JPH03260589A - 直流式電気炉の炉底構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、溶融金属精錬用の直流式電気炉の炉底構造に
関する。

［従来の技術］ 直流式電気炉は陰極と陽極の間に放電する電気エネルギ
ーによりスクラップを溶融させるものであるが、陰極は
上記のカーボン電極、陽極は炉底部に設置させ、その構
造は複数のタイプがある１例えば実願平１−４０２４６
号に記載された如く、炉底部に設置された陽極側の炉底
電極は、炉体の炉底板に取り付けられるが、炉体と炉底
電極は電気的に縁を切る必要があり、炉底板と取り付け
られる炉底電極の取り付はフランジとの間に絶縁材を設
置し電気的絶縁部を設けている。

［発明が解決しようとする課題］ この様な構造は、次の如き問題点が生じる。

■　スクラップ中に含まれる鉛が操業を重ねていくと炉
底部に凝固・析出し、次第に炉底板と炉底電極との間に
設置した絶縁材を覆い、電気的絶縁機能を低下させる。

■　電気的絶縁機能の低下により、操業時炉底板と炉底
電極間で放電が生じ、場合により操業不能となる。

本発明は、上記の如き問題点を解決するためのもので、
安定した操業を長期に亘って可能ならしめることを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため、本発明の直流式電気炉の炉
底構造は炉底板と炉底電極の基盤とを平面的もしくは立
面的に、又は平面的及び立面的に空間を設け、絶縁部を
炉外の炉底電極支持部に取り付けたことを特徴とし、更
に炉底板と炉底電極との間の空間部にガスを吹き付ける
設備を設置することを特徴とする。

［作　　　用］ 本発明により操業を重ねていっても、スクラップ中に含
まれていた鉛は炉底板と炉底電極の基盤との間の空間よ
り炉外へ流出し、炉外に設置された絶縁部を覆うことは
ない、また空間部にガスを吹き付けることにより、鉛が
空間部に架橋することもなく長期間安定した操業がおこ
なえるものである。

［実　施　例］ 本発明に係る直流式電気炉の炉底構造例を第１図により
説明する。炉底電極は導電板１に取り付けられた棒状電
ｆｉ２より構成され、該棒状電極は炉底電極の基盤３に
取り付けられ、導電板１へは給電ケーブル４より給電さ
れている。

この炉底電極は炉底板５と炉底を極の基盤３との空間６
を設けて配置され、炉底板５と絶縁材７を介して取、り
付けられた支持装置８により固定され、空間６より炉底
のスタンプ材９の落下を防止するため成形耐火物１０を
空間６の上部に配置する。

３４２図は空間６を立面的に設けた直流式電気炉の炉底
構造例を示す。

第３図は空間６を平面的及び立面的に設けた直流式電気
炉の炉底構造例を示す。

第４図は、空間６ヘガス１１を吹きつけるため、空間６
の周辺にガスヘッダー１２を設は該ガスヘッダー１２よ
り複数のノズル１３を設けた直流式電気炉の炉底構造例
を示す。

〔発明の効果］ 本発明によれば、スクラップ中の鉛が操業を重ねる上に
炉底部に溜まりだしても、炉底板と炉底電極の基盤との
間に設けた空間より流出し、また炉外に設置した絶縁部
は鉛の析出に無関係な位置関係のため常に完全な絶縁状
態が保たれているため、安定した操業を長期間実施でき
、これにより生産性向上が大幅に図れることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例直流式電気炉の炉底構造の
縦断面図を示し、第２図、第３図、第４図は別の実施例
の縦断面図を示す。 １・・・導電板　　　　　　２・・・棒状電極３・・・
炉底電極基盤　　　４・・・給電ケーブル５・・・炉底
板　　　　　　６・・・空間７・・・絶縁材　　　　　
　８・・・支持装置９・・・スタンプ材　　　　１０・
・・成形耐火物１１・・・ガス　　　　　　１２・・・
ガスヘッダー１３・・・ノズル。 第１図 ３、炉底電極基盤 ４：給電ケーブル ５：炉底板 ６：空間 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　炉底板と独立した炉底電極の基盤とを平面的に、も
   しくは立面的に又は平面的及び立面的に空間を設けて配
   置し、絶縁部を炉外の炉底電極の支持部に取り付けるこ
   とを特徴とする直流式電気炉の炉底構造。 ２　炉底板と炉底電極基盤との空間部にガスを吹き付け
   る設備を炉底部に設置することを特徴とする請求項１記
   載の直流式電気炉の炉底構造。