JPH03262740A

JPH03262740A - 自動車の荷箱

Info

Publication number: JPH03262740A
Application number: JP5814590A
Authority: JP
Inventors: Tadayoshi Kikuchi; 菊地　忠義
Original assignee: TOKYO SHARYO KK
Current assignee: TOKYO SHARYO KK
Priority date: 1990-03-12
Filing date: 1990-03-12
Publication date: 1991-11-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、収容容積を拡張して移動式の写真撮影室や店
舗や展示室やイベント室などに利用できる自動車の荷箱
に間する。

【従来の技術】

従来、荷箱本体の開口部の下辺縁に、該開口部を開閉す
る展開床板の基端部を蝶着するとともに、荷箱本体内に
収納内箱を引き出し・収納自在に装入し、展開床板を展
開してその上に収納内箱を引き出すことができるように
した自動車の荷箱は、例えば特開昭６３−２１９４３６
号公報等で公知である。

【発明が解決しようする諜Ｂ】

しかし、従来は収容容積を横方向（水平方向）に拡張で
きるだけで、上方へは拡張できなかった。本発明は、荷箱本体ばかりでなく収納内箱についてもそ
の収容容積を上方へ拡張できる荷箱を提供することを目
的とする。

【課題を解決するための手段】

本発明による荷箱は、荷箱本体の開口部の下辺縁に、該
開口部を開閉する展開床板の基端部を蝶着するとともに
、荷箱本体内に収納内箱を引き出し・収納自在ｌこ装入
し、展開床板を展開してその上に収納内箱を引き出すこ
とができるようにした自動車の荷箱において、荷箱本体
の天面及び収納内箱の天面を開口させ、荷箱本体の天面
開口部に本体天井板を昇降可能に装着し、該本体天井板
に、収納内箱の天面開口を覆うことができる内箱天井板
を開閉自在に蝶着したものである。

【作　　用】

本体天井板を上昇させた後、内箱天井板を開放（展開）
することにより、荷箱本体及び収納内箱の収容容積を上
方へ拡張できる。

【実　施　例】

以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
。第１図において、荷箱本体１は、トラック（図示せず）
の車体上に公知のように搭載、または車体と分離して牽
引搬送できるようになっている。この荷箱本体１は左右両側面のほぼ全域が開口している
ばかりでなく、天面も開口している。その左右の開口部
を開閉するため、該開口部の下辺縁に左右の展開床板２
．３が開閉自在に蝶着されている。これら左右の展開床
板２．３は、例えばワイヤとウィンチによる公知の開閉
駆動ｌＩ構により開閉され、開放して水平に展開させた
状態を多数の支持ジヤツキ４により支持される。荷箱本体１内には、同様に天面が開口した左右の収納内
箱５，６が図示しない推進機構によりそれぞれ引き出し
・収納自在に装入されている。これら左右の収納内箱５
，６は開放展開した左右の展開床板２．３上にそれぞれ
公知の如く引き出すことができ、また第３図に示すよう
に荷箱本体１内に収納したとき互いに干渉しないように
、大きさが異なっている。一方、荷箱本体１の天井開口部には、その全域を開閉で
きる１枚の本体天井板７が昇降自在に装着されている。第２図はこれを昇降さゼる昇ｗ！機構の一例を示す０本
体天井板７の下面の前後端部に管状の前後の支柱８．９
が一対ずつ垂設され、該支柱８．９は、荷箱本体１の前
後壁１０．１１に埋設された′＃Ｊ後一対ずつの案内パ
イプ１２．１３に上下摺動自在に嵌合されている０前後
壁１０．１１内にはまた、それぞれ一対ずつスクリュー
軸１４．１５がスラスト軸受１６によって垂直に軸受け
され、各スクリュー軸１４．１５は支柱８．９の下端に
固着されたスクリュー軸受１７と螺合されている。前側
の一対のスクリュー軸】４及び後側の一対のスクリュー
軸１５は、前後それぞれにおいてスプロケットホイール
１８、チェーン］９、ベベルギヤーボックス２０、伝達
軸２１．平ギヤー２２を介して中央のベベルギヤーボッ
クス２３に連結され、さらに前後のベベルギヤ−ボック
ス２３同士は、荷箱本体１の床部２４の下側に配置され
た共通の駆動シャフト２５で互いに連結されている。そ
して、この駆動軸２５はスプロケットホイール２６及び
チェーン２７を介して正逆反転可能な油圧モータ２８に
連結されている。従って、油圧モータ２８の正転と逆転により前後の支柱
８．９が同時に上方または下方へ推進され、本体天井板
７が水平状態のまま自動的に昇降される。この本体天井板７の左右辺縁には、第１図及び第５図に
示すように左右の収納内箱５，６の天面開口の全域を覆
うことができる左右の内箱天井板２９、３０が開閉自在
に蝶着されている。これら左右の内箱天井板２９．３０
の下面と、本体天井板７の下面の前後端部に垂設された
垂下板３１との間には左右の油圧シリンダ３２．３３が
それぞれ架設されており、左右の内箱天井板２９．３０
は油圧シリンダ３２３３の伸縮により自動的りこ開閉さ
れる。第３図及び第４図の実線は上記のように構成された荷箱
の収納状態、鎖線は展開状態を示す。収納状態では、左
側の収納内箱５は荷箱本体１内に収納され、右側の収納
内箱６はさらに左側の収納内箱５内に収納され、本体天
井板７は下降して荷箱本体】の天面開口を閉し、左右の
内箱天井板２９３０は、油圧シリンダ３２．３３が収縮
すること番こより本体天井板７より垂下して荷箱本体ｌ
の左右の側面開口をそれぞれ閉し、さらに左右の展開床
板２３は、垂直に起立して左右の内箱天井板２９．３０
の外側よりさらに荷箱本体１の左右の側面を二重に閉じ
る。第６図ないし第１０図は収納状態からの展開手順を示す
、先ず第７図に示すように左右の展開床板２．３を開放
展開して支持ジヤツキ４で水平に支持し、また左右の油
圧シリンダ３２．３３を伸長させて第８図に示すように
左右の内箱天井板２９．３０を開放展開した後、第９図
に示すように左右の展開床板２．３上に左右の収納内箱
５．６を引き出し、最後に油圧モータ２８を駆動して本
体天井板７を上昇させる。該本体天井ｖｉ７を上昇させ
ると、これが荷箱本体１の天面開口から離れてその前後
端に開放口が形成されるとともに、左右の内箱天井板２
９、３０も左右の収納内箱５．６の天面開口から離れて
その外周縁に開放口が形成される。そこで、これらの開
放口を閉しるため、本体天井板７の前後端には、第１図
に示すように荷箱本体１の前後壁１０．１１によって案
内される延長板３４を予め垂設しておくか、本体天井板
７の上昇後にその前後端にカーテン板を着脱自在に垂下
支持し、左右の内箱天井板２９．３０の外周縁にもカー
テン板３５を垂下支持する。なお、上記の実施例では荷箱本体１の左右両側を展開で
きるようにしたが、片側だけであっても良いこと勿論で
ある。

【発明の効果】

以上の通り本発明の荷箱によれば、本体天井板を上昇さ
せた後、内箱天井板を開放（展開）することにより、荷
箱本体及び収納内箱の収容容積を上方へ拡張できるので
、天井の高い移動式の写真撮影室や店舗や展示室やイベ
ント室などとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による荷箱の展開状態の斜視図、第２図
はその本体天井板を昇降させる昇降機構の斜視図、第３
図及び第４図は収納状態を実線、展開状態を鎖線で示す
水平断面図及び垂直断面図、第５図は本体天井板を上昇
させた状態の断面図、第６図ないし第１０図は展開手順
を示す斜視図である。１・・・・・・荷箱本体、２，３・・・・・・展開床板
、５，６・・・・・・収納内箱、７・・・・・・本体天
井板、２９．３０・・・・・・内箱天井板。ＭＩ図第３図０第図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

１、荷箱本体の開口部の下辺縁に、該開口部を開閉する
展開床板の基端部を蝶着するとともに、荷箱本体内に収
納内箱を引き出し・収納自在に装入し、展開床板を展開
してその上に収納内箱を引き出すことができるようにし
た自動車の荷箱において、上記荷箱本体の天面及び収納
内箱の天面を開口させ、荷箱本体の天面開口部に本体天
井板を昇降可能に装着し、該本体天井板に、収納内箱の
天面開口を覆うことができる内箱天井板を開閉自在に蝶
着したことを特徴とする自動車の荷箱。