JPH03258993A - 密閉型回転圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫、エアーコンディショナー等の冷凍装置
に使用する密閉型回転圧縮機に係シ特にオイル管とコイ
ルスプリングとを用いる給油装置の改良に関するもので
ある。

従来の技術 近年、密閉型回転圧縮機（以下圧縮機という）はエネル
ギー効率向上の見地から圧縮機の高効率化が要求されて
いる。又、部品摩耗に対する品質向上も合せて要求され
ている。

以下図面を参照しながら、特許出願公開昭６０−６０２
８１号公報に見られる従来の圧縮機の一例を第３図及び
第４図に基づいて説明する。

第３図は従来の圧縮機の断面を示すものであり、第４図
は第３図の要部断面図である。１は密閉ケースであシ、
２は電動要素、３は圧縮要素である。

４は電動要素２の固定子で密閉ケ−７，１に圧入固定さ
れている。５は回転子でクランク軸６を圧入している。

圧縮要素３はシリンダ７とクランク軸６の偏心部８によ
りシリンダ７内を回転するローラ９と、このローラ９に
接してシリンダＴ内を高圧側と低圧側とに区分するベー
ン１０と、シリンダ７の開口部を閉塞する左側軸受部材
１１と右側軸受部材１２とにより構成されている。１３
は右側軸受部材１２にボルト１４により取付けられてい
るスプリングガイドで、このスプリングガイド１３は右
側軸受部材１２に密着圧入する取付基部１５と下方にわ
ん曲したオイル管１６とよシなる。

オイル管１６の上端は取付基部１６のクランク軸ｅと同
役に設けた開口１７と連設し下端は密閉ケース１の下方
に貯溜したオイル１８に浸っている。

１９はクランク軸６の給油孔２ｏの端部２６に圧入固定
されたコイルスプリングで、このコイルスプリング１９
はこのオイル管１６の中央部２２の径を端部２５及び先
端２６の各々の径に比べて小径２３にしておシ、コイル
スプリング１９は開口１７よりオイル管１６内に延出し
、先端がオイル１８に浸っている。２１は取付基部１５
と右側軸受部材１２とクランク軸６の端面にて区画され
る油圧室２１である。この油圧室２１のコイルスプリン
グ１９は一定の間隔を有するコイルピッチで巻かれ、他
部は密着巻されている。以上のように構成された密閉型
回転圧縮機について、以下その動作について説明する。

１ず密閉ケー７１の下方に貯溜しているオイル１８がク
ランク軸６０回転とともにオイル管１６内を回転するコ
イルスプリング１９によりこのコイルスプリング１９と
オイル管１６の内壁に沿って上昇し、油圧室２１に流入
する。その後この油圧室２１のオイＡ／１８はコイルス
プリング１９の隙間からクランク軸６の給油孔２０に入
ジ、各摺動部に供給される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成ではクランク軸６とと
もに回転するコイルスプリング１９はわん曲したオイル
管１６の内壁の開口部１７と外側向シ部に接して回転し
ているためこのオイル管とコイルスプリング１９との接
触部の接触面積が大きくなシ、摺動抵抗が増え入力が増
大し効率を低下させるばかシでなく、摺動面が増大する
ことによりコイルスプリング１９と、オイル管１６の内
壁との摩耗量が増大し品質の低下を招くという課題を有
していた。

本発明は上記課題に鑑み、わん曲したオイル管内を回転
するコイルスプリングとこのオイル管の内壁の開口部と
の接触をなくして、入力の増大を防止するとともに、摩
耗をなくすことを目的とする密閉型回転圧縮機を提供す
るものである。

課題を解決するための手段 以上のような問題点を解決するために本発明の構成は取
付基部と、一端がこの取付基部に設けた開口に連接し、
他端が密閉ケース内に貯溜したオイル中に延出するわん
曲したオイル管とを有するスプリングガイドを設け、こ
のスプリングガイドの取付基部をクランク軸が軸支され
る軸受に開口が同役とたるように固定し、一端がクラン
ク軸の給油孔の端部に圧入固定され、他端部がオイｐに
浸シ、中央部を境にクランク軸の給油孔の端部に圧入固
定された方は小径で、先端が密閉ケースの下方に・貯溜
しているオイｌしに浸漬している方は大径トなるコイル
スプリングをオイル管内に設け、クランク軸の給油孔の
端部に圧入固定されたコイルスプリングは中央部１で小
径にしであるためオイル管の開口に接触しないという構
成を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成により、わん曲したオイル管内に
クランク軸とともに回転するコイルスプリングを内装し
、このオイル管の内壁に沿ってオイルを上昇させるコイ
／ｌ／７．プリングの中央部を境にクランク軸の給油孔
の端部に圧入固定された方は小径にしであるので、オイ
ル管の内壁の開口とコイルスプリングとの接触をなくす
こととなる。

実施例 以下本発明の一実施例のコイルスプリングについて図面
を参照しながら説明する。尚、従来例と同一部品は同一
符号を用いて説明し、構成、動作の同じところは省略す
る。

第１図及び第２図は本発明の一実施例における密閉型回
転圧縮機を示す断面図である。

第１図及び第２図に訃いて、右側軸受部材１２にポルト
１４で取付けるスプリングガイドと、このスプリングガ
イド内に内装されているコイルスプリングとにより構成
されている。スプリングガイドは右側軸受部材に密着圧
入する取付基部と下方にわん曲したオイ７し管とよりな
る。コイルスプリングはクランク軸の給油孔の端部に圧
入固定され取付基部の開口よジオイル管内に延出し、先
端を密閉ケースの下方に貯溜しているオイル中に浸して
いる。わん曲したオイル管内に内装されているコイルス
プリングはオイル管内の中央部を境にクランク軸の給油
孔の端部に圧入固定された方は小径であう、オイル管内
の中央部を境に先端を密閉ケースの下方に貯溜している
オイｐに浸っている方は大径にしている。オイル管内を
回転するコイルスプリングはクランク軸の給油孔の端部
２５に圧入固定された方は小径でオイル管の開口に接触
しないようになっている。以上のように構成された密閉
型回転圧縮機について、以下第１図及び第２図を用いて
その動作について説明する。壕ず第１図及び第２図は給
油装置を示すものであって電動要素２に通電され、回転
子５が回転すると、クランク軸６が回転し、このクラン
ク軸６の偏心部８によりシリンダγ内を回転するローラ
９とベーン１０との共働で圧縮要素３は吸込、圧縮を行
なう。一方クランク軸６の回転は同時にコイルスプリン
グ１９をオイル管１６内で回転させる。そして密閉ケー
ス１の下方に貯溜されたオイ／ｌ／１Ｂはコイルスプリ
ング１９の外側面とオイル管１６内壁に沿ってヌパイラ
ル状に上昇して油圧室２１に流入する。その後この油圧
室２１のオイル１８はコイｌｖ７．プリング１９の隙間
からクランク軸６の給油孔２０に入力各種動部に供給さ
れる。筐たオイル管１６とコイ／Ｌ’ヌデリング１９と
の接触部の接触面積が小さくなシ、摺動抵抗が減少する
。

従って、圧縮機の入力が減少し、効率を向上させると共
に摺動面の減少に伴い摩耗量が減少し品質を低下させる
ことはない。

発明の効果 以上のように、本発明は、圧縮機の給油装置は取付基部
と、一端がこの取付基部に設けた開口に連設し、他端が
密閉ケース内に貯溜したオイル中に延出するわん曲した
オイル管とを有するスプリングガイドを設け、このスプ
リングガイドの取付基部をクランク軸が軸支される軸受
に開口が同志となるように固定し、一端がクランク軸の
端部に固定され、先端がオイルに浸漬し、中央部を境に
先端のオイルに浸漬している方は大径であう、クランク
軸の給油孔の端部に圧入固定された方は小径トなるコイ
ルスプリングをオイル管内に設け、このオイル管内を回
転するコイルスプリングは開口に接触しないようにした
ものであるから、オイル管とコイルスプリングとの摺動
抵抗が減少し圧縮機の入力が低減し、圧縮機の効率を向
上させると共に、開口の摩耗特性を向上させ品質の低下
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかける密閉型回転圧縮機の
断面図、第２図は第１図の要部断面図、第３図は従来の
密閉型回転圧縮機の断面図、第４図は第３図の要部断面
図である。 １・・・・・・密閉ケース、２・・・・・・電動要素、
３・・・・・・圧縮要素、６・・・・・・クランク軸、
１３・・・・・・スプリングガイド、１６・・・・・・
取付基部、１６・・・・・・オイル管、１７・・・・・
・開口、１８・・・・・・オイル、１９・・・・・・コ
イルスプリング、２０・・・・・・給油孔、２２・・・
・・・中央部、２３・・・・・・小径、２４・・・・・
・大径、２５・・・・・・端部、２６・・・・・・先端
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮要素と電動要素とを一体化して密閉ケース内に納め
   、前記電動要素により駆動されるクランク軸を備え、取
   付基部と一端が前記取付基部に設けた開口に連設し、他
   端が前記密閉ケース内に貯溜したオイル内に延出するわ
   ん曲したオイル管とを備えたスプリングガイドを前記ク
   ランク軸を軸支する軸受に前記開口が同芯となるように
   固定し、前記オイル管内に、一端が前記クランク軸の給
   油孔の端部に圧入固定され先端が前記オイルに浸漬する
   コイルスプリングを設け、このコイルスプリングを前記
   クランク軸端部から中央部までの径が、先端から中央部
   の径に比べて小径としたことを特徴とする密閉型回転圧
   縮機。