JPH03265593A - 結晶成長装置 - Google Patents
結晶成長装置Info
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- JPH03265593A JPH03265593A JP6599690A JP6599690A JPH03265593A JP H03265593 A JPH03265593 A JP H03265593A JP 6599690 A JP6599690 A JP 6599690A JP 6599690 A JP6599690 A JP 6599690A JP H03265593 A JPH03265593 A JP H03265593A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体装置の材料として使用されるシリコン
単結晶等の結晶を成長させる装置に関する。
単結晶等の結晶を成長させる装置に関する。
シリコン単結晶の成長方法としては種々の方式があるが
、量産が可能である方式としてチョクラルスキー法(C
zochralski法=CZ法)がある。第2図はこ
のCZ法による結晶成長装置の模式的断面図であり、図
中1はるつぼである。るつぼ1は黒鉛製のカーボンるつ
ぼ1aの内側に石英製の石英るつぼ1bを配した二重構
造に構成され、カーボンるつぼ1aの底部にはるつぼ1
を回転並びに昇降させる軸1cが設けられており、軸I
Cによってるつぼ1を回転及び/または昇降せしめるよ
うになっている。
、量産が可能である方式としてチョクラルスキー法(C
zochralski法=CZ法)がある。第2図はこ
のCZ法による結晶成長装置の模式的断面図であり、図
中1はるつぼである。るつぼ1は黒鉛製のカーボンるつ
ぼ1aの内側に石英製の石英るつぼ1bを配した二重構
造に構成され、カーボンるつぼ1aの底部にはるつぼ1
を回転並びに昇降させる軸1cが設けられており、軸I
Cによってるつぼ1を回転及び/または昇降せしめるよ
うになっている。
るつぼ1の側面の周囲には抵抗加熱コイル等にて構成さ
れるヒータ2.黒鉛からなる側部保温筒3が配設されて
いる。またるつぼ1の下方には下部保温筒4が設けられ
ている。るつぼ1の上方には、引上げ軸5が回転並びに
昇降可能に垂設され、引上げ軸5の下1には種結晶6が
着脱可能に装着されている。るつぼ1内には、原料をヒ
ータ2により溶融させた溶融液11が収容されている。
れるヒータ2.黒鉛からなる側部保温筒3が配設されて
いる。またるつぼ1の下方には下部保温筒4が設けられ
ている。るつぼ1の上方には、引上げ軸5が回転並びに
昇降可能に垂設され、引上げ軸5の下1には種結晶6が
着脱可能に装着されている。るつぼ1内には、原料をヒ
ータ2により溶融させた溶融液11が収容されている。
そして、引上げ軸5に取付けられた種結晶6を、溶融液
11の表面に接触させ、結晶生成に合せて引上げ軸5を
回転させつつ上方へ引上げていくことにより、溶融液1
1を凝固させ、単結晶12を成長させる。
11の表面に接触させ、結晶生成に合せて引上げ軸5を
回転させつつ上方へ引上げていくことにより、溶融液1
1を凝固させ、単結晶12を成長させる。
このようなCZ法にあっては、引上げ前に一括して溶融
液11にP、 B、 As、 Sb等の不純物(ドー
パント)を添加し、半導体結晶の電気抵抗率、電気伝導
型の調整を図っている。従って、この不純物が単結晶1
2の引上げ方向に沿って偏析し、引上げ方向に均一な電
気的特性を有する単結晶が得られないという問題がある
。
液11にP、 B、 As、 Sb等の不純物(ドー
パント)を添加し、半導体結晶の電気抵抗率、電気伝導
型の調整を図っている。従って、この不純物が単結晶1
2の引上げ方向に沿って偏析し、引上げ方向に均一な電
気的特性を有する単結晶が得られないという問題がある
。
例えばシリコン単結晶の成長における添加不純物と抵抗
率との関係について下記(11式が知られている(阿部
他、“シリコン結晶とドーピング丸善、 P、51.1
986)。
率との関係について下記(11式が知られている(阿部
他、“シリコン結晶とドーピング丸善、 P、51.1
986)。
Ω=Ω。(1−1)’−に0 ・・・(1)Ω
:抵抗率 Ω。:初期抵抗率 1:引上率 Ko:偏析係数 第3図は、上記(1)式に基づいた各不純物における抵
抗率の変化を示すグラフである。何れの不純物を添加す
る場合も、30kgの結晶材料を供給して5インチの結
晶を成長させることを成長条件としている。第3・図に
示すグラフにおいて、横軸はインゴットの長さ〔口〕及
び引上率を示し、縦軸は抵抗率〔Ω・口〕を示す。例え
ば、Pを不純物として添加した場合、初期抵抗率に対す
る抵抗率の比が1.3:1以内である部分を使用可能で
あると設定したときに、1本の単結晶中において使用可
能なものは全体の33%程度しかない。このように、C
Z法では不純物の偏析によって歩留りが低かった。
:抵抗率 Ω。:初期抵抗率 1:引上率 Ko:偏析係数 第3図は、上記(1)式に基づいた各不純物における抵
抗率の変化を示すグラフである。何れの不純物を添加す
る場合も、30kgの結晶材料を供給して5インチの結
晶を成長させることを成長条件としている。第3・図に
示すグラフにおいて、横軸はインゴットの長さ〔口〕及
び引上率を示し、縦軸は抵抗率〔Ω・口〕を示す。例え
ば、Pを不純物として添加した場合、初期抵抗率に対す
る抵抗率の比が1.3:1以内である部分を使用可能で
あると設定したときに、1本の単結晶中において使用可
能なものは全体の33%程度しかない。このように、C
Z法では不純物の偏析によって歩留りが低かった。
歩留りを向上させる方法として、溶融層法(Me l
tedLayer法:ML法)がある。第4図は溶融層
法による結晶成長装置の模式的断面図である。図におい
て、第2図と同番号を付した部分は同一または相当部分
を示す。軸1cによりるつぼ1を上昇させながら、るつ
ぼ1内に装入した固体材料をヒータ2により上側から下
側へ向けて溶融してゆき、るつぼ1内に融液層13と固
体層14とを上下に位置させる。そして融液層13から
、前述したCZ法と同様に、種結晶6の下端に単結晶1
2を成長させつつ引上げる。この方法では、引上げに伴
って固体層14を溶融して不純物の濃縮を防止し、歩留
りの向上を図っている。
tedLayer法:ML法)がある。第4図は溶融層
法による結晶成長装置の模式的断面図である。図におい
て、第2図と同番号を付した部分は同一または相当部分
を示す。軸1cによりるつぼ1を上昇させながら、るつ
ぼ1内に装入した固体材料をヒータ2により上側から下
側へ向けて溶融してゆき、るつぼ1内に融液層13と固
体層14とを上下に位置させる。そして融液層13から
、前述したCZ法と同様に、種結晶6の下端に単結晶1
2を成長させつつ引上げる。この方法では、引上げに伴
って固体層14を溶融して不純物の濃縮を防止し、歩留
りの向上を図っている。
(発明が解決しようとする課題〕
ところが、第2図に示すような結晶成長装置では、ヒー
タ2の長さがるつぼ1の高さと同程度であり、側部保温
筒3.下部保温筒4にて均一にヒータ2の熱損失を防止
し、石英るつぼ1bの高さ/径の比の値が0.6〜0.
8程度であるので、この構成のままでは前述したような
肝性を実施することは困難である。そして、ML法を実
現できるような装置構成、特にるつぼ、ヒータ、側部保
温筒の形状及び寸法を明示している文献は見当たらない
。
タ2の長さがるつぼ1の高さと同程度であり、側部保温
筒3.下部保温筒4にて均一にヒータ2の熱損失を防止
し、石英るつぼ1bの高さ/径の比の値が0.6〜0.
8程度であるので、この構成のままでは前述したような
肝性を実施することは困難である。そして、ML法を実
現できるような装置構成、特にるつぼ、ヒータ、側部保
温筒の形状及び寸法を明示している文献は見当たらない
。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、装置
構成、特にるつぼ(石英るつぼ)、ヒータ、側部保温筒
の形状及び寸法を明確にすることにより、n法を容易に
実現できる結晶成長装置を提供することを目的とする。
構成、特にるつぼ(石英るつぼ)、ヒータ、側部保温筒
の形状及び寸法を明確にすることにより、n法を容易に
実現できる結晶成長装置を提供することを目的とする。
本発明に係る結晶成長装置は、結晶成長材料の融液層と
固体層とを上下に分離して共存させている石英るつぼと
、該石英るつぼの周囲に設けられたヒータと、該ヒータ
の周囲に設けられた側部保温筒とを備えた結晶成長装置
において、前記ヒータの下端は前記石英るつぼの下端よ
り高く、前記ヒータの上端は前記石英るつぼの上端より
低く、前記側部保温筒の下端部は他の部分に比べて内径
が大きくこの下端部の上端は前記石英るつぼの下端±0
.3×前記石英るつぼの高さの範囲内に位置し、前記石
英るつぼの高さ/径の比の値が0.85以上であること
を特徴とする。
固体層とを上下に分離して共存させている石英るつぼと
、該石英るつぼの周囲に設けられたヒータと、該ヒータ
の周囲に設けられた側部保温筒とを備えた結晶成長装置
において、前記ヒータの下端は前記石英るつぼの下端よ
り高く、前記ヒータの上端は前記石英るつぼの上端より
低く、前記側部保温筒の下端部は他の部分に比べて内径
が大きくこの下端部の上端は前記石英るつぼの下端±0
.3×前記石英るつぼの高さの範囲内に位置し、前記石
英るつぼの高さ/径の比の値が0.85以上であること
を特徴とする。
本発明の結晶成長装置にあっては、ヒータの下端は石英
るつぼの下端より高い。そうしておくと、石英るつぼの
下部への加熱がなくなり固体層が形成され易い。ヒータ
の上端は石英るつぼの上端より低い。そうしておくと、
成長する結晶への直接加熱が防止される。また、側部保
温筒の下端部は肉薄であり、この肉薄部の上端は石英る
つぼの下端±0.3×石英るつぼの高さの範囲に位置し
ている。そうしておくと、石英るつぼ底部において放熱
が促進されて固体層が形成され易い。更に、石英るつぼ
の高さ/径の比の値を0.85以上にする。
るつぼの下端より高い。そうしておくと、石英るつぼの
下部への加熱がなくなり固体層が形成され易い。ヒータ
の上端は石英るつぼの上端より低い。そうしておくと、
成長する結晶への直接加熱が防止される。また、側部保
温筒の下端部は肉薄であり、この肉薄部の上端は石英る
つぼの下端±0.3×石英るつぼの高さの範囲に位置し
ている。そうしておくと、石英るつぼ底部において放熱
が促進されて固体層が形成され易い。更に、石英るつぼ
の高さ/径の比の値を0.85以上にする。
そうしておくと、石英るつぼ内にあってその上下方向に
温度差が生じ易い。本発明の結晶成長装置では以上のよ
うにして、固体層が安定的に形成される。
温度差が生じ易い。本発明の結晶成長装置では以上のよ
うにして、固体層が安定的に形成される。
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明に係る結晶成長装置(以下本発明装置と
いう)の模式的断面図である。図中1はるつぼ、7はチ
ャンバを示している。るつぼ1はチャンバ7内の中央に
あって、黒鉛製のカーボンるつぼ1aの内側に石英製の
石英るつぼ1bを配した二重構造に構成されている。カ
ーボンるつぼ1aの底部にはるつぼ1を回転並びに昇降
させる軸ICが設けられており、軸ICによってるつぼ
1を回転と昇降または昇降せしめるようになっている。
いう)の模式的断面図である。図中1はるつぼ、7はチ
ャンバを示している。るつぼ1はチャンバ7内の中央に
あって、黒鉛製のカーボンるつぼ1aの内側に石英製の
石英るつぼ1bを配した二重構造に構成されている。カ
ーボンるつぼ1aの底部にはるつぼ1を回転並びに昇降
させる軸ICが設けられており、軸ICによってるつぼ
1を回転と昇降または昇降せしめるようになっている。
石英るつぼ1bの径、高さは夫々16インチ、14イン
チであり、その高さ/径の比の値は0.875である。
チであり、その高さ/径の比の値は0.875である。
るつぼ1の側面の周囲には抵抗加熱コイル等にて構成さ
れるヒータ2が配設されている。ヒータ2の高さは15
0鶴であり、ヒータ2の上端が石英るつぼ1bの上端よ
り20inだけ低い位置になるように、ヒータ2は位置
決めされている。ヒータ2の下端は石英るつぼ1bの下
端より高く、両端間の上下方向の距離は186Nである
。
れるヒータ2が配設されている。ヒータ2の高さは15
0鶴であり、ヒータ2の上端が石英るつぼ1bの上端よ
り20inだけ低い位置になるように、ヒータ2は位置
決めされている。ヒータ2の下端は石英るつぼ1bの下
端より高く、両端間の上下方向の距離は186Nである
。
ヒータ2の周囲には、断熱材である黒鉛からなる側部保
温筒3が配設されている。側部保温筒3はその上部3a
と下部3bとにおいて内径が異なっており、上部3aよ
り下部3bは内径が120鶴だけ大きくなっている。上
部3aと下部3bとの境界位置は、石英るつぼ1bの下
端位置に一致しており、肉薄部である下部3bの高さは
174mである。またるつぼ1の下方には黒鉛からなる
下部保温筒4が設けられている。
温筒3が配設されている。側部保温筒3はその上部3a
と下部3bとにおいて内径が異なっており、上部3aよ
り下部3bは内径が120鶴だけ大きくなっている。上
部3aと下部3bとの境界位置は、石英るつぼ1bの下
端位置に一致しており、肉薄部である下部3bの高さは
174mである。またるつぼ1の下方には黒鉛からなる
下部保温筒4が設けられている。
るつぼ1の上方には、チャンバ7の上部に設けたプルチ
ャンバ8を通して引上げ軸5が回転並びに昇降可能に垂
設されている。引上げ軸5の下端には種結晶6が着脱可
能に装着されている。るつぼ1 (石英るつぼlb)内
には、上層の融液層13及び下層の固体層14が共存し
ている。
ャンバ8を通して引上げ軸5が回転並びに昇降可能に垂
設されている。引上げ軸5の下端には種結晶6が着脱可
能に装着されている。るつぼ1 (石英るつぼlb)内
には、上層の融液層13及び下層の固体層14が共存し
ている。
以上のように構成された本発明装置においてシリコン単
結晶を成長させる場合には、まず、固体材料であるポリ
シリコンをるつぼ1 (石英るつぼlb)内に充填した
後るつぼ1を上昇させて全部を融解し、その後るつぼ1
を下降させて一部を凝固させ、所定重量の融液層13及
び固体層14を形成する。不純物として例えばPを添加
した後、引上げ軸5に取付けられた種結晶6の下端を融
液層13中に浸漬する。そして引上げ軸5を結晶成長に
合せて回転させつつ上昇させることにより、種結晶6の
下端にシリコン単結晶12を成長させる。本実施例では
、液面位置を一定にして引上げを行う。従って、引上げ
に伴ってるつぼ1は上昇して固体層14は減少し、最終
的にはCZ法による引上げとなって、結晶成長は終了す
る。
結晶を成長させる場合には、まず、固体材料であるポリ
シリコンをるつぼ1 (石英るつぼlb)内に充填した
後るつぼ1を上昇させて全部を融解し、その後るつぼ1
を下降させて一部を凝固させ、所定重量の融液層13及
び固体層14を形成する。不純物として例えばPを添加
した後、引上げ軸5に取付けられた種結晶6の下端を融
液層13中に浸漬する。そして引上げ軸5を結晶成長に
合せて回転させつつ上昇させることにより、種結晶6の
下端にシリコン単結晶12を成長させる。本実施例では
、液面位置を一定にして引上げを行う。従って、引上げ
に伴ってるつぼ1は上昇して固体層14は減少し、最終
的にはCZ法による引上げとなって、結晶成長は終了す
る。
次に、シリコン単結晶を具体的に成長させた例について
説明する。まず、65kgの固体材料(ポリシリコン)
をるつぼ1内に充填し、融液層13及び固体層14を形
成した。引上げ開始前における融液層13.固体層14
の厚さは夫々1700.800であり、両層を合せた高
さは約250flであった。なお、引上げ直前にるつぼ
1の中央部に石英パイプを入れて、各層の厚さを測定し
た。そして、上述したような手順にて長さ1350mの
シリコン単結晶を引上げた。成長したシリコン単結晶に
ついて抵抗率を測定すると、基端から54%の範囲の部
分が、1.3:1 (=その部分の抵抗率二基端の抵抗
率)以内であった。従来例(33%)に比べて本実施例
(54%)では歩留りが大幅に向上している。
説明する。まず、65kgの固体材料(ポリシリコン)
をるつぼ1内に充填し、融液層13及び固体層14を形
成した。引上げ開始前における融液層13.固体層14
の厚さは夫々1700.800であり、両層を合せた高
さは約250flであった。なお、引上げ直前にるつぼ
1の中央部に石英パイプを入れて、各層の厚さを測定し
た。そして、上述したような手順にて長さ1350mの
シリコン単結晶を引上げた。成長したシリコン単結晶に
ついて抵抗率を測定すると、基端から54%の範囲の部
分が、1.3:1 (=その部分の抵抗率二基端の抵抗
率)以内であった。従来例(33%)に比べて本実施例
(54%)では歩留りが大幅に向上している。
本発明装置を用いた場合において、このように歩留りが
向上する理由は、固体層を安定して形成できることに起
因している。
向上する理由は、固体層を安定して形成できることに起
因している。
本発明装置では石英るつぼ1bの高さ/径の比の値を0
.85以上としているので、上下方向に温度差が容易に
生じて固体層14が安定して形成される。
.85以上としているので、上下方向に温度差が容易に
生じて固体層14が安定して形成される。
石英るつぼ1bの高さ/径の比の値を0.85未満とし
た場合には、引上げ初期に固体層14を形成することは
、極めて困難である。
た場合には、引上げ初期に固体層14を形成することは
、極めて困難である。
また、側部保温筒3の下部を部分的に切除しているので
、るつぼ1 (石英るつぼlb)の下部からの放熱が促
進されて、固体層14の形成が容易である。側部保温筒
3の下部を部分的に切除しない装置、つまり内径が全域
にわたって一定であるような側部保温筒3を備えた装置
を用いた場合には、引上げ初期にあっても、固体層14
の厚さは20鶴程度であり、有効な礼法を実施すること
はできない。
、るつぼ1 (石英るつぼlb)の下部からの放熱が促
進されて、固体層14の形成が容易である。側部保温筒
3の下部を部分的に切除しない装置、つまり内径が全域
にわたって一定であるような側部保温筒3を備えた装置
を用いた場合には、引上げ初期にあっても、固体層14
の厚さは20鶴程度であり、有効な礼法を実施すること
はできない。
更に、ヒータ2の下端は石英るつぼ1bの下端より低い
ので、るつぼ1 (石英るつぼlb)の下部への加熱が
なくなり、固体層14が形成され易くなる。
ので、るつぼ1 (石英るつぼlb)の下部への加熱が
なくなり、固体層14が形成され易くなる。
ところで、ヒータ2の上端を石英るつぼ1bの上端より
高くすると、固体層14の形成は容易である。
高くすると、固体層14の形成は容易である。
ところが、ヒータ2による単結晶12への直接加熱、及
び石英るつぼ1b内面の温度上昇に伴った単結晶12へ
の間接加熱により、引上げ速度が大幅に低下するという
難点がある。従って、本発明装置ではこのような難点が
生じないように、ヒータ2の上端を石英るつぼ1bの上
端より低くしている。
び石英るつぼ1b内面の温度上昇に伴った単結晶12へ
の間接加熱により、引上げ速度が大幅に低下するという
難点がある。従って、本発明装置ではこのような難点が
生じないように、ヒータ2の上端を石英るつぼ1bの上
端より低くしている。
なお、上述した実施例は、本発明の1つの実施例を説明
したものであり、各部材の寸法及びその位置は上述した
例に限るものでないことは勿論であり、特許請求の範囲
に記載した条件を満たす装置であれば、同様の効果を奏
することは言うまでもない。
したものであり、各部材の寸法及びその位置は上述した
例に限るものでないことは勿論であり、特許請求の範囲
に記載した条件を満たす装置であれば、同様の効果を奏
することは言うまでもない。
以上詳述した如く、本発明の結晶成長装置では固定層を
安定して形成できるように、石英るつぼ。
安定して形成できるように、石英るつぼ。
ヒータ、側部保温筒の形状及び寸法を設定しているので
、効率良く引上げを行うことができ、歩留りを大幅に向
上することができる。
、効率良く引上げを行うことができ、歩留りを大幅に向
上することができる。
第1図は本発明に係る結晶成長装置の模式的断面図、第
2図は従来の結晶成長装置の模式的断面図、第3図はシ
リコン単結晶における抵抗率の変化を示すグラフ、第4
図は礼法の原理を説明するための模式図である。 1・・・るつぼ 1a・・・カーボンるつぼ 1b・・
・石英るつぼ 2・・・ヒータ 3・・・側部保温筒
12・・・単結晶13・・・融液層 14・・・固体層 時 許 出願人
2図は従来の結晶成長装置の模式的断面図、第3図はシ
リコン単結晶における抵抗率の変化を示すグラフ、第4
図は礼法の原理を説明するための模式図である。 1・・・るつぼ 1a・・・カーボンるつぼ 1b・・
・石英るつぼ 2・・・ヒータ 3・・・側部保温筒
12・・・単結晶13・・・融液層 14・・・固体層 時 許 出願人
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、結晶成長材料の融液層と固体層とを上下に分離して
共存させている石英るつぼと、該石英るつぼの周囲に設
けられたヒータと、該ヒータの周囲に設けられた側部保
温筒とを備えた結晶成長装置において、 前記ヒータの下端は前記石英るつぼの下端 より高く、前記ヒータの上端は前記石英るつぼの上端よ
り低く、前記側部保温筒の下端部は他の部分に比べて内
径が大きくこの下端部の上端は前記石英るつぼの下端±
0.3×前記石英るつぼの高さの範囲内に位置し、前記
石英るつぼの高さ/径の比の値が0.85以上であるこ
とを特徴とする結晶成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2065996A JP2550740B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 結晶成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2065996A JP2550740B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 結晶成長装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265593A true JPH03265593A (ja) | 1991-11-26 |
JP2550740B2 JP2550740B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=13303131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2065996A Expired - Lifetime JP2550740B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 結晶成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550740B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04357191A (ja) * | 1991-06-03 | 1992-12-10 | Komatsu Electron Metals Co Ltd | 単結晶製造装置 |
JPH07157391A (ja) * | 1993-10-18 | 1995-06-20 | Sumitomo Sitix Corp | 酸化膜耐圧特性に優れたシリコン単結晶の製造方法および製造装置 |
JP2012101974A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 単結晶製造装置及び単結晶の製造方法 |
CN114481292A (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-13 | 内蒙古中环协鑫光伏材料有限公司 | 一种直拉单晶热场及用于该热场的复投工艺 |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP2065996A patent/JP2550740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04357191A (ja) * | 1991-06-03 | 1992-12-10 | Komatsu Electron Metals Co Ltd | 単結晶製造装置 |
JPH07157391A (ja) * | 1993-10-18 | 1995-06-20 | Sumitomo Sitix Corp | 酸化膜耐圧特性に優れたシリコン単結晶の製造方法および製造装置 |
JP2012101974A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | 単結晶製造装置及び単結晶の製造方法 |
CN114481292A (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-13 | 内蒙古中环协鑫光伏材料有限公司 | 一种直拉单晶热场及用于该热场的复投工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550740B2 (ja) | 1996-11-06 |
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