JPH03255165A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び硬化物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び硬化物

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JPH03255165A
JPH03255165A JP5316790A JP5316790A JPH03255165A JP H03255165 A JPH03255165 A JP H03255165A JP 5316790 A JP5316790 A JP 5316790A JP 5316790 A JP5316790 A JP 5316790A JP H03255165 A JPH03255165 A JP H03255165A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特
には低粘度もしくは吐出性が良好でありながら硬化して
得られるゴム状弾性体が高強度で、保存性がよく、無毒
であることがら、医療用、建築用、電気電子用に有用と
される、脱アルコールタイプの室温硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物及びその硬化物に関するものである。
(従来の技術) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物については一
液型と二液型のものがあり、この−波型のものについて
はこの組成物を構成する各成分から脱酢酸型、脱アミン
型、脱オキシム型、脱アルコール型などが知られている
しかして、この−波型の室温硬化性組成物は通常、常温
で容易に硬化することからシーリング材、コーテイング
材、接着剤などとして各種分野に広く使用されているが
、この脱アルコール型の室温硬化性組成物については各
種の補強性無機質充填剤を大量に添加して高強度のシリ
コーンゴムを得るということが行なわれている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この高強度の脱アルコール型の室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物は無機質充填剤が大量に添加
されているために低粘度で吐出性の良好なものを得るこ
とが難しく、またこのものを低粘度で吐出性のよいもの
とするために、これにトリオルガノシロキサン単位およ
び5in2単位からなる網状ポリシロキサンを添加した
ものは保存性がわるくなり、このものは未硬化状態での
経時変化によって増粘したり、硬化不良になるというこ
とが避けられなくなるという欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような不利を解決した室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物及びその硬化物に関するもので、
これはイ)分子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖されたジ
オルガノポリシロキサン100重量部、口)−数式R1
4−nst(oR2)n (ここにR′、R2は同一ま
たは異種の非置換または置換1価炭化水素基、nは3ま
たは4)で示されるアルコキシシランまたはその部分加
水分解物1〜25重量部、殉分子末端のLSi−〇H基
がアルコキシシリル基で封鎖された、トリオルガノシロ
キシ単位と5in2単位とからなる網状ポリシロキサン
0.1〜50重量部、二)チタン酸エステルまたはチタ
ン錯体化合物0.01〜10重量部とからなることを特
徴とするものである。
すなわち、本発明者らは低粘度で吐出性がよく、高強度
で保存性もよい室温硬化性オルガノポリシロキサン組成
物を開発する目的で種々検討した結果、主剤としての分
子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖されているジオルガノ
ポリシロキサンと架橋剤として作動するアルコキシシラ
ンおよび硬化触媒としてのチタン化合物とから組成物に
分子末端のSi叶基がアルコキシシリル基で封鎖された
、トリオルガノシロキシ単位と5i021L位とからな
る網状ポリシロキサンを添加すると、この組成物は低粘
度で吐出性がよく、高強度で未硬化状態での経時変化が
なく、保存性のすぐれたものになるということを見出し
、ここに使用する各成分の種類、これらの添加量につい
ての研究を進めて本発明を完成させた。
(作用) 本発明は分子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサンと架橋剤としてのアルコキシシラ
ンとからなる公知の室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物及びその硬化物の改良に関するものである。
本発明の組成物を構成するイ)成分としてのジオルガノ
ポリシロキサンは分子鎖両末端がモノアルコキシ基、ジ
アルコキシ基またはトリアルコキシ基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサンであり、このものは例えば−数式 で示され、R3、R4、R5はメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル
基などのシクロアルキル基、ビニル基、アリル基などの
アルケニル基、フェニル基、トリル基などのアリール基
、あるいはこれらの基の炭素原子に結合している水素原
子の一部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで置
換したクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シア
ノエチル基などから選択される同一または異種の非置換
または置換−価炭化水素基、aはこのジオルガノポリシ
ロキサンの25℃における粘度が25〜500.000
cSの範囲、好ましくは1.000〜100,000c
Sの範囲となるような数とされることから00以上の整
数、bは0,1.2から選ばれる整数であるものとされ
るが、このイ)成分はこのアルコキシ基(OR’)基と
後記する口)成分中のアルコキシ基(OR2)基とが空
気中の水分で加水分解し、縮合することによってゴム状
弾性体となるものであることから、この(OR’)基は
加水分解を容易なものとするために比較的分子量の小さ
いものとすることがよく、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、ブトキシ基等の低級アルコキシ基の他、メ
トキシエトキシ基、エトキシエトキシ基等のアルコキシ
ritthアルコキシ基としてもよい。
つぎに本発明の組成物を構成する口)成分としてのアル
コキシシランまたはその部分加水分解物は上記したイ)
成分に対する架橋剤となるものであり、このものは−数
式 %式%) で示され、R1,R2は前記したR3、R4、R5と同
様の同一または異種の非置換また置換1価炭化水素基、
nは3または4であるものとされ、またアルコキシ基(
OR’)基としては、加水分解性を容易にするために前
記した(OR’)基と同様の低級アルキル基、アルコキ
シ置換アルキル基が挙げられるが、このR2については
本発明の硬化物が食品用の用途に使用される場合にはそ
の官能を損なわないということからメチル基またはエチ
ル基とすることがよい。
このアルコキシシランとしてはテトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラn−プロポキシシラン、
テトライソプロポキシシラン、テトラ(メトキシエトキ
シ)シラン、テトラ(エトキシエトキシ)シラン、メチ
ルトリメトキシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン
、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、メチルトリプロポキシシラン、ビニルトリプロポキ
シシラン、メチルトリ(メトキシエトキシ)シラン、メ
チルトリ(エトキシエトキシ)シラン、3−クロロプロ
ピルトリメトキシシラン、3.3.3−トリフルオロプ
ロピルトリメトキシシランならびにこれらの部分加水分
解物などが例示されるが、これらは該当する各種アルコ
ールとハロゲン化シランとをトリエチルアミン、ジメチ
ルアニリンなどの有機アミンを酸受容体として脱塩酸反
応させることにより得ることができる。
なお、この0)成分のイ)成分に対する配合量は上記し
たイ)成分100重量部に対してlfi量部束部未満こ
の組成物製造時あるいは保存中にゲル化を起したり、得
られる弾性体が目的とする物性を示さなくなり、25重
量部より多くするとこの組成物の硬化時の収縮率が大き
くなり、この硬化物の弾性も低下するので1〜25重量
部の範囲とする必要がある。
また、本発明の組成物を構成するハ)成分としての網状
ポリシロキサンはこの組成物を低粘度もしくは吐出性良
好なものとしてその作業性を向上させると共に、目的と
するシリコーンゴムに充分な強度を与えるための補強剤
として作動するものであるが、このものは分子末端の5
iOH基をモノアルコキシオルガノシリル基、ジアルコ
キシオルガノシリル基またはトリアルコキシシリル基で
封鎖した、トリオルガノシロキシ単位とSiO□単位と
からなるものとされる。
このものはトリオルガノクロロシランとテトラクロロシ
ランの共加水分解あるいはトリオルガノアルコキシシラ
ンとテトラアルコキシシランの共加水分解で合成するこ
とができるが、このトリオルガノクロルシランあるいは
トリオルガノアルコキシシランにおけるオルガノ基は、
前記したR+〜R5と同様の非置換又は置換1価炭化水
素基とすればよく、又、トリオルガノアルコキシシラン
あるいはテトラアルコキシシランにおけるアルコキシ基
は前記した一OR’基、−0R4基と同様の基が挙げら
れる。このトリオルガノクロロシランとしてはトリメチ
ルクロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、フエニ
ルジメチルクロロシラン、アリルジメチルクロロシラン
、ジビニルメチルクロロシラン、トリビニルクロロシラ
ン、トリフェニルクロロシランなどが例示され、トリオ
ルガノアルコキシシラとしてはトリメチルメトキシシラ
ン、ビニルジメチルメトキシシラン、フエニルジメチル
エトキシシラン、アリルジメチルメトキシシラン、ジビ
ニルメチルメトキシシラン、トリビニルメトキシシラン
、トリフェニルメトキシシラン、トリメチルプロポキシ
シラン、トリメチルブトキシシラン、トリメチル(メト
キシエトキシ)シラン、トリメチル(エトキシエトキシ
)シランなどが、またテトラアルコキシシランとしては
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ
プロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラ(メ
トキシエトキシ)シラン、テトラ(エトキシエトキシ)
シランなどが例示される。
この網状ポリシロキサンは上記したトリオルガノクロロ
シランとテトラクロロシランあるいはトリオルガノアル
コキシシランとテトラアルコキシシランとの混合物をベ
ンゼン、トルエンなどの有機溶剤と水との混合物中に滴
下し、共加水分解することによって合成することができ
るが、これらはこのままでは分子末端の置換基がm5i
−0)1基のままであるために、その末端の5iOH基
をテトラアルコキシシラン、オルガノトリアルコキシシ
ラン、ジオルガノジアルコキシシラン等のアルコキシシ
ランと反応させて、これをトリオルガノモノアルコキシ
シリル基、オルガノジアルコキシシリル基またはトリア
ルコキシシリル基で封鎖された、トリオルガノシロキシ
単位と5102単位とからなる網状シロキサンとする必
要がある。
この末1siOH基を封鎖するためのアルコキシシラン
におけるオルガノ基は、前記したR1−R5と同様の非
置換又は置換1価炭化水素基とすればよく、又アルコキ
シ基は前記したOR2基、OR’基と同様のものとすれ
ばよい。
なお、このハ)成分の配合量は前記したイ)成分100
重量部に対して0.1重量部未満では本発明の組成物に
対する補強性向上剤としての作用が少なくなり、50重
量部より多くするとこの組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムのゴム物性が充分なものとならないので、0
.1〜50重量部の範囲とすることが必要とされるが、
この好ましい範囲は1〜10重量部とされる。
さらに本発明の組成物を構成する二)成分のチタン化合
物は前記したイ)成分と口)成分とから室温硬化性組成
物の硬化触媒として公知のものであるが、これはチタン
酸エステルまたはチタン錯体化合物とされる。この二)
成分の配合量は前記したイ)成分100重量部に対して
0.01重量部未満ではこの組成物を空気中に曝して室
温硬化させてタックフリーの成膜形成をさせるのに長時
間が要するようになるし、内部硬化性もわるくなり、1
0重量部より多くすると皮膜形成時間が数秒間と極めて
短かくなって作業性に劣るようになるほか、未硬化状態
の保存性にも影響が出るので、0.01〜10重量部の
範囲とする必要があるが、この好ましい範囲は0.1〜
5重量部とされる。
本発明の組成物は上記したイ)〜二)成分の所定量を乾
燥雰囲気中で均一に混合することによって得ることがで
き、このものは空気中に曝露すると空気中の湿分によっ
て架橋反応が進行し、ゴム弾性体に硬化する一液型の室
温硬化性オルガノポリシロキサン組成物となる。しかし
、これに煙霧質シリカ、沈降性シリカ、二酸化チタン、
酸化アルミニウム、石英粉末、タルク、ベントナイトな
どの無機質充填剤やガラス繊維、有機繊維などの繊維質
充填剤、着色剤、ベンガラや酸化セリウムなどの耐熱性
向上剤、耐寒性向上剤、ポリエーテルなどのチクソトロ
ピー剤、脱水剤、γ−グリシドキシブdピルトリメトキ
シシランなどの接着性向上剤などの所定量を必要に応じ
添加してもよい。
本発明の組成物は上記したように公知の脱アルコール型
の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物にハ)成分
として分子末端の−Lsi−OH基がアルコキシシリル
基で封鎖された、トリオルガノシロキシ単位と5302
単位とからなる網状ポリシロキサンを添加することによ
って、低粘度もしくは吐出性が良好で、高強度でありな
がら未硬化状態での経時変化がなく、したがって保存性
のすぐれた室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物と
したものであるが、このものはその原料がいずれも比較
的入手の容易なものであることから安価で実用性の高い
ものであり、それ故にこのものはコーティング剤、接着
剤などとして建築、電気工業、電子工業用などに広く使
用できるほか、無毒性、低臭気、無味であることから医
療用、食品用にも有利に使用できるものである。
(実施例) つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部はいずれも
重量部を、また粘度は25℃での測定値を示したもので
ある。
実施例1、比較例1 分子両末端がトリメトキシシリル基で封鎖された、粘度
が900cSのジメチルポリシロキサン80部に煙霧質
シリカ10部、分子末端の5iOH基をトリメトキシシ
リル基で封鎖した、トリメチルクロロシランとテトラク
ロロシランとの共加水分解物8.0部を150℃で2時
間減圧下に混合し、乾燥雰囲気中で室温まで冷却したの
ち、これにビニルトリエトキシシラン6.0部とテトラ
プロポキシチタン1.0部を無水の状態で混合して試料
Iを作った。
また、比較のために上記したトリメチルクロロシランと
テトラクロロシランとの共加水分解物をその末1siO
H基をトリメトキシシリルで封鎖せず、そのままとした
ものとしたほかは上記と同じように処理して試料IIを
作った。
ついで、この試料I、I+から厚さ2.Oa++++の
シートを作り、これを20℃、50%RHの雰囲気下に
7日間放置してゴム弾性体に硬化させ、この物性をJI
S K−6301にもとづいて調べたところ、第1表に
示したとおりの結果が得られた。また、この試料1.1
1についてはその保存性確認のためにこれらを未硬化状
態のまま無水条件下に70℃で120時間保持してから
厚さ2.0mmのシートとし、20t、50%RHの雰
囲気下に7日間放置してゴム弾性体とし、その物性を調
べたところ、第1表C併記したとおりの結果が得られた
第1表 実施例2、比較例2 分子鎖末端がトリメトキシシリル基で封鎖された、粘度
が900cSであるジメチルポリシロキサンに煙霧質シ
リカ12部と、末端の5iOH基がトリメトキシシリル
基で封鎖された、トリメチルクロロシランとテトラクロ
ロシランとの共加水分解物8.0部を添加し、150℃
で2時間減圧下に混合し、乾燥窒素雰囲気中で室温まで
冷却したのち、これにビニルトリメトキシシラン3.0
部とテトラプロポキシチタン1.0部を無水の状態で混
合して試料II+を作った。
また、比較のために上記におけるトリメトキシシリル基
で封鎖したトリメチルクロロシランとテトラクロロシラ
ンとの共加水分解物を添加しなかったほかは上記と同様
に処理して試料IVを作った。
ついでこの試料用、1vの硬化後の物性を確認するため
に、この試料■、IVから厚さ2.0mmのシートを作
り、これを20℃、50%RHの雰囲気下に7日間放置
して硬化させてゴム弾性体とし、この物性をJIS K
−6301にもとづいて調べたところ、第2表に示した
とおりの結果が得られた。
第  2  表 実施例3、比較例3 分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、粘度
が900cSであるジメチルポリシロキサン80部に煙
霧質シリカ12部と、末端の5iOH基がトリメトキシ
シリル基で封鎖されたトリメチルクロロシランとテトラ
クロロシランとの共加水分解物10.0部とを添加し、
これらを150℃で2時間減圧下に混合し、乾燥窒素雰
囲気で室温まで冷却したのち、これにビニルトリメトキ
シシラン3,0とテトラプロポキシチタン1.0部を無
水の状態で混合して試料Vを作った。
また、比較のために上記における煙nXシリカの添加量
を20部とし、さらに上記におけるトリメトキシリル基
で封鎖したトリメチルクロロシランとテトラクロロシラ
ンとの部分加水分解物を添加しなかったほかは上記と同
様に処理して試料■を作った。
ついで、この試料■、■の硬化前の粘度を確認するため
に、25℃の雰囲気においてBH型回転粘度計を用いて
その粘度を測定したところ、第3表(示したとおりの結
果が得られた。
つぎに、このものの硬化後の物性を確認するために、こ
の試料V、V+から厚さ2.0mmのシートを作り、こ
れを20℃、50%RHの雰囲気下に7日間放置して硬
化させ、得られたゴム弾性体の物性をJIS K−63
01にもとづいて調べたところ、第3表に併記したとお
りの結果が得られた。
第3表 (発明の効果) 本発明は一波型脱アルコールタイプの室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物及びその硬化物に関するもので
あり、これはイ)分子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖さ
れたジオルガノポリシロキサン、0)アルコキシシラン
またはその部分加水分解物、ハ)分子末端の5iOH基
がアルコキシシリル基で封鎖された、トリオルガノシロ
キシ基と5j02基とからなる網状ポリシロキサンおよ
び二)チタン化合物とからなるものであるが、このもの
は八)成分が添加されていることから低粘度、もしくは
吐出性がよいものとなり、これを硬化して得られるゴム
弾性体が強度の高いもので、しかも保存性のよい室温硬
化性オルガノポリシロキサンとなるので、建築、電気、
電子工業用のコーティング剤、接着剤として広く使用で
きるほか、これはまた無毒性、低臭気、無味であること
から医療用、食品用にも使用することができるという工
業的な有利性をもつものになる。
手続補正書 平成2年4月26日 1、事件の表示 平成 2年特許願第53167号 2、発明の名称 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び硬化物3
、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 信越化学工業株式会社 4 代理人 永井ビル[電話 東京(270) 085B]自  発 特許請求の範囲 1、イ)分子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサン    100重量部、a)−数
式R14−flsi(OR”)li (ここにR1、R
2は同一または異種の非置換または置換1価炭化水素基
、nは3または4)で示されるアルコキシシランまたは
その部分加水分解物 1〜25重量部、 殉分子末端の・5t−OH基がアルコキシシリル基で封
鎖された、トリオルガノシロキシ単位と5iOi単位と
からなる網状ポリシロキサン 0.1〜50重量部、 二)チタン酸エステルまたはチタン錯体化合物0.01
〜IO重量部、 とからなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イ)分子鎖両末端がアルコキシ基で封鎖されたジオ
    ルガノポリシロキサン100重量部、 ロ)一般式R^1_4_−_nSi(OR^2)_n(
    ここにR^1、R^2は同一または異種の非置換または
    置換1価炭化水素基、nは3または4)で示されるアル
    コキシシランまたはその部分加水分解物1〜25重量部
    、 ハ)分子末端のSi−OH基がアルコキシシリル基で封
    鎖された、トリオルガノシロキシ単位とSiO_2単位
    とからなる網状ポリシロキサン0.1〜50重量部、 ニ)チタン酸エステルまたはチタン錯体化合物0.01
    〜10重量部、 とからなることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシ
    ロキサン組成物。 2、請求項1に記載の組成物を硬化してなる組成物。
JP5316790A 1990-03-05 1990-03-05 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び硬化物 Expired - Fee Related JPH07119362B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632342A (ja) * 1992-07-09 1994-02-08 Asahi Breweries Ltd ガラス容器の擦り傷遮蔽剤および擦り傷が遮蔽されたガラス容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0632342A (ja) * 1992-07-09 1994-02-08 Asahi Breweries Ltd ガラス容器の擦り傷遮蔽剤および擦り傷が遮蔽されたガラス容器

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