JPH03267627A

JPH03267627A - 加熱調理器

Info

Publication number: JPH03267627A
Application number: JP6883590A
Authority: JP
Inventors: Shuji Ikeda; 修二池田; Tatsuji Isono; 磯野　辰次; Koichi Miura; 三浦　宏一
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-03-19
Filing date: 1990-03-19
Publication date: 1991-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は食品を調理する加熱調理器とくにその排気手段
に関する。

従来の技術従来、この種の加熱調理器は第５図に示すような構成で
あった０図に示すようにヒータ２３．２４で加熱室２１
の壁面を加熱することにより、加熱室２１の内部温度を
上昇させて加熱室２１内の食品２２を加熱調理し、その
とき食品２２から発生する油煙や水蒸気などを含む排気
２５は、シロッコファンモータ３２で駆動されるシロッ
コファン２６によって加熱室２１内部から排気筒２７を
通って本体２９の外部へ強制的に排出される。また、同
時に、排気２５が排気浄化触媒２８を通過するときに排
気浄化触媒２８により酸化されて浄化されていた。この
とき加熱室２１の内部温度を立ち上がりやす（するため
、加熱室排気孔３７を極力小さくして、熱の逃散を防止
し、さらに、排気２５を本体２９外部へ強制排出するシ
ロッコファン２６とは別に、ヒータ２３．２４を制御す
る電気回路部品３６などを冷却し、冷却ファンモータ３
４で駆動される冷却ファン３３が動作していた。

また、第６図には従来の制御方法を示すタイミイングチ
ャートを示しているが、図に示すとおり、シロッコファ
ン２６は加熱調理が停止すると同時に強制排気を停止し
、排気浄化機能も同時に停止していた。

発明が解決しようとする課題このような従来の構成では下記のような課題があった。

（１）　　加熱調理終了後、シロッコファン２６が停止
した後でも食品２２からは油煙・蒸気などを含む排気２
５を発生し続ける。

この排気２５は加熱室排気孔３７は、加熱室２１の保温
性をよくするため、通気面積を小さく設けであるため、
自然排気が困難となり、加熱室２１内に排気が充満し続
け、加熱室内温度が低下すると加熱室２１内の壁面や扉
３０の内面に油煙などがこびりつき、非衛生的である。

また、扉３０のガラスの透明性が低下し、庫内の観察が
できなくなる。

（２）使用者が、加熱調理済みの食品２２を取り出すた
めに扉３０を開くと同時に、加熱室２１がらは浄化され
ない約３００℃の高温の排気２５が室内に流出し、使用
者が不快感を覚えるうえ、室内の空気をも汚し、さらに
高温状態の排気２５で使用者が火傷する危険性もある。

（３）　　冷却ファン３３とシロッコファン２６は調理
中、すなわち、食品２から油煙・水蒸気などを含む排気
２５を発生している状態では、どちらも動作しており、
本来、冷却ファン３３とシロッコファン２６とが発生す
る風圧差がないように設計しているが、構成部品のばら
つきにより、排気筒２７内部の風圧が高くなると排気筒
２７内部より排気筒２７外部へ高温で水蒸気を含む排気
３５が漏出する。この漏出した排気３５は、冷却ファン
３３を駆動する冷却ファンモータ３４や、シロフコファ
ン６を駆動するシロッコファンモータ３２や電気回路部
品３６などに露結して給電部の絶縁性が低下し、使用者
が感電したり、シロッコファンモータ３２や冷却ファン
モータ３４・電気部品３６などの温度が、規定以上に上
昇したりした。

本発明は、このような課題を解決するもので、加熱調理
終了後に扉を開いても、加熱室から出てくる排気で使用
者が不快感を覚えたり、室内の空気を汚染したり、さら
に使用者が火傷を負う危険性などを防止する制御機能を
もつ加熱調理器を提供することを第１の目的にしている
。

また第２の目的は、冷却ファンとシロッコファンとが発
生する風圧の差により、排気筒外部へ高温で蒸気を含む
排気漏洩し、給電部に結露して絶縁不良となり使用者が
感電したり、シロッコファンモータや冷却ファンモータ
・電気回路部品などが漏れ排気の影響で、法律により定
められる規格以上に昇温することがない加熱調理器を提
供することである。

課題を解決するための手段第１の目的を達成するために、本発明では、加熱室内の
排気を強制的に本体外部へ排出するシロッコファンを加
熱調理終了後もある一定時間動作させるとともに、排気
筒内の排気浄化触媒により調理終了後も加熱室内に残留
する排気を浄化すると同時に加熱室内温度を下げるもの
である。

また、第２の目的を達成するために、本発明では、加熱
室内の排気を強制的に本体外部へ排出するシロッコファ
ンと、電気部品などを冷却する冷却ファンとを１つの駆
動モータで駆動し、排気筒の内部と外部の風圧を常に同
一にして、排気筒の内部から外部へ漏れる漏れ排気をな
くすようにしたものである。

作用この構成により、本発明の加熱調理器は、強制排気手段
であるシロッコファンを加熱調理終了後もある一定時間
動作させることにより、食品より出てくる排気を排気浄
化触媒に送り込み、残留する排気を浄化すると同時に、
排気により加熱室内の温度を低下させる。そうすること
で、使用者が加熱調理終了直後に食品を取り出すために
扉を開いても、加熱室内から室内へ直接出てくる排気は
清潔であるので室内を汚さないうえに、使用者にその排
気があたっても油煙等を含んでいないため不快感を覚え
ず、さらに温度が下がっているために排気が使用者にあ
たっても使用者が火傷する心配がない。

また、シロッコファンと冷却ファンを一つの駆動モータ
で駆動させることにより、排気筒の外部と内部との風圧
差をなくし、排気筒の内部から外部へ漏れる高温で水蒸
気を含む漏れ排気をなくすことが可能となり、この漏れ
排気が原因となって給電部の電気部品に結露して、給電
部の絶縁性が低下して使用者が感電したり、冷却ファン
モータやシロッコファンモータ・電気部品などが規定以
上の温度に上昇するという問題を生じることがなくなる
。

実施例以下、本発明の一実施例の加熱調理器について図面およ
びタイミングチャートを用いて説明する。

（実施例１）第１図に示すように、ヒータ３，４で加熱室１の壁面を
加熱することにより加熱室１の内部温度を上昇させて加
熱室内の食品２を加熱調理する。

そのとき、食品２から発生する油煙などを含む排気５は
、シロッコファン６により加熱室１内部から排気筒７を
通って本体９の外部へ強制的に排出される。同時に、排
気５は排気浄化触媒８を通過するときに、排気浄化触媒
により排気中の有機物が分解・酸化されて浄化されるよ
うな構造になっている。このとき、第２図に示すタイミ
ングチャートのように、調理終了後もＴ、の間シロッコ
ファン６を動作させて、排気５を排気浄化触媒８中に通
過させて浄化した後、本体９外部に排出する。

この結果、加熱室１内には油煙などがなくなり、使用者
が加熱調理した食品２を取り出すために扉１０を開いて
も、清潔な加熱室１の排気５が排出されるので不快感が
ないうえに室内の空気と加熱室１の内壁とを清潔に保つ
ことができる。さらに、加熱調理終了直後、加熱室１内
の排気５は約３００℃ぐらいの高温状態にあるが、その
排気５をＴ１の間、本体９外部へ排出するため、加熱室
１内の排気５の温度が下がり、使用者が扉１０を開いて
使用者の鱈に排気５があたっても、火傷をする心配がな
い、また、加熱室１の排気５は食品２から発生していて
、水蒸気を多く含んでいるが、加熱調理終了後にこの排
気５が加熱室１内に滞留してしまうと、加熱調理中に表
面を乾燥させたり、こげ目をつける調理メニュー、例え
ば魚や肉の調理では加熱調理後に蒸し焼き状態となって
調理性能を劣化させる原因となっていた。しかしシロッ
コファン６を加熱調理後も動作させることにより、蒸気
を加熱室１内に滞留させずに、本体９外に排出するので
、加熱室内の湿度が下がり、良好な調理状態を得ること
ができる。

（実施例２）実施例１の加熱調理器において、第３図のタイミングチ
ャートに示すように、シロッコファン６の回転数を自在
に制御できるようにしたものである。この結果、表面を
むらす必要のある調理メニュー、例えば蒸碗蒸しなどを
調理する場合は、加熱調理中も加熱調理後も加熱室１内
を食品２に最適な湿度に保持することができるので、調
理物が乾燥せず、良好な調理性能を得ることができる。

（実施例３）実施例１の加熱調理装置において、第４図に示すように
強制排気装置であるシロッコファン６ａと冷却装置であ
る冷却シロッコファン１８とを一つのモータ１）で駆動
するものである。

この構成により、冷却シロッコファン１８とシロッコフ
ァン６ａは常に同じ回転数で駆動されるので、各々ファ
ンで発生する風圧は常に一定となり、両シロッコファン
の圧力差により、高温で蒸気を含む排気５が排気筒７内
部より排気筒７外部へ漏れることがなくなる。その結果
、排気５に含まれる水蒸気がモータ１）や電気部品１６
に露結して給電部の絶縁性が低下し、使用者が感電する
ことがなくなる。また、高温状態の排気５が漏洩するこ
とにより、モータ１）や電気部品１６が高温の排気５に
あたって、規格値以上の温度に昇温するということもな
くなり、製品の安全性と信頼性が向上する。

なお、本発明は電熱装置付高周波加熱装置にも応用でき
ることはいうまでもない。

発明の効果以上のように請求項１記載の加熱調理器においては、加
熱調理終了後、ある一定時間シロッコファンを動作させ
ることで、加熱調理終了後に油煙・蒸気を含む排気が加
熱室に滞留することを防止し、かつ、排気の温度を低下
させる。その結果、使用者が加熱調理を終了した直後に
食品を取り出すため、扉を開いても、加熱室内の排気で
使用者が不快感を感じたり、室内の空気を汚したり、さ
らに高温状態の排気で使用者が火傷を負うことがなくな
るという効果が得られる。

請求項２記載の加熱調理器においては、シロッコファン
の回転数は任意に制御できるため、加熱調理される食品
に応じた湿度に加熱室を保つことが可能となり、調理性
能が向上するという効果が得られる。

また、請求項３記載の加熱調理器においては、シロッコ
ファンと冷却シロッコファンを同一のモータで駆動させ
るため、高温で蒸気を含む排気が排気筒から漏れること
がない、その結果、漏れた排気の露結によりモータや電
気部品の給電部の絶縁性が低下して使用者が感電する危
険性を防止できる。また高温の漏洩した排気がモータや
電気回路部品の温度を上昇させ規格以上の温度になるこ
ともな（なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例１の加熱調理器の要部縦断面図
、第２図は同加熱調理器の制御方法のタイミングチャー
ト、第３図は本発明の実施例２の加熱調理器の制御方法
のタイミングチャート、第４図は本発明の実施例３の加
熱調理器の要部縦断面図、第５図は従来の加熱調理器の
要部縦断面図、第６図は同加熱調理器の制御方法のタイ
ミングチャートである。１・・・・・・加熱室、３，４・・・・・・ヒータ、５
・・・・・・排気、６．６ａ・・・・・・シロッコファ
ン、８・・・・・・排気浄化触媒、１０・・・・・・扉
、１）・・・・・・モータ、１３・・・・・・冷却ファ
ン、１６・・・・・・電気回路部品。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）食品を収納する加熱室と、食品を加熱調理する加
熱装置と、前記加熱室の開口を開閉する扉と、前記加熱
室内の空気を排出する加熱室排気孔と、前記加熱室の空
気を本体外部へ導く排気筒と、前記加熱室の空気を強制
的に排気する強制排気装置と、前記強制排気装置を駆動
し、回転数を自在に可変できる強制排気装置駆動部と、
前記加熱装置などを制御する電気回路部品と、前記電気
回路部品を冷却する冷却装置と、前記冷却装置を駆動す
る冷却装置駆動部と、前記排気筒中に排気浄化触媒によ
り排気を浄化する排気浄化装置とを備え、前記強制排気
装置と排気浄化装置とを加熱調理終了後もある一定時間
動作させる加熱調理器。
（２）冷却装置と強制排気装置とを一つのモータで駆動
する請求項１記載の加熱調理器。