JPH03259800A - ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製造方法 - Google Patents
ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製造方法Info
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- JPH03259800A JPH03259800A JP2056481A JP5648190A JPH03259800A JP H03259800 A JPH03259800 A JP H03259800A JP 2056481 A JP2056481 A JP 2056481A JP 5648190 A JP5648190 A JP 5648190A JP H03259800 A JPH03259800 A JP H03259800A
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
(産業上の利用分野)
本発明は、ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製
造方法に関する。
造方法に関する。
(従来の技術)
X線は、透過力が大きく短波長であることから、電子顕
微鏡に比べて比較的厚い試料の観察がi’iJ能である
。近時、波長が数オングストロームから数Iθオングス
トロームの軟X線を用いる軟X線顕微鏡が実用化されつ
つある。この軟X線顕微鏡として、X線レンズの機能を
持つ光学素子を用いるものがある。これによれば、生体
などの実時間観察か可能となる。この方式の軟X線顕微
鏡においては、回折や反射を利用した結像素子が対物レ
ンズとして使われている。このうち、回折を利用した結
像素子としてゾーンプレートがある。このゾーンプレー
トは、X線に対して透明・不透明の同心固状の帯を繰り
返した板である。不透明部分はX線を吸収(、やすい金
(A ll )かよく使われる。
微鏡に比べて比較的厚い試料の観察がi’iJ能である
。近時、波長が数オングストロームから数Iθオングス
トロームの軟X線を用いる軟X線顕微鏡が実用化されつ
つある。この軟X線顕微鏡として、X線レンズの機能を
持つ光学素子を用いるものがある。これによれば、生体
などの実時間観察か可能となる。この方式の軟X線顕微
鏡においては、回折や反射を利用した結像素子が対物レ
ンズとして使われている。このうち、回折を利用した結
像素子としてゾーンプレートがある。このゾーンプレー
トは、X線に対して透明・不透明の同心固状の帯を繰り
返した板である。不透明部分はX線を吸収(、やすい金
(A ll )かよく使われる。
透明部分は素通しの状態が望ましいか、この場合は各ゾ
ーンを支持する橋が必要となる。また、5iqN、(窒
化珪素)膜」二に金のリングを同心状に蒸着することも
ある。
ーンを支持する橋が必要となる。また、5iqN、(窒
化珪素)膜」二に金のリングを同心状に蒸着することも
ある。
一方、上記軟X線顕微鏡は、X線源としてシンク01−
0:/放射光(S OR; 5ynchrotron
0rbfal Radiation )を用いているが
、この放射光を真空状態の顕微鏡内に導入するためにベ
リリウム(t3 e )製の放射光窓が用いられている
。そして、通常、この放射光窓と試料との間には放射光
を平行にするだめの光学素子が上記対物用のゾーンプレ
ートとは別に設けられている。
0:/放射光(S OR; 5ynchrotron
0rbfal Radiation )を用いているが
、この放射光を真空状態の顕微鏡内に導入するためにベ
リリウム(t3 e )製の放射光窓が用いられている
。そして、通常、この放射光窓と試料との間には放射光
を平行にするだめの光学素子が上記対物用のゾーンプレ
ートとは別に設けられている。
(発明が解決しようとする課題)
しかるに、に記従来の軟X線顕微鏡に用いられるゾーン
プレートは、透明部分か素通しの場合、各ゾーンを支持
する橋か必要となるので、この橋がX線を遮るばかりか
、部品精度か悪くなる欠点をもっている。また、このよ
うな従来の軟X線顕微鏡に用いられるゾーンプレートは
、内部をSORにとって必要な真空に保持することかて
きないダ1f点をもっている。
プレートは、透明部分か素通しの場合、各ゾーンを支持
する橋か必要となるので、この橋がX線を遮るばかりか
、部品精度か悪くなる欠点をもっている。また、このよ
うな従来の軟X線顕微鏡に用いられるゾーンプレートは
、内部をSORにとって必要な真空に保持することかて
きないダ1f点をもっている。
一方、上記従来の軟X線顕微鏡に用いられる放射光窓は
、放射光を平行にするだめの光学素pを内部に必要とす
るので、その分だけ装置が大型化してしまう。
、放射光を平行にするだめの光学素pを内部に必要とす
るので、その分だけ装置が大型化してしまう。
本発明は、上記事情を参酌してなされたもので、上記問
題を解決することのできるゾーンプレー、放射光窓及び
放射光窓の製造方法を提供することを[1的とする。
題を解決することのできるゾーンプレー、放射光窓及び
放射光窓の製造方法を提供することを[1的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段と作用)
本発明のゾーンプレ−トは、X線透過部をB〔・製とし
たもので、軟X線の吸収が少なく、結像素子としての来
光効率がよくなる。したがって、例えば軟X線顕微鏡な
どのX線光学装置にこのゾーンプレートを適用すること
により、X線光学装置と17での性能が同士する。
たもので、軟X線の吸収が少なく、結像素子としての来
光効率がよくなる。したがって、例えば軟X線顕微鏡な
どのX線光学装置にこのゾーンプレートを適用すること
により、X線光学装置と17での性能が同士する。
また、本発明の放射光窓は、窓部を例えばBeやS i
、Na (窒化珪素)などからなるゾーンプレート
により形成l−たので、従来、別設されていたゾーンプ
レートを省略することができ、この省略できた分だIJ
、ゾーンプレートを構成要素とするX線光学装置の省ス
ペースに寄与することができ、X線光学装置の小形化が
可能となる。
、Na (窒化珪素)などからなるゾーンプレート
により形成l−たので、従来、別設されていたゾーンプ
レートを省略することができ、この省略できた分だIJ
、ゾーンプレートを構成要素とするX線光学装置の省ス
ペースに寄与することができ、X線光学装置の小形化が
可能となる。
さらにまた、本発明の放q・j光窓の製造方法によれば
、例えばゾーンプレートなどの薄板を、低温にて、リン
グ状の加エビ−1\を照射することにより同時的に取イ
ー1具に接合し、かつ、接合後、元の温度に戻すように
しているので、例えばゾーンプレートなどの薄板の取付
具への接合を、皺や傷を生じることなく、高精度に行う
ことができる。
、例えばゾーンプレートなどの薄板を、低温にて、リン
グ状の加エビ−1\を照射することにより同時的に取イ
ー1具に接合し、かつ、接合後、元の温度に戻すように
しているので、例えばゾーンプレートなどの薄板の取付
具への接合を、皺や傷を生じることなく、高精度に行う
ことができる。
また、接着剤を用いないので、接着剤が高真空中にて気
化し、真空度を下げたり、寿命を短くしたりすることが
なくなる。また、例えばOリングシールなどを用いて機
械的に組立てる場合に比べ、ゾーンプレートの破壊・損
傷の虞がなく、格段にイ′1業能率が高くなる。
化し、真空度を下げたり、寿命を短くしたりすることが
なくなる。また、例えばOリングシールなどを用いて機
械的に組立てる場合に比べ、ゾーンプレートの破壊・損
傷の虞がなく、格段にイ′1業能率が高くなる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。
第1図及び第2図のゾーンプレート(1)を示している
。このゾーンプレート(1)は、フレネル型のもので、
ぞの構成は、Be製の薄膜によりなる円形のX線透過部
(2)と、このX線透過部(2)−1〕に多重リング状
に蒸着されたX線を透過しにくいA u製のX線遮断部
(3)とからなっている。しかして、X線透過部(2)
は、厚さ5〜20μm程度てあって、例えは圧延法によ
り製作されている。
。このゾーンプレート(1)は、フレネル型のもので、
ぞの構成は、Be製の薄膜によりなる円形のX線透過部
(2)と、このX線透過部(2)−1〕に多重リング状
に蒸着されたX線を透過しにくいA u製のX線遮断部
(3)とからなっている。しかして、X線透過部(2)
は、厚さ5〜20μm程度てあって、例えは圧延法によ
り製作されている。
−力、X線遮断部(3)は、厚さ1100nの同心Ij
状の帯(4)・・・によりなっている。そして、このX
線遮断部(3)は、ゾーンプレート(1)をレンズと]
7て機能さぜるために、次式■を満足するように設けら
れている。
状の帯(4)・・・によりなっている。そして、このX
線遮断部(3)は、ゾーンプレート(1)をレンズと]
7て機能さぜるために、次式■を満足するように設けら
れている。
r、=(nfλ) l /2・・・・・・・・・・・・
■たたし、 n=1.2.・・・、N・・・・・・・・
・・・・・・■ここで、r、は、帯(4)・・とX線透
過部(2)との11番目の境界の半径である。このr、
1が、式■をハチたずとき、ゾーンプレー1−(1)
は、レンズとして機能する。また、λは、X線の波長、
さらに、fは、焦点距離で、次式■て表される。
■たたし、 n=1.2.・・・、N・・・・・・・・
・・・・・・■ここで、r、は、帯(4)・・とX線透
過部(2)との11番目の境界の半径である。このr、
1が、式■をハチたずとき、ゾーンプレー1−(1)
は、レンズとして機能する。また、λは、X線の波長、
さらに、fは、焦点距離で、次式■て表される。
f=r+2/λ ・・・・・・・・・・・・・
・・■そして、Nは3. OO以」−に設けられている
。このようなゾーンプレート(1)の解像力は、最外殻
のゾーン幅dr、に比例する。したがって、X線遮断部
(3)は、紫外レーザを用いた干渉法あるいは電工ビー
ム描画法により、最小線幅が数μmとなるように形成さ
れていてる。
・・■そして、Nは3. OO以」−に設けられている
。このようなゾーンプレート(1)の解像力は、最外殻
のゾーン幅dr、に比例する。したがって、X線遮断部
(3)は、紫外レーザを用いた干渉法あるいは電工ビー
ム描画法により、最小線幅が数μmとなるように形成さ
れていてる。
このような構成のゾーンプレー1− (+、) は、X
線透過部(2)がBe製であるので、波長が数オンゲス
I・ロームから数10オンゲストロー11の軟X線の吸
収が少なく、結像素子としての来光効率がよい。ちなみ
に、第3図は、膜厚と透過率との関係を示すものである
が、この図が示すように、X線透過部(2)の厚さ5〜
2 Q lt mの範囲内にて、Be膜は、Si3N、
、膜に比べて、透過性に優れている。したがって、軟X
線顕微鏡にこの実施例のゾーンプレー1−(1)を適用
することにより、顕微鏡としての性能が向−Lする。
線透過部(2)がBe製であるので、波長が数オンゲス
I・ロームから数10オンゲストロー11の軟X線の吸
収が少なく、結像素子としての来光効率がよい。ちなみ
に、第3図は、膜厚と透過率との関係を示すものである
が、この図が示すように、X線透過部(2)の厚さ5〜
2 Q lt mの範囲内にて、Be膜は、Si3N、
、膜に比べて、透過性に優れている。したがって、軟X
線顕微鏡にこの実施例のゾーンプレー1−(1)を適用
することにより、顕微鏡としての性能が向−Lする。
つぎに、本発明の一実施例の放射光窓についで述べる。
第4図は、この実施例の放射光窓(5)を示している。
この放射光窓(5)は、例えば軟X線顕微鏡(6)(第
5図参照)における単色X線に変換された放射光(7)
を取り入れるためのもので、円筒状の取付具(8)と、
この取付具(8)の一端部に後述Aる方法により固着さ
れたゾーンプレート(1)とからなっている。しかして
、取会1具(8)は、例えばステンレス鋼なとの金属製
であり、一端部にゾーンプレート(1)が固着されるフ
ランジ部(9)が突設されている。なお、ゾーンプレー
ト(1)については前述したので、説明を省略する。
5図参照)における単色X線に変換された放射光(7)
を取り入れるためのもので、円筒状の取付具(8)と、
この取付具(8)の一端部に後述Aる方法により固着さ
れたゾーンプレート(1)とからなっている。しかして
、取会1具(8)は、例えばステンレス鋼なとの金属製
であり、一端部にゾーンプレート(1)が固着されるフ
ランジ部(9)が突設されている。なお、ゾーンプレー
ト(1)については前述したので、説明を省略する。
さて、上記構成の放射光窓(5)を軟X線顕微鏡(6)
に取イ」け、回+IT格子(IG)にて単色X線に変換
された放射光(1)をこの放射光窓(5)に入射さ(l
ると、放射光(7)は、この放射光窓(5)により回1
fiされ、試料(11)か保持されている位置に集光さ
れる。そうして、この試ネ・1(11)を透過した放射
光(7)は、対物ゾーンプレート(12)により例えば
カメラなどの像面(I3)に結像する。このような軟X
線顕微鏡(6)は、放射光窓(5)が従来特設されてい
たコンデンサ・ゾーンプレートの機能を果たず。つまり
、この実施例の放射光窓(5)を用いることにより、コ
ンデンサ・ゾーンプレートを省略することができ、この
省略できた分だけ、省スペースに寄与することができ、
軟X線顕微鏡(6)の小形化が可能となる。
に取イ」け、回+IT格子(IG)にて単色X線に変換
された放射光(1)をこの放射光窓(5)に入射さ(l
ると、放射光(7)は、この放射光窓(5)により回1
fiされ、試料(11)か保持されている位置に集光さ
れる。そうして、この試ネ・1(11)を透過した放射
光(7)は、対物ゾーンプレート(12)により例えば
カメラなどの像面(I3)に結像する。このような軟X
線顕微鏡(6)は、放射光窓(5)が従来特設されてい
たコンデンサ・ゾーンプレートの機能を果たず。つまり
、この実施例の放射光窓(5)を用いることにより、コ
ンデンサ・ゾーンプレートを省略することができ、この
省略できた分だけ、省スペースに寄与することができ、
軟X線顕微鏡(6)の小形化が可能となる。
つぎに、本発明の一実施例の放射光窓(5)の製造方法
について述べる。
について述べる。
この実施例の放射光窓(5)の製造方法は、取(=j具
(8)を軟X線顕微鏡(6)使用時の温度よりも低い例
えば5〜10℃の温度に保持する第1]二程と、この第
1−上程後にゾーンプレート(1)を取イで]具(8)
のフランジ部(9)に位置決め・載置する第2工程と、
この第2工程後にリング状のレーザビーム(I4)をゾ
ーンプレー1−(1)の周辺部に照射してこのゾーンプ
レート(1)を取付具(8)のフランジ部(9)に接合
する第3上程と、この第3工程後にゾーンプレー ト(
1)が接合された取(−=l具(8)を軟X線顕微鏡(
6)使用時の温度(例えば20〜24℃)に戻し取イ1
1具(8)を熱膨張させることによりゾーンプレー1.
(l] に張力を与える第4工程が0 らなっている。しかして、上記レーザビーム(14)は
、第6図に示すレーザ溶接装置(15)により照射され
る。このレーザ溶接装置(15)は、レーザビーム(1
4)を発振するレーザ発振装置(16)と、このレーザ
発振装置(16)から発振されたレーザビーム(14)
をリング状に変換する中空円錐形透明板(17)と、こ
の中空円錐形透明板(17)によりリング状に変換され
たレーザビーム(14)をゾーンプレート(1)の周辺
部に集光する集光レンズ(18)とからなっている。
(8)を軟X線顕微鏡(6)使用時の温度よりも低い例
えば5〜10℃の温度に保持する第1]二程と、この第
1−上程後にゾーンプレート(1)を取イで]具(8)
のフランジ部(9)に位置決め・載置する第2工程と、
この第2工程後にリング状のレーザビーム(I4)をゾ
ーンプレー1−(1)の周辺部に照射してこのゾーンプ
レート(1)を取付具(8)のフランジ部(9)に接合
する第3上程と、この第3工程後にゾーンプレー ト(
1)が接合された取(−=l具(8)を軟X線顕微鏡(
6)使用時の温度(例えば20〜24℃)に戻し取イ1
1具(8)を熱膨張させることによりゾーンプレー1.
(l] に張力を与える第4工程が0 らなっている。しかして、上記レーザビーム(14)は
、第6図に示すレーザ溶接装置(15)により照射され
る。このレーザ溶接装置(15)は、レーザビーム(1
4)を発振するレーザ発振装置(16)と、このレーザ
発振装置(16)から発振されたレーザビーム(14)
をリング状に変換する中空円錐形透明板(17)と、こ
の中空円錐形透明板(17)によりリング状に変換され
たレーザビーム(14)をゾーンプレート(1)の周辺
部に集光する集光レンズ(18)とからなっている。
しかして、この実施例の放射光窓(5)の製造方法によ
れば、ゾーンプレート(1)を、低温にて、リング状の
レーザビーム(14)を照射することにより同時的に取
付具(8)に接合し、かつ、接合後、元の温度に戻すよ
うにしているので、ゾーンプレー ト(+)の取付具(
8)への接合を、皺や傷を生じることなく、高精度に行
うことができる。また、この実施例の放射光窓(5)の
製造方法は、接着剤を用いないので、接着剤が高真空中
にて気化し、真空度を下げたり、寿命が短くなったりす
ることがなくなる。また、例えばOリングシールなどを
用いて機械的に組立てる場合に比べ、ゾーンプレート(
1)の破壊・損傷の虞がなく、格段に作業能率が高くな
る。
れば、ゾーンプレート(1)を、低温にて、リング状の
レーザビーム(14)を照射することにより同時的に取
付具(8)に接合し、かつ、接合後、元の温度に戻すよ
うにしているので、ゾーンプレー ト(+)の取付具(
8)への接合を、皺や傷を生じることなく、高精度に行
うことができる。また、この実施例の放射光窓(5)の
製造方法は、接着剤を用いないので、接着剤が高真空中
にて気化し、真空度を下げたり、寿命が短くなったりす
ることがなくなる。また、例えばOリングシールなどを
用いて機械的に組立てる場合に比べ、ゾーンプレート(
1)の破壊・損傷の虞がなく、格段に作業能率が高くな
る。
なお、上記実施例のゾーンプレー1−(1)において、
帯(4)・・・の形状は円形に限ることなく、例えば楕
円形、平行などでもよい。
帯(4)・・・の形状は円形に限ることなく、例えば楕
円形、平行などでもよい。
また、上記実施例の放射光窓(5)については、ゾーン
プレート(1)のX線透過部(2)の材質は、Beに限
ることなく、例えば5iqN4 (窒化珪素)でもよい
。そして、適用対象として、軟X線顕微鏡(6)に限る
ことなく、例えばSOR装置の放射光(7)出光部など
にも適用できる。
プレート(1)のX線透過部(2)の材質は、Beに限
ることなく、例えば5iqN4 (窒化珪素)でもよい
。そして、適用対象として、軟X線顕微鏡(6)に限る
ことなく、例えばSOR装置の放射光(7)出光部など
にも適用できる。
さらにまた、上記実施例の放射光窓(5)の製造方法に
おいて、接合エネルギー源として、レーザビームの代わ
りに、例えばイオンビームなどを用いても良い。また、
上記実施例の放射光窓(5)の製造方法において、放射
光窓(5)は、特にゾーンプレートに限ることはなく、
普通の放射光窓てあっても良い。
おいて、接合エネルギー源として、レーザビームの代わ
りに、例えばイオンビームなどを用いても良い。また、
上記実施例の放射光窓(5)の製造方法において、放射
光窓(5)は、特にゾーンプレートに限ることはなく、
普通の放射光窓てあっても良い。
1
2
[発明の効采]
本発明のゾーンプレートは、X線透過部をBe製とした
ので、軟X線の吸収が少なく、結像素子としての集光効
率かよくなる。したがって、例えば軟X線顕微鏡などの
X線光学装置にこのゾーンプレートを適用することによ
り、X線光学装置としての性能が向−1ニする。
ので、軟X線の吸収が少なく、結像素子としての集光効
率かよくなる。したがって、例えば軟X線顕微鏡などの
X線光学装置にこのゾーンプレートを適用することによ
り、X線光学装置としての性能が向−1ニする。
また、本発明の放射光窓は、ゾーンプレートの機能を果
たすので、従来、別設されていたゾーンプレートを省略
することができ、この省略できた分たり、ゾーンプレー
トを構成要素とするX線光学装置の省スペースに寄与す
ることができ、X線光学装置の小形化が可能となる。
たすので、従来、別設されていたゾーンプレートを省略
することができ、この省略できた分たり、ゾーンプレー
トを構成要素とするX線光学装置の省スペースに寄与す
ることができ、X線光学装置の小形化が可能となる。
さらにまた、本発明の放射光窓の製造方法によれば、例
えばゾーンプレートなどの薄板を、低温にて、リング状
の加工ビームを照射することにより同時的に取付具に接
合し、かつ、接合後、元の温度に戻すようにしているの
で、上記薄板の取付具への接合を、皺や傷を生じること
なく、高精度に行うことができる。また、接着剤を用い
ないので、接着剤が高真空中にて気化し、真空度を下げ
たり、寿命を短くしたりすることがなくなる。
えばゾーンプレートなどの薄板を、低温にて、リング状
の加工ビームを照射することにより同時的に取付具に接
合し、かつ、接合後、元の温度に戻すようにしているの
で、上記薄板の取付具への接合を、皺や傷を生じること
なく、高精度に行うことができる。また、接着剤を用い
ないので、接着剤が高真空中にて気化し、真空度を下げ
たり、寿命を短くしたりすることがなくなる。
また、例えばOリングシールなどを用いて機械的に組立
てる場合に比べ、上記薄板の破壊・損傷の虞がなく、格
段に作業能率が高くなる。
てる場合に比べ、上記薄板の破壊・損傷の虞がなく、格
段に作業能率が高くなる。
第1図は本発明の一実施例のゾーンプレートの平面図、
第2図は第1図の厚さ方向の断面図、第3図はX線透過
率と膜厚との関係を示すグラフ、第4図は本発明の一実
施例の放射光窓の構成図、第5図は第4図の放射光窓か
適用された軟X線顕微鏡の構成図、第6図は本発明の一
実施例の放射光窓の製造方法に用いられるレーザ溶接装
置の構成図である。 (1):ゾーンプレート、(2)+X線透過部。 (3):X線遮断部、 (4) :帯、 (5)
:放射光窓。 (6):軟X線顕微鏡、 (7) :放口・J光、
(8) :取付具。 3 4 第 1 図 ″″2XAjL透=L都 第 λ 図 第 図 坑 図 712 1.8 一〜−1/↓ (−シ1
第2図は第1図の厚さ方向の断面図、第3図はX線透過
率と膜厚との関係を示すグラフ、第4図は本発明の一実
施例の放射光窓の構成図、第5図は第4図の放射光窓か
適用された軟X線顕微鏡の構成図、第6図は本発明の一
実施例の放射光窓の製造方法に用いられるレーザ溶接装
置の構成図である。 (1):ゾーンプレート、(2)+X線透過部。 (3):X線遮断部、 (4) :帯、 (5)
:放射光窓。 (6):軟X線顕微鏡、 (7) :放口・J光、
(8) :取付具。 3 4 第 1 図 ″″2XAjL透=L都 第 λ 図 第 図 坑 図 712 1.8 一〜−1/↓ (−シ1
Claims (5)
- (1)X線透過性のベリリウム薄板よりなるX線透過部
と、このX線透過部上に縞状に被着された金製のX線遮
断部とを具備することを特徴とするゾーンプレート。 - (2)筒状の取付具と、この取付具の端部に取付けられ
た窓部とを具備し、上記窓部は、X線透過性の薄板より
なるX線透過部と、このX線透過部上に縞状に被着され
X線を遮断するX線遮断部とからなるゾーンプレートで
あることを特徴とする放射光窓。 - (3)X線透過部はベリリウムからなり、かつ、X線遮
断部は金からなることを特徴とする請求項(2)記載の
放射光窓。 - (4)筒状の取付具と、この取付具の端部に取付けられ
X線透過性の薄板よりなる窓部とからなる放射光窓の製
造方法において、上記窓部を上記取付具の端部に位置決
めするとともに室温以下の温度に保持する第1工程と、
この第1工程後に加工ビームを窓部の周辺部に照射して
この窓部を上記取付具に接合する第2工程と、この第2
工程後に上記取付具を室温以上の温度に戻す第3工程と
を具備することを特徴とする放射光窓の製造方法。 - (5)筒状の取付具と、この取付具の端部に取付けられ
た窓部とを具備し、上記窓部は、X線透過性の薄板より
なるX線透過部と、このX線透過部上に縞状に被着され
X線を遮断するX線遮断部とからなるゾーンプレートを
形成する放射光窓の製造方法において、上記窓部を上記
取付具の端部に位置決めするとともに室温以下の温度に
保持する第1工程と、この第1工程後に加工ビームを上
記窓部の周辺部に照射してこの窓部を上記取付具に接合
する第2工程と、この第2工程後に上記取付具を室温以
上の温度に戻す第3工程とを具備することを特徴とする
放射光窓の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056481A JPH03259800A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056481A JPH03259800A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03259800A true JPH03259800A (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=13028289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2056481A Pending JPH03259800A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | ゾーンプレート、放射光窓及び放射光窓の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03259800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009205895A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Yokogawa Electric Corp | X線管 |
JP2012234842A (ja) * | 2012-09-05 | 2012-11-29 | Yokogawa Electric Corp | X線管 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141548U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷用内挿形検出ヘツド |
JPH0170157U (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-10 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2056481A patent/JPH03259800A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141548U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | 株式会社東芝 | 渦電流探傷用内挿形検出ヘツド |
JPH0170157U (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-10 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009205895A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Yokogawa Electric Corp | X線管 |
JP2012234842A (ja) * | 2012-09-05 | 2012-11-29 | Yokogawa Electric Corp | X線管 |
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