JPH03269172A - 繊維品類処理用組成物 - Google Patents

繊維品類処理用組成物

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JPH03269172A
JPH03269172A JP6758190A JP6758190A JPH03269172A JP H03269172 A JPH03269172 A JP H03269172A JP 6758190 A JP6758190 A JP 6758190A JP 6758190 A JP6758190 A JP 6758190A JP H03269172 A JPH03269172 A JP H03269172A
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JP
Japan
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water
fiber products
contained
soluble
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JP6758190A
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English (en)
Inventor
Kenji Hatanaka
賢爾 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKI SANGYO KK
Original Assignee
SHINKI SANGYO KK
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Publication date
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は繊維品類特に下着、肌着、靴下環の衣料用編
織布、不織布またはこれらの原料用繊維類に利用する処
理用組成物に関する。
〔従来の技術〕
一般に、繊維品類に対して、防腐性、防虫性、抗菌性等
を付与する衛生処理や、染色処理、防水処理などが行な
われることはよく知られている。
ところが、近年生活水準の向上に伴って、素材面から本
質的な見直しをして、繊維品類に多方面の機能を持たせ
ることはできないかという要望が強くなされるようにな
ってきた。そこで、この発明の出願人も特願平1−89
511号において保温性向上のための繊維品兼処理用樹
脂組成物を提案し、さらに特願平1−298110号に
おいてアスコルビン酸を主要成分とする染色剤において
、この染色剤が人体に有害な紫外線を防除することを提
案している。
しかし、上記技術においてはアスコルビン酸による発色
性、染着性の改善を主要な目的とし、紫外線防除効果に
関しては、充分満足できるものとはいえない。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、従来の繊維品類の紫外線防除処理に
おいては、未だ満足すべき解決手段が得られてい ない
という問題点があり、これを解決することが課題となっ
ていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は、硬蛋白質を
加水分解した水溶性ペプチドと固結剤とを主要成分とし
て繊維品類処理用組成物とする手段を採用したのである
また、上記繊維品類処理用組成物に卵白微粉末または生
体活性物質を添加することもできる。以下、その詳細を
述べる。
まず、この発明における硬蛋白質を加水分解した水溶性
ペプチドとは、羊毛の角質(ケラチン)または絹のフィ
ブロインその他の硬蛋白質を精練した後、酸、アルカリ
又は酵素を加えると共に、それらの濃度、反応温度、反
応時間をコントロールして加水分解し、その後、中和処
理、ろ過精製したものであって、分子量100〜700
0の同種または異類のアミノ酸からなるオリゴペプチド
、またはポリペプチドが挙げられる。
この発明における固結剤とは、上記水溶性ペプチドを所
定の繊維に固着させ、乾燥後も柔軟な皮膜を形成し得る
水溶性の樹脂が適当である。ポリエステル系、ナイロン
系の繊維に適当な固結剤としては、水溶性のポリエステ
ル樹脂を挙げることができるが、これに限るものではな
い。
この発明に用いる卵白微粉末は、鶏卵の卵白を精製、乾
燥したもので純度の高い蛋白質からなり、結着性および
凝固性に優れ、前記水溶性ペプチドおよび固結剤の助剤
として用いるものである。この卵白微粉末は、直接また
は一旦、水戻しした後、添加することができる。
つぎに、この発明における生体活性物質とは、元来動植
物体内に含まれる物質で、その生理現象を促進または抑
制する機能を有する物質および他の生物体の生命現象ま
たは生物体相互の係り合いに影響を及ぼす物質であり、
ホルモン類、ビタミン類、海草類に含まれる生理活性物
質、酵素類などが挙げられる。
さらに、この発明においては、以上述べたような主要成
分および添加剤のほかに、処理しようとする繊維品類の
品質を低下させない限りにおいて、繊維への侵透性を高
めるため、界面活性剤や分散剤を使用する。また、繊維
の風合いを増すために、柔軟剤を併用することもできる
以上の主要成分を始めとする各成分物質の配合割合は、
処理しようとする繊維品類の種類によって対処すればよ
く、特に限定されるものではないが、水溶性ペプチド溶
液70〜90重量%、固結剤5〜10重量%、水5〜2
0重量%を一つの目安として適宜増減すればよい。
このような繊維品類処理用組成物は、よく攪拌した後、
繊維品類を約5〜10分間充分に浸漬した後、脱水、乾
燥(たとえば80〜100°C130分)して水溶性ペ
プチドを固結剤によって染着させる。
このような染着は、浸染によるもの以外に、スクリーン
捺染その他の手法によることもできる。
〔作用〕
硬蛋白質を加水分解して得られた水溶性ペプチドを、固
結剤と共に繊維品類に染着すると、水溶性ペプチドの由
来に応じて、例えば羊毛または絹などの風合いがその繊
維品類に付加されると共に、繊維を構成するミセルに強
固な薄膜をつくることで、紫外線透過率の低い繊維品類
になるもの推定される。
〔実施例〕
実施例1: 水100ccに紐由来の水溶性ペプチド(第1化成産業
社製:シルク・ペブタイド) 400gおよび羊毛由来
の水溶性ペプチド(佐々木化学社性ニアミノコールG5
50) 400g、ポリエステル系固結剤(互応化学工
業社製ニブラスコートZ−3308)を配合して充分攪
拌し、処理液を調製した。この処理液にナイロン製のパ
ンティーストッキングを浸漬し、脱水後、100°Cで
30分間乾燥して定着させたところ、ストッキングは天
然の絹に近い光沢に染まった。このようにして得られた
ストッキングの対紫外線効果を確認するため、大阪重文
工業試験場に依願し、紫外部拡散透過率を測定したとこ
ろ、未処理品に対して処理品はいずれも約10%低く、
処理品の紫外線防除効果が勝っていた。
ここで、紫外部拡散透過率の測定方法および条件はつぎ
のとおりである。
使用機器:島津マルチパーパス自記分光光度計MPS−
2000 測定法 :試料を4X3cII採取し、スライドマウン
トに挟み分光光度計のエンド・ オン型光電子倍増管受光部の直前に 取り付けて測定した。対照側は空気。
波長範囲: 200〜400n++ さらに、上記ストッキングの対紫外線効果を簡便に確認
するため、未処理のナイロン製ストッキングおよび絹製
のストッキングを対照品として、紫外線電球(東芝社製
ニブラックライトブルー20W)の下で観察したところ
、処理品および絹製のストッキングは白色系の蛍光を発
し、両者を判別することは困難であった。また、未処理
のナイロン製ストンキングは全く蛍光がなく、前二者と
容易に区別することができた。さらに、5〜10回の洗
濯を経た後の測定でも同様の結果が得られ、洗濯堅牢性
は良好であることが判明した。
実施例1で使用したのと同様の処理液1リツトルに、3
0gの卵白微粉末(キューピータマゴ社製:乾燥卵白に
タイプ)を添加し充分撹拌して混合した後、これにナイ
ロン製のパンティーストッキングを浸漬し、脱水後10
0 ′Cで30分間乾燥させた。
このストンキングについても実施例1の場合と同様に紫
外部拡散透過率の測定を行なったところ、未処理品に比
べて約20%紫外線防除効果が勝っていた。また、紫外
線電球下の照明試験においても処理品は、表面の蛍光は
絹製のス)7キングに近いものであった。
実施例3: 実施例1で使用したのと同様の処理液1リツトルに生体
活性物質としてビタミンE原液(日清製粉社製:酢酸ト
コフェロールビタミンE酢酸エステル)5gを添加し、
充分攪拌して混合した後、これにナイロン製のパンティ
ーストンキングを浸漬し、脱水後100°Cで30分間
乾燥させた。このストンキングについても実施例1の場
合と同様に紫外部拡散透過率の測定を行ったところ、実
施例1と全く同様の結果が得られ、しかも肌に対して非
常に馴染みのよいものが得られた。
(効果〕 この発明の繊維品類処理用組成物は、硬蛋白質由来の天
然のアミノ酸が繊維に強固に固着しており、着用する人
の肌に対して馴染みが良く、紫外線に対して遮蔽性およ
び蛍光性がある。したがって、ストンキング等の靴下類
、肌着類、下着類その他の繊維品類への利用は、人体に
有害な紫外線を防除する点からも非常に有効であり、紫
外線下で判別可能な模様を染着できる点においても利用
価値の高いものであるといえる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬蛋白質を加水分解した水溶性ペプチドと固結剤
    とを主要成分とする繊維品類処理用組成物。
  2. (2)請求項1記載の繊維品類処理用組成物に卵白微粉
    末を添加したことを特徴とする繊維品類処理用組成物。
  3. (3)請求項1または2記載の繊維品類処理用組成物に
    生体活性物質を添加したことを特徴とする繊維品類処理
    用組成物。
JP6758190A 1990-03-16 1990-03-16 繊維品類処理用組成物 Pending JPH03269172A (ja)

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