JPH03264513A - 乳化性組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は必須の油性成分として馬油を含む乳化クリー
ム、乳化ローション、乳化パック、クリームソープなど
の乳化性組成物に関する。

「従来の技術」 乳化クリーム、乳化ローション、乳化パックなどの乳化
性組成物は、油性成分、水溶性成分、界面活性剤および
水を混合し、乳化して形成される。

従来、乳化性組成物の油性成分としては、パラフィン、
セレシン、ミクロクリスタリン、ワックス、ワセリンな
どの鉱物性の原料やステアリン酸、スクワレン、ミツロ
ウ、セタノール、ラノリン、植物油などの動植物性の原
料などから１種類あるいは２種類以上を組み合わせて使
用していた。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記パラフィンなどの鉱物性の原料やス
テアリン酸などの油性成分は、皮膚に塗布した際に浸透
性が悪く、ＭＩ性酸成分皮膚に残存しベタついた油性感
を与える。

また、特にパラフィンなど鉱物性の油性成分は、皮膚に
対する刺激が強いために、これらの油性成分を含む製品
を肌が敏感な人が使用した場合、肌あれなどのトラブル
を招くおそれもある。

よって、この発明に於ける課題は、皮膚への浸透性が良
好であり、かつ皮膚に対する刺激性の無い油性原料を用
いた乳化性組成物を提供することにある。

「課題を解決するための手段」 かかる課題は、乳化性組成物の必須の油性成分として馬
油を用いることで解決される。

以下、この発明の詳細な説明する。

この発明の乳化性組成物に使用される馬面は、ラードな
どの一般の動物性脂肪に比へ、不飽和脂肪酸の含有率が
高く、特にリノール酸、リルン酸を多く含んでいる。ま
たその融点は３２℃以下と低く、常温でも液状である。

また皮膚に塗布した際に、のびが良く、皮膚表面から皮
膚内部に速やかに浸透する。皮膚に浸透した馬Ｍ１は、
皮脂膜を保護し、皮膚の乾燥を防いで角質層を健全な状
態に保って、肌にうるおいを与える。

また馬油は皮膚に対する刺激性が全くなく、前述したリ
ノール酸やリルン酸の他、ビタミンＥ（トコフェロール
）などの有効成分を含むことから、肌荒れ、皮膚の角化
、しもやけ等に有効である。

さらに、皮膚への浸透性が非常に良いことから、ビタミ
ンＥ１コラーゲン、リルン酸などの有効成分の皮膚への
浸透を促進させる作用もある。

この発明の乳化性組成物は、上記馬油を含む油性成分と
、水及び界面活性剤を必須の成分とし、さらにこれらの
必須成分に保湿剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、顔料、薬効
剤、香料、その他の成分を適宜組み合わせて添加し、そ
れらを乳化させることによってエマルジョンとされる。

モして各成分の配合比率を適宜に調整することによって
、バニシングクリーム、コールドクリーム、クレンジン
グクリームなどのクリームや、ミルキーローションなど
のローションや、乳化パック、クリームソープ等の各製
品を形成することができる。

また、この発明による乳化性組成物は、油性成分の全量
を馬油としても良いし、馬油と他の油性成分を混合して
用いても良い。

なお、上記薬効剤としては、皮膚を健康な状態とし、皮
膚を活性化する作用を有する各種の有効成分が使用され
、皮膚に対して安全性の高い天然の有効成分が特に好ま
しい。この発明の乳化性組成物において好適に用いられ
る有効成分を例示すれば、水溶性コラーゲン、エラスチ
ン、ヒアルロン酸、植物抽出エキス、グリチルリチン酸
ジカリウム、ベントナイト、ピロリドンカルボン酸ナト
リウム、ビタミン類（ビタミンＥ１　ビタミンＡ１ビタ
ミンＤ１　ビタミンＣ，ビタミンＢ群など）等である。

水溶性コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、人の
真皮肉で肌のはり（弾力）を保っている成分てあり、シ
ワの予防・治療の他に、皮脂膜の調整を行って皮脂分泌
を正常に戻す作用がある。

植物抽出エキスは、各種の植物抽出エキスの中から望ま
しい作用を有するものを選択して用いる。

好適に用いられる植物抽出エキスを例示すれば、生薬の
オランダカラン、ザルビア、ゴボウ、レモン、キヅタ、
ザポンソウの６種類の植物から抽出されたエキスの複合
体である。このものは、皮脂の分泌を抑制し、ニキビを
なわす抗脂漏作用がある他、湿疹やかゆみの予防、治療
にも効果があり、肌をひきしめ、はりを与える効果もあ
る。

またグリチルリチン酸ジカリウムは、抗アレルギー作用
があり、尊麻疹、湿疹、かぶれ、アトピー性皮膚炎の治
療、予防に非常に効果があり、これを乳化性組成物中に
配合しておくことにより、皮膚が敏感でかぶれ易い人で
も、安心して使用できる効果がある。

ベントナイトは天然に産出する粘度質で、非常に多くの
ミネラル（金属イオン）を含有し、水を吸収しゲル状に
保つ性質があり、この性質を利用してパック剤に使用さ
れている。このベントナイトは皮膚に塗布することに上
り、皮膚の汚れや古い角質を吸着して除去して皮膚を清
浄にするとともに新陳代謝を活発にして皮膚の老化を防
ぐ作用がある。

これらの有効成分は、皮膚に対する作用が温和であり、
馬油の優れた皮膚への浸透性によって皮膚内に速やかに
浸透し、馬油の皮脂膜保護作用と相まって、皮膚を健全
に保ち、活性化する効果を奏する。

以下に、この発明の乳化性組成物の実施例を示す。これ
らの実施例は本発明をより詳しく説明するためのもので
あり、この発明の範囲を限定するものではなく、種々の
変更が可能である。

（実施例１）栄養クリーム Ｗ／Ｗ％ ■　馬油　　　　　　　　　　　６．００■　セタノー
ル　　　　　　　　　６．００■　ステアリン酸　　　
　　　　１．００■　シリコーン油　　　　　　　０．
５０■　ビタミンＥオイル　　　　　０．２０■　パラ
ベン　　　　　　　　　０．３０■　界面活性剤　　　
　　　　　７．５０■　　グリチルリチン酸ジカリウム
　　　　　　　　　　０．１０■　植物抽出エキス　　
　　　　０．５０［相］　水溶性コラーゲン　　　　　
０．５００　ソルビット液（７０％）　　　　　３００
０　香料　　　　　　　　　　　０．０２［相］　精製
水　　　　　　　　　７４３８計　　　　　　　　　　
　　　　　　１００．００ＣＩ）　　上記の■〜■の成
分をビーカー中に添加した後、加熱溶融して混合物を形
成した。

（ＩＩ）　　上記■〜■の成分を別のビーカー内の◎の
精製水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

（ＩＩＩ）　　次いで上記（ＩＩ）で調製された水溶液
を上記（１）で形成された混合物に添加した後、加熱撹
拌して均一に乳化させ、その後撹拌下に冷却し、＠の香
料を添加した。

得られたクリームは、安定なエマルジョンで、皮膚に対
する作用が温和であった。また油性感がなくさっばりと
した感触であった。

（実施例２）栄養クリーム 馬油 セタノール ステアリン酸 ミツロウ シリコーン油 ビタミンＥオイル パラベン 界面活性剤 グリチルリチン酸ジカリウム 植物抽出エキス 水溶性コラーゲン ソルビット液（７０％） 香料 精製水 Ｗ／Ｗ％ 　　００ 　５０ 　００ 　　００ ０．２０ 　　１０ 　　３０ 　６０ 　１０ ０．５０ 　５０ ５．００ 　０２ ７７．１８ 計　　　　　　　　　　　　　　　　１００．００〔Ｉ
〕　上記の■〜■の成分をビーカー中に添加した後、加
熱溶融して混合物を形成した。

〔■〕　上記■〜＠の成分を別のビーカー内の■の精製
水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

〔■〕　次いで上記〔■〕で調製された水溶液を」二足
〔Ｉ〕で形成された混合物に添加した後、加熱撹拌して
均一に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、■の香料を添
加した。

得られたクリームは、安定なエマルジョンで、皮膚に対
する作用が温和であった。また油性感がなくさっばりと
した感触であった。

（実施例３）　ローション 馬油 エタノール ガンマ−オリザノール 界面活性剤 パラベン Ｗ／Ｗ％ ０　、Ｏ１ ００ ５０ ４，５０ １０ ■　植物抽出エキス　　　　　　０．５０■　水溶性コ
ラーゲン　　　　　０．５０■　ソルビット族（７０％
）　　　　　　３．００■　　１，３−ブチレングリコ
ール　　　　　　　　　　　２　００［相］　　グリチ
ルリチン酸ジカリウム　　　　　　　　　　０　、ｌ　
Ｏ■　香料　　　　　　　　　　　００１＠　精製水　
　　　　　　　　８５．７８計　　　　　　　　　　　
　　　　　１００．００〔■〕　上記の■〜■の成分を
ビーカー中に添加した後、加熱溶融して混合物を形成し
た。

〔■〕　上記■〜［相］の成分を別のビーカー内の＠の
精製水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

（ＩＩＩ〕　　次いで」−記〔■〕で調製された水溶液
を上記〔Ｉ〕で形成された混合物に添加した後、加熱撹
拌して均一に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、■の香
料を添加した。

得られたローションは、皮膚に対する作用が温和であっ
た。また馬油によるエモリエント効果があり、しっとり
とした使用感が得られた。

（実施例４）　ミルキーローンヨン Ｗ／Ｗ％ ■　馬油　　　　　　　　　　　７．００■　ステアリ
ン酸　　　　　　　０６０■　ベヘニルアルコール　　
　　０．５０■　ノリコーン浦　　　　　　　０２０■
　パラベン　　　　　　　　　０．３０■　界面活性剤
　　　　　　　　５００■　植物抽出エキス　　　　　
　０．５０■　水溶性コラーゲン　　　　　０５０■　
　グリチルリチン酸ジカリウム　　　　　　　　　　０
．１０［相］　ケルトロール　　　　　　　０．１０■
　　１，３−ブチレングリコール　　　　　　　　　　
３．００■　香料　　　　　　　　　　　００２■　精
製水　　　　　　　　　８２．１８計　　　　　　　　
　　　　　　　　　１００．００〔Ｉ〕　上記の■〜■
の成分をビーカー中に添加した後、加熱溶融して混合物
を形成した。

〔■〕　上記■〜■の成分を別のビーカー内の■の精製
水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

〔■〕　次いで上記〔■〕で調製された水溶液を上記（
ｌて形成された混合物に添加した後、加熱撹拌して均一
に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、＠の香料を添加し
た。

得られたミルキーローシジンは、安定ムエマルジョンで
、皮膚に対する作用が温和であった。また油性感がなく
さっばりとした感触であった。

（実施例５）パック 馬油 セタノール パラベン 界面活性剤 グリチルリチン酸ジカリウム 植物抽出エキス 水溶性コラーゲン ソルビット液（７０％） 白色ベントナイト（８局） 香料 Ｗ／Ｗ％ 　　００ 　００ 　３０ 　５０ 　　１０ 　５０ ０．５０ 　００ １０　００ 　０２ ■　精製水　　　　　　　　　６８．０８計　　　　　
　　　　　　　　　　　１００．００〔Ｉ〕　上記の■
〜■の成分をビーカー中に添加した後、加熱溶融して混
合物を形成した。

〔■〕　上記■〜■の成分を別のビーカー内の■の精製
水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

〔■〕　次いで上記（ＩＩ）で調製された水溶液を」二
足〔■〕で形成された混合物に添加した後、加熱撹拌し
て均一に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、■の白色ベ
ントナ（）および［相］の香料を添加し、撹拌混合した
。

得られたパンクは、安定なエマルジョンで、皮膚に対す
る作用が温和であった。また乾燥によるつっばり感がな
く、水、ぬるま湯で簡単に洗い流すことができた。

（実施例６）　クリームソープ Ｗ／Ｗ％ ■　馬油　　　　　　　　　　　１，００■　セタノー
ル　　　　　　　　　１．００■　パラベン　　　　　
　　　　　０．ｌＯ■　界面活性剤（石鹸）　　　　　
３６．００■　　プロピレングリコール　　　　　　　
　　　　　９．００■　　ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム　　　　　　　５．００■　　キューカンバーエキ
ス　　　　　　　　　　　　　　　０．１０■　加水分
解コラーゲン　　　　０．１０■　　グリチルリチン酸
ジカリウム　　　　　　　　　　０　、ｌ　Ｏ［相］　
水溶性コラーゲン　　　　　０．ｌＯ■　エラスチン　
　　　　　　　０．ｌＯ＠　　ヒアルロン酸ナトリウム
液　　　　　　　　’　　　　　　０．１０［株］　植
物抽出エキス　　　　　　０．５０■　香料　　　　　
　　　　　　０．１０■　精製水　　　　　　　　　４
６．７０計　　　　　　　　　　　　　　　　１００．
００（１）　　上記の■〜■の成分をビーカー中に添加
した後、加熱溶融して混合物を形成した。

〔■〕　上記■〜［株］の成分を別のビーカー内の■の
精製水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

〔■〕　次いで」二足〔■〕で調製された水溶液を上記
（１）で形成された混合物に添加した後、加熱撹拌して
均一に乳化させ、その後撹拌下で冷却しつつ、■の香料
を添加した。

得られたクリームソープは、安定なエマルジョンで、皮
膚に対する作用が温和であった。また皮脂の取りすぎが
なくしっとりした使用感であった。

（実施例７）　クレンジングクリーム Ｗ／Ｗ％ ■　馬油　　　　　　　　　　　１００■　スクワラン
　　　　　　　４５００■　ステアリン酸　　　　　　
　３００■　ミツロウ　　　　　　　　　２００■　シ
リコーン油　　　　　　　　１００■　ビタミンＥオイ
ル　　　　　０２０■　パラベン　　　　　　　　　０
３０■　界面活性剤　　　　　　　１１００■　　グリ
チルリチン酸ジカリウム　　　　　　　　　　０．１０
［相］　　１．３−ブチレングリコール　　　　　　　
　　　　３　００■　植物抽出エキス　　　　　　０．
５０■　　ヒフルロン酸ナトリウム　　　　　　　　　
　　　　　　０．１０■　水溶性コラーゲン　　　　　
０．１０■　エラスチン　　　　　　　　０゜１０■　
水酸化カリウム　　　　　　０．１０［相］　香料　　
　　　　　　　　　０．０５０　精製水　　　　　　　
　　３２４５計　　　　　　　　　　　　　　　　　１
００．００〔Ｉ〕　」二足の■〜■の成分をビーカー中
に添加した後、加熱溶融して混合物を形成した。

〔■〕　上記■〜■の成分を別のビーカー内のＯの精製
水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

〔■〕　次いで上記〔■〕で調製された水溶液を上記〔
■〕で形成された混合物に添加した後、加熱撹拌して均
一に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、［相］の香料を
添加した。

得られたクリームは、安定なエマルジョンで、皮膚に対
する作用が温和であった。また馬油とスクワランの配合
により、のびが良くさっばりとした感触であった。

（実施例８）　ピュアエツセンス Ｗ／Ｗ％ ■　馬油　　　　　　　　　　　０．０１■　界面活性
剤　　　　　　　　３．００■　パラベン　　　　　　
　　　０　１０■　エタノール　　　　　　　　　３．
００■　ソルビット液（７０％）　　　　　３．００■
　水溶性コラーゲン　　　　　５．００■　エラスチン
　　　　　　　　５，００■　　ヒアルロン酸ナトリウ
ム液　　　　　　　　　　　　　２．００■　植物抽出
エキス　　　　　　２　００［株］　アーネストガム　
　　　　　２０００　　グリチルリチン酸ジカリウム　
　　　　　　　　　０　　１０＠　ローズウォーター　
　　　　５００■　精製水　　　　　　　　　６９７９
計　　　　　　　　　　　　　　　　１００　００ＣＩ
’ｌ　　上記の■〜■の成分をビーカー中に添加した後
、加熱溶融して混合物を形成した。

（ＩＩ）　　上記■〜■の成分を別のビーカー内の■の
精製水に添加した後、加熱溶解して水溶液とした。

［ＩＩＩ）　　次いで上記〔■〕で調製された水溶液を
上記〔Ｉ〕で形成された混合物に添加した後、加熱撹拌
して均一に乳化させ、その後撹拌下で冷却し、＠を添加
した。

得られたピュアエツセンスは、安定なエマルジョンで、
皮膚に対する作用が温和であった。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明の乳化性組成物は、皮膚
への浸透性に優れた馬＃１１１を配合したものなので、
皮膚に塗布すると馬油が速やかに皮膚に浸透し、ベタつ
いた油性感がなく、優れた使用感のものとなる。また馬
油の浸透性によってビタミンＥ１コラーゲン、リルン酸
、ミネラルなどの有効酸分を皮膚内へ素早く浸透させる
ことかできる。さらに馬油は皮膚に対する刺激がなく、
皮脂膜を保護するので、皮膚に対する作用が温和となり
、肌あれなとのトラブルの発生を防ぐことができる。な
どの優れた効果を奏する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 必須の油性成分として馬油を含むことを特徴とする乳化
   性組成物。