JPH03267139A - 無機発泡体用造粒原料の乾燥方法 - Google Patents
無機発泡体用造粒原料の乾燥方法Info
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- JPH03267139A JPH03267139A JP6591790A JP6591790A JPH03267139A JP H03267139 A JPH03267139 A JP H03267139A JP 6591790 A JP6591790 A JP 6591790A JP 6591790 A JP6591790 A JP 6591790A JP H03267139 A JPH03267139 A JP H03267139A
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Landscapes
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は無機発泡体用造粒原料の乾燥方法に関する。さ
らに詳しくは、造粒原料をムラなく短時間に乾燥させる
ことのできる無機発泡体用造粒原料の乾燥方法に関する
。
らに詳しくは、造粒原料をムラなく短時間に乾燥させる
ことのできる無機発泡体用造粒原料の乾燥方法に関する
。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]
無機発泡体は、軽量で取扱いが容易であり、保温性、耐
火性、耐久性などに優れているため、近年、プレハブ住
宅などに用いられつつある。
火性、耐久性などに優れているため、近年、プレハブ住
宅などに用いられつつある。
かかる無機発泡体は、一般に、酸性白土、シラス、真珠
岩、抗火石、長石などの AJ203−8i02系鉱物を主原料として、これにソ
ーダ灰、硝酸ソーダ、ガラス粉、硼酸、硼砂などの融剤
やドロマイト、SiC、炭酸バリウム、炭酸カリウムな
どの発泡剤などを補助的に配合したものを造粒した造粒
物を加熱発泡せしめ、その直後に加圧ローラなどで加圧
して融着させ、同時に成形することでえられる。
岩、抗火石、長石などの AJ203−8i02系鉱物を主原料として、これにソ
ーダ灰、硝酸ソーダ、ガラス粉、硼酸、硼砂などの融剤
やドロマイト、SiC、炭酸バリウム、炭酸カリウムな
どの発泡剤などを補助的に配合したものを造粒した造粒
物を加熱発泡せしめ、その直後に加圧ローラなどで加圧
して融着させ、同時に成形することでえられる。
このばあいに、従来では、パン型造粒機または押出造粒
機で造粒しており、造粒含水率15〜20%程度で造粒
したのちに焼成を行っていた。
機で造粒しており、造粒含水率15〜20%程度で造粒
したのちに焼成を行っていた。
しかし、従来のような高含水率の造粒物は、炉内での昇
温過程において水分の蒸発が多く(造粒物内の水分は加
熱によって造粒物の表面へ移動し、さらに蒸発した水分
は粒界を通って上方へ移動する)、この水分の蒸発とと
もにソーダ灰、Cホウ酸などの水溶性の融剤が積層の表
面に移動して、表面層部に析出するか、チヤ−ジ層(積
層)を出て炉内へ飛散してしまっていた。このため、チ
ャージされた積層中の融剤は層の表面付近が濃く、中層
、下層へ行くにしたがって少なくなってしまう。そして
、加熱による発泡も、水溶性融剤のぬけた部分は溶解度
に劣り所定の温度になっても発泡しなくなり、方表層部
のように融剤の多く析出している部分は過発泡となる。
温過程において水分の蒸発が多く(造粒物内の水分は加
熱によって造粒物の表面へ移動し、さらに蒸発した水分
は粒界を通って上方へ移動する)、この水分の蒸発とと
もにソーダ灰、Cホウ酸などの水溶性の融剤が積層の表
面に移動して、表面層部に析出するか、チヤ−ジ層(積
層)を出て炉内へ飛散してしまっていた。このため、チ
ャージされた積層中の融剤は層の表面付近が濃く、中層
、下層へ行くにしたがって少なくなってしまう。そして
、加熱による発泡も、水溶性融剤のぬけた部分は溶解度
に劣り所定の温度になっても発泡しなくなり、方表層部
のように融剤の多く析出している部分は過発泡となる。
こうして、発泡ムラ、発泡不足、表面のブク、ピンホー
ルなどの現象が起こり、均一な発泡体をうろことができ
なかった。
ルなどの現象が起こり、均一な発泡体をうろことができ
なかった。
かかる問題点を解決するために、本発明者らは焼成前に
予め乾燥した低含水率の造粒物を用いて無機発泡板を製
造することを考案し、該製法を本出願と同日付で出願し
た。本発明は、造粒物の乾燥方法にかかわるものであり
、均一にかつ短時間に行うことのできる造粒物の乾燥方
法を提供することを目的とする。
予め乾燥した低含水率の造粒物を用いて無機発泡板を製
造することを考案し、該製法を本出願と同日付で出願し
た。本発明は、造粒物の乾燥方法にかかわるものであり
、均一にかつ短時間に行うことのできる造粒物の乾燥方
法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明の無機発泡体用造粒原料の乾燥方法は、発泡性無
機質粉末原料を造粒してえられた造粒物を転勤乾燥する
ことを特徴としている。
機質粉末原料を造粒してえられた造粒物を転勤乾燥する
ことを特徴としている。
[実施例コ
本発明における造粒原料、すなわち造粒物は、酸性白土
、シラスなどのM 203−8iO2系鉱物を主成分と
し、これにソーダ灰、ホウ酸などの水溶性の融剤やドロ
マイト、SiCなどの発泡剤などを補助成分として加え
た配合原料を造粒化したものである。配合原料は、たと
えば直径10+aa+程度のスチールボールとともにポ
ットミルに入れられ、数時間程度乾式粉砕される。えら
れる粉末は325メツシュパス96%以下程度の大きさ
であり、この粉末に糖蜜水溶液やCMC水溶液などを噴
霧しながらパンペレタイザーなどで造粒が行われる。粒
径は0.5〜51程度である。
、シラスなどのM 203−8iO2系鉱物を主成分と
し、これにソーダ灰、ホウ酸などの水溶性の融剤やドロ
マイト、SiCなどの発泡剤などを補助成分として加え
た配合原料を造粒化したものである。配合原料は、たと
えば直径10+aa+程度のスチールボールとともにポ
ットミルに入れられ、数時間程度乾式粉砕される。えら
れる粉末は325メツシュパス96%以下程度の大きさ
であり、この粉末に糖蜜水溶液やCMC水溶液などを噴
霧しながらパンペレタイザーなどで造粒が行われる。粒
径は0.5〜51程度である。
えられる造粒物は通常、15%程度の含水率を有してい
る。本発明ではこの造粒物を転勤乾燥する点に特徴があ
る。この転勤乾燥とは造粒物を移動させながら、加熱に
より乾燥させるものであり、ロータリーキルンを用いて
機械的に転動させる方法や、流動層のように熱風によっ
て転動させる方法などにより行える。
る。本発明ではこの造粒物を転勤乾燥する点に特徴があ
る。この転勤乾燥とは造粒物を移動させながら、加熱に
より乾燥させるものであり、ロータリーキルンを用いて
機械的に転動させる方法や、流動層のように熱風によっ
て転動させる方法などにより行える。
転勤乾燥では、造粒物が廻りながら移動するため、静止
乾燥と異なり水溶性成分を含んだ水分も造粒物の表面全
体に移動して表面に析出する。このため、個々の造粒物
ばかりでなく造粒物全体としても非常に均一な乾燥を短
時間に行なうことができる。また、造粒物をブレードな
どで直接に撹拌することもないので、造粒物が破損する
こともなく、歩留りが低下するのを防ぐことができる。
乾燥と異なり水溶性成分を含んだ水分も造粒物の表面全
体に移動して表面に析出する。このため、個々の造粒物
ばかりでなく造粒物全体としても非常に均一な乾燥を短
時間に行なうことができる。また、造粒物をブレードな
どで直接に撹拌することもないので、造粒物が破損する
こともなく、歩留りが低下するのを防ぐことができる。
第1図は本発明の乾燥方法に用いられる外熱式ロータリ
ー乾燥炉の概略説明図である。
ー乾燥炉の概略説明図である。
造粒物は、供給ホッパ=(1)より乾燥炉内に供給され
る。造粒物は、回転している円筒状のロータリーレトル
ト(2)内で転勤乾燥されつつ、第1図において右方の
出口(8)へと移動していく。
る。造粒物は、回転している円筒状のロータリーレトル
ト(2)内で転勤乾燥されつつ、第1図において右方の
出口(8)へと移動していく。
炉本体(3)内部には、加熱用のバーナ(4)が設置さ
れており、燃焼ガスは煙突(5)より炉外へ排出される
。(6)は風量調整を行い乾燥速度を1節するためのブ
ロワ(送風機)であり、(7)は乾燥温度を監視するた
めの熱電対である。このタイプの炉を用いるばあいの、
乾燥時間および乾燥温度は、乾燥すべき造粒物の量、含
水率、所望の含水率(乾燥後の含水率のこと)および乾
燥機の能力などにより異なるが、−例を挙げるならば、
ロータリードライヤー(170φ、加熱帯700mm)
のばあいは、直径0.5〜5ffiI11で含水率15
%の造粒物を毎分150 g投入して3%以下の含水率
にするばあい、乾燥温度は概ね350〜400 ”Cで
あり、乾燥時間は概ね5〜1o分である。造粒物の処理
量は、ロータリーレトルトの回転数や傾斜角により調整
可能である。
れており、燃焼ガスは煙突(5)より炉外へ排出される
。(6)は風量調整を行い乾燥速度を1節するためのブ
ロワ(送風機)であり、(7)は乾燥温度を監視するた
めの熱電対である。このタイプの炉を用いるばあいの、
乾燥時間および乾燥温度は、乾燥すべき造粒物の量、含
水率、所望の含水率(乾燥後の含水率のこと)および乾
燥機の能力などにより異なるが、−例を挙げるならば、
ロータリードライヤー(170φ、加熱帯700mm)
のばあいは、直径0.5〜5ffiI11で含水率15
%の造粒物を毎分150 g投入して3%以下の含水率
にするばあい、乾燥温度は概ね350〜400 ”Cで
あり、乾燥時間は概ね5〜1o分である。造粒物の処理
量は、ロータリーレトルトの回転数や傾斜角により調整
可能である。
つぎに実施例にもとづき本発明の乾燥方法を説明するが
、本発明はもとよりががる実施例にのみ限定されるもの
ではない。
、本発明はもとよりががる実施例にのみ限定されるもの
ではない。
実施例
大谷石64.5%(重量%、以下同様)、ソーダ灰18
%、水ガラス粉5%、三立タルク12%およびSiCO
,5%からなる無機発泡体粉末原料をパン型造粒機を用
いて1〜2.5mm径の大きさに造粒した。造粒液は糖
蜜15%水溶液を使用した。
%、水ガラス粉5%、三立タルク12%およびSiCO
,5%からなる無機発泡体粉末原料をパン型造粒機を用
いて1〜2.5mm径の大きさに造粒した。造粒液は糖
蜜15%水溶液を使用した。
造粒直後の含水率は14%であった。
この造粒物を第1図に示される外熱式ロータリー乾燥炉
を用いて転勤乾燥した。乾燥温度は550℃で、投入量
は1000g/分で、乾燥時間は5.5分であった。
を用いて転勤乾燥した。乾燥温度は550℃で、投入量
は1000g/分で、乾燥時間は5.5分であった。
えられた造粒物の含水率は3.5%まで低下しており、
造粒物の表面は硬化していた。
造粒物の表面は硬化していた。
この乾燥造粒物をネットキルンのネット上に280hm
X 10100h 35@m (たて×よこX高さ)の
大きさにチャージして焼成発泡した。えられた発泡体は
、気泡の大きさが従来のものに比べて全体に細かく、ま
た大小のバラツキもなかった。
X 10100h 35@m (たて×よこX高さ)の
大きさにチャージして焼成発泡した。えられた発泡体は
、気泡の大きさが従来のものに比べて全体に細かく、ま
た大小のバラツキもなかった。
また、発泡体表面に過発泡部がなくなり、表面全体に凹
凸がなく平らであった。この発泡体について、かさ比重
、曲げ強度(JIS A 140g)および吸水率(J
IS A 5403)を測定するとともに発泡状態を観
察した。結果を第1表および第2a図に示す。
凸がなく平らであった。この発泡体について、かさ比重
、曲げ強度(JIS A 140g)および吸水率(J
IS A 5403)を測定するとともに発泡状態を観
察した。結果を第1表および第2a図に示す。
比較例1〜2
転勤乾燥に代えて、造粒後の造粒物をまったく乾燥しな
かった(比較例1)か、静止状態(ステンレスメツシュ
底の容器に造粒物を入れ乾燥機にて乾燥する)で乾燥し
た以外は実施例1と同様にして無機発泡体を製造した。
かった(比較例1)か、静止状態(ステンレスメツシュ
底の容器に造粒物を入れ乾燥機にて乾燥する)で乾燥し
た以外は実施例1と同様にして無機発泡体を製造した。
未乾燥の造粒物を用いた発泡体は、表層、中央部、裏面
いずれも均一に発泡しなかった。また、静止乾燥した造
粒物は乾燥中に融剤が移行しており、これを用いた発泡
体は表層と裏面は過発泡となり、中心部は発泡不良を生
じた。
いずれも均一に発泡しなかった。また、静止乾燥した造
粒物は乾燥中に融剤が移行しており、これを用いた発泡
体は表層と裏面は過発泡となり、中心部は発泡不良を生
じた。
これらの発泡体について実施例1と同様にして各種物性
値を測定するとともに発泡状1態を観察した。結果を第
1表および第2b〜20図に示す。
値を測定するとともに発泡状1態を観察した。結果を第
1表および第2b〜20図に示す。
[以下余白]
第1表および第2a〜2c図より明らかなように本発明
の乾燥方法によれば、気泡径の小さい均一な発泡状態を
うろことができ、これにより吸水率が小さく、曲げ強度
の大きな無機発泡体かえられることがわかる。
の乾燥方法によれば、気泡径の小さい均一な発泡状態を
うろことができ、これにより吸水率が小さく、曲げ強度
の大きな無機発泡体かえられることがわかる。
[発明の効果]
以上説明したとおり、本発明の乾燥方法によれば、短時
間に均一な乾燥を行うことができ、吸水率が小さくかつ
強度的に優れた無機発泡板をうろことができるという効
果がある。
間に均一な乾燥を行うことができ、吸水率が小さくかつ
強度的に優れた無機発泡板をうろことができるという効
果がある。
第1図は本発明の乾燥方法に用いることのできる外熱式
ロータリー乾燥炉の概略説明図、第2a図、第2b図お
よび第2c図はそれぞれ実施例、比較例1および比較例
2の発泡体の発泡状態をあられす断面説明図である。 (図面の主要符号) (21:ロータリーレトルト (3):炉本体 (4)二 バーナ 特 許 出 願 人 ナショナル住宅産業 株式会社 ほか2名 第 園 バーナ4
ロータリー乾燥炉の概略説明図、第2a図、第2b図お
よび第2c図はそれぞれ実施例、比較例1および比較例
2の発泡体の発泡状態をあられす断面説明図である。 (図面の主要符号) (21:ロータリーレトルト (3):炉本体 (4)二 バーナ 特 許 出 願 人 ナショナル住宅産業 株式会社 ほか2名 第 園 バーナ4
Claims (1)
- 1 発泡性無機質粉末原料を造粒してえられた造粒物を
転動乾燥することを特徴とする無機発泡体用造粒原料の
乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6591790A JPH03267139A (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 無機発泡体用造粒原料の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6591790A JPH03267139A (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 無機発泡体用造粒原料の乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03267139A true JPH03267139A (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=13300805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6591790A Pending JPH03267139A (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 無機発泡体用造粒原料の乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03267139A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838220A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-05 | ||
JPH01312945A (ja) * | 1988-06-11 | 1989-12-18 | Hitachi Kako Kk | ペット用トイレ砂及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP6591790A patent/JPH03267139A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4838220A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-05 | ||
JPH01312945A (ja) * | 1988-06-11 | 1989-12-18 | Hitachi Kako Kk | ペット用トイレ砂及びその製造方法 |
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