JPH0326107B2 - - Google Patents

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JPH0326107B2
JPH0326107B2 JP60293216A JP29321685A JPH0326107B2 JP H0326107 B2 JPH0326107 B2 JP H0326107B2 JP 60293216 A JP60293216 A JP 60293216A JP 29321685 A JP29321685 A JP 29321685A JP H0326107 B2 JPH0326107 B2 JP H0326107B2
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booth
moving average
air supply
seconds
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Michiaki Oosawa
Hidetoshi Oomori
Hidemasa Inoe
Yoshihiro Shibata
Hideyuki Takada
Yasuo Tokushima
Shunichi Akyama
Masayuki Kojima
Joji Ito
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Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0326107B2 publication Critical patent/JPH0326107B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/0001Control or safety arrangements for ventilation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B16/00Spray booths
    • B05B16/60Ventilation arrangements specially adapted therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B16/00Spray booths
    • B05B16/90Spray booths comprising conveying means for moving objects or other work to be sprayed in and out of the booth, e.g. through the booth
    • B05B16/95Spray booths comprising conveying means for moving objects or other work to be sprayed in and out of the booth, e.g. through the booth the objects or other work to be sprayed lying on, or being held above the conveying means, i.e. not hanging from the conveying means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0447Installation or apparatus for applying liquid or other fluent material to conveyed separate articles
    • B05B13/0452Installation or apparatus for applying liquid or other fluent material to conveyed separate articles the conveyed articles being vehicle bodies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S55/00Gas separation
    • Y10S55/46Spray booths

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給気フアンによつてプレナムチヤン
バに供給される空調空気をフイルタを通じて所定
の風速でトンネル形の塗装ブース内に押し込むと
共に、該塗装ブース内の空気を排気フアンによつ
て塗料ミスト、蒸発有機溶剤等と一緒に床下に吸
引排出するようにした給気付塗装ブースの運転方
法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
例えば、コンベアで連続的に搬送される自動車
ボデイを塗装する比較的大型の給気付塗装ブース
は、給気フアンによつてプレナムチヤンバに供給
された空調空気をフイルタを通じて塗装ブース内
に押し込み、該塗装ブース内を所定の風速で流下
させて塗料ミスト、蒸発有機溶剤等と一緒に床下
から吸引排出することにより、塗膜に悪影響を及
ぼす塗料ミスト、塵埃等の舞い上がりを防止して
塗装品質を良好に維持すると共に、塗装ブース内
で塗装の準備あるいは手吹塗装を行う作業者の健
康維持を図つている。
ここで、フイルタを通じて塗装ブース内に押し
込まれる空調空気の風速は、通常約0.2〜0.5m/
sec程度に設定されている。
しかしながら、プレナムチヤンバに供給された
空調空気を塗装ブース内に押し込むフイルタは、
時間の経過に伴なつて埃やゴミが付着して目詰ま
りを生じ、該フイルタを通じて塗装ブース内に押
し込まれる空調空気の風速が漸次低下して行くと
いう問題がある。
即ち、経時と共に塗装ブース内に押し込まれる
空調空気の風速が低下すると、吹付塗装によつて
生じた塗料ミスト、蒸発有機溶剤や塵埃等が塗装
ブース内に浮遊して、塗装品質を損なうと同時に
作業環境を悪化させるという弊害が生ずる。
また、排気フアンによる排気量とのバランスが
崩れ、塗装ブース内に出入口部から外気が浸入し
て塗装品質を損なうという弊害が生ずる。
この弊害を防止するためには、フイルタを頻繁
に取り換えればよいのであるが、その交換作業は
非常に面倒である。
そこで近年、塗装ブース内への給気風速を測定
し、その測定値に合わせて給気フアンの回転数を
制御することも試みられているが、フイルタ下面
の通過風速が0.2〜0.5m/secと微弱な上に、空調
装置等からの種々の外乱要因が重なつて充分満足
のいく制御が行えていなかつた。
即ち、塗装ブース内に空調空気を供給する空調
装置のギヤラリー(吸入口)から突風が流入し給
気量が急増したり、空調装置内に配設された予熱
ヒータの温度変化による空気密度の変化や、空調
装置内に配設された加湿用シヤワーの噴出水量の
増減による圧力損失の変化に起因して給気量が変
動するばかりでなく、空調空気が風速を測定する
風速センサに接触してその流れが乱れ、空調空気
の風速を正確に検出することができなかつた。
そこで、本発明者らは、塗装ブース内への給気
風速の測定及び給気フアンの制御について種々の
実験を重ねた結果、給気風速を風速センサで連続
的に測定した場合、その測定信号中には風速セン
サ自体の特性に起因すると思われる1〜4秒の周
期を有する第一の外乱波動と、空調装置への吸引
外気や加温、加湿装置の作動状態の変化に起因す
ると思われる第二の外乱波動とが含まれており、
これらの外乱波動を除去した信号によつて給気フ
アンの制御を行うことにより正確な制御が可能と
なることを見い出した。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、プレナムチヤンバからフイル
タを通じて塗装ブース内に押し込まれる空調空気
の風速を検出し、フイルタの目詰まりによつて低
下した空調空気の風速を誤差なく確実に測定し、
これを所定の風速と比較してその偏差に応じて給
気フアンの給気量を可変制御し、フイルタの目詰
まり如何に拘わらず塗装ブース内を流下せられる
空調空気の風速を一定に維持することのできる給
気付塗装ブースの運転方法を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、給気フ
アンによつてプレナムチヤンバに供給される空調
空気をフイルタを通じて所定の風速でトンネル形
の塗装ブース内に押し込み、該塗装ブース内を所
定の風速で流下させて塗料ミスト、蒸発有機溶剤
等と一緒に床下に吸引排出するようにした給気付
塗装ブースの運転方法において、前記プレナムチ
ヤンバからフイルタを通じて塗装ブース内に流入
する空調空気の風速を風速センサで連続的に検出
し、この風速検出信号を一定のサンプリング周期
でサンプリングして第一の平均処理を施し、更に
この第一の平均処理がなされた信号を一定のサン
プリング周期でサンプリングして第二の平均処理
を施し、この第二の平均処理がなされた信号から
得られた値を予め設定された風速値と比較し、そ
の偏差に応じて給気フアンの給気量を可変制御す
ることによつて、塗装ブース内に流入する空調空
気の風速を一定に維持することを特徴とする。
〔発明の作用〕
本発明方法によれば、フイルタの目詰まりによ
つて塗装ブース内に流入する空調空気の風速が低
下すると、低下した風速を検出してこれを予め設
定した風速(例えば、0.4m/sec)と比較し、そ
の偏差に応じて給気フアンの給気量を所要量増大
させて、塗装ブース内を流下する空調空気の風速
低下を防止することができる。
また、塗装ブース内に流入する空調空気の風速
を検出する風速センサからの検出信号中には、風
速センサの特性や該センサに接触して流れる空調
空気の乱れにより発生すると思われる1〜4秒の
周期を有する第一の外乱波動と、空調空気への吸
引外気の影響や空調装置内の加温装置、加湿装置
等の作動状態の変化から発生すると思われる10〜
30秒の周期を有する第二の外乱波動が含まれてお
り、これらの波動が給気量の安定した制御を困難
にしているが、本発明方法によれば風速センサか
らの風速検出信号を一定のサンプリング周期でサ
ンプリングして第一の平均処理を施すことにより
第一の外乱波動による影響を排除し、更にその平
均処理がなされた信号を一定のサンプリング周期
でサンプリングして第二の平均処理を施すことに
より第二の外乱波動による影響を排除することと
しているから、前記外乱波動による影響を受ける
ことなくフイルタの目詰まり等による風速の変化
を正確に測定して塗料ブース内を流下する空調空
気の風速を一定に維持することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は本発明方法を用いた給気付塗装ブース
を示すフローシートである。
図中、1はフロアコンベア2等によつて連続的
に搬送される自動車ボデイ3,3……に吹付塗装
を行うトンネル形の塗装ブースであつて、その両
端に開口せられた入口4及び出口5が夫々塗装ブ
ース1の前段にある前処理装置と後段にある乾燥
炉(いずれも図示せず)に連通されている。
塗装ブース1には、その天井部に沿つてプレナ
ムチヤンバ6が配設され、給気フアン7によつて
空調装置8から給気ダクト9を通じてプレナムチ
ヤンバ6内に供給された空調空気がフイルタ10
を通じて塗装ブース1内に押し込まれるように成
されている。
塗装ブース1内に押し込まれた空調空気は、該
ブース1内を所定の風速(0.2〜0.5m/sec)で流
下されて、塗装ブース1内に発生した塗料ミス
ト、蒸発有機溶剤等と共に排気フアン11によつ
て床面12下のミスト処理室13に吸引され、該
ミスト処理室13内で気液接触により塗料ミスト
が分離除去された後、排気ダクト14を通じて外
部に排出されるように成されている。
15は、プレナムチヤンバ6からフイルタ10
を通じて塗装ブース1内に流入される空調空気の
風速を検出する風速センサであつて、例えば空気
流にさらされた熱線の抵抗変化による電圧変化又
は電流変化を風速検出信号として制御装置16に
出力する感熱式風速センサが用いられている。
制御装置16は、連続的に入力された風速検出
信号を処理して塗装ブース1内に流入する空調空
気の風速を測定し、該風速と予め設定された風速
(例えば、0.4m/sec)と比較をし、その偏差に
応じて給気フアン7の回転数又は翼角度を可変す
る制御信号を操作部17に出力して給気フアン7
の給気量を調節し、塗装ブース1内に押し込まれ
た空調空気が予め設定された一定の風速で流下す
るように制御している。
なお、18F及び18Rは塗装ブース1の入口
4及び出口5から流入出する空気の風速を検出す
るための風速センサ、19は排気フアン11のモ
ータ20の回転数をインバータ制御する制御装置
であつて、前記風速センサ18F及び18Rで検
出された風速から算出される空気の流入量又は流
出量に応じて排気フアン11の回転数を可変制御
することにより排気量を調節し、排気量と給気量
のバランスを維持して入口4及び出口5からの空
気の流入及び流出を抑止している。
第2図は、前記制御装置16の構成を示すブロ
ツク線図であつて、風速センサ15から出力され
る風速検出信号を所定のサンプリング周期(例え
ば0.2秒)で連続的にサンプリングするサンプラ
21と、一次遅れ系の伝達関数を有するデジタル
フイルタ22と、該デジタルフイルタ22の出力
信号を所定のサンプリング周期(例えば4秒)で
サンプリングし移動平均処理してその時点におけ
る風速を決定する移動平均処理部23と、該処理
部23で決定された風速と設定器24で予め設定
された風速とを比較する比較器25と、該比較器
25の出力に基づいて所定のPID演算処理を実行
する調節器26等とから成り、該調節器26から
給気フアン7の回転数又は翼角度を可変調節する
操作部17に給気量を制御する操作信号が出力さ
れる。
なお、27は前記調節器26における演算処理
を所定時間ごとに実行するように指令する間歇シ
ーケンサであつて、例えば第3図に示すように、
運転開始から最初の1時間は調節器26をオフし
て給気フアン7の回転数又は翼角度を固定するこ
とによりプレナムチヤンバ6に一定の給気量で空
調空気を供給し、その後、フイルタ10の目詰ま
りが進行して塗装ブース1内の風速に多少の変化
が表れる1時間経過ごとに調節器26をオンして
約5分間にわたつて上記給気量制御を実行させ、
塗装ブース1内の風速を設定風速に維持するよう
に給気フアン7の回転数又は翼角度を調節する。
第4図及び第5図は、制御装置16の各点にお
ける信号波形の例を示す説明図である。
風速センサ15から出力された風速検出信号
に、例えば、第4図aに示すように、20cycl/
min程度の第一の外乱波動と、4cycl/min程度の
第二の外乱波動とが含まれている場合、該検出信
号はまずサンプラ21により0.2秒周期でサンプ
リングされて第4図bに示すようなパルス列で表
されるデジタル信号となる。
次いで、このデジタル信号がデジタルフイルタ
22に入力されると、該デジタルフイルタ22は
一次遅れ系の伝達関数1/(1+Ts)を有する
から、その信号が整形処理されて第4図cに示す
ように20cycl/minの第一の外乱波動が除去され
た信号となり、これが更に移動平均処理部23に
入力されて移動平均処理される。
ここで移動平均処理とは、所定の移動平均時間
T内において周期T/(n−1)でサンプリング
されたn個の入力信号の値の平均値をその時点に
おける風速とする処理方法であり、塗装ブース1
内で空気流が揺らいだり乱れたときの影響を排除
するために行われる。
いま、移動平均時間Tを60秒、移動平均処理部
23におけるサンプリング周期を4秒とすると、
サンプリングされた信号の数n=60/4+1=16
となり、第5図に示すように、4秒周期でサンプ
リングされた16個の入力信号の値の平均値によつ
て風速が求められることとなる。
即ち、移動平均処理部23でサンプリングされ
た入力信号をHiとすれば、風速Vは、 V=〔16i=1 Hi〕/16 で算出されることになる。
なお、移動平均処理部23へは0.2秒周期で信
号が入力されるから、新たな入力があるたびごと
に移動平均処理されてその値が出力される(第5
図参照)。
このように移動平均処理は、サンプリング周期
(4秒)に比して十分長い移動平均時間(例えば
60秒)内の平均を求めるから、塗装ブース1内で
外乱による瞬間的もしくは一時的な空気流の揺ら
ぎや乱れによる変動があつても平均化されて第二
の外乱波動が除去された信号となり、該波動に影
響されて給気量が増減せられることが抑止される
(第5図下図参照)。
次いで、比較器25において、前記移動平均処
理部23で算出された風速と、設定器24に予め
設定された風速(例えば0.4m/sec)とが比較さ
れ、その偏差が調節器26に入力されてPID演算
がなされる。
PID演算処理とは、比例動作P、積分動作I及
び微分動作Dの三動作調節計を用いて操作信号を
得るものであるが、一般に、流量制御においては
微分動作が不要とされているので、本実施例のよ
うなデジタル信号のPID演算における調節器26
の出力(操作信号)Mは、前回出力をM1、現在
の入力(偏差)をE、前回の入力をE1、比例ゲ
インをK、入力信号の周期をt、積分時間をTi
とすれば、 M=M1+dM =M1+K〔E−E1+(t/Ti)E〕 で表される。
そして、このように求められた出力Mが操作信
号として操作部17に出力され、該操作部17に
より給気フアン7の回転数又は翼角度が調節され
て塗装ブース1内の風速が設定風速に維持される
ように給気量が制御される。
以上が、本発明方法を用いた給気付塗装ブース
の一例構成であり、次にその運転方法について説
明する。
まず、塗装ブース1内に供給される空調空気の
風速(例えば0.4m/sec)を設定器24で設定し
て所定の回転数又は翼角度で給気フアン7を駆動
すると共に、該給気フアン7の給気量と排気フア
ン11の排気量が一定になるように所定の回転数
で排気フアン11を駆動させる。
このとき、塗装ブース1内における自動車ボデ
イ3の搬送数量等により排気量と給気量のバラン
スが崩れたときは、該ブース1の入口4及び出口
5に配設された風速センサ18F及び18Rによ
り前記出入口4及び5から流入又は流出する空気
の風速が検知され、制御装置19により排気フア
ン11の回転数を可変制御することにより給気量
と排気量のバランスが維持される。
給気フアン7は、空調空気の風速が一定になる
ように所定の回転数又は翼角度で駆動されている
が、塗装ブース1を長時間回転すると経時と共に
フイルタ10に目詰まりが生じ、該フイルタ10
を通じて塗装ブース1内に流入される空調空気の
風速が徐々に低下していく(第3図参照)。
そこで、塗装ブース1内に流入される空調空気
の風速に多少の変化が表れる所定時間(例えば1
時間)経過するごとに間歇シーケンサ27が作動
して調節器26がオンされ、給気フアン7の給気
量を制御するPID演算処理が間歇的に実行開始さ
れる。
ここでまず、フイルタ10を通じて塗装ブース
1内に流入される空調空気の風速が、風速センサ
15により例えば0.2秒のサンプリング周期で連
続的に検出され、検出された風速データに基づい
てデジタルフイルタ22及び移動平均処理部23
で夫々一次遅れ処理及び移動平均処理が行われて
フイルタ10の目詰まりで低下した塗装ブース内
の風速が測定され、該風速と設定風速(0.4m/
sec)とが比較される。
そして、調節器26においてPID演算がなさ
れ、その偏差に応じてプレナムチヤンバ6への給
気量を増大させるように給気フアン7の回転数又
は翼角度を調節する制御信号が操作部17に出力
され、操作部17によつて給気フアン7の回転数
又は翼角度が調節される。そして、所要時間(約
5分間)が経過して塗装ブース1内に供給される
空調空気の風速と設定風速とが一致すると、間歇
シーケンサ27により調節器26がオフされ、給
気フアン7の回転数又は翼角度はその時点におけ
る最適な回転数又は翼角度に固定されて次の1時
間継続して運転される。
このように、所定時間ごとに塗装ブース1内に
流入する空調空気の風速を検出し、これを予め設
定した風速(例えば、0.4m/sec)と比較し、そ
の偏差に応じて給気フアン7の給気量を所要量増
大させてフイルタ10の目詰まりによる空調空気
の風速低下を防止すれば、従来の如くフイルタ1
0を頻繁に交換する面倒もなく塗装環境が常に良
好に維持され、塗料ミストや塵埃等の舞い上がり
による塗装品質の悪化や作業環境の悪化が確実に
防止される。
また、本実施例のように、風速センサ15から
の風速検出信号を0.2秒のサンプリング周期でサ
ンプリングし第一の平均処理として一時遅れ平均
処理を施せば、プレナムチヤンバ6からフイルタ
10を通じて塗装ブース1に流入する空気が風速
センサ15に接触して空気流の乱れを生じ、風速
センサの検出信号に20cycl/min程度の第一の外
乱波動が含まれている場合にも該波動を完全に除
去することができ、更にこの第一の平均処理され
た信号を4秒のサンプリング周期でサンプリング
し第二の平均処理として移動平均処理を施せば、
風速センサ15の検出信号に空調装置等の作動状
態の変化に伴う4cycl/min程度の第二の外乱波
動が含まれている場合は勿論のこと、その他の要
因によつて塗装ブース1内に瞬間的もしくは一時
的に生じた空気の揺らぎや乱れにも全く影響を受
けることがなく、フイルタ10の目詰まりの度合
による風速の変化のみを正確に検出して塗装ブー
ス1内を流下する空調空気の風速を常時一定に維
持することができる。
更に、給気量の制御を連続的に行うのではな
く、間歇セーケンサ27を用いて所定時間ごとに
間歇的に制御することにより、排気量への干渉作
用を最小限に抑えることができ、より安定した制
御を行うことができる。
なお、実施例では、調節器26における制御手
段としてPID演算処理を行う場合についてのみ説
明したが、本発明はこれに限るものではなく任意
の制御手段を採用することができる。
また、実施例の説明では、第一の平均処理とし
て一時遅れ平均処理を施した場合について説明し
たが、これに代えて移動平均処理を施すこともで
きる。ただし、その場合は、第一の外乱波動(2
〜4秒周期)をより完全に排除するために、移動
平均処理時間を2〜30秒に設定することが好まし
い。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明方法によれば、プレ
ナムチヤンバからフイルタを通じて塗装ブース内
に流入される空調空気の風速を検出し、これを予
め設定した風速と比較し、その偏差に応じて給気
フアンの給気量を可変制御するようにしているか
ら、従来の如く面倒なフイルタ交換作業を頻繁に
行うことなくフイルタの目詰まりによる空調空気
の風速低下を防止して、塗装ブース内における塗
料ミストや塵埃等の舞い上がりを確実に防止する
ことができるという効果がある。
また、本発明方法によれば、風速センサからの
風速検出信号を一定のサンプリング周期でサンプ
リングして第一の平均処理を施すようになされて
いるから、風速検出信号に風速センサ自体の特性
等に起因する1〜4秒の周期を有する第一の外乱
波動が含まれている場合にも該波動を完全に除去
することができ、更にこの第一の平均処理がなさ
れた信号を一定のサンプリング周期でサンプリン
グして第二の平均処理を施し、この第二の平均処
理がなされた信号により風速を検出するようにな
されているから、風速センサの風速検出信号に空
調装置の作動状態等に起因する10〜30秒の周期を
有する第二の外乱波動が含まれている場合は勿論
のこと、塗装ブース内に瞬間的もしくは一時的に
生じた空気の揺らぎや乱れにも全く影響を受ける
ことがなく、フイルタの目詰まりの度合による風
速の変化を正確に検出して塗装ブース内を流下す
る空調空気の風速を常時一定に維持することがで
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を使用した塗装ブースの一
例を示すフローシート、第2図はその制御装置の
一例を示すブロツク線図、第3図は塗装ブース内
の風速変化の例を示す説明図、第4図及び第5図
は制御装置の各点における信号波形の例を示す説
明図である。 符号の説明、1……塗装ブース、3……自動車
ボデイ、6……プレナムチヤンバ、7……給気フ
アン、8……空調装置、10……フイルタ、11
……排気フアン、12……床面、15……風速セ
ンサ、16……制御装置、17……回転数又は翼
角度を調節する操作部、22……一次遅れ系の伝
達関数を有するデジタルフイルタ、23……移動
平均処理部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 給気フアンによつてプレナムチヤンバに供給
    される空調空気をフイルタを通じて所定の風速で
    トンネル形の塗装ブース内に押し込み、該塗装ブ
    ース内を所定の風速で流下させて塗料ミスト、蒸
    発有機溶剤等と一緒に床下に吸引排出するように
    した給気付塗装ブースの運転方法において、前記
    プレナムチヤンバからフイルタを通じて塗装ブー
    ス内に流入する空調空気の風速を風速センサで連
    続的に検出し、この風速検出信号を一定のサンプ
    リング周期でサンプリングして第一の平均処理を
    施し、更にこの第一の平均処理がなされた信号を
    一定のサンプリング周期でサンプリングして第二
    の平均処理を施し、この第二の平均処理がなされ
    た信号から得られた値を予め設定された風速値と
    比較し、その偏差に応じて給気フアンの給気量を
    可変制御することによつて、塗装ブース内に流入
    する空調空気の風速を一定に維持することを特徴
    とする給気付塗装ブースの運転方法。 2 前記第一の平均処理のサンプリング周期が、
    2秒以下である前記特許請求の範囲第1項記載の
    給気付塗装ブースの運転方法。 3 前記第二の平均処理のサンプリング周期が、
    15秒以下である前記特許請求の範囲第1項記載の
    給気付塗装ブースの運転方法。 4 前記第一の平均処理が、一時遅れ系の伝達関
    数を有するデジタルフイルタによつて施される特
    許請求の範囲第1項乃至第3項記載の給気付塗装
    ブースの運転方法。 5 前記第一の平均処理が、2秒乃至30秒の移動
    平均時間を有する移動平均処理によつて行われる
    特許請求の範囲該1項乃至第3項記載の給気付塗
    装ブースの運転方法。 6 前記第二の平均処理が、10秒乃至180秒の移
    動平均時間を有する移動平均処理によつて行われ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    5項記載の給気付塗装ブースの運転方法。 7 前記移動平均処理が、次式で示すように移動
    平均時間T内において周期T/(n−1)でサン
    プリングされたn個の入力信号の値の平均値とし
    て定義される前記特許請求の範囲第5項又は第6
    項記載の給気付塗装ブースの運転方法。 V=〔oi=1 Hi〕/n V:移動平均処理して得られた信号 Hi:サンプリングされた入力信号
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