JPH03269184A - 耐汚染性壁紙 - Google Patents

耐汚染性壁紙

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JPH03269184A
JPH03269184A JP6478090A JP6478090A JPH03269184A JP H03269184 A JPH03269184 A JP H03269184A JP 6478090 A JP6478090 A JP 6478090A JP 6478090 A JP6478090 A JP 6478090A JP H03269184 A JPH03269184 A JP H03269184A
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JP
Japan
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fluorine
aqueous
stain
fluororesin
dispersion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6478090A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Fukuyama
幸弘 福山
Osamu Murai
修 村井
Takeya Sakai
酒井 武也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH03269184A publication Critical patent/JPH03269184A/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐汚染性壁紙に関し、詳しくは壁紙の基材シー
ト上に含フッ素樹脂水性分散物を含有する配合物を塗布
することによって形成される保護皮膜を有することによ
り特に耐汚染性が改良された壁紙に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一般に
樹脂系壁紙として、加工性が良いこと、安価であること
等の理由からポリ塩化ビニルが最も多く使われている。
しかしポリ塩化ビニルを用いた壁紙は一般的に汚れ易く
また一度汚れると簡単にきれいにできないという問題点
を有している。
このような問題点を解決する方法として、特開昭58−
23973号公報に示されるようなアクリル樹脂フィル
ムをポリ塩化ビニル壁紙にラミネートした壁紙、特開昭
59−125980号公報に示されるようなポリ塩化ビ
ニル基材シート上にアクリルフィルム中間層を介しポリ
フッ化ビニリデン系樹脂保護被覆を施した壁紙等が知ら
れている。しかし特開昭58−23973号公報に示さ
れる壁紙はオリ塩化ビニル壁紙に比べて優れているもの
の耐汚染性が完全とは言い難い。また特開昭59−12
5980号公報に示される壁紙は耐汚染性、耐薬品性が
比較的優れるものの中間層としてアクリル層を有する必
要があり、その上にポリフッ化ビニリデン系樹脂を押出
ラミネート法により積層するものであり、工程が煩雑で
あり、用いられる構成が限定される。
UIRを解決するための手段〕 本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、壁
紙の基材シート上に含フッ素樹脂水性分散物を含有する
配合物を塗布することによって形成される保護皮膜を有
することにより、耐汚染性、さらに耐水性、耐油性を付
与できることを見出し本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、基材シート上に含フッ素樹脂水性分散
物を含有する配合物を塗布することによって形成される
保護皮膜を有することを特徴とする耐汚染性壁紙を提供
するものである。
本発明の含フッ素樹脂水性分散物としては、殼部に含フ
ッ素樹脂が分布する二層構造を有する樹脂粒子の水性分
散物が、壁紙の基材シート上に塗布した場合に殼部の含
フッ素樹脂が連続層となってその低凝集エネルギーの故
に防汚性を発現し、芯部の樹脂が皮膜の強靭さを与える
べく設計することができ好ましい。
更に本発明の含フッ素樹脂水性分散物としては、含フッ
素単量体単位を5〜95重量%含有する含フッ素樹脂か
らなる水性エマルションの存在下にビニル系単量体を重
合させることにより得られたものが好ましい実施態様で
ある。かかる含フッ素樹脂水性分散物は、例えば、含フ
ッ素単量体5〜95重量%、塩生成基又はポリアルキレ
ンオキサイド基を有する単量体0.5〜50重量%及び
それと共重合できるビニル単量体O〜94.5重量%を
有機溶剤中で共重合したのち水を添加し、有機溶剤を留
去して得られる水性エマルションの存在下にビニル系単
量体を重合させることにより得られる。
上記の含フッ素樹脂水性分散物の製造に用いられる含フ
ッ素単量体としては、フルオロカーボン基或いはポリフ
ルオロアルキル基やパーフルオロアルキル基を有する(
メタ)アクリレート、ビニルエステル、ビニルエーテル
などの公知の化合物を挙げることができる。
また塩生成基又はポリアルキレンオキサイド基を有する
単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和
カルボン酸モノマー;スチレンスルホン酸、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の不飽和ス
ルホン酸モノマー;N、N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート等の置換アミノ基含有モノマー;不飽
和カルボン酸モノマーとポリオキシアルキレングリコー
ルとのエステル類などを挙げることができる。
更に、共重合できるビニル単量体としては、アルキル(
メタ)アクリレート、スチレン、アクリロニトリル、脂
肪酸ビニルエステル、アルキルビニルエーテル等を挙げ
ることができる。
これらの単量体の共重合体からなる水性エマルションの
存在下に重合させるビニル系単量体としでは、スチレン
、アルキル(メタ)アクリレート、脂肪酸ビニルエステ
ル、アルキルビニルエーテル等を挙げることができる。
上記の如き方法で得られた含フッ素樹脂水性分散物のポ
リマー粒子の微細構造は未だ明らかではないが、第二段
階の重合、即ち、水系に転相して得られた水性エマルシ
ョンの存在下でビニル系単量体の重合を行う際に、水性
エマルションの樹脂がビニル単量体の液滴及び生成ポリ
マー粒子の分散安定剤として働いているのか、あるいは
水性エマルションの樹脂粒子がシードとして働き、ビニ
ル系単量体を吸収して重合が行われるかのいずれかと思
われる。いずれにせよ、水性エマルシヨンの樹脂は比較
的親水性であるので粒子の表面近傍もしくは外層部に存
在し、ビニル系単量体の(共)重合体は粒子の中心部も
しくは内層を形成すると思われる。
本発明に用いられる含フッ素樹脂水性分散物の固形分濃
度は30〜50重量%が好ましい。
本発明の含フッ素樹脂水性分散物を含有する配合物は通
常含フッ素樹脂水性分散物にコロイダルシリカ等のつや
消し剤を配合して使用される。さらに必要に応じて造膜
助剤、消泡剤、分散剤、増粘剤、防腐剤、防カビ剤、凍
結安定剤、pH調整剤等を配合することができる。
本発明の含フッ素樹脂水性分散物を含有する配合物中の
含フッ素樹脂水性分散物の配合割合は特に限定されるも
のではないが、好ましくは上記固形分濃度30〜50重
量%の含フッ素樹脂水性分散物が配合物中20〜80重
量%の範囲である。
本発明に用いられる基材シートは、その材質は特に限定
的でないが、例えば、紙、不織布、ポリ塩化ビニル等の
合成樹脂のシート等を挙げ、ることかできる。基材シー
ト上に含フッ素樹脂水性分散物を含有する配合物の保護
皮膜を施す方法としては、グラビアコーティングやドク
ターコーティング等、公知の方法が挙げられる。
本発明の耐汚染性壁紙は特にその優れた耐汚染性により
、病院、応接間、台所、トイレ等、特に汚れ易い場所の
壁紙として有用である。
〔実施例〕
本発明を、以下の実施例で詳細に説明するが、本発明は
これら実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1〜3及び比較例 まず表1に示すモノマー(A)をメチルエチルケトン中
で開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを用いて共
重合させ、得られた共重合体をトリエチルアミンで中和
した。続いてイオン交換水を加えた後、減圧下、50°
C以下でメチルエチルケトンを留去し、水性エマルショ
ンを得た。さらにこの水性エマルション170重量部(
うち固形分20重量部)の存在下、表1に示すモノマー
(B) 80重量部を、開始剤として過硫酸カリウムを
用いて乳化重合させ、含フッ素樹脂水性分散物を得た。
固形分は40重量%であった。
注) 表  1 FMA  、 IH,IH,2H,2H−へブタデカフ
ルオロデシルメタクリレート HMA  、ブチルメタクリレート DMA  ; ドデシルメタクリレートBAニブチルア
クリレート St;スチレン 2−EHA  ;2−エチルへキシルアクリレートMM
A  ;メチルメタクリレート AAiアクリル酸 上記で得られた含フッ素樹脂水性分散物を用いて表2に
示す組成にて、含フッ素樹脂水性分敷物を含有する配合
物を作製した。この配合物を、ポリ塩化ビニル加工した
壁紙上にグラビアロールコータ−で10μmの膜厚にな
るように塗布した後、160°C115分処理して耐汚
染性壁紙を得た。
得られた耐汚染性壁紙について下記方法により性能評価
を行った。また比較例として、含フッ素樹脂水性分散物
を含有する配合物を塗布しないポリ塩化ビニル加工した
壁紙を用いて同様に性能評価を行った。
結果を表3に示す。
〈性能試験方法〉 ・耐汚染性: 壁紙上にコーヒーをたらし24時間放置後、中性洗剤を
用いてガーゼで拭き取り耐汚染性を肉眼で判定した。
・耐水・耐油性: 壁紙上に水或いはサラダ油を落とした時の水或いはサラ
ダ油のはじきを肉眼で判定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材シート上に含フッ素樹脂水性分散物を含有する
    配合物を塗布することによって形成される保護皮膜を有
    することを特徴とする耐汚染性壁紙。 2、含フッ素樹脂水性分散物が、殼部に含フッ素樹脂が
    分布する二層構造を有する樹脂粒子の水性分散物である
    請求項1記載の耐汚染性壁紙。 3、含フッ素樹脂水性分散物が含フッ素単量体単位を5
    〜95重量%含有する含フッ素樹脂からなる水性エマル
    ションの存在下にビニル系単量体を重合させて得られた
    ものである請求項1記載の耐汚染性壁紙。
JP6478090A 1990-03-15 1990-03-15 耐汚染性壁紙 Pending JPH03269184A (ja)

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