JP3368643B2 - 光電子分光器 - Google Patents

光電子分光器

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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光電子分光器に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】近年、SOR光源やレーザープラズマ光
源の実用化に伴い、X線を利用した分析法が開発されて
いる。これらの分析法のニーズは、種々の材料分析の用
途、その中でも、例えば半導体プロセスや各種成膜技術
の分野に強い。特に、試料表面の汚染状況を調べる手段
として、光電子分光法やAuger分光法など2次電子
を分析する手段は有力である。シリコン(Si)基板表
面における炭素及び炭素化合物の分析には実績がある。 【0003】これらの分析手段は、基本的に、X線のマ
イクロビームをプローブとする。システムは、X線光源
と組み合わされて構成され、X線マイクロビームを得
て、そのX線マイクロビームを試料(サンプル)に照射
し、その結果放出された光電子またはAuger電子の
運動エネルギーを各種電子分光器により分析する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】光源としてSOR光源
を用いた先行例としては、ゾーンプレート及びシリンド
リカルミラー型静電型分析器を用いた例がある。これ
は、Harald ADEらによる報告のものであり
(SCANNING PHOTOELECTRON MICRSCOPE WITH A ZONE PLA
TE GENERATED MICROPROBE; Nuclear Instrumennts and
Methods in Physics Research A291(1990)126-131 (文
献1))、彼らによるものの例を用いて(図4)、X線
の集光の原理及び2次電子分析の分析法を示す。 【0005】このものにおいて、X線集光レンズである
ゾーンプレート101は同軸型のシリンドリカルミラー
型静電型分析器102の内円筒電極の内側に配置されて
いる。SOR光源からの結晶分光器により分光されたX
線は、1のゾーンプレートによりステージ103上に配
したサンプル表面上に集光される。X線により電離した
光電子110は、外側電極と内側電極に電圧が印加され
たシリンドリカルミラー型静電型分析器102のスリッ
トを通過し、中心にホールのあるマイクロチャネルプレ
ート(MCP)104により検出される。 【0006】しかして、彼らが用いた技術には、性能の
面や、製作、設計の柔軟性等の点などにおいて下記のよ
うな問題がある。 上述のようにX線の集光レンズにゾーンプレートを用
いており、基本的に単レンズなので、結像性能が良くな
いのみならず、径の大きなゾーンをパターニングする
ことは困難で、開口数がとれない。開口数も大きくはと
りづらく、上記パターニングの困難性がゾーンプレート
を用いるものの設計、製作の際の支障ともなる。 また、回折効率が良くないので、明るいゾーンプレー
トも得にくい。 【0007】更に、光源との関係でも、良好なマイク
ロビーム化を行う上で、使用光源が限られるなど、制約
を受け、自由度、対応性等にも欠ける。 即ち、上述の如く光源はSOR光源であるが、そのSO
R光のように、光源が無限遠にある平行光を集光し、分
析対象試料へ照射するX線マイクロビームを得るのには
優れるももの、有限の距離の物点位置光源の発散光を集
光するのには向かない。例えば、レーザープラズマ光源
には不向きで、かかる発散光源を光源としたい場合、こ
れに応えにくい。 【0008】また、0次光や高次光の迷光も透過する
ので、S/Nが悪く、また、焦点距離が短いので、サ
ンプルステージの配置に制約を受け、実際の設計、製作
上、そのような制約の下での装置構成が要求されるなど
する。 【0009】上記従来文献によるものは、実用化にあた
り、このような種々の難点をもっている。 【0010】一方、レーザープラズマ光源を用いる例と
して、特平4−140652号に係る出願がある(図
5)。その原理を図5により説明する。図中、201は
真空容器、203はターゲット、204はレーザー光
源、206は斜入射分光器、210は試料、212は電
子分光器をそれぞれ示す。レーザー光源201は容器外
にあり、電子分光器212の出力が測定出力として容器
外部へ導かれる。上記レーザー光源204は、真空容器
201中に配置されたターゲット203を集光する。こ
の時、白色の軟X線が発光する。白色の軟X線は斜入射
分光器206で分光される。分光されたX線は試料21
0を照射し、その時発生する光電子を電子分光器212
で分析する。 【0011】上記のレーザプラズマを用いたものは、次
のような面からみると、なお改善を加えられる点があ
る。即ち、白色光源を斜入射分光器で分光しているの
で、X線の光量が足りない点であり、強度の高いX線マ
イクロビームの形成を実現する上からは、やはり不十分
なものとなる。また、分光器を通さず、直接ゾーンプレ
ートのような波長分散性のある軟X線光学系で結像する
方法も考えられるが、本例では、電子分光器と軟X線光
学系を一体にする構成ではない。従って、大型化しがち
で、その分、コンパクトなものにしにくく、この点でも
改良できる余地がある。 【0012】本発明は、上述のような不利、不便を解消
し、かつまた改良を図って、性能に優れ、実用に適した
光電子分光器を実現しようというものである。より詳し
くは、効果的に強度の高いX線マイクロビームを形成可
能で、かつコンパクトであり、平行光、発散光いずれに
も適用可能で良好にマイクロビーム化ができるようにし
ようというものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、試料を照射す
るX線マイクロビームを形成するシュバルツシルド型光
学系と、そのシュバルツシルド型光学系の外枠として取
り付けられた静電型シリンドリカルミラー電子分光器
と、当該シュバルツシルド型光学系への入射側に配置さ
れた、開口部を有する検出器とからなることを特徴とす
るものである。 【0014】 【作用】本発明においては、そのシュバルツシルド型光
学系、静電型シリンドリカルミラー電子分光器、検出器
を有して、シュバルツシルド型光学系と静電型シリンド
リカルミラー型電子分光器の効果的な一体構成が提供さ
れる。シュバルツシルド型光学系は2枚鏡で構成され、
軸外性能に優れ比較的大きな光源を高倍率で縮小し得
て、微小サイズのマイクロビームが形成でき、サンプル
へは容易に強度の高いX線マイクロビームを照射され
る。開口数も容易に大きくとれ、設計に柔軟性があっ
て、無限あるいは有限位置の物点位置の光源でも集光で
きる光学系を設計可能で、平行光、発散光いずれにも適
用し得て、良好にマイクロビーム化ができ、かつまた、
容易にコンパクトな構成を達成できるとともに、その一
方で、集光点へ配置されるサンプルのワーキングディス
タンスが十分にとれる。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す。本実施例による
ものは、シュバルツシルド型光学系、該シュバルツシル
ド型光学系の外枠として取り付けられた静電型シリンド
リカルミラー電子分光器、入射X線の光軸位置部分に開
口部を有する検出器としての孔空きのMCP(マイクロ
チャンネルプレート)及びX線フィルターからなり、そ
れらを図示の如くに組付け配置する構成のものとする。 【0016】同図において、10はシュバルツシルド型
光学系、また15はシリンドリカルミラー型静電型分析
器であり、これらシュバルツシルド型光学系10とシリ
ンドリカルミラー型静電型分析器15を一体にした電子
分光器を示している。シュバルツシルド型光学系10
は、凸面鏡10aと凹面鏡10bの2枚の球面鏡を有す
る。これらは、所定波長に対し反射率分布をもつ多層膜
を被覆してなるものであるが、その点をも含めた具体的
構成例については、更に後記で述べられる(図2,3参
照)。シリンドリカルミラー型静電型分析器15は、電
圧が印加される内側及び外側電極として、内側の円筒電
極16及び外側の円筒電極17を有している。 【0017】X線集光レンズとして用いるシュバルツシ
ルド型光学系10は、上記2枚鏡10a,10bにより
X線マイクロビームを形成する光学系であるが、本構成
にあっては、シリンドリカルミラー型静電型分析器15
の内側の円筒電極15a内にかかるシュバルツシルド型
光学系10が配置されていて、ちょうどシリンドリカル
ミラー型静電型分析器15が当該シュバルツシルド型光
学系10の外枠の役割を果たしている。 【0018】こうして一体に組付けられたそれらの組付
け体には、更に、穴空きMCP20と紫外光カットフィ
ルター25(紫外線フィルター)を組付ける。即ち、入
射面には、紫外光カットフィルター25、及び内面に光
軸が通過できるようなホール20aがあるMCP20
が、この順で、X線の入射方向側から、配置されてい
る。 【0019】本フィルター25は、これにより上記一体
的に内側円筒電極16内に組み込んだシュバルツシルド
型光学系10の鏡面で全反射され結像する紫外光を取り
除く手段の役割をするものである。。フィルター25へ
の入射X線については、光源が無限遠にある平行光によ
るものでも、有限の距離の物点位置光源の発散光による
ものでもよい。フィルター25及びMCP20も含んで
一体に組付けると、よりコンパクト化を図るのに有利と
なる。 【0020】対象となるサンプル30は、本実施例にお
いては、これを図示の位置に配してその分析の用に供す
ることができる。シュバルツシルド型光学系10の集光
点におかれるサンプル30については、その配置状態に
余裕をもたらすことができる。なお、対象サンプルを走
査する場合には、図示位置(集光点位置)のサンプルの
ための走査ステージを設け、これにサンプル30を配置
して必要な走査を行うシステムのものとすることができ
る。 【0021】上記構成において、強度の高いX線マイク
ロビームをプローブとしてサンプル30に照射し、その
発生2次電子の分析,検出は、下記のようにして行うこ
とができる。以下、作用も含め説明するに、本例装置に
おいて、X線は、まず、その入射面の紫外光カットフィ
ルター25を通過し、更にそのMCP20の中央の入射
X線の光軸位置部分にあるホール20aを通して、その
凸面鏡10a、凹面鏡10bの2枚鏡からなるシュバル
ツシルド型光学系10に入射する。ここでは、紫外光カ
ットフィルター25によりシュバルツシルド型光学系1
0の鏡面で全反射され結像する紫外光を取り除く。 【0022】次に、シュバルツシルド型光学系10でX
線は単色化され、サンプル30表面上に集光する。こう
して、X線マイクロビームの照射が行われる。このとき
発生した2次電子eは、シュバルツシルド型光学系10
の外枠として取り付けられてその外側をとりまくシリン
ドリカルミラー型静電型分析器15でエネルギー分析さ
れる。そして、電極部分のスリットを通過してMCP2
0で検出される。このようにして、検出が行われる。該
MCP20の検出出力が外部へ取り出され、測定に用い
られる。 【0023】本実施例においては、シュバルツシルド型
光学系10、その外枠として取り付けたシリンドリカル
ミラー型静電型分析器15、ホールを有するMCP2
0、紫外光カットフィルター25を有して、シュバルツ
シルド型光学系10とシリンドリカルミラー型静電型分
析器15を適切に一体構成する電子分光器を実現でき、
性能に優れ、かつ実用性に優れたものが提供される。 (1)サンプル30へ集光させるX線マイクロビーム
は、これを強度の高いX線マイクロビームとして形成で
きるし、また、その場合、(2)SOR光のような平行
ビームでもレーザプラズマ光源のような発散光源でも良
好にマイクロビーム化ができる。しかも、(3)容易
に、コンパクトな構成のものとすることができ、また、
(4)取り込み立体角の大きいシリンドリカルミラー型
静電型分析器15を用いているので、2次電子eの収率
が格段に良い。従来技術の問題も効果的に解消し得て、
実用に適したものが実現できる。 【0024】特に、上記のシュバルツシルド型光学系1
0とシリンドリカルミラー型静電型分析器15を一体と
した構成においては、シュバルツシルド型光学系10は
2枚鏡10a,10bで構成されているので、軸外性能
が優れ、比較的大きな光源を、高倍率で縮小でき、適用
光源が発散光源でも、微小ビームサイズのマイクロビー
ムが形成可能である(現有技術でも、発散光源にあって
も例えば70nmのマイクロビームが形成できる)。加
えて、開口数が0.3程度まで容易にとれ、多層膜鏡の
最適化することで明るい光学系ができる。また、設計に
柔軟性があり、無限あるいは有限位置の物点位置の光源
でも集光できる光学系を設計できる。また、集光点とミ
ラーの間隔には余裕があり、サンプル30を配置するの
が楽である。 【0025】前記文献によるものでは、X線集光レンズ
にゾーンプレートを用いていることから、径の大きなゾ
ーンをパターニングすることは現状の技術で大きな困難
を伴い、開口数がとれない上、焦点距離が短いので、サ
ンプルステージの配置に工夫がいるなどの不利、不便が
あるのに対し、本実施例構成によるものでは、そのよう
な不具合も生ぜず、コンパクトに設計、製作できるのみ
ならず、コンパクトなものであっても上述の如くにその
サンプル配置周辺部分については、必要な余裕をもたせ
得て、配置を楽なものとできるのであり、これらの両立
も適切に達成されることになる。 【0026】また、上記(1)から(4)の利点に加
え、サンプル30を走査することで、高い位置分解能を
有する分析器となるが、そのようにする場合において
も、コンパクトな構成の下、サンプルの配置に関して自
由度が得られることは、その走査用サンプルステージの
設計、配設に有利なものとなり、更に、コンパクト化
は、図1図示の構成要素部分を真空中において使用する
場合において、それだけ、大きな真空容器を必要とする
ことも避けられ、この面でも実用的で効果は大きいもの
となる。 【0027】下記においては、本発明に従って具体化し
た光電子分光器について、更に、図2及び図3も参照し
つつ、具体的数値例をも含めて述べる。 【0028】本例は、使用光源にはレーザープラズマ光
源を用いるものとするとともに、図2に示す構造のシュ
バルツシルド型対物レンズを図1におけるシュバルツシ
ルド光学系10として用いるものである。この場合にお
ける、以下の対物レンズ倍率など設計仕様項目について
数値例を挙げれば、それぞれ、次のようである。 (i) 倍率; 224× (ii) 開口数; 0.23 (iii) 凸面鏡10aの曲率半径; 6.541mm (iv) 凹面鏡10bの曲率半径; 32.125mm (v) 鏡間隔(ミラースペーシング); 24.685mm (vi) 凸面鏡10aの有効径; 2.2mm (vii) 凹面鏡10bの有効径; 18.8mm (viii)物体,像間距離; 1000mm 【0029】本例においては、軟X線の集光レンズとし
て、図2に示し、かつ上記に示した仕様構成の倍率22
4倍のシュバルツシルド型光学系を、シリンドリカルミ
ラー型静電型分析器と一体に組み込んで用いる。本光学
系のように倍率の高いものを用いると、大きなサイズの
光源をマイクロビーム化できるので、空間分解能が高
く、しかも、強度の強いマイクロビームが容易に形成で
きる。強度の高いX線マイクロビームの形成に、より有
利である。例えば、レーザープラズマ光源の光源サイズ
は200μmであるが、本光学系を用いると、ピンホー
ルを用いなくても1μm以下の空間分解能が優れたマイ
クロビームが形成できる。また、開口数も0.23と大
きく、強度が高く、空間分解能が優れたマイクロビーム
の形成に一層有利である。 【0030】一方、シュバルツシルド型光学系の球面鏡
にコートする多層膜鏡についてであるが、これは次の通
りとした。即ち、本例では、図5のような、Mo/C
(28.5Å/30.9Å):51層多層膜鏡を用い
た。ここに、同図の入射角−反射率特性をみるに、これ
は、直入射領域でも波長114Åで20%程度の反射率
を持っている。なお、本値は、B.L.Henke等の
Atomic Data & Nuclear Data Tables. Vol.27. No.1.1
〜 (1982) の光学定数を用い、フレネルの漸化式で計算
した。 【0031】以上のようなシュバルツシルド型対物レン
ズを得て、図1の如くにこれを組付けたものでは、波長
114ÅはSiのL23吸収端の123Åよりも短波長で
あり、SiのL殻からの光電子を検出するのに適してい
る。よって、半導体プロセスや各種成膜技術の分野にお
いて、例えばシリコン基板表面を対象とする場合のもの
として好適である。なお、本例の光電子分光器では、そ
の入射面の使用紫外線フィルターとしては、0.1μm
厚のボロンまたは有機薄膜であるLexanを用いるの
がよい。 【0032】また、本例のように、レーザープラズマ光
源によるときは、製作の簡単なラボラトリーユースの光
源が利用でき、この点でも効果的である。 【0033】なお、本発明は、上記した例に限定される
ものではない。例えば、シュバルツシルド型光学系の具
体例として図2及び図3による構造、仕様のものを示し
たが、本発明におけるシュバルツシルド型光学系は、そ
れら図示構造例等のものに限られないことは、いうまで
もない。例えば多層膜につき、他の一例を具体的に挙げ
ておくなら、前記(i)〜(viii)について同様の
数値をものに設定したものにおいて、それがMo/Si
(32Å/39Å):41層多層膜鏡であってもよい。
また、実施例では、サンプルとの関係において、それを
走査することに触れたが、本発明はそのように走査型X
線顕微鏡を構成して分析機として利用する場合のものも
含むし、走査型X線顕微鏡以外で分光分析を行うものも
含まれるものである。 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、シュバルツシルド型光
学系と静電型シリンドリカルミラー型電子分光器を効果
的に一体構成でき、サンプルへ強度の高いX線マイクロ
ビームを照射することができるとともに、平行光、発散
光いずれにも適用可能で、従って、SOR光のような平
行ビームでもレーザプラズマ光源のような発散光源でも
良好にマイクロビーム化ができて、設計の柔軟性に加え
て、使用光源の対応性をももち、この点でも効果的であ
る。また、容易にコンパクトな構成を達成でき、、しか
も、サンプルの配置等のスペース性もよく、発生電子の
収率等も優れ、高性能で実用に好適なものとできる。ま
た、サンプルを走査すると、その場合は、高い位置分解
能を有する走査型の改良された分析機を容易に実現する
こともできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す図である。 【図2】同例において適用できるシュバルツシルド型光
学系の具体的な例を示す図である。 【図3】その反射率特性を示す図である。 【図4】従来例を示す図である。 【図5】レーザープラズマ光源を用いるシステムの例を
示す図である。 【符号の説明】 10 シュバルツシルド型光学系 10a 凸面鏡 10b 凹面鏡 15 シリンドリカルミラー型静電型分析器 16 内側円筒電極(シリンドリカルミラー電子分光器
内側電極) 17 外側円筒電極(シリンドリカルミラー電子分光器
外側電極) 20 穴空きのMCP(検出器) 20a ホール 25 紫外光カットフィルター(X線フィルター) 30 サンプル

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 試料を照射するX線マイクロビームを形
    成するシュバルツシルド型光学系と、そのシュバルツシ
    ルド型光学系の外枠として取り付けられた静電型シリン
    ドリカルミラー電子分光器と、当該シュバルツシルド型
    光学系への入射側に配置された、開口部を有する検出器
    とからなることを特徴とする光電子分光器。
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