JPH07222013A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH07222013A
JPH07222013A JP6012899A JP1289994A JPH07222013A JP H07222013 A JPH07222013 A JP H07222013A JP 6012899 A JP6012899 A JP 6012899A JP 1289994 A JP1289994 A JP 1289994A JP H07222013 A JPH07222013 A JP H07222013A
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JP
Japan
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color
patch
unit
read
output
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Application number
JP6012899A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Hara
朋士 原
Fumio Nakaya
仲谷文雄
Shigeru Tsukada
茂 塚田
Satoshi Tomita
聡 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グレーバランスの調整を容易に行うことがで
き、短時間で画質調整を行うことを可能にする。 【構成】 カラー画像読み取り手段で補正用基準パッチ
を読み取り、色処理し色処理した結果と、あらかじめ設
定されている基準値とを比較し、比較結果に応じて入力
側用色変換部の色処理パラメータを補正することを特徴
とし、かかる構成によりグレーバランス調整を容易に行
うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成装置に係
り、特にデジタルフルカラー複写機の色/階調性、画質
調整、極ハイライトのグレーバランス等の調整を行うよ
うにしたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー複写機は、環境変化、経時
変化に伴い現像、転写性等が変化するために最適なカラ
ー画質を維持することは難しく、このように変化した状
態で原稿に忠実な再現は出来ない。またカラーバランス
等の調整作業は一般のオペレーターには難しく、専門知
識を必要とするため使われないという欠点がある。これ
ら問題点を解消するために、例えば、特開昭63−20
8369号公報では、特定のパターンを形成し、そのプ
リント出力を画像読み取り装置で読み取り、色処理特性
を設定するということを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら画像出力
装置によって出力されたパターンを画像読み取り装置で
読み取る際、画像読み取り装置のもつ色分解特性のバラ
ツキ等に影響されてパターンの色情報を高精度に検出す
ることが困難であり、画像読み取り装置に起因する色再
現特性までもプリントの色処理特性の補正に包含してし
まうために、実際に原稿を複写した場合は画像読み取り
装置の色分解特性の影響を受け、必ずしも満足する画質
は得られない。また、この方法では、色再現域の平均的
な色差は最小にできるが、極ハイライト域のグレーバラ
ンスを高精度に補正することはできない。極ハイライト
域、無彩色域の微妙な濃度変化、グレーバランスずれの
変化等を検出するためには更に高精度な検出方法が必要
となる。また、メモリー内に格納されたパターンをプリ
ントアウトし、画像読み取り装置で読み取って各色の濃
度を検出し、検出結果に基づいて画像形成条件のうち現
像機内のトナー濃度を制御するという方式を採用した機
種も開発されているが、制御している濃度が1.0付近
の単色濃度であり、ハイライト域のグレーバランスの調
整手段を具備していない。人間の色認識は、特にハイラ
イト域のグレーバランスやカラーバランスのズレに対し
て敏感であり、最終的なコピーと原稿との色差はハイラ
イト域で表色系CIEL* * * △E<2〜3程度の
色再現が必要となる。
【0004】従って、ハイライト域及び無彩色域をも含
めた、色/濃度/階調性の安定性とともに、画像読み取
り装置によってプリントサンプル又はコピーサンプルを
読み取って種々の画質調整を行うためには、検出手段と
して使用される画像読み取り装置の諸特性のバラツキ等
をおさえ高精度で安定した情報を検出する手段の工夫が
必要となる。本発明は上記課題を解決するためのもの
で、比較的調整が難しいグレーバランスの調整を容易に
行うことができ、短時間で画質調整を行うことが可能な
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラー画像読
み取り手段と、入力側用色変換部と出力側用色変換部と
からなり、読み取った画像信号に色処理を加える色処理
手段と、色処理した画像データを出力する出力手段と、
色処理手段を制御する制御手段とを備え、カラー画像読
み取り手段で補正用基準パッチを読み取って色処理し、
前記制御手段により、色処理した結果とあらかじめ設定
されている基準値とを比較し、比較結果に応じて色処理
手段の入力側用色変換部の色処理パラメータを補正する
ことを特徴とする。また、本発明は、カラー画像読み取
り手段と、入力側用色変換部と出力側用色変換部とから
なり、読み取った画像信号に色処理を加える色処理手段
と、色処理した画像データを出力する出力手段と、色処
理手段を制御する制御手段と、パターン発生手段とを備
え、前記パターン発生手段で生成したデータに基づいて
形成された画像出力結果を前記カラー画像読み取り手段
で読み取り、前記パターン発生手段で生成したデータと
読み取った結果とを比較し、比較結果に応じて色処理手
段の出力側用色変換部の色処理パラメータを補正するこ
とを特徴とする。また、本発明は、カラー画像読み取り
手段と、入力側用色変換部と出力側用色変換部とからな
り、読み取った画像信号に色処理を加える色処理手段
と、色処理した画像データを出力する出力手段と、色処
理手段を制御する制御手段と、階調特性補正手段とを備
え、カラー画像読み取り手段で補正用基準グレーパッチ
を読み取って目標値と比較し、比較結果に応じて階調特
性補正手段により階調特性を補正するとともに、カラー
画像読み取り手段で基準色パッチを読み取って基準特性
と比較し、比較結果に応じて制御手段により色処理手段
の入力側用色変換部の色処理パラメータを補正して画像
読み取り手段の色分解特性を補正することを特徴とす
る。また、本発明は、カラー画像読み取り手段と、入力
側用色変換部と出力側用色変換部とからなり、読み取っ
た画像信号に色処理を加える色処理手段と、色処理した
画像データを出力する出力手段と、色処理手段を制御す
る制御手段と、パターン発生手段とを備え、前記パター
ン発生手段で配合比の異なる3色のグレーパッチと黒の
パッチデータを生成し、黒パッチデータに基づいて出力
されたサンプルを画像読み取り手段で読み取り、色処理
されたカラー画像信号に基づいて制御手段により色処理
手段の入力側用色変換部の色処理パラメータを補正して
グレーバランス調整するとともに、配合比の異なる3色
のグレーパッチと黒のパッチデータに基づいて出力され
た各サンプルを画像読み取り手段で読み取り、3色のグ
レーパッチと黒のパッチデータに基づくサンプルの読み
取り信号を比較し、比較結果に応じて出力手段のガンマ
補正を行うことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、カラー画像読み取り手段で補正用基
準パッチを読み取り、色処理し色処理した結果と、あら
かじめ設定されている基準値とを比較し、比較結果に応
じて入力側用色変換部の色処理パラメータを補正するこ
とにより、グレーバランス調整を容易に行うことが可能
となる。また、本発明は、内蔵のパターン発生手段で生
成したデータに基づいて形成された3色グレーのプリン
トサンプルを読み取り、出力側用色変換部の色処理パラ
メータを補正することにより、出力装置のグレーバラン
ス調整を行うことも可能である。また、本発明は補正用
基準グレーパッチを読み取って目標値と比較し、比較結
果に応じて階調特性を補正するとともに、基準色パッチ
を読み取って基準特性と比較し、比較結果に応じて入力
側用色変換部の色処理パラメータを補正して色分解特性
を補正することにより、短時間で画質調整して安定した
色再現を実現することができる。また、本発明は、内蔵
された配合比の異なる3色のグレーパッチと黒のパッチ
を形成し、黒パッチに基づいて出力されたサンプルを読
み取って入力側用色変換部の色処理パラメータを補正し
てグレーバランス調整し、配合比の異なる3色のグレー
パッチと黒のパッチに基づいて出力された各サンプルを
読み取り、3色のグレーパッチと黒のパッチに基づくサ
ンプルの読み取り信号を比較し、比較結果に応じてガン
マ補正するようにしたので、短時間で画質調整して安定
した色再現を実現することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1〜図4により画像読み取り装置のグレ
ーバランス調整の実施例について説明する。図1は画像
形成装置の全体構成を示すブロック図、図2はグレーバ
ランス調整処理フローを示す図、図3は補正用原稿を示
す図、図4は補正用基準パッチを設けた原稿読み取り装
置を示す図である。図1の画像形成装置において、カラ
ーCCDイメージセンサ1〜3により読み込んだアナロ
グ画像信号は、A/D変換器5でデジタル信号に変換さ
れ、白色基準信号を読み込んだときの補正データに基づ
いてシェーディング補正回路5でシェーディング補正さ
れ、等価中性明度変換部6で反射信号が明度信号LR *
G * B * に変換される。さらに、明度信号LR *
G * ,LB * は第一色変換部7でL* ,a* ,b
* に、第二色変換部8で画像出力装置用にC,M,Y信
号に変換され、墨版生成処理部9でブラックKが生成さ
れ、フィルタ10、記録系Γ補正回路11でガンマ補正
され、さらに中間調処理回路12で中間調処理されてプ
リンタ13でプリントアウトされる。本発明において
は、第一色変換部7と第二色変換部8とを有しており、
画像読み取り側の色処理パラメータの補正は第一色変換
部7で、画像出力側の色処理パラメータの補正は第二色
変換部8で行うようにしたことを特徴としている。
【0008】画像読み取り装置のグレーバランス調整に
は、図3、図4で示すような補正用基準パッチを使用す
る。図3は補正用原稿20を示しており、これには補正
用基準パッチ21があらかじめ印刷等で形成されてい
る。補正用基準パッチ21は、図示するように、例えば
濃度を5段階に変化させたグレーの基準パッチで、同じ
パッチを方向を変え、あるいは位置を変えて配置するこ
とにより、画像読み取り装置のもつ面内のバラツキも考
慮した安定した情報を得るようにしている。なお、補正
用基準パッチは、図4に示すように、画像読み取り装置
内に補正用基準パッチを、例えばシェーディング補正用
の白色基準板に隣接して設けるようにしてもよい。グレ
ーバランス調整は、この補正用基準パッチを読み取って
パッチデータ格納メモリ16に記憶し、CPU14でR
AM15内に予め設定されている基準値とパッチデータ
とを比較して色処理パラメータを補正することにより行
っている。
【0009】次に、グレーバランス調整について図2の
処理フローで説明すると、図示しない画像読み取り装置
のグレーバランス調整モードの指示により、カラーCC
Dイメージセンサ1〜3により前述した基準パッチを読
み取る。読み取られた情報は、図1に示したような通常
の画像形成複写動作と同様に、A/D変換→シェーディ
ング補正→反射率−明度変換と画像データの処理が施さ
れ、画像読み取り装置の色処理部である第一色変換部7
で明度信号(LR * ,LG * ,LB * )をL*,a*
* に色変換した後、パッチデータ格納メモリ16に書
き込む。CPU14はパッチデータとRAM15内にあ
る予め設定されている基準値と比較演算を実施し画像読
み取り装置の色処理パラメータを設定する。本実施例に
おけるグレー基準パッチは白から黒までの5段階の濃度
のパッチが用意されており、i(=0〜5)をパッチ番
号としたとき、まずi=0のパッチ(白パッチ)を読み
取ったとき得られたL* 0、a* 0、b* 0が、いき値
をそれぞれTh1、Th2、Th3としたとき、 L* 0≦Th1、a* 0≦Th2、b* 0≦Th3 の条件を満たしているか否かをみて、満たしていない場
合には、シェーディング補正係数決定アルゴリズムにし
たがって補正係数を決定してシェーディング補正する。
上記条件が満たされた状態で、各濃度に対して補正デー
タの算出を行う。すなわち、パッチ番号iの基準値をL
* r i,a* r i,b* r i、パッチを読み取った値を
* i,a* i,b* iとしたとき、 ΔL* i=L* i−L* r i Δa* i=a* i−a* r i ……(1) Δb* i=b* i−b* r i として差分を計算し、各濃度に対応した補正パラメータ
を算出する。なお、グレーであれば理想的にはa* =b
* =0であるので基準値a* r i=b* r i=0として
も良い。こうして、各段階の濃度に対しての補正パラメ
ータを決定する。なお、用意する基準パッチは5段階に
限らず、適宜設定すればよい。
【0010】グレーバランスを調整するには(1)式で
求めたパッチ測色値の値と基準値との差分を次の(2)
式におけるb1,b2,b3に代入すればよい。 │L* │ │a11,a12,a13││LR * │ │b1│ │a* │=│a21,a22,a23││LG * │+│b2│ ……(2) │b* │ │a31,a32,a33││LB * │ │b3│ b1=ΔL* i、b2=Δa* i、b3=Δb* i ……(3) 図1の第一色変換部7では(2)式に示す演算を実施し
てb1,b2,b3の値を補正することにより、画像読
み取り装置のグレーバランスを調整している。なお、b
1,b2,b3は、各濃度域に対して可変にするように
しても良いが、少なくともハイライト濃度域0.07〜
0.3G相当は高精度にグレーバランスを保つ必要があ
る。また、内蔵パターンジェネレータにより形成された
3色グレーのプリントサンプルを画像読み取り装置によ
り読み込み、パターンジェネレータの生成したデータと
読込結果との差分を求め、求めた差分により画像出力装
置側の第二色変換部8でパラメーターを補正することに
より画像出力装置のグレーバランスを調整することもで
きる。また、本実施例では検出色信号をL* ,a* ,b
* として取り扱う場合について説明したが、他のL*
* ,V* 等の色空間を使用しても良い。
【0011】次に、画像読み取り装置の色分解特性、階
調特性のバラツキを補正するようにした実施例につい
て、図5〜図9により説明する。図5は本実施例の画像
形成装置の全体構成を示すブロック図、図6は基準グレ
ーパッチを示す図、図7は基準カラーパッチを示す図、
図8は原稿反射率と画像出力特性の関係を示す図、図9
は色分解特性の補正概念図である。図5に示す画像形成
装置は基本的には、図1に示したものと同様であるが、
AGC/AOCコントローラ33、ルックアップテーブ
ル(LUT)31を用意して入出力特性のリニアリティ
補償を行うようにし、さらにグレーパッチのほかに基準
カラーパッチも用意してCCDの色分解特性を補正する
ようにした点が異なっている。まず、CCDイメージセ
ンサの入出力特性のリニアリティ補償について説明す
る。図6に示すような5段階の濃度からなる補正用グレ
ーパッチを有する基準グレーパッチ40(校正用原稿)
を画像読み取り装置に置き、ハロゲン光源で原稿を照射
し、反射光を縮小光学系でカラーCCDイメージセンサ
1〜3に結像し光電変換されたのちR,G,Bの点順次
のアナログ信号としてA/D変換器4でデジタル信号に
変換し、シェーディング補正、反射率→明度変換して
R,G,Bの明度データLR * G * B * を得る。基
準グレーパッチ40は、図3の場合と同様に同じパッチ
を方向を変え、あるいは位置を変えて配置している。こ
の変換された信号は図示しないアドレス制御信号により
パッチデータ格納メモリ16に格納される。
【0012】次に、制御コントローラ30で制御される
CPU14により、予めRAM32に設定されている図
8に示すR,G,BのCCDイメージセンサの入出力特
性A(目標値)と、パッチデータ格納メモリ16に格納
して明度データLR * G *B * とを比較し、比較結
果に応じて等価中性明度変換のパラメーターを補正して
設定する。画像読み取り装置の入出力特性は、必ずしも
図8に示す特性Aのようにはならず、反射率に対する出
力が低下し、高濃度域が飽和してしまう特性Cや、反射
率に対する出力が大きくなり、高濃度域にオフセットが
存在する特性Bのようになったり、あるいは傾きが変っ
たりする。通常は、ハイライト側は問題ないが、高濃度
側はCCDの暗電流が温度によって変化して飽和レベル
が変わってしまう。そこで、本実施例では、中間濃度域
に対してはLUT31を使用し、図6の基準パッチを読
んだときのR,G,Bの明度データLR * 、LG * 、L
B * が互いに等しくなるようにLUTの変換特性を変え
ることにより図8の目標値Aになるように補正してい
る。もちろん、LUTに代えて計算式による変換でも良
い。また高濃度パッチによる上記比較結果のズレに対し
ては、図8の目標値を予めRAM32に入れておき、A
GC/AOCコントローラ33のオフセットコントロー
ラーの目標値を変更することにより補正する。こうし
て、CCDイメージセンサの入出力特性のリニアリティ
補償を行うことにより、同時にグレーバランスが調整さ
れることになる。
【0013】次にCCDの色分解特性の補正を行う。図
7に示す様な基準カラーパッチ42(校正用原稿)を同
様に読み取り、読み取った信号は第一色変換部7で、例
えばCIE表色系のL* * * 色空間に変換される。
基準カラーパッチ42は、Y,M,C,R,G,Bにつ
いて、ある彩度に対して濃度を0.1から1.0まで5
段階に変えたものである。変換された色信号L*
* ,b* は図示しないアドレス制御信号によりパッチ
データ格納メモリ16に格納される。CPU14は、格
納された色信号L* ,a* ,b* と、予めRAM15に
設定されている基準値と比較して比較結果に応じて色処
理パラメータを補正する。色処理パラメーターの補正値
の決定方法を図9を参照しながら説明する。なお、第一
色変換部7での色処理は(4)式に示す演算処理を行
う。
【0014】 │L* │ │a11a12a13││LR * │ │a* │=│a21a22a23││LG * │ ……(4) │b* │ │a31a32a33││LB * │ 図9はL* がある値のa* −b* 平面を示しており、基
準特性は分光器等で読み取ったときの値であり、破線は
CCDのブルー感度が低い場合の画像読み取り装置の出
力結果の例であり、一点鎖線はCCDの彩度低下の著し
い場合の画像読み取り装置の出力結果の例を示してい
る。ブルー感度のバラツキは、1.0イエロー濃度で約
0.2ある。図より、この例ではブルー感度の差により
出力色で緑→黄色→赤のみ色相で色差が生じている。こ
の場合、以下の様な(5)式を適用して色補正を実施す
る。 │L* ´│ │a11a12a13││LR * │ │bh1│ │a* ´│=k1│a21a22a23││LG * │+│bh2│……(5) │b* ´│ │a31a32a33││LB * │ │bh3│ すなわち、CPU14で基準値とのズレ量△L* ,△a
* ,△b* を求め、これを(5)式の補正値bh1,bh
2,bh3を変えて補正する。この時、色相角H(a*
* )=tan-1(b* /a* )の値に応じてbh1、b
h2、bh3の適性値が求められる。また、彩度C* が低下
/増大したケースでは、係数k1を変えることにより補
正する。この場合、極ハイライト域のグレーの色付きを
防ぐために、入力L* の値に応じて係数k1は補正値を
選択するようにする。
【0015】次に、環境変化、経時変化等で変動しやす
いプリンタのハイライトグレーバランスの調整を短時間
に行えるようにした実施例について図10〜図13によ
り説明する。画像読み取り装置およびカラー画像信号処
理の構成図を図10に示す。画像形成プロセスは図1、
図5に示したものと同様である。一方、グレーバランス
調整用に予め図13に示すYELLOW、MAGENT
A、CYANの3色で配合されるパッチ番号1〜7のグ
レーパッチ(3カラーブラック)と、ブラックのみの黒
パッチのデータをパターン発生器36で生成し、RAM
37に設定し、制御コントローラ30からのパターン出
力信号の指示によりプリンタ13からプリントアウトさ
れる。この出力されたプリントをCCDカラーイメージ
センサ1〜3に読み取らせパッチデータ格納メモリ16
に格納し、グレーバランスのズレを検出する。
【0016】これに先立って、まず黒パッチの検出値に
より画像読み取り装置のグレーバランス補正を実施す
る。補正は前述の(1)式を用い、黒パッチデータに基
づいて出力されたプリントを読み取ってパッチデータ格
納メモリ16に格納されている測色値とRAM15に設
定されている黒パッチデータとの差分を求め、これを
(1)式のb1,b2,b3に設定することで行われ
る。
【0017】次に、図13のパッチ番号1〜7で示すY
ELLOW、MAGENTA、CYANの3色の配合割
合パターンに基づいてプリントアウトされた図12に示
すプリントパターンを読み取る。この際、すでにグレー
バランス補正されているので、グレーバランス調整済み
のカラー画像信号が得られる。このパッチ読み取り信号
(NO1〜NO7)の中から、黒パッチの読み取り信号
との差が最小のパッチを選択し、そのパッチのY,M,
Cの配合比から階調補正パラメーターのハイライト部の
再現開始カバレッジ及びハイライト域階調ガンマ特性を
補正する。
【0018】図11はY,M,Cの配合比(入力カバレ
ッジCin)に対して出力結果のY,M,Cの配合割合
(出力カバレッジCout)を示しており、図11
(a)はイエロー、図11(b)はマゼンタ、図11
(c)はシアンについての特性を示している。図の実線
で示した特性であれば、CinとCoutとは等しくな
り、実線で示した特性より下回れば、色が出にくく、そ
の逆であれば色が出すぎであることを示している。例え
ば、パッチ番号2の場合に黒パッチの読み取り信号との
差が最小になったとすると、Y色が出すぎており、ま
た、パッチ番号5の場合に黒パッチの読み取り信号との
差が最小になったとすると、Y色が出にくくなってお
り、CPU14ではこれをLUT34を通して記録系Γ
補正回路11でガンマ特性を補正する。なお、黒パッチ
との差が最小となるパッチとして、パッチ番号1即ち
Y,M,Cの配合比が1:1:1が選ばれた場合は、I
OTのグレーバランスが正常に保たれている場合であ
り、故障診断モードとしても使用可能である。本実施例
では階調補正パラメーターを制御しているが、ハイライ
トの各色の再現開始点だけで制御する場合は現像バイア
スを各色毎にグレーバランスを保つ様に制御しても良
い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的調
整が難しいグレーバランスの調整を容易に行うことがで
きるため、安定した再現性を可能にするとともに、多大
な時間を要しいた画質調整を短時間で行うことが可能と
なる。また、画像読み取り装置の色分解特性、階調特性
のバラツキを補正することにより短時間で画質調査を可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の一実施例の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 グレーバランス調整処理フローを示す図であ
る。
【図3】 補正用原稿を示す図である。
【図4】 補正用基準パッチを設けた原稿読み取り装置
を示す図である。
【図5】 画像形成装置の他の実施例のブロック図であ
る。
【図6】 基準グレーパッチを示す図である。
【図7】 基準カラーパッチを示す図である。
【図8】 原稿反射率と画像出力特性の関係を示す図で
ある。
【図9】 色分解特性の補正概念図である。
【図10】画像形成装置の他の実施例のブロック図であ
る。
【図11】 出力カバレッジ補正を説明する図である。
【図12】 プリントパターンの例を示す図である。
【図13】 パターン配合例を示す図である。
【符号の説明】
1〜3…CCDカラーイメージセンサ、6…等価中性明
度変換部、7…第一色変換部、8…第二色変換部、11
…記録系Γ補正回路、14…CPU、16…パッチデー
タ格納メモリ、20…補正用原稿、21…補正用基準パ
ッチ、31,34…ルックアップテーブル、33…AG
C/AOCコントローラ、40…基準グレーパッチ、4
2…基準カラーパッチ。
フロントページの続き (72)発明者 富田 聡 神奈川県海老名市本郷2274番地富士ゼロッ クス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像読み取り手段と、入力側用色
    変換部と出力側用色変換部とからなり、読み取った画像
    信号に色処理を加える色処理手段と、色処理した画像デ
    ータを出力する出力手段と、色処理手段を制御する制御
    手段とを備え、カラー画像読み取り手段で補正用基準パ
    ッチを読み取って色処理し、前記制御手段により、色処
    理した結果とあらかじめ設定されている基準値とを比較
    し、比較結果に応じて色処理手段の入力側用色変換部の
    色処理パラメータを補正することを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像読み取り手段と、入力側用色
    変換部と出力側用色変換部とからなり、読み取った画像
    信号に色処理を加える色処理手段と、色処理した画像デ
    ータを出力する出力手段と、色処理手段を制御する制御
    手段と、パターン発生手段とを備え、前記パターン発生
    手段で生成したデータに基づいて形成された画像出力結
    果を前記カラー画像読み取り手段で読み取り、前記パタ
    ーン発生手段で生成したデータと読み取った結果とを比
    較し、比較結果に応じて色処理手段の出力側用色変換部
    の色処理パラメータを補正することを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 カラー画像読み取り手段と、入力側用色
    変換部と出力側用色変換部とからなり、読み取った画像
    信号に色処理を加える色処理手段と、色処理した画像デ
    ータを出力する出力手段と、色処理手段を制御する制御
    手段と、階調特性補正手段とを備え、カラー画像読み取
    り手段で補正用基準グレーパッチを読み取って目標値と
    比較し、比較結果に応じて階調特性補正手段により階調
    特性を補正するとともに、カラー画像読み取り手段で基
    準色パッチを読み取って基準特性と比較し、比較結果に
    応じて制御手段により色処理手段の入力側用色変換部の
    色処理パラメータを補正して画像読み取り手段の色分解
    特性を補正することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 カラー画像読み取り手段と、入力側用色
    変換部と出力側用色変換部とからなり、読み取った画像
    信号に色処理を加える色処理手段と、色処理した画像デ
    ータを出力する出力手段と、色処理手段を制御する制御
    手段と、パターン発生手段とを備え、前記パターン発生
    手段で配合比の異なる3色のグレーパッチと黒のパッチ
    データを生成し、黒パッチデータに基づいて出力された
    サンプルを画像読み取り手段で読み取り、色処理された
    カラー画像信号に基づいて制御手段により色処理手段の
    入力側用色変換部の色処理パラメータを補正してグレー
    バランス調整するとともに、配合比の異なる3色のグレ
    ーパッチと黒のパッチデータに基づいて出力された各サ
    ンプルを画像読み取り手段で読み取り、3色のグレーパ
    ッチと黒のパッチデータに基づくサンプルの読み取り信
    号を比較し、比較結果に応じて出力手段のガンマ補正を
    行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
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