JPH03269589A - 電子楽器の効果装置 - Google Patents

電子楽器の効果装置

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JPH03269589A
JPH03269589A JP2070502A JP7050290A JPH03269589A JP H03269589 A JPH03269589 A JP H03269589A JP 2070502 A JP2070502 A JP 2070502A JP 7050290 A JP7050290 A JP 7050290A JP H03269589 A JPH03269589 A JP H03269589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] 本発明は電子楽器の効果装置に関し、特に、電子楽器の
楽音の所定周波数帯域成分のレベルに応して他の所定周
波数帯域成分を強調するようにしたものに関する。
[従来の技術] 従来、音量に応して楽音の所定周波数帯域成分の出力レ
ベルを制御するようにした電子楽器としては、音源回路
において豊富な高調波成分を有する波形の信号を発生さ
せ、これをフィルタ回路に通して不要な高調波成分をカ
ットするに際し、音源回路が出力する楽音レベル等に応
じてフィルタ定数を変化させて高調波含有率を制御する
ようにしたものが知られている(特公昭4O−3589
)。
また、発音されるべき楽音信号の音量レベルを検出し、
これに基づき音色フィルタの特性を変化させ、楽音信号
中の倍音含有率を制御するようにしたものも知られてい
る(特公昭46−35590)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例においては、いずれの場合も
、単純に楽音の音量レベルに応じてフィルタ等の周波数
特性を変化させているだけなので、微妙で多彩な音色変
化を与えるには不十分である。
例えば、低域に集中したスペクトル成分を持つような楽
音を入力する場合、従来の方式では、倍音成分のない帯
域(高域)も増幅してしまうことになり、S/Nの劣化
を招く恐れがある。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、
電子楽器の効果装置において、入力される楽音信号のレ
ベルに応じて微妙で多彩かつS/Nの劣化なくソロパー
ト等特定音域の楽音の存在感をより引き立たせ、楽曲の
中で押出しの効くような音質の楽音信号を出力できるよ
うにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明の電子楽器の効果装置(
以下、エンファサイザという)は、入力される楽音信号
のうち所定の第1の周波数帯域成分を分離して出力する
第1のフィルタ手段と、前記入力楽音信号のうち他の第
2の周波数帯域成分を分離して出力する第2のフィルタ
手段と、この第2のフィルタ手段の出力信号レベルを検
出して出力するレベル検出手段と、第1フィルタ手段の
出力信号に対しレベル検出手段の出力に基づいた信号を
乗じて出力する乗算手段と、前記入力楽音信号あるいは
これを変形した楽音信号に対し乗算手段の出力をミキシ
ングして出力するミキシング手段とを備えている。
[作用] この構成において、電子楽器の楽音波形発生部等から入
力される楽音信号は、第1および第2のフィルタ手段に
よって第1および第2の周波数帯域成分が抽出され、第
1周波数帯域成分はレベル検出手段によって検出された
、第2周波数IF域成分の信号レベルに基づいた信号に
応じて乗算手段を介して強調され、そして入力楽音信号
はこの強調された第1周波数帯域成分とミキシングされ
て出力される。すなわち、出力される楽音信号は、入力
楽音信号に対し第1周波数帯域成分が第2周波数帯域成
分のレベルに応じて強調されたものとなる。
したがって、第1および第2の周波数帯域を適切に設定
すること社より不要な成分の増幅によるS/Hの劣化も
なく微妙で多彩な帯域ごとの出力バランスの制御が行な
われる。具体的には例えば、中音域の伴奏パートの音量
レベルに応じて高音域のソロパートを強調し、原音が有
する本来の音色バランスを崩すことなく、ソロパートを
浮き立たせめりはりある歯切れの良い音信号が出力さね
る。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
実施例1 第1図は本発明の基本的な第1の実施例に係るエンファ
サイザの構成を示すブロック回路図である。図中、1は
入力楽音信号INのうち高周波数寄域戒分を通過させて
出力するバイパスフィルタ、2は入力楽音信号INのう
ちフィルタ1が通過させるf域より低い周波数帯域を通
過させて出力するバンドパスフィルタ、3はフィルタ2
の出力信号Mの信号レベルを検出して出力するレベル検
出部、4はフィルタ1の出力信号Hに対しレベル検出部
3の出力MVを乗じて出力する電圧制御増幅器(アナロ
グ信号の場合)、乗算器(デジタル信号の場合)等の乗
算手段、5は入力信号INに対し乗算手段4からの出力
信号を加算しミキシングして出力信号OUTを出力する
加算器である。レベル検出部3には、フィルタ2の出力
信号MがOのときのレベル検出部3の出力MVのレヘル
を定めるバイアス電圧BIASが印加されている。
第2図はこのようなエンファサイザが通用される基本的
な電子楽器の構成例を示すブロック図である。図中、2
1は基本的な楽音信号を生成するための楽音指定情報(
キーオン・オフ、音高、音量、音色等)を発生する楽音
指定情報発生部、22はその情報に基いて基本的な楽音
信号を生成する楽音波形発生部、23は楽音指定情報発
生部21からの指示あるいは予め定められた条件に基づ
き楽音波形発生部22の出力信号に何等かの音響的効果
を付与して出力する効果付与部である。第1図に示すエ
ンファサイザは、この効果付与部23に含まれる。
楽音波形発生部22からの楽音信号INは、第1図に示
すエンファサイザに入力されると、バイパスフィルタ1
とバントパスフィルタ2とによって高周波数帯域成分H
とそれより低い周波数f域成分Mとか抽出され、この低
い周波数帯域成分の信号レベルがレベル検出部3におい
て検出される。その検出信号MVは乗算手段4において
高周波数帯域成分Hに乗ぜられ、これによって高周波帯
域成分Hはそれより低い周波数帯域成分Mの信号レベル
に応じて強調される。そして、この強調された信号は加
算器5によって元の入力楽音信号INにミキシングされ
、これによって入力信号INは高周波数帯域成分のみが
それより低い周波数帯域成分Mの信号レベルに応して強
調された信号として出力される。
なお、レベル検出部3にはバイアス電圧BIASが付与
され、これによって入力信号MがOであるときの出力信
号MV値すなわちオフセット電圧が設定される。
′fS3図はレベル検出部3の基本的構成を示すブロッ
ク図である。図中、31はフィルタ2(第1図)の出力
信号Mを単極性化して出力する単極性化処理部、32は
この出力を平滑化して検出信号MVとして出力するロー
パスフィルタである。レベル検出部3は、このように、
基本的にはフィルタ2の出力信号Mを単極化(整流)し
てローパスフィルタなどで平滑化する機能を有するもの
である。
単極性化処理部31における処理の手段あるいは方法と
しては、半波整流、全波整流(絶対値化)、2乗または
偶数べき乗(2n乗)などがある。
第4図は、アナログ信号を扱う場合におけるレベル検出
部の例を示す回路図である。図中、41はアナログ信号
Mを絶対値化・して単極性化する絶対値回路であり、オ
ペアンプ42.43、ダイオード44.45およびすべ
て抵抗値が等しい抵抗R,〜R6によって構成される。
46は抵抗R6とコンデンサCで構成され、絶対値回路
41からの絶対値化された信号を平滑化して出力するC
R次ワクローパスフィルタる。47はCR−次ローパス
フィルタ46からの平滑化された信号が非反転入力端子
に入力され、これを増幅するオペアンプであり、反転入
力端子には可変抵抗48および抵抗R7を介してオフセ
ット電圧調整のための直流バイアス電圧(−V)が供給
される。また、オペアンプ47の出力側は出力リミッタ
としてのツェナーダイオード49を介して接地されてお
り、ツェナーダイオード49のツェナー電圧値に応して
出力MVの最大値が限定されるようになっている。
第5図はディジタル信号の場合のレベル検出部を例示す
る回路図である。同図において、51はnビットの入力
信号を絶対値化して出力するディジタル絶対値回路、5
2はてディジタル絶対値回路51の出力を平滑化して出
力する一次のディジタルローパスフィルタ、53はその
出力に所定のバイアス値を加算して出力する加算器であ
る。ディジタル絶対値回路51は、負数が補数表現され
た入力信号MとそのMSB(最上位ビット)との排他的
論理和をとって出力する排他的論理和回路54と、その
出力にMSBを加算して出力するハーフアダー55とを
備え、入力信号Mの極性(正負)を判定しその絶対値化
を行なう。ディジタルローパスフィルタ52はディジタ
ル絶対値回路51からの入力信号は加算し遅延回路59
からの入力信号は減算して出力する加算器および減算器
56、この出力に係数αを乗じて出力する乗算器57、
乗算器57からの入力に遅延回路59からの入力を加算
して出力する加算器58、および加算器58から入力さ
れるデータをサンプリングパルスの一周期(基本化周期
)遅延させる遅延回路を備え、乗算器57に入力される
係数αによって平滑化特性(カットオフ周波数)が可変
できるようになっている。
第6図(a)は、′s5図に示したレベル検出部におい
てディジタル絶対値回路51の代わりに変換テーブルを
参照して単極性化する回路61を用いるようにしたレベ
ル検出部の構成を示す。回路61においては、第6図(
b)や(C)に示すような特性を有するテーブルを用い
、入力信号Mの振幅値に応じたデータをアドレスとして
このテーブルを参照して出力することにより単極性化か
行なわれる。特に、′t%6図(C)に示すような非線
形的特性のテーブルを用いることにより、簡単な構成て
非線形性をもたせた単極化が行なえるという利点がある
その他、第7図に示すように、乗算器71によって入力
信号値を単純に2乗演算して単極化するようにしてもよ
い。また、2nべき乗演算する例としては、第8図に示
すように、入力信号振幅値りを対数変換回路81により
対数変換してから、シフト回路82により2nビツトシ
フトし、さらに逆対数変換回路83によって逆対数変換
する方法がある。この場合、対数変換や逆対数変換は演
算によっても、あるいはテーブルを参照するようにして
もよい。
実施例2 第9図は本発明の基本的な第2の実施例に係るエンファ
サイザの構成を示すブロック回路図である。図中、第1
図と同一の符号は同一要素を示す。31は入力信号IN
のうち低周波数帯域成分りを通過させて出力するローパ
スフィルタ、32はローパスフィルタ31と加算器5と
の間に挿入され、ローパスフィルタ31の出力に低域ミ
キシングボリューム(Low−range  Mixi
ng  Vol、)からの信号を乗する乗算手段、33
はバンドパスフィルタ2と加算器5との間に挿入され、
バンドパスフィルタ2の出力に対し中域ミキシングボリ
ューム(Mi d−rangeMixing  Vol
、)からの信号を乗しる乗算手段である。
この例では、入力楽音信号INはフィルタ1゜2および
31により高、中、低周波数帯域成分H,M、Lに3分
割され、高周波数帯域成分Hは第1実施例と同様にして
中周波数帯域成分Mのレベルに応して強調される。そし
て、この強調された信号と、乗算手段33.32を介し
てそれぞれミキシングレベルが所望に調節された中、低
周波数帯域成分とが加算器5によってミキシングされて
出力される。したがって、高周波数帯域成分の強調と、
帯域毎のイコライジングが可能である。
ゑ」0艷l 第10図は本発明の第3の実施例に係るエンファサイザ
の構成を示すブロック回路図である。この例ては、複数
のバンドパスフィルタBFI〜BFnおよびレベル検出
部LBI〜LBnを備え、これらにより入力楽音信号I
Nの中周波数帯域成分をさらに複数周波数帯域成分0U
TI〜0UTnに分割してそれぞれの信号レベルを検出
するようになっている。
入力楽音信号INおよび各帯域成分のレベル検出信号M
VI〜MVnはミキシング回路751に入力されてミキ
シングされ、バイパスフィルタ1によって抽出された高
周波数帯域成分Hは乗算器4を介して、このミキシング
された信号レベルに応じて強調される。そして、強調さ
れた高周波数帯域成分0UTOOおよび各中周波数帯域
成分0UTI〜0UTnならびに入力楽音信号INはミ
キシング回路752に入力されミキシングされて出力さ
れる。ただし、ミキシング回路751と乗算器4間には
加算器750が挿入され、これを介してミキシング回路
751の出力にバイアス電圧が加算されオフセット電圧
が設定されるとともに、ミキシング回路751と加算器
750間にはミキシングボリュームVAOOが挿入され
、制御信号a0°に従ってミキシング回路751からの
出力が調整されるようになっている。また、ミキシング
回路751への入力楽音信号INおよびレベル検出信号
MVI〜MVnの入力はそれぞれ乗算手段V A O−
V A nを介して行なわれ、それぞれ制御信号a0〜
anに従ってレベル調整される。
同様に、強調された高周波数帯域成分○UTOO1入力
楽音信号INおよび各周波数f酸成分0UTI〜0UT
nのミキシング回路752への入力レベルも乗算手段V
BO○、VBO−VBnにより制御信号す。。、bo−
bnに従って調整されるようになっている。
この構成によれば、各乗算手段への制御信号aoo、 
 ao 〜an 、  boo、  bo−bn ヲ与
エルZキシングボリュームの操作により、各周波数帯域
成分のレベル検出結果について重みを付けて高周波数1
!域成分を強調することができ、また同時に、強調され
た高周波数帯域成分と各中周波数帯域成分を重み付きミ
キシングしてイコライジングすることもできる。さらに
、各フィルタ1、BF1〜BFnは独立してカットオフ
周波数やQ値等の特性をコントロールできるようにして
おけは、さらに音色変化の自由度や可能性を拡げること
ができる。
東凰勿1 第11は本発明の第4の実施例に係るエンファサイザの
構成を示すブロック回路図である。
同図において、111〜113は入力楽音信号INのう
ちそれぞれ高、中および低周波数f酸成分H,M、Lを
通過させて出力するバイパスフィルタ、バンドパスフィ
ルタおよびローパスフィルタ、114および115はそ
れぞれフィルタ112および113が出力する中および
低周波数帯域成分の出力信号レベルを検出するレベル検
出回路、116はレベル検出回路115の出力レベルを
調整するための乗算手段、117は乗算手段116の出
力電圧にそのオフセット値としてバイアス電圧BIAS
2を加算する加算器、118はレベル検出回路114の
出力と加算器117の出力とを乗じて出力する乗算手段
、119は乗算手段118の出力にそのオフセット値と
してバイアス電圧BIAS1を加算する加算器、120
はフィルタ111からの高周波数帯域成分Hに加算器1
19からの出力を乗して出力する乗算手段、121は乗
算手段120の出力、フィルタ112および113から
の中および低周波数f酸成分Mおよびし、ならびに入力
楽音信号INをミキシングして出力するミキシング回路
である。中および低周波数f酸成分M、Lおよび入力楽
音信号INのミキシング回路121への入力は乗算手段
122〜124を介して行なわれ、それぞれ制御信号a
+ 、a2.aOに従って調整されるようになっている
この場合、レベル検出回路114によって検出された中
周波数帯域成分Mのレベル検出信号に対し、レベル検出
回路115によって検出された低周波数f酸成分りのレ
ベル検出信号が乗算手段118において乗ぜられ、この
乗ぜられた信号によって高周波数帯域成分Hが強調され
る。そして、強調された高周波数帯域成分と、中および
低周波数帯域成分M、Lならびに入力楽音信号INとが
ミキシングされて出力される。すなわち、下位のフィル
タ113出力のレベル検出信号によって、隣接する上位
フィルタ112出力のレベル検出信号を制御してゆく構
成であり、実質的には中、低各帯域のレベル検出信号の
積による高周波数f酸成分のエンファシス制御とみなす
ことがてきる。
五妻0I至 第12図は本発明の第5の実施例に係るエンファサイザ
の構成を示すブロック回路図である。同図において、E
MPI〜EMPnは、それぞれ第1図に示すような基本
的なエンファサイザてあリ、それぞれ、入力楽音信号I
Nから高および中周波数IF域酸成分抽出して出力する
バイパスフィルタ125およびバントパスフィルタ12
6、フィルタ126からの中周波数帯域成分の信号レベ
ルを検出するレベル検出回路127、レベル検出回路1
26の出力レベルを調節するための乗算手段128、そ
の出力電圧にバイアス電圧を加算してオフセット電圧を
設定する加算器129、および、加算器129の出力と
バイパスフィルタ125からの高周波数1F域戒分とを
乗じて出力する乗算手段130を備える。各フィルタ1
25および126は制御信号fc+、Qlおよびfc2
.Q2に応じて独立してカットオフ周波数およびQ値が
設定可能であり、また、制御信号kにより乗算手段12
8を介してレベル検出手段127の出力が調整可能であ
る。したがって、各基本エンファサイザEMP 1〜E
MPnそれぞれで設定を異ならせることにより、各設定
帯域毎にエンファシス効果が付与される。
BPFI〜BPFnはそれぞれ入力楽音信号INから所
定周波数帯域成分を抽出して出力するノ\ンドパスフィ
ルタ、MMVI〜MMVnはそれぞれフィルタBPFI
〜BPFnの出力を調節するための乗算手段であり、こ
れらによって単純イコライザを構成している。
131はミキシング回路であり、エンファサイザEMP
I〜EMPnからの各帯域毎の強調された信号、ならび
に乗算手段MMVOおよびMMV1〜MMVnを介して
調整可能に入力される楽音信号INおよびフィルタBP
FI〜BPFnて抽出された各帯域の信号をミキシング
して出力する。
なお、上述各実施例では、高周波数帯域成分を各中周波
数帯域成分レベルに応じて強調するようにしているが、
バイパスフィルタおよび各バントパスフィルタの代わり
にそれぞれバンドパスフィルタおよびローパスフィルタ
を用いるなど処理する入力楽音信号の特性に応し、種々
最適な特性関係を選択して構成される。
また、上述てはアナログ処理とディジタル処理の各場合
に分けて説明したが、入力楽音信号に対するフィルタ処
理はアナログで行ない、レベル検出はディジタル化して
実施するなど、アナログ処理とディジタル処理とが混在
した構成としてもよい。
また、多数の各種フィルタ処理、演算処理等は時分割で
行なうようにしてもよい。
また、各フィルタは可変フィルタとし、ユーザか自由に
帯域および特性を決められるような構成としたり、音色
毎に適宜設定するようにしてもよいし、また、時変特性
としてもよい。
さらに、上述においてはある帯域のレベルで他の1つの
帯域を制御するような「1対1」の構成を主に示したが
、制御する対象の帯域が複数あってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、第1の周波数帯域
成分の信号レベルに応して第2の周波数帯域成分を強調
するようにしたため、第1および第2の周波数帯域を適
切に設定することにより不要な成分の増幅によるS/N
の劣化もなく微妙で多彩な帯域ごとの出力バランスの制
御が行なわれる。具体的には例えば、中音域の伴奏パー
トの音量レベルに応して高音域のソロパートを強調し、
原音が有する本来の音色バランスを崩すことなくソロパ
ートを浮き立たせ、めりはりある歯切れの良い音信号を
出力することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本的な第1の実施例に係るエンフ
ァサイザの構成を示すブロック回路図、第2図は、本発
明のエンファサイサが適用される基本的な電子楽器の構
成を例示するブロック図、 第3図は、本発明のエンファサイザに適用されるレベル
検出部の基本構成例を示すブロック図、第4図は、本発
明のエンファサイザに通用しつるアナログ信号の場合の
レベル検出部の構成例を示すブロック回路図、 第5図は、本発明のニンファサイザに通用しつるディジ
タル信号の場合のレベル検出部の構成例を示すブロック
図、 第6図(a)〜(C)は、第5図のレベル検出部におけ
る単極化処理を変換テーブルを用いて行なう場合の説明
図、 第7図および第8図は、第5図のレベル検出部における
単極化処理をそれぞれ2乗および2n乗することによっ
て行なう場合の構成を示すプロッ実施例に係るエンファ
サイザの構成を示すブロック回路図である。 1111.125:バイパスフィルタ、28F 1〜B
Fn、  112.126 +バントパスフィルタ、3
.LBI 〜LBn、114.115127二レベル検
出部、4,120,130+乗算手段、5:加算器、7
51,752,121゜131:ミキシング回路。 (0) (b) 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力される楽音信号のうち所定の第1の周波数帯域
    成分を分離して出力する第1のフィルタ手段と、前記入
    力楽音信号のうち他の第2の周波数帯域成分を分離して
    出力する第2のフィルタ手段と、第2フィルタ手段の出
    力信号レベルを検出して出力するレベル検出手段と、第
    1フィルタ手段の出力信号に対しレベル検出手段の出力
    に基づいた信号を乗じて出力する乗算手段と、前記入力
    楽音信号あるいはこれを変形した楽音信号に対し乗算手
    段の出力をミキシングして出力するミキシング手段とを
    具備することを特徴とする電子楽器の効果装置。 2、前記入力楽音信号のうちさらに他の第3の周波数帯
    域成分を分離して出力する第3のフィルタ手段、および
    その出力信号レベルを検出して出力する他のレベル検出
    手段を備え、該他のレベル検出手段の出力に基づいた信
    号により前記レベル検出手段の出力が制御される請求項
    1記載の電子楽器の効果装置。
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