JPH03272516A - 発泡ポリエーテルイミド絶縁電線の製造方法 - Google Patents

発泡ポリエーテルイミド絶縁電線の製造方法

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Publication number
JPH03272516A
JPH03272516A JP9072496A JP7249690A JPH03272516A JP H03272516 A JPH03272516 A JP H03272516A JP 9072496 A JP9072496 A JP 9072496A JP 7249690 A JP7249690 A JP 7249690A JP H03272516 A JPH03272516 A JP H03272516A
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JP
Japan
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foaming
less
1000sec
polyether imide
foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP9072496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Hideki Yagyu
柳生 秀樹
Takao Onishi
大西 隆雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原子力発電所関連施設をはじめとする放射線
被曝環境下における使用に好適であり、それ自身に難燃
性を有し、また高周波特性などの電気的特性に優れた発
泡ポリエーテルイミド絶縁電線の製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 原子力発電所などの放射線被曝環境下において使用され
る電線・ケーブルには、耐放射線性を有する絶縁体を使
用しなければならないことは勿論であるが、同時に耐熱
性を有し、さらに原子力発電所等の安全性向上対策とし
て、高難燃性であってしかも燃焼時に有害なハロゲンガ
スを発生しないノンハロゲンタイプの難燃材料であるこ
とも要望される。
電力供給用電線・ケーブルとしては、上記条件を充すも
のとして耐放射線用シリコンゴムや難燃EPゴムあるい
はガラスクロスを併用したものなどが使用されている。
しかし、上記施設においては、電力供給のみに止まらず
、機器制御や通信信号伝送のための電線・ケーブルも数
多く布設されており、その中には高周波伝送のための同
軸ケーブルなども含まれている。
[発明が解決しようとする課題] 上記した同軸ケーブルにおいても、放射線被曝環境下で
使用される以上、前述したような耐放射線性やノンハロ
ゲン難燃性などが要請されることはいうまでもない。
一方、高周波信号の伝送に用いられる同軸ケーブルの絶
縁体としては、できる限り比誘電率を小さくシ、誘電体
損を少なくすると共に伝送速度の高速化を図るようにす
ることが望まれる。
比誘電率を一層小さくするには、材料の選択のみではな
く当該絶縁体を高発泡化する必要がある。
しかし、前述したように耐放射線性に優れしかも耐熱性
やノンハロゲン難燃性を有し、同時に高発泡化が可能な
絶縁材料は未だ見出されていないのが現状であった。
本発明の目的は、上記したような実情にかんがみ、耐放
射線性に優れしかも耐熱性およびノンハロゲン難燃性を
有すると共に発泡度50%以上にまで高発泡化させ得る
発泡ポリエーテルイミド絶縁電線の製造方法を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、340℃における臨界剪断速度が10005
ec−”以上のポリエーテルイミドを使用し、これを押
出機に導入して溶融押出すると共に、これを発泡させて
導体外周に発泡度が少なくとも50%以上となるような
高発泡被覆層を形成するものである。
ポリエーテルイミドは本質的に耐放射線性に優れており
、耐熱性およびノンハロゲン難燃性を有し、しかも比較
的電気的特性が良好であって、溶融押出成形が可能であ
るために量産性に適合可能な材料であることを発明者ら
によって確認された。
しかし、これを50%以上の発泡度にまで高発泡化させ
ることは困難と考えられていた。
発明者らは、これを上記50%以上に高発泡化させるこ
とについて鋭意検討を続け、試行錯誤の結果、340℃
における臨界剪断速度が10005ec−’以上のポリ
エーテルイミドを使用することにより、所望するような
高発泡度を有する押出被覆層を形成させ得ることを見出
し、本発明に至ったものである。
340℃における臨界剪断速度が 1000  tec−’以上であることは、50%以上
の発泡度を得る上での必要条件であり、 10001)C−’未満では50%以上の発泡体を得る
ことが困難である。
本発明において、臨界剪断速度とは次の様にして測定さ
れるものである。フローテスタを用い、ポリマを測定温
度に加熱溶融させ、さらに剪断応力をかけて半径r(■
)の穴を持つダイスから押出し、流れるポリマの体積流
速Q (no3/ sec )を測定する。このときの
見掛けの剪断速度4Q/πr9を剪断速度として算出す
る。剪断速度がある値以上になると流れ出るポリマの表
面が荒れてくる。表面が荒れ始める境界の剪断速度を臨
界剪断速度とする。なお、本発明ではダイスを半径0.
2531)1).ランド長1.0口のものを用いて測定
した。
本発明で使用する発泡剤としては、フレオン−1)、フ
レオン−12、フレオン−13、フレオン−14、フレ
オン−22、フレオン−23、フレオン−1)3、フレ
オン−1)4等のふっ素化炭素が代表的であるが、窒素
、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の不活性ガス、プロパ
ン、ブタン、へキサン、ペンタン等の炭化水素であって
もよい。
発泡剤の添加方法としては、予め樹脂に発泡剤を含浸、
溶解させてもよく、また、押出機中に発泡剤を注入する
方法でもよい。
本発明においては、気泡径の調整および均一な気泡の形
成を容易とするために発泡核剤を使用してもよく、発泡
核剤としては、窒化硼素、酸化ケイ素、酸化チタン、酸
化アルミナ、酸化ジルコニウム等があげられる。
さらに、発泡押出後、電子線、γ線などの電離性放射線
を照射して架橋し、機械的強度や耐熱性を向上させても
よい。
また、本発明に係る電線は、放射線環境以外においても
耐熱性発泡電線として使用可能なことは勿論である。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
340℃における臨界剪断速度が第1表の各側に示すよ
うなポリエーテルイミドを用い、これに窒化硼素を0.
5重量%添加したものを押出機のホッパーから供給し、
押出機の中間部で窒素ガスを301cg/an2Gの圧
力で注入して溶融樹脂中に均一に分散させ、外径1.2
肛の導体外周に厚さ2.0mmに押出被覆した。なお、
押出条件は、40mm押出機を用い、L/D=29、圧
縮比=2.5、供給部の溝深さ=5.0m、計量部の溝
深さ=2.  Qmn、注入部の溝深さ=7.0mn、
クロスヘツドに近い計量部の溝深さ=3.0mm、スク
リュウ回転数=10+pmsシリンダ各部の設定温度=
370℃、クロスヘツド設定温度=350℃、ダイス設
定温度=290℃、ダイス内径=3.Omであった。
各側の発泡絶縁電線の発泡度は第1表に示す通すテアリ
、ポリエーテルイミドの臨界剪断速度が10005ec
−’以下の比較例の場合には本発明の実施例に比較して
発泡度が小さいことがわかる。
なお、発泡度は次式から求めた。
発泡度=(1−(ρ/ρ。)) X100 [%](ρ
:発泡体の比重、ρ0 =非発泡体の比重)第 表 [発明の効果] 以上説明した通り、本発明に係る製造方法によれば、放
射線環境下において優れた耐放射線性、耐熱性、あるい
はノンハロゲン難燃性を有すると共に、高発泡化を可能
としたことで高周波伝送特性が格段と向上し、原子力発
電所等の施設における制御ないし通信信号を効率よく伝
送し得る電線を入手できるものであって、その工業上の
意義はけだし大きなものがある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)340℃における臨界剪断速度が 1000sec^−^1以上のポリエーテルイミドを使
    用し、これを押出機に導入して溶融押出すると共に、こ
    れを発泡させて導体外周に発泡度が少なくとも50%以
    上となるような高発泡被覆層を形成する発泡ポリエーテ
    ルイミド絶縁電線の製造方法。
JP9072496A 1990-03-22 1990-03-22 発泡ポリエーテルイミド絶縁電線の製造方法 Pending JPH03272516A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0710697A1 (en) * 1994-11-04 1996-05-08 AUSIMONT S.p.A. Process for preparing expanded articles based on ethylene-chlorotrifluoro-ethylene copolymers

Cited By (2)

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EP0710697A1 (en) * 1994-11-04 1996-05-08 AUSIMONT S.p.A. Process for preparing expanded articles based on ethylene-chlorotrifluoro-ethylene copolymers
US5837173A (en) * 1994-11-04 1998-11-17 Ausimont S.P.A. Process for preparing expanded articles based on chlorotrifluoroethylene copolymers

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