JPH03270602A - 電気自動車の制動装置 - Google Patents

電気自動車の制動装置

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JPH03270602A
JPH03270602A JP6919690A JP6919690A JPH03270602A JP H03270602 A JPH03270602 A JP H03270602A JP 6919690 A JP6919690 A JP 6919690A JP 6919690 A JP6919690 A JP 6919690A JP H03270602 A JPH03270602 A JP H03270602A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は電気自動車の制動装置、特に回生制動力および
機械式制動力を合わせて作用させる電気自動車の制動装
置に関する。
[従来の技術] 従来から、電気自動車において、エンジン車両における
エンジンブレーキ相当の制動力を走行用のモータ回生制
動力で対応させ、発生エネルギーによってバッテリを充
電している。そ(7て、このエネルギー回収によってハ
ッテリュ充電当たりの走行距離の増大を図っている。
また、電気自動車は通常機械式の制動系も有し、該機械
式制動系は負圧センサにより発生負圧を検出・制御され
る負圧式アンスト装置(ブレーキブースタ)により制動
力の向上を図っている。そのため、該装置は電気自動車
のパンテリで駆動される負圧ポンプを持っている。
なお、このような負圧アシスト式機械式制動を利用した
電気自動車は、例えば実開昭60−96162号公報等
に示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来技術によれば、機械式
制動系にあっては、負圧ポンプにより発生させる負圧が
画一的に決められており、負圧センサにより検出される
負圧が上記の決められた値になるように制御される。
このように、画一的なアシスト負圧を発生させる従来技
術では、車両の必要ブレーキ力がもともと低かったり、
回生制動で充分な正動力が得られるなど、要求される機
械式制動力が低くアシスト負圧がそれほど高くなくても
良い場合であっても前記画一的に設定されたアシスト負
圧が発生させられ、負圧ポンプが駆動される頻度が増大
し、バッテリの電力消費が非効率的に行われるので、バ
ッテリ容量の減少が大きくなり、1充電走行距離が短く
なるという問題点があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、負圧ポンプによ
り発生させる負圧をブレーキ踏力に応じた必要最小限度
の値に制御することかできる電気自動車の制動装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明に係る電気自動車の制動装置は、ブレーキ踏力
に応じた目標減速度のマツプが記憶されている記憶手段
と、この目標減速度から回生制動力による減速度を減算
した残りの機械式制動力による減速度を得るために必要
な負圧を算出する負圧算出手段と、この算出負圧を負圧
センサにより検出された負圧か上回った場合に負圧ポン
プを停止させるポンプ停止手段と、を含むことを特徴と
する。
[作用コ 上記構成を有する電気自動車の制動装置においては、記
憶手段にブレーキ踏力に応した目標減速度のマツプを記
憶しておき、負圧算出手段により目標減速度から回生制
動力による減速度を減算した残りの機械式制動力による
減速度を得るために必要な負圧を算出し、ポンプ停止手
段により負圧センサにより検出された負圧か算出負圧を
上回った場合に負圧ポンプを停止させる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例について説
明する。
第1図は本発明に係る電気自動車の制動装置の一実施例
を示す構成図である。
図において、10はブレーキペダルで、機械式制動系と
回生制動系とに接続されている。
まず、機械式制動系にあっては、ブレーキペダル10が
踏込まれると、ブツシュロッド12に取り付けられた踏
力センサ14によってブレーキ踏力Fが検出される。ブ
レーキペダル10の踏込みによって、ブースタ16を介
してマスクシリンダ18のピストン(不図示)を押動し
、マスクシリンダ18における油圧を増圧させる。増圧
された油圧は、油圧配管20を通して前後の4つの車輪
22のブレーキ機構24aおよび24bのホイールシリ
ンダを作動させ、ブレーキバット(摩擦材)を摺動面に
押付けて機械式制動力を得ている。
上記ブースタ16を駆動させるための負圧は、バキュー
ムポンプ(負圧ポンプ)26および電動モータ28によ
り発生され、チエツクバルブ30を有するエア配管32
によってブースタ16に供給される。この負圧Peは、
負圧センサ34により検出され、電動モータ28の作動
を制御するバキュームポンプコントローラ(以下、V/
Pコントローラという)36に入力される。
なお、踏力センサ14に代えて、ブレーキペダル10の
踏込み量を直接計測してもよい。また、ブレーキペダル
10が踏込まれているかどうかは、ブレーキスイッチ3
8によって検出される。このブレーキスイッチ38は、
自動車が一般的に備えているブレーキランプの点灯用の
スイッチと兼用するとよい。なお、V/Pコントローラ
36は、補機バッテリ40から電源を供給されている。
一方、回生制動系の機械的構成はよく知られたとおり電
気自動車駆動系と共通であり、走行用モータ42の回転
は、減速機44(デフを含む)を介して駆動輪となる車
輪22に伝えられ、これによって電気自動車の走行が行
なわれる。この走行用モータ42は、インバータ46を
介してメインバッテリ48によって駆動されるが、制動
時にはこの走行用モータ42の回生制動によるエネルギ
ーがバッテリの充電に用いられる。また、走行用モータ
42には回転数センサ50が設けられており、走行用モ
ータ42の回転数Nがこれによって検出される。
そして、この第1実施例では回生制動力は実開平1−5
8203号公報に示されているような方法により決定さ
れる。すなわち、可能な最大回生制動力は第8図に示す
とおリモータ回転数Nにより変化し、これをそのまま回
生制動力としてしまうと、第9図に示すとおり制動時の
回転数Nの低下(Nmax−N□)とともにブレーキペ
ダル踏力Fが一定(Fo)のままで機械式制動力(T+
n )が不変であっても、回生制動力の増加(T1−T
2)によって車両減速度が増加しブレーキフィーリング
を悪化させる。、そのため、第]実施例では回生制動力
をブレーキペダル踏み込み直後の一定値に維持している
上記構成を有する本発明の制動装置における負圧ポンプ
26(電動モータ28)の制御ロジックを第2図に基づ
いて説明する。
まず、ブレーキペダル10が踏まれブレーキ踏力か立ち
上がるのに先立ってスイッチ38がオンするとEVシコ
ンローラ52は回生制動制御を開始する。このスイッチ
38のオンにより回生制動の開始を検知しくステップ1
01)、そのときブレーキスイッチ38のオン信号Bs
νがV/Pコントローラ36に入力される。ここでV/
Pコントローラ36は、EVシコンローラ52が計算し
た回生制動による減速度Gを読込む(ステップ102)
次いで、■/Pコントローラ36は、不図示の記憶手段
にあらかしめ記憶されている、ブレーキ踏力Fに応じた
目標減速度Gfのマツプ(第3図参照)、すなわちLi
ne−G fを参照し、Gf−Gにより不足減速度Gp
を算出する(ステップ103)。この不足減速度Gpが
0以上、すなわちブレーキ踏力がS以上であって回生制
動力(減速度G)たけでは目標とする減速度Gfを得ら
れないかどうかを判断しくステップ104) 、Gp>
0ならばV/Pコントローラ36は、内蔵されている油
圧−減速度のマツプ(第4図参照)に従って、不足減速
度Gpを機械式制動力に必要なマスクシリンダ18の油
圧P○に換算する(ステップ105)。
続いて、本発明の負圧算出手段であるV/Pコントロー
ラ36は、内蔵されているブレーキ踏力油圧−V/P負
圧マツプ(第5図参照)に基づいて、機械式制動力のア
シストに必要な負圧Prを算出する(ステップ106)
そして、本発明のポンプ停止手段であるV/Pコントロ
ーラ36は、前記負圧センサ34から検出負圧Peと必
要負圧Prを比較しなから負圧ポンプ26(電動モータ
28)を制御する(ステップ107)。すなわち、Pr
>Peならば負圧ポンプ26を作動させ(ステップ10
8)、PeがPrに達した時点で負圧ポンプ26を停止
させる(ステップ109)。
上記のような本発明の制動装置によれば、制動開始時の
回生制動力が走行用モータ42の回転数Nによって異な
っていても、目標減速度Gfから回生制動力による減速
度Gを減算した残りの機械式制動力による減速度cpを
得るために必要な負圧Poを算出することができ、この
必要負圧Paを目標に負圧ポンプ26の駆動を必要最小
限に抑えることができ、メインバッテリ48の電力ll
′4費を最小限に抑えることかできる。
また、ブレーキ踏力Fに対しては回生制動力および機械
式制動力を合わせた総合制動力(目標減速度Gf)が決
められているので、同じブレーキ踏力Fに対してブレー
キの効きが異なりブレーキフィーリングが悪いという弊
害を解消することかできる。
以下、本発明の第2実施例を第6図のフローチャートを
参照しながら説明する。前記実施例では回生制動力を一
定としたが、本実施例ではEVシコンローラ52によっ
て減速中に回生制動力を最大限に利用し、機械式制動装
置の負担を軽減することを特徴とする。
ます、EVコントローラ52は、ブレーキペダル10か
踏まれ、ブレーキスイッチ38からオン信号Bsvが入
力されるのを待機しくステップ201)、入力されると
前述したように第8図に示すそのときのモータ回転数で
得られる最大の回生制動トルクT[11axを算出しく
ステップ202)、それにより得られる最大減速度Ga
+axを算出する(Gmax CTCTaax )  
(ステップ203)。
一方、EVコントローラ52は、第7図に示すブレーキ
踏力F・必要減速度Gfのマツプを参照してその時のブ
レーキ踏力Foのときの必要減速度G reqをモータ
の回生制動トルクでまかなうのに必要なモータ回生制動
トルクT reqを算出する(ステップ204)。なお
、Llne−Gは第3図に示したものと同じものである
次に、EVコントローラ52は、必要モータ回生制動ト
ルクT reqと最大回生制動トルクT maXを比較
する(ステップ205)。
ここて、T req < T maxならば、必要な車
両減速度はすべてモータの回生制動トルクにより得られ
、機械式制動力は不要であることを示しているので、モ
ータの回生制動トルクTをT reqに設定する(ステ
ップ206)、また、Treq >Tmaxならば、必
要な車両減速度はモータの回生制動トルクだけでは達成
されず機械式制動力か必要なことを示しているので、モ
ータの回生制動トルクTをT maxに設定する(ステ
ップ207)。なお、V/Pコントローラ36へ送られ
る回生側同文の減速度GはG reqまたはG max
のうちの大きいほうが用いられる。
このように、必要な車両減速度を達成する範囲内で最大
限の回生制動トルクを設定することにより、機械式制動
力の負担を軽くし、負圧ポンプ26の作動時間を短縮す
ることかでき、メインバッテリ48の電力消費を軽減す
ることかできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る電気自動車の制動装置
によれば、全体的制動力に占める機械式制動力を、全体
的制動力に相当する目標減速度から回生制動力による減
速度を減算することにより求めることかでき、この機械
式制動力による減速度を得るために必要な負圧を目標と
して負圧ポンプを駆動することかできるので、負圧ポン
プの駆動を必要最小限に抑えることができ、バッテリの
電力消費を最小限に抑えることかできる。
また、ブレーキ踏力Fに対しては回生制動力および機械
式制動力を合わせた総合制動力としての目標減速度が決
められているので、同しブレーキ踏力Fに対してブレー
キの効きが異なリブレーキフィーリングが悪いという弊
害を解消することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電気自動車の制動装置の一実施例
を示す構成図、 第2図はV/Pコントローラの制御ロジックを示すフロ
ーチャート、 第3図は目標減速度のマツプ、 第4図は油圧−減速度のマツプ、 第5図はブレーキ踏カー油圧−V/P負圧のマツプ、 第6図は第2実施例のEVコントローラの制御ロジック
を示すフローチャート、 第7図は第6図の制御ロジックを説明するための踏力−
減速度のマツプ、 第8図は回転数に対する回生トルクの特性図、第9図は
最大回生制動力の違いによる制動力総和トルクを示す特
性図である。 14・・踏力センサ 26・・・バキュームポンプ(負圧ポンプ)28・・電
動モータ 34・・・負圧センサ 36・・・V/Pコントローラ 42・・・走行用モータ 50・・・回転数センサ 52・・・EVコントローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ブレーキペダル踏込み時の走行用モータにおける回生制
    動力を減速中に作用させる回生制動系と、ブレーキ踏力
    に応じて負圧を発生させる負圧ポンプと、この負圧を検
    出する負圧センサとを含み、この負圧により機械式制動
    力の効きを向上させる機械式制動系と、を含む電気自動
    車の制動装置において、 ブレーキ踏力に応じた目標減速度のマップが記憶されて
    いる記憶手段と、 この目標減速度から前記回生制動力による減速度を減算
    した残りの機械式制動力による減速度を得るために必要
    な負圧を算出する負圧算出手段と、この算出負圧を前記
    負圧センサにより検出された負圧が上回った場合に負圧
    ポンプを停止させるポンプ停止手段と、を含むことを特
    徴とする電気自動車の制動装置。
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