JPH03257356A - 容器検査装置の光ガイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、容器内に充填された充填液中の異物や液面の
高さ等を検査する容器検査装置に関し、より詳しくは、
その検査の際に容器を照明するための光ガイドに関する
。

「従来の技術」 従来、容器内に充填された充填液中の異物等を検出する
容器検査装置として、所定の間隔で充填液を充填した容
器を連続して搬送する搬送手段と、上記搬送手段の外部
の所要位置に配置した光源と、上記搬送手段に設けられ
、上記光源からの光を案内して各容器に照射させる光ガ
イドと、さらに光に照らされた容器を検査するビデオカ
メラ等の検査手段とを備えたものが知られている（実開
昭５９−１７２３６５号公報、実開昭５７−６３２５０
号公報）。

そして従来の容器検査装置では、一般に上記光ガイドを
中空の筒状部材で構成し、上記光源からの光をその筒状
部材の中空内を通過させて容器に照射させるようにして
いた。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記光ガイドを単純な筒状部材で構成し
た場合には、その筒状部材内での光の減衰が比較的大き
いことから、特に容器検査装置の高速化を図ると光ガイ
ドが光源を通過する時間が短くなって検査に必要な光量
が不足するようになり、光源を大型化せざるを得なかっ
た。

本発明はそのような事情に鑑み、上記光源からの光を効
率良く、しかもできるだけ平行光に近い状態で容器に導
くことができるようにし、それによって光源を大型化す
ることなく高速化に対応できるようにしたものである。

「課題を解決するための手段」 すなわち本発明は、上述した容器検査装置において、上
記光ガイドを、一端が容器側、他端が光源側に向くよう
に上記搬送手段に設けた円柱状の透明体から構成すると
ともに、上記透明体の光源側端部の外周面に、該透明体
内に導入された光を半径方向内方に向けて反射させる光
反射層を設け、また上記透明体の容器側端部の外周面に
、該透明体内に導入された光を吸収する光吸収層を設け
たものである。

「作用」 上記構成によれば、上記光源から透明体内に導入された
光は、該透明体の光源側端部の外周面に設けた光反射層
によって光を半径方向内方に向けて反射されるので、光
反射層を設けない場合に比較してその部分での光の吸収
を低減することができ、したがって相対的に多量の光を
容器に向けて案内することができる。

また、上記透明体の容器側端部の外周面に光吸収層を設
けているので、この部分に向けて照射された光が反射さ
れることがなく、それによって容器に向けて照射される
散乱光を少なくして光をできるだけ平行光に近い状態で
容器に照射することができる。そして、光をできるだけ
平行光に近い状態で容器に照射することができれば、検
査手段に対する散乱光による悪影響を低減して検査精度
の向上を図ることができるので、光源を大型化すること
なく高速化に対応することが可能となる。

このように、相対的に少ない光量でもそれを効率良く、
しかもできるだけ平行光に近い状態で容器に導くことが
できれば、光源を大型化することなく高速化に対応する
ことが可能となる。

「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、図におい
て、容器１内に充填した充填液中の異物等を検査する容
器検査装置は、図示しない駆動軸の回転に伴って水平面
内で一体に回転される回転体２を備えており、この回転
体２の外周部等間隔位置に多数の載置台３をそれぞれ回
転自在に設けている。

内部に充填液が充填されて口部にキャップが取付けられ
た容器１は、図示しない供給スターホイールから上記各
載置台３上に順次搬入され、各載置台３上に容器ｌが供
給されると、上記回転体２に設けた容器保持具４が降下
して容器１のキャップ部分を保持するようになっている
。これにより上記載置台３が回転機構５によって回転駆
動された際に、該容器ｌが載置台３と一体的に回転する
のを許容するとともに、容器１が載置台３から脱落する
のを防止することができるようになっている。

上記各載置台３は円筒状に形成してあり、各載置台３は
上記回転体２に鉛直方向に向けて回転自在に軸支した中
空回転軸６の上端部に取付けている。そして上記載置台
３の上面に透明の保護ガラス板７を設けるとともに、こ
の保護ガラス板７を上記容器１を載置するリング状の支
持板８で載置台３に固定している。

上記各載置台３の移動軌跡の下方位置で容器ｌの検査位
置には光源１１を配設固定してあり、また上記各中空回
転軸６の内部にその光源ｌｌからの光を効率よく容器ｌ
に導くための光ガイド１２を設けている。上記光ガイド
１２は、例えばガラス、透明アクリル、ポリカーボネー
ト等からなる円柱状の透明体１３を備えており、この透
明体１３の下端部すなわち光源側端部の外周面に光反射
層１４を、また上端部すなわち容器側端部の外周面に光
吸収層１５をそれぞれ設けている。

上記光反射層１４の内面は鏡面としてあり、それによっ
て上記透明体１３内に導入された光を半径方向内方に向
けて反射させることができるようにし、また、上記光吸
収層１５の内面をつや消しの黒色に塗装することにより
、透明体１３内に導入された光を吸収することができる
ようにしている。図示実施例では、光反射層１４は透明
体１３の下端から３／４程度の高さまで形成してあり、
この光反射層１４に連続させて残りの１／４の高さに光
吸収層１５を形成している。

次に、上記回転機構５は、上記回転体２に回転軸２１ａ
を鉛直方向下方に向けて取付けたサーボモータ２１と、
上記回転軸２１ａにカップリング２２を介して連結した
駆動軸２３と、この駆動軸２３に取付けたベルト車２４
と、上記中空回転軸６の下端部に取付けたベルト車２５
と、さらに上記ベルト車２４．２５間に掛渡したベルト
２６とを備えている。

そして上記回転機構５は、例えば載置台３を一方向に１
２００〜１５００ｒｐｍで正転させ、次に検査手段３１
による検査位置の手前でその載置台３の回転を一旦停止
させるようになっている。そしてその停止時間が経過す
ると、上記回転機構５は載置台３を逆方向に３００ｒｐ
ｍで回転させ、この逆転された状態で上記検査位置を通
過させ、その間に検査手段３１によって容器１内の充填
液中に混入した異物が検査されるようになっている。

上記載置台３を一方向に回転させて容器１内の充填液を
充分に回転させ、その状態で載置台３の回転を停止させ
ることによって充填液中の異物を容器の中心に寄せるこ
とができるが、上記逆転によって、回転停止による異物
の中心への移動時間の短縮を図ることができる。

また上記検査手段３１は、上記回転体２の回転に伴って
搬送される容器１に追従して回転作動される追従ミラー
３２と、この追従ミラー３２を所定の開始位置から上記
容器１の移動に追従して回転作動させ、かつ所定の終了
位置となったら逆回転させて上記開始位置に早戻りさせ
るサーボモータ３３とを備えており、上記追従ミラー３
２による容器１の映像をビデオカメラ３４で撮影できる
ようになっている。

以上の構成において、上記容器ｌが供給スターホイール
から載置台３上に搬入されると、上記容器保持具４が降
下して容器ｌを該容器保持具４と載置台３との間に挟持
する。この状態となると、上記回転機構５が載置台３を
正転させて容器１を回転させ、この状態のまま回転体２
の回転に伴って容器１が検査手段３１の手前の位置まで
搬送されると、上記回転機構５は載置台３の回転を一時
的に所定の時間だけ停止させ、引き続き載置台３を逆転
させて検査手段３１の前方を通過させる。

容器１が検査手段３１の前方を通過する間、該容器１は
光源１１上を通過するようになり、光源１１からの光が
光ガイド１２の透明体１３内に導入されるようになる。

そしてこの透明体１３の下端部分にその軸方向に対して
斜めに導入された光は、該透明体１３の下端部に設けた
光反射層１４によって半径方向内方に向けて反射される
ので、光反射層１４を設けない場合に比較してその部分
における光の吸収を低減することができ、したがって相
対的に多量の光を容器１に向けて案内することができる
。

そして上記透明体１３の上端部に光吸収層１５を設けて
いるので、透明体１３内を透過しながらその部分に向け
て照射された光、つまり透明体１３の軸線に対して大き
く傾斜している光は上記光吸収層１５によって吸収され
るので、容器■に向けて照射される散乱光を少なくする
ことができ、したがって光をできるだけ軸方向に沿った
平行光として容器１に照射することができる。

上記検査手段３１は、上記ビデオカメラ３４によって上
記平行光に照らされた容器１を撮影し、図示しない判定
回路によりその映像から充填液中に異物が存在するか否
かを判定するので、散乱光が低減されるとそれによる悪
影響が少なくなり、検査精度の向上を図ることができる
。そして上記検査手段３１による検査が終了した容器１
は、上記容器保持具４が上昇して容器１の保持が解除さ
れた後に図示しない排出スターホイールを介して載置台
３上から排出され、不良と判定された容器のみがその後
にリジェクト装置により正常な容器処理うインから排出
されるようになる。

なお、上記実施例では回転体２によって容器１を回転移
送するようにしているが、直線式の搬送手段によって容
器を搬送するようにしてもよいことは勿論である。

「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、相対的に少ない光量で
もそれを効率良く、しかもできるだけ平行光に近い状態
で容器に導くことができるので、光源を大型化すること
なく高速化に対応することができるという効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す断面図である。 １・・・容器 ３・・・載置台 １１・・・光源 １３・・・透明体 １５・・・光吸収層 ２・・・回転体（搬送手段） ６・・・中空回転軸 １２・・・光ガイド １４・・・光反射層 ３１・・・検査手段 １ 特開平３ ２５７３５６　（５）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定の間隔で容器を連続して搬送する搬送手段と、上記
   搬送手段の外部所要位置に配置した光源と、上記搬送手
   段に設けられ、上記光源からの光を案内して各容器に照
   射させる光ガイドと、さらに光に照らされた容器を検査
   する検査手段とを備える容器検査装置において、 上記光ガイドを、一端が容器側、他端が光源側に向くよ
   うに上記搬送手段に設けた円柱状の透明体から構成する
   とともに、上記透明体の光源側端部の外周面に、該透明
   体内に導入された光を半径方向内方に向けて反射させる
   光反射層を設け、また上記透明体の容器側端部の外周面
   に、該透明体内に導入された光を吸収する光吸収層を設
   けたことを特徴とする容器検査装置の光ガイド。