JPH03252521A - 信号処理方法とその回路および干渉センサと物理量検出方法 - Google Patents

信号処理方法とその回路および干渉センサと物理量検出方法

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JPH03252521A
JPH03252521A JP2049396A JP4939690A JPH03252521A JP H03252521 A JPH03252521 A JP H03252521A JP 2049396 A JP2049396 A JP 2049396A JP 4939690 A JP4939690 A JP 4939690A JP H03252521 A JPH03252521 A JP H03252521A
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signal
frequency
sampling
optical phase
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Shigeru Obo
茂 於保
Hisao Sonobe
久雄 園部
Junichi Makino
牧野 淳一
Hiroshi Kajioka
博 梶岡
Tatsuya Kumagai
達也 熊谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • G01C19/72Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams with counter-rotating light beams in a passive ring, e.g. fibre laser gyrometers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は、光の干渉を利用した計測装置にかかり、特に
光位相変調手段を備えた光フアイバジャイロ等に好適な
信号処理方法とその回路、および前記回路を用いた物理
量検出方法と干渉センサ、さらに、前記干渉センサを用
いた車両制御システムに関する。
〔従来の技術〕
光の干渉を利用した計測装置、あるいはセンサは、高い
精度で物理量を測定する手段として広く用いられている
0例えば、回転角速度を検出するセンサである光フアイ
バジャイロでは、光フアイバループを互いに逆方向に伝
播する二つの光波がジャイロが回転することにより伝播
経路長が変化し、発生する干渉光が変化する。そこで、
干渉光の位相差を計測することにより回転角速度を検出
するものである。
従来よりこのような干渉計測では光変調器を光学系に導
入し、変調により発生する交流信号を処理することによ
り、測定性能を改善する方法が種種考案されている。例
えば、エレクトロニクス・レター19(1983年)第
997頁から第999頁において論じられている光フア
イバジャイロでは、位相変調器を使用することにより角
速度がゼロ点付近での感度向上を図っている。
上記のように変調を用いた干渉計測においては、位相差
、すなわち被検出物理量を測定する手段として、干渉光
を光電変換して得られる干渉信号の周波数成分に着目し
た方法が従来より用いられている。上記論文では干渉信
号をサンプリングしデジタル演算により周波数分析し、
その結果から回転角速度を検出する方法が述べられてい
る。この際、位相変調周波数の第4次高調波底分までを
干渉信号から抽出しているが、通常変調周波数は約20
KHz以上であるため、必要なサンプリングを実行する
と非常に高速なA/D変換器及び演算処理回路が不可欠
となる。そこで、同論文ではサンプリング周波数を低速
に抑えるため、光源なパルス変調し、位相変調と光源の
パルス変調により発生する干渉信号のビート周波数を処
理する方式を用いている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来方法は、サンプリング回路、A/D変換器の
変換速度と、デジタル演算回路の処理速度とを低速化で
きる反面、光源をパルス変調するため、光源のデユーテ
ィ比が減少し、干渉光の光強度が低下するという問題が
ある。とくに、位相変調周波数の第4次高調波底分を必
要な精度で抽出するにはデユーティ比を甚だしく小さく
する必要がある。この結果、干渉信号のS/N比が著し
く低下するため、干渉センサの光位相差検出分解能が劣
化するという問題がある。
さらに従来の干渉センサは高周波数の信号処理を必要と
したため装置が大型になり種々の用途に適用できないと
いう欠点があった。
本発明の目的は、線スペクトルからなる高周波数の信号
処理を低周波数の信号に置き換えて処理する信号処理方
法を提供し、さらに、光変調を用いた干渉センサにおい
て、高速なサンプリング回路や演算処理回路を必要とせ
ず、かつ干渉光の光強度低下による位相差検出の分解能
劣化をきたすことのない、小型で高精度の干渉センサと
それを用いた車両制御システムを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、信号周波数よりも低いサンプリング周波数
で信号をサンプリングする方法(以後ダウンサンプリン
グ法と称する)や、位相変調駆動信号の変調周波数に第
2の変調周波数を混入する方法(以後混変調法と称する
)、あるいは干渉信号と局部発信信号とをミキサ回路を
用いて電気的に掛は合わせたミキシング信号について、
周波数成分を抽出する方法(以後直接変調法と称する)
を用い、高周波数の信号を低周波数の信号に変換し、変
換された信号を用いて所望の物理量を検出することによ
り達成される。
〔作用〕
変調を受けた干渉信号の時間波形あるいは周波数スペク
トルは変調入力信号の性質(時間波形または周波数スペ
クトル)および被測定光位相差により決定される。変調
入力信号が周期信号であり、被測定光位相差が一定値で
ある場合、干渉信号もまた規則的な周期信号となる。原
理的にはこの干渉信号の一周期波形を信号処理すること
により、被測定光位相差、つまり干渉センサの検出対象
である物理量を測定することができる。しかし、この干
渉信号を実時間で処理すれば、上記で説明したとおり高
速のサンプリングおよび演算回路が必要となる。
光フアイバジャイロ等の干渉センサにおいて。
被測定光位相差は時々刻々変動する量ではあるが、短期
的には一定値とみなしても良い場合が多い。
例えば、光フアイバジャイロの場合出力値の平滑化時間
は数10a+sから数10sに及んでいる。すなわち、
多くの光フアイバジャイロの応用では。
数itsないし数1oinsの時間は被測定光位相差(
この場合回転角速度に比例)は一定値と考えて差し支え
ない、これは航空機や車両等の移動体では、急激に角速
度が変化するような運動は実際上制限があることを考え
れば当然である。
そこで例として光フアイバジャイロの位相変調信号を2
0KHzとすると、この周期は50μsである。
数msあるいは数10+sの時間では被測定光位相差は
変化しないとすると、100或いは1000周期にわた
って干渉信号波形は一定形状の繰返しである。そこで、
多周期分の干渉信号波形を対象とすれば、等価的に周期
生引き延ばした時間信号について信号処理を行な号こと
ができる。従って、サンプリング周波数および演算回路
の処理速度要求を大きく緩和できる。
上記の等価時間信号処理の1手法として、干渉信号を検
出周波数よりも低い周波数でサンプリングするダウンサ
ンプリング法により実現できる。
さらに、サンプル値を用いて実時間の干渉信号波形に相
似な等価時間干渉信号波形を合成すれば。
この等価時間干渉信号から干渉センサの位相差が得られ
る。あるいは、ダウンサンプリング法により得られるサ
ンプル値から、サンプリングによる折り返し周波数成分
を抽出しても得ることができる。
次に、等価時間信号処理の第2の実現手段として混変調
法を説明する。
まず第1の変調信号にこれと周波数の異なる第2の位相
変調信号を加算し、この和信号で光位相変調器を駆動す
る混変調手段を用いるものである。
すなわち、混変調により得られる干渉信号周波数スペク
トルの低周波成分に着目し、これを抽出すれば等価時間
処理となるものである。
また、第3の実現手段として直接変調法がある。
この方法は、干渉信号と局部発信信号とをミキサ回路を
用いて電気的に掛は合わせたミキシング信号について、
この周波数成分を抽出するものである。
一方サンプリング後の演算処理については干渉信号の周
波数分析だけでなく時間波形としての特性量をも取り扱
うことにより、被測定光位相差の算出や位相変調の安定
化処理の高精度化、高効率化が図れる。干渉信号は時間
領域及び周波数領域のいずれの場合でも、被測定光位相
差および位相変調について同等の情報を有しており1時
間領域、周波数領域の信号処理を適宜組合せることによ
り演算処理の合理化が果たせる。時間波形の特性量とし
ては、例えば波形のモーメントを、また周波数波形では
各線スペクトルの振幅を用いることができる。
上記信号を処理する回路をLSI化することにより装置
の小型化を図り、回転運動計測のセンサや方位センサと
して利用することにより高精度の車両制御システムを構
成できる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の位相変調方式光フアイバジャイロの全
体構成の1例である。
光源10からの光ビームは第1のファイバカップラ21
、偏光子30を経て伝播し、第2のファイバカップラ2
2に到達し、ここで分岐してファイバループ40を左、
および右回りに伝播する二つの光ビームとなる。これら
の光ビームは位相変調器50により、位相変調器駆動回
路60の発生する変調信号に応じて光位相を変調された
後、ファイバカップラ22に至り、再び結合して干渉光
となる。この干渉光はファイバカップラ22から逆方向
に進行し、偏光子30を経て、第1のファイバカップラ
21に戻る。干渉光は第1のファイバカップラ21にお
いて分岐し、一方は光源10に戻り、一方がフォトダイ
オードを用いた光電変換回路70に至り、干渉信号とし
て出力される。
この干渉信号は信号処理回路100に伝送され、ここで
処理され回転角速度が抽出される。
次に、上記干渉信号について説明する。
干渉信号をPとすると干渉の原理から、これを(1)、
(2)式で表すことができる。
P == K(1+ acosψ)         
−(1)ψ=φS+φ(1)−φ(t−τ)     
・・・(2)ただし、ψは光位相差、Kは干渉光の強度
と光電変換回路のゲインに比例した係数、υは干渉計の
可視度、φSは回転角速度に比例したサニヤック位相差
である。また、τはファイバループを伝播する光波の伝
播遅延時間である。
本実施例では位相変調信号として周波数f−の正弦波を
用いた。位相変調器の特性を理想的とすると、干渉信号
Pは(3)式となる。
P=K(1+ucos(φS−φe sinθ))  
・(3)θ=ωm(t−τ/2)        ・・
・(4)φe”2φ、 5in(ω、 x / 2 )
      −(5)ここでφeは実効位相変調指数、
ω1=2πf。
は変調角周波数、φ、は変調振幅である。
(3)式の干渉信号Pはベッセル関数を用いたフーリエ
級数に展開され、周波数f□2f、、3f、。
4f、、・・・の線スペクトルとなる。光強度係数にと
実効位相変調指数φeの変動を除去し、サニヤック位相
差φSを計測するには、上記線スペクトルの中、最低3
つの振幅を抽出する必要がある。
本実施例では干渉信号から位相変調の1次、2次、およ
び4次の周波数成分を本発明の等価時間処理を適用した
信号処理回路100により抽出した。
以下に本実施例における信号処理回路100の構成と動
作を説明する。
信号処理回路100の構成は、大きく次の4つの部分か
ら構成される。光電変換された干渉信号をサンプリング
しディジタル信号に変換するサンブリング回路111と
、前記サンプリング時間や処理時間等のタイミング信号
を発生するタイマ回路112と、前記サンプリング結果
を用いて演算処理して回転角速度を求める演算処理回路
180と、前記サンプリング回路や演算処理回路を制御
する制御回路170である。
上記の構成にすることにより処理回路を簡単化でき、且
つ前記サンプリングを干渉信号より低周波のサンプリン
グ時間でサンプリングすることにより前記干渉信号に対
応した低周波の信号を得ることができる。そのため高速
のサンプリング処理や高速のA/D変換器を必要としな
い利点が有る。
上記サンプリング回路111は干渉信号を受信し信号レ
ベルを調整する入カバッファエ10と、入力バッファの
出力信号を所定の周波数でサンプリングするサンプルホ
ールド回路120と、サンプルホールド回路からの信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器130で構成
される。
また、タイマ回路は水晶発振器140と、この出力信号
を分周する高速TTLによる分周器150と、前記分局
器により分周されたクロック信号を受信するプログラマ
ブルタイマ160とで構成される。このタイマ回路から
は上記サンプリング回路と、演算回路であるシグナルプ
ロセッサ180及びマイクロコンピュータ170にそれ
ぞれに対応したクロック信号が送信される。
なお、プログラマブルタイマ160は分周器150から
供給されたクロック信号を基準として動作する。すなわ
ち、まず一定の周波数fsでパルス信号を発生し、これ
をサンプリングタイミングとしてサンプルホールド回路
120.およびA/D変換器130に与える。サンプル
ホールド回路120とA/D変換器130は、このサン
プリング周波数fsで与えられたサンプリングタイミン
グに同期して、上記説明した干渉信号のサンプルホール
ド、並びにA/D変換動作を実行する。
一方、プログラマブルタイマ160は周波数f、の矩形
波信号も発生し、位相変調器駆動回路60に供給する0
位相変調器駆動回路60はフィルタ回路と、容量性負荷
である位相変調器50を駆動するためのトランジスタバ
ッファ回路より成る1位相変調器駆動回路60ではプロ
グラマブルタイマ160から入力した矩形波信号の高調
波成分をフィルタ回路でろ波し、周波数f、のほぼ正弦
波信号を位相変調信号として位相変調器50を駆動する
マイクロコンピュータ170はバス路を介してプログラ
マブルタイマ160、A/D変換器130、およびディ
ジタルシグナルプロセッサ180と接続されている。プ
ログラマブルタイマ160の上記発振動作はマイクロコ
ンピュータ170により制御されている。サンプリング
周波数fs、および位相変調周波数f、は、マイクロコ
ンピュータ170により設定される。また一方、マイク
ロコンピュータ170はA/D変換器130のA/D変
換動作を監視しており、プログラマブルタイマ160か
らのサンプリングタイミング信号を受信した後、A/D
変換の終了を検知する。A/D変換器130によりディ
ジタルコード化された干渉信号は、各サンプリング毎に
干渉信号データとしてA/D変換器130からマイクロ
コンピュータ170に読みだされる。マイクロコンピュ
ータ170はこの干渉信号データをディジタルシグナル
プロセッサ180に転送する。また、干渉信号データが
A/D変換器130により生成されるのはサンプリング
タイミングに同期しているため、上記データ転送もまた
、サンプリング周波数fsと同じ周波数で行われる。
ディジタルシグナルプロセッサ180はこのマイクロコ
ンピュータ170から供給された干渉信号データを入力
として、干渉信号に含まれている位相変調周波数f、酸
成分第2次調波2f、成分、および第4次調波4f、成
分を抽出する。ただし、ここでは本発明に従い、ダウン
サンプリングによる等優待間信号処理を行う。すなわち
、サンプリング周波数fsと位相変調周波数f1を用い
た(6)〜(8)式の関係を利用して、前記位相変調周
波数成分に対応した低周波数の折り返し信号成分Δfを
抽出する。
Δf = f wa  n f s    n :整数
−(6)2Δf =2 f、  −2n fs    
    ・・17)4Δf =4 f、 −4n fs
        −(8)以上の状況を第2図(a)に
示す、この折り返し周波数の発生はストロボスコープや
サンプリングスコープのの原理に類似している。
ディジタルシグナルプロセッサ180は干渉信号データ
を入力としたディジタル演算により、周波数f、、2f
、、4f、の代わりに周波数Δf。
2Δf、4Δf成分を抽出する。以下に本実施例におけ
るフィルタ演算について説明する。
第3図はディジタルシグナルプロセッサ180で実行す
るディジタル演算処理のブロック図である。本実施例で
はソフトウェアにより各機能ブロックを実現したが、も
ちろん専用のハードウェア回路を用いてもよい。
マイクロコンピュータ170を介して与えられた干渉信
号データは、マイクロコンピュータで予め設定された中
心周波数Δf、2Δf、4Δfの、バンドパスフィルタ
201,202,204に入力し、それぞれ1次、2次
、4次成分信号とじて抽出される。アンプ211,21
2,214は各信号を適当な大きさにまで増幅する。こ
の段階で各信号は、各々周波数Δf、2Δf、4Δfの
主たる成分のほか、バンドパスフィルタ201゜202
.204で完全には抑制されていない他の周波数成分、
並びにノイズを含んでいる0乗算器221.222,2
24は1次、2次、4次成分信号をロックイン動作によ
り高感度に検出するものである。すなわち、例えばアン
プ211を出力した1次成分信号は、周波数Δfの1次
リファレンス信号と乗算器221において乗算される。
乗算器221の出力信号はこの結果、周波数2Δfと直
流分、および他のノイズ周波数成分となる。
ローパスフィルタ231はこれらのうち、直流分を抽出
するものである。
以上のロックイン動作は2次および4次成分信号につい
ても全く同様に行われる0乗算器222とローパスフィ
ルタ232は2次周波数2Δfに対するロックイン検出
器である。このため周波数2Δfの2次リフアレンス信
号が乗算器222に入力している。同じく、乗算器22
4とローパスフィルタ234とは4次周波数4Δfにつ
いてのロックイン検出器であり、周波数4Δfの4次リ
ファレンス信号が用いられている。
ただし、本実施例の場合、サンプリング周波数に対して
ローパスフィルタをディジタルフィルタとして実現する
ことが難しい場合が有る。そこで本実施例では第3図に
示したように、ローパスフィルタ231,232,23
4の後に間引きサンプリング器241,242,244
を置いた。間引きサンプリング器241,242,24
4は周波数f−で入力データをサンプリングするもので
ある。間引き周波数f、はサンプリング周波数fBより
低く、また達成しようとする光フアイバジャイロの周波
数応答性より高くなければならない。
ローパスフィルタ251,252,254は間引きサン
プリング器241,242,244の出力データをフィ
ルタリングするものである。したがって、ローパスフィ
ルタ251,252,254の出力である1次直流信号
S1,2次直流信号S2、および4次直流信号S4は干
渉信号データに含まれるΔf、2Δf、4Δf周波数成
分振幅に各々比例したものである。干渉信号データ中の
Δf、2Δf、4Δf周波数成分は元々干渉信号に含ま
れている位相変調周波数f、とその高調枝分2f、、4
fヨの折り返しであるがら、直流信号SL、S2,84
は各々干渉信号中の周波数f、、2f、、4f、成分の
振幅に比例したものとなっている。
直流信号31.S2.S4は割算器261゜262に入
力され、第1の比信号x = 81 / S 2、およ
び第2の比信号y = 84 / S 2が各々割算器
261.262により出力される。この時第2の比信号
yは(5)式の実効位相変調指数φeにのみ依存した量
であり。
y ” J 4 (φe)/J、(φe)      
  ・・・(9)(9)式で表される。また、第1の比
信号Xはサニヤック位相差φSと(10)式の関係にあ
る。
k x =tanφS            ・(1
0)に=J、(φe)、、’J、(φe)      
  −(n)(11)式の定数には、実効位相変調指数
φ8のみから定まる。 (9)、 (11)式において
Jn (n = I H2,4)は各々n次第1種ベッ
セル関数である。
実効位相変調指数φeは、位相変調器駆動回路60の出
力する駆動信号の電圧振幅の他、位相変調器50自体の
特性により変動する。このため、(11)式の定数にも
また変動する。第2の比信号yは、この実効位相変調指
数φeの変動を補償するためのものである。すなわち、
yの値から(9)式によりφeを求めれば、(11)式
により定数kを決定できる。この第2の比信号yと定数
にの対応は、毎回計算しなくても予めテーブル化してお
けば可能である。ルックアップテーブル270はパラメ
ータyとkの対応を記録したものであり、y入力により
定数kが出力される。
角速度演算器280は第1の演算器261から第1の比
信号Xを、またルックアップテーブル270から定数k
を入力し、(12)式に従い、回転角速度Ωを演算し出
力する。
Ω= A tan−1k x            
  −(12)ここで定数Aは AφS=Ω             ・・・(13)
を満足する定数であり、予め外部から角速度演算器28
0に与えておくものである。
次に、上記では説明しなかった1次、2次および4次リ
ファレンス信号の作成について述べる。上記で説明した
ようにロックイン検出には、検出しようとする信号周波
数に等しいリファレンス信号が必要である0本実施例で
は、位相変調信号と同期した矩形波信号をサンプリング
することにより、リファレンス信号を作成した。
第1図に示すように、プログラマブルタイマ160の発
生する周波数f、の矩形波信号はディジタルシグナルプ
ロセッサ180にも供給されており、第3図のとおりデ
ィジタル入力端子300に入力している。サンプリング
回路310は入力端子300の入力状態を調べ、ハイレ
ベル入力なら数値+1を、またローレベル入力ならば数
値−1を出力する。このサンプリング回路310による
入力端子の入力チエツクは、干渉信号データの入力毎に
実施される。したがって、サンプリング回路はサンプリ
ング周波数fsの周期で入力信号をサンプリングし、+
1または−1の矩形波を発生する。
上記サンプリング回路310のサンプリング動作により
、(6)式に基づいた折り返し周波数Δfがサンプリン
グ回路310の出力に現れるものである。バンドパスフ
ィルタ321は、この折り返し周波数成分Δfをサンプ
リング回路310の出力信号から抽出する。このバンド
パスフィルタ321により取り出された周波数Δfの信
号は、フェイズシフタ331により位相を調整され、ア
ンプ341により適当な大きさにレベルを設定して、1
次リファレンス信号として使用される。
上で述べた動作のうち、フェイズシフタ331による位
相調整は、ロックイン検出の感度向上の上で重要である
。すなわち、乗算器221において1次リファレンス信
号が、検出しようとする1次成分信号とほぼ同相に調整
されることにより、ロックイン検出の感度が最適化され
る。また同時に、角速度データの左右回転に対する正負
極性も決定される。
ロックイン検出ではリファレンス信号が入力信号に対し
て一定位相でなければならない、さもなければ、ロック
イン検出出力の直流信号レベル、および極性が位相とと
もに変わるからである0本実施例では全てのタイミング
動作は水晶発振器140、およびプログラマブルタイマ
160を基準としており、位相関係が変化することはな
い。
2次および4次リファレンス信号の作成についても、上
記で説明した1次リファレンス信号の作成と同様である
。ただし、周波数2Δfの信号を得るため、バンドパス
フィルタ321の出力信号が乗算器351により整数倍
されている。バンドパスフィルタ322は乗算器351
の整数倍出力から周波数2Δfの成分を抽出する。更に
このバンドパスフィルタ322の出力は乗算器352に
より整数倍されて、バンドパスフィルタ324により周
波数4Δfの成分が取り出される。フェイズシフタ33
2,334およびアンプ342゜344の動作は1次リ
ファレンス信号の場合と全く同じである。
以上の構成で動作させれば、干渉信号より低い周波数で
サンプリングすることができ、サンプリングした信号を
低速のA/D変換器で処理すればよいため、高速で高価
格のA/D変換器を使用する必要が無くなり、価格の低
減と小型化が図れる。
さらに、必要とするサンプリングデータ数も少なくなり
、演算等に要する時間も短くてすみ精度の向上が図れ、
かつ処理時間も短縮できるという効果が有る。
次に、上記一実施例を具体的に説明する。
まず、光フアイバジャイロの周波数応答特性を30Hz
と設定し、A/D変換器130として12ビツトのもの
を用いる。水晶発振器140に40MHzのものを用い
、分周器150で1/16周波数の2 、5 M Hz
と1/8周波数の5MHzのクロックに分周し、それぞ
れ、プログラマブルタイマ160と、マイクロコンピュ
ータ1’70に送信する。また、ディジタルシグナルプ
ロセッサ180には40MHzをそのまま送信する。マ
イクロコンピュータ170は8ビツトのデータバスを有
するものを使用したため、データ転送は1バイトずつ2
回に分けて行う。
ここで、位相変調周波数を約20.5 KHz  とし
、サンプリング周波数を5KHzに設定すると。
前記(6)〜(8)式より、nの値は位相変調周波数に
最も近い値と成るn=4とする。上記のように設定する
と、第2図(b)に示すように干渉信号の基本波f、酸
成分第2次調波底分2f1.及び第4次調波底分4f、
の折り返し周波数成分がΔf=0.5KHz  、2Δ
f=IKHz、4Δf=2KHzとして現れる。
ディジタルシグナルプロセッサ180では、干渉信号か
ら上記折り返し周波数成分を抽出するため、マイクロコ
ンピュータ170の指令に基づいて、予め中心周波数を
上記Δf、2Δf、4Δfに設定したバンドパスフィル
タ201,202゜204を通す、なおこの例では、デ
ィジタルシグナルプロセッサ180回は40MHzのク
ロックで動作するため、乗算と加算を100nsに1回
演算できる。サンプリング周波数は5 K Hz(20
0μs周期)であるから、最大2000回の乗算・加算
によるフィルタ演算が可能である。
しかし、上記バンドパスフィルタ201.202゜20
4では信号周波数Δf、2Δf、4Δf成分だけでなく
、他の周波数成分やノイズ等を含んでいるため乗算器2
21,222,224と前記周波数成分に等しいリファ
レンス信号(341゜342.344の出力信号)を用
い、上記Δf。
2Δf、4Δf成分をロックイン動作により高感度に検
出する。次に、ローパスフィルタ231゜232.23
4のカットオフ周波数を200Hzに設定して各バンド
パスフィルタの中心周波数成分に比例した直流分を抽出
する。
ただし、サンプリング周波数fsを5KHzに対して、
カットオフ周波数30Hzのローパスフィルタをデジタ
ルフィルタとして実現することは困難である。なぜなら
、本例で使用したデジタルシグナルプロセッサ180は
4ビツト仮数部、6ビツト指数部の不動小数点演算が実
行されるが、この有限演算のためカットオフ周波数がサ
ンプリング周波数と大きくかけ離れたフィルタは作り難
いからである。そこで1本例ではローパスフィルタ23
1,232,234の後に間引きサンプリング器241
,242,244を置いた。この間引きサンプリング器
241,242,244は周波数f−=500Hzとし
た0間引きサンプリング器241,242,244は入
力データ10個につき1個データを出力することにより
、出力データのサンプリングレートを5KHzから50
0Hzに変換する。
ところで、本光フアイバジャイロの周波数応答性の仕様
を30 Hzと設定している。そこで、前記間引きサン
プリング器の出力である直流信号に含まれる3 0 H
z以上の周波数成分を、ローパスフィルタ251,25
2,254で取り除く、上記ローパスフィルタ251,
252,254の出力は割算器261,262で演算さ
れる。その結果は、角速度演算器280に入力され、回
転角速度に変換される。
以上のような動作により精度の良い回転角速度が得られ
る。
ところで、位相変調方式光フアイバジャイロでは、ピエ
ゾセラミックシリンダの外周に光ファイバを巻きつけた
構造の位相変調器がしばしば使用される。この種の位相
変調器はピエゾセラミックシリンダの寸法・材質で定ま
る機械的共振周波数f、を有する0位相変調周波数f、
は通常、この機械共振周波数f、の近辺に設定される。
機械共振を利用することにより、位相変調信号の電圧振
幅を小さくすることができる。
所定の位相変調振幅を得るには、位相変調信号の電圧振
幅を調整すればよい。しかし上記の位相変調器では機械
共振を利用するため、位相変調振幅は当然変調周波数f
、にも大きく依存する。このため1位相変調器号の電圧
振幅が適切なレベルであり、かつ変調歪や変調特性の変
動を小さくできる周波数を位相変調周波数f1として選
択することが必要になる。
しかしながら、位相変調器に使用するピエゾセラミック
シリンダは、同じ寸法、同じ条件で焼成しても一般に機
械共振特性には大きなバラツキを生じるのが普通である
。したがって、位相変調周波数f、は位相変調器毎に異
なってくる。従来、機械共振周波数fr を所定の値に
するためには、ピエゾセラミックシリンダを研磨加工し
て調整していた。これは、光フアイバジャイロの製造コ
スト低減上の大きな障害である。
本実施例では、第1図に示したように、マイクロコンピ
ュータ170に外部からデータを供給するデータ供給手
段191を設け、個々の位相変調器5oの機械共振特性
に応じて、位相変調周波数f、を最適値に設定できるよ
うにした。つまり、マイクロコンピュータ170はデー
タ供給手段191から位相変調周波数f、をデータとし
て受は取り、この周波数の矩形波信号を発生するように
プログラマブルタイマ160を制御する。同じくマイク
ロコンピュータ170は、データ供給手段191からサ
ンプリング周波数fsをデータとして受は取り、この周
波数のサンプリングタイミングでパルス発生をするよう
にプログラマブルタイマ160を制御する0本実施例で
は、(6)〜(8)式で定まる折り返し周波数Δf、2
Δf。
4Δfが一定値となるような位相変調周波数f。
とサンプリング周波数fsのデータの組を外部のデータ
供給手段191からマイクロコンピュータ170に与え
た。したがって、第3図のディジタルシグナルプロセッ
サ180の周波数Δf、2Δfおよび4Δfについての
フィルタ処理は、位相変調周波数f、の値によらず、常
に同一のフィルタ係数を使用した演算処理となる。
上記で説明した外部のデータ供給手段191は、位相変
調周波数f1、またはサンプリング周波数f8の一方を
マイクロコンピュータ170に与えてもよい、折り返し
周波数Δfを一定として。
(6)式により一方から他方をマイクロコンピュータ1
70で算出してもよい、また、外部データとして位相変
調周波数f1を与え、サンプリング周波数を一定の値と
して、(6)〜(8)式を満足するように折り返し周波
数Δf、2Δf、4Δfを変更することもできる。この
場合、ディジタルシグナルプロセッサ180のフィルタ
演算は周波数Δf。
2Δf、4Δfの変更に応じて演算係数を変える必要が
あり、マイクロコンピュータ170はディジタルシグナ
ルプロセッサ180に演算係数の変更を指示する。
以上のように外部にデータ供給手段191を設けること
により、位相変調器の特性の違いによる影響を補正する
ことができるため、位相変調器50の精度を高くする必
要が無くなりコストの低減が図れる。
第4図には本発明の第2の実施例を示す。第2の実施例
は、第1の実施例とは上記で説明した外部からの周波数
データの供給方法のみが異なる。
すなわち、第2の実施例では書換え可能な不揮発性記憶
装置190を備えた。この記憶装置に位相変調器毎に適
切に設定した位相変調周波数f1とサンプリング周波数
fsのデータを記録した。マイクロコンピュータ170
はパワーオンリセット時に不揮発性記憶装置190から
、前記の周波数データを読み出し、これに基づきプログ
ラマブルタイマの動作を制御する。位相変調周波数f、
とサンプリング周波数fsの両者、あるいはいずれか一
方をデータとして記録し、他方を演算により決定するこ
とも第1の実施例と同様可能である。
同じく、折り返し周波数かサンプリング周波数のいずれ
か一方を固定するようにしてよい。不揮発性記憶装置!
190には、個々の位相変調器毎に適切に設定したデー
タを記録する。
このように、不揮発性記憶装置を利用することにより、
上記位相変調器50の特性に応じた最適特性を一度記録
すれば、装置を起動させる度にデータを入力する必要が
無くなり、入力の手間を省くことが出来る。
第5図には、本発明の第3の実施例を示す、第1及び第
2の実施例ではサンプリング手段、タイミング発生手段
、演算手段、および制御手段を個個の機能素子を用いて
実現した。第3の実施例ではこれらの手段を1つの基板
上に集積化した信号処理LSIl0Iを使用した。すな
わち信号処理LSIl0Iはサンプリング手段としてサ
ンプルホールド回路ならびにA/D変換器、タイミング
発生手段としてタイマ回路、演算手段としてディジタル
数値演算回路、および制御手段として論理演算回路なら
びにメモリ回路を内蔵する。メモリ回路の1部は書換え
可能な不揮発性メモリであり、これに各位相変調器毎に
適切に設定したデータを記録する。
制御手段によるタイミング発生手段の制御手順ならびに
干渉信号データの転送、タイミング発生手段による位相
変調信号、ならびにサンプリングタイミングの発生、お
よび演算手段による干渉信号のディジタル演算処理は第
1の実施例と全く同様である。
以上のように、検出回路を1つのLSIで構成すること
により検出器の大幅な小型化が図れ光フアイバジャイロ
の使用範囲が拡大する。
第6図には、本発明の第4の実施例を示す、第4の実施
例ではプログラマブルタイマ160、およびディジタル
シグナルプロセッサ180の動作が第1の実施例の場合
と若干異なり、また信号加算回路61を備えた。他は第
1の実施例と全く同じである。
第4の実施例ではプログラマブルタイマ160は周波数
fmlの第1の矩形波信号と周波数fezの第2の矩形
波信号とを発生する。これらの信号は信号加算回路61
に入力し、両者の和信号が位相変調器駆動回路60に供
給される。従って位相変調器50は周波数faxとfm
2の両者を周波数成分として持つ位相変調信号により駆
動される。また、第1および第2の矩形波信号はディジ
タルシグナルプロセッサ180にも供給されており、こ
れらの信号は第1の実施例同様周波数成分のロックイン
検出に利用される。
これら2つの周波数による混変調の結果として、干渉信
号スペクトルには周波数fax、fmzおよびこれらの
高調波成分の他、 B=fm1 fmz           ・・・(1
4)(14)式のビート周波数およびその高調波成分が
現れる0本実施例では、これらのビート周波数およびそ
の高調波成分をサニヤック位相差の検出ならびに補正に
利用した。また、ダウンサンプリングにより発生する折
り返し周波数も併せて利用した。
ダウンサンプリングによる第1と第2の周波数fmi・
 fezの折り返しは Δf= f 、t −f s            
−(15)Δf+ B = f 、z −f s   
       −(16)に現われる。
本実施例では以上のように低周波のビート周波数成分を
用いてサニヤック位相差を検出するため、入力バッファ
110およびサンプルホールド回路120の入力端にお
ける周波数特性要求を軽減できる。すなわち、第1の実
施例では位相変調周波数の第4次高調波成分の折り返し
を利用するため、サンプリングが完了する前の段階では
、回路の応答性は第4次高調波成分の周波数まで必要で
ある。
本実施例ではビート周波数成分の周波数まででよく、入
力バッファ110とサンプルホールド回路120の周波
数特性を簡略化できる。
ディジタルシグナルプロセッサ180による周波数スペ
クトル成分の抽出には、第1の実施例と同じくロックイ
ン検出を用いた。ロックイン検出器の構成と動作は第1
の実施例と全く同様であり、リファレンス信号の周波数
のみが異なる。すなわち、第7図に示すようにビート周
波数B、折り返し周波数Δf、ならびに和周波数Δf+
B、およびこれらの高調波が必要である。以下、第8図
を用いて、これらのリファレンス信号周波数の生成手段
を説明する。
周波数f mll fa2の第1と第2の矩形波信号は
ディジタルシグナルプロセッサ180のディジタル入力
端子400と401にそれぞれ入力している。第1の実
施例と同様、サンプリング回路410と411はこれら
の信号入力をサンプリング周波数fsで参照し、入力論
理レベルに応じて+1、−1の数値列を発生する。これ
らの数値列は中心周波数ΔfとΔf+Bのバンドパスフ
ィルタ420゜421に各々入力され、周波数Δfなら
びにΔf十Bの信号が生成される。またこれらの信号は
乗算器430により掛は合わされ、両者の差周波数Bの
信号が中心周波数Bのバンドパスフィルタを用いて取り
出される。これらの各周波数の信号を整数倍して高調波
成分を発生したり、またフェイズシフタとアンプにより
適切な振幅レベルと位相を持つリファレンス信号に変換
することは第1の実施例と全く同様である。
次に第4の実施例を具体的数値を用いて説明する。まず
、第1の変調周波数faxを20.5KHz、また第2
の変調周波数fezを21.5KHz  に設定すると
(14)式よりビート周波数Bは0.75K)Izとな
る。この干渉信号の周波数スペクトルを第7図に示す、
この図で、サンプリング周波数fsを5KHzとすると
、第1次変調周波数fヨ1の折り返し周波数成分Δfは
0.5KHz  、ビート周波数成分(第2変調周波数
成分子、2)の折り返し周波数成分Δf+Bは1 、2
5 K Hz  となる。このようにビート周波数成分
を用いれば第1の実施例のように第4次高調波82KH
zまで取扱う必要は無く第2の変調波であるf 、z=
 21 、5KHzまで取扱えば良く、入力バッファ及
びサンプルホールド回路の周波数特性を簡略化できる。
以上のように、本発明を用いることにより取扱う周波数
特性が低周波数でよいため、装置の簡略化が図れると共
に、デジタル処理を行なう上で取扱うデータ数も少なく
なり処理の高速化が図れる。
また、第9図に本発明の第5の実施例を示す。
第5の実施例の信号処理回路100は第1の実施例とほ
ぼ同様であるが、ディジタルシグナルプロセッサ180
の代わりに書き替え可能記憶装置192を備えている点
が異なる。干渉信号がプログラマブルタイマ160の発
生するサンプリングタイミングに従い、サンプルホール
ド回路120、およびA/D変換器130によってサン
プリングされ、デジタル信号に変換されることは第1の
実施例とまったく同じである。マイクロコンピュータ1
70にはプログラマブルタイマ160からのサンプリン
グタイミング信号が入力しており、干渉信号のサンプリ
ング値を次々と書き替え可能記憶装置192に蓄積記憶
する。
このマイクロコンピュータ170の動作は第10図に示
すように、上記のデータサンプリング期間と演算処理期
間とに分かれており、これらを交互に繰り返す。すなわ
ち、マイクロコンピュータ170はまず、書き替え可能
記憶装置192に干渉信号サンプル値を所定の個数蓄積
し、ついでこれらのデータをよみだして、干渉計の位相
差を求め、引き続き光フアイバジャイロにより検出した
回転角速度を演算する。第11図に示すようにマイクロ
コンピュータ170は等優待間でサンプルした干渉信号
データを書き替え可能記憶装置192から読み出した後
、干渉信号時間波形の1または複数周期分の信号波形を
干渉計の位相差を演算する過程において合成する。この
合成波形に基づき、周知の高速フーリエ変換手法を用い
て。
干渉信号の周波数分析を行なうものである。
以上説明したように本実施例によれば、データサンプリ
ングと演算処理が時間的に区分けされているため、非常
に高速な数値演算処理能力を必要とせずに干渉センサの
信号処理が可能である。
以上説明した第1から第5の実施例ではいずれも干渉信
号の周波数スペクトルを分析することにより、干渉計の
位相差を決定した。しかし、以下に述べるように、干渉
信号時間波形の波形モーメントを計算することによって
も、干渉計の位相差を決定することがきる。
(1)式で表される干渉信号Pに対して、(17)式の
ようにP′を定める。
P’ =P−ao            −(17)
a、= (1/ 2 π)fP dθ    −(18
)ここで、aoは干渉信号の直流分である。P′につい
てm次波形モーメントμmを次のように計算する。
ttm=fθmP’ dθ       −(19)−
π ・・・(20) ここでφSは干渉計の位相差、また、α2n。
β2nは実効位相変調指数φeにより定まる係数である
。(20)式かられかるように干渉信号のm次波形モー
メントはmが偶数のときにはcosφSに比例し、また
mが奇数のときにはsinφSに比例する。
これは、干渉信号の偶数次周波数スペクトルがcosφ
Sに比例し、また奇数次周波数スペクトルがsinφS
に比例することと双対の関係式である。
従って、第1から第5の実施例において、周波数スペク
トルを演算する代わりに、干渉信号時間波形の波形モー
メントを計算することによっても。
干渉計の位相差φSを決定することができる。周波数ス
ペクトルの演算と波形モーメントの演算は、全体の演算
量を減らすように適宜組合せてもよい。
以上のように、本発明を用いて干渉センサを高精度・小
型化することが可能となり、種々の用途に用いられる。
次に、第12図に本発明を自動車用センサとして用いた
場合の制御システムの一例を示す。
自動車500に車体のヨーイングを測定する干渉センサ
511、車体のローリングを測定する干渉センサ512
、車体のピッチングを測定する干渉センサ510が夫々
積載されている。この図では夫々のセンサの配置を変え
ているが1ケ所にまとめても良い。
上記各センサの出力は信号処理装[600に入力され制
御用信号に変換され入出力制御部700へ送信される。
この入出力制御部700には、干渉センサの検出結果だ
けではなく、車速や車内温度等の他のセンサの検出結果
も入力される。入出力制御部700からは、図示してい
ないが、ナビゲーション装置にヨーイングセンサの出力
、すなわち自動車の回転方向及び回転角を出力する。ナ
ビゲーション装置では上記信号の他、別に設けられてい
る速度計等から求めた走行距離を用いて現在位置を求め
て表示手段等により報知したり、さらには目的地に至る
経路等を表示する。
なお、入出力制御部700からはこの他、エンジン制御
部800、アンチスキッドブレーキ制御部900、アク
ティブサスペンション制御部、車高制御部560等へ信
号を送信する。
アンチスキッドブレーキ制御部900では、制動時にヨ
ーイングセンサにより、車体の回転角速度信号から回転
角速度の正負と逆方向のトルクが発生するように、左右
車輪の制動力を制御し、回転角速度信号の絶対値が小さ
くなるように制御して車を停止させる。
アクティブサスペンション制御部500では、ピッチン
グセンサ510又は、ローリングセンサ512からの回
転角速度信号から回転角速度信号と正負が逆方向のトル
クが発生するように左右、前後のサスペンションを制御
、回転角速度信号絶対値を小さく抑制しつつ車体を安定
に保つものである。
また、車高制御部560はローリングセンサ512の回
転角速度信号を受信し、車体左右方向の高さの変動を押
さえるように車体左右のサスペンションを制御して車体
を安定に保つものである。
その他、別の応用としてファイバループ40を鉛直面内
に設置し、地球の自転を検出したり、ファイバループ4
0の向きを鉛直軸を中心にして回転し、検出した地球自
転角速度の変化から絶対方位を検出するトランジットと
して用いることも考えられる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の干渉センサは、ダウンサンプリン
グ方法を用いることにより低周波数の処理が可能となり
、従来の高周波の干渉センサでは実現し得なかったデジ
タル処理を可能とし、装置の小型化、高精度化を図るこ
とができ、自動車等の回転運動計測センサ等に適用でき
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の干渉センサの全体構成図、第2図はダ
ウンサンプリングの説明図、第3図は演算処理回路(シ
ブナルプロセッサ)の演算処理のブロック図、第4図は
本発明の干渉センサの第2の実施例、第5図は本発明の
第3の実施例、第6図は本発明の第4の実施例、第7図
は第4の実施例のダウンサンプリングの説明図、第8図
はレファレンス信号周波数生成手段を説明する図、第9
図に本発明の第5の実施例、第10図にマイクロコンピ
ュータの動作時間、第11図に信号のサンプリング例、
第12図に本発明の干渉センサを自動車制御に適用した
図である。 10・・・光源、21.22・・・ファイバカプラ、3
゜・・・偏光子、40・・・ファイバループ、50・・
・位相変調器、60・・・位相変調器駆動回路、70・
・・光電変換回路、100・・・信号処理回路、111
・・・サンプリング回路、112・・・タイマ回路、1
80・・・演算処理回路、170・・・制御回路。 第1図 7゜ 第4図 70 第5図 第 6 図 第 図 0 70 干渉信号 サンプルクロック 第 図 第 図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、物理量に対応した光位相差をもつ干渉光を発生する
    手段と、前記干渉光の光位相差を調整する光位相変調器
    と、前記干渉光の光位相差を検出する光位相検出器を備
    え、前記光位相検出器出力から前記物理量を測定する干
    渉センサにおいて、 前記干渉光を光電変換して得られた干渉信号から前記光
    位相差を検出する前記光位相検出器に、前記干渉信号の
    周波数帯域よりも低いサンプリング周波数でサンプリン
    グするサンプリング手段を設けたことを特徴とする干渉
    センサ。 2、請求項第1項において、前記光位相検出器に前記光
    位相変調器の変調周波数と、前記サンプリング手段によ
    り得られた前記干渉信号から、前記干渉光に対応した低
    周波の周波数成分を抽出する折り返し成分検出手段を設
    け、前記低周波数成分から前記干渉光の光位相差を検出
    することを特徴とする干渉センサ。 3、請求項第1項において、前記光位相検出器に前記サ
    ンプリング手段により得られた前記干渉信号の多周期に
    わたるサンプル値を用いて、1または複数周期分の干渉
    信号波形を合成する手段を設け、前記合成干渉信号から
    前記干渉光の光位相差を検出することを特徴とする干渉
    センサ。 4、請求項第1項において、前記干渉センサの変調信号
    と、サンプリングタイミング信号とを共通の基準クロッ
    ク発生手段から生成することを特徴とする干渉センサ。 5、物理量に対応した光位相差をもつ干渉光を発生する
    手段と、前記干渉光の光位相差を調整する光位相変調器
    と、前記干渉光の光位相差を検出する光位相検出器を備
    え、前記光位相検出器出力から前記物理量を測定する干
    渉センサにおいて、 前記光位相検出器に、前記干渉光を光電変換して得られ
    た干渉信号をサンプリングするサンプリング手段と、前
    記サンプリングした前記干渉信号の時間波形のモーメン
    トを演算する演算手段を設け、前記演算手段により前記
    干渉光の光位相差を検出することを特徴とする干渉セン
    サ。 6、物理量に対応した光位相差をもつ干渉光を発生する
    手段と、前記干渉光の光位相差を調整する光位相変調器
    と、前記干渉光の光位相差を検出する光位相検出器を備
    え、前記光位相検出器出力から前記物理量を測定する干
    渉センサにおいて、 第1の変調信号と、前記第1の変調信号と周波数の異な
    る第2の変調信号との和信号を前記光位相変調器に入力
    する変調信号発生手段を設け、前記光位相変調器を介し
    て干渉光を発生させ、前記光位相検出器には、前記干渉
    光を光電変換して得られた干渉信号をサンプリングする
    サンプリング手段と、前記サンプリングした干渉信号の
    スペクトルから1つまたは複数の周波数成分を抽出する
    周波数成分抽出手段を設け、前記抽出された周波数成分
    より前記干渉光の光位相差を検出することを特徴とする
    干渉センサ。 7、物理量に対応した光位相差をもつ干渉光を発生する
    手段と、前記干渉光の光位相差を調整する光位相変調器
    と、前記干渉光の光位相差を検出する光位相検出器を備
    え、前記光位相検出器出力から前記物理量を測定する干
    渉センサにおいて、 前記干渉光を光電変換して得られた干渉信号を、前記光
    位相検出器に、前記干渉信号の周波数帯域よりも低いサ
    ンプリング周波数でサンプリングするサンプリング手段
    と、前記サンプリング周波数と同一の周波数で変調信号
    をサンプリングする手段を設けたことを特徴とする干渉
    センサ。 8、請求項第7項において、前記光位相検出器は前記変
    調信号のサンプリング値と、前記干渉信号のサンプリン
    グ値から、前記変調信号及び前記干渉光に対応した低周
    波の周波数成分を抽出する折り返し成分検出手段を設け
    、前記低周波数成分から前記干渉光の光位相差を検出す
    ることを特徴とする干渉センサ。 9、請求項第2項において、外部データを入力する手段
    を設け、前記折り返し成分検出手段では、前記外部デー
    タに基づき前記干渉光に対応した低周波の周波数成分を
    抽出するようにしたことを特徴とする干渉センサ。 10、請求項第2項において、光変調周波数とサンプリ
    ング周波数の一方、あるいは両方または両者の差を書換
    え可能な不揮発性記憶装置に記録し、前記不揮発性記憶
    装置に記録された周波数データに基づき前記干渉光に対
    応した低周波の周波数成分を抽出するようにしたことを
    特徴とする干渉センサ。 11、請求項第2項において、前記サンプリングされた
    信号を、前記サンプリング周波数より低く、前記干渉セ
    ンサに必要な周波数応答特性よりも高い周波数で間引い
    てサンプリングし、前記間引いてサンプリングされたデ
    ータに基づき前記干渉光の光位相差を検出することを特
    徴とする干渉センサ。 12、請求項第2項において、前記低周波数成分の比か
    ら光位相変調指数を検出し、予めデータテーブルに記載
    された補正係数に基づいて、前記変調指数の変動を補正
    することを特徴とする干渉センサ。 13、干渉光を光電変換して得られた干渉信号を、前記
    干渉信号の周波数帯域よりも低いサンプリング周波数で
    サンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリン
    グにより前記干渉信号に対応した低周波の周波数成分を
    抽出し、前記抽出した信号に基づき前記干渉光の光位相
    差を演算により検出する演算処理回路を1つの基板上に
    形成したことを特徴とする干渉センサ用信号処理LSI
    。 14、光ファイバを用いた干渉センサの干渉光を、光電
    変換して得られた干渉信号から所望の物理量を検出する
    干渉センサの信号処理回路において、 前記干渉信号を、前記干渉信号より低周波数のサンプリ
    ング周期でサンプリングするための時間信号を生成する
    するタイマ手段と、前記サンプリング時間信号に基づい
    てサンプリングを行なうサンプリング手段と、前記サン
    プリング信号中に含まれる干渉信号の基本周波数成分に
    対応した低周波数の信号成分を抽出し、前記抽出した周
    波数から干渉信号の位相差を求め、前記位相差から所望
    の物理量を求める演算手段を有することを特徴とする干
    渉センサの信号処理回路。 15、線スペクトル成分からなる高周波数の信号を処理
    する信号処理方法において、前記信号に含まれる最小周
    波数より低い周波数で、前記信号をサンプリングするこ
    とにより、前記高周波数の線スペクトル成分を低周波数
    領域に変換することを特徴とする信号処理方法。 16、物理量に対応した光位相差をもつ干渉光を光位相
    変調器により調整した後、光電変換し位相差を検出し、
    前記検出結果から前記物理量を求める干渉センサによる
    物理量検出方法において、前記光電変換して得られた干
    渉信号を、前記干渉信号の周波数帯域よりも低いサンプ
    リング周波数でサンプリングし、前記サンプリング結果
    をA/D変換し、前記デジタル信号から前記干渉光に対
    応した低周波の周波数成分を抽出し、前記抽出した低周
    波数成分から前記干渉光の光位相差を検出することを特
    徴とする物理量検出方法。 17、車両の車体部分に前後方向、左右方向、上下方向
    の変動を測定するため、それぞれの方向に対応して設置
    された干渉センサと、前記干渉センサの出力信号に基づ
    いて車両のブレーキ、やサスペンションを制御する車両
    制御システムにおいて、前記干渉センサは干渉信号の周
    波数帯域よりも低いサンプリング周波数でサンプリング
    し、デジタル演算処理にて角速度を検出することを特徴
    とする車両制御システム。
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