JPH0326979A - 水中用受波器の吊下げ支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、水中音を検知して電気信号に変換する水中用
受波器の吊下げ支持装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来の水中用受波器の吊下げ支持機構の一例として、特
願昭５３−９１７２０号公報に開示された発明がある。

第４図にこの発明に係る水中用受波器の斜視図を、また
第５図にその正面図を示す。両図において、１は水中音
を検出して電気信号に変換する円筒状の水中用受波器、
２は水中用受波器１の感度方向である受波器面である。

３は水中用受波器１の出力信号を伝送する伝送ケーブル
で、上端部はブイ（図示せず）に連結されており、下端
部は水中用受波器１の側壁において受波器面２と平行に
なるように、かつ水中用受波器ｌの重心とずらせて接続
点５に接続されている。４はおもり６を吊下げる紐又は
ケーブルで、伝送ケーブル３と同一線上において水中用
受波器１の側壁の接続点５ａに接続されており、おもり
は伝送ケーブル３及び紐又はケーブル４を垂直に保持す
る機能を備えている。

第６図は上記の水中用受波器１を水流７中に吊下げた状
態を示す平面図であり、水中用受波器１は水流７を受け
ると接続点５，５ａを支点として矢印Ｂ方向に振動する
が、この振動は接続点５，５ａ付近で小さくなる。また
、伝送ケーブル３及び紐又はケーブル４をこのように接
続することにより、水中用受波器１が水流７に対して安
定な姿勢が得られる。

［発明が解決しようとする課題〕 上述のように、水中用受波器１は水流７を受けると、伝
送ケーブル３及び紐又はケーブル４の接続点５，５ａを
支点として振動を生じ、この振動によって伝送ケーブル
３及び紐又はケーブル４はねじれを生じ、このねじれの
力によって水中用受波器１の振動が抑制される。このね
じれによる力は伝送ケーブル３及び紐又はケーブル４の
長さにより変化するが、いずれの場合においても水中受
波器１が水流７を受けて振動する力より小さいため、水
中用受波器１の振動を充分に抑制することができない。

このため、低周波数帯域での有害な振動雑音及び水圧変
化による雑音が発生し、低周波数の微弱な信号を検知す
ることが困難であった。

本発明は上述の課題を解決すべくなされたもので、水中
用受波器の吊下げ構造を改良することにより、低周波数
帯域での有害な自己雑音を低減し、微弱な信号を高精度
で検出することのできる水中用受波器の吊下げ構造を得
ることを目的としたものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る水中用受波器の吊下げ支持装置は、伝送ケ
ーブル及び紐又はケーブルを、水中用受波器の受波器面
にこれと直交かつ水中用受波器の重心からずらせて接続
したものである。

［作用］ 水中に沈降した水中用受波器が水流を受けるε、水中用
受波器は伝送ケーブル及び紐又はケーブルの接続点を支
点として振動するが、支点となる接続点はおもりの自重
による張力を受けており、この張力は水流によって振動
する力に比べて充分大きいので、水流による水中用受波
器の振動を抑制することができる。

［実施例］ 第１図は本発明実施例の斜視図、第２図はそのその正面
図である。なお、第４図，第５図で説明した従来例と同
じ部分には同一符号を付し、説明を省略する。本発明は
水中用受波器１の一方の受波器面２に、これと直交しか
つ水中用受波器１の重心からずらせた位置に設けた接続
点５に伝送ケーブル３を接続すると共に、他方の受波器
面２ａの接続点５と同一線上に設けた接続点５ａに、紐
又はケーブル４を接続したものである。

第３図は本発明に係る水中用受波器１を水流７中に吊下
げた状態を示すもので、水中用受波器１は水流７を受け
ると接続点５，５ａを支点として矢印八方向に振動する
。しかしながら、支点となる接続点５，５ａは、おもり
６の自重による張力を受けており、この張力は水中用受
波器１が水流７を受けて振動する力に比べて充分大きい
ために、この振動を抑制することができる。

このようにして、本発明によれば、おもりの張力を利用
して水流中において水中用受波器に生じる不要な振動を
抑制することができるので、低周波数帯域の微弱な信号
を高精度で検知することができる。

［発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明は、伝送ケーブ
ル及び紐又はケーブルを、水中用受波器の受波器面にこ
れと直交しかつ水中用受波器の重心からずらせて接続し
たので、水流によって生ずる水中用受波器の振動を抑制
することができる。

このため低周波数帯域の微弱な信号も高精度で検知する
ことが可能となり、信頼性の高い装置を実現することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の斜視図、第２図はその正面図、
第３図は本発明の作用説明図、第４図は従来の水中用受
波器の吊下げ支持装置の一例を示す斜視図、第５図はそ
の正面図、第６図は作用説明図である。 １：水中用受波器、２．２ａ：受波器面、３：伝送ケー
ブル、４：紐又はケーブル、５．５ａ：接統点、６：お
もり、７：水流。 第 図 第 ２ 図 本発Ｉ５月実方セイ月１１のイ乍用言覚明図第３図 第 ４ 図 第 ５ 図 第 ６ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上端部がブイに連結された伝送ケーブルと、下端部がお
   もりに連結された紐又はケーブルとをそれぞれ水中用受
   波器に接続し、該水中用受波器を水中に沈降させて水中
   音を検出する装置において、前記伝送ケーブル及び紐又
   はケーブルを、前記水中用受波器の受波器面に該受波器
   面と直交しかつ前記水中用受波器の重心からずらせてそ
   れぞれ接続したことを特徴とする水中用受波器の吊下げ
   支持装置。