JPH0327143B2 - - Google Patents

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JPH0327143B2
JPH0327143B2 JP59263100A JP26310084A JPH0327143B2 JP H0327143 B2 JPH0327143 B2 JP H0327143B2 JP 59263100 A JP59263100 A JP 59263100A JP 26310084 A JP26310084 A JP 26310084A JP H0327143 B2 JPH0327143 B2 JP H0327143B2
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JP
Japan
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color
signal
hue
chromaticity
value
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JP59263100A
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Yunku Egeruto
Keraa Hansu
Hofurihitaa Ingo
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DOKUTORU INGU RUDORUFU HERU GmbH
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DOKUTORU INGU RUDORUFU HERU GmbH
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Publication date
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Publication of JPH0327143B2 publication Critical patent/JPH0327143B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/54Conversion of colour picture signals to a plurality of signals some of which represent particular mixed colours, e.g. for textile printing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子的複製技術に係り、多色混合刷り
用の色分解版の作製の際の色相及びカラーの選択
的補正方法及び装置に関する。
従来技術 カラースキヤナを用いての多色混合刷り用の
“黄”、“マゼンタ”、“黒”の色分解版の作製の際、
カラー原稿の光電走査によつて色信号が取出さ
れ、この色信号は基本色補正によつて色分解版信
号に変換される。黄、マゼンタ、シアン、黒の印
刷カラー(インキ)の着肉のストレングスに対す
る基準ないし尺度である色分解版信号が記録機
構、例えば記録ランプに供給され、その明るさが
色分解版信号に依存して変調される。記録ランプ
は点状及びライン状に記録媒体としてのフイルム
を露光し、これら記録媒体は現像後多色刷り用の
色分解版“黄”、”マゼンタ”、“シアン”、“黒”を
成す。
基本色補正によつて殊に、カラー原稿のカラー
及び印刷インキの異なるスペクトル特性に基づき
生じるカラー誤差が取除かれ、場合によりオリジ
ナル(原本、原図)に対して複製の編集ないし構
図上の所望の色情報が変化される。基本色補正の
ほかに屡々付加的選択色補正が行なわれこの補正
により所期のように全く所定のカラー又は色相が
補正される。
解決しようとする問題点 その場合、選択色補正の際選択補正信号を生じ
させるという問題があり、この補正信号はカラー
原稿において特別に補正すべき色相又はカラーが
識別されるときのみしか、作用して基本補正され
た色分解版信号に影響を与えることをしない。
複製すべきカラー原稿が色の経過もしくは配色
ないしグラデーシヨン、即ち同一のカラー又は色
相内部で異なつた色飽和度および/又は明度を有
する場合、選択補正信号が必要とされ、その補正
信号の強さは色の経過ないしグラデーシヨンに依
存するのであり、それにより徐々に変化する補正
の強さを達成するのである。
ドイツ連邦共和国特許明細書第2628053号から
は多色混合刷り用色分解版の作製用のカラースキ
ヤナにおける選択カラースキヤナ装置が公知であ
る。原稿走査の際取出される色測定値信号を供給
される色識別回路にて色空間内でカラー原稿にお
ける選択的に補正さるべきカラー(補正カラー)
に対する識別領域が画されており、上記識別回路
は原稿走査の際選択された補正カラーをカラー原
稿の他のカラーから選別し、カラー原稿における
選択された補正カラーが識別されるときは常に選
択補正信号を生じる。公知装置の欠点とするとこ
ろは実質的に多角柱状色識別空間しか画され得な
いことである。したがつて色識別空間はカラー原
稿の色経過ないしグラデーシヨンに形状及び大き
さの点で最適に整合(順応)され得ず、その結果
色識別信号は走査検出されたカラーの色飽和度お
よび/又は明度について一義的な情報を与えな
い。したがつて識別信号からは所望の経過を有す
る選択補正信号が導出され得ない。
選択色補正用の公知装置の別の欠点とするとこ
ろは色識別回路は色相の画定ないし境界づけもし
くは識別用に特別に構成されておらずその結果色
相に対する最適の選択補正信号が形成され得ない
ということにある。
従つて本発明の課題とするところは補正すべき
色相及び補正すべきカラーが色相、色飽和度、明
度に関して最適に画し得、かつ、補正すべき色相
及びカラーの色経過ないしグラデーシヨンを精確
に再現し得る、多色混合刷り用色分解版作製の際
の色相及びカラーの選択的補正用方法及び装置を
提供することにある。
問題点解決のための手段 上記課題は本発明によれば請求範囲第1項及び
第12項記載の手段によつて解決される。
実施例 次に第1〜第12図を用いて本発明を詳説す
る。
第1図は本発明による多色混合刷り用色分解版
を作製できるカラースキヤナにて選択的色補正回
路装置の実施例を示す。
第1図のカラー原稿1から多色混合印刷用の色
分解版が作製される。このカラー原稿は、詳細に
示していないカラースキヤナの回転走査ドラム2
上に張設されており、光電検出走査装置3によつ
て点状およびライン状に3色走査される。走査検
出すべきカラー原稿を反射または透過した走査光
は、色分割器、修正フイルタおよび光電変換によ
つて、光電走査検出装置において色測定値信号
R,G,Bに変換される。これらの信号は走査さ
れた色における原色成分「赤」、「緑」および
「青」の強さの尺度である。色測定値信号R,G,
Bは直交RGB色空間における、走査検出された
色の色位置の空間座標または色座標を表わしてい
る。走査ドラム2の軸方向に移動可能な光電走査
機構3は、カラー原稿1の個々の色点を測定する
のみならず、色分解版の本来の記録中、カラー原
稿1を点状、画状およびライン状に走査するため
に用いられる。光電走査装置の実施例については
第8図により後に説明する。色測定値信号R,
G,Bは線路4を介して対数化段5に達し、この
対数化段においてはそれらの色測定値信号R,
G,Bは色測定値信号R′,G′,B′に対数化又は
部分対数化され、場合によつてはさらにグラデー
シヨン関数に従つて非直線的に変化される。対数
化段5には基本色補正のための第1補正回路6が
後置接続されている。
上記第1色補正回路においては色測定値信号
R′G′B′が減色的色混合の法則性に従つて、色分
解版“黄”、“マゼンタ”、“シアン”、の記録のた
めの色分解版信号Y,M,Cと、場合により色分
解版“黒”の記録用の色分解版信号Kに変換され
る。
重畳段7においては基本補正された色分解版信
号Y,M,Cに選択補正信号YK,MK,CKが加算
的に重畳される。今や付加的に選択補正された色
分解版信号Y′,M′,C′が重畳段7から記録ラン
プの形の記録機構8に達し、それの明るさは所属
の色分解版信号Y′,M′,C′により変調される。
同様に回転する記録ドラム9上には記録媒体10
例えばフイルムが張設されている。記録機構また
は記録ドラム9のところを共通に軸方向に運動
し、張設されたフイルムを点状及びライン状に露
光する。露光され現像されたフイルムは多色混合
刷り用の所望の色分解版となる。
走査機構3にて取出された信号R,G,Bは線
路11を介して信号発生器12に供給される。
次に信号発生器12の構成及び動作について詳
述する。その際色分解版作製の際選択可能な色相
(以下補正カラーと称する)を選択的に補正しよ
うとする場合について述べる。線路11上の色測
定値信号R,G,Bは先ず変換段13にて対数化
又は部分対数化され、場合によりグラデーシヨン
カーブに従つて補正される。対数化された色測定
値R′,G′,B′は式(1)に従つてのマトリクス化に
より色度x,yと明度信号zとに変換される。
x=a11R′+a12G′+a13B′ y=a21R′+a22G′+a23B′ (1) z=a31R′+a32G′+a33B′ 上記マトリクス化は、直交RGB色空間の色座
標の、直交色度/明度色空間の色座標x,y,z
への変換に相応する。その場合、色座標x,yは
色度平面における色個所の位置ないし色位置を表
わし、色座標zは色の明度を表わす。
先ず、所望の補正色相T0は、色測定値トリオ
R0,G0,B0を前以つて与えることにより、もし
くはマトリクス化により形成される色度値x0,y0
を前以つて与えることにより、または光電走査装
置3でカラー原稿1のサンプリング点ないし被検
点を測定することによつて、確定される。本発明
によれば、色度値x0,y0は、選ばれた補正色相
T0に調製設定可能な式2によるマトリクス化に
よつて相応の色度値x′0,y′0に変換される。その
場合変換係数b,c,d,eは条件x′0>O,y′0
=0が充足されるように定められる x′0=bx0+cy0 y′0=dx0+ey0 本実施例では、b=e=cosαc=d=sinαの形
の変換係数が用いられる。従つてマトリクス化は
式(3)に従つてX′Y′色座標系をもとのXX色座標系
に対して角度αだけ回転することに相当する。
x′0=x0cosα+y0sinα y′0=x0sinα+y0cosα (3) 条件x′0>0,y′0=0を充たすために必要な角
度αは、変換段14中の監視段における条件x′0
>0,y′0=0について連続的チエツクの際、自
動的な調整過程によつて求められ、そのため角度
αは監視段によつて条件の充足が確認されるまで
変化される。求められた角度α0=arctany0/x0
補正色相T0に対応し角度α0だけ回転したX′Y′色
座標系のX′軸は補正色相T0の色度平面に変換さ
れた色位置F′0を通つて延びる。この座標回転は、
色度/明度色空間が明度軸zを中心としての回転
に相応する。
求められた角度α0は変換段14に記憶され色分
解版の記録の際式(4)に従つて、色度信号x,yを
回転した色度信号x′,y′に連続的に変換するため
に用いられる。その際回転された色度信号y′は選
択された補正色相T0とは異なつている走査検出
されたカラーのすべての色相に対してゼロとは異
なつているがこの選択された補正色相T0と一致
するすべての色相に対して零に等しい。
x′=xcosα0+ysinα0 y′=−xsinα+ycosα0 (4) 本発明の要点によれば1つのステツプで式(1)、
(4)に従つてマトリクス化を行なうことにある。
変換段14の具体的を実施例は第9図に示され
ている。
さらに、前述の座標回転について第2図を用い
て再度説明する。
第2図は、XY座標系15を有する色度/明度
色空間の色度平面を示しており、その際その色空
間のz軸グレー軸は色度平面と垂直に延びてい
る。選択された補正色相T0の変換された色位置
F0はXY色座標系24において色座標x0,y0によ
り定められている。また、角度α0だけ回転した
X′Y′色座標系16も示されており、そのX′軸は
変換された色位置F′0を通つておりその結果回転
したX′Y′色座標系16内の変換された色位置F′0
は色座標x′0>0,y′0=0を有している。角度α0
=arc tany0/x0はXY色座標系15の補正色相
T0に対応している。また回転したX′Y′色座標系
16のX′軸に対して対称的にセクタ状の色相領
域17も示されており、X′軸に対するこの色相
領域17の境界角βg(開角2βg)は補正色相T0
画定のために調整可能である。色相領域17内の
任意の色位置F′に対して小さい角度βの際1次近
似的には、回転された色度信号X′は飽和度に対
応し、かつ商y′/x′=tanβは走査検出されたカラ
ーの色相と選択された補正色相T0との偏差に対
応する。この場合、商は偏差が増大すると大きく
なる。
第2図には、画定された補正色相に対応する補
色の色相を、セクタ18の中に示してあり、この
セクタ18はX′Y′色座標系16のY′軸にて色相
領域17の鏡対称的配置により形成される。回転
した色度信号X′は、画定された色相に対しては
正であるが、これに対して補色の色相に対しては
負である。色分解版を作製する場合、“グレー”
に対するシリンダ状又は筒状色識別空間を画して
色のグレーの経過ないし配置が統一的な「グレ
ー」として識別され記録されることが屡々必要で
あることが明らかとなる。グレー軸19のまわり
のそのようなシリンダ状又は筒状領域のうち第2
図には原点の周りの円形の面20が示されてお
り、その半径は、境界色飽和度値X′gによつて定
められている。
第1図について再び説明する。
変換段14で発生した回転色度信号X′は線路
21を介して、ダイオード回路の形の選択段22
へ供給される。選択段22は回転色度信号X′の
正の値のみを、信号+X′として通過させる。従
つて常に、カラー原稿1から走査された色が回転
X′Y′色座標系16のY′軸(第2図)から見て画
定された色相領域17の側にある際だけ、すなわ
ち補色の色相でない際のみ選択段22の出力側に
信号が生じその結果所望の色相と補色の色相の精
確な分離が有利に行なわれ得る。信号+x′は近似
的に色飽和度に対する尺度となる。回転色度
y′は、線路23を介して変換段14から値形成段
24へ供給される。値形成段24の中では、回転
色度信号y′のが信号|y′|として形成される。
ポテンシヨメータ25を用いて信号|y′|を振
幅的に調整することにより所望の色相領域17
(第2図)における境界角βgを確定することがで
きる。信号+x′および|y′|が、線路26,27
を介して除算段28へ供給されこの除算段28で
は、式(5)に従つて商を形成することにより、色相
信号T′が形成される。
T′=|y′|/+x′=tanβ (5) 色相信号T′はカラー原稿1から走査された色
相と選択された補正色相T0との両方向に向つて
の偏差の大きさについて一義的情報を与える。こ
の場合、色相が一致の際(β=0)色相信号
T′は零(T′=0)である。色相信号T′は除算段
28にてさらに振幅的且形状的にも変化させるこ
とができる。
第3図は角度βに依存しての色相信号T*
種々の経過を示す。経過29,30は次のような
場合色相領域の異なつて調整された境界角βgの
もとで生じる。即ち除算段28にて信号制御が行
なわれない場合に異なつて調整される上述のよう
な境界角βgのもとで生じる。経過31の生じる
のは除算段28にて色相信号T′が小さな角度β
の領域にて平担化される場合である。
差動段32において色相信号T′と補助制御信
号Hとから、式(6)に従つて色相制御信号T*が形
成される。
T*=H−T′ (6) 信号発生器33において形成される補助制御信
号Hは例えば一定値H0をとり、この値はその際
有利にはH0=tany0/x0に選ばれる。なお補助制
御信号Hを前述の実施例におけるように1次近似
的に色飽和度に依存して、即ち信号+x′に依存さ
せるとより有利である。補助制御信号H=fx′は
最大飽和度値から第2図に既に説明した境界−色
飽和度x′gの附近まで一定の値H0をとり、次いで
低下し、境界色飽和度x′gとグレー軸(x′=0)
との間で値零をとる。第10a図は信号発生器3
3の実施例を示す。
第4図には色相領域の種々異なる境界角βgに
対する角度βに依存しての色相制御信号T*及び
一定の補助制御信号H0に対して、並びに境界色
飽和度値と最大色飽和度値との間にある、補助制
御信号H=fx′の領域に対するβに依存のT*の経
過を示す。色相制御信号T*は選ばれた補正色相
T0に相応する(β=0)走査検出されたカラー
の色相に対して最大値T*=H0をとり、この値は
H0=tany0/x0の際まさに補正色相T0に相応す
る。走査検出されたカラーの色相の、補正色相か
らの偏差が増大すると共に、色相制御信号T*
低下し、調整された色相領域17のそのつどの境
界角βgの際値T*=0をとる。
ポテンシオメータ25を用いての色相領域17
の境界角βgの調整に代えて、境界角βgを除算段
28にて色相信号T′の振幅変化によつて、又は
信号発生器33にて補助制御信号Hの値H0の振
幅変化によつて調整することもできる。
第5図は補助制御信号H=fx′及び角度βがパ
ラメータである場合に対する信号x′ないし色飽和
度に依存しての色相制御信号T*の種種の経過を
示す。色相信号T*の、色飽和度への関係づけな
いし依存性により“グレー”についての境界づけ
ないし区画づけが有効に行なわれる。
カラー原稿1の選定された(カラー以下補正カ
ラーと称する)を、色分解版作製の際選択的に補
正しようとする場合セクタ状色相識別領域が付加
的に明度および/又は色飽和度に関して境界づけ
られ色制御信号F*が形成されることにより、色
相/色飽和度/明度−色空間にて3次元色領域が
境界ないし区画づけられなければならない。
明度に関しての境界ないし区画づけのため明度
信号発生器34(これには色測定値信号R,G,
Bが線路11を介して供給される)において少な
くとも、1つの有利にはすべての3つの色測定値
信号R,G,Bから関係式L′=f1R+f2G+f3Bに
従つて明度信号L′が形成される。明度信号L′の形
成にすべての3つの色測定値信号R,G,Bが関
与する場合、明度信号L′として、変換器段13に
て形成された明度信号Zを使用できる。この場合
明度信号発生器34を省くことができる。
色飽和度に関しての境界ないし区画づけのため
色飽和度信号発生器35は色飽和度信号S′を発生
する。色飽和度信号S′は変換器段13にて形成さ
れた色度信号x,yから関係式S′=√22に従
つて形成され得、これら色度信号は破線で示す線
路36を介して色飽和度発生器35に供給され
る。この場合色飽和度信号S′は精確な色飽和度値
を表わす。色飽和度信号発生器35はその際、高
い動作速度の不可能な計算ユニツト(2乗回路、
加算器、根計算回路)を有する。この困難を取除
くため有利には精確な色飽和度値に近似された色
飽和度−信号S′が使用される。この場合、近似さ
れた色飽和度信号S′は色飽和度信号発生器35に
おいて色測定値信号R,G,Bから導出され、こ
の導出のため、色飽和度信号発生器35において
連続的に最大及び最小色測定値信号が捕捉確認さ
れ且極値の差が形成される。この差は近似的に色
飽和度信号S′に相応する。それというのは1つの
走査検出されたカラーの最大色測定値信号が色飽
和度を表わし最小色測定値信号が当該カラーのグ
レートーン(階調)を表わすからである。色飽和
度信号発生器35は今や上述の計算ユニツトを有
していないので、上述の信号形成により、有利に
は色分解版作製の際の記録速度を高めることがで
きる。色飽和度信号発生器35の実施例を第11
図に示す。
明度信号発生器34には制限段37が後置接続
されており、この制限段においては明度信号L′か
ら明度制御信号L*が形成される。同様に色飽和
度信号発生器35に相応の制限段38が後置接続
されており、この制限段38は色飽和度信号S′を
色飽和度制御信号S*に変換する。明度制御信号
L*および色飽和度制御信号S*の形成は補正電圧
を用いての明度信号L′ないし色飽和度信号S′の開
始点のシフトにより行なわれる。その際その補正
電圧はポテンシオメータ39,40ないし41,
42にて可調整である。それと同時に明度信号
L′と色飽和度信号S′は制限段37ないし38にて
さらに振幅的におよび/又はグラデーシヨンカー
ブに従つて非直線的に変化され得る。
第12図に同じ構成にされた制限段37,38
の実施例を示す。制限段37,38をまた簡単な
インバータとして構成することも可能であり、そ
の際そのインバータではL*=一定、−L′ないしS*
=一定、−S′が形成される。
明度制御信号L*および/又は色飽和度制御信
号S*はスイツチ43,44を介して差動段32
に供給され、この段において式7に従つて線路6
上に色制御信号F*が形成される。
F*=H−T′−L*−S* ないしF*=T*−L*−S* (7) 色相制御信号F*を相応の信号の乗算によつて
行なうこともできる。制限段37,38における
ポテンシオメータ39,40ないし41,42を
用いて次のような明度値及び色飽和度値を定める
ことができる、即ち走査検出されたカラーの明度
ないし色飽和度が色制御信号F*の経過に影響を
及ぼすような明度値及び色飽和値を定めることが
できる。さらにスイツチ43,44を用いて、色
制御信号F*の形成に関与すべき信号の選択を行
なうことができる。
走査検出されたカラーの色相に対するカラー制
御信号F*の経過は明度と色飽和度が考慮されな
い場合における、第4図に示す色相−制御信号
T*の経過に相応する。
第6図は制限段37,38のポテンシオメータ
39〜42によつて可調整の、明度制御信号L*
の種々の経過を明度に依存した関係として、また
色飽和度制御信号S*の経過を色飽和度に依存し
た関係として示す。
第7図に明度ないし色飽和度に依存した色制御
信号F*の経過を示す。わかり易く示すため、1
つの走査検出されたカラーの色相が丁度選択され
た分解版色相T0に相応するものと仮定してある。
実質的に暗いカラーを補正しようとする場合制
限段37にてポランシオメータの1つを用いて例
えば明度制御信号L*の経過45aが調整され、
それにより、カラー制御信号F*の経過45′aが
生じる。この場合、カラー制御信号F*は暗いカ
ラーの際高い信号レベルを有し、信号制限は比較
的明るいカラーの際はじめて開始する。
これに対して、実質的に比較的明るいカラーを
補正しようとする場合制限段37における他方の
ポテンシオメータを用いて例えば経過45bが調
整され、カラー制御信号F*の経過45′bが生じ
る。この場合においてカラー制御信号F*は明る
いカラーの際高い信号レベルを有し、この信号レ
ベルは暗いカラーに向つて制限される。それによ
つて有利に補正さるべき明るいのと暗いカラーは
精確に相互に分離され得る。
明度領域の境界づけないし区画づけのため制限
段37における両ポテンシオメータを用いて明度
制御信号L*の経過45cも生ぜしめられ得る。
この場合色制御信号F*は経過45′cを有する。
これにより平均的明度のカラーのまわりの明るい
のと暗いカラーへの制限から達成される。而して
色度平面内又はその附近にあるカラーが実質的に
補正され得る。
制限段38におけるポテンシオメータの有効な
調整によつて、補正さるべきカラーの境界ないし
区画づけを小又は大の色飽和度値に関し及び色飽
和度領域に関して行なうことができる。
信号発生器12にて形成された信号が選択結合
部46へ供給される。すなわち近似された色飽和
度信号S″=x′は線路47を介して、また、補助制
御信号Hは信号発生器33から線路48を介し
て、また、 選択的に色相制御信号T*又は色制御信号F*
差動段32から線路49を介して、 色飽和度制御信号S*は制限段38から線路5
0を介して、また、 色飽和度信号S′は色飽和度信号発生器35から
線路51を介して、また 明度制御信号L*は制限段37から線路52を
介して、また 明度信号L′は明度信号発生器34から線路53
を介して供給される。
選択結合部46においては次のような信号が選
択され、即ち色相、色飽和度または明度に関して
有利に選択補正信号の形成に関与さるべき信号が
選択され、複数の結合段、実施例中では選択結合
部46に後置接続された結合段54〜56に供給
される。結合段54〜56においてはそのつど選
択結合部46にて用いられ得る信号のうちの少な
くとも1つから正の出力信号+Aないし+Bおよ
び+Cが導出され、これらの出力信号は同時にイ
ンバータ57〜59にて相応の負の出力信号−A
ないし、−B、−Cに反転される。各々の正と負の
出力信号対間にポテンシオメータトリオ60〜6
2が挿入接続されている。各ポテンシオメータト
リオ60〜62にて補正信号トリオ (XA,MA,CA),(YB,MB,CB),(YC,MC
CC)が取出され、その際選択されたポテンシオ
メータ調整度によつて、補正信号の大きさと極性
の双方、ひいてはまた補正の強さ及び補正方向
(正/負)が定められる。
補正信号トリオは加算抵抗63〜65を介して
色分解版信号Y,M,C用の選択(性)補正信号
にまとめられ、線路66を介して重畳段7に供給
される。
幾つかの例を用いて選択補正信号YK,MK,CK
について説明する。
カラー原稿1の所定の色相が選択的に補正さる
べきである場合、相応の補正色相T0が、詳述す
るように、信号発生器12において予調整され選
択補正信号YK,MK,CKが色相制御信号T*から
取出される。
カラー原稿1について1つのカラーを選択的に
補正しようとする場合、信号発生器12におい
て、色相領域が付加的に明度及び色飽和度に関し
て境界づけないし画され、選択補正信号YK
MK,CKが色制御信号F*から取出される。
選択補正信号YK,MK,CKは色相制御信号T*
及びカラー制御信号F*の図示の経過から明らか
なようにカラー原稿にて補正色相の走査の際最大
となり、調整された補正色相からの被走査検出色
相の間隔の増大と共に減少し、被走査検出色相が
境界づけられた(画された)色相ないしカラー領
域の縁のところに位置する際零値をとる。従つ
て、有利に経過している選択補正信号が得られ、
これら信号は走査検出されたカラー原稿1の色相
又はカラーにおける色経過又は配置(グラデーシ
ヨン)に最適に整合(順応)させ得る。
時により、色飽和度に比例して1つの所定の色
相を補正すると有利であることが明らかである。
この場合において例えば色相制御信号T*が色飽
和度信号S′と、結合段54にて相互に結合され
る。それにより選択補正信号YK,MK,CKが得ら
れこれら信号はグレー領域にては境界色飽和度
X′gまで非作用状態にあり、一方、カラー(彩
色)に対しては(高い色飽和度値)色飽和度から
影響(制御)を受けず、たんに色相によつてのみ
影響を受ける。
別の例では所謂パステルカラーを選択的に補正
する必要がある。この場合は相応の補正信号YB
MB,CBの形成のため、明度信号L′と色飽和度制
御信号S*(これは制限段38にて色飽和度信号
S′の反転によつて生じている)との、結合段55
における乗算結合を行なうと有利であることが明
らかとなつている。その際補正信号YB,MB,CB
は部分色空間内で作用する。一定の信号の大きさ
の面は円錐体の形をとり、それの尖端(頂部)の
ところに黒が位置し、円錐軸線はグレー軸であ
り、その際補正信号は円錐表面外では零であり、
内部に向つて上昇する。
別の実施例では彩色のパステルカラーのみに影
響を及ぼそうとするものであつて、グレーのグラ
デーシヨンは何ら変化させないままでおくように
するのである。その場合、補正信号YC,MC,CC
を形成するのに、明度信号L′、色飽和度信号S′、
色飽和度制御信号S*(これはやはり制限段38に
て色飽和度信号S′の反転によつて生じている)の
乗算的結合を行なうと有利であることが明らかで
ある。その際補正信号YC,MC,CCは円錐体表面
から内部に向つて上昇して行き、グレー軸へ近づ
くにしたがつて再び零に低下する。
本発明は選択補正信号の形成のための前述の実
施例に限られないことは云うまでもない。
第8図は、光電走査装置3の実施例を示してい
る。カラー原稿1を透過し、または反射した走査
光65は、対物レンズ68,69および絞り70
を通つて走査機構3に達し、2つのダイクロイツ
ク色分割器71,72によつて3つの部分光束7
3,74,75に分解される。部分光束73,7
4,75は、色補正フイルタ76〜78を通つて
光電変換器79〜81に入る。各光電変換器79
〜81は、走査検出されたカラーにおける原色成
分の強さに応じて、受信された部分光束を原色測
定値信号R,G,Bに変換する。
第9図は変換段14の実施例を示している。
変換段14では、選択された補正色相T0の色
度信号x0,y0が、調整過程中角度αの単調変化に
よつて次のように回転される、即ち回転された色
度信号はx′0>0,y′0=0となるように回転され
る。その際求められた角度α0は固定的に保持され
る。このような座標回転は式(3)に従つて行なわれ
る。
カラー原稿1を点状およびライン状に走査する
時には、連続的に生ぜしめられる色度信号が式(4)
に従つて回転される。
変換段14は、4つの乗算段82〜85加算段
86、減算段87、固定値メモリ88、アドレス
カウンタ89、ゲート段90、クロツク発生器
9、および監視段92から成つている。
乗算段82〜85は有利には乗算形D/A変換
器から成り、例えばアナログ デバイス
(Analog Devices)社の型式AD7542形集積回路
から構成される。このような乗算形D/A変換器
には、データ入力側を介してデイジタル値の形の
選択可能な係数が入力され、この係数は内部レジ
スタに記憶可能である。乗算形D/A変換器の入
力側に加わるアナログ信号は、調整設定された係
数で乗算され、その際の積は、やはりアナログ信
号として乗算形D/A変換器の出力側から取出さ
れる。調整過程中破線で示した変換段13から到
来する色度信号x0は、乗算段82,83の入力側
93,94へ加えられる。一方、色度信号y0は乗
算段84,85の入力側95,96に達する。
固定値メモリ88の中では0゜〜360゜の角度値に
対して相応するサイン−コサイン値が、デイジタ
ル値b=e=cosα、c=d=sinαとして、固定
値メモリ88のアドレスとしての所属の角度値を
介して呼出し可能に記憶されている。固定値メモ
リ88のデイジタル値b=e=cosαに対するデ
ータ出力側97は、データバス98を介して、乗
算段82,85のデータ入力側99,100と接
続されており、またデイジタル値c=d=sinαに
対するデータ相応の出力側10はデータバス10
2を介して乗算段83,84のデータ入力側10
3,104と接続されている。
投入接続可能なクロツク発生器91は、ゲート
段90を介してアドレスカウンタ89のクロツク
入力側105と接続されている。アドレスカウン
タ89の出力側104は、アドレスバス107を
介して固定値メモリ88のアドレス入力側108
と接続されている。乗算段82,84の出力側1
09,110は加算段86と接続され、乗算段8
3,85の出力側111,112は減算段87と
接続されている。
加算段86の出力側および減算段87の出力側
は、条件x′0>0,y′0>0に対する監視段92と
接続されている。監視段92は、ゲート段90の
制御入力側113と接続されている。
キー114を用いてクロツク発生器91の作動
接続により調整過程が開始される。クロツク発生
器91の計数クロツクは、予めリセツトされてい
るアドレスカウンタ89中に算入される。その際
上昇する計数値は上昇する角度値αに対応する。
アドレンカウンタ89は、固定値メモリ88のア
ドレスを順次連続して呼出す。角度値であるデイ
ジタル値cosα,sinαは乗算段82〜85へ伝送
され、そこで相応の色度信号x0,y0と乗算され
る。各々の積は式(3)に従つて相互に加算ないし減
算され、その結果、加算段86の出力側には回転
された色度信号x′0が、減算段87の出力側には
回転された色度信号y′0が生じる。この場合、回
転された色度信号x′0,y′0は、監視段92によつ
て連続的にチエツクされる。監視段92は条件が
充足されるとゲート段90へ制御信号を送出し、
それによつて計数クロツクが中断される。その時
到達する、アドレスカウンタ89内の固定された
計数値は、求められた角度値α0に対応する。
第10a図は信号x′に依存しての補助制御信号
Hの形成用の信号発生器33の1実施例を示す。
信号発生器33は反転アンプ115を有し、こ
のアンプの出力側はダイオード118と回路11
7を介してアンプ115の反転入力側と接続され
ている。さらにアンプ115の反転入力側は第1
加算抵抗118を介して信号x′を供給され、第2
加算抵抗119を介してポテンシオメータ120
に接続されている。ポテンシオメータ120では
所望のグレイ色飽和度値x′gに相応する補償電圧
UK1が調整設定され得る。アンプ115の非反転
入力側は抵抗121を介して、またダイオード1
16のアノードは抵抗122を介してアースされ
ている。補償電圧UK1より小さい大きさを有する
信号x′の値の場合補助制御信号H=0となる。信
号x′が大きの点で補正電圧UK1に達すると、補助
制御信号Hは回路117にて調整された増幅度に
相応して増大し、その際同様に回路117により
与えられた限器値H0に達する。
第10b図は信号発生器33の出力側における
補助制御信号Hの経過を示す。
第11図は色側定値信号R,G,Bから色飽和
度信号S′を形成するための色飽和度信号発生器3
5の実施例を示す。
図示されていない光電検出機構1から送出され
る色測定値信号R,G,Bは対数化段123にて
対数化又は部分対数化され、同時に最大値選択段
124と最小値選択段125に供給される。これ
ら段は色測定値信号R,G,Bから最大、最小色
測定値を捕捉確認する。最大値選択段124と最
小値選択段123に後置接続された減算段126
にて、色飽和度信号S′が、捕捉確認された最大、
最小色測定値から差信号として形成され、この差
信号は近似的に色飽和度して相応する。
第12図は同じに構成された制限段37ない
し、38の実施例を示す。
その制限段は3つの反転アンプ127〜129
から成る。アンプ127〜129の出力側は夫夫
ダイオード130〜132と抵抗133〜135
を介してアンプの反転入力側と接続されている。
アンプ127,128の反転入力側は共通して第
1加算抵抗136,137を介して色飽和度信号
S′ないし明度信号L′を供給される。アンプ127
の反転入力側は加算抵抗138を介してポテンシ
オメータ39ないし41と接続され、アンプ12
8の反転入力側は加算抵抗139を介してポテン
シオメータ40ないし42と接続されている。ア
ンプ129の反転入力側は加算抵抗140を介し
てアンプ127の出力側に接続され、別の加算抵
抗141を介して正の電圧源142に接続されて
いる。アンプ128,129の出力側は加算抵抗
143,144を介して制限器アンプ145の反
転入力側と接続されており、このアンプ145の
出力側は抵抗146と制限ダイオード147との
並列接続を介して反転入力側に結合されている。
制限器アンプ145の出力側には第6図に示す経
過を有する色飽和度制御信号*ないし明度制御信
号L*が取出される。ポテンシオメータ39ない
し41,40ないし42により、電圧制限の開始
点を定める補償電圧UK2及びUK3が調整設定され
る。
発明の効果 補正すべき色相及び補正すべきカラーを色相、
色飽和度、明度に関して最適に画し得、補正すべ
き色相及びカラーを精確に再生し得る選択補正信
号を形成し得ると共に、さらに、補正のため選択
された色相の、その補色−色相ないしグレイ領域
における色相からの精確な分離が可能になる。
生理的色感は色相、色飽和度、明度の概念でと
らえられ、選択補正信号の形成も本発明では別個
に色相、色飽和度、明度に従つて行なわれるの
で、選択補正信号の作用が操作者にもチエツクで
きるという利点も本発明により奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラースキヤナにおける選択的補正用
回路装置の実施例の回路図、第2図は座標回転の
説明図、第3図〜第7図は各種信号経過を示す説
明図、第8図は走査機構の実施例の回路略図、第
9図は変換段の実施例の回路略図、第10a図は
信号発生器の回路略図、第10b図は信号経過の
説明図、第11図は色飽和度信号発生器の実施例
の回路略図、第12図は制限段の1実施例の回路
略図である。 1……カラー原稿、2……走査ドラム、3……
走査機構、8……記録機構、9……記録ドラム、
12……信号発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 色分解版作製の際のカラー原稿の色相及びカ
    ラーの選択的補正方法であつて、 (a) カラー原稿を色測定信号の取出のため点状及
    びライン状に光電的走査検出し、 (b) その取出された色測定値信号を第1補正によ
    つて色信号に変換し、 (c) 色空間内で、選択的に補正さるべき色相又は
    選択的に補正すべきカラーの領域を画(定)
    し、該画された領域内に被走査カラー原稿の色
    相又はカラーが入ると選択的補正信号を生じさ
    せ、 (d) 第2補正のため選択的補正信号を、補正され
    た色信号に重量するようにした方法において、 (e) 色測定値信号R,G,Bを、RGB色空間の
    色度/明度−色空間への変換に相応して色度信
    号x,yに変換し、該色度信号から、走査検出
    されたカラーの色相を表わすないし表示する色
    相信号T′を形成し、 (f) 色測定値信号R,G,Bから、走査されたカ
    ラーの色飽和度を表わすないし表示する色飽和
    度信号S′と、走査されたカラーの明度を表わす
    ないし表示する明度信号L′を導出し、 (g) 色相信号T′色飽和度信号S′、明度信号L′を制
    限し、該信号制限を、それぞれの選択可能な領
    域の場合のみ当該信号が零と異なるように行な
    い、その際当該の制限された色相−信号の領域
    T*が、選択的に補正すべき色相T0を規定し、
    且制限された信号のすべての3つの領域T*
    S*,L*が、選択的に補正さるべきカラーを規
    定するようにし、 (h) 選択的補正信号YK,MK,CKを、制限された
    信号T*,S*,L*のうちの少なくとも1つから
    又は前記制限された信号T*,S*,L*のうちの
    少なくとも1つと、前記の表示する信号T′,
    S′,L′のうちの少なくとも1つとの結合により
    形成するようにしたことを特徴とする色分解版
    作製の際のカラー原稿の色相及びカラーの選択
    的補正方法。 2 選択的色補正前に、 (a) 選択的に補正すべき色相T0の色位置F0を色
    値R0,G0,B0によつて定め、 (b) 補正すべき色相T0の色位置F0をその色値R0
    G0,B0の、相応の色度値x′0,y′0への第1の変
    換によつて色度/明度/色空間の色度平面に変
    換し、その場合該色度平面への変換を変換され
    た色位置F′0が色度平面内のX′Y′色座標系16
    の軸の1つの上にあるように行ない、さらに、
    そのために必要な変換係数を固定的に保持し、 選択的色補正中は (c) 走査検出されたカラーの色相の色位置Fを、
    取出された色値R,G,Bの、先に求められた
    変換係数での第2変換により、連続的に色度平
    面に変換し、 (d) 当該色度値の所属の変換された色位置F′が、
    選択的に補正さるべき色相T0の変換された色
    位置F′0と同じ、X′Y′色座標系16の半部のと
    ころにある色度値X′,Y′を選択し、 (e) 色相信号T′の形成のため、選択された色度
    値X′,Y′の大きさ間の商を形成し、その際そ
    の商は座標色点と走査検出されたカラーの色相
    の変換された色位置F′とを結ぶ線と、当該軸と
    の成す角度βの正切に相応し、それにより色相
    信号T′は走査検出されたカラーの色相と選択
    的に補正さるべき色相T0とのそのつどの偏差
    の大きさに対する尺度であるようにし、 (f) ほぼ一定の補助制御信号Hと色相信号T′と
    の結合により、制限された色相信号T*を形成
    し、該制限された信号は選択的に補正さるべき
    色相T0の走査検出の際は最大値をとり、所定
    の最大の色相−偏差値を有する色相の走査検出
    の際は零値をとり、それにより、当該の軸を中
    心としたないし、選択的に補正さるべき色相
    T0を中心としたセクタ状の色相領域17が画
    されるようにした特許請求の範囲第1項記載の
    選択的補正方法。 3 選択的に補正さるべき色相T0の色値をカラ
    ー原稿における相応の色相の光電的測定によつて
    定めるようにした特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の選択的補正方法。 4 選択的に補正さるべき色相T0からの所定の
    最大の色相−偏差ないし色相領域17の開角度
    を、色相信号T′又は補助制御信号Hの当該軸に
    対して垂直方向の、色度値y′の振幅変化によつて
    調整するようにした特許請求の範囲第1項から第
    3項までのいずれかに記載の選択的補正方法。 5 制限された色相信号T*を補助制御信号Hと
    表示色相信号T′との差形成により生成する特許
    請求の範囲第1項から第4項までのいずれかに記
    載の選択的補正方法。 6 選択的に補正さるべき色相T0の色値として
    の色測定値R0G0B0の、色度値x′0,y′0への第1の
    変換は (a) 関係式 x0=a11R0+a12G0+a13B0 y0=a21R0+a22G0+a23B0 に従つてのRGB色空間の、色度/明度色空間
    への変換に相応して色度平面内のXY色座標系
    の色度値x0,y0の形成されるような色値R0
    G0,B0のマトリクス化によつて行なわれ、且 (b) 関係式 x′0=x0cosα+y0sinα y′0=−x0sinα+y0cosα に従つての明度軸2を中心としての色度/明度
    色空間の回転に相応して、色度平面内の、選択
    的に補正さるべき色相T0の色位置F0に依存し
    て、XY色座標系15の色度値x0,y0の座標回
    転を行なつて、XY色座標系15に対して角度
    αだけ回転されたX′Y′色座標系16の色度値
    X′0,Y′0を形成し、その際角度α0を変換係数と
    して求め、該変換係数は、選択的に補正さるべ
    き色相T0の変換された色位置F′0がX′Y′色座標
    16の軸の1つの上になるように求められるよ
    うにした特許請求の範囲第1項から第5項まで
    のいずれかに記載の選択的補正方法。 7 走査検出されたカラーの色相の色測定値R,
    G,Bの、変換された色位置の色度値X′,Y′へ
    の第2変換は (a) 関係式 x=a11R+a12G+a13B y=a21R+a22G+a23B に従つて、RGB色空間の、色度/明度−色空
    間への変換に相応して、色度平面内のXY色座
    標系の色度値X,Yの形成されるように色測定
    値R,G,Bのマトリクス化によつて行なわ
    れ、且 (b) 関係式 x′=xcosα0+ysinα0 y′=−xsinα0+ycosα0 捕捉確認された角α0だけXY色座標系15の色
    度値X,Yの座標回転をさせてX′Y′色座標系
    16の色度値X′,Y′を形成するようにした特
    許請求の範囲第1項から第6項までのいずれか
    に記載の選択的補正方法。 8 X′Y′色座標系16における色度値X′0ないし
    Y′0の1つが零になるまで角度αを自動的調整に
    よつて変化させ、その場合その時求められた角度
    α0を固定的に保持するようにした特許請求の範囲
    第6項記載の選択的補正方法。 9 色飽和度信号S′の形成のため (a) 色測定値R,G,Bからそれぞれ最大、最小
    色測定値を選択し、 (b) 色飽和度信号S′を最大、最小色測定値の間の
    差から形成する特許請求の範囲第1項から第8
    項までのいずれかに記載の選択的補正方法。 10 補助制御信号Hはカラー原稿における走査
    検出されたカラーの色飽和度値に依存するように
    した特許請求の範囲第1項から第8項までのいず
    れか記載の選択的補正方法。 11 補助制御信号Hは色飽和度値零から、色
    度/明度色空間の明度軸Zのまわりのグレー領域
    の拡がりを規定する境界−色飽和度値Xgまでは
    零であり、境界−色飽和度Xgから最大色飽和値
    までは一定値Hoをとるようにした特許請求の範
    囲第10項記載の選択的補正方法。 12 色分解版作製の際のカラー原稿の色相及び
    カラーの選択的補正用の回路装置であつて、 (a) 色測定値信号の形成用の光電検出機構 (b) 該光電検出機構に接続されていて補正された
    色信号を形成するための第1補正回路 (c) 走査機構に接続されていて選択的補正信号を
    形成するための第2補正回路、 (d) 第1、第2補正回路に接続されていて色信号
    及び選択的補正信号を重畳するための回路装置
    において、 第2補正回路は下記の構成要素を具備する、 (e) 走査機構3に接続されていて色測定値R0
    G0,B0bzw.R,G,Bを色度/明度色空間の
    色度平面内のX′Y′色座標系16の色度値x′0
    y′0bzw.x′,y′へ変換する変換回路13,14 (f) 変換回路13,14に接続されていて色度値
    +x′,|y′|の選択及び値を形成するための選
    択及び値形成回路22,24 (g) 選択及び大きさ回路22,24に接続されて
    いて色相領域の制限をするための調整素子25 (h) 調整素子25と接続されていて選ばれた色度
    値+x′,|y′|の値から色相信号T′を形成する
    ための除算段28 (i) 補助制御信号Hを形成するための信号発生器
    33 (j) 走査機構3と接続されていて色飽和度信号
    S′を形成するための色飽和度信号発生器35 (k) 走査機構3に接続されていて色測定値から明
    度信号L′を形成するための明度信号発生器34 (l) 信号発生器34,35に後置接続されていて
    色飽和度信号S′及び明度信号L′を制限するため
    の可調整の制限段37,38 (m) 選択的補正信号の形成のための結合回路5
    2,53,54,55,56,57,58,5
    9,60,61,62,63を具備することを
    特徴とする選択的補正装置。
JP59263100A 1983-12-14 1984-12-14 色分解版作製の際のカラー原稿の色相及びカラーの選択的補正方法及び装置 Granted JPS60145770A (ja)

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