JPH03261222A - 可変分周器 - Google Patents

可変分周器

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JPH03261222A
JPH03261222A JP5947990A JP5947990A JPH03261222A JP H03261222 A JPH03261222 A JP H03261222A JP 5947990 A JP5947990 A JP 5947990A JP 5947990 A JP5947990 A JP 5947990A JP H03261222 A JPH03261222 A JP H03261222A
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JP5947990A
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Inventor
Toshihiko Ichioka
市岡 俊彦
Yasushi Kawakami
康 川上
Akinori Tsukuda
佃 秋範
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車電話器等に搭載され、安定で、かつ数
百MHzという高い周波数の信号を発生する周波数シン
セサイザを構成する可変分周器に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、文献1;研究実
用化報告、旦1 [l]  (1982)NTT、赤沢
等「新形移動機周波 数シンセサイザ用LSIJP、181 184 文献2:昭和63年電子情報通信学会秋季全国大会集C
−123、重囲等rlGHz GaAs  5CFL  可変分周器 低消費電流化の検討−JP、104 に記載されるものがあった。
周波数シンセサイザ゛は、前記文献lに記載されている
ように、安定でかつ高い周波数の信号を発生する高精度
な局部発振器であり、PLL ()ニーズ・ロック・ル
ープ)を用いたヘテロダイン方式、プリスケーラ分周方
式、パルススワロ方式等の種々の方式の周波数シンセサ
イザが提案されている。これらの方式のうち、パルスス
ワロ方式による周波数シンセサイザは、LSI化により
シンセサイザの小型化、低消費電力化、無調整化が図れ
、かつシンセサイザの特性劣化が少ないという利点を有
している。その−楕或例を第2図に示す。
第2図は、前記文献1に記載された従来のパルススワロ
方式による周波数シンセサイザの一構成例を示すブロッ
ク図である。
この周波数シンセサイザは、水晶発振器1、固定分周器
2、可変分周器10、位相比較器20、ループフィルタ
21.及び電圧制御発振器(以下、VCOという〉22
のPLL回路により構成される。
この周波数シンセサイザでは、水晶発振器1からの発振
周波数が、固定分周器2で分周されて位相比較器20に
与えられる。一方、VCO22から出力される発振周波
数は、出力端子23へ出力されると共に、クロック信号
CKとして可変分周器10に与えられ、その可変分周器
10で分周されて位相比較器20へ入力される。位相比
較器20は、固定分周器2の出力と可変分周器10の出
力との位相比較を行い、その位相差をループフィルタ2
1を介してVCO22へ与える。すると、VCO22で
゛は、ループフィルタ21の出力に基づき発振周波数が
変化し、その発振周波数を出力端子23から外部へ出力
する。
この種の周波数シンセサイザでは、LSIによる小型化
や低消費電力化等を図るうえで、可変分周器10の構成
方法が重要である。この可変分周器10は、2つの分周
モード÷P/÷P+1を持つ2モジュラスプリスケーラ
(可変分周回路)11と、その2モジュラスプリスケー
ラ11の出力信号S11を1/Aに分周して2つの分周
モードの切換えを制御するための分周数切換信号MCを
生成する分周数切換用のAカウンタ12と、出力信号S
llを1/M分周し、その出力信号813を位相比較器
20へ与える分周数拡張用のMカウンタ13とで、構成
されている。
この可変分周器10では、Aカウンタ12により、2モ
ジュラスプリスケーラ11の出力信号S11に同期した
分周数切換信号MCがその2モジュラスプリスケーラ1
1へ入力される。2モジユラスプリスゲーラ11では、
例えば分周数切換信号MCの′°H“レベルの時、分周
数÷Pで、IIL”レベルの時、分周数÷P+1で、V
CO22からのクロツク1言号CKを分周し、その出力
信号S11をAカウンタ12及びMカウンタ13へ与え
る。
すると、Mカウンタ13では、出力信号Sllを分周数
1/Mで分周して出力信号S13を位相比較器20へ与
える。従って、可変分周器10の出力信号813は、ク
ロック信号CKの(M−P十A〉分周した信号となる。
(発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記構成の可変分周器10では、次のよ
うな課題があった。
従来の可変分周器10において、2モジユラスプリスゲ
ーラ1工の分周数切換信号MCは、P十1分周時、出力
信号Sllの“H”レベル、“L“レベルのうち、P分
周に対し、伸長する側のレベルの始まり、即ち”°H゛
°レベルが伸長する時は、出力信号Sllの立上がりエ
ツジ、i+ L ++レベルが伸長する時は、出力信号
Sllの立下がりエツジより2モジュラスプリスケーラ
11のセットアツプ時間だけ前に、該分周数切換信号M
Cが2モジユラスプリスゲーラ11に入力される必要が
ある。以下、前者の2モジュラスプリスケーラ11を「
立上がりエツジプリスケーラ」、後者のものを「立下が
りエツジプリスケーラ」という。
2モジュラスプリスケーラ11の出力信号S11と、そ
れに同期したAカウンタ12からの分周数切換信号MC
との位相余裕は、Aカウンタ12が出力信号Sllの立
上がりに同期して分周数切換信号MCを出力する時は(
以下、このようなカウンタを「立上がり同期式カウンタ
」という〉、立上がりエツジプリスケーラよりも、立下
がり工ッジプリスケーラの方が、位相余裕が小さい。ま
た、Aカウンタ12が出力信号Sllの立下がりに同期
して分周数切換信号MCを出力する時は(以下、このよ
うなカウンタを「立下がり同期式カウンタ」という)、
立下がりエツジプリスケーラよりも、立上がりエツジプ
リスケーラの方が、位相余裕が小さくなる。
このように2モジュラスプリスケーラ11とAカウンタ
12の組合わせについて、立上がりエツジプリスケーラ
と立下がり同期式カウンタとの組合わせ、あるいは立下
がりエツジプリスケーラと立上がり同期式カウンタとを
組合わせた時、Aカウンタ12の入力である出力信号S
llと、Aカウンタ12から2モジュラスプリスケーラ
エ1に入力される分周数切換信号MCとの位相余裕が小
さくなり、それによって周波数シンセサイザが誤動作し
やすくなるという問題があった。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、2モジ
ュラスプリスケーラ出力と分周数切換信号との位相余裕
が小さくなって周波数シンセサイザが誤動作しやすくな
るという点について解決した可変分周器を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記課題を解決するために、分周数切換信号に
より分周数が切換えられその切換えられた分周数でクロ
ック信号を分周する可変分周回路と、前記可変分周回路
の出力を分周して前記分周数切換信号を生成する分周数
切換用カウンタと、前記可変分周回路の出力を分周する
分周数拡張用カウンタとを備えた、周波数シンセサイザ
用の可変分周器において、制御信号に基づき前記可変分
周回路の出力の論理を反転または非反転して前記分周数
切換用カウンタ及び分周数拡張用カウンタへ与える論理
反転器を、設けたものである。
ここで、前記可変分周回路は、例えば2モジュラスプリ
スケーラで楕或し、その2モジュラスプリスケーラを、
前記分周数切換用カウンタ、分周数拡張用カウンタ及び
論理反転器と共に、集積化して形成するか、あるいは別
個に形成するようにしても良い。
(作用〉 本発明によれば、以上のように周波数シンセサイザ用可
変分周器を構成したので、クロック信号が可変分周回路
に入力されると、可変分周回路は、分周数切換用カウン
タから出力される分周数切換信号【こ基づき分周数が切
換えられ、その分周数に基づきクロック信号を分周して
論理反転器に与える。論理反転器は、制御信号に基づき
可変分周回路の出力の論理を反転または非反転して分周
数切換用カウンタ及び分周数拡張用カウンタへ与える。
分周数切換用カウンタは、論理反転器の出力を分周して
その出力に同期した分周数切換信号を可変分周回路へ与
える。
すると、可変分周回路の分周数が切換わり、その分周数
に基づき可変分周回路がクロック信号を分周し、その出
力を論理反転器を介して分周数拡張用カウンタへ与える
。分周数拡張用カウンタでは、論理反転器の出力を分周
して出力する。このように可変分周回路と分周数切換用
カウンタとの各方式の任意の組合わせに対し、その組合
わせに応じて可変分周回路の出力を論理反転器で反転ま
たは非反転が行えるので、可変分周回路の出力と分周数
切換信号との位相余裕を大きくとることが可能となり、
それによって周波数シンセサイザの誤動作の防止が図れ
る。従って、前記課題を解決できるのである。
(実施例〉 第1図は、本発明の実施例を示すもので、可変分周器を
有するパルススワロ方式周波数シンセサイザの構成ブロ
ック図であり、従来の第2図中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。
この周波数シンセサイザは、従来の第2図と同様に、水
晶発振器1の出力側に、固定分周器2、位相比較器20
、ループフィルタ21.VCO22、及び出力端子23
が順に接続されている。そしてこの実施例が従来の第2
図と異なる点は、出力端子23と位相比較器20の入力
端子との間に接続される可変分周器30の回#!構成が
異なることである。
即ち、この可変分周器30は、2つの分周モード÷P/
÷P+1を用い、■C○22からのクロック信号CKを
分周して出力信号S31を出力する2モジュラスプリス
ケーラ(可変分周回路〉31と、外部の制御信号PCに
より出力信号S31の論理を反転または非反転する論理
反転器34と、論理反転器34の出力信号S34を分周
数1/Aで分周して2モジュラスプリスケーラ31にお
ける2つの分周モードの切換えを制御するための分周数
切換信号MCを出力する分周数切換用のAカウンタ32
と、論理反転器34の出力信号S34を分周数1/Mで
分周してその出力信号333を位相比較器20へ与える
分周数拡張用のMカウンタ33とを備え、それらが例え
ば1チツプの集積回路で構成されている。
第3図は、第1図の可変分周器30における2モジュラ
スプリスケーラ31の一構成例を示す回路図である。
この2モジュラスプリスケーラ31は、例えば前記文献
2に記載されているように、÷128/129の分周機
能を持つ可変分周回路であり、高速動作の安定性を図る
ために同期式シフトカウンタ構成の前段40と、64分
周のバイナリ分周動作を行うためにリップルカウンタ構
成の後段50とで、構成されている。
前段40は、÷2/3分周動作を行う2段のデイレイ型
フリップフロップ(以下、D−FFという>41.42
と、帰還信号が入力する2つの2人力のオアゲート(以
下、ORゲートという)43.44とで構成されている
。後段50は、縦続接続された6段のトリガ型フリップ
フロップ(以下、T−FFという〉51〜56と、各段
のT−FF51〜56の出力とAカウンタ32からの分
周数切換信号MCとの論理和をとって前段のORゲート
44へ帰還する3人力ORゲート57〜59と、最終段
のT−FF51の出力を駆動して出力信号S31を出力
する出力バッファ60とで、構成されている。
この2モジュラスブリスゲーラ31は、Aカウンタ32
からの分周数切換信号MCが((HIIレベルの時、V
CO22からのクロック信号CKを128分周し、it
 H++レベル、11 L 11レベルがクロック64
周期の出力信号S31が得られる。また、分周数切換信
号MCが、”+Ll“レベルの時、クロック信号CKを
129分周し、H”レベルがクロック64周期、II 
L IIレベルがクロック65周期の出力信号S31が
得られる。
第4図は、第1図における論理反転器34の一構成例を
示す回路図である。
この論理反転器34は、2つのインバータ7071と、
3つの2人力のノアゲート(以下、NORゲートという
)72〜74とを備えている。2モジュラスプリスケー
ラ31の出力信号S31がインバータ70の入力側に接
続されると共に、外部の制御信号PCがインバータ71
の入力側に接続され、さらに出力信号S31と制御信号
PCとが、NORゲート72の入力側に接続されている
インバータ70と71の出力(則がNORゲート73の
入力側に接続され、NORゲート72と73の出力側が
NORゲート74の入力側に接続され、そのNORゲー
ト74から出力信号S34が出力されるようになってい
る。
この論理反転器34では、制御信号PCが″“L”レベ
ルの時、インバータ7↑を介してNORゲート73側が
閉じ、2モジュラスプリスケーラ31からの出力信号S
31をNORゲート72及び74を介して、そのままの
論理(即ち、非反転)の出力信号S34の形で出力して
Aカウンタ32及びMカウンタ33に与える。また、制
御信号PCがII H!+レベルの時、NORゲート7
2側が閉じ、2モジュラスプリスケーラ31からの出力
信号S31がインバータ70及びNORゲート73.7
4を介して論理が反転された出力信号S34が出力され
、その出力信号がAカウンタ32及び′Mカウンタ33
に与えられる。
次に、以上のように構成される周波数シンセサイザの動
作を説明する。
第1図において、水晶発振器■から発振周波数が出力さ
れると、その周波数が固定分周器2で分周されて位相比
較器20へ与えられる。一方、■CO22の発振周波数
がクロック信号CKの形で可変分周器30内の2モジュ
ラスプリスケーラ31に入力されると、クロック信号C
Kが2モジュラスプリスケーラ31で゛÷P分周され、
その出力信号S31が論理反転器34でそのまま、また
は論理反転され、その論理反転器34の出力信号S34
がAカウンタ32及びMカウンタ33に入力される。M
カウンタ33は、論理反転器34の出力信号S34、つ
まり2モジュラスプリスケーラ31の出力を1/Mに分
周し、出力信号333を出力する。
この出力信号833の1周期の内、Aカウンタ32は、
論理反転器34の出力信号S34、つまり2モジュラス
プリスケーラ31の出力のA周期分、その2モジュラス
プリスケーラ31に、P十工分周への分周数切換信号M
Cを出力する。すると、2モジュラスプリスケーラ31
は、クロック信号CKをP+1分周して出力信号S31
を論理反転器34へ与える。論理反転器34の出力信号
S34は、Mカウンタ33で1/M分周される。
これにより、Mカウンタ33からは、可変分周器出力と
してクロック信号CKをM・P+A分周した出力信号8
33を出力し、位相比較器20へ与える。
位相比較器20は、Mカウンタ33の出力信号S33と
固定分周器2の出力信号との位相比較を行い、その比較
結果をループフィルタ21を介してVCO22に帰還す
ることにより、VCO22の発振周波数をロックし、そ
のロックした発振周波数を出力端子23から出力する。
第1図の可変分周器30が正しく動作するためには、2
モジュラスプリスケーラ出力と、Aカウンタ32からの
帰還信号である分周数切換信号MCどの位相余裕が大き
いことが必要である。そこで、この位相余裕について、
第5図(a>、(b)を参照しつつ以下説明する。
第5図(a>、(b)は第工図の動作を示すタイミング
チャートである。同図(a>は、論理反転器34の入力
制御信号PCが11 L IIレベルで、論理反転器3
4の出力信号S34が2モジュラスプリスケーラ31の
出力信号S31と同−論理である場合(これは論理反転
器34がない場合と同じ〉のタイミングチャートで゛あ
る。また、同図(b)は、論理反転器34への入力制御
信号PCが“H”レベルで、論理反転器34の出力信号
S34が2モジュラスプリスケーラ31の出力信号S3
1と反対の論理である場合のタイミングチャートである
例えば、立下がりエツジプリスケーラと、そのプリスケ
ーラ出力の立上がりに同期して分周数切換信号MCを出
力するAカウンタ32とを用いた場合の位相余裕を説明
する。ここで、2モジュラスプリスケーラ31は、分周
数切換信号MCが“L′°レベルでP+1分周、II 
HIIレベルでP分周とし、初期状態で分周数切換信号
MCが“LITレベルでP+1分周しているとする。
まず、第5図(a)のタイミングチャートにおいて、時
刻Tllで、Aカウンタ32の入力である論理反転器3
4の出力信号S34が“°Lパレベルから゛Hパレベル
になり、これに同期して分周数切換信号MCのレベルが
、ある遅延時間Δτdの後、時刻T12で“′Hルベル
となる。遅延時間Δτdは、集積回路の速度、基板の信
号線路等の遅延時間によって決定される。
分周数切換信号MCがH°“レベルとなる時、時刻Tl
lから2モジユラスプリスゲーラ31の出力信号S31
の次の周期までに、分周数を切換えるためには、この2
モジュラスプリスケーラ31は立下がりエツジプリスケ
ーラであるから、時刻T14より2モジユラスプリスゲ
ーラ31のセットアツプ時間Δτset前の時刻713
までに、分周数切換信号MCのレベルが切換わる必要が
ある。時刻TllからT13までの時間Δτmlか分周
数切換信号MCの位相余裕となる。
次に、第5図(b)の場合、論理反転器34の入力制御
信号PCが“H゛レヘル、Aカウンタ32(こは2モジ
ュラスプリスケーラ31の出力信号S31の反転した論
理の信号が入力する。時刻T21で、Aカウンタ32の
入力である論理反転器34の出力信号S34が“L”レ
ベルから゛′H′ルベルになり、これに同期して、分周
数切換信号MCのレベルが第5図(a)と同様に、ある
遅延時間Δτdの後、時刻T22で“H″レベルなる。
この時、時刻T21から2モジユラスプリスクーラ31
の出力信号S31の次の周期までに、分周数を切換える
ためには、この2モジュラスプリスケーラ31は立下が
りエツジプリスケーラであるから、時刻T24より2モ
ジユラスプリスゲーラ31のセットアツプ時間Δτse
t前の時刻T23までに、分周数切換信号MCのレベル
が切換わる必要がある。時刻T21〜T23までの時間
Δτm2が、分周数切換信号MCの位相余裕となる。
ここで、第5図(a)の場合の時間Δτmlは出力信号
S31の゛H゛°レベルの時間よりセットアツプ時間Δ
τsetを減じたものであり、また第5図(b>の時間
Δτm2は出力信号S31の1周期の時間よりセットア
ツプ時間Δτsetを減じたものである。そのため、第
5図(b)の場合は、論理反転器34がない時と等価な
第5図(a>の場合より、およそ2モジュラスプリスケ
ーラ31の出力周期の半分の時間分だけ、位相余裕が大
きくなる。従って、論理反転器34を設けることにより
、遅延時間Δτdの変動等に対して可変分周器30の動
作が安定する。
また、他の組合わせ例として、立上がりエツジプリスケ
ーラと、そのプリスケーラ出力の立下がりに同期して分
周数切換信号MCを出力するAカウンタ32とを組合わ
せて用いた場合にも、制御信号PCをH”レベルとし、
論理反転器34によってAカウンタ32に入力する2モ
ジュラスプリスケーラ出力の論理を反転することにより
、前記の組合わせと同様の効果が得られる。
以上のように、本実施例では、2モジユラスプリスゲー
ラ31の出力1則とAカウンタ32の入力側との間に、
論理反転器34を設け、外部からの制御信号PCによっ
て2モジュラスプリスケーラ31の出力信号S31の論
理をそのまま、または反転するようにした。そのため、
2モジュラスプリスケーラ31とAカウンタ32との組
合わせについて、立上がりエツジプリスケーラまたは立
下がりエツジプリスケーラと、そのプリスケーラ分周数
切換用の立上がり同期式カウンタまたは立下がり同期式
カウンタとの、任意の組合わせに対し、制御信号PCを
“H”レベルまたはL”レベルにすることにより、2モ
ジユラスプリスケ一ラ出力信号S31と分周数切換信号
MCとの位相余裕を大きくとることができ、周波数シン
セサイザの誤動作を的確に防止できる。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、種々の変形
が可能である。その変形例としては、例えば次のような
ものがある。
m  第工図の2モジュラスプリスケーラ31は、÷P
/÷P+1の分周回路で構成したが、第3図と異なる回
路構成にすることによって−”P/÷P+n (但し、
n=2.3.・・・〉の分周機能を持つ可変分周回路で
構成しても良い。
(ii)  論理反転器34は、第4図以外の回路で構
成しても良い。例えば、インバータと並列に、アナログ
スイッチ等のスイッチ手段を接続し、そのスイッチ手段
を制御信号PCによってオン、オフ制御することにより
、2モジュラスプリスケーラ出力の論理を反転または非
反転することも可能である。
(iii )  第1図では、2モジュラスプリスケー
ラ31、Aカウンタ32、Mカウンタ33及び論理反転
器34を集積化して1チツプで構成したが、この周波数
シンセサイザの各部品の集積化方法は他の方法を採用す
ることも可能である。例えば、水晶発振器上、ループフ
ィルタ21及び■C○22はLSI化が難しいためこれ
らを除いて、高周波部の2モジュラスプリスケーラ31
をバイポーラICにより、低周波部の固定分周器2、位
相比較器20、Aカウンタ32、Mカウンタ33及び論
理反転器34をCMO3−LSIにより実現しても良い
(iv)  第1図の可変分周器30以外のVC022
等の回路に、他の回路を付加する等、種々の変形が可能
である。また本発明はパルススワロ方式以外の方式の周
波数シンセサイザにも適用可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、可変分周
回路の出力側と、分周数切換用カウンタの入力側との間
に、論理反転器を設け、制御信号によりその論理反転器
で、可変分周回路出力の論理を反転または非反転するよ
うにしたので、可変分周回路と分周数切換用カウンタと
の組合わせについて、立上がりエツジ型の可変分周回路
または立下がりエツジ型の可変分周回路と、分周数切換
信号を入力の立上がりに同期して出力する立上がり型の
分周数切換用カウンタまたは立下がりに同期して出力す
る立下がり型の分周数切換用カウンタとの、任意の組合
わせに対し、可変分周回路の出力と分周数切換信号との
位相余裕を大きくとることができる。そのため、周波数
シンセサイザの誤動作の発生を的確に防止でき、小型で
、低消費電力かつ低コストの周波数シンセサイザ用可変
分周器を実現できる。
可変分周回路を2モジユラスプリスゲーラで構成し、そ
の2モジユラスプリスゲーラを、分周数切換用カウンタ
、分周数拡張用カウンタ及び論理反転器と共に集積化し
て形成した場合、それをPLL回路に接続することによ
り、周波数シンセサイザを簡単に構成できる。また、2
モジュラスプリスケーラを、分周数切換用カウンタ、分
周数拡張用カウンタ及び論理反転器と別個に形成し、例
えば2モジュラスプリスケーラを高周波動作可能なバイ
ポーラICにより構成し、その他を低消費電力と高集積
化が可能な低周波数のCMO8−LSIにより形成する
ことにより、より小型で、低消費電力かつ低コストの周
波数シンセサイザを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すパルススワロ方式の周波
数シンセサイザの構成ブロック図、第2図は従来のパル
ススワロ方式の周波数シンセサイザの構成ブロック図、
第3図は第1図における2モジュラスプリスケーラの構
成例を示す回路図、第4図は第1図における論理反転器
の構成例を示す回路図、第5図(a>、(b)は第1図
のタイミングチャートである。 1・・・・・・水晶発振器、2・・・・・・固定分周器
、20・・・、・・位相比較器、21・・・・・・ルー
プフィルタ、22・・・・・・VCO130・・・・・
・可変分周器、31・・・・・・2モジュラスプリスケ
ーラ、32・・・・・・Aカウンタ、33・・・・・・
Mカウンタ、34・・・・・・論理反転器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分周数切換信号により分周数が切換えられその切換
    えられた分周数でクロック信号を分周する可変分周回路
    と、前記可変分周回路の出力を分周して前記分周数切換
    信号を生成する分周数切換用カウンタと、前記可変分周
    回路の出力を分周する分周数拡張用カウンタとを備えた
    、周波数シンセサイザ用の可変分周器において、 制御信号に基づき前記可変分周回路の出力の論理を反転
    または非反転して前記分周数切換用カウンタ及び分周数
    拡張用カウンタへ与える論理反転器を、 設けたことを特徴とする可変分周器。 2、請求項1記載の可変分周器において、 前記可変分周回路を2モジュラスプリスケーラで構成し
    、その2モジュラスプリスケーラを、前記分周数切換用
    カウンタ、分周数拡張用カウンタ及び論理反転器と共に
    集積化して形成、または別個に形成したことを特徴とす
    る可変分周器。
JP5947990A 1990-03-09 1990-03-09 可変分周器 Pending JPH03261222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07162294A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Yamaha Corp パルス計数回路およびパルス切換回路
JP2003087113A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Nec Corp クロック制御方法と分周回路及びpll回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07162294A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Yamaha Corp パルス計数回路およびパルス切換回路
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