JPS61230786A - 生物濾過装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は生物濾過装置の改良に関し、特に循環する水の
中に十分な酸素を供給し、溶存酸素量を増大して魚介類
の食欲を増進させて発育を促し、また魚介類の発病を防
止することのできる装置に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

従来魚介類を観賞または養殖するのに水槽の内部に酸素
を供給すると共に水槽の内部あるいは水槽に近接して濾
過装置を設け、好気性菌が酸素を消費して水中の不純物
を分解し、魚介類の食欲を増進して発育を促し、また発
病を防止することが行われている。

一般的な濾過装置としては、例えば第３図に示すように
、水槽ｌの内部あるいは水槽ｌに近接して設けた濾過装
置２に濾過材３を設け、同濾過材３を水が通過するよう
に構成しである。

しかるに同装置によると、濾過材３が１個であると、水
中の不純物の分解除去が不完全で魚介類の発育が遅れ、
また発病する率が高い欠点がある。

また水中に濾過材３を複数設けると装置が大形となり、
さらに１個の濾過材３を大きく構成すると、水が濾過材
３に吸い込まれる当初は酸素量が多いが、水が濾過材３
を進むにしたがい酸素量が少なくなり、好気性菌が酸素
を消費する量が少なく水中の不純物の酸化分解除去が不
完全となる欠点がある゛。

〔発明の目的〕

本発明は上記の諸点に鑑み発明したものであって、比較
的小形な装置で水中の内部に十分な酸素を供給し、溶存
酸素量を増大して水中の不純物の分解除去を効果的に行
い、魚介類の食欲を増進させて発育を促し、また魚介類
の発病を減少することのできる生物濾過装置を提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

以下本発明を第１図および第２図について説明する。図
において１１は複数の棚１２を有して構成した濾過装置
本体、１３は濾過装置本体１１の棚１２に例えば１０セ
ンチメートル程度の間隔を有して設けたバットであって
、例えばプラスチックあるいはステンレス等で構成しで
ある。

また各バット１３は、水が上方から下方に流れると共に
端部から端部に循環するように、空孔１４が交互に端部
に形成しである。また空孔１４に対応して内部に筒体１
５を形成し、バット１３に一定の水が貯められるように
構成しである。１６は上面と下面の相方若しくは上面か
下面のいずれか一方に多数の針状の突出体１７を有する
板体であ。

って、各バット１３の内部に装着する。板体１６は例え
ばプラスチック材で構成する。１８は水を循環するため
のパイプ、１９はポンプ２０を動作するためのモーター
、２１は水を循環するためのパイプ１８の一部に設けた
オゾン発生器であって、内部に紫外線光源２２を装着し
、水の循環に伴いオゾンが水の中に吸い込まれるように
構成しである。

２３は濾過装置本体１１の内底部に設けたストレーナで
ある。

また濾過装置本体１１は水槽あるいは池の内部か、水槽
か池に近接して設けて構成し、循環する水は濾過装置本
体１１の下方からポンプ２０により、パイプ１８の上方
に送られ、パイプ１８の上方先端から最上部のバット１
３の上方に落下するように構成しである。

〔発明の作用〕

上記装置において、紫外線光源２２を点灯すると共にポ
ンプ２０を動作し水を循環すると、紫外線光源２２より
発生するオゾンが水の中に吸い込まれ水中の細菌を殺菌
すると共に処理された水が最上部のバット１３の上方か
ら落下し順次下方のバット１３に循環し、また循環する
水が各バット１３の内部の板体１６の突出体１７に接触
し、好気性菌が酸素を効果的に消費し、水中の不純物を
効果的に分解除去することができる。

また酸素は紫外線光源２２より水中に積極的に吸い込ま
れると共に各バット１３間より空気中の酸素が水中に溶
融するので、上方のバットのみでなく、下方のバットも
水中の溶存酸素が多い。

〔発明の効果〕

本発明は上記したように、濾過装置本体の棚に所定の間
隔を有して複数バットを設け、同バットに水を循環する
ためのパイプの一部に、オゾン発生器を設け、かつ各バ
ットの上方から下方にかけて水が落下すると共に各バッ
トの端部から端部に水が流れるように構成したので、濾
過装置本体を小形に構成することができ、狭い場所で容
易に使用することができると共に各バットごとに内部の
清掃、交換ができ、さらに各バットの内部の状態を観察
することができる。

また上述のように構成したバットの内部に、上面と下面
の相方若しくは上面か下面のいずれか一方に多数の突出
体を有する板体を設けた装置であるので、オゾン発生器
から発生するオゾンにより水中の細菌を殺菌することが
できる。

またオゾンを含んだ水が最上部のバットより落下し、上
方のバットより下方のバットに循環すると共にバットの
端部から端部に流れ、さらに流れる水が各バット内の板
体の突出部に接触し、循環する水がバットの内部で淀む
ことなく、好気性菌が酸素を効果的に消費し、水中の残
餌、魚の排泄物等の有機物やアンモニア等を効果的に分
解除去することができ、魚介類の食欲を増進させて発育
を促し、また魚介類の発病を防止することができる。

さらにオゾン発生器から発生したオゾンは水中で酸素に
変化すると共に各バット間において空気中の酸素が循環
する水に溶融するので水中の溶存酸素量は各バットにお
いて十分含まれる等積々の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る生物濾過装置の正面図、第２図は
第１図の一部拡大図、第３図は従来の生物濾過装置の正
面図である。 １１・・・濾過装置本体、１３・・・バット、１６・・
・板体、２１・・・オゾン発生器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 濾過装置本体（１１）の棚に所定の間隔で複数のバット
   （１３）を設け、最上部のバット（１３）の上方より水
   を落下しバット（１３）に水を順次循環する構造におい
   て、 前記バット（１３）に水を循環するために設けたパイプ
   （１８）の一部に、オゾンを発生する紫外線光源（２２
   ）を装着してなるオゾン発生器（２１）を設け、かつ各
   バット（１３）の端部から端部に水が流れるように構成
   し、さらに各バット（１３）の内部に、上面と下面の相
   方若しくは上面と下面のいずれか一方に多数の突出体（
   １７）を有する板体（１６）を設けたことを特徴とする
   生物濾過装置。