JPH0327064Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327064Y2 JPH0327064Y2 JP18042485U JP18042485U JPH0327064Y2 JP H0327064 Y2 JPH0327064 Y2 JP H0327064Y2 JP 18042485 U JP18042485 U JP 18042485U JP 18042485 U JP18042485 U JP 18042485U JP H0327064 Y2 JPH0327064 Y2 JP H0327064Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet pile
- concrete
- shape
- main body
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は護岸用等に使用するプレキヤストコ
ンクリート矢板に関する。
ンクリート矢板に関する。
考案が解決しようとする問題点
河川等の護岸にプレキヤストコンクリート矢板
を建込み、この矢板に接して鉄筋コンクリート製
の底版をつくるには、従来は例えば第4図a,b
のごとくであつた。すなわち、矢板、例えば断面
形の矢板11の内壁面に幅方向に沿つて帯状
形の鋼板12を予め、アンカー13に溶着して取
付けておき、この鋼板12に鉄筋14を溶着して
配筋しコンクリート15を打設して鉄筋コンクリ
ート製の底版16を形成していた。ところがこの
方法は鋼板12に接するコンクリートが溶接時に
昇温し劣化し易く、好ましい方法ではなかつた。
を建込み、この矢板に接して鉄筋コンクリート製
の底版をつくるには、従来は例えば第4図a,b
のごとくであつた。すなわち、矢板、例えば断面
形の矢板11の内壁面に幅方向に沿つて帯状
形の鋼板12を予め、アンカー13に溶着して取
付けておき、この鋼板12に鉄筋14を溶着して
配筋しコンクリート15を打設して鉄筋コンクリ
ート製の底版16を形成していた。ところがこの
方法は鋼板12に接するコンクリートが溶接時に
昇温し劣化し易く、好ましい方法ではなかつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたものであ
る。その目的は加熱によつて劣化を起すことがな
く、強固な鉄筋コンクリート製の底版を形成でき
るプレキヤストコンクリート矢板を提案するにあ
る。
る。その目的は加熱によつて劣化を起すことがな
く、強固な鉄筋コンクリート製の底版を形成でき
るプレキヤストコンクリート矢板を提案するにあ
る。
問題点を解決するための手段および実施例
以下、図示する実施例により説明する。第1図
において、このプレキヤストコンクリート矢板
は、a図に示す断面形の矢板本体1とb図に示
す本体内面幅方向に沿い取付けるべき方形をなす
コンクリート板2とからなつている。矢板本体1
は断面形の内壁面に幅方向に沿つて断面方形の
溝条3が穿設してある。方形をなすコンクリート
板2の3方の端面4,4,4はそれぞれ溝条3に
嵌合する形状、寸法をなし、他の1方の端面5に
は埋設した鉄筋6の端部が突出している。
において、このプレキヤストコンクリート矢板
は、a図に示す断面形の矢板本体1とb図に示
す本体内面幅方向に沿い取付けるべき方形をなす
コンクリート板2とからなつている。矢板本体1
は断面形の内壁面に幅方向に沿つて断面方形の
溝条3が穿設してある。方形をなすコンクリート
板2の3方の端面4,4,4はそれぞれ溝条3に
嵌合する形状、寸法をなし、他の1方の端面5に
は埋設した鉄筋6の端部が突出している。
この矢板は以上の構成からなる。この矢板を河
川の護岸に建込み、鉄筋コンクリートの底版を形
成する施工例を以下に記述する。
川の護岸に建込み、鉄筋コンクリートの底版を形
成する施工例を以下に記述する。
第2図において、河川の両岸に矢板本体1,1
を形内側面を河川側に向け連続して建込む。そ
の内側面にはコンクリート板2を、3端面4を溝
条3に嵌合し、セメント系接着材を用い接着し予
め取付けておくか、建込み後現場で嵌合接着して
取付ける。取付けられたコンクリート板2の河川
側端面5に突出した鉄筋6を基端として鉄筋6′
を溶着接合して配筋し、コンクリート7を打設し
て鉄筋コンクリート製の底版8を形成する。
を形内側面を河川側に向け連続して建込む。そ
の内側面にはコンクリート板2を、3端面4を溝
条3に嵌合し、セメント系接着材を用い接着し予
め取付けておくか、建込み後現場で嵌合接着して
取付ける。取付けられたコンクリート板2の河川
側端面5に突出した鉄筋6を基端として鉄筋6′
を溶着接合して配筋し、コンクリート7を打設し
て鉄筋コンクリート製の底版8を形成する。
なお、この考案の矢板本体1の断面は略形で
あるが、例えば第3図a,bのごとく、隅部が鈍
角をなす形であつても、あるいは隅部が平面で
面取りした形のものであつてもよい。勿論コン
クリート板はこれら本体に対応した形状としなけ
ればならない。また、コンクリート板2は本体1
の形内側内に納まる寸法であつても、あるい
は、第2図の実施例のごとく形内側から一端面
が張出す寸法であつてもよい。コンクリート板2
の端面に突出した鉄筋6は、第1図においては一
層をなしているが、必要に応じ上下2層に配筋す
る場合もある。
あるが、例えば第3図a,bのごとく、隅部が鈍
角をなす形であつても、あるいは隅部が平面で
面取りした形のものであつてもよい。勿論コン
クリート板はこれら本体に対応した形状としなけ
ればならない。また、コンクリート板2は本体1
の形内側内に納まる寸法であつても、あるい
は、第2図の実施例のごとく形内側から一端面
が張出す寸法であつてもよい。コンクリート板2
の端面に突出した鉄筋6は、第1図においては一
層をなしているが、必要に応じ上下2層に配筋す
る場合もある。
考案の効果
この考案は以上の通りである。この矢板は形
断面の本体内側に予め、あるいは建込み後コンク
リート板を嵌合して取付け、その端面に突出した
鉄筋を基端として底版用の鉄筋を配筋する。従つ
て鉄筋の溶着に際しては突出した鉄筋端部が昇温
するが、コンクリート板は殆んど昇温せず、劣化
を招く恐れはない。また、河川両側に建込んだ矢
板間に形成した底版は、両端のコンクリート板が
矢板本体の溝条に嵌合し取付けられているので、
矢板との連結強度が高い。
断面の本体内側に予め、あるいは建込み後コンク
リート板を嵌合して取付け、その端面に突出した
鉄筋を基端として底版用の鉄筋を配筋する。従つ
て鉄筋の溶着に際しては突出した鉄筋端部が昇温
するが、コンクリート板は殆んど昇温せず、劣化
を招く恐れはない。また、河川両側に建込んだ矢
板間に形成した底版は、両端のコンクリート板が
矢板本体の溝条に嵌合し取付けられているので、
矢板との連結強度が高い。
第1図a,bは実施例の矢板の本体およびコン
クリート板の斜視図、第2図は実施例の矢板を河
川の両岸に建込み、底版を形成した状態の縦断面
図、第3図a,bは矢板の断面形状の変形例を示
す模式図、第4図a,bは従来の矢板の斜視図お
よびこの矢板を用い形成した底版の縦断面図であ
る。 1……矢板本体、2……コンクリート板、3…
…溝条、4……端面、5……鉄筋が突出した端
面、6,6′……鉄筋、7……コンクリート、8
……底版、11……矢板、12……鋼板、13…
…アンカー、14……鉄筋、15……コンクリー
ト、16……底版。
クリート板の斜視図、第2図は実施例の矢板を河
川の両岸に建込み、底版を形成した状態の縦断面
図、第3図a,bは矢板の断面形状の変形例を示
す模式図、第4図a,bは従来の矢板の斜視図お
よびこの矢板を用い形成した底版の縦断面図であ
る。 1……矢板本体、2……コンクリート板、3…
…溝条、4……端面、5……鉄筋が突出した端
面、6,6′……鉄筋、7……コンクリート、8
……底版、11……矢板、12……鋼板、13…
…アンカー、14……鉄筋、15……コンクリー
ト、16……底版。
Claims (1)
- 断面略形のコンクリート矢板本体と、その
形内面側に幅方向に沿い取付けるべき略方形をな
すコンクリート板とからなり、矢板本体は断面略
形の内壁面に幅方向に沿う溝条が設けてあり、
コンクリート板は3方の端面が前記溝条に嵌合す
る形状、寸法をなし、他の1方の端面に鉄筋端部
が突出していることを特徴とするプレキヤストコ
ンクリート矢板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18042485U JPH0327064Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18042485U JPH0327064Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289325U JPS6289325U (ja) | 1987-06-08 |
JPH0327064Y2 true JPH0327064Y2 (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=31124368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18042485U Expired JPH0327064Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0327064Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP18042485U patent/JPH0327064Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6289325U (ja) | 1987-06-08 |
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