JPH03253778A - 冷凍機の往復動圧縮機用防振装置 - Google Patents

冷凍機の往復動圧縮機用防振装置

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JPH03253778A
JPH03253778A JP4981190A JP4981190A JPH03253778A JP H03253778 A JPH03253778 A JP H03253778A JP 4981190 A JP4981190 A JP 4981190A JP 4981190 A JP4981190 A JP 4981190A JP H03253778 A JPH03253778 A JP H03253778A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍機の往復動圧縮機用の防振装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は往復動式圧縮機を備えた、例えば、分離型スタ
ーリングサイクル式冷凍機の断面図で、この往復動圧縮
機には公知の防振装置が設けられた場合を示してしいる
。10は作動媒体の膨張器。
11は作動媒体の圧縮機であり、この間が接続管9によ
って連通して結合されている。圧縮機11には公知の防
振装置13が設けられるとともに、弾性のある支持部材
12により支持されている。
先ず、冷凍機の動作について説明する。7は圧縮シリン
ダ、1は圧縮シリンダ内を往復動自在な圧縮ピストン、
101 は膨張シリンダ、103は膨張シリンダ内を往
復動自在なディスプレーサである。
膨張シリンダ101の一端部は密閉され膨張空間105
を形成している。ディスプレーサ103の内部には、例
えば、ステンレス鋼製の金網で作られた蓄冷器102が
設けられており、ディスプレーサ103の一端は膨張空
間105に他端は接続管9にそれぞれ開口している。こ
のディスプレーサ103はばね104によって膨張器の
本体に連接されている。膨張シリンダ103と圧縮シリ
ンダ7とは接続管9を介して連通され、これらの中に作
動媒体、例えばヘリウムあるいはアルゴンなどが封入さ
れる。
圧縮ピストン1はその一端に(第3図で左側の端に)ソ
レノイドコイル5が取り付けられ、そのリード線51は
気密貫通端子52を通して電源に接続される。このソレ
ノイドコイル5は環状間隙14内で圧縮ピストン1の軸
方向に往復動できる。この環状間隙14内には半径方向
の磁界が存在し、この磁界は、両端面に磁極をもつ筒形
永久磁石2.その一端面(第3図で右側の端面)に結合
される継鉄4(この継鉄4は圧縮機のフレームを兼ねて
いる)、他端面に結合れさる継鉄3からなる磁気回路に
より形成される。すなわち、ソレノイドコイル5.永久
磁石2.継鉄3.継鉄4によってリニアモータ式駆動装
置15が構成され、気密貫通端子52に周波数fOの交
流電源を接続すると、圧縮ピストン1はソレノイドコイ
ル5に流れる電流と間隙14の磁界との間の電磁力によ
り周波数fOで往復動する。
圧縮ピストンの往復動によって、作動媒体は圧縮空間8
から接続管9を通り、蓄冷器102を通って膨張空間1
05に流れる。蓄冷器13を通過するとき、その流体抵
抗によって生じた力によって、ディスプレーサ103は
駆動され、膨張シリンダ101内を往復動する。蓄冷器
102を含むディスプレーサ103の質量、蓄冷器10
2の流体抵抗およびばね104によって振動系が構成さ
れており、圧縮ピストン1の往復動周期を適当に選定す
ることにより、ディスプレーサ103と圧縮ピストン1
とは相互に異なった位相で周期的に往復駆動される。デ
ィスプレーサ103と圧縮ピストン1とが相互に異なつ
た位相で同期的に往復動するとき、作動媒体は交互に圧
縮と膨張を繰り返し、これによって膨張シリンダ101
の膨張空間105に低温を発生する。これら一連の冷却
作用については論文「フリーディスプレーザ冷凍」 (
低温工学の発展、14巻、■968年、361〜369
頁)の中に見出すことができる。
次に、往復動圧縮機用防振装置について説明する。この
種の往復動圧縮機では圧縮ピストンが直線的に往復駆動
されることから運転に伴って脈動的な振動が発生し、こ
れかもとで騒音の発生、機械寿命の低下を来たす問題が
ある。この振動を防止するため、従来は防振装置13を
設けるとともに、弾性のある支持部材12より支持する
ようにしている。防振装置13は防振体131を圧縮ピ
ストン1と同軸上を往復動自在なようにその軸131A
および131Bを軸受133Aおよび133Bで支持す
るとともに、ばね132により、圧縮機の本体に連接す
る。弾性のある支持部材12は圧縮機のほぼ重心部に取
り付けるようにする。
この構成を模式図で表わしたのが第4図である。
mは圧縮機の質量(正確には防振体の質量を除く防振装
置を含む圧縮機の質量)、mdは防振体の質量131.
 kは支持部材12の駆動ピストン軸方向に対するばね
常数(以下支持部材のばね常数と称する)kdはばね1
32のばね常数、Cは防振体の往復動に対する粘性抵抗
である。Posinwtは圧縮ピストン1の往復動によ
り、圧縮機本体に加わる力である。
X、は圧縮機の変位+XZは防振体131の変位を示す
ここで、圧縮機の変位X++すなわち振動は次式%式% (1) ) ) 第5図は、(1)式をある条件で、例えば、R=1/2
0ν=1.ζ−〇の条件の特性計算結果でλ−1におい
てA1は零に近くなり、従ってXIは零に近くなる。こ
のように、圧縮機の質量mが決ったとき、支持部材12
のに対するばね常数に、防振体の質量md、ばね132
のばね常数kdを適切に選ぶことにより圧縮機の振動を
微小に押えることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の防振装置においては次のような問
題点がある。すなわち、防振装置は圧縮機の質量m、支
持部材のばね常数に、防振体の質量md、ばね常数kd
の関係を適切に選ぶことにより防振効果が得られるが、
この中に支持部材のばね常数kが入っている。このため
、この圧縮機の取り付けに大きく制約を受けてしまう。
例えば、圧縮機で発生した熱を支持部材12を介して取
付本体へ熱伝導により伝達して冷却する場合、伝熱面積
を確保する面から支持部材12の構造を定めるとそのば
ね常数kが適正値に合致しな(なる場合が多い。このこ
とは、この種の冷凍機が衛星搭載の赤外線センサ用に使
用されることが多く、このため真空空間におかれ、冷却
は支持部材からの伝熱によらざるを得ないため、重大な
問題となる。
本発明の問題は前述の問題点を解決して、支持部材のば
ね常数が防振特性に関連しない、すなわち、冷却特性に
影響を与えない汎用性のある冷凍機の往復動圧縮機用防
振装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前述の課題を解決するために、本発明においては、胴内
の一端部に作動媒体の圧縮空間を形成した圧縮シリンダ
と、このシリンダに対し前記圧縮空間を挟んで配置され
た圧縮ピストンと、この圧縮ピストンを周期的に往復駆
動するリニアモータ式駆動機構とを備え、前記圧縮空間
が作動媒体の膨張器に接続管により連通して結合される
冷凍機の往復動圧縮機において、前記圧縮ピストンと同
軸上に軸方向に往復動自在に支持された防振体と、この
防振体を往復駆動するリニアモータ式駆動機構と、この
駆動機構に駆動電力を供給するパワー増幅器と、前記圧
縮ピストンに結合されその位置を検出する圧縮ピストン
位置検出器と、前記防振体に結合されその位置を検出す
る防振体位置検出器とからなり、圧縮ピストン位置検出
器の信号出力の大きさと防振体位置検出器の信号出力の
大きさの比を圧縮ピストンの可動部質量と防振体の可動
部質量の逆比と等しくなるよう設定し、かつ、これらの
信号出力の間の位相差を180°になるように設定し、
これら設定された圧縮ピストン位置ピストン位置検出器
信号出力大きさと防振体部位置検出器信号出力大きさを
比較し、この両者の差が0になるようパワー増幅器を介
して防振体用のリニアモータ式駆動機構を往復駆動し、
前記圧縮ピストンと前記防振体とを互いに対向して往復
動させ、それらの可動部質量の動きで生じる起振力を互
に打ち消し合うようにする。更に、前記圧縮ピストンと
同軸上に軸方向に往復動自在に支持されその一端がばね
によって圧縮機の本体に連接された防振体と、この防振
体を往復駆動するリニアモータ式駆動機構と、この駆動
機構に駆動電力を供給するパワー増幅器と、前記圧縮ピ
ストンに結合されその位置を検出する圧縮ピストン位置
検出器とからなり、前記防振体の可動部質量と前記ばね
によって構成される振動系の共振周波数を前記圧縮ピス
トンの往復動周波数と等しくし、前記圧縮ピストン位置
検出器の信号出力の位相を90°遅らせるとともに、圧
縮ピストンの往復動振幅と防振体の往復動振幅との比が
圧縮ピストンの可動部質量と防振体の可動部質量との逆
比になるよう、防振体の往復動振幅を前記パワー増幅器
の増幅率設定により定め、前記圧縮ピストンと前記防振
体とを互いに対向して往復動させ、それらの可動部質量
の動きで生じる起振力を互に打ち消すようにする。
〔作用〕
本発明の往復動圧縮機用防振装置は、圧縮ピストンと同
軸上に軸方向に往復動自在に支持された防振体とこの防
振体を往復駆動するリニアモータ式駆動機構を備え、圧
縮ピストンと防振体の往復動が同期的に互に180°の
位相差を有し、かつ、それらの振幅の比を圧縮ピストン
の可動部質量と防振体の可動部質量の逆比になるよう制
御したので、圧縮ピストンと防振体の可動部質量による
起振力はほぼ等しく、その方向は逆になり互に打ち消し
合うよう作用する。
あるいは、圧縮ピストンと同軸上に軸方向に往復動自在
に支持され、その一端がばねで往復動圧縮機の本体に連
接された防振体とこの防振体を往復駆動するリニアモー
タ式駆動機構を備え、前記防振体とばねで構成される振
動系の共振周波数を、前記圧縮ピストンの往復動周波数
と等しくし、圧縮ピストンと防振体の往復動が互に18
0°の位相差を有し、かつ、それらの振幅を圧縮ピスト
ンの可動部質量と防振体の可動部質量の逆比になるよう
制御したので、圧縮ピストンと防振体の起振力はほぼ等
しく、その方向は逆になり互に打ち消し合うよう作用す
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の防振装置を備えた冷凍機の
往復動圧縮機20を示し、圧縮ピストン1はその一端(
第1図で左側の端)にソレノイドコイル5が取り付けら
れ、そのリード線51は気密貫通端子52を通して電源
に接続される。このソレノイドコイル5は環状間隙14
内で圧縮ピストンlの軸方向に往復動できる。この環状
間隙14内には半径方向の磁界が存在し、この磁界は、
両端面に磁極をもつ筒形永久磁石2.その一端面(第1
図で右側の端面)に結合される継鉄4(この継鉄4は圧
縮機のフレームを兼ねている)、その他端面に結合され
る継鉄3からなる磁気回路により形成される。すなわち
、ソレノイドコイル5.永久磁石2、継鉄3.継鉄4に
よってリニアモータ式駆動装置15が構成され、気密貫
通端子52に周波数f0の交流電源を接続すると、圧縮
ピストン1はソレノイドコイル5に流れる電流と間隙1
4の磁界との間の電磁力により周波数f。で往復動する
。圧縮ピストンの往復動によって作動媒体は圧縮空間8
から接続管9により連通して結合された図示しない膨張
器に送られ、低温を発生する。
30は防振装置で、前記圧縮ピストンlと同軸上に往復
動自在に支持された防振体とこの防振体を往復駆動する
リニアモータ式駆動機構315と、この駆動機構に駆動
電力を供給するパワー増幅器45と、前記圧縮ピストン
1の一端(第1図で左側の端)に結合され、その位置を
検出する圧縮ピストン位置検出器201と、前記防振体
301の一端(第1図で右側の端)に結合され、その位
置を検出する防振体位置検出器309と、前記圧縮ピス
トン位置検出器201に接続され、その信号出力40の
位相ならびに出力の大きさを変換する圧縮ピストン用設
定器41とからなっている。防振体を往復駆動するリニ
アモータ式駆動機構315は、圧縮シリンダを往復駆動
するリニアモータ式駆動機構と同様で、ソレノイドコイ
ル305.永久磁石302.継鉄303.継鉄304に
よって構成されている。圧縮ピストン位置検出器201
および防振体位置検出器309の位置検出部は、例えば
、被検出体の圧縮ピストンあるいは防振体に結合された
コアー201^あるいは309Aと本体のフレームに固
定されたコイル201Bあるいは309Bで構成される
差動トランスである。
気密貫通端子52に周波数f。の交流電源を接続すると
、圧縮ピストン1は周波数f0で往復動するが、このピ
ストン1の位置、すなわち、このピストンの動きを圧縮
ピストン位置検出器201で検出し、その信号出力40
を圧縮ピストン用設定器41に与える。圧縮ピストン用
設定器41は、信号出力の位相を180°変換するとと
もに、その出力の大きさが〔防振体を含む可動部分の質
M(以下、防振体の可動部質量と称する/駆動ピストン
を含む可動部分の質量(以下、駆動ピストンの可動部質
量と称する)〕の比を掛けた値になるよう増幅率を設定
し、出力41Aを出力する。一方、防振体位置検出器3
09で防振体301の位置、すなわち、この防振体の動
きを検出し、その信号出力42を出力する。
圧縮ピストン用設定器の出力41Aの大きさと防振体位
置検出器309の信号出力42とを比較し、その差出力
44をパワー増幅器45に加える。パワー増幅器45は
、その差出力が常に0になるようリニアモータ式駆動ソ
レノイド315を往復駆動する。このようにすると圧縮
ピストンlと防振体301の往復動は同期的で互いに1
80°の位相差を有し、かつ、それらの振幅の比は圧縮
ピストンの可動部質量と防振体の可動部質量との逆比例
となり、従って、圧縮ピストン1と防振体301の可動
部質量による起振力はほぼ等しく、その方向は逆になり
互いに打ち消し合うようになる。なお、圧縮ピストンの
可動部質量と防振体の可動部質量とが等しい場合には、
圧縮ピストン設定器41も取り除き、圧縮ピストン位置
検出器の信号出力40の極性を反転して接続することで
実施が可能である。
次に、同し第1図によって本発明の異なる実施例につい
て説明する。本実施例では、圧縮ピストン用設定器41
で信号出力40の位相を90°遅らせるとともに、例え
ば、パワー増幅器45の増幅率を調整して防振体位置検
出器309の信号出力42の位相を圧縮ピストン設定器
41の出力41Aに対して90゛遅らせるようにする。
またこの設定器41の増幅率を、その出力41Aの大き
さが信号出力40(ずなわち設定器41の入力)に〔防
振体の可動部質量/駆動ピストン可動部質量〕を掛けた
値になるよう設定する。圧縮ピストン用設定器41とし
ては、積分回路(RC積分器)を用いると好適である。
このように構成することにより、パワー増幅器45の出
力45Aの電圧(リニアモータ式駆動装置315の印加
電圧)とリニアモータ式駆動装置315の逆起電圧との
位相差が180°になり、このためリニアモータ式駆動
装置の入力VAを小さくすることができ、リニアモータ
式駆動装置は小形化され、かつ、効率よく運転すること
ができる。
第2図は本発明の更に異なる実施例を示す。本実施例に
おいては、防振体308ばばね6oで往復動圧縮機の本
体に連接され、防振体308の可動部質量とばね60で
振動系を形成している。この振動系の共振周波数は冷凍
機の運転周波数、すなわち、圧縮ピストン1の往復動周
波数に一致するよう、防振体の可動部質量あるいはばね
60のばね常数を定める。圧縮ピストン位置検出器20
1の信号出力40は圧縮ピストン用設定器41に与えら
れ、その出力41Aはパワー増幅器45に与えられ、パ
ワー増幅器45の出力45Aはリニアモータ式駆動装置
315を往復駆動する。ここで、圧縮ピストン用設定器
41により信号出力40の位相を90°遅らせるととも
に、圧縮ピストンの往復動振幅と防振体の往復動振幅と
の比が圧縮ピストンの可動部質量と防振体の可動部質量
との逆比となるよう、防振体の往復動振幅をパワー増幅
器45の増幅率を調整して定める。
これにより、圧縮ピストンの防振体とは互いに対向して
往復動し、それらの可動部質量の動きで生じる起振力が
互いに打ち消し合うようになる。なお、パワー増幅器4
5の増幅率の設定方法は、この往復動圧縮機を実際に運
転してその振動が最小になるよう増幅率を定めればよく
、極めて実際的である。
前述したように、防振体301は共振状態であるので、
防振体301の変位はパワー増幅器45の出力45(リ
ニアモータ式駆動装置315の印加電圧〉に対して位相
が90°遅れた状態となる。従って、圧縮ピストン1と
防振体301との位相差は180° となり対向して動
作し、それらの可動部質量の動きによって生じる起振力
は互いに打ち消し合い、防振が遠戚される。この実施例
では防振体301の往復動はばね60との間の共振によ
って行われ、リニアモータ式駆動装置からはその運動に
ともなう、所謂、摩擦抵抗分を供給すればよく消費電力
の非常に少ない防振装置が得られる。
なお、前記の説明は冷凍機の往復動圧縮機について行っ
たが、ディスプレーサが往復動する膨張器についても、
同様な方法で防振を行うことができる。また、冷凍機以
外の往復動装置についても同様な方法で防振できること
は勿論である。
〔発明の効果〕
本発明の往復動圧縮機用防振装置においては、圧縮ピス
トンと同軸上に軸方向に往復動自在に支持された防振体
とこの防振体を往復駆動するリニアモータ式駆動機構を
備え、圧縮ピストンと防振体の往復動が過大にその可動
部質量の動きによって生じる起振力を打ち消し合うよう
往復駆動したので、従来のように往復動圧縮機の支持部
材のばね常数に影響されることなく圧縮機自体で防振が
遠戚される。これによって、取り付は方法に対して裕度
の高い汎用性のある冷凍機の往復動圧縮機用防振装置が
得られる。このことは、特に、この冷凍機が衛星搭載の
赤外線センサ用に使用される場合は、周囲は真空空間で
あり、冷却は支持部材からの伝熱によらざるを得ないの
で、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による防振装置が備えられた
往復動圧縮機の断面図、第2図は本発明の異なる実施例
による防振゛装置が備えられた往復動圧縮機の断面図、
第3図は往復動圧縮機に公知の防振装置を備えた冷凍機
の断面図、第4図は第3図の公知の防振装置の動作を説
明するための振動系の模式図、第5図は第4図の振動系
の模式図における振動特性の一例を示す特性図である。 l:圧縮ピストン、7:圧縮シリンダ、8:圧縮空間(
作動媒体の)、9:接続管、15,315 :リニアモ
ータ式駆動装置、20:往復動圧縮機、30:防振装置
、40:信号出力 (圧縮ピストン位置検出器201の
)、42:信号出力(防振体位置検出器309の)、4
5:パワー増幅器、201:圧縮ピストン位置検出器、
309:防振体位置検出器、301:防振特開平3 253778 (8) 第4図 イ 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)胴内の一端部に作動媒体の圧縮空間を形成した圧縮
    シリンダと、このシリンダに対し前記圧縮空間を挟んで
    配置された圧縮ピストンと、この圧縮ピストンを周期的
    に往復駆動するリニアモータ式駆動機構とを備え、前記
    圧縮空間が作動媒体の膨張器に接続管により連通して結
    合される冷凍機の往復動圧縮機において、 前記圧縮ピストンと同軸上に軸方向に往復動自在に支持
    された防振体と、この防振体を往復駆動するリニアモー
    タ式駆動機構と、この駆動機構に駆動電力を供給するパ
    ワー増幅器と、前記圧縮ピストンに結合されその位置を
    検出する圧縮ピストン位置検出器と、前記防振体に結合
    されその位置を検出する防振体位置検出器とからなり、
    圧縮ピストン位置検出器の信号出力の大きさと防振体位
    置検出器の信号出力の大きさの比を圧縮ピストンの可動
    部質量と防振体の可動部質量の逆比と等しくなるよう設
    定し、かつ、これらの信号出力の間の位相差を180°
    になるように設定し、これら設定された圧縮ピストン位
    置ピストン位置検出器信号出力大きさと防振体部位置検
    出器信号出力大きさを比較し、この両者の差が0になる
    ようパワー増幅器を介して防振体用のリニアモータ式駆
    動機構を往復駆動し、前記圧縮ピストンと前記防振体と
    を互いに対向して往復動させ、それらの可動部質量の動
    きで生じる起振力を互いに打ち消し合うようにしたこと
    を特徴とする冷凍機の往復動圧縮機用防振装置。 2)請求項1)記載の冷凍機の往復動圧縮機用防振装置
    において、 圧縮ピストン位置検出器の出力の位相を90°遅らせ、
    この出力の位相に対し防振体用位置検出器の出力の位相
    を90°遅らせ、これらの信号出力間の位置差を180
    °になるよう設定したことを特徴とする冷凍機の往復動
    圧縮機用防振装置。 3)胴内の一端部に作動媒体の圧縮空間を形成した圧縮
    シリンダと、このシリンダに対し前記圧縮空間を挟んで
    配置された圧縮ピストンと、この圧縮ピストンを周期的
    に往復駆動するリニアモータ式駆動機構とを備え、前記
    圧縮空間が作動媒体の膨張器に接続管により連通して結
    合される冷凍機の往復動圧縮機において、 前記圧縮ピストンと同軸上に軸方向に往復動自在に支持
    されその一端がばねによって圧縮機の本体に連接された
    防振体と、この防振体を往復駆動するリニアモータ式駆
    動機構と、この駆動機構に駆動電力を供給するパワー増
    幅器と、前記圧縮ピストンに結合されその位置を検出す
    る圧縮ピストン位置検出器とからなり、前記防振体の可
    動部質量と前記ばねによって構成される振動系の共振周
    波数を前記圧縮ピストンの往復動周波数と等しくし、前
    記圧縮ピストン位置検出器の信号出力の位相を90°遅
    らせるとともに、圧縮ピストンの往復動振幅と防振体の
    往復動振幅との比が圧縮ピストンの可動部質量と防振体
    の可動部質量との逆比になるよう、防振体の往復動振幅
    を前記パワー増幅器の増幅率設定により定め、前記圧縮
    ピストンと前記防振体とを互いに対向して往復動させ、
    それらの可動部質量の動きで生じる起振力を互いに打ち
    消し合うようにしたことを特徴とする冷凍機の往復動圧
    縮機用防振装置。
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