JPH03258311A - ジェット式除砂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は浄水施設などの水処理設備におけるジェット式
除砂装置に関する。

従来の技術 従来、浄水施設においては取水した原水から濁質分を除
去する設備として沈砂池が設けられている。そして、沈
砂池には底部に形成された沈砂ピットに対応して揚砂装
置が設けられており、沈砂ピットに流入する沈砂を揚砂
装置によって池外に排出していた。この揚砂装置は上下
方向に配置された揚砂管内に下端開口からジェット水流
を噴射し、ジェット水流とともに沈砂を揚砂管内に吸弓
して揚砂するものであった。また、沈砂池には底部に堆
積した沈砂を沈砂ピットに移送するかき寄装置が設けら
れており、かき寄装置は沈砂池の底部に設置した複数の
圧力水噴射ノズルから沈砂ピットに向けて圧力水を噴射
し、圧力水のジェット水流によって沈砂を移送するもの
であった。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構成においては、揚砂装置に圧
力水を供給するための管路と、かき寄装置の圧力水噴射
ノズルに圧力水を供給する管路とが別途に設けられ、そ
れぞれの管路に圧送ポンプが介装されていた。また、各
管路には揚砂装置に対する圧力水の供給を制御するため
の電動式開閉弁や、各圧力水噴射ノズルに対する圧力水
の供給を制御するための電動式開閉弁などが介装されて
いた。このため、複数の駆動機を要するとともに、各駆
動機を制御するための電装品、たとえばマグネットコン
タクタ−リレー　タイマー、サーマルプロテクターなど
を必要とし、装置構成が複雑なものとなるとともに、設
備費が高くなる問題があったＯ 本発明は上記課題を解決するもので、構成部材を削減し
て装置構成の簡略化を図るとともに、設備費の低減を図
ることができるジェット式除砂装置を提供することを目
的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、沈砂池の沈砂ビッ
トに対応して設けられ、ジェット水流によって駆動され
る揚砂装置と、沈砂池の沈砂ビットに続く底部に原水の
流れ方向に適当間隔をおいて配置された複数の圧力水噴
射ノズルと、一端が水源に連通して設けられ、途中に圧
送ポンプが介装された圧力水供給管と、圧力水供給管の
他端に流入側が連通して設けられた多方弁と、この多方
弁の流出側に一端が連通ずるとともに、他端が揚砂装置
および各圧力水噴射ノズルに連通して設けられた複数の
圧力水主管とを備えた構成としたものである。

作用 上記した構成により、原水とともに沈砂池に流入した沈
砂は比重に応じた沈降速度で沈降して底部に堆積する。

そして、所定期間ごと、もしくは沈砂池の底部に適当量
の沈砂が堆積したときに、ジェット水流で沈砂の除砂を
行う。始めに、多方弁を制御して圧力水供給管と沈砂ビ
ットから最も離れて位置する圧力水噴射ノズルに接続さ
れた圧力水主管とを連通し、この状態で圧送ポンプの駆
動により圧力水噴射ノズルから圧力水を噴射し、圧力水
のジェット水流によって沈砂を沈砂ビットに向けて移送
する。そして、多方弁を制御して圧力水を供給する圧力
水主管および圧力水噴射ノズルを切り換え、沈砂ビット
からより遠くに離れて位置する圧力水噴射ノズルから順
次に圧力水を噴射して沈砂池の底部に堆積した沈砂を沈
砂ビットにかき寄せる。最後に、多方弁を制御して圧力
水供給管と揚砂装置に接続された圧力水主管とを連通し
、圧送ポンプの駆動により圧送される圧力水を揚砂装置
に供給して沈砂ビットにかき寄せられた沈砂をジェット
水流によって揚砂する。したがって、制御対象が一台の
電動式多方弁だけとなり、多方弁を切り換えることによ
り、−台の圧送ポンプによって圧送される圧力水を利用
して沈砂のかき寄せと揚砂の運転サイクルを遂行するの
で、装置構成および制御操作が簡略化される。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、沈砂池１は原水２が上流側から下流側に向
けて通水する流路をなし、上流側の底部には沈砂ピッ）
・３が形成されている。また、沈砂ビット３に対応しで
揚砂装置４が設けられており、揚砂袋ｒＩｔ′、４はジ
ェット水流によって駆動されるもので、上下方向に配置
された揚砂管５の内部に下端開口に対応して配置された
ジェットノズル６から圧力水７を噴射し、圧力水７のジ
ェット水流とともに沈砂８を揚砂管５に吸引して揚砂す
るものである。さらに、沈砂ビット３に続く下流側の底
部には砂だまり部９が形成されており、砂だまり部９に
は複数の圧力水噴射ノズルＩＯが沈砂池１の流路幅方向
に適当間隔をおいて列をなすとともに、原水２の流れ方
向に適当間隔をおいて配列されている。さらに、各圧力
水噴射ノズルＩＯは各列ごとに複数の圧力水生管１１に
取り付けられている。ぞして、各圧力水主管＋１に連通
して電動式多方弁＋２が設けられており、各圧力水主管
Ｉｆは電動式多方弁１２の流出側のボートに接続されて
いる。

また、揚砂装置３に連通する圧力水生管１０も電動式多
方弁１２の流出側のボートに接続されている。

そして、電動式多方弁■２の流入側のボートには給水タ
ンク＋３に連通ずる圧力水供給管１４が接続されており
、圧力水供給管１４の途中には圧送ポンプ！５が介装さ
れている。

以下、上記構成における作用について説明する。

原水２とともに沈砂池に流入した沈砂８は比重に応じた
沈降速度で沈降して底部に堆積する。そして、所定期間
ごと、もしくは沈砂池１の底部に適当量の沈砂８が堆積
したときに、ジェット水流で沈砂の除砂を行う。始めに
、電動式多方弁１２を制御して圧力水供給管１４と沈砂
ピット３から最も離れて、つまり最下流側に位置する圧
力水噴射ノズルＩＯに接続された圧力水主管ＩＩとを連
通ずる。この状態で給水タンクＩ３の水を圧送ポンプ１
５の駆動により圧力水７として圧送し、圧力水供給管１
４゜電動式多方弁１２．および圧力水主管１１を通して
圧力水噴射ノズルＩＯから圧力水７を噴射し、圧力水７
のジェット水流によって沈砂８を沈砂ピット３に向けて
移送する。このとき、ジェット水流によって沈砂８が浮
遊するがジェット水流が下流側から上流側に向けて噴射
されるので下流側への流出が防止される。

そして、現在噴射している圧力水噴射ノズルｌＯの前方
に堆積した沈砂８を上流側の圧力水噴射ノズル１０の前
方に移送し終えた段階で、電動式多方弁１２を制御して
圧力水７を供給する圧力水生管１１および圧力水噴射ノ
ズルＩＯを切り換え、下流側に位置する圧力水噴射ノズ
ル１０から順次に圧力水７を噴射して砂だまり部９に堆
積した沈砂８を沈砂ピット３にかき寄せる。

そして、砂だまり部９の沈砂８を全て沈砂ピット３に移
送し終えた状態で、電動式多方弁１２を制御して圧力水
供給管１４と揚砂装置４に接続された圧力水主管１１と
を連通し、圧送ポンプ１５の駆動により圧送される圧力
水７を揚砂袋ｆｌ！！！’４に供給する。

揚砂装置に供給された圧力水７はジェットノズル６から
揚砂管５に向けて噴出し、沈砂ピット３にかき寄せられ
た沈砂８をジェット水流によって揚砂する。

したがって、制御対象が一台の電動式多方弁Ｉ２だけと
なり、電動式多方弁１２を切り換えることにより、−台
の圧送ポンプＩ５によって圧送される圧力水を利用して
沈砂のかき寄せと揚砂の運転サイクルを遂行するので、
装置構成および制御操作が簡略化される。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、−台の圧送ポンプに
よって圧送される圧力水を、−台の多方弁を制御するこ
とによって沈砂のかき寄せと揚砂に利用することができ
、装置構成および制御操作の簡略化を図ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図である。 １・・・沈砂池、２・・・原水、３・・・沈砂ピット、
４・・・揚砂装置、７・・・圧力水、８・・・沈砂、１
０・・・圧力水噴射ノズル、１１・・・圧力水主管、１
２・・・電動式多方弁、１４・・・圧力水供給管、１５
・・・圧送ポンプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、沈砂池の沈砂ピットに対応して設けられ、ジェット
   水流によって駆動される揚砂装置と、沈砂池の沈砂ピッ
   トに続く底部に原水の流れ方向に適当間隔をおいて配置
   された複数の圧力水噴射ノズルと、一端が水源に連通し
   て設けられ、途中に圧送ポンプが介装された圧力水供給
   管と、圧力水供給管の他端に流入側が連通して設けられ
   た多方弁と、この多方弁の流出側に一端が連通するとと
   もに、他端が揚砂装置および各圧力水噴射ノズルに連通
   して設けられた複数の圧力水主管とを備えたことを特徴
   とするジェット式除砂装置。