JPH03267748A - オゾン分解フィルタ劣化検知装置 - Google Patents
オゾン分解フィルタ劣化検知装置Info
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- JPH03267748A JPH03267748A JP6795190A JP6795190A JPH03267748A JP H03267748 A JPH03267748 A JP H03267748A JP 6795190 A JP6795190 A JP 6795190A JP 6795190 A JP6795190 A JP 6795190A JP H03267748 A JPH03267748 A JP H03267748A
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- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 205
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- XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N tin dioxide Chemical compound O=[Sn]=O XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 8
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、たとえばオゾンを利用した脱臭装置や殺菌装
置などにおいて未反応のオゾンを分解するために用いら
れるオゾン分解フィルタの劣化を検知するためのオゾン
分解フィルタ劣化検知装置に関する。
置などにおいて未反応のオゾンを分解するために用いら
れるオゾン分解フィルタの劣化を検知するためのオゾン
分解フィルタ劣化検知装置に関する。
〈従来の技術〉
たとえば、空気調和用などの脱臭装置では、コロナ放電
によりオゾンを発生させ、このオゾンと臭気成分との相
互反応により、たとえば煙草の煙や高分子臭気などの分
解し難い臭気成分を分解して脱臭する技術か用いられて
いる。
によりオゾンを発生させ、このオゾンと臭気成分との相
互反応により、たとえば煙草の煙や高分子臭気などの分
解し難い臭気成分を分解して脱臭する技術か用いられて
いる。
このような脱臭装置では、脱臭後の空気中に残存するオ
ゾンをオゾン分解触媒を用いて構成したオゾン分解フィ
ルタにより分解し、オゾンの異臭が感じられない程度の
濃度までオゾン濃度を低下させて、脱臭後の空気を排出
するようにしている。
ゾンをオゾン分解触媒を用いて構成したオゾン分解フィ
ルタにより分解し、オゾンの異臭が感じられない程度の
濃度までオゾン濃度を低下させて、脱臭後の空気を排出
するようにしている。
しかし、長期間の使用によりオゾン分解フィル夕の分解
効率か劣化すると、オゾンを多量に含む有毒でかつ異臭
を伴う空気が外部に放出される虞があるので、このフィ
ルタの劣化状況を検出して、オゾン臭を有する空気の放
出前に、たとえばオゾン発生器からのオゾン発生量を低
下させたり、また発生を停止させたりする必要がある。
効率か劣化すると、オゾンを多量に含む有毒でかつ異臭
を伴う空気が外部に放出される虞があるので、このフィ
ルタの劣化状況を検出して、オゾン臭を有する空気の放
出前に、たとえばオゾン発生器からのオゾン発生量を低
下させたり、また発生を停止させたりする必要がある。
オゾン分解フィルタの劣化を検出するために、たとえば
工業用の用途などの脱臭装置では、空気の流れ方向にお
けるオゾン分解フィルタの下流側にオゾン濃度を検出す
るガスセンサを配置し、このガスセンサでオゾン濃度を
監視する技術が適用されている。すなわち、オゾン分解
フィルタの下流側の空気のオゾン濃度か成る一定値以上
であれば分解効率が低下しているものと考えられ、上記
のオゾン濃度の検出により、結果的にオゾン分解フィル
タの劣化が検知される。
工業用の用途などの脱臭装置では、空気の流れ方向にお
けるオゾン分解フィルタの下流側にオゾン濃度を検出す
るガスセンサを配置し、このガスセンサでオゾン濃度を
監視する技術が適用されている。すなわち、オゾン分解
フィルタの下流側の空気のオゾン濃度か成る一定値以上
であれば分解効率が低下しているものと考えられ、上記
のオゾン濃度の検出により、結果的にオゾン分解フィル
タの劣化が検知される。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところか、オゾン臭が人間の嗅覚により認識されるオゾ
ン濃度の閾値(以下「認識閾値」という)は、0.02
〜0.O5ppmであり、この極めて低いオゾン濃度を
検出するためには、紫外線吸収式オゾン濃度計などの高
価な測定器を必要とする。このような高価な測定器を用
いると、脱臭装置などのコストの大幅な増大を招来する
ことになるので、コスト上の問題から、上記紫外吸収式
オゾン濃度計などを使用するのは難しい。
ン濃度の閾値(以下「認識閾値」という)は、0.02
〜0.O5ppmであり、この極めて低いオゾン濃度を
検出するためには、紫外線吸収式オゾン濃度計などの高
価な測定器を必要とする。このような高価な測定器を用
いると、脱臭装置などのコストの大幅な増大を招来する
ことになるので、コスト上の問題から、上記紫外吸収式
オゾン濃度計などを使用するのは難しい。
そこで、本発明は、上述の技術的課題を解決し、オゾン
分解フィルタの劣化を安任にかつ確実に検知することが
できるオゾン分解フィルタ劣化検知装置を提供すること
を目的とする。
分解フィルタの劣化を安任にかつ確実に検知することが
できるオゾン分解フィルタ劣化検知装置を提供すること
を目的とする。
く課題を解決するための手段および作用〉上記の目的を
達成するための請求項1記載のオゾン分解フィルタ劣化
検知装置は、オゾン含有気体を通過させ、この気体中の
オゾンを分解させるオゾン分解フィルタの劣化を検知す
る装置であって、前記オゾン分解フィルタに、オゾン分
解途中の前記気体のオゾン濃度を検出する検出手段を設
けたものである。
達成するための請求項1記載のオゾン分解フィルタ劣化
検知装置は、オゾン含有気体を通過させ、この気体中の
オゾンを分解させるオゾン分解フィルタの劣化を検知す
る装置であって、前記オゾン分解フィルタに、オゾン分
解途中の前記気体のオゾン濃度を検出する検出手段を設
けたものである。
このような構成によれば、オゾン分解フィルタによるオ
ゾン分解完了後のオゾン濃度よりも高いオゾン濃度を検
出手段で検出して、前記分解完了後のオゾン濃度を推測
することにより、オゾン分解フィルタの劣化を検知でき
る。すなわち、検出手段には、比較的高いオゾン濃度範
囲を検出範囲とする安価なものを適用することができる
。
ゾン分解完了後のオゾン濃度よりも高いオゾン濃度を検
出手段で検出して、前記分解完了後のオゾン濃度を推測
することにより、オゾン分解フィルタの劣化を検知でき
る。すなわち、検出手段には、比較的高いオゾン濃度範
囲を検出範囲とする安価なものを適用することができる
。
オゾン分解途中のオゾン含有気体中のオゾン濃度を検出
するには、たとえば前記オゾン分解フィルタを、少なく
とも2層に分解し、その2層間に前記検出手段を配置し
て、オゾン分解フィルタを通過途中のオゾン濃度を検出
すればよい。
するには、たとえば前記オゾン分解フィルタを、少なく
とも2層に分解し、その2層間に前記検出手段を配置し
て、オゾン分解フィルタを通過途中のオゾン濃度を検出
すればよい。
また、前記オゾン分解フィルタのオゾン含有気体の流れ
方向中間部または下流側端部に切欠部を形成し、この切
欠部に前記検出手段を配置することによっても、オゾン
分解途中の気体中のオゾン濃度を検出手段で検出させる
ことができる。この構成では、切欠部を形成した領域で
は気体の流れを妨げる抵抗が小さく、したがって気体の
流速が大きくなるので、この領域のオゾン分解フィルタ
の劣化速度が他の領域よりも早くなる。したがって前記
検出手段は、オゾン分解フィルタの全領域か劣化する以
前にオゾン分解フィルタの劣化を検出てきる。これによ
って、オゾン分解フィルタによるオゾン分解完了後の気
体のオゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン分解フィル
タの劣化を検知することかできる。
方向中間部または下流側端部に切欠部を形成し、この切
欠部に前記検出手段を配置することによっても、オゾン
分解途中の気体中のオゾン濃度を検出手段で検出させる
ことができる。この構成では、切欠部を形成した領域で
は気体の流れを妨げる抵抗が小さく、したがって気体の
流速が大きくなるので、この領域のオゾン分解フィルタ
の劣化速度が他の領域よりも早くなる。したがって前記
検出手段は、オゾン分解フィルタの全領域か劣化する以
前にオゾン分解フィルタの劣化を検出てきる。これによ
って、オゾン分解フィルタによるオゾン分解完了後の気
体のオゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン分解フィル
タの劣化を検知することかできる。
〈実施例〉
以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のオゾン分解フィルタ劣化検
知装置を適用した脱臭装置の基本的な構成を示す断面図
である。この脱臭装置は、空気流通路1内にオゾン発生
器2を配置し、矢印3方向に流入する空気中の臭気成分
をオゾンと反応させて分解させることにより脱臭を行う
もので、オゾン発生器2よりも、空気の流れ方向下流側
には、未反応のオゾンを分解するためのオゾン分解フィ
ルタ4が配置されている。このオゾン分解フィルタ4は
、厚さtlの第1分解層41と厚さt2の第2分解層4
2とに分解されており、この第1゜第2分解層41.4
2の間にはたとえばSnO□やInO3などを用いて構
成したオゾンセンサ5か検出手段として配設されている
。このオゾンセンサ5の出力は、オゾン発生器2を制御
してオゾン発生量を制御する制御手段6に与えられる。
知装置を適用した脱臭装置の基本的な構成を示す断面図
である。この脱臭装置は、空気流通路1内にオゾン発生
器2を配置し、矢印3方向に流入する空気中の臭気成分
をオゾンと反応させて分解させることにより脱臭を行う
もので、オゾン発生器2よりも、空気の流れ方向下流側
には、未反応のオゾンを分解するためのオゾン分解フィ
ルタ4が配置されている。このオゾン分解フィルタ4は
、厚さtlの第1分解層41と厚さt2の第2分解層4
2とに分解されており、この第1゜第2分解層41.4
2の間にはたとえばSnO□やInO3などを用いて構
成したオゾンセンサ5か検出手段として配設されている
。このオゾンセンサ5の出力は、オゾン発生器2を制御
してオゾン発生量を制御する制御手段6に与えられる。
前記分解層41.42はオゾン分解触媒を用いて構成さ
れている。
れている。
前述のSnO2や1nO9を利用したガスセンサは最近
開発されつつあるものであるが、これらのガスセンサは
、上述の認識閾値程度(0,02〜0.05ppH)の
低濃度域ではオゾン以外のガス成分の影響を受けやすい
が、O,ippm以上のオゾン濃度範囲では良好にオゾ
ン濃度の検出を行うことができる。
開発されつつあるものであるが、これらのガスセンサは
、上述の認識閾値程度(0,02〜0.05ppH)の
低濃度域ではオゾン以外のガス成分の影響を受けやすい
が、O,ippm以上のオゾン濃度範囲では良好にオゾ
ン濃度の検出を行うことができる。
第2図はオゾン分解触媒で構成した分解層の厚さと、こ
の分解層を通過した空気中のオゾン濃度との関係を示す
グラフである。分解層の厚さが厚いほどオゾンの分解が
進むので、オゾン濃度は低くなるが、前述の第1.第2
分解層41.42の厚さtl、’t2は、オゾン濃度C
iの空気を両者の和(tl+t2)の厚さの分解層を通
過させた場合に、通過後(すなわちオゾン分解完了後)
の空気中のオゾン濃度が所望のオゾン濃度COにまで低
減されるように選ばれている。
の分解層を通過した空気中のオゾン濃度との関係を示す
グラフである。分解層の厚さが厚いほどオゾンの分解が
進むので、オゾン濃度は低くなるが、前述の第1.第2
分解層41.42の厚さtl、’t2は、オゾン濃度C
iの空気を両者の和(tl+t2)の厚さの分解層を通
過させた場合に、通過後(すなわちオゾン分解完了後)
の空気中のオゾン濃度が所望のオゾン濃度COにまで低
減されるように選ばれている。
オゾンセンサ5は、厚さtlの第1分解層41の通過後
の空気中のオゾン濃度(すなわちオゾン分解フィルタ4
によるオゾン分解途中のオゾン濃度)Csを検出するこ
とになるか、上記濃度C1゜Cs、Coの間には、 Ci≧Cs≧Co (1)なる関
係が成立しており、したがってオゾンセンサ5はオゾン
分解フィルタ4の通過後の空気のオゾン濃度COよりも
高いオゾン濃度Csを検出する。上記第(1)式におい
て、最初の等号は触媒効率ηが0のときに、また第2番
目の等号は触媒効率ηがOまたは100のときにそれぞ
れ成立する。
の空気中のオゾン濃度(すなわちオゾン分解フィルタ4
によるオゾン分解途中のオゾン濃度)Csを検出するこ
とになるか、上記濃度C1゜Cs、Coの間には、 Ci≧Cs≧Co (1)なる関
係が成立しており、したがってオゾンセンサ5はオゾン
分解フィルタ4の通過後の空気のオゾン濃度COよりも
高いオゾン濃度Csを検出する。上記第(1)式におい
て、最初の等号は触媒効率ηが0のときに、また第2番
目の等号は触媒効率ηがOまたは100のときにそれぞ
れ成立する。
一方、第2図から明らかなように、オゾンセンサ5が検
出するオゾン濃度Csと、オゾン分解フィルタ4の通過
後の空気中のオゾン濃度COとの間には、成る一定の相
関関係がある(たとえば指数関数で表される。)。した
がって、オゾンセンサ5により濃度Csか検出されれば
濃度COは容易に予測される。
出するオゾン濃度Csと、オゾン分解フィルタ4の通過
後の空気中のオゾン濃度COとの間には、成る一定の相
関関係がある(たとえば指数関数で表される。)。した
がって、オゾンセンサ5により濃度Csか検出されれば
濃度COは容易に予測される。
ところで、第2図から明らかなように、第1分解層41
.42の厚さtl、t2を、第1.第2分解層41.4
2の各層厚の和(tl+t2)が一定となるようにして
変更すれば、オゾンセンサ5に要求される検出範囲を成
る程度任意に選びつつ、オゾン分解フィルタ4に要求さ
れる分解能率を達成できる。
.42の厚さtl、t2を、第1.第2分解層41.4
2の各層厚の和(tl+t2)が一定となるようにして
変更すれば、オゾンセンサ5に要求される検出範囲を成
る程度任意に選びつつ、オゾン分解フィルタ4に要求さ
れる分解能率を達成できる。
したがって、第1.第2分解層41.42間のオゾン濃
度がたとえばSnO2やInO3を用いたオゾンセンサ
などが検出可能な範囲のオゾン濃度となるように厚さt
lを選ぶこととすれば、これらの安価なセンサをオゾン
センサ5として適用することができる。
度がたとえばSnO2やInO3を用いたオゾンセンサ
などが検出可能な範囲のオゾン濃度となるように厚さt
lを選ぶこととすれば、これらの安価なセンサをオゾン
センサ5として適用することができる。
すなわちオゾン分解フィルタ4の劣化のために、このオ
ゾン分解フィルタ4を通過した空気中のオゾン濃度が上
述の認識閾値(0,02〜0.05ppHl)以上とな
った場合には、このことを前記認識閾値よりもはるかに
高いオゾン濃度(たとえば0.1ppa+以上)をオゾ
ンセンサ5て検出させることにより、間接的に検知する
ことかできる。
ゾン分解フィルタ4を通過した空気中のオゾン濃度が上
述の認識閾値(0,02〜0.05ppHl)以上とな
った場合には、このことを前記認識閾値よりもはるかに
高いオゾン濃度(たとえば0.1ppa+以上)をオゾ
ンセンサ5て検出させることにより、間接的に検知する
ことかできる。
オゾンセンサ5の検出出力は、制御手段6で監視されて
おり、前記認識閾値に対応した所定の値を超えるオゾン
濃度が検出されたときには、制御手段6はオゾン発生器
2のオゾン発生量を低下させたり、またそのオゾン発生
を停止させたりする。
おり、前記認識閾値に対応した所定の値を超えるオゾン
濃度が検出されたときには、制御手段6はオゾン発生器
2のオゾン発生量を低下させたり、またそのオゾン発生
を停止させたりする。
上述のように本実施例によれば、認識閾値よりも高いオ
ゾン濃度の検出により、オゾン分解フィルタの劣化の検
知が可能となるので、比較的安価な5n02やlnO、
を用いたオゾンセンサなどをオゾン濃度の監視のために
用いることができ、これにより安価な構成で、確実にオ
ゾン分解フィルタの劣化を検知することができるように
なる。
ゾン濃度の検出により、オゾン分解フィルタの劣化の検
知が可能となるので、比較的安価な5n02やlnO、
を用いたオゾンセンサなどをオゾン濃度の監視のために
用いることができ、これにより安価な構成で、確実にオ
ゾン分解フィルタの劣化を検知することができるように
なる。
第3図は本発明の他の実施例の基本的な構成を示す断面
図であり、第4図は第3図の切断面線■−■から見た断
面図である。この第3図および第4図において前述の第
1図に示された各部と同等の部分には同一の参照符号を
付して示す。
図であり、第4図は第3図の切断面線■−■から見た断
面図である。この第3図および第4図において前述の第
1図に示された各部と同等の部分には同一の参照符号を
付して示す。
本実施例では、オゾン発生器2の下流側の空気流通路1
内には、オゾン分解触媒を用いて構成され厚さTを有す
るオゾン分解フィルタlOが配置されている。このオゾ
ン分解フィルタ10は、空気の流れ方向の中間部に円筒
状の切欠部11を形成したもので、この切欠部11内に
比較的安価なSnO2やInO3を用いたオゾンセンサ
12が配置される。このオゾンセンサ12の検出出力は
、制御手段6に与えられ、この制御手段6はオゾンセン
サ12の検出出力に基づいて、オゾン発生器2のオゾン
発生量を制御する。たとえば、オゾン分解フィルタ10
の通過前のオゾン濃度が、前述の第1図図示の構成の場
合と同等である場合には、前述の厚さTは第1図図示の
第1.第2分解層4142の各層厚の和(tl+t2)
に等しくなるように設定されればよい。
内には、オゾン分解触媒を用いて構成され厚さTを有す
るオゾン分解フィルタlOが配置されている。このオゾ
ン分解フィルタ10は、空気の流れ方向の中間部に円筒
状の切欠部11を形成したもので、この切欠部11内に
比較的安価なSnO2やInO3を用いたオゾンセンサ
12が配置される。このオゾンセンサ12の検出出力は
、制御手段6に与えられ、この制御手段6はオゾンセン
サ12の検出出力に基づいて、オゾン発生器2のオゾン
発生量を制御する。たとえば、オゾン分解フィルタ10
の通過前のオゾン濃度が、前述の第1図図示の構成の場
合と同等である場合には、前述の厚さTは第1図図示の
第1.第2分解層4142の各層厚の和(tl+t2)
に等しくなるように設定されればよい。
このような構成によっても、オゾンセンサ12はオゾン
分解フィルタ10の通過後の空気中のオゾン濃度よりも
高いオゾン濃度を検出することになるので、前述の第1
実施例に関連して述べたと同様の効果を得ることができ
る。
分解フィルタ10の通過後の空気中のオゾン濃度よりも
高いオゾン濃度を検出することになるので、前述の第1
実施例に関連して述べたと同様の効果を得ることができ
る。
さらに本実施例の構成では、切欠部11を形成した領域
Sでは、空気抵抗が少ないので、空気の流速が大きくな
り、この結果、オゾン分解フィルタ10において、領域
Sは他の領域よりも早く劣化する。オゾンセンサ12は
、劣化の早い領域Sにおいてオゾン分解フィルタ10の
劣化を検知することになるので、オゾン分解フィルタ1
0の全領域が劣化する以前に、その劣化を検出できる。
Sでは、空気抵抗が少ないので、空気の流速が大きくな
り、この結果、オゾン分解フィルタ10において、領域
Sは他の領域よりも早く劣化する。オゾンセンサ12は
、劣化の早い領域Sにおいてオゾン分解フィルタ10の
劣化を検知することになるので、オゾン分解フィルタ1
0の全領域が劣化する以前に、その劣化を検出できる。
したがって、オゾン分解フィルタ10の劣化をいわば安
全側で検知して、オゾン分解フィルタ10の下流側のオ
ゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン発生器2のオゾン
発生量を制限させることができる。これにより、たとえ
ば空気調和のために用いられる脱臭装置などにおいて、
高濃度のオゾンを含む空気の流出を確実に防ぐことがで
きる。
全側で検知して、オゾン分解フィルタ10の下流側のオ
ゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン発生器2のオゾン
発生量を制限させることができる。これにより、たとえ
ば空気調和のために用いられる脱臭装置などにおいて、
高濃度のオゾンを含む空気の流出を確実に防ぐことがで
きる。
第5図は本発明のさらに他の実施例の構成を示す断面図
である。この第5図において前述の第3図に示された各
部に対応する部分には同一の参照符号を付して示す。本
実施例では、空気流通路1内に配置したオゾン分解フィ
ルタ20には、空気の流れ方向下流側の端部に、切欠部
21が形成されており、この切欠部21内にオゾンセン
サ12が配置されている。
である。この第5図において前述の第3図に示された各
部に対応する部分には同一の参照符号を付して示す。本
実施例では、空気流通路1内に配置したオゾン分解フィ
ルタ20には、空気の流れ方向下流側の端部に、切欠部
21が形成されており、この切欠部21内にオゾンセン
サ12が配置されている。
このような構成によっても、切欠部21を形成した領域
Saにおけるオゾン分解フィルタ20の厚さWは、他の
領域sbにおける厚さWよりも小さいので、結局、オゾ
ンセンサ12はオゾン分解フィルタ20によるオゾン分
解の途中のオゾン濃度を検出することになる。しかも、
前述の第3図および第4図に示された実施例の場合と同
様に、領域Saにおける空気の流速は領域sbにおける
空気の流速よりも大きくなるので、オゾンセンサ12に
よるオゾン濃度の検出により、オゾン分解フィルタ20
の劣化をいわば安全側で確実に検知できる。なお、領域
Saは領域sbに比較して充分に小さいので、領域Sa
からオゾン分解途中の空気が流出しても、オゾン分解フ
ィルタ4の下流側の空気のオゾン濃度が過度に高くなる
ことはない。
Saにおけるオゾン分解フィルタ20の厚さWは、他の
領域sbにおける厚さWよりも小さいので、結局、オゾ
ンセンサ12はオゾン分解フィルタ20によるオゾン分
解の途中のオゾン濃度を検出することになる。しかも、
前述の第3図および第4図に示された実施例の場合と同
様に、領域Saにおける空気の流速は領域sbにおける
空気の流速よりも大きくなるので、オゾンセンサ12に
よるオゾン濃度の検出により、オゾン分解フィルタ20
の劣化をいわば安全側で確実に検知できる。なお、領域
Saは領域sbに比較して充分に小さいので、領域Sa
からオゾン分解途中の空気が流出しても、オゾン分解フ
ィルタ4の下流側の空気のオゾン濃度が過度に高くなる
ことはない。
なお、本発明は上述の各実施例に限定されるものではな
い。すなわち、たとえば第1図図示の実施例てはオゾン
分解フィルタ4を2つの分解層41.42で構成してい
るか、3つ以上の分解層を用い、そのうちの2層間にオ
ゾンセンサを配置するようにしてもよい。また、第3図
および第4図図示の実施例においてオゾン分解フィルタ
10に形成される切欠部の形状は円筒状である必要はな
い。さらに、前述の各実施例では空気中にオゾンか含ま
れる場合を例にとったが、他の気体中にオゾンが含まれ
る場合についても、本発明は容易に応用し得る。また、
前述の実施例では、脱臭装置に適用される例を説明した
が、本発明はオゾン分解フィルタの劣化の検知が必要な
他の任意の構成に対して広〈実施することができるもの
である。
い。すなわち、たとえば第1図図示の実施例てはオゾン
分解フィルタ4を2つの分解層41.42で構成してい
るか、3つ以上の分解層を用い、そのうちの2層間にオ
ゾンセンサを配置するようにしてもよい。また、第3図
および第4図図示の実施例においてオゾン分解フィルタ
10に形成される切欠部の形状は円筒状である必要はな
い。さらに、前述の各実施例では空気中にオゾンか含ま
れる場合を例にとったが、他の気体中にオゾンが含まれ
る場合についても、本発明は容易に応用し得る。また、
前述の実施例では、脱臭装置に適用される例を説明した
が、本発明はオゾン分解フィルタの劣化の検知が必要な
他の任意の構成に対して広〈実施することができるもの
である。
その池水発明の要旨を変更しない範囲内において、種々
の設計変更を施すことが可能である。
の設計変更を施すことが可能である。
〈発明の効果〉
以上のように本発明のオゾン分解フィルタ劣化検知装置
によれば、オゾン濃度の検出のための検出手段として比
較的高いオゾン濃度範囲を検出範囲とする安価なものを
用いても、オゾン分解フィルタの劣化の検知が確実に行
える。これにより安価でかつ確実な検知が行えるオゾン
分解フィルタ劣化検知装置が実現される。
によれば、オゾン濃度の検出のための検出手段として比
較的高いオゾン濃度範囲を検出範囲とする安価なものを
用いても、オゾン分解フィルタの劣化の検知が確実に行
える。これにより安価でかつ確実な検知が行えるオゾン
分解フィルタ劣化検知装置が実現される。
また、オゾン分解フィルタのオゾン含を気体の流れ方向
中間部または下流側端部に切欠部を形成し、この切欠部
に前記検出手段を配置して、オゾン分解途中の気体中の
オゾン濃度を検出手段で検出させるようにすれば、オゾ
ン分解フィルタにおいて切欠部を形成した領域の劣化速
度が残余の領域よりも早くなるので、オゾン分解フィル
タの劣化が、その全領域の劣化の前に検知できる。した
がって、オゾン分解フィルタによるオゾン分解完了後の
気体のオゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン分解フィ
ルタの劣化を検知することができる。
中間部または下流側端部に切欠部を形成し、この切欠部
に前記検出手段を配置して、オゾン分解途中の気体中の
オゾン濃度を検出手段で検出させるようにすれば、オゾ
ン分解フィルタにおいて切欠部を形成した領域の劣化速
度が残余の領域よりも早くなるので、オゾン分解フィル
タの劣化が、その全領域の劣化の前に検知できる。した
がって、オゾン分解フィルタによるオゾン分解完了後の
気体のオゾン濃度が高くなる前に確実にオゾン分解フィ
ルタの劣化を検知することができる。
第1図は本発明の一実施例のオゾン分解フィルタ劣化検
知装置を適用した脱臭装置の基本的な構成を示す断面図
、 第2図は分解層の層厚とオゾン濃度との関係を示すグラ
フ、 第3図は本発明の他の実施例の基本的な構成を示す断面
図、 第4図は第3図の切断面線IV−IVがら見た断面図、 第5図は本発明のさらに他の実施例の基本的な構成を示
す断面図である。 2・・・オゾン発生器、4.10.20・・・オゾン分
解フィルタ、5.12・・・オゾンセンサ(検出手段)
、6・・・制御手段、11.21・・・切欠部、41・
・・第1分解層、42・・・第2分解層
知装置を適用した脱臭装置の基本的な構成を示す断面図
、 第2図は分解層の層厚とオゾン濃度との関係を示すグラ
フ、 第3図は本発明の他の実施例の基本的な構成を示す断面
図、 第4図は第3図の切断面線IV−IVがら見た断面図、 第5図は本発明のさらに他の実施例の基本的な構成を示
す断面図である。 2・・・オゾン発生器、4.10.20・・・オゾン分
解フィルタ、5.12・・・オゾンセンサ(検出手段)
、6・・・制御手段、11.21・・・切欠部、41・
・・第1分解層、42・・・第2分解層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、オゾン含有気体を通過させ、この気体中のオゾンを
分解させるオゾン分解フィルタ(4、10、20)の劣
化を検知する装置であって、前記オゾン分解フィルタ(
4、10、20)に、オゾン分解途中の前記気体のオゾ
ン濃度を検出する検出手段(5、12)を設けたことを
特徴とするオゾン分解フィルタ劣化検知装置。 2、前記オゾン分解フィルタ(4)を、少なくとも2層
に分解し、その2層(41、42)間に前記検出手段(
5)を配置したことを特徴とする請求項1記載のオゾン
分解フィルタ劣化検知装置。 3、前記オゾン分解フィルタ(10、20)の前記気体
の流れ方向中間部または下流側端部に切欠部(11、2
1)を形成し、この切欠部(11、21)に前記検出手
段(12)を配置したことを特徴とする請求項1記載の
オゾン分解フィルタ劣化検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6795190A JPH03267748A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | オゾン分解フィルタ劣化検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6795190A JPH03267748A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | オゾン分解フィルタ劣化検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03267748A true JPH03267748A (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=13359766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6795190A Pending JPH03267748A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | オゾン分解フィルタ劣化検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03267748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0852147A1 (en) * | 1996-05-15 | 1998-07-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Deodorizing and sterilizing device having catalyst deterioration sensing function |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP6795190A patent/JPH03267748A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0852147A1 (en) * | 1996-05-15 | 1998-07-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Deodorizing and sterilizing device having catalyst deterioration sensing function |
US5961919A (en) * | 1996-05-15 | 1999-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Deodorizing and sterilizing device having catalyst deterioration sensing function |
EP0852147A4 (en) * | 1996-05-15 | 2001-10-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | DEODORIZING AND STERILIZING DEVICE HAVING A DETECTION OF A CATALYST DETECTION |
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