JPH0326654Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0326654Y2 JPH0326654Y2 JP12292683U JP12292683U JPH0326654Y2 JP H0326654 Y2 JPH0326654 Y2 JP H0326654Y2 JP 12292683 U JP12292683 U JP 12292683U JP 12292683 U JP12292683 U JP 12292683U JP H0326654 Y2 JPH0326654 Y2 JP H0326654Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horn
- dielectric cover
- conical
- conical horn
- phase center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、マイクロ波帯や準ミリ波帯の周波
数で主に開口面アンテナの一次放射器として使わ
れるホーンアンテナの放射特性およびVSWR特
性の改良に関するものである。
数で主に開口面アンテナの一次放射器として使わ
れるホーンアンテナの放射特性およびVSWR特
性の改良に関するものである。
従来のホーンアンテナには、第１図の例に示す
ように、円錐ホーンに気密性を持たせるために、
上記円錐ホーン１の開口部に平板の誘電体カバー
２を装置しているものがある。しかし、このよう
になアンテナでは上記円錐ホーン１の位相中心Ｆ
から放射された電波３が誘電体カバー２で一部反
射され、円錐ホーン１の給電口に戻るためそこで
見たホーンアンテナのVSWR特性は、上記カバ
ーの厚さを極く薄くしない限り良好なものではな
い。
ように、円錐ホーンに気密性を持たせるために、
上記円錐ホーン１の開口部に平板の誘電体カバー
２を装置しているものがある。しかし、このよう
になアンテナでは上記円錐ホーン１の位相中心Ｆ
から放射された電波３が誘電体カバー２で一部反
射され、円錐ホーン１の給電口に戻るためそこで
見たホーンアンテナのVSWR特性は、上記カバ
ーの厚さを極く薄くしない限り良好なものではな
い。
そこで、従来の他の例では第２図に示すよう
に、誘電カバー２で反射した反射波４が円錐ホー
ン１の給電端へもどらないように誘電体カバー２
の形状を円錐状にしたものがある。
に、誘電カバー２で反射した反射波４が円錐ホー
ン１の給電端へもどらないように誘電体カバー２
の形状を円錐状にしたものがある。
しかしながら、このような形状では、反射波４
がホーンアンテナの広角度方向にも散乱放射さ
れ、ホーンアンテナの放射特性を劣化させるとい
う欠点があつた。
がホーンアンテナの広角度方向にも散乱放射さ
れ、ホーンアンテナの放射特性を劣化させるとい
う欠点があつた。
この考案は、これらの欠点を改善するもので、
さらに詳しくは、誘電体カバー２の形状を円錐ホ
ーン１の位相中心を中心とする球面の一部とし、
しかも、上記カバーの厚さをλ／２√（λ‥
使用周波数の自由空間波長、εγ‥誘電体カバー
の比誘電率）とすることによりホーンアンテナの
放射特性の劣化を抑えかつVSWR特性の改善を
図るものである。以下図面を用いて詳細に説明す
る。
さらに詳しくは、誘電体カバー２の形状を円錐ホ
ーン１の位相中心を中心とする球面の一部とし、
しかも、上記カバーの厚さをλ／２√（λ‥
使用周波数の自由空間波長、εγ‥誘電体カバー
の比誘電率）とすることによりホーンアンテナの
放射特性の劣化を抑えかつVSWR特性の改善を
図るものである。以下図面を用いて詳細に説明す
る。
第３図はこの考案の原理を説明する図で、円錐
ホーン１の位相中心Ｆから放射された電波３の等
位相面５は位相中心Ｆを中心とする球面となるこ
とを示している。
ホーン１の位相中心Ｆから放射された電波３の等
位相面５は位相中心Ｆを中心とする球面となるこ
とを示している。
第４図はこの考案の一実施例であり、円錐ホー
ン１の開口部に上記の球面に沿つた形状で均一の
厚さの誘電体カバー２を設けたものである。この
ようなホーンアンテナでは円錐ホーン１の位相中
心Ｆから放射された電波３は、その等位相面の設
けられた上記誘電体カバー２によつて反射される
が、誘電体カバー２の内側の面および表面で反射
した電波４′４″はそれぞれ円錐ホーン１の位相中
心Ｆに戻つて来る。従つて、誘電体カバー２の厚
さを２分の１波長のλ／２√とすれば、上記
誘電体カバー２の内側の面、表面で反射した電波
４′４″は上記円錐ホーン１の位相中心Ｆで逆相と
なるため、ホーンアンテナのVSWR特性の劣化
を抑えることができる。さらに、上記誘電体カバ
ー２で反射する電波４′４″は上記円錐ホーン１の
位相中心Ｆに集中するため、ホーンアンテナの放
射特性の劣化も抑えることができるという利点が
ある。
ン１の開口部に上記の球面に沿つた形状で均一の
厚さの誘電体カバー２を設けたものである。この
ようなホーンアンテナでは円錐ホーン１の位相中
心Ｆから放射された電波３は、その等位相面の設
けられた上記誘電体カバー２によつて反射される
が、誘電体カバー２の内側の面および表面で反射
した電波４′４″はそれぞれ円錐ホーン１の位相中
心Ｆに戻つて来る。従つて、誘電体カバー２の厚
さを２分の１波長のλ／２√とすれば、上記
誘電体カバー２の内側の面、表面で反射した電波
４′４″は上記円錐ホーン１の位相中心Ｆで逆相と
なるため、ホーンアンテナのVSWR特性の劣化
を抑えることができる。さらに、上記誘電体カバ
ー２で反射する電波４′４″は上記円錐ホーン１の
位相中心Ｆに集中するため、ホーンアンテナの放
射特性の劣化も抑えることができるという利点が
ある。
なお、本考案は第５図の例に示すように開口面
でふくらみのない誘電体カバー２を用いても、原
理的には全く同じ効果を得ることができる。
でふくらみのない誘電体カバー２を用いても、原
理的には全く同じ効果を得ることができる。
以上のように、この考案によれば、円錐ホーン
の開口部に厚さがλ／２√で、円錐ホーンの
位相中心を中心とする球面に沿つた形状の誘電体
カバーを装着することにより、誘電体カバーの内
側の面、表面で配設社してくる電波を円錐ホーン
の位相中心において打ち消すことができるため、
ホーンアンテナの放射特性をほとんど劣化させる
ことなく、VSWR特性の改善を図ることができ
る。
の開口部に厚さがλ／２√で、円錐ホーンの
位相中心を中心とする球面に沿つた形状の誘電体
カバーを装着することにより、誘電体カバーの内
側の面、表面で配設社してくる電波を円錐ホーン
の位相中心において打ち消すことができるため、
ホーンアンテナの放射特性をほとんど劣化させる
ことなく、VSWR特性の改善を図ることができ
る。
第１図、第２図は従来のホーンアンテナを示す
構成図、第３図はこの考案の原理を示す図、第４
図、第５図はこの考案の実施例によるホーンアン
テナの構成図である。 図中、１は円錐ホーン、２は誘電体カバー、３
は電波、４，４′，４″は反射波、５は等位相面で
ある。なお、図中同一あるいは相当部分には同一
符号を付して示している。
構成図、第３図はこの考案の原理を示す図、第４
図、第５図はこの考案の実施例によるホーンアン
テナの構成図である。 図中、１は円錐ホーン、２は誘電体カバー、３
は電波、４，４′，４″は反射波、５は等位相面で
ある。なお、図中同一あるいは相当部分には同一
符号を付して示している。
Claims (1)
- 円錐ホーンと、円錐ホーンを気密に保つための
誘電体カバーとからなるホーンアンテナにおい
て、上記誘電体カバーを上記円錐ホーンの位相中
心を中心とする球面の一部とし、かつ誘電体カバ
ーの厚さをλ／２√（λ‥使用周波数の自由
空間波長、εγ‥誘電体カバーの比誘電率）とし
たことを特徴とするホーンアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12292683U JPS6030612U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ホ−ンアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12292683U JPS6030612U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ホ−ンアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6030612U JPS6030612U (ja) | 1985-03-01 |
| JPH0326654Y2 true JPH0326654Y2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=30280790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12292683U Granted JPS6030612U (ja) | 1983-08-08 | 1983-08-08 | ホ−ンアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030612U (ja) |
-
1983
- 1983-08-08 JP JP12292683U patent/JPS6030612U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6030612U (ja) | 1985-03-01 |
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