JPH0326603B2 - - Google Patents

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JPH0326603B2
JPH0326603B2 JP25960184A JP25960184A JPH0326603B2 JP H0326603 B2 JPH0326603 B2 JP H0326603B2 JP 25960184 A JP25960184 A JP 25960184A JP 25960184 A JP25960184 A JP 25960184A JP H0326603 B2 JPH0326603 B2 JP H0326603B2
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JP
Japan
Prior art keywords
heating container
resin
electromagnetic
electromagnetic range
heat
Prior art date
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Expired
Application number
JP25960184A
Other languages
English (en)
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JPS61137521A (ja
Inventor
Minoru Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAX KK
Original Assignee
NAX KK
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Publication date
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  • Cookers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、主として電磁レンジのプレート上に
載置して煮沸・煮炊に使用するための加熱容器に
関するもので、主に一般家庭で使用されるもので
あるが、使用場所は特に限定されるものではな
い。
<従来の技術> 従来一般に知られているこの種の電磁レンジ用
の鍋やフライパン等は、別紙図面中第3図に部分
図で示したように、発熱体である鉄材(01)で容
器主体を成し、その後容器の内外両面に防錆材
(02)として磁器素材を塗着して再度焼成した所
謂三層状のものであつた。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、このような従来品は、長期に亘つて使
用すると内外の磁器層に亀裂が生じ易く、亀裂部
分が汚損し易く、剥離現象を生じ易いという欠点
があつた。また。他物との衝突によつても剥離現
象を生じ易く、殊に製造工程上の問題から高価な
ものとなつていた。
そこで本発明者は、かかる従来品の欠点を解消
することを目的とし、長期間の使用によつても亀
裂が生じ難く、剥離現象がほとんど生じない、そ
れでいて製造が容易で安価に市場に提供し易い電
磁レンジ用の鍋、フライパン、湯沸し等の煮沸・
煮炊用加熱容器を開発したものである。
<問題を解決するための手段> その技術解決手段は、熱硬化性合成樹脂、耐熱
性高分子、耐熱ガラス、または陶磁器の素材中に
鉄粒子を混入して、この鉄粒子混入素材を用いて
加熱容器を成形するようにしたもので、この素材
中に鉄粒子が重量比で30〜95部を占める割合で混
入されている容器としたものである。
<作用> 而して、鉄粒子は、電磁レンジに使用した場合
の磁気発熱体として使用するもので、素材中に混
入する理由は鉄粒子の連結材としての役割と成形
体としての固体形成のためである。また、前記の
素材中における鉄粒子の混入割合は可能な範囲で
多い方が発熱性能が良いが比重の小さい合成樹脂
の場合でも重量比で95部を超えると連結材として
の素材の割合が少なくなるため耐衝突性が低く危
なくなることが判つた。
また、重量比で鉄粒子混入割合が30部より少な
くなると、電磁レンジ用の容器としては発熱性能
が低下して煮沸、煮炊に長時間を要するので、実
用上難点のあるものとなることが判つた。
このようにして、鉄粒子の混入割合を上記のよ
うな範囲に設定することとしたが、これら両限定
値の範囲内で、被混入素材の性質を勘案して混入
量を設定し、成形する。
成形された加熱容器は、電磁レンジのプレート
上に載置され、煮沸・煮炊の用に供される。
<発明の効果> このよううにして成形された加熱容器は、製造
が極めて容易で、合成樹脂素材を利用する場合に
は一般に使用されている合成樹脂成型機を利用す
ることができ、ガラスまたは陶磁器素材を利用す
る場合にあつても、従来一般に実施されている耐
熱ガラス容器や陶磁器の製造と同様の手段を用い
て極めて容易に製造することができるという顕著
な利点を有している。
<実施例> 実施 1 第1図に示した図は、熱硬化性合成樹脂の材料
中の一つであるメラミン樹脂を(melamin
eresin)を鉄粒子の被混合材料として合成樹脂の
射出成型機を用いて製造した手付鍋1を示したも
のである。この手付鍋1は第2図に示すようにメ
ラミン樹脂2が鉄粒子3を被覆連結した構造とな
つている。鍋1の内外表層面4,5には鉄粒子3
が表面に突出することがないように成型されてい
る。
而して、該手付鍋1は、メラミン樹脂1000gに
対して砂鉄8000g、両者の重量比1対8の割合で
混合した材料を用いて成形したものである。
該メラミン樹脂の場合、成形が比較的容易にで
き、特に耐熱性、耐水性、機械的強度にすぐれて
いる。
鉄粒子の混合割合は、合成樹脂の場合比重が小
さいことと、比較的粘性に富んでいることとか
ら、重量比で約70〜85部程度混合しても充分硬度
のある容器を得ることができる。
しかし、最低60〜最大95部程度混合しても電磁
レンジ用過熱容器として充分な耐用性を示す。
実施例 2 耐熱ガラス材料としてのホウケイ酸ガラス
(borosilicate glass)素材2000g、砂鉄3000g重
量比割合で混合した材料で筒状の鍋を成形した。
この場合も電磁レンジ鍋として充分に使用でき
る鍋が得られた。
耐熱ガラス材料としての鉛ガラス(lead
glass)素材を用いて上記と同様の比率で砂鉄を
混合した材料でも筒状容器を成形したが、この場
合も実用に耐える容器が得られた。
ガラス素材の場合には重量比で鉄粒子を40〜60
部の範囲の混合割合で混合するのがよいが、70部
程度でもよい。
実施例 3 粘土にカオリナイト、長石、石英を一部混入し
た素材3000gの捏土に3000gの1m/m径の鉄球
体を混入した材料で、所謂土鍋を手作りで成形
し、その表裏両面に彩薬を施し焼成した。
特段の亀裂を生ずることもなく焼成し得た。
これを電磁レンジ用鍋として用いたが煮炊用と
して用いるに充分な発熱が得られた。
この土鍋の場合、素材と鉄粒子との重量比は後
者を40〜60部の範囲で混入するのがよいが、最低
30部でも一応の発熱が得られることが分かつた。
以上実施例として三種の素材を用いた場合につ
いて詳述したが、本発明的にいう熱硬化性合成樹
脂には尿素樹脂、フエノール樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などがあり、耐熱性高分子には芳香族
ポリアミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾー
ル、金属キレート重合体、フツ素樹脂などがあり
代表的なものとして存在する。また、ポリエチレ
ン、も利用できる。耐熱ガラス素材としは高価で
はあるが石英ガラスも利用できる。
しかし、これらのものに限定する意図ではな
く、その他の素材であつても本発明にいう目的を
達成し得るものであつて、構成要件を満足するも
のは、本発明の技術的範囲に属するものとして理
解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す手付鍋の一部
切除全体外形図、第2図は同要部の部分断面図、
第3図は従来構造物の要部の部分断面図である。 図面中1は手付鍋、2はメラミン樹脂、3は鉄
粒子を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱硬化性合成樹脂、耐熱性高分子、耐熱ガラ
    ス、陶磁器素材中に、重量比30〜95部の鉄粒子が
    混入されて成形されている電磁レンジ用加熱容
    器。 2 加熱容器が鍋である特許請求の範囲第1項に
    記載の電磁レンジ用加熱容器。 3 加熱容器が湯沸してある特許請求の範囲第1
    項に記載の電磁レンジ用加熱容器。 4 加熱容器がパーコレーターである特許請求の
    範囲第1項に記載の電磁レンジ用加熱容器。 5 熱硬化性合成樹脂素材の主成分が、尿素樹
    脂、メラミン樹脂、フエノール樹脂、エポキシ樹
    脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
    レタン樹脂の何れかである特許請求の範囲第1項
    に記載の電磁レンジ用加熱容器。 6 耐熱性高分子素材の主成分が、芳香族ポリア
    ミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、金
    属キレート重合体、フツ素樹脂の何れかである特
    許請求の範囲第1項に記載の電磁レンジ用加熱容
    器。 7 耐熱ガラス素材の主成分が、石英ガラス、ホ
    ウケイ酸ガラス、鉛ガラスの何れかである特許請
    求の範囲第1項に記載の電磁レンジ用加熱容器。 8 陶磁器素材が、粘土を主原料としこれにカオ
    リナイト、長石、石英を配合したものである特許
    請求の範囲第1項に記載の電磁レンジ用加熱容
    器。 9 鉄粒子が砂鉄である特許請求の範囲第1項に
    記載の電磁レンジ用加熱容器。 10 鉄粒子が0.5m/m〜3m/mの球体であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の電磁レンジ用加
    熱容器。
JP25960184A 1984-12-07 1984-12-07 電磁レンジ用加熱容器 Granted JPS61137521A (ja)

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JPS61137521A JPS61137521A (ja) 1986-06-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022257A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Ishigaki Sangyo:Kk 電子レンジ用耐熱食器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692367B2 (ja) * 1989-11-09 1997-12-17 富士電機株式会社 取鍋の浴湯加熱装置
US5192488A (en) * 1989-11-09 1993-03-09 Fuji Electric Co., Ltd. Apparatus for heating molten in a ladle
GB2503677B (en) 2012-07-03 2016-05-11 Ds Smith Packaging Ltd Product pusher

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JPS61137521A (ja) 1986-06-25

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