ 以上に述べた従来技術の解決を求められている課題を考
慮して、この発明の主目的は活魚槽から汚染された水を
外部でろ過するのに先立つて、活魚槽において一次的に
枦通し、その一部を気泡として除去して外部濾過の負荷
を軽減する活魚槽の浄化法を提供することにある。

この発明の目的はまた前述した浄化法を具体的に実施す
るため活魚槽に配設する気泡分離装置を提供することに
ある。

さらに、この発明の目的と効果とは、明細書中の下記の
説明によって充分に理解されるものである。

［発明の構成］ この発明を添付図面について具体的に説明する。第１図
はこの発明の活魚槽の浄化法を説明するフローチャート
である。同図に示すように、活魚槽１０の底部から槽内
の水は導管１２を介してポンプ１４によって吸引され、
活魚槽１０の外部に設けられた従来周知の生物濾過槽１
６に送られる。

生物濾過槽１６によって濾過された水は熱交換器１８に
よって所望の温度に調節された後、０３発生器２０を経
由して水を殺菌するとともに酸素を補給し、再び活魚槽
１０に供給される。

以上に述べた過程は、従来一般におこなわれている循環
濾過方式であるが、この発明の方法においては、活魚槽
１０からポンプ１４を経て生物を過積１６に至る以前に
、活魚槽１０内の水の中に生成した可溶性タンパク質等
を回収除去するものである。

その方法としては、活魚！ｆＪ１０内の水中の浮遊物質
を枦材によって濾過する第一の行程と、枦材を通過し懸
濁物を含んだ水を空気と新鮮な水とから成る混気水と接
触させる第二の行程と、混気水との接触によって容易に
消えることのない状態となった可溶性タンパク質を含む
気泡を分離して活魚槽１０の上部から回収除去する第三
の行程とから成るものである。この方法によって気泡処
理された水は、前述したように、楕１０の底部から導管
１２を経て、循環濾過される。

以上の方法を実施するために、この発明は、気泡分離装
置３０を適用する。

第２図について、この発明の気泡分離装置３０の好まし
い実施態様を説明する。気泡分離装置３０は活魚ｗ１１
０の底部に開口する専管１２に直結して活魚槽１０の水
面より上方にまで直立する内部室３２と、内部室３２を
間隔をとって囲繞する外部ケーシング３４とを具備する
。

外部ケーシング３４の周壁の上部には、活魚槽１０の表
層の水をその周壁と内部室３２との間に流入させるため
に、複数個の開口３６か設けである。

この表層流を濾過するために、外部ケーシング３４の周
壁と内部室３２の外周壁との間には炉材３８が格子棚部
材４０で支持する炉材収容室としである。

炉材３８を支持する格子棚部材４０の下方は炉材３８を
通過した水を収容する漏斗状の空所を形成するように形
成した隔壁４２で仕切られている。

漏斗状の隔壁４２の下端に近接して、内部室３２の周壁
には複数個の流入口４４が設けてあって、この流入口４
４を介して炉材３８で一次濾過された水は内部室３２内
に送り込まれる。

内部室３２には流入口４４の下方に適当な間隔Ａ（たと
えば１０〜５０（至）とすることが好ましい）をとって
混気水を上向きに噴射するノズル４６が配設しである。

このノズル４６は活魚槽１０の外部に設けた気泡発生装
置４８に接続しである。

内部室３２の流入口４４と混気水噴射ノズル４６との間
の空所Ａにおいて、活魚Ｍ１０の表層水の一次濾過され
て可溶性タンパク質を主成分とする懸濁液は混気水噴射
ノズル４６からの空気と接触し、可溶性タンパク質等は
消えにくい気泡を形成して内部室３２の上部へと順次送
り出されて、その頂部５０から適当な手段で除去するこ
とかできる。

また外部ケーシング３４の下部の周壁には活魚槽１０の
底層の水を内部に流入させる開口５２が設けてあり、内
部室３２と導管１２との接続部位に設けた開口５４より
導管１２に流入するようにしである。

［発明の作用と効果］ この発明による方法は、以上に詳述した構成から自明で
あるように、活魚槽における汚染した水をポンプを用い
て吸引して外部の濾過槽に送り、濾過された水を再びも
との活魚槽に還流させる循環濾過方式において、活魚槽
の水が外部の濾過槽に送り出される以前に、その濾過槽
内で、汚染した表層水を一次的に濾過し、さらにｔ通接
の主として可溶性タンパク質を含む懸濁液を空気と接触
させることによって、可溶性タンパク質を気泡化して残
余の水から除去することにより、活魚槽から外部の濾過
槽に送られる水をある程度浄化し、外部の濾過の負担を
いちじるしく軽減することができる。

さらに、この発明による装置は、前述した一次濾過と可
溶性タンパク質を主とする汚染物質を気泡化して残余の
水から分離除去する具体的な装置であって、簡単な構造
でありながら、所期の目的の達成に効果あるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の詳細な説明するフローチャートであ
り、第２図はこの発明の装置の縦断面図である。 図における主な参照数字は次のとおりである。 Ｏ・・・・・・活魚槽 ２・・・・・・導管 ４・・・・・・ポンプ ６・・・・・・生物濾過槽 ０・・・・・・気泡分離装置 ２・・・・・・内部室 ４・・・・・・外部ケーシング ８・・・・・・炉材 ６・・・・・・混気水噴射ノズル ８・・・・・・気泡発生装置 ほか１名１１°く ｖｚｒ剣

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、活魚槽内の汚染物を含有する水を外部でろ過し、ろ
   過された水を活魚槽に還流する循環ろ過方式において、 前記活魚槽内の水を外部ろ過する以前に、前記活魚槽内
   でろ過する第一の行程と、 前記第一の行程を終えた懸濁物を含有する水を空気と新
   鮮な水との混気水と接触させ気泡化する第二の行程と、 前記気泡を前記活魚槽の上部から除去する第三の行程と
   から成ることを特徴とする活魚槽の浄化法。 ２、前記ろ過を前記活魚槽の表層の水の部分とする請求
   項１に記載の方法。 ３、前記懸濁物を含有する水と前記混気水との接触を一
   定の間隔の部位で行なうようにした請求項１に記載の方
   法。 ４、前記間隔を約５０ｃｍ以内とする請求項３に記載の
   方法。 ５、活魚槽内の汚染物を含有する水を前記槽の底部に開
   口する導管を介して外部のろ過槽に導き、ろ過された水
   を前記活魚槽に還流する循環ろ過装置において、 前記活魚槽の底部開口に直結され前記槽の水面より上方
   にまで直立して伸長する内部室と、前記内部室を囲繞し
   上部に前記槽の表層の水を流入する第一の開口を設けた
   外部ケーシングと、 前記外部ケーシングと前記内部室との間に設けたろ材収
   容室と、 前記内部室の周壁に前記ろ材収容室を通過した懸濁物を
   含有する水を前記内部室に導入させる第二の開口を設け
   たことと、 前記内部室に導入した懸濁物を含有する水に空気と新鮮
   な水との混気水を接触させて気泡を発生するように前記
   第二の開口の下方に設けた混気水の噴射ノズルと、 前記気泡を前記内部室の頂部から前記活魚槽の外部に除
   去する装置とから成ることを特徴とする養魚槽の気泡分
   離装置。 ６、前記第二の開口と前記混気水の噴射ノズルとの間隔
   を約５０ｃｍ以内とする請求項５に記載の装置。 ７、前記養魚槽の底層の水を直接前記導管に導くため前
   記外部ケーシングの周壁の下部に開口を設けて成る請求
   項５に記載の装置。