JP2557749B2 - 直流電気炉の炉床電極 - Google Patents

直流電気炉の炉床電極

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JP2557749B2
JP2557749B2 JP3025304A JP2530491A JP2557749B2 JP 2557749 B2 JP2557749 B2 JP 2557749B2 JP 3025304 A JP3025304 A JP 3025304A JP 2530491 A JP2530491 A JP 2530491A JP 2557749 B2 JP2557749 B2 JP 2557749B2
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信之 深田
治雄 平岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電気炉の炉床に設
けた炉床電極の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流電気炉の一つの形式として炉床に電
極(通常陽極)を設けた構造がある。その一例を図5及
び図6に示す。この直流電気炉50の炉床51の中央部
には多数の電極ピン53を備えた炉床電極52を設け、
この電極ピン53は下部固定板54に取り付け、かつ上
部固定板55を貫通して垂直に支持し、各ピン間にはマ
グネシアまたはマグネシアとカーボンとの混合物等を以
てする充填材56(スタンプ材という)を挿入圧縮して
各ピンを保持するようにしたものである。図中57は下
部固定板54に取り付けた端子である。なお、各電極ピ
ン53の配列は構造上螺旋形(渦巻き形)となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、各電極ピン
53と充填されるスタンプ材56とはそれぞれ膨張収縮
率が異なる。従って溶鋼(湯)と接する部分においてス
タンプ材56は剥離又はスポーリングを生じ、その剥離
部に溶鋼(湯)が侵入し損傷をきたす結果、寿命が短縮
される等の問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、電極ピンとこれを支持する耐火物のそれぞれの異な
る膨張収縮を許容し寿命の延長を計ると共に、消耗する
電極ピンの交換を容易に行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の炉床電極に備える電極ピンは、上部ピンと下
部ピンとより構成され、両ピンは中間電極基板を介して
連結され。下部ピンはキャスタブル耐火物を以てする固
定部材により固定し、上部ピンはカーボン−マグネシア
煉瓦を以てする保持煉瓦で囲むと共に、該煉瓦とピンと
の間隙に不定形マグネシアを以てする充填材を充填し上
部ピン及び保持煉瓦のそれぞれの異なる膨張収縮を可能
としたものである。
【0006】
【作用】上部ピンと、これを囲む保持煉瓦との間に不定
形マグネシアを以てする充填材を充填することにより上
部ピンと保持煉瓦とはそれぞれ異なる膨張収縮すること
ができる。また電極ピンを上下に分割することにより消
耗する上部ピンのみを交換可能とするものである。
【実施例】図1乃至図4は本発明の実施例を示す。直流
電気炉1(図4参照)の炉床2には炉床電極3を備え
る。この炉床電極3は前記電極ピンを上下に分割して上
部ピン4と下部ピン5とし、上部ピン4は中間電極基板
6に垂直に取り付けられ、中間電極基板6には下部ピン
5の上端が接続され、下部ピン5は上部固定板7を貫通
し、下部固定板8に接続され、この下部固定板8には電
線接続用ターミナル9が取り付けられる。上部ピン4は
カーボン−マグネシア煉瓦等を以てする保持煉瓦10に
より取り囲み、その隙間にマグネシア等の耐火性の粉末
等の不定形物を以てする充填材11を充填する。また下
部ピン5はキャスタブル耐火物を以てする固定部材12
で取り囲み、固定保持する。
【0008】なお上記保持煉瓦10は図例では各上部ピ
ン4間に区分して単位保持煉瓦10aを挿入し、これを組
み合わせて保持煉瓦10を構成した例を示したが、単位
保持煉瓦10は図例の数個分の大きさとしてもよい。炉
床電極外周については、従来のマグネシヤスタンプでも
よいが、煉瓦構築方式の方がベターである。図中13は
炉床電極3の外周を保護する囲壁煉瓦で、上部煉瓦13
aは保持煉瓦10と同質のカーボン−マグネシア系煉瓦
を以て構成する。下部煉瓦13bは少なくとも中間電極
基板6に対向する煉瓦は炉体の絶縁物14に近接して配
置することとなるので、不導体質のマグネシア煉瓦とす
る。
【0009】なお中間電極基板6は鋼板製とし、上部ピ
ン4を保持煉瓦10と共に着脱可能としたもので、上部
ピン4は消耗品であり、耐命溶損後の取り換えに便利な
らしめる。
【0010】また上記中間電極基板6と上部固定板7と
の間には、マグネシヤ系キャスタブル材を以てする固定
部材12を充填し下部ピン5を固定しじしたもので、耐
久的使用を可能としたものである。なお、従来構造はピ
ンの配列は構造上螺旋形(渦巻き状)となるが、本発明
によるときは格子状に配列することができる。なお15
は保持煉瓦10と中間電極基板6との間に挿入されるス
タンプ材である。
【0011】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、炉床電
極のピンを上部ピンと下部ピンとに分割し、下部ピンは
キャスタブル耐火性固定部材で固定保持し、上部ピンは
耐火性の保持煉瓦により囲むようにしたから、従来のス
タンプ材によりピンを保持する構造と粉となり溶湯によ
る損傷を受けることはない。またピンとこれを囲む保持
煉瓦との隙間に耐火性不定形の充填材を充填したから、
上部ピンと保持煉瓦はそれぞれ異なる膨張収縮を自由に
行うことができ、耐久性の増加を計ることができる。更
に本発明によるときは、電極ピンは上下に分割し、上部
ピンは中間電極基板に取り付けたから、上部ピンは消耗
に際しては保持煉瓦と共に交換することができ、炉床電
極の補修を短時間で容易に行うことができる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炉床電極の縦断面図である。
【図2】上部ピン付近の拡大縦断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本発明による直流電気炉の平面図である。
【図5】従来例の直流電気炉の平面図である。
【図6】その炉床電極の縦断面図である。
【符号の説明】
1 直流電気炉 2 炉床 3 炉床電極 4 上部ピン 5 下部ピン 6 中間電極基板 10 保持煉瓦 11 充填材 12 固定部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電気炉の炉床に取り付けられ多数の
    電極ピンを備えた炉床電極において、上記電極ピンは上
    部ピンと下部ピンとより構成され、両ピンは中間電極基
    板を介して連結され。下部ピンはキャスタブル耐火物を
    以てする固定部材により固定し、上部ピンはカーボン−
    マグネシア煉瓦を以てする保持煉瓦で囲むと共に、該煉
    瓦とピンとの間隙に不定形マグネシアを以てする充填材
    を充填し上部ピン及び保持煉瓦のそれぞれの異なる膨張
    収縮を可能としたことを特徴とする直流電気炉の炉床電
    極。
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