JPH03272241A - マルチリンク内回線選択方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パケット交換のマルチリンクによる出回線を
選択するマルチリンク内回線選択方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のマルチリンク内回線選択方式は、回線を順次選択
する中で呼の長短により選択回数に差が出るのであらか
じめ定められた選択回数による比率にしたがって出回線
を選択する手段、または出回線ごとの持ち呼数を比較し
最も待ち呼数の少ない出回線を選択する手段を有してい
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のマルチリンク内回線選択方式は、選択回
数の比率または待ち呼数の比較により出回線を選択する
構成となっているので、回線状態を直接みている訳では
なく、例えば送信回線上で伝送符号誤りが多発している
場合、パケットサイズが大きいパケットの送出で、パケ
ットの再送が繰返され、伝送符号誤りの少い他の回線を
経由した後のパケットが先に着地に到着する機会を生じ
、先に到着のパケットが後のパケットの到着を待つため
、遅れパケットをベースに通信することになり、網全体
の遅延の増加が著しいという問題点があった。

本発明の目的は、回線制御部が回線状態を調べて記録す
ると共に回線状態の程度にしたがって送出するパケット
サイズを予め設定することにより、上記問題点を解決す
るマルチリンク内回線選択方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明によるマルチリンク内回線選択方式の基本構成は
、パケット交換のマルチリンクによる出回線を選択する
マルチリンク内回線選択方式において、前記マルチリン
ク内の回線選択を制御する回線制御部が、接続先とのマ
ルチリンク内の回線ごとに回線の状態程度を所定時期に
調べて記録する回線状態メモリと、前記回線状態程度ご
とに許容するパケットサイズを予め定めて記憶したサイ
ズ変換表とを有し、パケットの送出回線を選定したとき
選定回線の回線状態程度を前記回線状態メモリから索引
し、次にこの索引した回線状態程度に対するパケットサ
イズを前記サイズ変換表から索引し、索引したパケット
サイズが送出するパケットサイズより大きい場合、選定
回線を出回線として決定しパケットを送出する。

前記基本構成の具体化手段の一つは、回線状態メモリに
回線状態程度を、パケットの送出回線を選定の都度、調
べて記録する回線制御部を有する。

また、別の具体化手段の一つは、回線状態程度として、
伝送情報の符号誤り率および占有率の少くとも一方を段
階別に表示する。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明による回線制御部の一実施例を示すブロ
ック図、また第２図は第１図による送出回線選定の一実
施例を示すフローチャートである。

第１図に示すように、回線制御部１０は複数のマルチリ
ンク内回線４０を介して、接続先のパケット端末２０に
接続する。マルチリンク内回線４０は回線４１．４２・
・・を有する。

回線制御部１０は回線状態メモリの−っである回線エラ
ー率表１１、およびサイズ変換表１２を有する。回線エ
ラー率表１１は回線４１．４２ごとに、回線制御部１１
が送出パケットごとに所定− 期間の伝送符号誤り率の統計をとり、程度を段階で示し
て記録する。第１図では回線４１，４２それぞれにエラ
ー率２，１が記録されている。す・イズ変換表１２は回
線状態の程度、第１図ではエラー率１，２．・・・それ
ぞれに対応して許容される送出パケットのサイズ２５６
バイト、１０２４バイトのそれぞれが図示されている。

すなわち、例えばエラー率１の回線４２はパケットサイ
ズ１０２４バイト以内のパケットだけ送出可能であるこ
とを示す。

次に第２図に第１図を併せ参照し、動作手順について説
明する。

まず、回線制御部１０がマルチリンク内回線４０から所
定の順序で一つの回線（例えば）４２を選定（１０１）
する。次いで、回線制御部１０は選定した回線４２のエ
ラー率１を回線エラー率表１１から索引（１０２）Ｌ、
続いて索引したエラー率１のパケットサイズ２５６バイ
トをサイズ変換表１２から索引（１０３）する。回線制
御部１０は索引したパケットサイズ２５６バイトを送出
するパケットのサイズと比較（１０４）Ｌ、送出パケッ
トサイズが２５６バイト以内（１０５）の場合、手順１
０１で選定した回線４２にパケットを送出（１０６）し
て手順を終了する。手順１０５で送出パケットサイズが
２５６バイトを超える場合、回線制御部１０は手順１０
１で選定した回線４２の次の順序の回線（例えば）４１
を選定（１１０）して、選定回線のエラー率を索引する
手順１０２に進む。

本実施例では、回線状態の程度をエラー率で図示し説明
したが、回線の品質以外、占有率、又は待ち時間でも、
更にこれらの組合せでもよく、状態の種別は限定しない
。また、手順１０１での回線選定は、従来の技術でよく
、単純な選定手順でもよい。回線状態程度として段階別
の数字を図示して説明したが、例えば６０％〜７０％の
ように具体的な範囲指定でもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のマルチリンク内回線選択
方式は、パケット送出回線を選定する回線制御部が回線
状態を調べ、回線状態程度を回線ごとに記録させると共
に、回線状態の程度ごとに送出可能なパケットサイズを
予め定めて記憶させ、送出回線を選択したとき選択回線
の許容パケットサイズをメモリから索引し、送出すべき
パケットサイズより大きいとき送出する構成とすること
により、再送の繰返し機会が減少するので、パケットの
到着順序の混乱および遅延の増加を削減できる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマルチリンク内回線選択方式の一実施
例を示すブロック図、第２図は本発明の一実施例を示す
フローチャートである。 １０・・・回線制御部、１１・・・回線エラー率表（回
線状態メモリ）、１２・・・サイズ変換表、２０・・・
パケット端末（接続先）、４０，４１．４２・・・回線
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パケット交換のマルチリンクによる出回線を選択す
   るマルチリンク内回線選択方式において、 前記マルチリンク内の回線選択を制御する回線制御部が
   、接続先とのマルチリンク内の回線ごとに回線の状態程
   度を所定時期に調べて記録する回線状態メモリと、前記
   回線状態程度ごとに許容するパケットサイズを予め定め
   て記憶したサイズ変換表とを有し、 パケットの送出回線を選定したとき選定回線の回線状態
   程度を前記回線状態メモリから索引し、次にこの索引し
   た回線状態程度に対するパケットサイズを前記サイズ変
   換表から索引し、索引したパケットサイズが送出するパ
   ケットサイズより大きい場合、選定回線を出回線として
   決定しパケットを送出する ことを特徴とするマルチリンク内回線選択方式。 ２、請求項１記載の回線状態メモリに回線状態程度を、
   パケットの送出回線を選定の都度、調べて記録する回線
   制御部を有することを特徴とする請求項１記載のマルチ
   リンク内回線選択方式。 ３、請求項１記載の回線状態程度として、伝送情報の符
   号誤り率および占有率の少くとも一方を段階別に表示す
   ることを特徴とする請求項１記載のマルチリンク内回線
   選択方式。