JPH0327173Y2 - - Google Patents

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JPH0327173Y2
JPH0327173Y2 JP11954384U JP11954384U JPH0327173Y2 JP H0327173 Y2 JPH0327173 Y2 JP H0327173Y2 JP 11954384 U JP11954384 U JP 11954384U JP 11954384 U JP11954384 U JP 11954384U JP H0327173 Y2 JPH0327173 Y2 JP H0327173Y2
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boss
eccentric
split
mounting shaft
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、本体機に固着して突出した取付軸又
は本体機に形成された取付穴に貫挿した取付軸
に、作業機等のアタツチメントを取付ける取付装
置に関するものである。
従来、例えば、第1,2図に示す如く、パワー
シヨベルのアーム1の先端部に設けられたシヨベ
ルの取付穴を利用して、家屋等の解体用破砕機
(以下、「破砕機」という。)5を取付ける場合に、
2以上の軸の内、最初に取付ける軸(例えば、ア
ーム1の先端の取付軸3)は、アーム1及び破砕
機5の一対のホルダー6の各穴へ貫挿するための
拘束条件が少ないために比較的破砕機の装着はし
易いが、次に取付ける軸(図では、取付軸4)
は、アーム1や破砕機側の一対のホルダー6の捩
れや、取付穴7,8間のピツチの違い、或は、穴
の平行度の狂い等の各種の悪条件が重なつて、な
かなか簡単に装着ができない場合が多く、ハンマ
ー等でムリヤリ叩いて軸のグリス穴をいためたり
していた。特に、破砕機等の作業機の交換は、有
効な治工具のない、オペレーターや補助者しか居
ない作業現場で行われるので交換時間は作業能率
に直接影響するため深刻な問題になつていた(破
砕機の場合、相当の重量もあり、2〜4時間以上
も費すこともあつた。)。
本考案は、この本体機側の取付穴又は本体機側
より突出した軸と作業機側の穴の芯のバラツキに
よる不具合を、予想されるバラツキ以上に偏心し
た穴を有する偏心回転ボス12(第3図)を使用
することによつて解消せんとするものである。
以下、本考案を、実施例の図により説明する。
第3,6,7図に示す実施例は、本体機のアー
ム1における作業機等の取付穴8に貫挿される取
付軸4;該軸と嵌合する偏心穴13を設けた偏心
回転ボス12;作業機側の一対のホルダー6の縁
部に一体に形成され、断面半円筒状で内周に偏心
回転ボス12を嵌合する半割りボス部9;断面半
円筒状で内周が偏心回転ボス12と嵌合する半割
りカバー10;半割りカバー10と半割りボス部
9の外周に嵌合する穴を有する押え金11;及
び、取付軸4の両端に装着され、該軸と押え金1
1の抜け止めの機能を有するカラー14等より構
成されている。
第4,5図は、第1,2図に示す破砕機5のホ
ルダー6部を改造して本考案の偏心固着装置を設
けた例である。
この例で、本体機のアーム1に破砕機5を装着
するには、第4,8,9図のようにして行う。
〇 先ず、第4図に示す如く、取付軸3をアーム
1の先端の取付穴7及び破砕機5の後部の一対
のホルダー6の穴に従来の方法、例えば、取付
軸3を貫挿して該軸3の両端にカラー14(第
3図左上)を嵌めピン15にて固定する等によ
り、破砕機5を取付軸3により回動自在に支持
させる。
〇 次に、バケツトシリンダー2のロツト19の
先端を腕16の上端に回動自在に取付ける。
〇 バケツトシリンダー2によつて揺動する腕1
6が取付作業の邪魔にならないように適宜方法
で固定する(例えば、上爪17、下爪18をワ
イヤー等の適宜方法で閉状態で固定すると連動
する腕16も固定される。)。
〇 バケツトシリンダー2のロツト19を伸ばし
て、第4図の矢印の如く、取付軸3を中心とし
て、破砕機5を回して半割りボス部9をアーム
1の取付穴8のやや下方に位置せしめる。
〇 第8図に示すように、アーム1の取付穴8に
取付軸4を貫挿して所定の位置へ定置する(第
8,9図は、説明上及び図を簡潔にするため、
アーム1の前端の取付穴7へ取付ける部品の図
は省略してある。)。
〇 偏心回転ボス12を、取付軸4の両端より定
位置(半割りボス部9の上方)まで挿入する。
〇 偏心回転ボス12を、該ボス12の外径の中
心が偏心穴13の中心より低くなるように(換
言すれば、該ボス12の重心が最も低くなるよ
うに)、偏心回転ボス12を回す。
〇 この状態で、バケツトシリンダー2のロツト
19を伸ばす等の適宜方法で半割りボス部9を
更に上昇せしめて、軽く偏心回転ボス12に当
接する。
軽く当接しても、第4図に示す如く、破砕機
5の前部が重いため(破砕機重量は約1.5〜
3t)、実際には相当の力で偏心回転ボスは、上
方へ押し上げられる場合もあり、通常は、偏心
回転ボスが回り易い状態になる。
〇 そこで、第9図に示す如く、一対の偏心回転
ボス12のフランジ部に穿設した穴にバー20
或はレンチ等を挿入して、偏心回転ボス12を
矢印の如く左右交互に回して、該ボスの外径の
中心と半割りボス部9の中心とを一致せしめ
る。
両者の間にスキマがあれば、更に半割りボス
部9を上昇せしめて中心を一致させる。
〇 偏心回転ボス12の上部に半割りカバー10
をかぶせる。
〇 この状態で、取付軸4の両端より押え金11
をホルダー6の側壁まで挿入する。
〇 カラー14を取付軸4の両端に嵌めてピン1
5によりカラー14を該軸4に固定する(カラ
ー14は、押え金11、半割りカバー10及び
取付軸4の抜け止め等の効果を有する。)。
以上の取付方法は、半割りボス部9が一対しか
設けていない場合であるが、第13〜16図に示
す如く、複数組の場合でも同様であり、半割りボ
ス部9に対応した取付軸がアーム1に固着して突
出している場合でも同様である。
尚、本考案の偏心固着装置の各部材には、各種
の形状が考えられる。
例えば、第3,8,9図では、偏心回転ボス1
2のフランジ部が内側(アーム1側)に位置して
いるが、第10図に示す実施の他例では、逆に、
該フランジ部が外側に位置しており、この場合に
は、一対のホルダー間の間隔を短くすることがで
きる。
この場合には、半割りカバー10が内側(アー
ム1側)へ抜け出るおそれがあるために、第10
図の半割りカバー10Aと半割りボス部9Aにそ
れぞれ相手に対応した切欠部を形成する等抜け止
めを施す必要がある。
偏心回転ボス12のフランジ部は、半割りカバ
ー10の抜け止め効果も有するが、必ずしも必須
のものではなく、例えば、第11図に示す如く、
円柱状の偏心回転ボス12Aとして外周に回転用
の小穴のみを穿設して、上記と同様に半割りカバ
ー10Aと半割りボス部9Bに切欠部を設けても
よい。
偏心回転ボス12,12Aを回すためには第1
2図に示す如く、略小判形を形成してスパナで回
す等他の公知の方法も考えられる。
第9図では、カラー14をピン15にて取付軸
4に固着したが、第10図に示す如く、ナツト2
1で位置決め及び締付けをする等の他の公知の方
法でも有効である。
また、取付軸4は、作業機のホルダー部の寸法
によつては、偏心回転ボスの偏心穴さえ該軸に合
わせて穿孔すれば、本体機のシヨベル用取付軸を
そのまま使用することもできる。
また、半割りボス部9を、第18図に示す如
く、ホルダー6の中央部より形成せしめて押え金
11を2分しても同一の機能を有することは勿論
である。
〔効果〕
以上のように構成された本考案の偏心固着装置
を使用した場合、次のような効果を生ずる。
(イ) アーム1や作業機等のアタツチメント側のホ
ルダーの捩れ、各穴の中心線の平行度或は穴間
のピツチ等の違い等の各種の悪条件によつて、
相対する穴又は軸の芯がずれていても、取付軸
に偏心回転ボスを挿入して回すことにより、該
ボスの外周の中心と偏心穴の中心にそれぞれ対
応する穴又は軸の中心を簡単に一致せしめるこ
とができるので取付けのための労力と時間を大
巾に削減することができるので作業能率が向上
する。
尚、取外しも簡単にできることは勿論であ
る。
(ロ) 対応する穴又は軸の芯がずれていても取付け
ることができるために、穴間のピツチ等が多少
異なる他のアタツチメントであつても取付ける
ことができる汎用性を有する。
(ハ) 半割りボス部9を設ける位置は、該ボス9の
内周で外力を受けとめる方向に選定するのが最
も安全であるが、破砕機その他の作業機では、
主たる外力が安全な方向から加わつていても、
時には他の方向からも半割りボス部に外力が作
用する場合もあるので、第13〜15図におい
て単に取付軸に半割りボス状或はフツク状の部
材を当接するような公知の方法では、取付軸と
半割りボス部が離れるおそれがあるが、本考案
の偏心固着装置においては、押え金11により
半割りボス部9及び半割りカバー10を介し
て、偏心回転ボス12を、従つて、取付軸を、
半割りボス部9に固着しているので、如何なる
方向から外力が加わつても確実に固着状態を維
持することができるので安全である。
(ニ) 第4図に示す実施例では、アーム1の先端に
取付軸3により破砕機5を回動自在に支持せし
めて、その後方に、半割りボス部9を一組設け
て取付けたが、主たる外力の方向が一定してい
る場合には、半割りボス部を、例えば、第13
〜15図に示す如く、複数組設けることも可能
であり、更に、第17図に示す如く、最初に、
破砕機等の作業機を回動自在に支持させた取付
軸(例えば、3)に平行な軸であれば、軸(例
えば4,4′)が、左右食い違つていても、そ
の位置に対応した半割りボス部9をホルダー側
に設ければ、作業機を取付けることができる。
また、作業機が軽量の場合等においては、第1
6図に示すように、総ての取付軸に対応して半割
りボス部9を設けると取付けの省力化が更に図れ
るし、その場合、第17図のように、総ての軸が
アーム1に固着していても、平行である限り取付
けができるし、上述のように、左右或は上下に食
い違つた軸でも同様で、上記いずれの場合におい
ても従来よりもはるかに省力化されることは確実
である。
以上、述べたことから自明のように、本考案の
偏心固着装置は、実施例のシヨベル系堀削機に装
着する各種アタツチメントに利用されるだけでな
く、広く、他の分野の機械、機器の取付けや組合
せにも応用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図……家屋等の解体用破砕機の平面図、第
2図……同じく側面図、第3図……本考案の実施
例の構造を示す斜視図、第4図……本考案の偏心
固着装置の取付方法を示す側面図、第5図……同
じく取付完了後の側面図、第6図……第3図の実
施例の縦断面図、第7図……同じく側面図、第8
図、第9図……第3図の実施例の取付順を示す斜
視図、第10図……本考案の実施の他例を示す斜
視図、第11,12図……同じく実施の他例を示
す斜視図、第13〜17図……同じく実施の各種
他例を示す説明図、第18図……ホルダー6の中
央に半割りボス部9を設けた実施の他例の縦断面
図。図中の矢印は、部材の移動又は作業の方向を
示す。 図中の符号、1……本体機のアーム、2……バ
ケツトシリンダー、3,4……取付軸、5……家
屋等の解体用破砕機、6……ホルダー、7,8…
…取付穴、9,9A,9B……半割りボス部、1
0,10A……半割りカバー、11……押え金、
12,12A……偏心回転ボス、13……偏心
穴、14……カラー、21……ナツト、22……
抜け止め部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 本体機より突出した作業機の取付軸と、本体
    機に取付けて使用する作業機側の取付部に形成
    された1又は2以上の半割りボス部とを、ほぼ
    一致させて配設し、偏心回転ボスの偏心穴に取
    付軸を挿通し、該ボスを半割りボス部に嵌装固
    着してなる作業機の偏心固着装置。 2 本体機より突出した作業機の取付軸が、本体
    機に固着した取付軸又は本体機に穿設された作
    業機の取付穴に貫挿された取付軸であり、取付
    軸を嵌挿する偏心穴を穿設した偏心回転ボス;
    作業機側のホルダーの縁部に一体に形成され、
    断面半円筒状で内周に偏心回転ボスを嵌装する
    半割りボス部;断面半円筒状で内周が偏心回転
    ボスに嵌合する半割りカバー;半割りカバーと
    半割りボス部の外周に嵌合する穴を有する押え
    金;上記部材の抜け止め部材;からなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の作業機の偏心固
    着装置。 3 偏心回転ボスの外周に回転用部材の係止部を
    設けた実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の作業機の偏心固着装置。
JP11954384U 1984-07-31 1984-07-31 Expired JPH0327173Y2 (ja)

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DE112021007964T5 (de) * 2021-09-28 2024-08-01 Fanuc Corporation Ausgleichseinheit zum auswuchten eines drehelements einer maschine, und zugehörige maschine

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