JPH0326991Y2 - - Google Patents

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JPH0326991Y2
JPH0326991Y2 JP9215686U JP9215686U JPH0326991Y2 JP H0326991 Y2 JPH0326991 Y2 JP H0326991Y2 JP 9215686 U JP9215686 U JP 9215686U JP 9215686 U JP9215686 U JP 9215686U JP H0326991 Y2 JPH0326991 Y2 JP H0326991Y2
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JP
Japan
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rail
shaped fitting
slide piece
fitting groove
groove
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、一対のレール部材の一方を他方に内
挿し、該他方の両側縁に形成された案内溝に、ス
ライドピースを介して、前記一方を摺動可能に配
設した車両用シートレールに関するものである。
「従来の技術」 従来の車両用シートレールとしては、例えば、
第13図に示すようなものがある。
すなわち、内挿する方のレール1の両側縁2に
スライド部材3を一体的にモールデイングして、
レール1の両側縁2の寸法精度に影響されること
なく、スライド部材3の幅方向(第12図におけ
る幅寸法e)および高さ方向(第12図における
高さ寸法d)について、所定の寸法精度を得るこ
とができるものである。
また、他の従来の車両用シートレールとして
は、第14図に示すようなものがある。
すなわち、内挿する方のレール1の両側縁2の
要所にスライド部材4を挟持して、取り付けたも
のである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の車両用シート
レールでは、前者の場合には、モールデイングす
るための専用型を必要とし、コスト高の要因とな
り、また、温度および湿度の急激な変化などによ
り、スライド部材3が変形して、摺動抵抗が不安
定になるという問題点があつた。
また、後者の場合には、温度および湿度の急激
な変化には影響されることはないが、側縁2の板
厚公差(二枚の各板厚公差および組立公差を含
む。)を考慮し、スライド部材4をレール1の側
縁2に確実に挟持するようにするためには、スラ
イド部材4の内周の挟持面の間隔を側縁2の板厚
公差の下限に設定するので、側縁2の板厚が前記
下限以外の場合には、第15図a〜cに示すよう
に、スライド部材4をレール1の側縁2に押し込
んで挟持するときに、スライド部材4の内周の挟
持面5が削れ、削りかす6がスライド部材4の奥
壁とレール1の側縁2との間に挾み込まれて押込
量が不足し、スライド部材4の幅方向の寸法が広
がり、所定の幅寸法精度(第12図におけるe寸
法の精度)が得られず、安定した摺動抵抗が得ら
れないという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、側縁の板厚公差等に影響され
ず、温度および湿度の急激な変化等にも影響され
ない、所定の摺動抵抗を有し、コストの低減に寄
与する車両用シートレールを提供することを目的
としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 一対のレール部材の一方を他方に内挿し、該他
方の両側縁に形成された案内溝に、スライドピー
スを介して、前記一方を摺動可能に配設した車両
用シートレールにおいて、 前記スライドピースに前記案内溝に摺接可能の
外周を形成し、かつ内周を前記一方のレールの側
縁を挟持可能なコ字状嵌合溝に形成し、 該コ字状嵌合溝の対向する嵌合面の少なくとも
一方に削り代を有する突起を設け、 該削り代を有する突起における前記コ字状嵌合
溝の内幅を前記一方のレールの側縁の厚さより若
干小さく設定し、 該一方のレールの側縁または前記スライドピー
スのコ字状嵌合溝に削りかすを収容する逃溝を設
けたことを特徴とする車両用シートレールに存す
る。
「作用」 しかして、スライドピースをレールの側縁に嵌
合するとき、スライドピースのコ字状嵌合溝の嵌
合面に設けた削り代を有する突起は、レールの側
縁に当接し、さらにスライドピースを押込むと、
突起の一部がレールの側縁により削り取られ、さ
らにスライドピースを押込むと、削りかすは、レ
ールの側縁により、コ字状嵌合溝の奥壁に集めら
れ、削りかすを収容する逃溝に収容され、レール
の側縁とスライドピースのコ字状嵌合溝の奥壁と
が当接することにより、両側縁のスライドピース
間の幅が所定の寸法となり、レールの側縁の板厚
公差に影響されることなく、安定した摺動抵抗を
得ることができるものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第5図および第11図は第1実施例を
示している。
第11図からわかるように、車両用シートレー
ル10はシートクツシヨンSの下部に配設されて
いる。
車両用シートレール10は一対のレールで構成
され、一方のレールであるロアレール20は取付
け部材29を介して車体フレームFに固設され、
他方のレールであるアツパーレール30は、ロア
レール20と摺動可能に嵌合し、シートクツシヨ
ンSのクツシヨンフレームS1に取付けられてい
る。
第1図に示すように、ロアレール20はロアレ
ール本体21の上側に補強部材22をスポツト溶
接して、固着してなり、両側には、側縁23が二
枚の板を合せて形成されている。
ロアレール本体21の両側縁23の要所には、
係止溝24,24…が設けられ、係止溝24には
スライドピース40,40…が嵌め込まれてい
る。
第2図〜第5図および第12図からわかるよう
に、スライドピース40の外周はアツパーレール
30の両縁部に形成されたコ字形案内溝31に摺
動可能に形成され、スライドピース40の内周は
ロアレール20の側縁23を挟持可能なコ字状嵌
合溝41が形成されている。
コ字状嵌合溝41の上下の対向する嵌合面4
2,42は、その間口がロアレール20の側縁2
3の厚さ(ロアレール本体21と補強部材22と
を重ねた厚さの公差の上限)と同じかあるいは若
干大きくなるように形成されている。
コ字状嵌合溝41の上側の嵌合面42には、係
止溝24内の当接壁26に切設した削りかすを収
容する二箇所の逃溝27に対応する位置に、削り
代を有する突起43が設けられ、削り代を有する
突起43はコ字状嵌合溝41の先端部44からコ
字状嵌合溝41の奥壁45まで延びた細長のビー
ドである。また、削り代を有する突起43の高さ
は、スライドピース40をロアレール20の側縁
23に嵌合するときに、側縁23がその厚さの公
差の下限の場合でも、削り代を有する突起43の
先端部を削り取るようにし、しかし、側縁23が
その厚さの公差の上限の場合には、基端部までは
削り取れないように、設定されている。
次に作用を説明する。
ロアレール20の両側縁23の係止溝24の
夫々にスライドピース40を取付けるには、スラ
イドピース40の幅と係止溝24の係止壁25,
25とを合せてから、スライドピース40を押込
む。
スライドピース40を押込むと、まずスライド
ピース40のコ字状嵌合溝41の先端部44が係
止溝24の当接壁26に近接する。次にスライド
ピース40のコ字状嵌合溝41の間口は、ロアレ
ール20の側縁23の厚さと同一もしくは若干大
きく設定されているので、スライドピース40の
コ字状嵌合溝41の間口に係止溝24の当接壁2
6が挿入されたことを確認してからスライドピー
ス40を押込む。
さらに、スライドピース40を押込むと、当接
壁26に切設された逃溝27の奥壁の縁部がコ字
状嵌合溝41の削り代を有する突起43を所定の
量だけ削る。
さらに、スライドピース40を押込むと、係止
溝24の当接壁26は削りかすをスライドピース
40のコ字状嵌合溝41の奥壁45の方に集めな
がら移動する。スライドピース40のコ字状嵌合
溝41の奥壁45が係止溝24の当接壁26に当
接することにより、スライドピース40は押込み
不能となる。
このとき、削りかすは、第4図および第5図に
示すように、コ字状嵌合溝41の削り代を有する
突起43と対応して設けられた当接壁26の削り
かすを収容する逃溝27に収納され、削りかすが
スライドピース40のコ字状嵌合溝41の奥壁4
5と係止溝24の当接壁26との間に挟まれるこ
とはなく、係止溝24の当接壁26とコ字状嵌合
溝41の奥壁45とが当接し、所定の幅の寸法
(第12図におけるe寸法)を得ることができる。
また、スライドピース40はコ字状嵌合溝41
の下側の嵌合面42と削り取られたコ字状嵌合溝
41の削り代を有する突起43とで、少しの間隙
も生じることなく、したがつて、ガタつくことな
く、確実に、ロアレール20の側縁23を挟持し
て、取付けられる。
第6図〜第10図は第2実施例を示している。
第1実施例との構成の違いは、削りかすを収納
する逃溝47をロアレール20の両側縁23の
夫々の係止溝24に設けることなく、スライドピ
ース40aのコ字状嵌合溝41の奥壁45の所定
位置に設けたことにある。
したがつて、係止溝24の当接壁26により削
り取られた削りかすは、コ字状嵌合溝41の奥壁
45の削りかすを収納する逃溝47に収納され、
係止溝24の当接壁26とコ字状嵌合溝41の奥
壁45の間に挟まれることはない。
削りかすを収納する逃溝47がスライドピース
40aのコ字状嵌合溝41の奥壁45に設けられ
ているので、スライドピース40aは、それ自身
で、削りかすの処理をすることができるものであ
る。
前記実施例においては、コ字状嵌合溝41の削
り代を有する突起43を上側の嵌合面42に設け
たものを示したが、コ字状嵌合溝41の下側の嵌
合面42に、あるいは、上下両側の嵌合面42,
42に設けたものであつてもよい。
また、コ字状嵌合溝41の削り代を有する突起
43として細長く連続したものを示したが、これ
に限定することなく、円筒状に突起したものを適
当数上下の嵌合面42に配設したものであつても
よいことはいうまでもない。
「考案の効果」 本考案に係る車両用シートレールによれば、レ
ールの側縁の板厚公差に影響されることなく、ま
た、温度および湿度の急激な変化等により影響さ
れることもなく、安定した摺動抵抗が得られ、コ
ストの低減にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の第1実施例を示して
おり、第1図はスライドピースを装着したレール
の部分斜視図、第2図はスライドピースの正面
図、第3図は第2図の−線断面図、第4図は
第1図の−線断面図、第5図は第4図の−
線断面図である。第6図〜第10図は本考案の
第2実施例を示しており、第6図はスライドピー
スを装着したレールの部分斜視図、第7図はスラ
イドピースの正面図、第8図は第7図の−線
断面図、第9図は第6図の−線断面図、第1
0図は第9図の−線断面図である。第11図
は、シートクツシヨンの下部に配設した車両用シ
ートレールの全体説明図、第12図は、スライド
ピースを装着したレールを他方のレールの案内溝
に嵌合した状態の説明図である。第13図〜第1
5図は従来の車両用シートレールを示しており、
第13図はスライド部材をモールデイングしたレ
ールの全体斜視図、第14図はスライド部材を装
着したレールの全体斜視図、第15図はスライド
部材をレールの両側縁に装着するときの説明図、
a図はスライド部材を装着する前の状態を示した
図、b図はスライド部材を装着中の状態を示した
図、c図はスライド部材の装着が完了した状態を
示した図である。 10……車両用シートレール、20……ロアレ
ール、23……側縁、24……係止溝、30……
アツパーレール、31……コ字形案内溝、27…
…削りかすを収容する逃溝、40,40a……ス
ライドピース、41……コ字状嵌合溝、43……
削り代を有する突起、45……奥壁、47……削
りかすを収納する逃溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対のレール部材の一方を他方に内挿し、該他
    方の両側縁に形成された案内溝に、スライドピー
    スを介して、前記一方を摺動可能に配設した車両
    用シートレールにおいて、 前記スライドピースに前記案内溝に摺接可能の
    外周を形成し、かつ内周を前記一方のレールの側
    縁を挟持可能なコ字状嵌合溝に形成し、 該コ字状嵌合溝の対向する嵌合面の少なくとも
    一方に削り代を有する突起を設け、 該削り代を有する突起における前記コ字状嵌合
    溝の内幅を前記一方のレールの側縁の厚さより若
    干小さく設定し、 該一方のレールの側縁または前記スライドピー
    スのコ字状嵌合溝に削りかすを収容する逃溝を設
    けたことを特徴とする車両用シートレール。
JP9215686U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0326991Y2 (ja)

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JP9215686U JPH0326991Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JPS62202435U JPS62202435U (ja) 1987-12-24
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