JPH1072312A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

Info

Publication number
JPH1072312A
JPH1072312A JP8250945A JP25094596A JPH1072312A JP H1072312 A JPH1072312 A JP H1072312A JP 8250945 A JP8250945 A JP 8250945A JP 25094596 A JP25094596 A JP 25094596A JP H1072312 A JPH1072312 A JP H1072312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
acid
inulin
external preparation
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8250945A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineyuki Yokoyama
峰幸 横山
Yuzo Yoshida
雄三 吉田
Kanemoto Kitamura
謙始 北村
Okihiko Sakamoto
興彦 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP8250945A priority Critical patent/JPH1072312A/ja
Publication of JPH1072312A publication Critical patent/JPH1072312A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】健常人の肌荒れや荒れ性に対しては勿論のこ
と、接触性皮膚炎,乾癬等の種々の皮膚疾患による肌荒
れ症状に対しても予防・改善効果を有する皮膚外用剤の
提供。 【解決手段】イヌリンの酸分解物、特にチコリ由来のイ
ヌリンの酸分解物を含んでなる皮膚外用剤、例えば肌荒
れ改善用皮膚外用剤を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関す
る技術分野に属する。より具体的には、イヌリンの酸分
解物を配合することにより、健常人の肌荒れや荒れ性に
対しては勿論のこと、接触性皮膚炎,乾癬等の種々の皮
膚疾患による肌荒れ症状に対しても予防・改善効果を有
する皮膚外用剤に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】肌荒れ改善効果は、皮膚外用剤にとって
最も多くの場合に求められる基本的な効果の一つであ
る。よって、従来から肌荒れ改善効果を皮膚外用剤に付
与する試みは、皮膚外用剤の形態,剤型を問わず、また
直接的効果をねらう場合と間接的効果をねらう場合とを
問わず、数限りなく行われてきた。現在用いられている
肌荒れ改善効果を皮膚外用剤に付与するための代表的な
配合成分として、例えばアミノ酸や多糖、脂質、各種の
抽出エキス等がそれらの抗炎症作用や保湿効果に基づい
て用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「肌荒
れ」といっても、その形態は様々であり、現在用いられ
ている上記成分のみでは、様々な形態の肌荒れに対して
の改善効果が十分であるとは言い切れない面がある。そ
こで、本発明が解決すべき課題は、さらに優れた肌荒れ
改善成分を見出し、より多様な肌荒れ症状に対応可能な
新たな世代の肌荒れ改善手段を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題を
鑑み、増殖性の皮膚肥厚,紅斑,乾燥,落屑を伴う肌荒
れを極めて有効に改善する薬剤を検索した。その結果、
イヌリンの酸分解物がこの優れた肌荒れ改善作用を有す
ることを見い出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明者は本願において、イヌ
リンの酸分解物を含んでなる皮膚外用剤、例えば肌荒れ
改善用皮膚外用剤を提供する。
【0006】なお、イヌリンの酸分解物の肌荒れ改善作
用に関する報告はこれまで全く知られていない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において用いられるイヌリンの酸分
解物は、文字通り主にβ−2,1グリコシド結合をした
フルクトフラノース単位からなる多糖類であるイヌリン
を酸分解して得られる分解物である。
【0008】この酸分解の対象となるイヌリンの原料は
特に限定されず、例えばチコリ,キクイモ,ダリア,ゴ
ボウ,オグルマ,アザミ,カサノリ等、フラクトースを
主要構成糖とする部位を有するものならば、その部位を
このイヌリンの原料とすることができる。これらのイヌ
リンの原料の中でもチコリの根は、イヌリンの生産性が
高いという点で特に好ましいものである。
【0009】なお、このチコリ(chicory :Cichorium
intybus L.)は、キク科チコリウム属に属し、ヨーロッ
パ,北アフリカ,西アジア,中国等、広い地域に分布す
る多年草植物であり、その葉(若葉)は食用に供されて
いる。
【0010】また、これらの原料からのイヌリンの製造
手段も通常公知の方法を用いることが可能であり、例え
ばイヌリンを含む上記原料の搾り汁を熱水で薄め、石灰
乳等でpHを8に調整した上澄み液をシュウ酸等で中和
し、60〜70℃で活性炭処理等により脱色した後、冷
却する方法等を採用することができる。また、後述する
実施例のように、熱水等で抽出したイヌリンを含む混合
物から分配装置を用いてイヌリンを分画することもでき
る。
【0011】なお、本発明において、イヌリンは上記の
ように抽出等して得たものの他に、市販品(例えば、カ
ナダSt. LawrenceTechnologies Inc.社において、後述
する実施例と同様の手段で製造した、チコリ由来のイヌ
リンが販売されている)を用いることも勿論可能であ
る。
【0012】本発明皮膚外用剤に配合されるイヌリンの
酸分解物は、上記のイヌリンを塩酸,硫酸,硝酸等の強
酸を系に添加して酸性化するか、又は陽イオン交換カラ
ム等により酸性化した後,加熱することにより得ること
ができる。
【0013】この酸分解は、通常、pH2程度の酸性下
で行うことが好ましい。また、酸分解手段として、陽イ
オン性交換カラムを用いて、カルシウムイオン等を除く
ことにより酸性化することが好ましい。塩酸,硫酸又は
硝酸等の強酸の添加により酸性化すると、系に沈澱が生
じる傾向にある。
【0014】なお、本発明皮膚外用剤中に配合されるイ
ヌリンの酸分解物は、吸水性が高いために、通常液体と
して取り扱うことが簡便であり好ましい。
【0015】本発明皮膚外用剤におけるイヌリンの酸分
解物の配合量は、本発明皮膚外用剤の目的(例えば,直
接的な肌荒れ改善効果を企図する「肌荒れ改善用外用
剤」であるのか、又は他の目的の一環としての肌荒れ改
善効果を企図する皮膚外用剤であるのか等)や、本発明
皮膚外用剤の形態,剤型,併用薬剤等に応じて適宜選択
されるものであり、特に限定されるものではない。
【0016】ただし、乾燥物として皮膚外用剤の20.
0重量%を越えて配合すると、一般的に皮膚外用剤とし
ての製剤が困難となるので好ましくない。
【0017】この「乾燥物として皮膚外用剤の20.0
重量%」という配合量は、本発明皮膚外用剤が「肌荒れ
改善用外用剤」としての形態を採るか否かに関わらず配
合量の制限の根拠となる量である。
【0018】また、本発明皮膚外用剤が「肌荒れ改善用
外用剤」としての形態を採るか否かに関わらず、上記の
イヌリンの酸分解物の配合量が、乾燥物として皮膚外用
剤の0.005重量%未満であると、本発明の所望の効
果である肌荒れ改善効果が十分に発揮されなくなり好ま
しくない。
【0019】本発明皮膚外用剤が「肌荒れ改善用外用
剤」としての形態を採る場合には、上記のイヌリンの酸
分解物を乾燥物として、少なくとも皮膚外用剤の0.0
1重量%以上は配合することが好ましい。また、上記の
イヌリンの酸分解物を肌荒れ改善成分として単独で配合
する場合でも、乾燥物として皮膚外用剤の10.0重量
%程度配合すれば概ね所期の目的を達成することが可能
である。
【0020】本発明皮膚外用剤が、「肌荒れ改善用外用
剤」以外の一般的な皮膚外用剤である場合には、イヌリ
ンの酸分解物の本発明皮膚外用剤中への配合量は、他の
配合成分との兼ね合いにおいて、個別具体的に決定され
得る。
【0021】このように皮膚外用剤中に、イヌリンの酸
分解物を配合することにより、驚くべきことに、健常人
の肌荒れや荒れ性に対しては勿論のこと、接触性皮膚
炎,乾癬等の種々の皮膚疾患による肌荒れ症状に対して
も予防・改善効果を有する皮膚外用剤が提供される。
【0022】本発明の所期の効果である、この肌荒れ改
善効果のみを企図する場合は、他の薬効成分等を組み合
わせて配合する必要は特にないが、必要に応じて、例え
ば本発明皮膚外用剤が「肌荒れ改善用外用剤」としての
形態を採る場合に、さらなる肌荒れ改善作用を相加的に
付加する場合や、「肌荒れ改善」以外の目的を主目的と
する皮膚外用剤としての形態を採る場合には他の薬効成
分等を、本発明皮膚外用剤の所期の目的を損なわない限
りにおいて配合することができる。
【0023】例えば、本発明皮膚外用剤がサンケア製品
である場合や、本発明皮膚外用剤としての「肌荒れ改善
用外用剤」に紫外線遮蔽効果を付与する場合には、パラ
アミノ安息香酸等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収
剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線
吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サ
リチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;
パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ
皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキ
シル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、〔4−ビス(トリメチルシロキシ)メ
チルシリル−3−メチルブチル〕−3,4,5−トリメ
トキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナ
トリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチル
ベンゾオキサゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル
−4'−メトキシジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤
を本発明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0024】また、本発明皮膚外用剤が保湿効果を主要
な効果とする場合や、本発明皮膚外用剤としての「肌荒
れ改善用外用剤」に保湿効果を付与するために、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトー
ル、マルチトール、マルトース、D−マンニット、水ア
メ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナトリ
ウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナト
リウム、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ピロリドンカルボ
ン酸、グルコサミン、シクロデキストリン等の保湿剤を
配合することができる。
【0025】さらに薬剤成分として、ビタミンA油、レ
チノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸
ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビ
ン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2 (エルゴカルシ
フェロール)、dl−α−トコフェロール、dl−α−
トコフェロール−2−L−アスコルビン酸ジエステルカ
リウム、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン
酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチ
ニルエストラジオール等のホルモン類;アルギニン、ア
スパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セ
リン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;アラ
ントイン、アズレン、グリチルレチン酸等の抗炎症剤;
アルブチン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂
剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤、イオウ、塩
化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等
を配合することができる。
【0026】さらに、多様な薬効を有する各種の抽出物
を配合することができる。すなわち、ドクダミエキス、
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエ
キス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキ
ス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タ
イムエキス、茶エキス、海草エキス、キューカンバーエ
キス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃
葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリ
スエキス、グラブリジン、火棘の果実の熱水抽出物、プ
ラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等を本発明
皮膚外用剤中に配合することができる。
【0027】なお、上に挙げた薬効成分に、本発明皮膚
外用剤に配合可能な他の薬効成分が限定されるものでは
ない。また、上に挙げた薬効成分は単独で本発明皮膚外
用剤に配合することの他に、2種類以上の上記薬効成分
を、目的に応じ、適宜組み合わせて配合することも可能
である。
【0028】本発明皮膚外用剤は、医薬品,医薬部外品
(軟膏剤,歯磨剤等)及び化粧品〔洗顔料、乳液、クリ
ーム、ジェル、エッセンス(美容液)、ローション、パ
ック・マスク等の基礎化粧品;ファンデーション、口紅
等のメーキャップ化粧品;口腔化粧品,芳香化粧品,毛
髪化粧品,ボディ化粧品等〕、浴用剤の形態に広く適用
可能である。そして、これらの形態に、本発明皮膚外用
剤の採り得る形態が限定されるものではない。
【0029】また、剤型も水溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、
水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採
り得る。
【0030】本発明皮膚外用剤においては、これらの所
望する形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、そ
の配合により本発明の所期の効果を損なわない範囲で広
く配合して用いることができる。
【0031】すなわち、アマニ油、ツバキ油、マカデミ
アナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、
アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、キ
ョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、ヒマワ
リ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、
米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実
油、月見草油、卵黄油、牛脚油、肝油、トリグリセリ
ン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸
グリセリン等の液体油脂;ヤシ油、パーム油、パーム核
油等の液体又は固体の油脂;カカオ脂、牛脂、羊脂、豚
脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバタ
ー等の固体油脂;ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロ
ウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨
ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元ラノリ
ン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロウ、ホ
ホバロウ、セラックロウ等のロウ類を本発明皮膚外用剤
中に配合することができる。
【0032】また、オクタン酸セチル等のオクタン酸エ
ステル、トリ−2−エチルヘキサエン酸グリセリン,テ
トラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット等のイ
ソオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリ
ン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル,ミリスチン
酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミ
チン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン
酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリ
ン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソ
パルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、
オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピ
ン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシ
ン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル等のエステル油;流動パラフィン,オゾケ
ライト,スクワラン,スクワレン,プリスタン,パラフ
ィン,イソパラフィン,セレシン,ワセリン,マイクロ
クリスタリンワックス等の炭化水素油を本発明皮膚外用
剤中に配合することができる。
【0033】また、ジメチルポリシロキサン,メチルフ
ェニルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロ
キサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン,ドデ
カメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン、
3次元網目構造を有するシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム等のシリコーンを本発明皮膚外用剤中に配合すること
ができる。
【0034】また、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリ
ウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキ
ル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノール
アミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエ
ーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウ
ム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N
−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウ
リッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウ
ム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイル
エーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテル
リン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシル
スルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウ
ム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸
ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−
ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロ
イルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L
−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミ
ン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等
の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫
酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEア
ルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級ア
ルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミ
ド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコ
ハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジ
トリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオ
ン系界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキル
トリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチル
アンモニウムジアルキルジルキルジメチルアンモニウム
塩、塩化ポリ( N,N' −ジメチル−3, 5−メチレン
ピペリジニウム)、塩化セチルピリジニム等のアルキル
ピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノ
リニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキ
ルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導
体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン系界面活性剤;
2−ウンデシル−N,N, N−( ヒドロキシエチルカル
ボキシメチル) −2−イミダゾリンナトリウム、2−コ
コイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カ
ルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン
系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシ
メチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベ
タイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン
系界面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、
ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル
カ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリン、α, α' −オレイン酸ピログル
タミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリン
ゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステ
アリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;PO
Eソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノ
ステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、PO
E−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン
脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレー
ト、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソル
ビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステ
アレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、PO
E−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリン
モノイソステアレート、POE−グリセリントリイソス
テアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、P
OEモノオレエート、POEジステアレート、POEモ
ノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等
のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、
POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、
POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシル
エーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEア
ルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、
POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニ
ルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブ
ルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPセ
チルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシル
エーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE
・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエー
テル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニ
ック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン
縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、PO
E硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、PO
E硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマ
シ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツ
ロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロ
パノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等
の親水性非イオン界面活性剤等の界面活性剤を本発明皮
膚外用剤中に配合することができる。
【0035】そして、メタノール,エタノール,プロパ
ノール,イソプロパノール等の低級アルコール;コレス
テロール,シトステロール,フィトステロール,ラノス
テロール等のステロール類を本発明皮膚外用剤中に配合
することができる。
【0036】また、アラビアゴム,トラガントガム,ガ
ラクタン,キャロブガム,グアーガム,カラヤガム,カ
ラギーナン,ペクチン,寒天,クインスシード(マルメ
ロ),アルゲコロイド(褐藻エキス),デンプン(コ
メ,トウモロコシ,バレイショ,コムギ)等の植物系高
分子、デキストラン,サクシノグルカン,プルラン等の
微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒ
ドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、コラ
ーゲン,カゼイン,アルブミン,ゼラチン等の動物系高
分子、メチルセルロース,ニトロセルロース,エチルセ
ルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロース,ヒド
ロキシエチルセルロース,セルロース硫酸ナトリウム,
ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセル
ロースナトリウム,結晶セルロース,セルロース末等の
セルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム,アルギン
酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分
子、ポリビニルメチルエーテル,カルボキシビニルポリ
マー(CARBOPOL等)等のビニル系高分子、ポリ
オキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリ
ウム,ポリエチルアクリレート,ポリアクリル酸アミド
等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン,カチオン
ポリマー,ベントナイト,ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム,ラポナイト,ヘクトライト,無水ケイ酸等の無機
系水溶性高分子等の水溶性高分子を本発明皮膚外用剤中
に配合することができる。
【0037】さらに、アラニン,エデト酸ナトリウム
塩,ポリリン酸ナトリウム,メタリン酸ナトリウム,リ
ン酸等の金属イオン封鎖剤;2−アミノ−2−メチル−
1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、L−アルギニン、L−リジン、トリエタノールアミ
ン、炭酸ナトリウム等の中和剤;乳酸,クエン酸,グリ
コール酸,コハク酸,酒石酸,dl−リンゴ酸,炭酸カ
リウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素アンモニウム等
のpH調整剤;アスコルビン酸,α−トコフェロール,
ジブチルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキシアニソ
ール等の酸化防止剤を本発明皮膚外用剤中に配合するこ
とができる。
【0038】また、安息香酸,サリチル酸,石炭酸,ソ
ルビン酸,パラオキシ安息香酸エステル,パラクロルメ
タクレゾール,ヘキサクロロフェン,塩化ベンザルコニ
ウム,塩化クロルヘキシジン,トリクロロカルバニリ
ド,感光素,フェノキシエタノール等の抗菌剤等を本発
明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0039】また、必要に応じて適当な香料、色素等を
本発明の所期の効果を損なわない範囲で本発明皮膚外用
剤に配合することもできる。ここで、上記の基剤成分は
例示であり、これらの基剤成分に本発明皮膚外用剤に配
合可能な基剤成分が限定されるものではない。これらの
基剤成分は所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み
合わせて本発明皮膚外用剤に配合することができる。本
発明皮膚外用剤の具体的処方については、後述する実施
例において記載する。
【0040】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。また、配合量は重量%である。
【0041】(1) 試料の調製 チコリ(chicory)の根部分50gをスライスし、交流
分配装置(Counter-current diffuser)を用い、熱水で
イヌリンを抽出した。次に、炭酸ソーダにより蛋白質等
の不純物を沈殿させた後、ろ過し、強陽イオン交換カラ
ム(TG Amberlite IR−12013 :オルガノ株式会社
製)により酸性化させた(pH2)後、90℃で加熱し
て、所望するイヌリンの酸分解物を20g得た。なお、
以上の処理により得たイヌリン酸分解物を高速液体クロ
マトグラフィー(LC100システム、横河電気社製)
で糖を分析したところ、フラクトースを66%、グルコ
ースを12%含んでいた。
【0042】(2)肌荒れ改善効果試験 A.実使用試験 本発明皮膚外用剤の外皮適用による効果を、肌荒れ、カ
ミソリ負け及び皮膚刺激性から評価した。
【0043】肌荒れに対する改善効果の検討 肌荒れで悩む60名の女性パネルの顔面を用い、第1表
に示す組成(重量%)のローションのうち、左右どちら
か一方の頬に試料を、他方の頬に対照を1日2回、2週
間塗布し、その後の肌状態を目視で判定した。
【0044】<判定基準> 著効:症状の消失したもの。 有効:症状の弱くなったもの。 やや有効:症状がやや弱くなったもの。 無効:症状に変化を認めないもの。
【0045】カミソリ負けに対する改善効果の検討 カミソリ負けする30名の男性パネルを対象に、ひげ剃
り直後に第1表に示す組成(重量%)のローションを塗
布し、カミソリ負けに対する効果を判定した。
【0046】<判定基準> 著効:カミソリ負けの消失したもの。 有効:カミソリ負けの弱くなったもの。 やや有効:カミソリ負けがやや弱くなったもの。 無効:カミソリ負けに変化を認めないもの。
【0047】肌荒れ及びカミソリ負けに対する改善効
上記の試験系において、以下のような評価を行っ
た。 <評価> ◎:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が80%以上。 ○:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が50%以上,80%未満。 △:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30%以上,50%未満。 ×:被験者が著効、有効及びやや有効を示す割合(有効
率)が30%未満。
【0048】皮膚刺激性に対する改善効果の検討 上記の試験系において、以下のような評価を行った。 <評価> ◎:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が0%。 ○:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が5%未満。 △:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が10%未
満。 ×:肌にヒリヒリ感を認めた被験者の割合が10%以
上。
【0049】
【表1】
【0050】〔試料としては、本発明品として、イヌリ
ンの酸分解物、比較品として、すでに肌荒れに対する適
用が知られている植物であるショウガ(Zingiberacea
e)科のクンイット(Kunyit、学名:Curcuma dom
estica)及びショウガ(Zingiberaceae)科のレムプヤ
ン(Lempuyang、学名:Zingiber aromaticumM
al.)のメタノール抽出物を配合したものを用い
た。〕。上記の各実使用試験の結果を第2表に示す。
【0051】
【表2】
【0052】第2表から明らかなように、イヌリンの酸
分解物を配合した本発明品の試料は、比較品の試料より
も肌荒れ、カミソリ負けに対して優れた改善効果を示
し、さらに皮膚刺激性も認められなかった。
【0053】B.レプリカ法による実使用試験 本発明品1と比較品1,2のローションを用いて、ヒト
パネルで肌荒れ改善効果試験を行った。すなわち、女性
健常人(顔面)の皮膚表面形態をミリスン樹脂によるレ
プリカ法を用いて肌のレプリカを採り、顕微鏡(17
倍)で観察した。
【0054】皮紋の状態及び角層の剥離状態から、第3
表に示す基準に基づいて肌荒れ評価が1又は2と判断さ
れたもの(肌荒れパネル)20名を用い、顔面左右半々
に、本発明品1と比較品1,2のローションを1日2
回、2週間塗布した。2週間後、再び上述のレプリカ法
にしたがって肌の状態を観察し、第4表の判定基準にし
たがって評価した。その結果を第4表に示す。
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】この第4表から分かるように、本発明品の
ローションは比較品のローションと比較して、顕著な肌
荒れ改善効果が認められた。
【0058】以下に、種々の本発明皮膚外用剤の処方例
を実施例として記載する。なお、いずれの実施例におけ
る本発明皮膚外用剤も、上述の試験において、優れた結
果を示した。
【0059】 〔実施例1〕 クリーム 重量% ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 プロピレングリコール 7.0 イヌリン酸分解物(上記調製例,以下同様) 5.0 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 精製水 残 余
【0060】<製法>精製水にプロピレングリコールと
チコリ根抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱して70
℃に保った(水相)。また、他の成分も混合し、加熱融
解して70℃に保った(油相)。上記水相にこの油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応を起こさせた。その後、ホモミキサーで均一に
乳化し、よく攪拌しながら30℃まで冷却して、所望す
るクリームを得た。
【0061】 〔実施例2〕 クリーム 重量% ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 イヌリン酸分解物 3.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余
【0062】<製法>精製水にプロピレングリコールを
加え、加熱して70℃に保った(水相)。また、他の成
分も混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。上記
水相にこの油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで
均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃まで冷却し
て、所望するクリームを得た。
【0063】 〔実施例3〕 クリーム 重量% 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 イヌリン酸分解物 4.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余
【0064】<製法>精製水に石けん粉末と硼砂を加
え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。また、他の
成分も混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。上
記水相にこの油相を攪拌しながら徐々に加え反応を行っ
た。この反応終了後、ホモミキサーで反応物を均一に乳
化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却して、所
望するクリームを得た。
【0065】 〔実施例4〕 乳液 重量% ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーホ゛ホ゜ール941, B.F.Goodrich Chemical company ) イヌリン酸分解物 2.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余
【0066】<製法>少量の精製水にカーボポール94
1を溶解した(A相)。残りの精製水にポリエチレング
リコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱
溶解して70℃に保った(水相)。また、他の成分も混
合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。上記水相
にこの油相を加え予備乳化を行い、さらに上記A相を加
えホモミキサーで均一乳化し、乳化後よく攪拌しながら
30℃まで冷却して、所望する乳液を得た。
【0067】 〔実施例5〕 乳液 重量% マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 イヌリン酸分解物 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 精製水 残 余
【0068】<製法>精製水にプロピレングリコールを
加え、加熱して70℃に保った(水相)。また、他の成
分も混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。次
いで、この油相を攪拌しながら、これに水相を徐々に加
え、ホモミキサーで均一に乳化した。乳化後、これをよ
く攪拌しながら30℃まで冷却した。
【0069】 〔実施例6〕 ゼリー 重量% 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーホ゛ホ゜ール940, B.F.Goodrich Chemical company ) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 イヌリン酸分解物 7.0 2−ヒドロキシ −4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適 量 精製水 残 余
【0070】<製法>精製水にカーボポール940とイ
ヌリン酸分解物を均一に溶解し、一方95%エタノール
にポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコール
エーテルを溶解し、水相に添加した。次いで、その他の
成分もこれに加えた後、苛性ソーダ、L−アルギニンで
中和させ増粘して、所望するゼリーを得た。
【0071】 〔実施例7〕 美容液 重量% (A相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 イヌリン酸分解物 3.0 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーホ゛ホ゜ール940, B.F.Goodrich Chemical company ) 精製水 残 余
【0072】<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解
し、C相にA相を加えて可溶化した。次いでB相を加え
たのち充填を行い、所望する美容液を得た。
【0073】 〔実施例8〕 パック 重量% (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) イヌリン酸分解物 0.5 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90,重合度2000) エタノール 7.0 精製水 残 余
【0074】<製法>A相、B相、C相をそれぞれ均一
に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いでこれ
をC相に加えた後、充填を行い、所望するパックを得
た。
【0075】 〔実施例9〕 固形ファンデーション 重量% タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 イヌリン酸分解物 0.5 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0076】<製法>タルク及び黒色酸化鉄の粉末成分
をブレンダーで十分混合し、これに油相成分であるスク
ワラン及びオクタン酸イソセチル、並びにイヌリン酸分
解物,防腐剤,香料を加え良く混練した後、容器に充
填、成型し、所望する固形ファンデーションを得た。
【0077】 〔実施例10〕 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) 重量% (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 イヌリン酸分解物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量
【0078】<製法>水相を加熱撹拌後、十分に混合粉
砕した粉体部を添加してホモミキサー処理した。更にこ
れに加熱混合した油相を加えてホモミキサー処理した
後、撹拌しながら香料を添加して室温まで冷却して、所
望するクリームタイプの乳化型ファンデーションを得
た。
【0079】
【発明の効果】本発明により、健常人の肌荒れや荒れ性
に対しては勿論のこと、接触性皮膚炎,乾癬等の種々の
皮膚疾患による肌荒れ症状に対しても予防・改善効果を
有する皮膚外用剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪本 興彦 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イヌリンの酸分解物を含んでなる皮膚外用
    剤。
  2. 【請求項2】イヌリンがチコリ(Cichorium intybus
    L.)の根に由来するイヌリンである請求項1記載の皮膚
    外用剤。
  3. 【請求項3】皮膚外用剤が肌荒れ改善用外用剤である請
    求項1又は請求項2記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】イヌリンの酸分解物の配合量が乾燥物とし
    て皮膚外用剤の0.005重量%以上,同20.0重量
    %以下である請求項1乃至請求項3のいずれかの請求項
    記載の皮膚外用剤。
JP8250945A 1996-09-02 1996-09-02 皮膚外用剤 Withdrawn JPH1072312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250945A JPH1072312A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250945A JPH1072312A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 皮膚外用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1072312A true JPH1072312A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17215352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8250945A Withdrawn JPH1072312A (ja) 1996-09-02 1996-09-02 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1072312A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000188A1 (de) * 2000-06-28 2002-01-03 Cognis France S.A. Verwendung von inulinen und inulinderivaten
ES2186586A1 (es) * 2001-10-24 2003-05-01 Salinas Nieves Torres Pomada medicinal contra la psoriasis.
EP1371353A1 (de) * 2002-06-15 2003-12-17 Wella Aktiengesellschaft Verdicktes kationisches kosmetisches Mittel Inulin enthaltend
WO2011027128A1 (en) * 2009-09-03 2011-03-10 The University Of Manchester Use of non-digestible oligosaccharides
US8110215B2 (en) 2004-04-30 2012-02-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Personal care products and methods for inhibiting the adherence of flora to skin
CN113015515A (zh) * 2018-11-09 2021-06-22 日本精化株式会社 化妆品
US20220047533A1 (en) * 2018-12-27 2022-02-17 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. External Composition
US20220062422A1 (en) * 2019-01-10 2022-03-03 Biotts S A Pharmaceutical carrier for active substances and a pharmaceutical composition containing said carrier

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002000188A1 (de) * 2000-06-28 2002-01-03 Cognis France S.A. Verwendung von inulinen und inulinderivaten
WO2002000187A1 (de) * 2000-06-28 2002-01-03 Cognis Deutschland Gmbh & Co. Kg Verwendung von inulinen und inulinderivaten
EP1174118A1 (de) * 2000-06-28 2002-01-23 Cognis France S.A. Verwendung von Inulinen und Inulinderivaten
ES2186586A1 (es) * 2001-10-24 2003-05-01 Salinas Nieves Torres Pomada medicinal contra la psoriasis.
EP1371353A1 (de) * 2002-06-15 2003-12-17 Wella Aktiengesellschaft Verdicktes kationisches kosmetisches Mittel Inulin enthaltend
US8110215B2 (en) 2004-04-30 2012-02-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Personal care products and methods for inhibiting the adherence of flora to skin
WO2011027128A1 (en) * 2009-09-03 2011-03-10 The University Of Manchester Use of non-digestible oligosaccharides
JP2013503841A (ja) * 2009-09-03 2013-02-04 マンチェスター大学 難消化性オリゴ糖類の使用
JP2016020381A (ja) * 2009-09-03 2016-02-04 マンチェスター大学The University of Manchester 難消化性オリゴ糖類の使用
AU2010290985B2 (en) * 2009-09-03 2016-12-15 Curapel (Scotland) Limited Use of non-digestible oligosaccharides
US10265335B2 (en) 2009-09-03 2019-04-23 Curapel (Scotland) Limited Use of non-digestible oligosaccharides
CN113015515A (zh) * 2018-11-09 2021-06-22 日本精化株式会社 化妆品
US20220047533A1 (en) * 2018-12-27 2022-02-17 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. External Composition
US20220062422A1 (en) * 2019-01-10 2022-03-03 Biotts S A Pharmaceutical carrier for active substances and a pharmaceutical composition containing said carrier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3142245B2 (ja) 皮膚外用剤
JP3609834B2 (ja) 皮膚外用剤
WO2006126385A1 (ja) 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤又は肌荒れ防止・改善剤及び皮膚外用組成物
WO2012017734A1 (ja) 皮膚化粧料
JPH1072312A (ja) 皮膚外用剤
JPH11335235A (ja) 抗老化剤
JP2002193734A (ja) 外用組成物
JP2003034631A (ja) 線維芽細胞増殖促進剤及び抗老化用化粧料
JP4828077B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH11269034A (ja) ニキビ改善用皮膚外用剤
JP2005298370A (ja) 抗老化用皮膚外用剤
JP2021050155A (ja) 組成物
JP3447177B2 (ja) ゲル組成物
JPH1072333A (ja) 皮膚外用剤
JP3441387B2 (ja) 保湿剤及び皮膚化粧料並びに入浴剤
JP2000344697A (ja) 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤
JPH10114642A (ja) 皮膚外用剤
JP2005281197A (ja) 不全角化抑制剤、毛穴縮小剤及び皮膚外用剤
JP3520149B2 (ja) 肌荒れ改善用皮膚外用剤
JPH10279417A (ja) 皮膚外用剤
JPH11302147A (ja) 化粧料
JP3459856B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH07196443A (ja) 皮膚外用剤
JPH11335234A (ja) ヒアルロン酸合成促進剤および老化防止用皮膚外用剤
JP2003034644A (ja) ヒアロニダーゼ阻害剤及び皮膚外用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104