JPH0326435Y2 - - Google Patents

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JPH0326435Y2
JPH0326435Y2 JP7374983U JP7374983U JPH0326435Y2 JP H0326435 Y2 JPH0326435 Y2 JP H0326435Y2 JP 7374983 U JP7374983 U JP 7374983U JP 7374983 U JP7374983 U JP 7374983U JP H0326435 Y2 JPH0326435 Y2 JP H0326435Y2
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JP
Japan
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temperature
case
present
blocking plate
air flow
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JP7374983U
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JPS59180621U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は状態検出素子を内蔵し壁面に取り付け
た状態で周囲の温度、湿度等の物理量を検出でき
るようにした検出器用のケースに関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来この種のケース、例えば室内形温度・湿度
用検出器や調節計の外囲器は、概して第1図aに
示したような単純な立方体もしくは直方体の箱状
のケース1で、側面に空気取り入れ口としてスリ
ツト1aを入れただけのものであつた。
このため、この検出器を同図bのように室温と
温度差が大きい壁面2に取り付けた場合、壁面2
に沿つて、数mmの厚さで冷たいもしくは暖かい空
気の上昇または下降気流がケース1の内部に流れ
込み、実験によれば、内部の温度検出素子は室温
より数℃程度ずれた温度を検出することになる。
したがつて、その検出温度によつて室温をコント
ロールする場合、数℃(1〜3℃)のずれにより
10数%のエネルギーロスが、壁面の温度時定数時
間にわたつて発生することになる。
このような温度差は空調機の起動時に、特に週
明けその他の休日明けには顕著に発生し、従来最
悪の例、例えば銀行ロビー等の石材の厚い壁など
では約2時間にもわたつて温度差が発生しエネル
ギーロスの原因となる。
〔考案の目的および構成〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、壁面に沿つて流れ込む冷た
い又は暖かい空気によつて発生する、本来検出し
たい温度、湿度等の物理量と検出値とのずれをな
くすことにある。
このような目的を達成するために、本考案は、
空気取り入れ口を取り付け面に対して離れた所に
設けるとともに、両者の間に空気の流れを遮る空
気流遮断板を設けたものである。以下、図示する
実施例を用いて本考案を詳細に説明する。
〔実施例〕
第2図aは、本考案の一実施例を示す斜視図で
ある。ケース1は、同図bにその組立図を示すよ
うに表板1b、空気流遮断板1c、温度検出素子
その他の回路部品等を収納する温度検出部収納箱
1dおよびスペーサ1eから構成され、空気流遮
断板1cと表板1bとの間に、空気取り入れ口と
してのスリツト1aが形成される。
このケース1を、同図cに示すように温度検出
部収納箱1dの背面を取り付け面として壁面2に
取付けると、壁面2に沿つて上昇もしくは下降し
て来た空気流は空気流遮断板1cに遮られて、当
該空気流遮断板1cと壁面2との間に形成される
空間を同図dに示すように温度検出部収納箱1d
の側面に沿つて回り、スリツト1aに流れ込むこ
とはない。
第3図aは、本考案の他の実施例を示す斜視図
である。本実施例では温度検出部収納箱1dに周
囲に張り出した空気流遮断板1cを取り付け、そ
の前面に表板1bを有する箱を設けて側面にスリ
ツト1aを形成してあるが、上述したと同様に、
同図bに示すように温度検出部収納箱1dの背面
を取り付け面として壁面2に取り付けることによ
り、壁面2を伝う冷たい空気がスリツト1aに流
れ込むことを防ぐことができる。
同じく第4図は本考案の一実施例を示す斜視図
である。本実施例のケース1は、取付板1fに対
し、スベーサ1eを介して一定距離、離間させて
空気流遮断板1cを取り付け、その前面にスリツ
ト1aを有する温度検出部収納箱1dを設けたも
のである。
このケース1を、同図bに示すように取付板1
fの背面を取り付け面として壁面2に取り付ける
と、壁面2を伝う冷たい空気流は取付板1fと空
気流遮断板1cとの間を通り抜け、スリツト1a
に流入するようなことはない。
第5図に、本考案による効果を確認した実験結
果の一例を示す。この図は、第6図に示すよう
に、温度検出素子11を窓のガラス面21に直接
(ガラス面上3mm)取り付けたもの(第5図中
イ)、第1図に示したような従来のケース12に
収容して取り付けたもの(第5図中ロ)および本
考案による空気流遮断板を設けたケース13に収
容して取り付けたもの(第5図中ハ)について夜
間の温度検出値を温度記録計31により記録した
ものである。
第5図から明らかなように、ロの従来ケースの
ものは、何のケースにも収容せずに温度検出素子
を直接ガラス面上に配置したイの場合とほぼ同様
の検出値を示し、壁面(ガラス面)に沿つて流入
する冷たい空気の温度を測定していることがわか
る。これに対してハの本考案のものでは約3℃程
度高い検出値を示しており、本考案によつて正し
い室温の検出が行なえることがわかる。
以上、温度検出の例で説明してきたが、湿度を
検出する場合にも用いることができることは言う
までもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば取り付け
面と空気取り入れ口との間に空気流遮断板を設け
て、取り付けた壁面を伝う冷たいまたは暖かい空
気が直接内部に流れ込まないようにしたことによ
り、正確な物理量の検出が行なえる。また、湿度
の検出において温度がずれた場合、空気線図から
求められる相対湿度にも誤差が生ずるが、本考案
によれば相対湿度の検出も正確に行なえ、特に高
い制御精度が要求される実験室の温度・湿度制御
などにはきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の温度検出器用ケースを示す斜
視図、同図bは壁面に取り付けた状態を示す側面
図、第2図aは本考案の一実施例を示す斜視図、
同図bは組立図、同図cは壁面に取り付けた状態
を示す側面図、同図dは空気の流れを説明するた
めの正面図、第3図aは本考案の他の実施例を示
す斜視図、同図bは側面図、第4図aは本考案の
さらに他の実施例を示す斜視図、同図bは側面
図、第5図は本考案の効果を説明するための温度
検出値の実験結果例を示すグラフ、第6図はその
実験方法を説明するための図である。 1……ケース、1a……スリツト(空気取り入
れ口)、1c……空気流遮断板、1d……温度検
出部収納箱、1f……取付板、2……壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 状態検出素子を内蔵し壁面に取り付けた状態で
    周囲の物理量を検出する検出器用のケースにおい
    て、空気取り入れ口を取り付け面から離間させて
    設けるとともに、当該空気取り入れ口と取り付け
    面との間に空気流遮断板を設けたことを特徴とす
    る検出器用ケース。
JP7374983U 1983-05-19 1983-05-19 検出器用ケ−ス Granted JPS59180621U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7374983U JPS59180621U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 検出器用ケ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7374983U JPS59180621U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 検出器用ケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59180621U JPS59180621U (ja) 1984-12-03
JPH0326435Y2 true JPH0326435Y2 (ja) 1991-06-07

Family

ID=30203863

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7374983U Granted JPS59180621U (ja) 1983-05-19 1983-05-19 検出器用ケ−ス

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JP (1) JPS59180621U (ja)

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JPS59180621U (ja) 1984-12-03

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