JPH032553Y2 - - Google Patents

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JPH032553Y2
JPH032553Y2 JP17888385U JP17888385U JPH032553Y2 JP H032553 Y2 JPH032553 Y2 JP H032553Y2 JP 17888385 U JP17888385 U JP 17888385U JP 17888385 U JP17888385 U JP 17888385U JP H032553 Y2 JPH032553 Y2 JP H032553Y2
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JP
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concrete
rod
lifting
support bolt
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、共同溝等に設けられるコンクリート
蓋の吊上げインサートに関するものである。
〔従来の技術〕
近頃は、道路空間の有効利用、都市の防災機能
の強化、都市景観の向上等の観点から、電線類を
集約して地中化するキヤブシステムの構想が注目
されている。このキヤブは、もともと地下に収容
する上下水道やガス管等を除く、上空占用をして
いる供給用の電線類や情報サービス用のケーブル
等を収容するスペースとして、主として歩道の部
分に共同溝として施設するものである。
キヤブの一般的な構造は、第7図に示すよう
に、上方が開放されたボツクスカルバート11を
歩道下に埋設し、開放された上部に所要の大きさ
のブロツク状に形成したコンクリート蓋1,1を
敷並べ、これに歩道路盤の役割を持たせるように
している。そして、このコンクリート蓋2は、ボ
ツクスカルバート11内での作業をするために取
り外しできるようにしておく必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のコンクリート蓋1を取り外し自在とする
には、それに吊上げるための手段を施さなければ
ならないが、れには吊上げ治具を掛け止めするた
めの切欠けや鉤具等を設けることが考えられる
が、このコンクリート蓋1はその役割上、ボツク
スカルバート11内への土砂等の侵入を防ぐこと
と、歩行等の障害とならないため、切欠けや出張
り物がないようにしなければならない。
本考案は、このようなコンクリート蓋における
問題点を解決し、通常はコンクリート蓋内に収容
されて上面より突出せず、蓋の吊り上げ時は簡易
の突出させて吊り上げ器具類に掛止めをすること
のできる吊上げインサートを提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の構成を実施例に対応する第1図、第2
図を参照して説明すると、本考案は、下端に鍔縁
6aを有する筒状ケース6の下部に、軸方向に内
ネジを設けた支持ボルト7の先端部を嵌入して固
着し、この支持ボルト7に支持ボルトの内ネジに
螺合する杆体8aの上端にこの杆体8aより大径
で上面部に係合孔8cを有する頭体8aを設けた
吊杆8を螺着して、吊上げ治具5を形成し、この
吊上げ治具5をコンクリート蓋体1内に、その上
端をコンクリート蓋体1の上面と面一として埋設
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
図において1はコンクリート蓋板で、底板の外
周に側板を立上げて形成した鉄板製皿状箱体2内
の下半部にコンクリート層3が充填形成され、上
半部にはこのコンクリート層3に重合して、歩道
の舗装材と同様のアスフアルト混合物やタイル等
の表装材層4が形成されている。
5は、コンクリート蓋1のコンクリート層3及
び表装材層4に埋込まれ、上端を表装材層4の上
面と面一とした吊上げ治具で、下端に鍔縁6aを
設けた筒状のケース6の下部内に、軸部7aに内
ネジを螺設し下端に頭体7bを有する支持ボルト
7の上端部が嵌入され、溶接の手段で固着されて
いる。また、この支持ボルト7には、その内ネジ
に螺合する外ネジを有する杆体8aの上端に、杆
体8aより大径でかつケース6内に遊合する大き
さの頭体8bを設けた吊杆8が螺合され、頭体8
bにはその上面から所要深さの係合穴8c,8c
が設けられており、係合穴8c,8cに適宜な回
動器具(図示を略す)を係合して吊杆8を回動さ
せることにより、吊杆8が支持ボルト7に対し上
下方向に進退するようになつている。そして、吊
杆8の中間部には、支持ボルト7の上端面に添着
のパツキン9に当接し、吊杆8の支持ボルト7へ
の螺合深さを規制するためのストツパ10が固着
されており、ストツパ10がパツキン9に当接し
た状態で、吊杆8の頭体8bの上面がコンクリー
ト蓋板1の上面即ち表装材層4の上面と面一とな
るようにされている。また、このストツパ10の
上方位置には目印体10aが設けられており、こ
の目印体が表装材層4の上面と面一となつたと
き、杆体8aの突出長さが適当であるようにして
ある。
本考案は上述のように構成されており、コンク
リート蓋体1は第8図に示すように、カルバート
11の上端部に嵌合載置される。通常の状態で
は、吊上げ治具5の吊杆8の上端面は第2図のよ
うにコンクリート蓋1の上面と面一となつて吊上
げ治具5内に納められている。そして、コンクリ
ート蓋体1をカルバート11より取除く場合に
は、吊杆8の係合穴8c,8cに回動器具を係合
して吊杆8を回動して第2図の鎖線や第5図に示
すように、その頭体8bをコンクリート蓋体1の
上面より所要の高さ、即ち、目印体10aが表装
材層4の上面とほぼ面一となる高さまで突出さ
せ、この頭8bにワイヤーや鉤類等の適宜な鉤掛
具を連結して持上げて移動させるのである。
また、本考案における吊上げ治具5に係合する
鉤掛具としては、第3図〜第5図に示すような掛
止具12を使用すれば好適である。この掛止具1
2は、上端に環体14を起立して設けると共に下
端に鍔16を突設した丸棒状の本体13の下端部
に、一方の側面から吊杆8の杆体8aを挿入する
溝穴15と、その上方に溝穴15に連通した頭体
8bを挿入する巾広の係入孔17とが設けられ、
本体13には前記の溝穴15と係入孔17とを塞
ぐに適した高さを有する脱出防止環18が上下に
遊動自自在に外嵌された構造のものとなつてい
る。そして、第2図鎖線及び第5図に示すよう
に、コンクリート蓋体1の上面より突出させた吊
杆8の頭部8bとその直下の杆体8bの部分を係
入孔17と溝穴15とに挿入させ、脱出防止環1
8を降し鍔16の上に載せた状態にしてやれば、
吊杆8は掛止具12に脱出することなく簡易に係
着されることになる。その後は第7図に示すよう
に、鉤付杆体19の鉤部20を環体14に係合し
て、ワイヤ21で杆体19を介してコンクリート
蓋体1を釣り上げて移動するのである。このよう
にしてコンクリート蓋体1は容易にカルバート1
1から取外し、取付けができることになる。
第6図は本考案における吊上げ治具5の他の実
施例を示したもので、前実施例のものに比べ、筒
状ケース6を短く形成し、また吊杆8の頭体8b
を少し大径にして、その下面にケース6の上端部
を収める環状溝22を形成するのである。このよ
うにすれば、吊杆8を下げた通常時においては、
頭体8bがケース6の上端を完全に塞ぐことにな
り、ケース6内へのゴミ等の入ることが十分防止
できることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のコンクリート蓋
の吊上げインサートは、下端に鍔縁を有する筒状
の下部に、軸方向に内ネジを設けた支持ボルトの
先端部を嵌入して固着し、この支持ボルトの内ネ
ジに螺合する杆体の上端に、この杆体より大径で
上面部に係合孔を有する頭体を設けた吊杆を螺着
して、吊上げ治具を形成し、この吊上げ治具をコ
ンクリート蓋体内に、その上端をコンクリート蓋
体の上面と面一として埋設した構成としたので、
コンクリート蓋体の通常の使用時には、吊上げ治
具がコンクリート蓋体に面一に収納されていて、
交通等の障害になることがなく、ボツクスカルバ
ートの蓋としての機能を損なうことがないと共
に、体裁上も良好であり、また、コンクリート蓋
の取外し等の作業においては、吊上げ用器具類に
確実に係着できる吊杆が容易に突出でき、また、
吊上げ治具は、筒状ケースの鍔縁と支持ボルトの
頭体とによりコンクリート層及び表装材層に埋込
まれ重いコンクリート蓋体を十分に吊下すること
ができ、耐久性も大で、コンクリート蓋の吊上げ
吊降し、移動作業が安全、容易に行い得られる
等、多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略側断面
図、第2図は同要部を示す側断面図、第3図は本
考案に係るコンクリート蓋体の吊上げ用の掛止具
を示した正面図、第4図は同底面図、第5図は吊
上げ治具と掛止具との係着状態を示す側断面図、
第6図は吊上げ治具の他の実施例を示した要部の
側断面図、第7図はコンクリート蓋体の吊上げ状
態を示した斜面図、第8図はボツクスカルバート
にコンクリート蓋を載置した共同溝を示す断面図
である。 1……コンクリート蓋体、2……鉄板製皿状箱
体、3……コンクリート層、4……表装材層、5
……吊上げ治具、6……筒状ケース、6a……鍔
縁、7……支持ボルト、8……吊杆、8b……頭
体、8c……係合孔、11……ボツクスカルバー
ト、12……掛止具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端に鍔縁を有する筒状ケースの下部に、軸方
    向に内ネジを設けた支持ボルトの先端部を嵌入し
    て固着し、この支持ボルトに、支持ボルトの内ネ
    ジに螺合する杆体の上端に、この杆体より大径で
    上面部に係合孔を有する頭体を設けた吊杆を螺着
    して、吊上げ治具を形成し、この吊上げ治具をコ
    ンクリート蓋体内に、その上端をコンクリート蓋
    体の上面と面一として埋設したことを特徴とす
    る、コンクリート蓋の吊上げインサート。
JP17888385U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH032553Y2 (ja)

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JP17888385U JPH032553Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JP17888385U JPH032553Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6286391U JPS6286391U (ja) 1987-06-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2647889B2 (ja) * 1988-02-12 1997-08-27 第一機材株式会社 路面化粧蓋装置
JPH0788682B2 (ja) * 1991-05-28 1995-09-27 株式会社日東 側溝用ブロックの吊り上げ方法

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JPS6286391U (ja) 1987-06-02

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