JPH03255253A - 走行車両の自動変速制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行車両の自動変速制御システムに関する。

〔従来の技術〕

複数の速度段を有する自動変速機を備えた走行車両の自
動変速制御システムとしては、エンジン出力と車速等に
見合う走行速度段を予じめ設定し、オペレータによるア
クセル操作量を検出してエンジン出力状態を知り、車速
との関係で前記設定した走行速度段に自動的に変速する
システムが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる自動変速制御システムであると、エンジン出力、
車速等短時間に変化する要因に基づいて走行速度段を判
断して自動変速するので、エンジン出力、車速等が変化
する毎に変速されて実際の走行時には変速しなくとも良
い場合でも変速されてしまうから、変速回数が非常に多
くなって自動変速機などの各部の耐久性が低下する。

そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした走
行車両の自動変速制御システムを提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段及び作用〕走行するコース
情報を位置ごとに記憶し、そのコース情報に基づいて変
速許可、変速不許可を位置ごとに設定し、走行車両の現
在位置により設定した変速許可、変速不許可によって自
動変速したり、その時の速度段に保持して走行するよう
にするシステムであって、これによって、不要な変速を
減らして自動変速機の耐久性を向上できる。

〔実　施　例〕

自動変速機１の出力側にはタイヤ２が設けられ、この自
動変速機１を変速するアクチュエータ３に自動変速制御
ユニット４より変速信号が入力されて所定の速度段に変
速される。

前記自動変速制御ユニット４には変速機出力軸回転セン
サ５より変速機出力軸回転数、シフトレバ−６より指定
速度段信号、ブレーキ検出手段７よりブレーキ信号が入
力されてエンジン出力、車速等により予じめ設定した速
度段に自動的に変速される。

以上は従来と同様であり、詳細な説明を省略する。

人工衛星や走行路に設けた発振器８から電波を受信して
走行車両の位置、車速、進行方向を検出する電波式検出
装置９の検出値はメモリ１０に入力され、このメモリ１
０には入力キーボード１１で走行するコース情報が入力
されたり、ティーチング走行によりコース情報が入力さ
れており、その記憶したコース情報と検出した位置とに
よって現在走行している位置のコース情報信号を制御論
理回路１２に出力する。

この制御論理回路１２には走行車両の荷台に積載した重
量が積載量計測ユニット１３より入力される。

積載量計測ユニット１３としては走行車両の車体とタイ
ヤとの間に設けたサスペンションシリンダの圧力を検出
し、この圧力の空車時と積載時との差に基づいて積載量
を計測するものが知られている。

１４は電波式検出装置９からの位置、速度、進行方向を
表示すデイスプレィ、１５は自動変速制御ユニット４か
らの信号で走行状態を表示すデイスプレィである。

次に動作を説明する。

メモリ１０にティーチング走行でコース情報を入力する
時にはテーチングモードと判断してメモリ１０にコース
名称入力し、シフトレバ−６及び自動変速機出力軸回転
信号５から速度段指令に基づいた速度段で走行開始する
。この時スタート位置を検出してメモリ１０に入力する
。

この後に自動変速走行してコース情報をキーボード１１
からメモリ１０に入力する。自動的にコース情報を入力
する場合も有る。

ここで、コース情報とは上り、下り、凹凸などである。

これと同時に電波式検出装置９からの位置に基づいてコ
ース位置をメモリ１０に入力する。

これにより、メモリ１０にはコース情報が位置ごとに記
憶される。

ティーチング走行終了後はティーチング走行でない場合
と同様に次のように走行する。

プログラム走行モード又はティーチング走行終了後にテ
ィーチング走行と同一のスタート位置から走行する場合
には、シフトレバ−６と、自動変速機出力軸回転信号５
からの速度段指令に基づく速度段で走行開始する。

なお、ティーチング走行後と異なるスタート位置から走
行する場合にはティーチング走行とする。

つまり、前記スタート位置はメモリ１０に入力されてお
り、次に走行開始する時のスタート位置を電波式検出装
置９で検出して比較する。

走行開始後には自動変速走行を行ないながら位置を確認
し、制御論理回路１２によってメモリ１０からのコース
情報、積載量計測ユニット１３からの積載量などに基づ
いて変速許可、変速不許可を判断する。

例えば、メモリ１０からのコース情報としてコース上り
、コース下り、積載量、ブレーキ信号、路面情報が入力
され、コース下りの場合勾配と距離、積載量から最高速
度段を演算し、最高速度段以上の増速を不許可とし、路
面の凹凸が大きい場合には増速を不許可とする。

他方、自動変速制御ユニット１４がエンジン出力、車速
に基づいて変速必要とした時には制御論理回路１２に変
速要求信号を出力し、これにより制御論理回路１２は前
述した変速許可、変速不許可信号を自動変速制御ユニッ
ト１４にフィードバックして変速許可信号が入力された
時には自動変速し、変速不許可信号が入力された時、例
えば前記演算した速度段と入力された変速要求の速度段
が一致しない場合には自動変速せずにその時の速度段を
保持する。

〔発明の効果〕

実際に走行するコースに最適な変速情報を設定し、その
設定した変速情報に基づいて自動変速機を自動変速する
ので、不要な変速を減らすことができ自動変速機の耐久
性を向上できるばかりか、オペレータの意識に応じたス
ムーズな変速フィーリングを得ることができて乗心地が
向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は自動変速制御シ
ステムの構成図、第２図はそのシステムの動作を示すフ
ローチャートである。 １は自動変速機、４は自動変速制御ユニット、９は電波
式検出装置、１０はメモリ、１２は制御論理回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エンジン出力と車速等に基づいて自動変速機１を予じめ
   設定した速度段に自動的に変速する自動変速制御システ
   ムにおいて、 走行車両が実際に走行するコース情報を位置ごとに記憶
   し、そのコース情報に基づいて最高速度、増速不許可、
   減速許可等の変速許可、変速不許可を位置ごとに設定し
   、走行車両が前記記憶したコースに沿って走行する時に
   現在の位置ごとに前記設定した変速許可、変速不許可信
   号によって自動変速したり自動変速を中止して走行中の
   速度段を保持して走行するようにしたことを特徴とする
   走行車両の自動変速制御システム。